May 16, 2018

2018年GW遠征5:北ノ俣岳定着で広大な斜面を自由に滑る!

2018年GWバックカントリーの最後は、北ノ俣避難小屋前に張ったテントをベースにして周辺滑走となった。当初は黒部源流を越えて高天原温泉まで5日間かけての周遊スキーをする予定だったが、5/2-4の天気が低気圧通過とその後の寒波の南下で悪いとのことで、急遽、日程を5月4日からの3日間に変更。5月4日は雪予報であったが、樹林帯であれば行動できると考え、飛越新道から北ノ俣避難小屋まで入ることにした。入山日は季節外れの降雪となったが、斜面がリセットされ、広大な面ツル斜面を思いのままに滑ることができた。北ノ俣避難小屋前に張ったテントをベースにしたため、お酒と食糧は充分に持っていくことができ、前日に採った山菜を天ぷらにしたりなどでグルメなツアーともなったのだった。

【日程】2018年5月4日(金)〜6日(日)
【山域】北アルプス南部
【場所】北ノ俣岳
【メンバー】しっきー、マメゾウムシ
【天候】5/4 雪のち曇り、5/5 曇りのち晴れ、5/6 晴れのち曇り
【装備】テレマーク1,スプリットボード1
【コースタイム】
5/4 飛越トンネル8:24〜神岡新道分岐11:07〜寺地山12:36-55〜北ノ俣避難小屋BC14:08-15:35〜北ノ俣岳西面2300m地点16:19-41〜BC16:51
5/5 BC7:45〜北ノ俣岳10:23-49〜赤木平東面2290m11:45-12:16〜赤木平東面2400m12:54〜2320m13:04〜北ノ俣岳14:51-15:23〜BC15:42
5/6 BC8:23〜寺地山9:43〜神岡新道分岐10:54〜飛越トンネル12:47

**************************************
1日目(5月4日):飛越トンネル〜北ノ俣避難小屋BC〜北ノ俣岳西斜面滑走〜BC

車中泊した早朝の神岡は曇り模様。GW前半の扇沢の行き帰りで一緒になり、白馬乗鞍岳を一緒に滑ったカモシカさんと、ここでも一緒になった。行き先はほぼ同じで、お隣さんになりそうだ。今日は北ノ俣避難小屋まで行ければよいので、ゆっくり目に支度して6時過ぎに神岡を発ち、有峰林道の飛越トンネルに向かった。前日に新穂高でお会いしたスキーヤーによると、飛越トンネルまではすでに車で入れるようだ。入山口に近づくにつれて、天気が悪くなっていく。天気予報では、今日は寒波の南下によって高い山では降雪となるようだ。天気がよくて暑いぐらいだったGW前半と比べると、確かに昨日からかなり気温が下がっている。

P5040001

飛越トンネルまで問題なく車で入れたが、周囲はうっすらと雪景色だった。例年、GWの時期に車でここまで入れることはなく、雪融けが急速に進んだことが伺える。車のタイヤをすでにノーマルタイヤに履き替えていたのが少々不安だったが、下山日にはこの雪はきっとなくなっているにちがいない。

Img_3177

先に到着していたカモシカさんたち3人を見送ってから、我々もスキーを担いで出発した。雪が豊富ならばトンネルの右からシール登行で尾根に取り付けるのだが、この雪の少なさではトンネル左側にある登山道から進むしかない。

P5040002

倒木が多く、スキーと重荷のため、それらを乗り越えるのに難儀した。途中、下山してきて話しを交わしたスキーヤーはあとでわかったことだが、知り合いのTさんであった。誰かに似ているなと思ったが、気がつかずに申し訳ありませんでした。

P5040005

神岡新道分岐の手前から雪がつながり、シール登行を開始できた。

P5040011

寺地山に到着。新雪が10cmぐらいは積もっている。

Img_3182

寺地山からの北ノ俣岳は山頂部は雲の中。雲の流れからして山頂部は風が強そうだ。

P5040014

寺地山からはちょっとの下りなので、シールをつけたまま滑る。スプリットボードのしっきーはボードを割ったままの滑りは苦手のようだ。

P5040019

北ノ俣避難小屋に到着。昨年の5月下旬に行った薬師岳BCの際にこの避難小屋を利用させてもらったが、土台損傷が激しいため使用禁止となっていた。やむを得なく使用する場合は自己責任とのこと。先行したカモシカさんたちのテントはなく、どうやら北ノ俣岳を越えられると判断し、先に進んだようだ。我々はゆっくり来てしまったので、ここまでとする。我々以外には、ソロのテレマーカー1名と3人パーティーの登山者がそれぞれテントを張っていた。

P5040018

テントは持ってきていたので、問題なし。翌日にテントを持ち上げることも考えたが、それも面倒なので、ここに3日間のベースキャンプを設営することにした。避難小屋前には水場があり、雪を溶かして水を得る必要がないのは助かる。

P5040021

時刻は15時を過ぎていたが、まともに滑らずに1日を終えるのはもったいない。新雪も積もっているので、ちょっと登って滑ることに。

P5040020

天気は回復傾向で、雲の合間から日差しがカーテン状に下りる。

P5040024

標高差にして250mほど登った所から滑走!

Img_3194

薄い新雪を滑る。もう少し新雪が溜まっているとよかったのだが。滑走シーンは動画をご覧下さい。

Img_3201

降雪でリセットされた斜面にシュプールを描くことはできた!

Img_3169

夕食は前日に採った山菜を天ぷらにしたり、持ち上げた「鶏ちゃん」やお酒で盛大な宴に。

Img_3204

ちょっと飲み食いしすぎた感が。寝入りはよかったが、3シーズンシュラフではやはり明け方の寒さで起きてしまった。

**************************************
2日目(5月5日):BC〜北ノ俣岳〜赤木平〜赤木平東面滑走〜北ノ俣岳〜BC

我々がテントから出ると、すぐ上にテントを張っていたソロのテレマーカーがテントを撤収し出発するところだった。

P5050033

翌朝はまだ雲が多く風も強かった。気温も低かったので、遅めの7時45分にBCを出発した。

P5050035

登るに連れて、青空が広がってきた。

P5050037

雪は山頂までつながってはいたのですが、上部はカチンコチンに凍っていたので、途中からスキーを担いで夏道を進むことに。

P5050040

北ノ俣岳に登頂! 東面は大斜面が広がる。

P5050042

黒部五郎岳を向かうことを考えていたが、上部はアイスバーンの感じだったので、赤木平に向かって滑ることに。

P5050044

パックされた新雪という感じだが、シュプールは描ける!

Img_3225

周囲はどこでも滑れる大斜面が広がる!

Img_3229

北ノ俣岳の反対側は当初予定していた黒部源流方面!

Img_3230

黒部五郎岳!

P5050050

赤木平の東に伸びる尾根を赤木沢とウマ沢の二股あたりまで滑って、テンカラ竿を振ってみるつもりだったが、下部は残雪が少なく、苦労しそうなので、途中で引き返すことに。

Img_3233

登り返した所で大休止! 気温も上がってきていい感じ!

P5050051

目の前に面ツルのよさそうな斜面が。これは滑るしかない!

P5050053_2

グサグサな雪になっていたが、悪くはなかった!

P5050054

13時を過ぎたので、北ノ俣岳に登り返す。

Img_3235

稜線から雪煙が伸びる!

Img_3236

広大な斜面を稜線に向かって登り返す! 正面の赤木岳からの斜面に並んだシュプールはカモシカさんたち3人によるものでした。

Img_3239

気温も上がって、すっかりゴールデンウィーク前半と同様な天気に。入山者も少なく、自由な気分だ!

P5050057

昨年滑った薬師岳(2017年5月の記録)!

P5050058

北ノ俣岳から黒部源流方面の眺め!

P5050059

槍ヶ岳!

P5050063

北ノ俣岳に登り返したら、シールを外してBCへの滑走!

Img_3250

16時前にBCに帰着! ここをベースにするとやはり行動範囲が制限されてしまう。やはり初日に北ノ俣岳を越えておきたかった。それでもそこそこ滑れたからよしとしよう!

