August 09, 2018

ポケットの開けっぱなしに注意:釜に落ちたスマホを潜水にて無事回収!

先週末の失態!

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某沢を遡行中に起きたことだが、上の写真にある深い釜をもった1m滝を超える際に、何かがドボンと釜の中に落ちる音がした。ポケットのファスナーが開いたままで、落ちたのはスマホであることが判明。

一瞬諦めかけたが、直下をよく見ると水底にスマホが見えるではないか。ザックをおろし、サングラスを外して、潜ってスマホを回収する覚悟を決める。ちなみにスマホはiPhone 8なので、防水機能あり。

背が立たない位置であり、2mほどを潜水してスマホを無事回収。久しぶりに潜ったので、腰が急激に痛み出す。ぎっくり腰になる直前の状態だったが、しばらくするとなんとか痛みが落ち着いて一安心。

ポケットの開閉をした場合は、きちんと閉めたかをしっかり確認しないといけませんね。よく忘れるのですが...

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August 07, 2018

夏のワンゲル部山小屋を楽しむ会

先週末は、ワンゲル部OB・OG会主催のイベント「夏の山小屋を楽しむ会」で、奥美濃石徹白にあるワンゲル部の山小屋へ行ってきました。拘束は夕食を一緒に取るだけで、あとは各自・各グループ単位で自由に行動するというイベント。

1日目の日中は、まだ遡行していない沢の偵察へ。

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入渓地点はナメ。

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下界では35℃を越える暑さですが、沢も暑めで、スミナガシとイチモンジセセリが給水に来ていた。

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今回新たに発見した2段5m滝。この写真はその下段で、右側を直登できる。

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上段は斜滝で容易に登れる。

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小さな藪沢ですが、イワナがよく走る。テンカラ釣りには不向きな沢ですが、なんとかキャスティングできるところでテンカラ竿を振ると釣れた!

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なんと尺イワナも釣れた!

小さな藪沢なのでそんなにポンポンは釣れないが、ここは他の釣り師と競合することはまずない。

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これは翌日に行った別の支流だが、2段10mの滝がある。ワンゲル部の沢登り入門にも使える。

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参加者全員で山小屋の前で記念撮影。

ワンゲル部の山小屋は夏だけでなく、春は山菜、秋はキノコ、冬はプライベートゲレンデで激パウスキーも楽しめる。実に恵まれたロケーションです!

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July 19, 2018

大峰 神童子谷・犬取谷にて、ワンゲル部の沢泊遡行

長雨が続いた西日本。予定していたワンゲル部の沢泊遡行も延期に。その後は梅雨明けによって晴天に恵まれたのはよいが、暑すぎ。そんな時はやはり沢登り。7月の3連休は、ワンゲル部員の沢泊遡行の指導を兼ねて、大峰の神童子谷・犬取谷を遡行してきた。神童子谷は、過去にノウナシ谷(2014年7月の記録)と犬取谷(2016年8月の記録)をそれぞれ1回ずつ遡行している。

【日程】2018年7月15日(日)〜16日(月)
【山域】大峰
【渓谷名】十津川水系 川迫川 神童子谷・犬取谷
【メンバー】Hくん、ゴーレム、タッキー、マメゾウムシ(OPUWV部)
【天候】7/15 晴れ、7/16 晴れ
【コー スタイム】
7/15 観音峯登山口4:56〜白倉谷出合5:22〜大川口7:05〜神童子谷入渓7:35-55〜赤鍋ノ滝下8:48〜釜滝上12:37(泊)
7/16 釜滝上6:25〜犬取滝下7:41〜ジョレンの滝下9:33〜稲村小屋10:43-11:19〜クロモジ尾根下降〜林道13:20〜観音峯登山口近道分岐13:57〜観音峯登山口14:31

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1日目(7月15日):観音峯登山口〜大川口〜神童子谷〜釜滝

車は1台のみなので、どこに車を置くべきか迷ったが、安心して駐車できる観音峯登山口にした。前夜に観音峯登山口入り。夜は星がきれいで、ホタルも飛んでいた。観音峯登山口から入渓地点までは2時間半の歩きが必要だが、その分は下山時間が短くなる。1泊2日で行くのであれば、時間的には余裕がある。

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5時に観音峯登山口を出発。ミタライ渓谷歩道を進んで国道309号に出て、あとはひたすら歩く。釣り師や行者還トンネル方面に向かうと思われる登山者の車が次々と追い抜いていく。

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観音峯登山口から2時間かかってようやく大川口。ここからは神童子谷沿いの林道を進む。

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林道上にゲートのあるところから踏み跡を下りて入渓。過去は林道終点から作業道を下りたが、すっかり忘れていた。その分、沢歩きは長くなるが、問題はない。

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沢装備を装着して遡行開始。

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左岸についていた作業道を部分的に使ったが、崩壊箇所あり。そこには下降のためにロープがフィックスされていたが、出だしがハング気味で、結構テクニカルな下降となった。

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両岸が狭くなって、へっついさんだ。

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水位は腰から胸にかけてで、これまでより水位が高い。晴れが続いても、先週までの長雨の影響がまだ残っている感じ。

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枝沢から滴る滝に打たれるタッキー。正面には赤鍋ノ滝が現れる。

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赤鍋ノ滝は左岸側の側壁をトラバース気味に登るが、ひじょうに滑りやすいので、ロープを出した。3箇所ほど残置スリングがあるので、中間支点に使わせてもらう。滝上には木がはえているので、それでビレイ用の支点を取ると、ちょうど30mロープいっぱいである。2番目と3番目はフリクションノットで、最後の者はトップのビレイで登る。2番目と3番目に登った学生は途中で滑りまくっていたが、ロープがなければ滝壺へドボンだった。基本的にスラブでの足の置き方がなっていない。日頃からの練習で経験を積んで身体に覚えさせないといけない。

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赤鍋ノ滝の上にも釜を持った小滝が続く。

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1箇所だけ釜を泳いでの突破が必要で、さらにその上段では残置ロープを掴んで登ることになる。

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小滝群が終わると平凡な流れとなる。急げば幕営予定地の釜滝までそれほど時間はかからないが、今日は時間がたくさんある。釣りタイムとする。私はテンカラ、Hくんは餌釣りでゆっくり釣り上がる。3連休だけあり、釣り師、沢登り、キャニオニングツアーと入渓者が多いこともあり、魚は警戒心全開でかなり厳しい。我々が釣っている間だけでも数パーティーが追い抜いていった。竿抜けポイントと思われる場所で、なんとか小さめのアマゴを1匹だけ釣り上げることができた。

