January 16, 2014

UTMBの準備についてアドバイス

昨日はUTMBの当選発表でした。
当選して喜んだ人、残念ながら落選した人もいることでしょう。

落選した人は来年に当選確率が高くなります。
それでも落選したならば、自動的に翌々年に抽選無しで参加となります。
そのためには参加資格の7ポイントを毎年獲得しておく必要がありますが、UTMBを目指しているのであれば、それぐらいは問題ないでしょう。

さて、私は初めての応募でいきなり当選して、去年行ってきました。
詳細については過去のブログをご覧下さい。

テレマーカーのUTMB参戦記 PART1PART2

当選された皆さんは、これから宿や航空券を予約しなければならないわけですが、私が去年どのように予約したか、簡単にここに書いておきます。
皆さんの参考になれば幸いです。

【シャモニでの宿泊について】

まず行わなければならないのが、シャモニでの宿泊場所の予約です。
シャモニの街中にある立地条件の良いホテルは、当選発表のあった1月の末にはほとんどが満室になってしまいます。

私の場合は、妻子も一緒の計3人で行く予定でしたので、当選発表から1週間後に、Booking.comでトリプルの部屋を見つけて予約しました。

予約したのは、Pointe Isabelleというホテル。
6泊して、3人で1005.6ユーロ(朝食代含まず)でしたので、シャモニの中では安い方だと思います。
オーナーが元在日韓国人ということで、いざという時は日本語で対応してくれるようです。
おまけに日本語放送が観られます。
あまちゃんをオンタイムで観ることができました。
朝食は1人12ユーロで、ハムやパンが美味しかったです。

UTMBのホームページでもオフィシャルなホテルをいくつか紹介していますが、すでに満室であれば、Booking.comで探すのがよいと思います。

【航空券について】

航空券は、そう焦って早く取らなくても大丈夫と思います。

シャモニに一番近い空港は、スイスのジュネーブ(GVA)になります。
日本からジュネーブまでの直行便はたぶん無いと思いますので、途中で他の経由地を経ることになります。

いろいろな航空会社が考えられますが、私が選んだのはフィンランド航空でした。
理由は、最も金額が安くて、ジュネーブへの到着時間もちょうど良かったからです。

5月末にフィンエアのホームページから直接購入して、1人126,050円でした。
安いエコノミーは結構料金が流動的で、1ヶ月前に調べたときよりもなぜか3万円ほど安く購入できてラッキーでした。
旅行会社やJALのホームページでも見積ったりもしましたが、フィンエアのweb購入が最も安かったです。
ただし、この航空券はJALのポイントにはできないことを後で知りました。

経路は、関西空港(KIX)→ヘルシンキ・ヴァンダー空港(HEL)→ジュネーブ空港(GVA)で、関西空港を8月27日の10:45発で、その日の18:10にジュネーブ空港に到着しました。
ちなみにUTMBのスタートは8月30日でした。
帰りはヘルシンキでストップオーバーして、ヘルシンキ観光やフィンランド人の友人宅を訪ねたりしました。

なお、ジュネーブからシャモニまでは、Official TransportであるMountain Drop Offsの送迎を予約すれば、直接ホテルまで送迎してもらえます。
帰りもホテルまで迎えに来てくれます。
ただし、私たちは往きはその会社を使わず、のんびりジュネーブで1泊してから、他の会社のバスを使ってシャモニ入りしました。

以上、UTMBに参加される皆さんの参考になれば幸いです。
応援しております!

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November 15, 2013

RUN+TRAIL Vol.6はUTMB特集

トレイルランニングの専門誌「RUN+TRAIL」の最新号は、私も参加したUTMB特集です。

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しっかり私のゴールシーンも掲載されていました。

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これからUTMBに参加しようというランナーにとっては、大変参考になると思います。

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September 16, 2013

フィンランドの旅2:パリッカラParikkala

パリッカラParikkalaはヘルシンキから北東に直線距離で250kmほどのところにある町で、ロシアとの国境がすぐです。ヘルシンキからは鉄道で3時間15分ほどです。パリッカラは日本のガイドブックにはまったく触れられていないのですが、湖と森林が美しいところでした。このブログがパリッカラの紹介になれば幸いです。