P5050066

前日とは打って変わって今日は暖かいので、外で夕食の準備。我々以外は、前日から一緒の3人パーティーの登山者だけだった。

Img_3251

今日もコゴミが食べられる。

P5050068

夕陽が沈む前に、しっきーが夕焼けライドへ。元気ですねえ! 滑走シーンは動画にて。

スリーシーズンシュラフでは明け方の寒さを感じるが、あるものは全て着て、テレブーツのインナーも履いて寝れば、まったく眠れないということはなかった。

**************************************
3日目(5月6日):BC〜飛越トンネル

最終日は、北ノ俣岳に登って滑る、あるいはシンノ谷まで下降して釣りをしてから下山と考えていたが、同じ斜面を滑るのは飽きたし、下部の残雪が少なく沢に下りるのに苦労しそうなので,結局下山だけとなった。次の日は午前中から仕事なので、楽に帰りたいというのもある。やはり3日間という日程ではそう動けないので、4日はほしいところだ。

P5060070

テントを撤収し、名残惜しく北ノ俣岳方面を見上げてから帰路につく。

P5060072

昨日だけで北ノ俣避難小屋近くの残雪はだいぶ減ってしまい、往きは繋がっていた雪が途切れていた。仕方なく、この部分のみスキーを脱ぐ。

P5060073

正面に寺地山。

P5060075

北ノ俣避難小屋からはしばらく下りで滑って行けるが、アップダウンが多少あってボードにはきつい。この点、ステップソール板は楽だ。それから寺地山への登りに入るが、そこはシールをつけた。

P5060078

寺地山からの剱岳!

P5060080

寺地山からは滑って行けるが、ちょっと藪が濃い。ボードにはキツそう!

P5060083

往きの時と同じく、神岡新道分岐を過ぎた所で、スキー終了。

Img_3255

ここでshinoyoshi先生とバッタリ! 黒部方面ではよくお会いする。飛越トンネルまでご一緒しました。

31950006_1654138051372918_726892298

我々2人も撮っていただいた。

P5060085_2

スキーを担いで黙々と歩く。往きと同様に、途中、2箇所ほど倒木が道を塞いでいたので、藪漕ぎして迂回。木の枝にスキーが引っかかって難儀する。

P5060086

13時前に飛越トンネルの駐車地点に帰着! この道中でしっきーがスプリットボード用のクランポンを紛失。すぐに立山入りなのにこれは困った。後続のカモシカさんたちが運よく拾ってくれるのを祈るしかない。

Img_3174

道の駅宇宙ドーム神岡で腹ごしらえをしてから、近くの割石温泉に汗を流しに行く。ここで下山してきたカモシカさんたちと偶然一緒になる。なんとしっきーのクランポンを拾ってくれていた。ありがとうございます。しっきーのテンションも復活!

富山に出るしっきーを飛騨古川駅で下ろして、帰路についたのだった。

GW後半は悪天のために、当初の5日間の壮大な計画がだいぶ縮小してしまい、ちょっと不満の残るツアーとなった。それでも滑れなかったのは1日だけと考えれば、結果はよかったのかもしれない。

これで2018年GWバックカントリー遠征は終了。久しぶりにGW前半と後半がつながり、長期でBCを楽しめた貴重な時間だった。多少計画通りに行かなくても、トータルで9日間滑れたことは、それなりに充実していたと考えるべきだろう。同行してくれたメンバーにお礼を言いたい。

YouTubeにアップした記録動画です。

| | Comments (2)

May 15, 2018

2018年GW遠征2:我々だけの斜面貸し切りの立山内蔵助平定着BC3日間

乗鞍岳でウォーミングアップを済ませた翌日からは、立山の内蔵助平に定着して3日間周辺を滑ろうという計画を実行。

黒部ダムからは3時間で内蔵助平まで行けるだろうという目論見は、標高の低い箇所の雪解けの早さによって崩れ、予定の2倍近い6時間近くも要することに。内蔵助谷は残雪の少なさのために流れが出ていて、雪のない箇所で使った夏道は足下が崩れていたりで、往復のアプローチが今回の核心部でした。

苦労して着いた内蔵助平は、ゴールデンウィークにもかかわらず、我々だけのキャンプ地! たいへんに静かな別天地は、斜面貸し切りのプライベートゲレンデだらけ。登山の総合力が要求された3日間ではありましたが、天気に恵まれた最高のゴールデンウィーク前半を過ごすことができました。

【日程】2018年4月28日(土)〜30日(月)
【山域】北アルプス立山
【場所】立山 内蔵助平・真砂岳
【メンバー】Fukikoさん、カネヤン、マメゾウムシ
【天候】4/28 晴れ、4/29 晴れ、4/30 晴れ
【コースタイム】
4/28 黒部ダム7:10〜黒部川7:54〜内蔵助谷出合9:49〜内蔵助平BC12:58-14:11〜丸山稜線コル(1954m)15:10-39〜BC15:53
4/29 BC7:02〜内蔵助カール底(2550m)10:35-11:13〜稜線コル12:07-28〜真砂岳12:44-13:24〜BC14:08
4/30 BC8:07〜内蔵助谷出合10:03〜黒部ダム下11:49-12:18〜黒部ダム13:10

**************************************
1日目(4月28日):黒部ダム〜内蔵助平BC〜丸山滑走〜BC

早朝のアルペンルート扇沢駅の無料駐車場にてカネヤンが合流し、前日の乗鞍岳BCから一緒だったFukikoさんを含めて3人のメンバーが揃った。

Img_3126

ゴールデンウィーク初日ということもあり、扇沢駅の切符売り場では、始発前から登山者やスキーヤーで行列ができていた。我々は黒部ダムまでのトローリーバス区間だけの乗車で気が楽だが、スキーなどの滑走具等はカバーをつけたり袋に入れなければならないのが面倒である。その分、余計な荷物が増えることになる。

Img_3127

始発のトローリーバスに乗って、黒部ダムに到着。内蔵助平方面は、バスから下車して、そのまま進行方向に向かって進み、暗い出口から出る。外に出ると御前谷や下ノ廊下方面の景色が広がる。登山者、クライマー、および釣り人と思われる人たちがすでに出発の準備をしていた。

P4280002

出た所から林道がついているが、その林道は別な方向に向かってしまうので、夏道通りに黒部川に下りる必要がある。当然、斜面には雪がついているが、まだ凍結している。スキーで滑ることも考えたが、重荷ということもあり、テレブーツにアイゼンを装着してスキーを担いで下ることにした。このルートは20代の時に夏に歩いたことがあるはずなのだが、まったく記憶に残っていない。

P4280004

黒部川に下りると、登山者用の橋が架かっているが壊れている!

P4280005

黒部ダムを見上げる! 天気はまずまず。ダムが観光放水をしていれば、結構な迫力に違いない...

P4280007

橋が使えない以上、ジャブジャブと徒渉する。

P4280008

しばらくは対岸(左岸)の夏道を進む。例年の残雪量ならば、シールで行けるらしいのだが。

P4280010

進むにつれて雪の上を歩くことが多くなってくる。途中、釣り人たちが糸を垂れていたが、反応がなさそう。まだ水温が低いからだろうか。

P4280014

デブリが沢を埋めている部分もあり。

31697355_1595999597185150_649539815

途中で、テンカラ竿を振ってみたが、まったく反応なし。

P4280016

内蔵助谷出合は流れが出ていて、沢通しには進めなそうだ。

夏道を使ったが、これが木の枝にスキーが引っかかり、通過に苦労した。また途中のトラバースで足下が崩れていたりで、かなり緊張した。フィックスロープがなければ、さらに困難を要しただろう。

P4280017

内蔵助谷に入っても、しばらくはシール登行はできなかった。

P4280020

出合から急登が続き、重荷が肩に食い込む。

P4280023

雪が繋がってきたところで、ようやくシール登行開始。スキーを担がないで済むだけでだいぶ負担が減る。

P4280024

しかし沢割れで行く手を阻まれ、スキーを脱いで雪壁を登る場面も!

P4280026

滑落すれば流れに落ちてしまう斜面でのシール登行もかなりあり!

P4280028

難所を越えて、斜度が緩くなってくると、内蔵助平の景色が広がった!