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目の前に美しい光景が現れた。釜滝の釜がブルーに輝く。

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正面から見た釜滝。キャニオニングツアーと思われるパーティーは、ここで釜に飛び込んだりして遊んでから引き返していった。

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釜滝は右岸から容易に巻いたが、釜を泳いで滝に取り付くのもありだろう。

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釜滝の上は、犬取谷とノウナシ谷との二俣になっていて、高台に幕営適地がある。時間的には13時前ではあるが、今回は沢泊を楽しもうという意図もあるので、ここで幕営とした。ファイントラックのツエルト2ロングをターブ状に張れば、4人がその下で寝られる。

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夜はやはり焚き火。先週の長雨の影響はまだ残っており、薪は湿ったものばかり。それでも立ち枯れの枝など比較的乾いている薪を集めて、なんとかご飯が炊け、魚が焼けるぐらいの火を熾すことができた。ツエルト設営後に釣ったアマゴが1匹加わり、計2匹のアマゴを遠火で焼く。山菜のミズは細めで小さなものばかりだったが、食べる分だけ採取し、茹でてツナと醤油であえてお酒のアテに。宴は暗くなっても続いた。夜は寝たまま星空を見上げ、ヒメボタルの発光を目にし、沢の風を感じる最高の時間だった。

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2日目(7月16日):釜滝〜犬取谷〜稲村小屋〜クロモジ尾根〜観音峯登山口

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翌朝は5時起床で、簡単に朝食を済ませ、6時半に遡行開始。

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犬取谷を進む。

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最初の滝は一ノ滝8m。

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左岸を容易に巻いて、一ノ滝の落口に出る。

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次は二ノ滝10m。

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二ノ滝も左岸を高巻くが、高度があるので要注意!

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3m滝に打たれるタッキー。それだけ煩悩が多いのか?

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ゴーレムも禊ぎへ。

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ナメもあり!

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豪快な犬取滝3段25mが姿を現す。

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犬取滝は続く滝も含めて右岸から大きく高巻く。

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少々不安になるぐらいに大きく巻くことになるが、踏み跡を辿れば問題ない。

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谷の方向が変わるところにある4m滝。

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4m滝は右側を登ったが、結構嫌らしかったので、念のためロープを出した。

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4mほどの滝がさらに2つ続き、2つめは右から巻く。

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枝沢にかかる裏見の滝が右に現れる。

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そして現れたのが、ラスボスであるジョレンの滝2段60mだ。

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ジョレンの滝も右岸から大きく高巻く。まずは小尾根に出て、急な尾根上を踏み跡に従って登る。

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下を見るとカモシカの親子が歩いていたが、この写真でわかる?

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小尾根を登り切って、傾斜が緩くなったあたりで、踏み跡に従って谷方向へトラバース気味に進んで、うまく落口に出た。この落口はジョレン滝の上にある3m滝のようだ。

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ジョレンの滝上は幕営適地があるが、稲村小屋へは1時間ほどだ。

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谷はすっかり源頭の様相だが、まだ小滝やナメが現れる。

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終盤に現れる二俣は左に進み、稲村小屋に直接出るルートを取った。稲村小屋の前は休憩する登山者で賑わっていた。ここで沢装備を解除して大休止。

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下山は破線ルートのクロモジ尾根を取った。稲村小屋から稲村ヶ岳方面に少し登ったところから派生する西方向へ伸びる尾根だ。踏み跡は部分的に明瞭、部分的に不明瞭という感じ。途中に石楠花漕ぎあり。

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道が変えられたのか、途中、地図とは違う尾根を下る。一瞬、尾根を間違えたかと思ったが、地図では下部でこちらの尾根にトラバースしているので、結局合流することにはなる。林業の作業に使っているのか、尾根上には鹿よけのネットやワイヤーが張ってあったりする。

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途中、道が不明瞭になり、笹藪漕ぎとなる。尾根も明瞭ではなく、一瞬迷いかけたが、下方向に目的の尾根地形を見つけた。獣道や作業道らしき踏み跡が錯綜しているので、方向だけを頼りに急斜面を下る。木を掴みながら下るが、イバラがあったりで、痛い思いもしながら標高を下げる。

急斜面を下りると明瞭な尾根上にうまく乗った。しばらくは尾根上に張ってあるネット沿いに下る。やがて斜度が増し、落石が起きやすいガレとなる。下に林道が見えたが、北寄りに出てしまうと岩盤があり、行く手を阻まれそうだ。最後は南寄りに下りてうまく林道に出たが、この際に学生が落とした落石が頭上をかすめた。ガレの下りでは、落石を起こさないようにソフトに足を置かないといけない。これも経験を積んで身体で覚えないといけないことだ。最後にあったヒヤリ・ハットで、ヘルメットは着用すべきだったと反省。

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あとは林道を下り、途中から観音峯登山口への近道に入り、出発地点に無事帰還。一般ルートで戻ってもそんなに時間は変わらないとは思ったが、ワンゲル部員たちにとっては、藪漕ぎがある不明瞭ルートの方がよい経験になったのではないだろうか。3連休最終日はどこも混んでいそうなので、温泉にも入らずに帰路についたのだった。

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June 26, 2018

テンカラ釣り講習会2018

今年も白山麓で開催された京都北山テンカラ会主催の第9回テンカラ釣り講習会に参加してきました。白山麓で開催されるのは2年目で、それまでは富山で開催されていました。その経緯については、昨年のブログをご覧下さい。

我が軍団は、昨年も参加した3名(加古川のOさん、岡山のTさん、私)に新たなメンバー4名(マルちゃん、千葉のOさん、Sおばさん、ワンゲル部OBのIくん)を加えた7名で西日本から乗り込んだ。テンカラ釣りの世界は年輩の男性中心だが、なんと7名中4名が女性で、最年少男子のIくんはまだ20代である。初心者は千葉のOさんとIくんの2名であるが、2年間まったくテンカラ釣りをしなかったSおばさんは初心者と変わらない。このSおばさんの他は意欲もあり、今後のテンカラ界を大きく変えそうなメンバーと言える。全員がテレマーカー、もしくはその経験者でもあるのも異色感が漂う。

金曜日の夜に車2台で兵庫と大阪から出発し、名神高速の多賀SAにて合流。講習会は土曜日の午後からの開催だが、せっかくの機会なので、仮眠2時間で、翌朝は白山麓某所に入渓することにした。

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入渓までのアプローチではササユリが出迎えてくれた。

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入渓!

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なかなかアタリさえなかったが、最初に釣り上げたのは岡山のTさんだった!

その後、加古川のOさん、そして私もイワナをかける。

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初心者であるワンゲル部OBのIくんも釣り上げる!

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私の2匹目!

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マルちゃんも1匹あげる!