ヘルシンキで2泊した後は、パリッカラへ鉄道で移動します。ヘルシンキ中央駅です。

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列車内にはパソコン用の電源があり、WiFiも使えます。パリッカラ駅には友人の奥さんであるMirjaが迎えに来てくれていました。実は、肝心の友人はウガンダに行っていて留守という変な状況なのでした。彼らは14年ほど前に日本で半年ほど過ごしており、その時から家族ぐるみの付き合いが続いていることもあり、こんなようになりました。

家には次女のMariが待っていました。すぐにキノコのスープをご馳走になりました。なかなかの美味です。

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それから近所を散歩。時刻は19時ですが、サマータイムおよび緯度が高いこともあり、まだ明るいです。トレランによさそうなトレイルです。

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きのこがいろいろと生えていました。

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リンゴンベリーです。ブルーベリーも自生しています。

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こんなものも。

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湖の景色は素晴らしいです。

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ヤナギとハムシ。これは私の仕事関係です。

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ハマナスもありました。ハマナスの実は種が多いですが、食べられます。

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帰宅したら、サウナに入ってから、ちょっと遅いディナー。フィンランドの家庭にはだいたいサウナがあるんですね。

翌日はまる1日パリッカラ観光。まずは収穫祭へ。

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tyrniというベリーです。

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おそらく淡水魚と思いますが、小魚を揚げたものを買って食べました。ハーブと塩で味付けされています。ちょっとしょっぱいですが、美味しいです。

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左からMirja、Mari、Mariの友人です。

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次は、Parikkala Sculture Parkという所に。ここにはVeijo Rönkkönen (1944–2010)という芸術家が50年かけて作ったアートがあります。実に不思議な感じがするアートです。

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下は1番最初に作ったアートだそうです。

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Veijo Rönkkönenの写真です。この場所はボランティアによって維持されているのだそうです。なので、少しばかりの寄付をしました。

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こんなアートもありました。

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この場所はロシア国境まで5kmほど。ロシア人ライダー達も観光で訪れていました。国境の真ん前まで車で行ってみました。

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その後は、Siikalahti Bird Lakeにバードウォッチングに。実はパリッカラのこの湖はバードウォッチングでは有名なそうです。ビジターセンターのような建物がありますが、人は常駐していません。

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建物の内部には湖で見られる鳥の解説があります。

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釧路湿原を思い浮かぶような湿原です。

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観察塔です。

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観察小屋もあります。

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自由に使える炉もあり、火を熾してソーセージを焼いて食べました。

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2晩目のディナーです。フィンランドの家庭料理をご馳走になりました。

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別れの朝です。2晩泊めていただいた家です。

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パリッカラの駅でMirjaとMariとお別れです。今度はもっと時間を取って来たいと思いました。

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その日のうちにヘルシンキから関空行きの飛行機に乗り、2週間ぶりに我が家へ戻りました。

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フィンランドは人も自然も好きな国です。

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September 15, 2013

フィンランドの旅1:ヘルシンキ

UTMBを完走した後は、すぐに帰国せずに、フィンランドを旅してきました。

今回利用した航空会社はフィンランド航空のため、ヘルシンキを経由します。そのため、ヘルシンキでストップオーバーが可能です。フィンランドには仕事関係の友人もおり、せっかくの機会ですので、その友人宅を訪ねることにしました。

まずは、友人宅を訪ねる前に観光したヘルシンキの画像をどうぞ。

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ジュネーブからヘルシンキに飛び立った飛行機から見えたモンブラン。

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ヘルシンキの町です。

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ホテルの場所がわからずウロウロしていたら、すぐに年輩の女性が声をかけてくれ、英語で丁寧に道を教えてくれました。フィンランドの人たちは親切です。

ヘルシンキで泊まったのは、Omena Hotel Helsinki Lönnrotinkatuというホテル。レセプションもなく、ホテルには従業員もいないようです。予約時に通知されたコード番号で部屋に入ります。ホテルについてのインフォメーションは、テレビをつけるとネットに接続されて表示されます。なにか問題があった時は、電話すれば対応してくれるとのこと。日本にはないタイプのホテルです。夕食はスーパーで買ってきた総菜で。サーモン、チキン、ベリー類と、現地の食材を楽しみました。

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翌日は、フィンランド航空のキャンペーンでもらったヘルシンキカードを使って市内観光。最初の使用から24時間は公共交通機関や博物館などの入場料が無料になります。

まず行ったのは、世界遺産である海上要塞スオメンリンナ島。マーケット広場からフェリーで向かいます。フェリーはヘルシンキカードで乗れます。15分ぐらいの船旅です。

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パンクな先生に連れられて遠足?