ここまで6時間近くも要してしまった.予定では3時間だったのだが、下部の雪不足のために時間がかかりすぎてしまった。

P4280029

樹林の近くに3日間のベースキャンプを設営。

P4280030

まだ14時なので、滑らねば。丸山方面によさそうな斜面があるので、稜線上のコルまで登って滑ることに。

P4280032

コルまでは標高差250mで、ほぼ1時間の登り。コルからは黒部湖と針ノ木岳が見えた。正面の斜面は御前谷右俣になる。ここも滑るのによさそうだ。

P4280033

内蔵助平側は正面にハシゴ乗越と右に黒部別山岳。

このコルからは稜線を東に登って行けば丸山まですぐに登れそうだが、木が密で滑走に向いてはなさそう。むしろ西側の2279mピークへの斜面の方が滑るにいい斜面だ。

P4280034

しかし今日はすでに15時を過ぎているので、このコルから滑走とする。

P4280038

縦溝は入っていたが、雪がかなり緩んでいたので、それほど支障なく滑れた。滑走シーンは動画をご覧下さい。

P4280040

さて、ビールだ! その前に水くみをしなければ。目の前に割れた沢があり、うまく沢に下りられそうなポイントを見つけて、水を汲むことができた。雪を溶かさないで済むのはかなり楽だ。

P4280041

私は350ml缶ビール3本と焼酎900mlを持ち上げたが、なんとカネヤンは500ml缶のビールを6本も持ち上げてくれた。おかげでお酒には困らず、宴は盛り上がったのだった。

持参したシュラフは軽量化のためにスリーシーズン用(モンベル4番+シュラフカバー)にしたため、明け方に寒さを感じ、熟睡はできなかった。

**************************************
2日目(4月29日):BC〜真砂岳〜内蔵助谷滑走〜BC

P4290042

翌朝も快晴! 今日は内蔵助谷を詰めて、真砂岳を往復する予定。

P4290043

最初はダラダラと内蔵助谷を登る。谷の真ん中に尾根があり、沢が二分される。比較的斜度が緩い左側を登る。右から行ってもこの上で合流することになる。正面左側に広い斜面が見える。標高差500mはあるこの広い斜面を帰りに滑ることになる。

P4290044

二分されていた沢が合流すると斜度が増してくる。

P4290049

沢幅も狭くなる。

P4290050

狭い急斜面なので、休む所がない! 滑落もしたくない。キツいがひたすら登り続けるしかない。

P4290051

2時間近く休憩せずに歩き続けて、斜度が緩くなってくると、内蔵助カールの底に出た。難所を越えたところで大休止!

P4290054

富士ノ折立と真砂岳の間のコルを目指してカールを進む。ここまで来ると、室堂側から登ってきて内蔵助谷カールを滑るスキーヤー・ボーダーを見かける。私も以前に内蔵助カールを滑って登り返したことがある。

P4290058

コルに到着! 縦走中の登山者が行き交う。せっかくなので、真砂岳のピークを踏むことに。

P4290061

奥大日岳と大日岳。

P4290064

剱岳の頭が見える!

P4290065

雷鳥沢の野営地はテント村となっている! 我々しかいない内蔵助平とは大違いだ。地獄谷の噴気で周囲の雪が黄色くなっている。

31725920_847214685467853_5626969716

真砂岳に登頂!

Img_3132

富士ノ折立から雄山への稜線。

さて、ドロップするとしますか! 真砂岳の山頂から直接に内蔵助カールへ向かって滑ることに。

P4290066

出だしは40°以上はある急斜面。おまけに気温上昇で雪が緩んでいて、表層はドロドロと雪崩れやすい。大事にはならなそうなので、そのまま滑走!

滑走シーンは動画をご覧下さい。

P4290070

内蔵助カールの底からは内蔵助谷に入らず、右岸側にある大斜面に向かうことにした。往路で正面に見た大斜面だ。内蔵助谷とこの大斜面の間にある小尾根は雪がつなっていなかったが、ほんの少しの距離だったので、ハイマツの上をスキーを履いたまま歩いて越えた。大斜面のトップに出ると、アドレナリンが出まくるような急なオープンバーンが広がっていた。500m×500mの内蔵助谷名物の大斜面らしい。

P4290071

40°以上はありそうな斜面を滑る。雪がグサグサで、表層がドロドロと雪崩れやすい。部分的には縦溝もあり、思ったよりは快適ではなかった。それでもなかなかの爽快感だった!

P4290073

気温上昇によって起こった全層雪崩を正面に見ながら滑る。

P4290074

登りに5時間40分をかけても、滑りは1時間もかからない。

P4290075

14時過ぎにBCに帰着!

31723296_1595986997186410_685139168

時間的にはまだ遊べるが、充分に満足したので、早速、飲み始める。

飲むと寝入りはよいが、スリーシーズン用シュラフでは深夜に寒くて目が覚めてしまった。

**************************************
3日目(4月30日):BC〜黒部ダム

P4300077

最終日は黒部別山滑走の予定ではあったが、黒部ダムまでの下山がかなりの難路であることから、下山のみに集中することにした。

P4300078

と言っても、基本的に下山は半日行動なので、ちょっと周囲の斜面を滑ったり、ステップソールで散歩したりしてから、のんびりとテントを撤収した。

P4300085

8時過ぎに下山開始。

P4300086

滑落しないように急斜面をトラバースしたり。

P4300089

デブリを越えたり。

P4300093

スキーを脱いで下降したり。

P4300094

滑れなくなったところで、板を担いで。

P4300095

丸山東壁の横を通過。

P4300096

黒部川本流までもう少し。

P4300097

最後に内蔵助谷1番の難所の通過。夏道のトラバース箇所だが、足下が崩れている。ロープがフイックスされているので、スリングでチェストハーネスを作って、カラビナでロープにビレイを取って通過した。スキーと重荷を担いでの通過はなかなか厳しく、さらにテレブーツだとうまくスタンスに足がおけないのが辛い。

P4300098

黒部川本流に出て、一安心。今回の黒部ダムから内蔵助平の往復のアプローチは、バックカントリースキーの技術だけでなく、登山の総合力が要求された。

P4300100

黒部ダムまでは登り基調。途中、内蔵助平に入るという関東の5人程度のパーティーとすれ違った。

P4300101_2

左岸にあった滝。

P4300103

ダム下まで戻ってきた。

31681019_1595998263851950_726703660

ちょっとテンカラ竿を振らせてもらうが、残念ながら反応は無し。

P4300104

最後にトローリーバス乗場までの標高差200mほどの急斜面を登る。重荷が堪える!

P4300105

息を切らしながらなんとか登り切った!

P4300106

扇沢駅に帰着!

今回の内蔵助平定着BCでは、ゴールデンウィークでありながらも、我々だけの静かで充実した時間を過ごすことができた。周囲はプライベートゲレンデだらけ。往復のアプローチが核心だったが、例年通りの残雪量であれば、もう少し楽に行けるようだ。次回はもう少し日程を取って、剱岳方面へも足を伸ばしてみたい。

YouTubeにアップした記録動画です。

2018年GW遠征3につづく

| | Comments (2)

April 17, 2018

沢靴2足(秀山荘製とモンベル製)のフエルト貼り替え

先日の日曜日は天気が悪かったこともあり、山には行かず、グリーンシーズンに向けての準備に費やした。まずは車のタイヤ交換。それから沢靴のフエルトソールの貼り替えを行なった。

沢靴のフエルト貼り替えについては、2年前にも作業過程をこのブログにアップしている(2016年6月24日のブログ)。その時に参考にした2702mさんのホームページ「白山山系の渓50ROUTE」は、残念ながら閉鎖されてしまったようです。

今回、フエルトを貼り替えるのは、秀山荘オリジナルClimbZoneウェーディングシューズデラックスとモンベル製サワートレッカーの2足。秀山荘オリジナルは1年ごとにフエルトを貼り替えていて、今回は3回目の貼り替え。一方、モンベル製は今回が初めての貼り替えとなる。

貼り替え用のフエルトは、双進(SOSHIN)フエルト角切りブラックというのを、amazonで購入した。1枚1,561円で、ちょうど2足分を取ることができる。

他に必要なものは、大型のカッターナイフ、ペンチ、サンドペーパー、ボンド、レジ袋です。

ボンドはコニシのボンドG17を使用。2足分に使う場合は大容量の170ml(箱)がいいですが、それだけでは足りなくなってしまい、50mlをさらに買い足した。1足分でも50mlを2本は必要です。