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2時間半ほど釣り上がったところで終了。私は4匹と釣果は渋かったが、7名中5名がイワナをかけた。初心者の千葉のOさんに釣らせられなかったのは実に残念。この日は水温が低かったためか、全体的にイワナの活性は低く感じた。他の渓へ入ったグループもこの日の釣果は渋かったようで、低水温など気象条件の影響が大きかったのかもしれない。Sおばさんはもちろんボウズだった。

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昼食をゆっくり取る時間がなかったので、道の駅瀬女のできたてパンでお腹を満たした。

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午後からは白山里にて、いよいよテンカラ釣り講習会が開講。まずは京都北山テンカラ会の冨士先生や橋本さんからテンカラ釣りについてのレクチャーを受ける。

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座学の後は、毛鉤巻き実習。

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毛鉤巻きは老眼にはきつい作業! おまけに寝不足で目がショボショボしてしまう。適当なところで私は切り上げた。

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午後からは雨が降り出していたが、16時ぐらいには止んでくれたので、外でキャスティング練習。初心者はこのキャスティングが課題ですね。1時間以上もこの練習が続いたのは、参加者の意欲を感じる。私はまた途中で切り上げたが...

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うまいビールを飲むために、夕食前に素早く宿の温泉に入ってからの、待ちに待った夕食開始。

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我が軍団の女子3名と私がいるテーブルはビールの消費が速い!

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夕食後は2次会に突入し、宴は深夜まで続いたのだった。

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翌日はグループ単位で各渓へ。私たちのグループは初心者がいることもあり、京都北山テンカラ会のメンバーと一緒に近くの渓へ。スタートが遅かったこともあり、釣果は前日以上に厳しかったが、冨士先生や京都北山テンカラ会のメンバーから現場で直接にポイントやキャスティングの指導を受けることができたのは、メンバーにとってよい経験になったにちがいない。

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厳しいながらも確実に釣果を出すマルちゃんとTさんはさすが! なぜかイワナを釣らずにカジカガエルを釣り上げたSおばさんは、やはり変なおばさんか! 私は二日酔いでテンション低く、早めに竿をたたんでしまいました...

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ランチは、テレ仲間のAさんが御家族で経営しているそば処花川にてお蕎麦をいただく。いつもながら美味しい。

今回は釣果は厳しかったが、近畿と北陸のテンカラ師の交流の場として有意義な2日間でした。禁漁までのこれからの3ヶ月間で、悔いなくテンカラ釣りを楽しもうと思う。

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June 22, 2018

ワンゲル部PWにて、比良 明王谷 奥の深谷を遡行

先週末は、私にとっては3年ぶりになる比良の沢へ。明王谷・奥の深谷を、ワンゲル部OBのぬーい、現役のタッキー、そして私の3人で遡行してきました。日本百名谷に選ばれているだけあって、どの滝も美しい釜をもち、ナメも美しい沢でした。

【日程】2018年6月17日(日)
【山域】比良
【渓谷名】安曇川水系 明王谷 奥の深谷
【メンバー】ぬーい、タッキー、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】坊村8:49〜奥の深谷出合9:37-57〜4段40m滝下11:03〜2段4m滝下13:30〜登山道交差点13:49-14:12〜坊村

私とタッキーは前夜入りし車中泊。翌朝に出町柳駅からバスで来たぬーいと合流。坊村8:41到着のバスは2台で、たくさんの登山者が下車した。

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それでは出発。

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3年前に白滝谷を遡行した時は、坊村からすぐに明王谷に入渓したが、今回はスタートが遅いので、林道にて奥の深谷出合に向かうとする。

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寄生植物であるギンリョウソウ。

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白滝谷にかかる橋が入渓地点。

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沢装備を装着する。タッキーの足下にはヒルが...

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橋のすぐ下流側が奥の深谷と白滝谷の二俣になっている。

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早速、1m滝が現れる。

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2m斜滝。

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7m滝は左から越える。

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4m斜滝。

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流れの中を直登。

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4m斜滝は右から越える。

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2段8m滝が姿を現した。

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クライマーでもあるぬーいが右の流れの右側を登る。

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後続はロープを出してもらい、巻き気味に登る。上部のトラバースが嫌らしかったので,ここは直登の方がよかったかもしれない。

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すぐに4段40m滝が姿を現す。

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3段目までは流れの右側を登る。

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3段目を登ったところで、釜を泳ぐ。

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4段目は右から巻く。

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巻く途中にあったプールにぬーいが飛び込むが、ヘドロが湧き上がり、悪臭が漂う。動物の死骸でも沈んでいるのかという臭さだった。この後、ぬーいは清い流れにて体を清めざるを得なかった。

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すぐに10m滝だが、右から巻くことにする。

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続く7m滝も一緒に巻く。

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3mナメ滝でちょっと一服! 若者たちはここでウォータースライダーを楽しむ。詳細については動画をご覧下さい。

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一服した後の3m滝は、釜を泳いで左奥から登る。この登るシーンも動画をご覧下さい。

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8m美瀑が姿を現す。左から巻けそうだが、嫌らしそう。

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結局、右から大きく巻くことに。途中、岩に矢印が書いてあった。

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登り切った後に、下降となったが、結構、下まで距離がある。練習も兼ねて、懸垂下降で下ることにする。ここでぬーいがザックを落としてしまう。やってはいけないミス。30mロープ1本だと距離が足りず、途中で1回切って、もう1回懸垂下降となった。

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沢に下りて、8m滝の落口を見下ろす。幸いなことにぬーいのザックは回収できた。

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5m斜滝は左から越える。

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4m斜滝と滝が続く!

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釜の左をへつって、左から越える。

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廊下状となって、その奥に8m斜滝。

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釜を泳いで、滝に取り付く。

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滝の右側を直登。

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続く斜滝は左側から越える。

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息つく暇がない!

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続く斜滝は右から越える。

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2段4m滝の下まで来ました。どの滝も美しい釜をもっている。こういうところは飛び込まないとね!

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2段4m滝はステミングにて。

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足が開かん! なんとか通過できた!

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7m滝は右から越える。

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最後の斜滝も釜が美しい! ここで若者たちは最後の禊ぎ!

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続くナメも美しい!

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進むと登山道が沢を交差している。

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ここで遡行終了。奥の深谷は、移動距離、標高差とも短いながらも、次々と滝が現れて、息つく暇もなかった。どの滝も美しく、さすがは日本百名谷に選ばれているだけはある。遡行時間は4時間ほどであるにもかかわらず、実に充実した遡行であった。

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沢装備を解除したら、登山道にて下山。

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白滝谷出合にはこんな注意書きが。沢は自己責任ですが。

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お疲れ様でした!

