June 12, 2026

北アルプスの渓での釣り場開拓は増水で敗退

関西から信州に移住した山友を訪ね、4日間ほど松本と安曇野を散策してきた。3日目までの内容については、このブログの前の記事にアップしている。

最終日の4日目は、釣り場開拓として北アルプスの渓に入ることにした。今季初のイワナはワンゲル部山小屋周辺での山菜採りついでに釣っているが、本気釣りは今季初である。はたしてアウェイの初めての渓で釣れるだろうか。安曇野滞在中に梅雨入りしたこともあり、当初の天気予報より雨が降る確率が高くなってしまい、前夜は一晩中しっかりした雨が降り続いた。そうなると増水が心配である。

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現場に着くと、流れは濁っていなかったので、いけるかなと思ったが、そう甘くはなかった。増水によって白泡だらけになった流れは速すぎる。

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流れが緩い所をテンカラで狙うが、危なすぎて徒渉もでず前進さえできなかった。

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支流にも入ってみた。こちらはまだマシだったが、結局、魚の顔は拝めずだった。イワナも増水時は流されないようにするのに必死で、とても餌を追う状況ではなかったのかもしれない。

今季初の本気釣りは敗退で始まった。北アルプスの渓だけあり、渓相はよかったのだが、平水時に来たら、はたしてリベンジできるのだろうか。

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May 12, 2026

ワンゲル部山小屋にて山菜講習

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今年のゴールデンウィークが終わったが、平日をわずか2日挟むともう週末である。この週末は、顧問をしているワンダーフォーゲル部が奥美濃に所有する山小屋に2ヶ月ぶりに行ってきた。目的は山菜採りだが、この機会に山小屋の恵まれた環境をワンゲル部員にも教えてやりたいということで、現役部員に山菜講習を行うことにした。山から食糧を得ることは、緊急時にも役に立つことである。

今春の山小屋周辺は雪融けが早かったこともあり、植物のフエノロジーは1週間以上早く進んでいる。山菜も例年ならば、コシアブラやタラは旬の時期だが、すでに育ちすぎたものばかり。ちなみに雪融けの遅かった昨年は例年より1週間は遅く、コシアブラやタラは芽吹き始めたばかりだった。

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育ちすぎたタラ。

Koshabura

コシアブラも育ちすぎのものが目立った。それでも採り頃のものをなんとかゲットすることはできた。

Kogomi

コゴミ(クサソテツ)も同様に大多数が葉が広がってしまっていた。かろうじてわずかにまだ葉が巻いた状態のものがあった。

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ウドはまだ出てきたばかりが多数で、ちょうどよいサイズのものであった。

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リョウブ。

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ハンゴウソウ。

Harigiri

気になるのはやはり侵入者。すでに芽が取られたものが目立つ。小屋の正面にあるハリギリの芽まで取られていた。山小屋の防犯のためにも、関係者以外立入禁止の立札の設置を考えるべきか。

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山小屋の周辺には小沢がいくつか流れているが、そこにはイワナが生息している。藪沢なので、テンカラ竿を振れる場所は限られるが、同じ場所で2匹釣り上げることができた。今シーズンの初釣果である。

Tenpura

採った山菜はさっそく夕食にて天ぷらにした。天ぷら料理の経験のないワンゲル部員に揚げさせたので、あまりカラッとしていない天ぷらとなったり、揚げすぎて焦げたりして、決して美味しいとは言えなかったが、今季2回目の旬の味を味わった。

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リョウブの若葉はリョウブ飯とした。もう少し塩を加えた方がよかったかもしれないが、春の味わいであった。

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翌日の朝食は山菜天ぷら蕎麦であった。若者は朝から天ぷらでも問題はないそうで、年寄り的にはウッとなりそうであったが、それなりに美味しかった。