他に革手袋もあった方がよい。古いフエルトを剥がす作業はかなりの力仕事。私は素手で行なって、手の皮がむけてしまった。あとは新聞紙もあった方がよい。

Img_3084

まずは古いフエルトを剥がす作業。この作業がすべての行程の大部分を占めるといってよい。かなり力が必要で、時間もかかる作業。古いフエルトの接着面にカッターで切り込みを入れ、ペンチでフエルトを掴みながら、ゆっくり少しずつ剥がしていく。

Img_3085

秀山荘製の沢靴は一番最初に剥がした時は比較的剥がしやすかったが、コニシのボンドG17が強力なためか、2回目は結構剥がしにくかった。3回目の今回も結構剥がすのに苦労した。モンベル製は初めての貼り替えにもかかわらず、さらに剥がすのに手こずった。

Img_3086

左右両方のフエルトが無事剥がれた。1足分の作業ならば、これでほとんど終わったも同然です。

Img_3088

沢靴の底に合わせてチョークペンで交換用のフエルト板に縁取りする。

Img_3089

この時、実際のサイズより大きめに縁取りしないといけない。大きい分にはあとでカットできるが、小さいと使い物にならなくなってしまう。

Img_3087

沢靴のクッションに残ったボンド等をサンドペーパーで削って平らにする。サンドペーパーの目は荒めでよい。

Img_3092

次は、交換用のフエルトにボンドを前塗りしてよく乾かす。この前塗りによる下処理で、フエルトの起毛が抑えられ、接着しやすくなる。

それからボンドを再び交換用フエルトと沢靴のクッションに塗る。塗る順番は、フエルト側が先。

Img_3093

ボンドがべたつかなるまで15〜20分乾かしたら、沢靴とフエルトを貼り合わせる。この時に沢靴とフエルトの間にレジ袋を挟んだまま位置を決めるのがよい。フエルトが動かないように端からレジ袋を抜くとうまく貼り合わせられる。合成ゴム系の接着剤がプラスティックと接着しないことの利用。

あとは履いたり、金槌で叩いたりして、フエルトソールに圧力を加える。ビニールテープなどでグルグル巻きにして、1日放置する。

最後の仕上げは余分なフエルト部分をカッターでカット。そんなに綺麗に仕上げる必要はない。履いているうちに、フエルトの形が沢靴に合うように変わってくるので。

Img_3095

もう1足のモンベル製のサワートレッカーは、古いフエルトを剥がすのにたいへん手こずった。カッターでフエルトを削り取ったという感じ。こちらもなんとか貼り合わせができた。

これで、いつでも沢登りや渓流釣りに出動可能です。

| | Comments (0)

September 30, 2017

薬師沢左俣:クマを蹴散らして遡行!

真川・岩井谷をMくんと1泊2日で遡行し、薬師峠でテント泊した翌日は、薬師沢左俣を遡行してきました。稜線に出る最後の詰めで、なんとクマに進路を塞がれるという事態が。我々に気がついたクマは逃げてくれましたが、クマとの駆け引きという貴重な経験ができました。

【日程】2017年9月24日(日)
【山域】北ア・立山
【渓谷名】黒部川水系 薬師沢左俣
【メンバー】Mくん、マメゾウムシ
【天候】晴れのち曇り
【コー スタイム】薬師峠6:10〜太郎平小屋6:25〜薬師沢左俣出合7:15-27〜12mトヨ滝下8:53〜10m魚止めの滝下9:04〜2315m二俣10:20〜稜線11:52〜北ノ俣岳12:20〜太郎平小屋13:25〜薬師峠13:39-14:17〜太郎平小屋14:35〜折立16:50

P9240063

岩井谷を遡行した翌朝は見事な快晴! その代わり、夜は放射冷却でかなり冷え、3シーズンシュラフでは寒かった。今日はテントを張りっぱなしにして、空荷で薬師沢左俣を遡行する予定。その間に夜露に濡れたテントも乾くだろう。

P9240064

日の出で朝日に輝く山々! 当初は薬師峠から薬師沢中俣を左俣出合まで下降する予定だったが、朝のあまりの寒さに、とても早朝から水に浸かりたくはない。登山道で左俣出合まで下ることにする。

P9240065

草紅葉と朝日が見事にマッチして美しいが、木道に霜がおりていて滑りやすい。

P9240066

見事な雲海! 美しい!

P9240067

太郎平小屋から薬師沢方面への道に入る。

P9240068

正面に黒部五郎岳。

P9240070

薬師峠から1時間ほどで薬師沢左俣出合に到着。この時点での入渓者は我々だけのようだ。

P9240072

沢装備を装着して遡行開始。

P9240071

テンカラ竿を振ってみるが、どうも魚がスレているようで、岩井谷ほどは釣れないし、サイズも小さい。それでも今シーズン最後となる渓流釣り。悔いはありません!

P9240074

最初は釣りをしながらの平凡な河原歩き。

P9240075

滝が現れたところで、竿をしまい、遡行モードへ。まずは12mトヨ滝は右から。

P9240076

続いて、2段6mと4m2条滝も右から簡単に。

P9240080

やがてゴルジュ状となり、その中に魚止め滝10m。

P9240081

これは右から高巻いたが、本当はもっと大きく高巻くべきだったようで、最後は濃い藪に苦労した。

P9240083

4m2条滝。

P9240084

迫力のある大滝が前方に見えた。1つの滝のように見えましたが、8m、3m、8mハネと連瀑でした。まずは右岸のルンゼを登って途中からトラバース。

P9240086

それから右岸のスラブを登る。

P9240087

一気に高度を稼いだ感じ。

P9240088

大岩が沢を埋める。

P9240089

8m幅広滝。

P9240090

右から回り込む。

P9240091

次は大滝多段70mとのことですが、10m程度の滝が連続している感じ。

P9240092

まとめて大滝ということ? 登るのは容易ですが、豪快ではあります!

P9240093

連瀑帯が終わったところで、2315m二俣。ここで大休止して、左俣へ進む。

P9240094

最後の3m滝を左から越える。

P9240096

最後の滝を越えると緩やかな小川状となる。時々チビイワナが走るから驚きである。

P9240097

Mくん、沢3日目でお疲れ気味かな? この先で赤木沢を遡行し、左俣を下降してきた2人パーティーと会う。なんと以前に一緒に滑ったことのあるヤマちゃんでした(2014年4月のBCの記録)。3年半ぶりの再会でした。

P9240099

ダラダラとした歩きは飽きてきますが、紅葉した美しい景色はそんな気持ちを吹き飛ばしてくれます。

P9240100

流れがなくなり、稜線への詰めに入ります。

P9240101

前方になにやら黒い動物がいるぞ!

Kuma1

なんとクマでした! そこは我々の進路なんだけど。

Kuma2

クマは高山植物の根を掘り起こして食べているようだった。クマは食べるのに夢中で、我々には気がついていない。このままだと進めないし、沢を戻るわけにはいかないので、蹴散らすことにする。蹴散らすと言っても、こちらの存在を知らせるだけ。「ヤッホー」と叫んでみる。ちなみに黒部では「オーイ」と叫ぶと、妖怪に取り憑かれるらしいので、「ヤッホー」と叫ぶのがよいそうです(黒部の山賊より)。

Kuma3

声に気がついたクマは振り返って我々の方をジッと見る。しばらくすると稜線方向に逃げていきました。クマは基本的にはヒトを恐れる。稜線方向には登山道がついているのだが、大丈夫かな? 

P9240105

クマがまだいるかもしれないので、気を付けながらガレと草付きを詰めて、登山道に出ました。何人かの登山者が歩いていましたが、登山者と出会い頭はなかった模様で一安心。とりあえず、出会った登山者にはクマがいたことを伝えておきました。

P9240106

沢装備を解除して、薬師峠へ戻ることに。北ノ俣岳を通過。今年5回目の登頂です。

P9240108

チングルマも綿毛で、すっかり秋の装いです。

P9240109

休まずに薬師峠を目指す。すっかり空が雲に覆われてしまいました。

P9240110

薬師峠に戻ったら、テントを撤収して下山です。沢装備をパッキングしたザックは重い。

P9240111

太郎平小屋のランチタイムはすでに終了で残念。そのまま折立への道を下ります。

P9240113

前日に遡行した岩井谷です。また来る機会はあるかな?