YouTubeにアップした記録動画です。

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June 16, 2018

石徹白某所にてテンカラ釣り:今季の初物!

矢谷川の遡行の翌日は、午後から雨予報とのことで、午前中だけの時間で、石徹白川の支流である倉谷の偵察を考えていた。
白山中居神社まで行ってみると、なんと大杉林道は土砂崩れのために通行禁止。
徒歩でならば行けたかもしれないが、時間的なことを考慮して、某所にて渓流テンカラ釣りとした。

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なかなかよい渓相ですが、肝心の魚の反応がイマイチ。

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アクセスしやすい場所は、釣り人が多く入るので、やはり渋い。

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渋いながらもなんとかイワナを釣り上げた。今季の初物です!
この後にもう一匹釣り上げた。
初心者のIくんにはキツかったかな。

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こんな滝があり。

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林道が沢のすぐ横を通っているが、遡行しても面白いかも。

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ワンゲル部で沢登りルート開拓:長良川水系 前谷川支流 矢谷川

先週末は、ワンダーフォーゲル部が奥美濃石徹白に所有する山小屋から歩いて行ける沢登りルートの開拓ということで、前谷川支流の矢谷川を遡行してきました。アップが遅くなってしまいましたが、その記録です。

前谷川流域は、昨年に本流、支流の荒倉谷川とフナサコ沢(阿弥陀ヶ滝上流部)(2017年8月9月の記録)を遡行している。地形図では矢谷川にはしっかりした水線が引かれており、そこそこの流れのある沢ではないかということで気になっていた。ちなみに昨年に遡行した荒倉谷川にはアラクラ滝は示されているが水線はなく、フナサコ沢には細い水線が引かれているだけだ。今回は金沢の山仲間のcimaさんとKさんから沢歩きをしたいという希望があったので、この機会に便乗して、ワンゲル部OBのIくんと現役のTくんとともに計5人で矢谷川を遡行してみることにした。

【日程】2018年6月9日(土)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川支流 矢谷川
【メンバー】cimaさん、Kさん、Iくん(ワンゲル部OB)、Tくん(ワンゲル部現役)、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】駐車地点(白山禅定道案内板付近)6:56〜矢谷川入渓地点(670m)7:14〜遡行終了地点(林道交差1010m)9:03-25〜禅定道合流10:18〜駐車地点11:30

私たちワンゲル部関係者は5時半に山小屋を出発し、徒歩にて旧道の白山禅定道を下り、前谷川本流にかかる県道314号の橋の上で金沢から車で来る山仲間のcimaさんとKさんを待った。この道中で、白山禅定道を登るトレイルランナーぽい男女2名に会った。

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金沢メンバーとは予定通りに合流でき、車に同乗して白山禅定道入口近くの駐車地点に移動した。

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駐車地点の近くには白山禅定道についての案内板がある。

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地形図を見ると、矢谷川の出合近くには堰堤が2つある。その堰堤を回避するために、林道でアプローチして、堰堤のかなり上から入渓することにした。

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矢谷川の入渓地点に到着。思ったより水量が少なく、川幅が狭いのにはガッカリ。この部分は林道の上を水が流れている。標高差にして出合から200m上に位置するので、下流部を省略しすぎたかもしれない。ここより下流部は植林の中を緩やかに流れているようなので、平凡な流れの感じもする。機会があれば、下流部も偵察したい。

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試しにテンカラを振ってみるが、反応は無し。遡行中に魚影もなかったので、どうやらイワナはいないらしい。

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入渓してみると、小滝やナメが出てくる。

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途中、大きなアオダイショウが横たわっているのに驚く。なにか大きな獲物を飲み込んだらしく、お腹が膨らんでいて動きも緩慢。

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威嚇のポーズをされてしまう。

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なかなかのナメが現れる。

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癒やし系のよい沢では!

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トイ状の滝。

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ナメ滝が美しい!

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沢初体験のTくんも楽しそう!

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ロープを出すような滝はない。

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標高900mが近づくと斜度が緩くなり、平凡な流れとなる。植林は手入れが行き届いているのか、沢は明るく、いい感じ!

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標高900mを越えると、水量が減って、藪が濃くなっていく。さらに登ると、やがて流れもなくなった。

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最後は少々の藪漕ぎになり、標高1010mで沢を横切る林道に出た。この上はもう沢を詰める価値はないだろう。

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沢から林道に出たところはこんな感じ。入渓から2時間ほどのお手軽な沢だったが、意外や美しい沢だった。ワンゲル部の沢入門に使いたい。

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林道を桧峠方面へ向かう。途中で、入渓前にすれ違った男女2名とあったが、道を誤って入ってきたらしく、一緒に引き返すことになった。

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白山禅定道と合流し、駐車地点へ下る。

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白山禅定道の途中には社跡があり、大きなトチノキがある。

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駐車地点からは車にてワンゲル部の山小屋へ戻る。

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時間的にはまだ早かったが、早速宴会が始まる。

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周辺で採れたウド、ヤマブドウ、ハンゴンソウの新芽や、遅れて出てきたタラとコシアブラの芽を天ぷらにし、酒の肴に。

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日帰り予定の金沢メンバーは夕方に帰路につき、残ったワンゲル部関係者3人だけで、夕寝の後に再び宴へ。実に最高の山小屋のロケーションです。

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矢谷川の遡行図を作成してみました。正確でない部分はあるかもしれませんが、今後遡行する人たちの参考になれば幸いです。

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June 11, 2018

大和川水系 石川 ソノ谷遡行・醤油谷下降

1週間以上前の記録をアップします。多忙でブログを更新できないでいました。2週続けてですが、再び滝畑の沢に行ってきました。

滝畑の千石谷流域の沢というと、前回に遡行したクレン谷、そしてサカモギ谷が有名だが、その隣に位置するソノ谷と醤油谷についてはあまり情報がない。地形図では醤油谷には道がついている。はたしてこれらの沢に遡行価値があるのか、醤油谷についている道はどうなっているのかを調べるために、ソロでソノ谷を遡行し、醤油谷を下降してきた。

【日程】2018年6月2日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石川 千石谷・ソノ谷・醤油谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】滝畑ダムバス停9:50〜サカモギ谷出合10:26〜千石谷遡行〜大滝11:26〜ソノ谷出合(5m滝)11:38〜堰堤11:51〜760m二股13:24〜一本杉(鏡の宿)14:04〜醤油谷下降地点14:18〜600m二股15:08〜醤油谷出合15:50-16:09〜滝畑ダムバス停16:59