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2日目は、前日に地図読みが怪しいことが発覚した現役部員に山小屋周辺のトレイルを使って地図読み練習をさせた。電子機器は故障することがあるので、そのような緊急時に備えて、普段からスマホの電子地図やGPS端末に頼らずに、紙地図とコンパスだけでしっかりナビゲーションができないといけない。

天気に恵まれ、まったりと過ごせた2日間であった。

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April 04, 2026

大町山岳博物館:白馬への移動途中にて

蓮華温泉への入山前日は、寄り道をしながらのんびりと白馬へ移動した。

咋今はガソリン代が高く、高速代も高い。円安に加えて、イランとアメリカ・イスラエルとの戦争まで始まり、ガソリン代の高騰が止まらない。公共交通機関を利用するという手もあるが、遠方の山に行くには時間的に効率が悪く、スキーなどの重荷を運びにくい。できる限り交通費は安くしたいところだが、手段は高速代をケチるしかない。しかしながら全て下道利用だと、大都市の移動は渋滞が多く効率が悪い。そのため渋滞しやすい区間のみうまく高速道路利用で、できる限り効率よく安く行けないかを模索している。今のところ、大阪の堺から信州方面へは2つの行き方を見つけている。1つは北回りで、近畿道から名神の京都東ICまでは高速利用で、湖西道路で敦賀に出て、あとはひたすら糸魚川まで国道8号を移動し、糸魚川からは国道148号を南下する。もう1つは南回りで、西名阪から無料の名阪国道利用を経由し、東名阪・名二環を通り、勝川ICまで高速利用で、あとはひたすら松本まで旧中山道である国道19号を移動し、松本からは国道147号・148号を北上する。高速料金は休日割や深夜割があると多少料金は変わるが、前者が2,000円ちょっと、後者が3,000円ちょっととなる。

今回は初日に余力があれば乗鞍岳へBCスキーに行く予定にしていたため、乗鞍高原に距離的に近い南回りとした。しかしながら前夜遅くに木曽福島の道の駅まで移動し車中泊したまではよかったが、朝に起きられず、初日はのんびり移動だけになったという顛末であった。徹夜移動で寝不足でも山を登った若い時の気力は今は維持されていない。

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道の駅木曽福島からの木曽御嶽山の眺め。十分に滑れそうだが、御嶽スキー場がこの週末でクローズしたため、アクセスが不便である。おんたけロープウェイがゴールデンウィークから営業を開始するが、その時まで雪が残っているかである。あとは中ノ湯までの林道がいつ通れるようになるかである。

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道の駅日義木曽駒高原からの中央アルプスの眺め。木曽駒ヶ岳の千畳敷周辺ならばゴールデンウィークまでは滑れるだろう。

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池田町までやってきた。長野県では人気のスーパーマーケットTSURUYAで入山前の買い出しを行った。

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久しぶりに市立大町山岳博物館を見学することにした。前回は娘がまだ小学生だったので、おそらく15年ぶりぐらいになるだろうか。観覧料金は大人450円だが、モンベル会員は50円引きとなる。

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観覧はまずエレベーターで3階に上って、上の階から下の階へという順序になる。3階では「大町のプロフィール」が紹介されている。

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3階の大きな窓から北アルプス後立山連峰の展望が楽しめる。大町市内に位置する標高2,400m以上の山岳38座のうち30座の山岳の概要、残雪模様の雪形や大町市周辺に伝わる民話についても紹介されていた。

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2階に下りると、「水の惑星 地球46億年の生い立ち」について紹介されている。自分の専門にも近く、授業の教材にもなりそうである。

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シアノバクテリアの化石であるストロマトライトが展示されていた。シアノバクテリアは最初の光合成生物である。地球の大気には最初は酸素はなかったが、シアノバクテリアの出現により、大気中に酸素が蓄積したことで、その後の酸素呼吸生物の進化につながる。酸素呼吸で大量のエネルギーを使えるようになった生物は、その後、活動性と大型化を進化させることになる。