P9240114

長い折立への下山ですが、アラレちゃんの看板まで来たら、もう遠くはない。

P9240116

17時前に折立に下山。本日の行動時間は10時間40分でした。Mくん、3日間お疲れ様でした。それだけ行動できれば、問題なしです。

下山後は亀谷温泉で汗を流し、帰路につく。これで2017年の渓流釣りと沢登りは終了です。金剛山周辺の沢登りにはまだ行くかもしれませんが、本格的な沢登りは来年までは行くことはないでしょう。今シーズンも楽しめました。いよいよ雪のシーズンに向けての準備を始めるとしましょう!

| | Comments (0)

北アルプス 真川・岩井谷:ワンゲル部員の初の沢泊

すでに1週間が経ってしまいましたが、期待の1回生ワンゲル部員1名と北アルプスの薬師峠に突き上げる岩井谷を遡行してきました。ワンゲル部員にとっては初めての本格的な沢で、沢泊も初めて。この沢は2年前にも遡行しましたが、ゴルジュの高巻きに苦労し、4時間以上も費やしてしまった(2015年9月の記録)。その時は右岸から高巻いたが、今回は左岸から高巻いてみた。それが意外にあっさりと抜けられて、わずか1時間ちょっとの所要時間。おかげで時間的にも余裕ができ、釣りも充分に楽しめた遡行となりました。

【日程】2017年9月22日(金)〜23日(土)
【山域】北ア・立山
【渓谷名】常願寺川水系 真川 岩井谷
【メンバー】Mくん、マメゾウムシ
【天候】9/22 晴れのち曇り、夜は時々雨、8/6 雨のち曇り、その後晴れ
【コー スタイム】
9/22 折立7:10〜岩井谷橋8:09〜鳶谷出合9:39〜1560m二俣11:43〜1680m幕営地13:05
9/23 1680m幕営地6:33〜ゴルジュ下7:21〜ゴルジュ上8:13〜2070m二俣11:23〜2100m二俣12:42〜薬師峠14:15

Img_2236_2

前夜のうちに有峰林道のゲートに到着。平日なので車は我々の1台のみ。ゲートオープンは6時なので、そのまま車中泊。ゲート横にはトイレもあるので問題ありません。翌朝目覚めると、後ろに車が5台以上すでに並んでいました。

P9220001

6時のゲートオープンと同時に車を走らせ、折立に到着。平日なので駐車スペースに困ることはありませんでした。トイレを済ませてから出発。

P9220002

登山者は太郎平への登山道を登っていくが、我々は真川沿いの林道を進みます。

P9220003

折立から1時間ほどで岩井谷橋に到着。岩井谷の水量は平水という感じ。左岸についた道を進む。

P9220005

道が不明瞭になったところで、沢に出て沢装備を装着。目の前には堰堤。これは沢に下りるのが早すぎで、左岸についた道が不明瞭になってもそのまま踏み跡をたどれば巻ける。すっかり2年前のことを忘れている。その次の堰堤は左から巻ける。

P9220006

北アルプスの沢らしい圧倒される流れで、ゴルジュも出てきたが、基本的にゴーロが中心の沢なので、岩伝いに通過できる。

P9220008

Mくん、初めての北アルプスの沢に感動気味?

P9220011

岩井谷橋から1時間半ほどで鳶谷出合に到着。

P9220012

魚影が走る。やはり我慢できません。ちょっとテンカラ竿を振ってみることにします。このあたりは釣り人も入ってきますが、最初の1匹目はちょっと小さかった。

P9220013

次に釣れたのは良型の黒い奴。このあたりの沢は黒っぽいイワナが多い気がする。

P9220014

今季待望の尺イワナが上がりました。シーズン最後にしてようやく尺物が出ました。釣りばかりしていると進みませんので、これぐらいで竿をたたみ、先を進むことに。釣れたイワナはリリースしました。

P9220015

ゴーロばかりでちょっと飽きる。

P9220018

大岩ばかりで涸沢風な河原。

P9220019

1560m二俣に到着。本流の左俣はここから斜度を増す。

P9220023

大岩の間を流れる小滝が続くようになる。

P9220022

左岸から入る枝沢にかかる30mほどの滝。

P9220025

大岩を乗り越えることが多くなり、ボルダリングをしている感じになる。

P9220026

右岸から入る枝沢にかかる30mほどの滝。この上は確か2年前に幕営したところ。ちょうどテント1張分のスペースがある。時刻は13時。仮にゴルジュを超えるのに4時間かかっても日没前には抜けられる。一方で、翌朝にここから出発しても夕方までには薬師峠へは充分に抜けられる。アルコール類と食糧を減らしてから、翌朝に余力充分でゴルジュを抜ける方がよいだろうということで、今日はここで遡行を終了し、釣りと焚き火をまったりと楽しむことにした。

焚き火用の薪を集めてから釣りへ。このあたりまで来ると釣り人も入っていなそうで、イワナはスレていない。テンカラ釣り初めてのMくんも尺物をあげる。

P9220029

イワナの刺身とイクラで乾杯! わざわざ持ち上げたビールは旨い!

P9220030

夕方に一時雨が降り、いったんテントに入っての宴会となったが、その後に雨が止んだので再び焚き火を囲んでの宴会。やはり沢では焚き火ですね。

P9230033

翌朝は小雨の中でのスタートとなり、テンションが下がる。

P9230035

ゴルジュの手前は大岩ばかりで、登攀的な遡行を強いられる。

P9230036

ゴルジュの入口に到着。この中には多段大滝40mがある。2年前は右岸から高巻いたが、岩盤の上にのった薄い草付きのトラバースに懸垂下降と結構危うい場面が多かった。その時の同行者が沢初心者で、ロープばかり出したこともあり、高巻きだけで4時間以上も費やしてしまった。その時のGPS軌跡はあるので、同じルートを行くことはできるが、左岸からの高巻きが楽だという情報もある。

P9230037

左岸側を見ると、草付きのルンゼが木のある所まで伸びていて充分に登れそうだ。このルンゼを登ることにする。

P9230038

スタンスはしっかりあるので、ロープなしで登り、樹林の中へ。下方を見ると流れが見えているが、もうゴルジュの上のような感じ。GPSで確認すると確かに。ただし、まだ我々の下部には岩盤が続いているので、しばらく沢沿いに平坦地をトラバース気味に進んでから、樹林の中のルンゼ状の地形を下降することに。木があるのはよいのだが、途中から密林となる。ようやく密林を抜けた所は岩の上。河原まではすぐなのだが、下は垂直に切れ落ちている。下流側に回り込めばそのまま下りられそうではあったが、面倒なのでその場から懸垂下降で下りることにした。

P9230039

Mくんにとっては、いきなりぶっつけ本番の空中懸垂になったが、無事河原に下りることができた。意外とあっけなく抜けられた。高巻きに要した時間は1時間ちょっとで、2年前に比べて3時間以上の時間短縮であった。

P9230040

これでもう難所はない。時間的にも余裕ができたので、竿を出すことに。

P9230042

ちょっと渋かったが、まあ釣れました。

P9230047

滝が出てきたところで、釣りを終了。6m滝は難なく大岩伝いに越える。この頃には雨は止んでいた。

P9230050

Mくんは高校時代に山岳部だったこともあり、しっかりついてくる。ワンゲル部の将来のリーダーになる素質は充分。

P9230052

ゴルジュの中の6m滝は左から越える。

P9230054

平凡な河原となったところで、2070m二俣に到着。右俣を進むが、左俣には滝がかかる。魚影が走るので、再び竿を出すことに。

P9230055

標高2000mを越えるのに、尺物が釣れました。

P9230056

竿をしまい、2100m二俣を左に進む。

P9230057

きれいなナメ滝を進む。

P9230059

水量も少なくなり、すっかり源頭の雰囲気となる。このあたりの標高は紅葉が進んでいる。青空も出てきて、天気も回復しました。

P9230060

テープに導かれ、薬師峠への沢へ入る。

P9230061

薬師峠のトイレに出て感動の?フィナーレ。薬師峠の幕営地に着いたのは14時15分。ゴルジュの高巻きがあっけなかったので、釣りをしながらのまったり遡行でした。翌日は薬師沢左俣の遡行を予定。ビールを購入して乾杯し、そのまま薬師峠でテント泊しました。

薬師沢左俣につづく

| | Comments (2)