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スオメンリンナは当時フィンランドを統治していたスウェーデンの要塞として作られました。その後、ロシアのものになり、クリミア戦争のときは、英仏軍によって破壊されました。

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カモメの上にカモメ!

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島から見たヘルシンキ。

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スオメンリンナは4つの島からなり、橋でつながっています。

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ガンがたくさんいました。

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教会もあります。もとはロシア正教式の建物だったようです。

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マーケット広場に戻ってきました。

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昼食はマーケット広場で、フィッシュミックスを注文。魚とイカをオリーブオイルで揚げたもの。結構美味しかったです。

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ヘルシンキのシンボルである大聖堂!

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ヘルシンキ中央駅の前には装甲車が停まっていました。

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動物園にも行きました。入場料はヘルシンキカードで割引となります。

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だらけたヒグマ!

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これは野生のリスかな?

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そう珍しい動物はいませんでしたが、島全体が動物園になっていて、なかなかいい環境でした。

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September 11, 2013

テレマーカーのUTMB参戦記PART2(Courmayeur〜Chamonix)

テレマーカーのUTMB参戦記PART2(Courmayeur〜Chamonix)

Courmayeurの町からは、しばらくロードを登り、やがてトレイルに入る。このトレイルが結構な急登で、きついが、どんどん標高は上がっていく。一般トレッカーも結構いる。

CourmayeurからRefuge Bertoneまでの標高差800mを登り切ると、しばらくアップダウンがあまりない気持ちよいトレイルが続く。ただし、登りはまあまだ登れるし、下りは重力を使えるが、すでに80kmを走っている足には、フラットはフラットで走るのがきつい。

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このあたりではだいたいペースが同じメンバーが周囲を固めるようになり、同じ人たちと追いつ抜かれつとなる。基本的に登りは外国人の方が速く、どんどん抜かれていくが、彼らは下りは苦手らしく、抜き返すことができます。

抜き方ですが、基本的に外国人ランナー(主にフランス人?)は、背後に人がピタッとついても道を譲りません。彼らもそうしていますが、抜けるぐらいのスペースが横にできてから抜きます。いつまでもスペースができない場合は、一言言ってから抜きます。逆に、私の場合は、背後に付かれれば道を譲りますが、お礼も言わずに抜いていくランナー(主にフランス人?)が結構多いのには、ちょっと不愉快な気分になります。まあ、文化の違いもあるでしょうから、ここで不愉快になっても仕方がないところです。

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まるで北アルプスの高山帯を走っているようですが、ロバの糞が結構落ちているのが違うところです。

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イタリアの最後のチェックポイントであるArnuvaには家族が先回りして待っていました。ここは94.5km地点で、ようやく半分の距離を越えました。制限時間まで1時間半の貯金になりました。まあ、こんなペースで最後まで行ければよいのですが、もう少し貯金を増やして、大休止をするぐらいの余裕を持ちたいところです。次に家族に会えるのは、ゴールということで、休憩せずに先を急ぐことにします。

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Arnuvaからはコース上の最高地点である標高2537mのGrand Col Ferretへのきつい登りです。きついですが、景色は最高です。

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トレイル上には高山植物も咲いています。ゆっくり撮影したいところですが、そんな余裕はありません。

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Grand Col Ferretからはスイス領になります。ここからは登った以上の下りが続きます。太ももはすでにパンパンです。それでも下りはしっかり走り、La Foulyのチェックポイントでは、関門時間まで2時間の貯金ができていました。

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La FoulyからPraz de Fortまでは緩やかな下りとなります。

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Praz de Fortには特にエイドもなく、次のチェックポイントであるChampex-Lacへは標高差300mの登りとなる。途中で暗くなり、2晩目を迎える。