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「日本列島の生い立ち」についても紹介されている。大町が糸魚川−静岡構造線上に位置することから、フォッサマグナ(大地溝帯)について解説されている。今更ながら恥ずかしいことではあるが、フォッサマグナと構造線は異なる意味であることを知った。フォッサマグナは日本列島が大陸から分離した時にできた台地の裂け目(地溝)のことであり、糸魚川糸魚川−静岡構造線と柏崎−千葉構造線に挟まれた範囲と広がりを持つのに対して、構造線は地層群同士または地塊同士の境界、つまり地体構造の境界を成す線である。フォッサマグナには、新生代新第三紀以降に広がった海に堆積した地層や、激しい海底火山活動による火山岩や深成岩などが広く分布し、地殻変動のために犬規模な褶構造が見られるなど他の地域とは異なる特徴がある。

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場所柄、日本の氷河についても紹介されていた。

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大町市の市街地から高山に至るまでの多様な環境にすむ生物についても紹介されている。

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山岳博物館でのカモシカの飼育は「岳子」から始まったとのことで、剥製が展示されていた。

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場所柄もあり、この博物館のウリはライチョウの展示である。

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1階では「北アルプスと人とのかかわり」について紹介されている。私も愛好しているイワナ釣りについても触れられていて、当時の毛鉤などテンカラ釣りの道具が展示されていた。

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博物館の屋外には付属園があり、周辺や山岳地帯でみられる動物や植物が飼育・栽培されている。

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日本のライチョウに最も近縁なスバールバルライチョウ。ツンドラ気候の北極圏に生息している。

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国産のライチョウも保護・研究を目的に飼育されている。

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トビを飼育しているのは珍しい。怪我などで保護されたらしい。

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国産のフクロウ。1996年に巣から落ちたところを保護され、今年で30歳になるおじいちゃんフクロウ。老化による白内障が進行しているとのこと。

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自分の尻尾を追いかけ回すタヌキ。

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周辺ではフキノトウが咲いていた。

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気温が高い日だったこともあり、キチョウが舞っていた。キチョウは成虫越冬である。

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近くには鷹狩山があり、ハイキングコースが整備されているらしい。車でも行けるらしいが、機会があれば登ってみたい。久しぶりの山岳博物館の見学は充実した時間であった。

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白馬に着くと、タカのペアとカラスがバトルしていた。カラスより大きいのでクマタカだろうか。写真ではわからないが、トビではなさそうだった。

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夕食は虹屋丼丸白馬店で海鮮丼を購入しようと行ってみると、店のドアには冬季は別の場所で営業しているとの案内があった。すぐに車で移転先に移動して無事購入。4月からはまた元の店舗にて営業するとのこと。やはり海鮮には日本酒が合う。前夜は睡眠時間が短かったこともあり、翌日の蓮華温泉へのBCスキーに備えて早めの就寝となった。

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October 04, 2025

2025年シーズンテンカラ釣り竿納め

2025年シーズンのテンカラ釣り竿納めは、ワンゲル部山小屋ベースでの秋分の日沢行のはずだった。

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この時は、今シーズン初のA谷の源流部へ。

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A谷は裏切らず、軽くツ抜けで、尺イワナが2本出た。上の写真は最初の尺イワナ32cmである。

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2匹目の尺イワナ。これも30cm少しぐらい。口に傷があるので、一度釣られた経験があるようだ。

この2匹の尺イワナの取り込み中に興味深いことがあった。走り回る尺イワナを数匹の他のイワナが追いかけてくる。人がいるのに気にせずで、自分より大型の尺イワナに明らかに攻撃してくる感じ。かかった尺イワナが弱った魚に見えるのかルアー効果になっていたと思われる。魚影の濃い淵だったからだろう。

この釣行で気持ちよくシーズン納竿となるはずだったが...