September 18, 2017

5年越しの遡行達成:奥利根 東黒沢〜ナルミズ沢 その2

5年越しの遡行を達成したナルミズ沢2日目の記録です。概要については1日目の記録をご覧下さい。

***************************************
9月10日(大石沢出合〜ナルミズ沢左俣〜朝日岳〜笠ヶ岳〜白毛門〜白毛門登山口)

P9100123

充分に睡眠を取った翌日は5時に起床し、再び焚き火を熾して炊事。6時ちょっとには出発できた。

P9100125

大石沢出合の滝。続々と他パーティーも出発する。

P9100127

朝からヘツリあり。

P9100128

他パーティーと抜きつ抜かれつという感じで進む。

P9100129

釜のある3段滝。

P9100131

左から巻こうとして苦労するが、結局、右からの巻き道で容易に巻けた。

P9100244

魚止ノ滝10mの前で記念撮影。直登は渋滞気味だったので、右から巻いた。

P9100133

再びヘツリあり。

P9100134

正面は大烏帽子山。

P9100137

7m滝は左から登る。

P9100139

今日もいい天気で展望もよし。

P9100140

スタートしてから1時間15分ほどで、1410m二俣に到着。大多数のパーティーは右俣を進むが、我々はあえて情報の少ない左俣を進むことにする。

P9100266

左俣もナメがきれいです。

P9100145

左俣は右俣より急ですので、小滝が続きます。

P9100147

登攀要素のある滝も出てくる。

P9100275

クライマーのKさんによる確保もあり。

P9100148

滝を巻いたために、ロープで確保しての草付きの危ういトラバースもあり。

P9100149

直登できる滝はスイスイと!

P9100151

高度を上げていくと、水量も減ってくる。

P9100152

最後の詰めへ。

P9100153

まずはササを漕ぎ、この後はハイマツを漕ぐ。

P9100155

池が見えた! もう稜線だ! 思ったほど藪漕ぎはキツくはなかった。

P9100156

池の全貌です。オタマジャクシがいました。

P9100157

ハクサンコザクラがまだ咲いていました。

P9100159

池糖がいくつかあります。

P9100287

登山道に出て遡行終了。

P9100290

5年越しの遡行達成の2人です。握手!

P9100161

沢装備を解除し、縦走路を進むと朝日岳はすぐでした。

P9100163

ここからは長い縦走路を白毛門に向かいます。

P9100164

谷川岳周辺の避難小屋はドーム型なのが特徴。

P9100165

釈迦ヶ岳に到着。

P9100166

オニシオガマが咲いていました。

P9100167

白毛門に到着。最後のピークです。白毛門沢を上がってきた沢屋と登山者で混雑していました。

P9100168

白毛門からは急下降の登山道。膝にきます。

P9100169

長い下りももう少し。

P9100303

東黒沢に戻ってきました。

P9100171

4時間にわたる長い下山でした。湯テルメ谷川で汗を流し、金沢へ戻る。それから1人で大阪への帰路につきました。

5年も待たされただけあり、天気と仲間に恵まれた素晴らしい遡行となりました。ナルミズ沢は美しい癒やし系の沢でした。

Repuさんの記録もご覧下さい。

| | Comments (0)

5年越しの遡行達成:奥利根 東黒沢〜ナルミズ沢 その1

奥利根のナルミズ沢は若い頃から遡行したかった沢の1つである。この沢の計画は5年前あたりから石川の山仲間のRepuさんと毎年のように計画はしているのだが、毎回、悪天にて中止を余儀なくされている。今回、長く待ったかいがあり、ようやく遡行できました。天気にも恵まれ、噂通りの美しい沢でした。

【日程】2017年9月9日(土)〜10日(日)
【山域】谷側連峰・奥利根
【渓谷名】利根川水系 東黒沢、宝川・ナルミズ沢
【メンバー】Repuさん、Kさん、Tさん、マメゾウムシ
【天候】9/9 晴れ、9/10 晴れ
【コー スタイム】
9/9 白毛門登山口6:26〜白毛門沢出合7:14〜1080m二俣8:28〜1350mコル9:44〜ナルミズ沢広河原10:52〜大石沢出合12:02
9/10 大石沢出合幕営地6:06〜魚止め滝8m6:55〜1410m二俣7:24〜池塘10:02〜朝日岳10:36〜笠ヶ岳11:35〜白毛門12:25〜白毛門登山口14:39

***************************************
9月9日(白毛門登山口〜東黒沢遡行〜ウツボギ沢支沢下降〜ナルミズ沢(大石沢出合))

前日は石徹白にてワンゲル部の沢登りデビューの引率だったが、午後に金沢に移動し、石川の山仲間と合流し、車1台で群馬県の水上を目指す。途中でテント泊し、早朝に白毛門登山口に到着。

P9090054

すでに登山口の駐車場は出発準備をする登山者や沢屋で賑わっていた。

P9090057

6時26分に出発し、すぐに東黒沢に入渓。東黒沢は昨年の6月に釣り目的で白毛門沢出合まで遡行したことはある。その時はまったく魚影もアタリもなかったが、今回も魚影はなし。

P9090060

ゴーロを進むとナメに変わる。

P9090061

沢が右に屈折し、進むと、ハナゲノ滝20mが現れた。

P9090062

ハナゲノ滝は流れの左側を登る。巻き道も左側についている。

P9090063

落口マニアとしては、ハナゲノ滝の落口も見ておく。

P9090064

美しい廊下が続きます。

P9090065_2

白毛門沢出合に到着。右俣の本流を進みますが、この先は未知の世界です。

P9090066

出てくる滝はだいたい直登できます。

P9090067_2

朝日に輝く沢!

P9090069

ゴルジュもあり。

P9090070

ヘツリもあり。

P9090071

美しい!

P9090073

こんな感じが続きます。

P9090075

多段滝。

P9090076

直登!

P9090077

ナメ滝!

P9090079

ナメ天国!

P9090081  P9090082_3 P9090084_3 P9090085_2 P9090086_2 P9090087_2

ナメとナメ滝が繰り返す!

P9090088

いい加減飽きてきたところで1080m二俣に到着。ここは右俣を進みます。

P9090090

まだ滝が出てきます。

P9090092

ここまで来ると、さすがに水量も減ってきました。

P9090094

1350mコルを目指して沢を詰めていきます。

P9090096

登山道なみの踏み跡があるかと思いきや、藪漕ぎになってきました。

P9090098

藪を漕いでおおよその1350mコルを越えて、反対側の斜面を下りていきます。

P9090099

沢状の地形になると流れが出てきました。ウツボギ沢の支沢です。

P9090100

小滝はありましたが、ロープを出すほどではありません。ただし滑りやすいので、スリップには要注意です。

P9090102

コルから1時間弱でウツボギ沢の本流に合流しました。ここで大休止。

P9090104

ナルミズ沢に合流する広河原はすぐでした。視界が開ける! 広河原は快適なテン場だが、時間的に早いので前進することに。

P9090107

大石沢出合までは河原歩きと思いきや、ゴルジュとなり、その奥に滝が。

P9090108

左岸の巻き道で滝の上に出る。

P9090110

美しい釜をもった滝。

P9090112

美しい!

P9090113

西日本にはこういう明るい沢はあまりない。

P9090114

豪快さもある!

P9090115

大石沢出合に到着。

P9090120

いくつかテン場の候補があったが、ちょっと戻った所の右岸によい平坦地があったので、そこで幕営することに。人気の沢だけあり、続々と後続パーティーがやってくる。週末によい幕営地を確保するには、早めに到着する必要がありそうだ。

P9090116

大石沢でテンカラ竿を振るが、これだけ入渓者が多いと食糧確保もなかなか厳しい。なんとか2匹のイワナを釣り上げ、1匹だけ骨酒用にキープした。大石沢は上に行くと、まったく魚影もアタリもなくなった。毎週末に多くの入渓者が竿を出せば、それは魚はいなくなるだろう。

P9090215

入渓者が多い沢の幕営地では薪も不足する。こんなに流木が少ないのは、毎週末多くのパーティーが焚き火をするからであろう。なんとか薪を集めることはできたが。

P9090118

焚き火を熾し、骨酒用にイワナを焼く。

P9090229

ご飯もうまく炊けた。

P9090121

骨酒を飲みながら夜が更けていくのであった。

奥利根 東黒沢〜ナルミズ沢 その2につづく

| | Comments (0)