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Champex-Lacのチェックポイントは122.4km地点で、残りは45.3kmとなり、ようやくゴールが近づいてきているという実感がわきました。関門時間までの貯金は2時間15分ほどとなりましたが、まだこの先何が起こるかわかりません。このチェックポイントでもリタイアする選手が結構いました。ペンネやパンなど食糧と飲物をしっかり取り、シャモニまでの3つのピーク越えに備えます。Champex-Lacは湖のほとりにあり、昼だったら、さぞかし綺麗な所だと思います。

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2晩目の夜間走行はやはり試練の場でした。2つ目のピーク越えでは猛烈な睡魔に襲われました。眠りながら進む感じなので、ペースはかなり落ちました。なんとかCatogneのピークは越えたものの、下りは眠気で走れず、1回転けました。おまけに幻覚まで見る始末。岩や木などが人に見えたりしました。それでもなんとか気力だけで進みました。

Vallorcineのチェックポイントに着く前に夜が明けました。関門時間までの貯金は2時間ほどで、意外と貯金が減っていないことにホッとしました。ここからはいよいよ最後のピーク越えとなります。

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3日目も天気がよいです。最後のピークであるLa Tete Aux Ventsまでは標高差800mです。コーヒーをガバ飲みしたこともあり、眠気はなくなっていました。Cos des Montesまでは沢沿いの緩やかな登り。沢があると渓流釣り師の本能というか、つい魚影をチェックしてしまいます。結構、魚がいます。マスでしょうが、40cm以上のものもいます。竿を出せば、きっと入れ食いでしょうね。

Cos des Montesからは急な登りが始まります。時間は十分にあるので、焦らずに登ります。やはり登りは外国人に抜かれていきます。これだけの距離を走っていても、これだけ軽やかに登れるのは凄いと思います。日本人とは体の構造が違うような気がします。

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最後のピークに登るとモンブランが目に飛び込んできました。最高の景色が広がります。

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眼下にはシャモニの町です。ついに帰ってきました。

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ピークでは日本人ランナーが7人ほど集結。お猿さんのコスプレの有名人は取材を受けていました。

最後のチェックポイントであるLa Flegereで、気合いを入れます。後は下りだけ。十分に完走できそうです。

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シャモニの町を目指して、ラストスパートです。足はパンパンですが、ラストスパートができる余力は残っています。先行している選手をどんどんと追い抜き、ついにシャモニの町に入りました。沿道の声援が凄いです。この時だけは私もヒーローになった気がします。

ゴール手間では妻子が待っていました。一緒にゴールを目指します。かみさんは私のスピードに付いて来れないので、娘と一緒に走る。

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ついに完走しました。ゴールのシーンはインターネットでライブ中継されていて、なんと日本にいる友人が見ていたそうです。

現地時間12:07にゴール。記録は43時間36分59秒で、1226位でした。制限時間まで残り2時間23分でした。完走者だけがもらえるフィニッシャーズベストとともに記念撮影。

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ホテルに戻り、シャワーを浴びて、きれいな体になってから乾杯!

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缶ビール2本で眠りに落ちてしまいました。夕方にいったん目が覚めましたが、外食するパワーはなく、目の前のスーパーで買ってきた食材とお酒で、妻子にあらためて祝賀会をしていただきました。

決して速くはない、平均的なランナー。冬はテレマークスキーでのバックカントリースキーがメイン。そんなランナーでも、UTMBを完走できました。

一般ランナーにとってUTMB完走は決して夢ではありません。皆さんもぜひ挑戦してみて下さい!

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September 10, 2013

テレマーカーのUTMB参戦記PART1(Chamonix〜Courmayeur)

UTMBとはULTRA-TRAIL DU MONT-BLANCの略。フランスのシャモニを起点にモンブランの周囲をグルッとまわる総距離168km、累積標高差9618mのトレイルを、46時間以内に走破するというトレイルランニングレースの最高峰とも言える過酷なレースです。日本人選手では、2009年大会で鏑木毅選手が記録した3位が最高順位です。

バックカントリースキーのトレーニングとして3年前に始めたトレイルランニング。初めてレースに参加したのが、2010年10月の滋賀県朽木での20kmのレースでした。その翌年の2011年にはハセツネに参加。去年はオックスファムトレイルウォーカーと信越五岳で100km以上のレースも経験。成績は平均的でしたが、UTMB参加のためのポイントがたまったので、応募してみたら、なんと1年目に抽選に通ってしまいました。