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急遽、なか3日で、9月最後の週末に再び山小屋へ行くことになった。先冬の大雪で山小屋に損傷があり、業者による修理作業が急遽、週末に入った。その立ち会いが必要なのだが、急なため、車を出せるワンゲル部OBOGがおらず、私が車を出すことにしたからである。この立ち会いは1人でよいため、OBに任せて、私は沢に行くことにした。ついでにワンゲル部員にも声をかければ、彼らの沢登りやテンカラ釣りの練習にもなる。ただし、渓流釣りの方は禁漁前最後の週末ということもあり、釣り人との競合は激しそうである。そこは早朝出発で源流部に行くか、山小屋周辺の藪沢しかない。

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そこで1日目はB谷の源流部へ行くことにした。幸いなことに、他の釣り人との競合なしに、今シーズン最後の釣果を上げることができた。

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渇水で厳しいと思われたが、気温と水温が下がり、イワナには適温になったのか、軽くツ抜けで、尺イワナが3本も出た。

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テンカラ釣り初心者のワンゲル部員2名もイワナを釣り上げた。今シーズン最後としては、なかなかよい釣果で締めくくることができた。

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これで納竿のつもりだったので、翌日はイワナのいない矢谷川にて沢登りとした。ところが、そのアプローチ途中の藪沢にてテンカラ毛鉤を落とすと、チビイワナが釣れてしまった。これが今シーズン最後のイワナとなった。

今シーズンは夏に渇水だったことが多く、渋い釣果だったことが多々あったが、シーズン最後にそれを相殺するよい釣果で締めくくることができた。来シーズンも期待したい。あと2ヶ月もすればスキーシーズンも始まる。それまでは体力作りとなるだろうか。

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September 12, 2025

渇水の白山麓でテンカラ釣り

奥美濃での山小屋ライフの後は、テンカラ釣り仲間との釣行のために白山麓へ移動した。白山麓でテンカラ釣りを行うのは、2年前のなべさんを偲ぶ会以来となる。

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白山麓にある瀬女コテージ村に宿泊した。

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テンカラ釣り師匠であるなべさんの弟子たちが石川県から集まった。師匠の思い出に浸りながらの宴となった。

翌朝は二日酔いであったので、遅め出発で白山麓の渓へ向かった。

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白山麓の渓も奥美濃と同様に酷い渇水であった。

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2年前はツ抜けした渓であったが、魚影があってもなかなか釣れない。渇水で流れが緩いと、イワナたちは毛鉤を見切ってしまう。

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渋い状態が長く続いたが、

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なんとかイワナの顔を見ることができた。

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あまりの渇水で上流部は伏流になり、ここで納竿となった。なんとか全員がイワナを釣ることができたが、渋い釣果であった。最近の気候変動は激しく、降らない時は降らないし、降る時は豪雨となり被害が出るほどである。もう一度ぐらいは釣りに行きたいが、禁漁までに水量が回復するだろうか。

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奥美濃にてスローライフ in ワンゲル部山小屋(2025年9月7日〜8日)

顧問をしているワンダーフォーゲル部が奥美濃に所有する山小屋に1ヶ月ぶりに行ってきた。前回は現役部員がお盆期間中に行った山小屋夏合宿への同行だったが、まだ盛夏という感じだったが、今回は9月の第2週ということもあり、すっかり秋の雰囲気が漂っていた。

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9月7日の夕方に入舎した。

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夕食はスーパーで買ってきた食材とアルコール類にて1人宴であった。いつもながら早寝早起きとなってしまう。

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翌日はパッとしない天気だった。天気が良ければ近くの渓にてテンカラ釣りを考えていたが、山小屋周辺は明らかな渇水状態で釣果は期待できない。雨も降り出したので、午前中はスローライフを決め込む。

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翌日の白山麓での釣行に備えてテンカラ毛鉤作りを行った。毛鉤の胴には自己融着テープを利用し、逆さ毛鉤と普通毛鉤を作った。