August 03, 2017

黒部川 薬師沢中俣下降・赤木沢遡行

今年の8月は結構多忙で、長期の休みは取れなそうです。一足先に、7月末日に有給1日を取り、3日間の夏休みとし、黒部源流方面へ沢遊びに行ってきました。当初は沢1泊で真川のシンノ谷を遡行し、3日目に赤木沢遡行の予定でしたが、天気予報がよくなかったので、1日目は折立周辺で釣りとし、夜は宴会。2日目に太郎平に上がり、薬師峠から薬師沢中俣を釣りをしながら薬師沢小屋まで下降。3日間のうちでは最も天気がマシそうな最終日に赤木沢を遡行することにしました。以下、その夏休み2日目と3日目の記録です。

【日程】2017年7月30日(土)〜31日(月)
【山域】北ア立山
【渓谷名】黒部川 薬師沢中俣・赤木沢
【メンバー】りっひー、しっきー、マメゾウムシ
【天候】7/30 曇り時々雨、7/31 晴れのち曇り
【コー スタイム】
7/30 折立5:13〜太郎平小屋8:23-57〜薬師峠9:15〜(薬師沢中俣下降)〜登山道の橋(2075m)11:12〜薬師沢左俣出合12:53〜薬師沢小屋14:44
7/31 薬師沢小屋6:22〜赤木沢出合8:05〜大滝下10:03〜稜線(赤木岳直下)12:30〜北ノ俣岳12:52〜太郎平小屋13:53-14:22〜折立16:17

**************************************
7月30日(折立〜薬師峠〜薬師沢中俣下降〜薬師沢小屋)

P7300004_2

前日に折立入りし、真川で渓流釣りをし、夜は宴会だったため、少々二日酔い気味で迎えた出発の朝でした。やはり天気予報通りのパッとしない天気。

P7300005

黙々と歩いて、折立への登山道を登る。

P7300009

森林限界を抜けるとチングルマなど高山植物の花々が迎えてくれた。

P7300010

曇りですが、なんとなく天気は持ちそうな感じ。

Img_2150

折立から3時間で太郎平小屋に到着。今日はもう登りはありません。太郎平小屋で遭対協の当番で上がっていたsinoyosiさんと久しぶりにお会いしました。

Img_0015

3人で記念撮影。この後、私としっきーは薬師沢中俣を下降することに、りっひーは1人で薬師岳へと別行動し、薬師沢小屋で合流することに。

P7300012

薬師峠で沢装備を装着し、踏み跡を薬師沢中俣へ下降する。

P7300013

薬師沢中俣に出ました。水はさすがに冷たい。

P7300015

薬師沢中俣は大きな滝はありませんが、沢の下降は慎重に行動するに越したことはありません。実はしっきーは今日が沢デビューです。

P7300018

沢での雪渓はこれだけでした。

P7300021_2

魚影が目立ってきたところで、テンカラ竿を振ると、早速釣れました!

P7300022

しっきー、人生初イワナゲット! ではなく、私の釣ったイワナです。

Iwana2

薬師沢右俣出合で釣ったイワナ。釣果はイマイチな感じ。下降しながらの釣りですから、イワナに見られちゃっています。おまけに釣り人も結構入っている感じで、毛鉤を見破るスレた魚が多い。それでもそこそこイワナが釣れるのは、薬師沢の魚影の濃さでしょうか。

P7300023

薬師沢左俣が合流し、下降するにつれて水量も増えていく。

Img_0030

しっキーもテンカラ釣りに初挑戦。残念ながら釣果は無しでした。

P7300024

薬師沢小屋が近づくにつれて、徒渉も膝以上のところが多くなってきたので、釣りはやめて、少々本気モードでの沢下降に。

P7300025

薬師沢小屋が見えて一安心。少々雨はパラつきましたが、本降りにはならず、なんとか天気はもちました。5時間かけての、のんびり薬師沢の下降でした。

P7300026

黒部川本流です。去年は上ノ廊下からここへ上がってきました。黒部川の水量は平水とのこと。

P7300029

翌日に向かう上流方向。

P7300027

薬師沢小屋にはりっひーの方がちょっと先に到着していました。さすがに我々はのんびりしすぎたか。

P7300028

久しぶりの山小屋泊となる薬師沢小屋の夕食は満足なものでした。持ち上げたアルコール類はすべて消費してから就寝となりました。

**************************************
7月31日(薬師沢小屋〜赤木沢遡行〜北ノ俣岳〜折立)

翌朝は前日とは打って変わっての晴天となりました。

Img_0048

しっかり朝食を食べて。

P7310030

のんびり目に出発。早すぎると水温が低いので。

P7310031

黒部川本流でもテンカラ竿を振ってみましたが、釣れるのは20cm以下の小さなイワナばかりでした。毛鉤をイワナから外してくれるしっきー!

P7310032

所々で徒渉あり。平水とは言え、そこそこの水量があるので、場合によってはスクラム徒渉で対岸へ渡ることも。

P7310035

黒部川本流には赤木沢出合の手前に滝があります。赤木沢は9年前に遡行しているのですが、すっかりそんな滝の存在を忘れていました。

P7310037

右からしっかりした踏み跡に従って巻きます。

P7310038

赤木沢の出合は大きな淵となっていて、正面は黒部川本流最後の滝になります。ここは右から巻いて。

P7310039

出合近くはヘツリ気味に進んで。

Akagisawa

出合の小滝の上に出ました。

P7310040

いよいよ赤木沢の遡行開始です。いきなりきれいなナメから始まります。

P7310041

すぐに3段15m滝が現れます。沢が明るいし、スケールが大きい!

P7310042

階段状の右側から登る。

Img_0073_2

10mナメ滝!

P7310045

ウマ沢出合。イワナの魚影が走るので竿を出してみます。

P7310046

遡行者は我々だけということもあり、すぐに釣れました!

Img_0080

4段ぐらいの連瀑下のプールにて。

P7310048

良型のイワナが釣れました。

Iwana3

さらにもう一匹、良型が釣れました! 残念ながら尺には届かず。

P7310050

釣りばかりしていると進まないので、今日の釣りはこれで終わりにして、連瀑を登るとします。

P7310052

連瀑下部はプールを泳げば直登も可能ですが、冷たそうなので左の巻き道から。

P7310053

その上の2段5m2条。

P7310054

ここは右の草付きから巻く。巻き道はしっかり踏まれていて、まるで登山道のようです。

P7310055

しばらく間をおいて、2段5m2条。

P7310056

すぐに2段2m滝で下はトイ状滝。

P7310057

トイ状の上の2段目の滝。だいたいの滝は階段状で直登は容易。このあたりまでイワナの魚影がありました。

P7310059

しばらく沢歩きとなりますが、素晴らしい渓相です!

P7310061

20mぐらいの斜滝が現れ。

P7310062

連瀑帯となる。

P7310065

滝が続く。

P7310067

階段状なので、好きなところを登れる。

P7310068

いきなり正面に壁が現れた。

P7310069

近づくとなかなか迫力のある岩壁!

P7310070

流れは右に屈曲し、現れたのは大滝30mだった。ここまで出合から2時間。大滝はこんなに近かったっけ? 9年前の記憶があまりない。

P7310071

大滝はちょっと戻った所から右にある踏み跡から高巻いたが、9年前は、おそらく流れが右に屈曲するところの右側にある木のはえている岩壁をフリーで登ったと思う。

P7310072

大滝の落ち口をトラバース。

P7310073_2

振り返ると鷲羽岳が正面に。沢日和の天気です。

P7310074

大滝上のすぐの二俣を右に入る。この右俣はおそらく稜線に出るには一番早いルート。今日中に下山しないといけないので。本流は左俣で、9年前は左に行ったと思う。

P7310075

この右俣はすぐに滝が出てくる。

P7310077

連瀑となる。

P7310078

直登は容易!

P7310079

滝はいやというほど続きます!

P7310080

滝が無くなると源頭の雰囲気になる。

P7310082

流れはお花畑を通り。

P7310083

稜線はだいぶ近くに。

P7310084

苔がたくさん生えている所が、水が湧いているところでした。

P7310085

水が涸れて、草原の中を進む。

P7310086

ちょっとだけハイマツ漕ぎはありました。

Img_0123

フエルトは草の上ではよく滑るので、沢装備を解除する。赤木岳直下には雪渓があり、これは直登できなそうなので、右から回り込むことにする。

P7310087

登山道にでました。あとは退屈な登山道歩き。午前中はよい天気でしたが、この頃には空はすっかり雲に覆われていました。カンカン照りよりかは、むしろこの方が稜線歩きには涼しくてよいでしょう。

P7310088

2ヶ月前にはスキーで来た北ノ俣岳を通過。

P7310090

太郎平小屋に到着。

P7310089

行動食がひもじかったので、カレーライス大を注文。具だくさんでヴォリュームもあって美味しかった!