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滝畑ダムへは公共交通機関利用にて移動。河内長野駅で降りて、バス停に行くと、やけに若い団体客が多い。なんとその中にワンゲル部の学生がいた。実はうちの大学の某学類の実習が滝畑であるとのこと。バスは増便で対応してくれた。学生たちは終点の手前で下車していった。

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終点の滝畑ダムバス停から歩いて千石谷林道に入る。

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ユキノシタ

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ヒキガエル

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サカモギ谷の出合から千石谷を遡行してみた。ここでアマゴの姿を見たことがあるので、テンカラ竿を振ってみたが反応は無し。

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大滝のところでいったん千石谷林道に上がる。

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オオバギボウシ

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ソノ谷出合の手前で再入渓。出合はいきなりの5m滝。難しそうな滝でしたが、右側を直登する。

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滝上は意外とよさそうな流れ。

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小滝が出てきます。この2m滝は、シャワーを浴びながら右上の倒木を掴んで越えた。

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この2m滝もシャワーを浴びながら越える。

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シャワーを浴びるが小滝を直登していく。

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いきなり堰堤が現れて、左から巻く。

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堰堤上は水流がなくなるが、

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すぐに復活。

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また小滝が現れる。

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途中、左岸側から崩れてきた土砂で流れが埋まった箇所を通過。

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この3mほどの滝はシャワーを正面から浴びれば越えられそうな気もしたが、どうも登れない。ソロだと思い切ったことができない。

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左のガレから高巻こうとしたが、小さくは巻けずに登りすぎてしまう。いったん下りて、右から巻いてみた。

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無事巻けて、落口の上に出た。一安心。

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その後も1〜2mほどの小滝が続く。

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標高700mぐらいで右からの流れがあるが上部は急だ。本流である左を進む。

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5m滝が現れる。これがラスボスか? 一見難しそうだったが、正面を直登できた。

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標高760m付近にある二股は本流である左を進む。

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水量が乏しくなり、ナメ滝状の滝を登る。

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そのまま流れを詰めていくと、蟻地獄状になったので、左に逃げた。

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踏み跡を辿り、最後はちょっとの笹藪漕ぎで、

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一本杉に出て、ソノ谷の遡行は終了。ソノ谷はクレン谷並みに直登できる滝が続き、充分に遡行する価値はある。

めずらしくこの山域で1名の登山者と会う。さらにエンジン音がすると思ったら、モトクロスバイクが2台現れて興ざめしてしまう。近くに林道が通っているので、バイクの侵入は容易なのだろう。

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時刻は14時を過ぎていたが、予定通りに醤油谷を下降することにする。一本杉から小ピークを1つ越えて、868m標高点の手前の植林から下降を始めた。

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途中からしっかりした踏み跡が現れたが、これが地形図にある道なのか、それとも林業用の作業道かは区別がつかない。

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標高800mぐらいから流れが出てきた。

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標高720mで左俣と合流。

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標高700mぐらいで最初の滝が現れたが、左岸から容易に降りられた。

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正面から見るとこんな感じで、クライムダウンでも降りられそう。

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その後出てきた2つの小滝も容易にクライムダウン。

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標高600mの二股で右から流れが合流。

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下降が難しそうな4mほどの滝が現れた。左岸側に古いフィックスロープがあったが、とても体重を預ける代物ではない。

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ソロなので無理にクライムダウンせずに、懸垂下降することに。久しぶりにエイト環にて。

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正面から見るとこんな滝でした。

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この2mぐらいの滝は右岸から巻き下りた。

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時々古いフイックスロープがあるので、バリエーションルートとして登る登山者がいるのかもしれない。所々に踏み跡はあるが、地図にある道はほぼ消えている感じだ。

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そのまま下っていくと堰堤に行く手を阻まれた。

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堰堤は右岸から巻き下りた。

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その後は1mぐらいの小滝を3つぐらい下りて、

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千石谷本流に出た。千石谷と醤油谷の水量はほぼ同じだった。

醤油谷は滝の数が少なく、斜度も緩めなので、下降に向いた沢だった。千石谷左岸の沢を遡行した際には、ぜひ下降に使いたい。

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沢装備を解除して、千石谷林道にて帰路につく。

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林道から見たソノ谷の出合。出合の滝が木々の間から見える。

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林道上にヤマドリの羽根が落ちていた。テンカラの毛鉤作りに使えるだろうか?

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17時台のバスに間に合った。これを逃すと1時間以上待つことになる。

ソノ谷も醤油谷も悪くない沢だった。醤油谷はワンゲル部の沢の下降の訓練に使いたい。

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遡行図を作成してみました。今後に遡行する人たちの参考になれば幸いです。

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May 16, 2018

2018年GW遠征5:北ノ俣岳定着で広大な斜面を自由に滑る!

2018年GWバックカントリーの最後は、北ノ俣避難小屋前に張ったテントをベースにして周辺滑走となった。当初は黒部源流を越えて高天原温泉まで5日間かけての周遊スキーをする予定だったが、5/2-4の天気が低気圧通過とその後の寒波の南下で悪いとのことで、急遽、日程を5月4日からの3日間に変更。5月4日は雪予報であったが、樹林帯であれば行動できると考え、飛越新道から北ノ俣避難小屋まで入ることにした。入山日は季節外れの降雪となったが、斜面がリセットされ、広大な面ツル斜面を思いのままに滑ることができた。北ノ俣避難小屋前に張ったテントをベースにしたため、お酒と食糧は充分に持っていくことができ、前日に採った山菜を天ぷらにしたりなどでグルメなツアーともなったのだった。

【日程】2018年5月4日(金)〜6日(日)
【山域】北アルプス南部
【場所】北ノ俣岳
【メンバー】しっきー、マメゾウムシ
【天候】5/4 雪のち曇り、5/5 曇りのち晴れ、5/6 晴れのち曇り
【装備】テレマーク1,スプリットボード1
【コースタイム】
5/4 飛越トンネル8:24〜神岡新道分岐11:07〜寺地山12:36-55〜北ノ俣避難小屋BC14:08-15:35〜北ノ俣岳西面2300m地点16:19-41〜BC16:51
5/5 BC7:45〜北ノ俣岳10:23-49〜赤木平東面2290m11:45-12:16〜赤木平東面2400m12:54〜2320m13:04〜北ノ俣岳14:51-15:23〜BC15:42
5/6 BC8:23〜寺地山9:43〜神岡新道分岐10:54〜飛越トンネル12:47

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1日目(5月4日):飛越トンネル〜北ノ俣避難小屋BC〜北ノ俣岳西斜面滑走〜BC