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雨が止んだので、最近購入したダイワのエキスパートテンカラLLと、これまで使っていたシマノの天平(旧モデル)の比較をしてみる。エキスパートテンカラの方がより胴調子で柔らかく、自重も重いので、天平と同じ感じでキャスティングすると、うまくラインが飛ばない。慣れではあるが、キャスティングを繰り返していると、うまくラインが飛ぶようになる。

山小屋周辺を散策し、動植物の観察も行った。

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ユウガギク

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ツリフネソウ

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ホタルブクロ
初夏から夏にかけて咲く花だが、遅咲きなのだろうか。

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シシウド

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キリギリス
関西では緑色タイプをよく見かけるが、ここは褐色タイプである。

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アキアカネ

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コバネイナゴ

正午前に山小屋を退舎し、次の目的地である白山麓へ向かう。

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以前から気になっていた白鳥のラーメン店「郡上豚骨ラーメン カンミナ 白鳥店」に寄ってみた。正統派の博多系豚骨ラーメンで美味しく、替え玉までいただいた。麺の硬さは好みで選べ、硬めを注文。替え玉はバリカタにした。

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福井方面への移動で、国道158号油坂峠道路を通行止め解除後に初めて走行した。通行止めの原因となった斜面崩壊はかなり酷く、仮設道路での通過だった。石徹白から大野に抜ける県道127号はいまだ通行止めが続いているが、今季中の開通は難しいかもしれない。

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August 28, 2025

奥美濃 尾上郷川 別山谷:ブナゴヤ谷下降・カラスノウシロ谷遡行 2日目

奥美濃 尾上郷川 別山谷:ブナゴヤ谷下降・カラスノウシロ谷遡行 2日目の記録です。天気やコースタイムなどの概要については1日目の記録をご覧ください。

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幕営地を6時45分ぐらいにスタートし、しばらくは本流を釣りをしながらのんびりと進んだが、すぐにカラスノウシロ谷出合だった。

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カラスノウシロ谷に入るといきなりの急登になる。

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最初の滝が現れて、

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連瀑となる。階段状の小滝が多いため、越えるのは容易であるが、疲労が溜まっていき体は重くなる。

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標高1490mまで登ると、正面に一ノ峰が見えた。

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斜度も緩やかになり、心拍数も落ち着く。

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しかし、滝は現れる。

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直登が難しそうな3m滝が現れる。

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3m滝は左の壁を登ったが、出だしが難しかった。トップが空荷で登って、後続をロープ確保した。

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ナメもあった。

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沢を樹冠が覆ってくるが、小滝はまだ現れる。

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クマ糞と獣臭ありで、周囲に注意しながら進む。

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3m滝と奥にさらに3m滝が現れる。この滝が最後の滝だった。最初の滝のみロープで確保しシャワーを浴びながら直登した。奥の滝は簡単だった。

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最後の標高差100mは激しいササ藪漕ぎとなった。

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1時間以上は藪を漕いだだろうか。登山道に飛び出した。一ノ峰と二ノ峰の間のコルに着いた。ここで沢装備を解除するが、沢靴と登攀具などを収容したザックは一気に重くなった。

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登山道上にはハクサンフウロが咲いていた。

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別山は雲の中だった。

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一ノ峰に到着する。

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正面には銚子ヶ峰。次は銚子ヶ峰を目指す。

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一ノ峰と二ノ峰のコルから1時間20分ほどで銚子ヶ峰に到着する。ここからは下りだけである。

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途中、母御石とブナゴヤ谷の下降地点を超える。神鳩避難小屋で一息入れてから、登山道の急下降に入る。

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急下降となるおたけり坂の上部に雨宿りの岩屋があるのだが、その道標がクマに囓られて斜めに倒されていた。なお登りでも確認済みである。

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おたけり坂の道標もクマにかなり囓られていた。以前はここまでは囓られていなかったと記憶している。クマは石油系の匂いや味が好きなため、ペンキに反応して囓ったと思われる。