慌ただしかったのですが、なんとか準備も間に合い、無事、シャモニの地を踏み、完走することができました。決して速くはない、平均的なランナーです。平均的なランナーならば、UTMB完走は決して夢ではありません。その私の完走記を参考に、皆さんもぜひ挑戦してみて下さい。

なお、UTMB参加選手の記録は以下のURLで検索することができます。

http://utmb.livetrail.net

私の順位がレース後半になるほど、だんだんと上がってきているのは、次々とリタイア者が出たからだと思います。完走率は例年50%ほどです。決して後半に飛ばしたわけではありません。

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テレマーカーのUTMB参戦記PART1(Chamonix〜Courmayeur)

UTMB当日の朝は見事な快晴で、シャモニも町からはモンブランがくっきりと見えていました。

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スタートは16時半なので、それまでのんびりと過ごす。スタート時間ぐらい前にドロップポイントのクールマイヨールに運んでもらう荷物を預けてから、スタート地点に向かいました。

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エントリー人数はおそらく2300人以上。スタート地点は選手たちでごった返していました。

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スタートしましたが、後部にいるので、なかなか進みません。町全体がお祭りモードで、沿道の建物からも声援が。

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しばらく進むとようやく走れるようになりました。100kmまでは控えめに行く予定でしたが、皆さんしっかり走っているので、私も周囲のスピードに付いて行くことにします。結構、日本人選手もいます。

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Les Houchesまではほぼ平坦でしたが、そこからはスキー場の登りになり、本格的なアップダウンが始まります。迷わず、ストックを使います。

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登りは走らず、下りだけ走ります。まだまだ始まったばかり、なによりも完走することが第一なので、体力温存策で行きます。途中に、日本人ボランティアが設けているエイドがあり、日本人選手にはおにぎりがもらえます。有り難いです。今回の私の行動食には秘密兵器としてアルファ米の赤飯があります。日本人はやはりご飯もので元気が出ますね。

スキー場を登り切って、下った所がSaint-Gervaisで、ここまでで3時間半が経過しましたが、まだ30.7km地点にしか過ぎません。気長に臨むしかありません。

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Saint-Gervaisを過ぎて、トレイルに入ると、日が暮れました。1晩目の夜間走行の始まりです。最初の関門であるLes Contaminesでは、制限時間まで30分しかなく、結構焦りました。

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エイドでの休憩時間は少なめにし、少しスピードアップすることにします。ここからは関門到着時間と制限時間との差を貯金として、それを少しずつ増やしていくことを目指しました。

Les ContaminesからイタリアのCourmayeurまでは標高2500前後のピークを3つ越えます。なかなかきついところでもあり、さすがに夜は結構冷えます。

1つめのピークを越えた後のLes Chapieuxからが、えらく眠くなってしまいました。2つめのピークへは眠りながら登っているような感じで、下りも同様な状態。

Lac Combalで夜が明けました。ここで関門時間までの余裕は1時間ちょっと。途中のLa Balmeでは1時間半の余裕ができていたのに、やはりペースダウンしていました。ここのエイドでは眠気覚ましにコーヒーを多めに飲みました。時間的にまだ余裕があるとは言えないので、先を急ぎます。

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下の写真は、まるで槍ヶ岳のように見えますが、イタリア側から見たモンブランに続く岩尾根の一部です。明るくなってきたのとコーヒーの効果もあり、この後はシャキッと復活して、ペースが戻りました。

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標高2409mの3つめのピークであるArete du Mont-Favreのチェックポイント。山頂部のチェックポイントはテントです。

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2日目も天気がよく、ヤナギランの咲く気持ちよいトレイルです。

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Col Checrouitのエイドで食べたハムは大変美味しかった。後は、ドロップポイントであるCourmayeurまで下るだけです。