P7310092

折立へ下りるとしましょう。薬師岳が見えた!

P7310093

太郎平小屋から2時間で折立に下山。10時間ほどの行動時間でした。

下山後は亀谷温泉で汗を流す。ここで檜枝岐へ帰るりっひーとお別れ。りっひーは尾瀬でガイドをしてます。

Img_2152

残った私としっきーは富山の回転寿司で打ち上げ。運転があるので、アルコールはなしですが。食事後は、東京へ帰るしっきーを富山駅に送って、私も帰路につきました。

9年ぶりの赤木沢は、当初の天気予報とは異なる好天となり、我々だけで独占でき、イワナにも出会えて、いい思い出になりました。技術的にはちょっと物足りないところはありますが、それでもいい沢でした。

| | Comments (2)

June 26, 2017

テンカラ釣り講習会 in 白山麓

先週末は、白山麓で開催された京都北山テンカラ会主催のテンカラ釣り講習会に参加してきました。白山麓には、その2週間前にもテンカラ釣りに行っています。

このテンカラ釣り講習会は、昨年までは富山県の粟巣野にあった「ロッジわがや」で行われていました。その「ロッジわがや」のご主人が昨年の8月にロッジを閉じて、富山駅前に居酒屋「かど屋」をオープンさせたので、今年は会場をどうするか困っていたところでした。そこで立ち上がったのが、私のテンカラ釣りの師匠であるナベさんでした。そのナベさんのご尽力により、会場を石川県白山市にある白山里に移して、今年も行うことができたという訳です。

テンカラ釣り講習会には2014年に初めて参加してテンカラ釣りデビュー。それまではルアーやフライをやっていました。沢登りではやはり道具がシンプルなテンカラが一番有利という理由で、テンカラ釣りに転向しました。その後は2015年に講習会に参加しましたが、残念ながら昨年は参加できずで、今年は3回目の参加となります。今シーズンはテンカラ釣りデビューしてから早くも4年目のシーズンです。少々は腕前が釣果に反映するようにはなってきました。

講習会は土曜日の午後からの開催でしたが、せっかくですので午前中も釣りたい。ということで、西日本から行った4名で早朝から白山西側の山岳渓流に入渓してきました。

P6240023

この谷は昨シーズンに納竿したところです。ナメもあったりで渓相がいいです。

メンバーは、加古川のテレ仲間のOさん、岡山のテレ仲間のTさん、現役ワンゲル部員のFくん、そして私です。なお、TさんとFくんはテンカラ釣り初体験です。Oさんはテンカラ釣りの経験はあるが、餌釣りメインとのこと。

P6240024

イワナはポツポツと私には釣れていきましたが、他のメンバーには厳しい状況。

P6240025

樹林が濃く、渓が暗いためか、黒っぽいイワナが多い感じです。

P6240026

枝葉がおい茂っているので、初心者には毛鉤が引っかかってばかりで、ちょっと厳しかったかな。

P6240027

5時半に入渓して、10時まで釣り上がって終了としました。釣果は私が8匹、Oさんが1匹、Tさんは残念ながらボウズ。Fくんは惜しくもバラシてしまい、人生初イワナとならずでした。初心者2名は翌日に期待しましょう。

P6240029

ササユリが咲いていました。

P6240030

ツツジの仲間かな?

Img_2064

昼食は2週間前に来た時に引き続き、テレ仲間のやっているおそば屋さん「そば処花川」にて。

Img_2065_2

今回はオーソドックスなお蕎麦である「せいろ」をいただきました。こちらもたいへん美味しかったです。

Img_2068

午後からは白山里にて、いよいよテンカラ釣り講習会の開始です。参加者は30名で白山里を貸し切り。北陸と京都以外からも、西は兵庫と岡山から、東は神奈川からテンカラ師が駆けつけました。北陸のスキー関係者および山関係者もいて、結構知っている顔が多かったでしたが...

Img_2070

まずは1時間ほど座学で、テンカラ釣りの基本について解説。私には3回目の内容ですが、初心者には重要です。

P6240033

次は毛鉤作り講習。小松の山屋さんたちも、ベテランの指導を受けながら熱心に毛鉤作りに打ち込む。

P6240036

毛鉤巻きが初めての人たちには、京都北山テンカラ会の富士会長が直接指導。

Img_2072

座学の後は外に出てキャスティング練習をしました。参加者には富士流テンカラのテーパーラインがいただけるので、初心者はそのテーパーラインで練習していました。私はレベルラインにて練習。あとはポイントへの正確性を上げることかな。

Img_2075

白山里の温泉で汗を流したら、待ってました夕食。乾杯の音頭を取るナベ師匠。今回の講習会が開催された一番の立役者です。

Img_2074

宴は深夜まで続いたのでした!

P6250037

テンカラ講習会の2日目は、いつもながらですが、二日酔い状態で起床。朝食を食べてからの遅出で、京都北山テンカラ会の富士先生たちと近場の渓へ。

遅出のため釣果は期待していなかったが、釣り初めてすぐに、いきなり尺を越えると思われる大物がヒット。格闘するも流れの強い場所だったので、パワーで下流の落ち込みに逃げられ、そのまま岩の下に入られる。しばらく引きずり出そうと格闘するが、痛恨のバラシ! 悔しい!

P6250040

その後もポツポツとイワナは釣れたが、逃げられた獲物は大きかった。

P6250038

一緒に行った初心者2名(岡山のテレ仲間のTさん、現役ワンゲル部員のFくん)は前日はボウズでしたが、今日は京都北山テンカラ会の富士先生やHさんたちから直接の指導を受ける。

P6250039

Fくん、キャスティングもだいぶうまくなってきましたね!

P6250042

Tさん、人生初のイワナを釣り上げました。この後にもう一匹釣り上げる。

その後にFくんも初のイワナを釣り上げました。残念ながら、私は用を足している最中で写真が撮れませんでしたが、草陰からイワナの姿は拝見しました。

Oさんもこの日は3匹を釣り上げて、みんな満足な顔で釣りを終えることができました。

Img_2077

充実した二日間でした。またテンカラ釣りに行きましょう!

| | Comments (2)

June 22, 2017

白山麓で今季初テンカラ

もう2週間近くが経ってしまいましたが、2017年初のテンカラ釣りを白山麓の某谷でしてきました。

メンバーは、テンカラ名人のナベ師匠と、BCクロカン名人のcimaさん、そしてヘンタイの私の3人。

Img_8477

雪渓がまだ残る沢へ下降。今季初の沢のせいか、右足のつま先に痺れがあるためなのか、えらく下降時のバランスが悪かった。これではシビアな高巻きはできない。ちなみに右足の痺れの原因は、足根管症候群という神経に原因がある病気(怪我?)とのこと。

Img_8482

こんな感じの渓相です。雨が降っていないので渇水気味でした。

Img_8491

今季初のイワナです。尺には届きませんでしたが、良い型でした。

Img_8494

そこそこイワナが釣れました。

Img_8497

午後から雨という予報なので、早めに切り上げました。

P6100002

イワナがかかった瞬間に竿が折れるというトラブルはありましたが、幸先よいスタートが切れました。今季も沢登りとテンカラ釣りを楽しみます。

Img_2032_2

イワナはすべてリリースしましたが、こちらはお持ち帰り。

Img_2030

昼食は、テレ仲間のやっているおそば屋さん「そば処花川」にて、「おすみ花」という炭を練り込んだお蕎麦をいただく。たいへん美味しかったです。

Img_2034

いつもは車中泊ですが、今回は珍しく宿に泊まる。宿泊先は、3月に蓮華温泉へ一緒に行った北部白山管理人Iさんが館主をしている白山中宮温泉くろゆり荘。目玉はリピート山中さんのLIVEでした。ヨーデル食べ放題という曲は大阪環状線の鶴橋駅の発車メロディーになってます。

Img_2033

温泉と食事も満足なものでした。お酒もしっかり飲み、いい気持ちで眠りにつきました。


YouTubeにアップした記録動画です。

| | Comments (0)

より以前の記事一覧