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登山道の途中でもう1回休憩を取って、ようやく石徹白大杉まで下りてきた。

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石徹白登山口に下山した時にはヘロヘロ状態であった。

5年前に比べると、体力の衰えを痛感した沢行であった。お盆明けという時期、もしくは渇水が原因か、せっかく山越えして別山谷まで行っても、イワナはスレていた。3度目の別山谷はもうないと思われる。

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奥美濃 尾上郷川 別山谷:ブナゴヤ谷下降・カラスノウシロ谷遡行 1日目

石徹白登山口より神鳩避難小屋を経て、5年ぶりにブナゴヤ谷を下降して別山谷へ行ってきた。沢で1泊し、帰りはカラスノウシロ谷を遡行した。5年前に比べると体力の衰えを痛感した沢行だった。

【日程】2025年8月23日(土)〜24日(日)
【山域】奥美濃・白山
【渓谷名】庄川水系 尾上郷川 別山谷 ブナゴヤ谷・カラスノウシロ谷
【メンバー】どうちゃん、ばるちゃん、マメゾウムシ
【天候】8/23 曇り時々晴れ、8/24 曇り時々晴れ
【コー スタイム】
8/23 石徹白登山口6:11~石徹白大杉6:25〜おたけり坂取付7:50〜神鳩避難小屋8:32-9:06~1620mコル(ブナゴヤ谷下降取付)9:20〜20m大滝上10:57~ブナゴヤ谷1260m12:45-13:03~別山谷1120m13:53-14:04~(釣り)〜1180m幕営地16:48
8/24 幕営地6:44~カラスノウシロ谷出合7:09-18~最後の滝11:04〜一ノ峰と二ノ峰のコル1780m12:28-54~一ノ峰13:08~銚子ヶ峰14:14-25〜母御石14:44〜神鳩避難小屋15:10-18~おたけり坂取付15:46〜石徹白大杉16:43〜石徹白登山口16:55

当初は北アルプスの沢を計画していた。スレていないイワナを釣って、焚火を囲んで宴を楽しむのが目的である。ところが、北アルプスの至る所でクマ出没ニュースがあり、その状況での沢泊山行は流石にリスクが高い。仕方なく山域を変えることにした。その際に浮上した計画が、5年前に行った尾上郷川の上流部である別山谷であった(2020年9月21日〜22日の記録)。別山谷へは、奥美濃の石徹白登山口より神鳩避難小屋を経由し、ブナゴヤ谷を下降して降り立つ。別山谷では型の良いイワナが悠々と泳いでいた記憶が残っている。同行予定のどうちゃん・ばるちゃん夫婦に聞いてみると、前向きな返事が返ってきた。5年前はブナゴヤ谷から別山谷を往復しただけだが、今回は余力があれば、カラスノウシロ谷を遡行して石徹白登山口に戻る予定とした。別山谷からはカラスノ谷という名渓があるが、還暦を迎えた年齢としてはグレードと行程がハードなため、カラスノ谷は計画から外し、その手前にあるカラスノウシロ谷をチョイスした。カラスノ谷は太平壁を登って別山に詰め上がるが、帰りはアップダウンの多い長い縦走路を戻らないといけない。カラスノウシロ谷は一ノ峰と二ノ峰のコルに詰め上がるので、だいぶ縦走路の歩きが少なくなる。それでも還暦にはだいぶキツい帰りにはなった。

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石徹白登山口を6時過ぎにスタートする。しばらく林道が通行止めだったこともあり、今年初めての石徹白登山口であった。

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最初の石段を登り切ると石徹白大杉である。

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登山道脇にはタマゴタケが出ていた。以前は豊作の年があり、たくさんのタマゴタケを見たこともあったが、最近は不作のようである。

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登山口から2時間20分ほどで神鳩避難小屋に到着する。5年前は2時間を切っていたのに、体力が落ちたものである。ここで沢装備を装着する。