車中泊した早朝の神岡は曇り模様。GW前半の扇沢の行き帰りで一緒になり、白馬乗鞍岳を一緒に滑ったカモシカさんと、ここでも一緒になった。行き先はほぼ同じで、お隣さんになりそうだ。今日は北ノ俣避難小屋まで行ければよいので、ゆっくり目に支度して6時過ぎに神岡を発ち、有峰林道の飛越トンネルに向かった。前日に新穂高でお会いしたスキーヤーによると、飛越トンネルまではすでに車で入れるようだ。入山口に近づくにつれて、天気が悪くなっていく。天気予報では、今日は寒波の南下によって高い山では降雪となるようだ。天気がよくて暑いぐらいだったGW前半と比べると、確かに昨日からかなり気温が下がっている。

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飛越トンネルまで問題なく車で入れたが、周囲はうっすらと雪景色だった。例年、GWの時期に車でここまで入れることはなく、雪融けが急速に進んだことが伺える。車のタイヤをすでにノーマルタイヤに履き替えていたのが少々不安だったが、下山日にはこの雪はきっとなくなっているにちがいない。

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先に到着していたカモシカさんたち3人を見送ってから、我々もスキーを担いで出発した。雪が豊富ならばトンネルの右からシール登行で尾根に取り付けるのだが、この雪の少なさではトンネル左側にある登山道から進むしかない。

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倒木が多く、スキーと重荷のため、それらを乗り越えるのに難儀した。途中、下山してきて話しを交わしたスキーヤーはあとでわかったことだが、知り合いのTさんであった。誰かに似ているなと思ったが、気がつかずに申し訳ありませんでした。

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神岡新道分岐の手前から雪がつながり、シール登行を開始できた。

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寺地山に到着。新雪が10cmぐらいは積もっている。

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寺地山からの北ノ俣岳は山頂部は雲の中。雲の流れからして山頂部は風が強そうだ。

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寺地山からはちょっとの下りなので、シールをつけたまま滑る。スプリットボードのしっきーはボードを割ったままの滑りは苦手のようだ。

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北ノ俣避難小屋に到着。昨年の5月下旬に行った薬師岳BCの際にこの避難小屋を利用させてもらったが、土台損傷が激しいため使用禁止となっていた。やむを得なく使用する場合は自己責任とのこと。先行したカモシカさんたちのテントはなく、どうやら北ノ俣岳を越えられると判断し、先に進んだようだ。我々はゆっくり来てしまったので、ここまでとする。我々以外には、ソロのテレマーカー1名と3人パーティーの登山者がそれぞれテントを張っていた。

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テントは持ってきていたので、問題なし。翌日にテントを持ち上げることも考えたが、それも面倒なので、ここに3日間のベースキャンプを設営することにした。避難小屋前には水場があり、雪を溶かして水を得る必要がないのは助かる。

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時刻は15時を過ぎていたが、まともに滑らずに1日を終えるのはもったいない。新雪も積もっているので、ちょっと登って滑ることに。

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天気は回復傾向で、雲の合間から日差しがカーテン状に下りる。

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標高差にして250mほど登った所から滑走!

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薄い新雪を滑る。もう少し新雪が溜まっているとよかったのだが。滑走シーンは動画をご覧下さい。

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降雪でリセットされた斜面にシュプールを描くことはできた!

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夕食は前日に採った山菜を天ぷらにしたり、持ち上げた「鶏ちゃん」やお酒で盛大な宴に。

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ちょっと飲み食いしすぎた感が。寝入りはよかったが、3シーズンシュラフではやはり明け方の寒さで起きてしまった。

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2日目(5月5日):BC〜北ノ俣岳〜赤木平〜赤木平東面滑走〜北ノ俣岳〜BC

我々がテントから出ると、すぐ上にテントを張っていたソロのテレマーカーがテントを撤収し出発するところだった。

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翌朝はまだ雲が多く風も強かった。気温も低かったので、遅めの7時45分にBCを出発した。

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登るに連れて、青空が広がってきた。

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雪は山頂までつながってはいたのですが、上部はカチンコチンに凍っていたので、途中からスキーを担いで夏道を進むことに。

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北ノ俣岳に登頂! 東面は大斜面が広がる。

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黒部五郎岳を向かうことを考えていたが、上部はアイスバーンの感じだったので、赤木平に向かって滑ることに。

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パックされた新雪という感じだが、シュプールは描ける!

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周囲はどこでも滑れる大斜面が広がる!

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北ノ俣岳の反対側は当初予定していた黒部源流方面!

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黒部五郎岳!

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赤木平の東に伸びる尾根を赤木沢とウマ沢の二股あたりまで滑って、テンカラ竿を振ってみるつもりだったが、下部は残雪が少なく、苦労しそうなので、途中で引き返すことに。

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登り返した所で大休止! 気温も上がってきていい感じ!

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目の前に面ツルのよさそうな斜面が。これは滑るしかない!

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グサグサな雪になっていたが、悪くはなかった!

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13時を過ぎたので、北ノ俣岳に登り返す。

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稜線から雪煙が伸びる!

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広大な斜面を稜線に向かって登り返す! 正面の赤木岳からの斜面に並んだシュプールはカモシカさんたち3人によるものでした。

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気温も上がって、すっかりゴールデンウィーク前半と同様な天気に。入山者も少なく、自由な気分だ!

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昨年滑った薬師岳(2017年5月の記録)!

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北ノ俣岳から黒部源流方面の眺め!

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槍ヶ岳!

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北ノ俣岳に登り返したら、シールを外してBCへの滑走!

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16時前にBCに帰着! ここをベースにするとやはり行動範囲が制限されてしまう。やはり初日に北ノ俣岳を越えておきたかった。それでもそこそこ滑れたからよしとしよう!

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前日とは打って変わって今日は暖かいので、外で夕食の準備。我々以外は、前日から一緒の3人パーティーの登山者だけだった。

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今日もコゴミが食べられる。

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夕陽が沈む前に、しっきーが夕焼けライドへ。元気ですねえ! 滑走シーンは動画にて。

スリーシーズンシュラフでは明け方の寒さを感じるが、あるものは全て着て、テレブーツのインナーも履いて寝れば、まったく眠れないということはなかった。

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3日目(5月6日):BC〜飛越トンネル

最終日は、北ノ俣岳に登って滑る、あるいはシンノ谷まで下降して釣りをしてから下山と考えていたが、同じ斜面を滑るのは飽きたし、下部の残雪が少なく沢に下りるのに苦労しそうなので,結局下山だけとなった。次の日は午前中から仕事なので、楽に帰りたいというのもある。やはり3日間という日程ではそう動けないので、4日はほしいところだ。

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テントを撤収し、名残惜しく北ノ俣岳方面を見上げてから帰路につく。

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昨日だけで北ノ俣避難小屋近くの残雪はだいぶ減ってしまい、往きは繋がっていた雪が途切れていた。仕方なく、この部分のみスキーを脱ぐ。

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正面に寺地山。

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北ノ俣避難小屋からはしばらく下りで滑って行けるが、アップダウンが多少あってボードにはきつい。この点、ステップソール板は楽だ。それから寺地山への登りに入るが、そこはシールをつけた。

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寺地山からの剱岳!