コース全般的に言えることですが、グンと登ったら、同じだけグンと下る。また、急登を登り切ってようやくピークだと思ったら、まだまだ緩斜面がしばらく続くことも頻繁に。実に足へのダメージを大きくするコースです。森林限界以上のトレイルは、まるで北アルプスを走っているような感じで、トレイルは岩や石で硬めのところが多いですが、北アルプスと同様に高山植物が出迎えてくれます。ただ、ロバや牛などの家畜の糞が多いのは閉口します。

Courmayeurには家族が応援に来てくれていました。大会が運行するバスで、家族やサポーターは先回りすることができます。ここでドロップバッグから必要な装備を取り出し、不要な装備を預けます。ヘッドライトの電池を交換し、追加の行動食を詰め込む。Courmayeurの町はイタリアなので、雰囲気が明るく、フランスとはだいぶ異なる感じがしました。

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エイドで提供される食べ物はパンやパスタなどそれなりにお腹にたまるものなので、そんなに行動食を持つ必要はありません。私が自分で持った食糧で食べたのは、アルファー米の赤飯、ジェル4袋、アミノバイタルプロのゼリー4袋、ベスパプロ2袋、チョコレート半切れ程度でした。持っていたジェルの半分以上は残ってしまいました。飲物は、水、炭酸水、コーラ、スープ、コーヒー、紅茶が提供されます。コーラばかり飲んでいたので、お腹にガスが溜まり、おならが出まくりで困りましたが、結構、周りでおならをしているのを聞きましたので、私も遠慮無くすることにしました。

用足しですが、男性はトレイルの途中で、結構立ちションしていました。驚いたことに女性もトレイル上で用を足しているのを何度か目撃しました。一応、影に隠れてですが、完全に隠れきっていない場合も。基本的にトレイル上には家畜の糞が結構あり、そんなこともあり、人が外で用を足すことも家畜と同様な扱いのような感じがしました。

Courmayeur到着時点で、スタートから17時間ほど。関門時間までの余裕が1時間半でしたが、30分ほどいたので、貯金が元に戻ってしまいました。いよいよ後半戦に突入です。

テレマーカーのUTMB参戦記PART2(Courmayeur〜Chamonix)に続く

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September 03, 2013

UTMB完走!(速報)

UTMB、なんとか完走しました!

記録は43時間36分59秒、総合1226位でした。

詳細については、また後日アップします。

フィニッシャーベストをもらいました。

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August 30, 2013

エギーユ・デュ・ミディへ:UTMB前日

UTMBの前日は、 朝からきれいにモンブランが見えていました。

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私たちが泊まったホテルPointe Isabelleは日本語放送を観ることができ、朝8時にあまちゃんを観ました。

しっかり朝食。パン、ハム、チーズがおいしい。

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4kmほどの軽めのランをしてから、妻子とエギーユ・デュ・ミディにロープウェイで登って来ました。ホテルからロープウェイ乗り場までは歩いて10分ほど。

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チケットはクレジットカードで購入できます。30分ほどの待ち時間でロープウェイに乗れました。

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シャモニの標高が1000mほどで山頂は3842mと、一気に2800mも上がるので、高山病に注意です。
中間駅からのモンブラン。

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山頂行きに乗り換えます。

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山頂駅からはトンネルの中を歩いて、山頂の展望台に上がるエレベーターに乗り込む。このエレベーターも順番待ちでした。

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標高3842mの展望台です。富士山よりも高い。

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モンブランは見事です。右側の尾根が私が17年前に登ったグーテ小屋からのルートです。

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ヨーロッパ三大北壁の1つグランドジョラス北壁。

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クライミングができそうな岩山。

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クライミング中のソロのクライマーがいました。

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雪稜を歩く登山者もいました。今回はUTMB参加のためですが、ピークへの登山もしたくなってしまいます。

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眼下にはシャモニの谷。

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ちなみに、エギーユ・デュ・ミディの山頂部はこんな感じです。

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下山してからは、UTMBの受付へ。

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CCCの受付とも重なっていたので、ずらりと受付待ちの選手達が並んでいて、結構待たされました。

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受付会場はこんな感じ。

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レギュレーションは携帯とジャケットのチェックのみで、ドーピング検査はされませんでした。

注意点は、安全ピンが最初から受け取る袋に入っていないこと。自分でテーブルの上から取って行くようになっている。それを知らず、ホテルにいったん戻ってしまいました。

さて、いよいよ3日にわたる長い旅がスタートします。

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August 29, 2013

17年ぶりにシャモニ入り!