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神鳩避難小屋の上の小ピークを越えたコルより下降を開始する。神鳩避難小屋からは15分ほどである。

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最初だけ藪漕ぎとなるが、すぐに沢地形となり、水が流れ出す。最初のうちはナメもあったりする。水量が増えてくると、早くもチビイワナが走る。

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最初の5m滝に進路を阻まれるが、左岸から巻き下る。

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さらに大きな滝に進路を阻まれる。2段20m大滝の落口であった。

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30mロープ2本を繋いで、懸垂下降にて滝を下りる。

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下方から見た2段20m大滝。左岸を巻くこともできるが、懸垂下降の方が速い。

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倒木が多くなる。

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倒木にウスヒラタケが発生していた。

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また滝である。

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左岸から巻き下ったが、美しい10m滝だった。

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さらに滝を下っていく。

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クサボタンの花が咲いていた。

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1260m付近から、右岸側の尾根が低くなるので、その尾根を乗っ超して1つ東の沢への移動に入る。このままブナゴヤ谷を下ると、ゴルジュとなるため、それを避けるためである。

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水路状に出る。5年前は尾根の真ん中で隣の沢へトラバースしたが、今回はそのまま水路状を下っていくことにした。

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いいあんばいに隣の谷に下りられた。別山谷まで標高差40mほどの位置に出たことで、滝も巻いていた。

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スタートから7時間以上もかけて別山谷へ降り立つ。早速、魚影が走って釣果が期待されるが、水量が思ったより少ない感じがする。一時の渇水から2週間前の大雨で水量は回復したはずだったが、再び雨が降らない日が続いたために渇水状態に戻ったのかもしれない。

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テン場まで釣りをしながら進むことにする。ところが魚影はあるものの、毛鉤を見切るスレたイワナばかりである。お盆休み中に入渓者が多かったのだろうか。あるいは渇水気味のせいだろうか。

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まさかのボウズが頭をよぎったが、大きな淵で、ぎりぎり尺サイズのイワナを釣り上げた。その後も良型を2匹釣る。どうちゃん・ばるちゃん夫婦もブナゴヤ谷の出合で1匹ずつ釣り上げた。

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せっかく山越えをしてきたのに、想定外の渋い釣果だったが、かろうじて夕食分のイワナだけはキープできた。

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1180m付近の右岸にタープを設営する。渋い釣果だったので、幕営地到着がだいぶ遅くなってしまった。

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大型のイワナ2匹は刺身にし、アラは素揚げにした。

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他にもつまみあり。

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残りのイワナ3匹は塩焼きにした。残った骨を炙り直して、骨酒も味わった。

お腹一杯に食べて飲んで、遅くなり過ぎない時間にお開きとした。

奥美濃 尾上郷川 別山谷:ブナゴヤ谷下降・カラスノウシロ谷遡行 2日目につづく

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August 22, 2025

ワンゲル部山小屋周辺でのテンカラ釣りと生物たち

前の記事では、ワンダーフォーゲル部の山小屋夏合宿に概要について報告した。ワンゲル部の顧問である私は、主に沢登りの技術指導と大阪から山小屋へのアッシーが担当であったが、毎日というわけではないので空き時間ができる。その空き時間を使って、山小屋周辺の渓にてテンカラ釣りを行うのが恒例である。

山小屋周辺でのテンカラ釣りは、山小屋合宿の1週間少し前にも行ったが、その時はひどい渇水にて、魚の毛鉤への反応がひじょうに悪かった。今回は出発前からの大雨で、入舎した日の長良川は濁流と化していた。

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翌日は雨は止んだが、水が引くのを待つため、午前中は毛鉤作りを行った。上の写真は標準的な普通毛鉤である。

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逆さ毛鉤も作った。この毛鉤の胴には自己融着テープを巻いている。基本的に毛鉤は普通毛鉤と逆さ毛鉤しか使わないが、胴に使うマテリアルやその色は変えたりしている。