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寺地山からは滑って行けるが、ちょっと藪が濃い。ボードにはキツそう!

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往きの時と同じく、神岡新道分岐を過ぎた所で、スキー終了。

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ここでshinoyoshi先生とバッタリ! 黒部方面ではよくお会いする。飛越トンネルまでご一緒しました。

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我々2人も撮っていただいた。

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スキーを担いで黙々と歩く。往きと同様に、途中、2箇所ほど倒木が道を塞いでいたので、藪漕ぎして迂回。木の枝にスキーが引っかかって難儀する。

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13時前に飛越トンネルの駐車地点に帰着! この道中でしっきーがスプリットボード用のクランポンを紛失。すぐに立山入りなのにこれは困った。後続のカモシカさんたちが運よく拾ってくれるのを祈るしかない。

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道の駅宇宙ドーム神岡で腹ごしらえをしてから、近くの割石温泉に汗を流しに行く。ここで下山してきたカモシカさんたちと偶然一緒になる。なんとしっきーのクランポンを拾ってくれていた。ありがとうございます。しっきーのテンションも復活!

富山に出るしっきーを飛騨古川駅で下ろして、帰路についたのだった。

GW後半は悪天のために、当初の5日間の壮大な計画がだいぶ縮小してしまい、ちょっと不満の残るツアーとなった。それでも滑れなかったのは1日だけと考えれば、結果はよかったのかもしれない。

これで2018年GWバックカントリー遠征は終了。久しぶりにGW前半と後半がつながり、長期でBCを楽しめた貴重な時間だった。多少計画通りに行かなくても、トータルで9日間滑れたことは、それなりに充実していたと考えるべきだろう。同行してくれたメンバーにお礼を言いたい。

YouTubeにアップした記録動画です。

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May 15, 2018

2018年GW遠征2:我々だけの斜面貸し切りの立山内蔵助平定着BC3日間

乗鞍岳でウォーミングアップを済ませた翌日からは、立山の内蔵助平に定着して3日間周辺を滑ろうという計画を実行。

黒部ダムからは3時間で内蔵助平まで行けるだろうという目論見は、標高の低い箇所の雪解けの早さによって崩れ、予定の2倍近い6時間近くも要することに。内蔵助谷は残雪の少なさのために流れが出ていて、雪のない箇所で使った夏道は足下が崩れていたりで、往復のアプローチが今回の核心部でした。

苦労して着いた内蔵助平は、ゴールデンウィークにもかかわらず、我々だけのキャンプ地! たいへんに静かな別天地は、斜面貸し切りのプライベートゲレンデだらけ。登山の総合力が要求された3日間ではありましたが、天気に恵まれた最高のゴールデンウィーク前半を過ごすことができました。

【日程】2018年4月28日(土)〜30日(月)
【山域】北アルプス立山
【場所】立山 内蔵助平・真砂岳
【メンバー】Fukikoさん、カネヤン、マメゾウムシ
【天候】4/28 晴れ、4/29 晴れ、4/30 晴れ
【コースタイム】
4/28 黒部ダム7:10〜黒部川7:54〜内蔵助谷出合9:49〜内蔵助平BC12:58-14:11〜丸山稜線コル(1954m)15:10-39〜BC15:53
4/29 BC7:02〜内蔵助カール底(2550m)10:35-11:13〜稜線コル12:07-28〜真砂岳12:44-13:24〜BC14:08
4/30 BC8:07〜内蔵助谷出合10:03〜黒部ダム下11:49-12:18〜黒部ダム13:10

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1日目(4月28日):黒部ダム〜内蔵助平BC〜丸山滑走〜BC

早朝のアルペンルート扇沢駅の無料駐車場にてカネヤンが合流し、前日の乗鞍岳BCから一緒だったFukikoさんを含めて3人のメンバーが揃った。

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ゴールデンウィーク初日ということもあり、扇沢駅の切符売り場では、始発前から登山者やスキーヤーで行列ができていた。我々は黒部ダムまでのトローリーバス区間だけの乗車で気が楽だが、スキーなどの滑走具等はカバーをつけたり袋に入れなければならないのが面倒である。その分、余計な荷物が増えることになる。

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始発のトローリーバスに乗って、黒部ダムに到着。内蔵助平方面は、バスから下車して、そのまま進行方向に向かって進み、暗い出口から出る。外に出ると御前谷や下ノ廊下方面の景色が広がる。登山者、クライマー、および釣り人と思われる人たちがすでに出発の準備をしていた。

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出た所から林道がついているが、その林道は別な方向に向かってしまうので、夏道通りに黒部川に下りる必要がある。当然、斜面には雪がついているが、まだ凍結している。スキーで滑ることも考えたが、重荷ということもあり、テレブーツにアイゼンを装着してスキーを担いで下ることにした。このルートは20代の時に夏に歩いたことがあるはずなのだが、まったく記憶に残っていない。

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黒部川に下りると、登山者用の橋が架かっているが壊れている!

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黒部ダムを見上げる! 天気はまずまず。ダムが観光放水をしていれば、結構な迫力に違いない...

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橋が使えない以上、ジャブジャブと徒渉する。

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しばらくは対岸(左岸)の夏道を進む。例年の残雪量ならば、シールで行けるらしいのだが。

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進むにつれて雪の上を歩くことが多くなってくる。途中、釣り人たちが糸を垂れていたが、反応がなさそう。まだ水温が低いからだろうか。

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デブリが沢を埋めている部分もあり。

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途中で、テンカラ竿を振ってみたが、まったく反応なし。

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内蔵助谷出合は流れが出ていて、沢通しには進めなそうだ。

夏道を使ったが、これが木の枝にスキーが引っかかり、通過に苦労した。また途中のトラバースで足下が崩れていたりで、かなり緊張した。フィックスロープがなければ、さらに困難を要しただろう。

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内蔵助谷に入っても、しばらくはシール登行はできなかった。

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出合から急登が続き、重荷が肩に食い込む。

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雪が繋がってきたところで、ようやくシール登行開始。スキーを担がないで済むだけでだいぶ負担が減る。

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しかし沢割れで行く手を阻まれ、スキーを脱いで雪壁を登る場面も!

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滑落すれば流れに落ちてしまう斜面でのシール登行もかなりあり!