UTMBのスタートを8月30日に控え、ついにシャモニ入りしました。

シャモニの町は実に17年ぶりです。17年前は単独でモンブランを登頂しました(モンブラン登頂の記録)。そのときはまだUTMBというイベントはやっておらず、実に静かな町という印象でした。

ところが、今のシャモニの町は、その当時とはかなり変わっていて驚きました。UTMBの最中ということもありますが、実に賑やかです。明らかにトレイルランナーとわかる人たちが多数歩いていたり、一杯やったりしています。

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お店もだいぶ変わりました。マックやサブウェイ、登山用品ブランドの直営店は18年前はありませんでした。登山具店のスネルスポーツは当時からありますが、今はかなり賑わっている感じです。

いよいよ明後日の夕方にここをスタートします。

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168kmの道のりは私にとって未知の世界ですが、記録を気にせず、40時間ぐらいかけて楽しんで完走しようと思います。

アルプスの山々や氷河を見て気持ちが高まってきました。下の写真はポソン氷河です。

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スタートが楽しみです。

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August 21, 2013

黒部源流域で高地トレ

UTMBまでいよいよ2週間前のお盆休み。4日間の休みがあったので、どんなトレーニングをすべきか迷いましたが、高地トレをすることにしました。標高の高いところにベースを張り、周囲を走ってくるというもの。

そのベースに選んだのは、双六小屋のテントサイト。標高は2600mで、十分な広さのテントサイトもあり、水場もあって、生ビールも飲める。ベースとするにはもって来いのところです。

ここをベースに黒部源流域をあちこち走ったかというと、実際には、あまりハードな事はせずに、普通の登山をしてきました。

4日間とも天気には恵まれましたが、2日目の晩に飲み過ぎてお腹を壊してしまい、3日目は小屋に立ち寄るごとにトイレに入りまくるというちょっとアホなトレーニングとなってしまいました。

まあ、それでも、地元の低山でのトレランよりかは、多少はよいトレーニングになったのではないかと思うのですが...

以下、その概要です。

【山域】黒部源流
【場所】岐阜県・富山県

【日時】2013年8月15日(木)〜18日(日)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 8/15 晴れのち曇り、8/16 晴れ、8/17 晴れ、8/18 曇り時々晴れ
【コースタイム】
8/15 鍋平駐車場5:14〜新穂高バスターミナル6:11〜わさび平7:33〜鏡平10:28〜双六小屋テントサイト12:30
8/16 双六小屋テントサイト7:20〜三俣山荘9:02〜鷲羽岳10:07-53〜三俣山荘11:29〜三俣蓮華岳12:08〜双六岳12:52〜双六小屋13:37
8/17 双六小屋テントサイト5:33〜三俣山荘7:23-42〜黒部源流8:05〜雲ノ平9:00〜祖父岳9:31-47〜岩苔乗越10:13〜ワリモ岳10:38〜鷲羽岳11:04-32〜三俣山荘12:10-18〜双六小屋テントサイト14:18
8/18 双六小屋テントサイト5:28〜鏡平6:37〜わさび平8:20〜新穂高バスターミナル9:21〜鍋平駐車場10:10

ベースとしたテントです。快適さを求めて2人用を上げました。

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2回も登った鷲羽岳です。

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1回目(2日目)の鷲羽岳山頂です。

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先週に西鎌尾根から登った槍ヶ岳がくっきり見えていました。

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黒部源流と雲ノ平方面です。このあたりの斜面はどこでも滑走できそうです。

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2日目は三俣蓮華岳と双六岳にも登りました。5月のオートルート縦走の復習ですな。

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ベースに戻ったら生ビールです!

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3日目は黒部川源流から雲ノ平へ向かいましたが、黒部川源流の碑です。

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黒部川源流はこんな感じ。

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雲ノ平です。

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祖父岳山頂。

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祖父岳山頂ではライチョウの親子が迎えてくれました。

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いよいよ8月27日に日本を出国し、シャモニに向かいます。UTMBのスタートは8月30日。あとは、翌日に疲れを残さない程度の軽めのトレーニングで調整していきます。

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