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午後から近くの渓へ行ってみると、1週間以上前に行った時よりだいぶ水量が多い。2倍はあるだろうか。濁流ではないので、なんとか釣りはできそうである。

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この渓はキャッチ&リリース区間になっており、釣り人の入渓も多いので魚はスレている。午後からなのでダメ元と思って竿を出したが、水量が増えたためか魚の活性は上がっているようで、魚のアタリは多かった。何度かバラした後にようやくヤマメを1匹釣り上げた。1匹釣れるだけでよかったので、早々と脱渓した。

その後は晴れる日が続いた。イワナ狙いで別な渓にも行ってみた。

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イワナの活性は高く、軽くツ抜けで、写真ではサイズ感がわかりにくいが、このうちの2匹は尺イワナだった。

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他の渓でもイワナはしっかり釣れた。

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渓流でよく見るナガレヒキガエル。

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山小屋の周りではたくさんのアキアカネが飛んでいた。初夏に平地で羽化したアキアカネは、山岳地帯に移動して盛夏を過ごす。秋になると鮮やかな赤色に変色し、平地に降りて繁殖行動を行う。

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コクワガタ

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オオクロカミキリ

四季を通じて多様な生物に出会える山小屋である。

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August 21, 2025

ワンゲル部山小屋夏合宿2025

私が顧問をしているワンダーフォーゲル部(略称 ワンゲル部)は、奥美濃に山小屋を所有している。山小屋からは、ドアtoドアで、ハイキング、ゲレンデスキー、山スキー、沢登りなどのアクティビティに行くことができる。そのため、この山小屋を利用して、ワンゲル部員の訓練やチャレンジの場として、年に何回かの合宿を行っている。その一方で、冬には雪下ろし、夏には薪作りなど、山小屋の維持作業も必要であり、訓練だけでなく維持作業も含めた合宿も行われる。今回は、夏に行われる維持作業と沢登り訓練を目的とした山小屋夏合宿が8月12日(火)〜17日(日)の日程で行われ、私も技術指導のために現役部員たちに同行してきた(2024年の山小屋夏合宿の概要)。

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しばらく放置してしまうと、山小屋の周囲は草木で覆われてしまう。そうなるとクマなどの野生動物が山小屋に近づいてしまう。

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まずは山小屋の周囲の草刈りを行う。

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薪作りも重要である。冬に使うだけの薪を作っておかなければならない。

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山小屋外壁のペンキ塗りも行った。一冬越せるだけの薪も作ることができた。

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夜の山小屋の中はこんな感じである。水は湧き水から引かれており、プロパンガスで調理はできる。山小屋内の照明は、少人数の場合はソーラー発電によって貯めた電気を使うが、大人数の場合は発電機によって発電した電気で山小屋内全体を照明できる。

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山小屋の維持作業とのローテーションで沢登り訓練も行われた。シャワーを浴びながら小滝を登る現役部員。

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淵をヘツるコーチと泳ぐ現役部員。沢登りだけでなくテンカラ釣りの指導も行った。

ただし、沢登りでは2日続けて2件の軽微な事故が発生してしまった。大事には至らなかったが、重大事故に至らないように緊急の反省会を行った。

最後の2日間は、昨年と同様にOBOG会主催によるイベント「夏の山小屋を楽しもう」があり、多くのOBOGたちも集合した。

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明るいうちから、沢で採ってきたミズ(ウワバミソウ)のお浸しで一杯始める。

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最後の夜は、盛大な宴となり、現役部員とOBOGたちとの交流の場となった。

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最終日に合宿を締める現役部員。

OBOGたちは帰路につくが、現役部員たちは、そのまま本合宿に向けての予備合宿として、山小屋から徒歩にて白山縦走へ向かう。美濃禅定道から白山へ登り、加賀禅定道を一里野へ下山する。

いろいろと問題点は多かったが、現役部員の成長を期待したい。

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