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難所を越えて、斜度が緩くなってくると、内蔵助平の景色が広がった!

ここまで6時間近くも要してしまった.予定では3時間だったのだが、下部の雪不足のために時間がかかりすぎてしまった。

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樹林の近くに3日間のベースキャンプを設営。

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まだ14時なので、滑らねば。丸山方面によさそうな斜面があるので、稜線上のコルまで登って滑ることに。

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コルまでは標高差250mで、ほぼ1時間の登り。コルからは黒部湖と針ノ木岳が見えた。正面の斜面は御前谷右俣になる。ここも滑るのによさそうだ。

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内蔵助平側は正面にハシゴ乗越と右に黒部別山岳。

このコルからは稜線を東に登って行けば丸山まですぐに登れそうだが、木が密で滑走に向いてはなさそう。むしろ西側の2279mピークへの斜面の方が滑るにいい斜面だ。

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しかし今日はすでに15時を過ぎているので、このコルから滑走とする。

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縦溝は入っていたが、雪がかなり緩んでいたので、それほど支障なく滑れた。滑走シーンは動画をご覧下さい。

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さて、ビールだ! その前に水くみをしなければ。目の前に割れた沢があり、うまく沢に下りられそうなポイントを見つけて、水を汲むことができた。雪を溶かさないで済むのはかなり楽だ。

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私は350ml缶ビール3本と焼酎900mlを持ち上げたが、なんとカネヤンは500ml缶のビールを6本も持ち上げてくれた。おかげでお酒には困らず、宴は盛り上がったのだった。

持参したシュラフは軽量化のためにスリーシーズン用(モンベル4番+シュラフカバー)にしたため、明け方に寒さを感じ、熟睡はできなかった。

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2日目(4月29日):BC〜真砂岳〜内蔵助谷滑走〜BC

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翌朝も快晴! 今日は内蔵助谷を詰めて、真砂岳を往復する予定。

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最初はダラダラと内蔵助谷を登る。谷の真ん中に尾根があり、沢が二分される。比較的斜度が緩い左側を登る。右から行ってもこの上で合流することになる。正面左側に広い斜面が見える。標高差500mはあるこの広い斜面を帰りに滑ることになる。

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二分されていた沢が合流すると斜度が増してくる。

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沢幅も狭くなる。

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狭い急斜面なので、休む所がない! 滑落もしたくない。キツいがひたすら登り続けるしかない。

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2時間近く休憩せずに歩き続けて、斜度が緩くなってくると、内蔵助カールの底に出た。難所を越えたところで大休止!

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富士ノ折立と真砂岳の間のコルを目指してカールを進む。ここまで来ると、室堂側から登ってきて内蔵助谷カールを滑るスキーヤー・ボーダーを見かける。私も以前に内蔵助カールを滑って登り返したことがある。

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コルに到着! 縦走中の登山者が行き交う。せっかくなので、真砂岳のピークを踏むことに。

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奥大日岳と大日岳。

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剱岳の頭が見える!

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雷鳥沢の野営地はテント村となっている! 我々しかいない内蔵助平とは大違いだ。地獄谷の噴気で周囲の雪が黄色くなっている。

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真砂岳に登頂!

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富士ノ折立から雄山への稜線。

さて、ドロップするとしますか! 真砂岳の山頂から直接に内蔵助カールへ向かって滑ることに。

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出だしは40°以上はある急斜面。おまけに気温上昇で雪が緩んでいて、表層はドロドロと雪崩れやすい。大事にはならなそうなので、そのまま滑走!

滑走シーンは動画をご覧下さい。

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内蔵助カールの底からは内蔵助谷に入らず、右岸側にある大斜面に向かうことにした。往路で正面に見た大斜面だ。内蔵助谷とこの大斜面の間にある小尾根は雪がつなっていなかったが、ほんの少しの距離だったので、ハイマツの上をスキーを履いたまま歩いて越えた。大斜面のトップに出ると、アドレナリンが出まくるような急なオープンバーンが広がっていた。500m×500mの内蔵助谷名物の大斜面らしい。

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40°以上はありそうな斜面を滑る。雪がグサグサで、表層がドロドロと雪崩れやすい。部分的には縦溝もあり、思ったよりは快適ではなかった。それでもなかなかの爽快感だった!

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気温上昇によって起こった全層雪崩を正面に見ながら滑る。

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登りに5時間40分をかけても、滑りは1時間もかからない。

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14時過ぎにBCに帰着!

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時間的にはまだ遊べるが、充分に満足したので、早速、飲み始める。

飲むと寝入りはよいが、スリーシーズン用シュラフでは深夜に寒くて目が覚めてしまった。

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3日目(4月30日):BC〜黒部ダム

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最終日は黒部別山滑走の予定ではあったが、黒部ダムまでの下山がかなりの難路であることから、下山のみに集中することにした。

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と言っても、基本的に下山は半日行動なので、ちょっと周囲の斜面を滑ったり、ステップソールで散歩したりしてから、のんびりとテントを撤収した。

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8時過ぎに下山開始。

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滑落しないように急斜面をトラバースしたり。

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デブリを越えたり。

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スキーを脱いで下降したり。

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滑れなくなったところで、板を担いで。

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丸山東壁の横を通過。

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黒部川本流までもう少し。

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最後に内蔵助谷1番の難所の通過。夏道のトラバース箇所だが、足下が崩れている。ロープがフイックスされているので、スリングでチェストハーネスを作って、カラビナでロープにビレイを取って通過した。スキーと重荷を担いでの通過はなかなか厳しく、さらにテレブーツだとうまくスタンスに足がおけないのが辛い。

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黒部川本流に出て、一安心。今回の黒部ダムから内蔵助平の往復のアプローチは、バックカントリースキーの技術だけでなく、登山の総合力が要求された。

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黒部ダムまでは登り基調。途中、内蔵助平に入るという関東の5人程度のパーティーとすれ違った。

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左岸にあった滝。

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ダム下まで戻ってきた。

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ちょっとテンカラ竿を振らせてもらうが、残念ながら反応は無し。

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最後にトローリーバス乗場までの標高差200mほどの急斜面を登る。重荷が堪える!

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息を切らしながらなんとか登り切った!

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扇沢駅に帰着!

今回の内蔵助平定着BCでは、ゴールデンウィークでありながらも、我々だけの静かで充実した時間を過ごすことができた。周囲はプライベートゲレンデだらけ。往復のアプローチが核心だったが、例年通りの残雪量であれば、もう少し楽に行けるようだ。次回はもう少し日程を取って、剱岳方面へも足を伸ばしてみたい。

YouTubeにアップした記録動画です。

2018年GW遠征3につづく

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