December 07, 2022

ワンゲル部山小屋の冬支度

先週末は、奥美濃にワンダーフォーゲル部が所有する山小屋の冬支度を、ワンゲル部のOBOGおよび現役部員と共に行ってきた。

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日曜日は天気が悪い予報だったので、天気の良い土曜日のうちにほとんどの作業はやっておきたい。山が呼んでいるが、そこは我慢する。隣接するウイングヒルズ白鳥スキー場は人工雪にてオープンしていたが、ここ最近の気温の高さと雨によって雪融けが進んでしまい、いったんクローズしてしまった。おかげでスキーの誘惑を受けずに済むのはよい。

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雪に埋もれない上部に発電機の移動を行ったり、

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薪の移動を行った。山小屋の雪囲いもしっかり行った。

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改修によって出た廃材を燃やす。

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暗くなると、まるでキャンプファイヤーであった。

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一通りの作業を終えると、すでに夕の良い時間であった。早速、始めるとする!

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現役部員が鍋を作っていたが、つまみが必要なので、アンガス牛のサイコロステーキを焼く。そこそこ酔いが回ったところで、宴はお開きになった。

翌日は、朝から小雨がパラついていた。水源など山小屋周辺の見回りを行った。

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山小屋周辺に作られたクマ棚の調査も行った。ツキノワグマは、樹上で木の芽や実などを食べる際、枝をたぐり寄せて採食する。その時に折れた枝が樹上に鳥の巣のように積み重なったものをクマ棚という。折られた枝は落葉しないため、樹木の落葉後にはその残った枯葉が目立つ。そのため晩秋の落葉後の時期はクマ棚が確認しやすい。今回は、はっきりしたクマ棚は1つしか見つからなかった。どうやら今シーズンは山小屋周辺にはクマはあまり近づかなかったようだ。最初のコロナ禍の年は自粛ムードで人が山に入らなかったこともあり、スキー場のゲレンデや山小屋の周辺に多数のクマ棚が作られていた。どうやら、人の活動に応じてクマも活動範囲を変えているようだ。

あとは雪が降ってくれるのを待つのみ。年末のスキー合宿までには充分な積雪があることを祈りたい。

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September 23, 2022

岩湧山で地図読み実習と自然観察

登山で最も多い遭難の態様は道迷いである。原因は地図読みをしっかり行っていないところにある。地図読みによって常に自分のいる位置をしっかり把握していれば、決して道迷いを起こすことはない。それは野外で研究を行う研究者や学生にとってもあてはまることである。私は野外実習という実験科目を担当しているが、その授業の中で、野外研究でのリスク管理を目的に、地図読み実習を行っている。

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事前に、2万5千分の1地形図で、自分の位置がわかるポイントをチェックしておく。地形図には磁北線と、経線・緯線を引いておき、自分のいる位置がピンポイントでわかるようにしてある。ざっと以下にあげるようなところがポイントになる。

・道の分岐や方向の変わるところ
・登りや下りが変わるところ→コル・ピーク
・傾斜が変わるところ
・尾根の太さが変わるところ、分岐するところ
・沢の二股、その方向
・地形が変わるところ→尾根・谷・トラバース
・送電線や小屋などの人造物とその方角

このポイントを現場で歩きながら確認してもらう。9月12日に下見、15日に本番の実習を行った。生物学の実習ということもあり、地図読みだけでなく、自然観察も行った。

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道の方向が変わる所で、自分の位置を確認する。

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地形図では山頂手前の小ピークだが、広場になっており、ベンチがあり、休憩するならば、こちらの方が山頂よりよい。山頂ではコンパスを使って、山座同定も行った。

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下山へ。15時台の帰りのバスがないため、14時台のバスに間に合わせようとすると、結構、時間的にタイトだった。

以下は、岩湧山で出会った動植物たち。

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アオキ

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ヤマジノホトトギス

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雨が多いので、キノコも結構出ていた。

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ニガクリタケ

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タマゴタケ

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テングタケの仲間?

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登山口のトイレにいたウマオイ

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ミヤマクワガタのメス

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イタチ類?の糞

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シマヘビ

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サナエトンボの仲間

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ハバヤマボクチ

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マルバハギとトラマルハナバチ

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クマバチ

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キキョウ

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キリギリス

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シラヤマギク

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May 02, 2022

山菜採りAGAIN in 裏山

ゴールデンウィークに突入した。しかし、今年はカレンダー通りの休みで、連休になるのは前半と後半の3日間ずつのみ。前半は生憎の雨予報なので、遠出はやめておくことにした。4月30日のみ晴れ予報だったので、先週に引き続き、裏山へトレーニングを兼ねて山菜採りへ行くことにした。

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先週が旬だったコシアブラは伸びすぎで、ほぼ終了。タカノツメも同様に終了。

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シハイスミレ。

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ウドが結構出てきていた。

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終了しているだろうと思っていたタラは2番芽が出ていたので、そこそこ採れた。

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シャガで吸蜜するサカハチョウ。

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そんなに期待していなかったが、結構採れた。その晩は先週に引き続き、山菜の天ぷらでお酒が進んだ。

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November 08, 2021

ヤマテンの猪熊さんと金剛山で「空の百名山」を探す旅

平日ではあるが、ヤマテンの猪熊隆之さんが朝日新聞信越版で連載中の「空の百名山」を探す旅の再開による第一弾「金剛山」にご一緒してきた。

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行きのバスではワンゲル部OGでガイドで手話通訳者でもあるHさんと一緒になった。集合場所である金剛登山口バス停には、大阪府山岳連盟のお偉い方に加えて、なんと植村直己冒険賞を2020年に受賞した稲葉香さんまでも、猪熊さんにご挨拶のために来ていた。

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金剛登山口からは千早城経由にて千早本道へ。

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千早本道を登る猪熊さんとHさん。

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金剛山の紅葉も捨てたものではない。今年はどの山域も紅葉がきれいなようだ。

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山頂の国見城跡では、みんなで正午撮影のライブカメラに写り込む。猪熊さんは観天望気の宣伝のため後ろ姿にて。

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大阪平野の眺め。曇りではあるが、ある程度の展望はある。

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山頂では、猪熊さんに観天望気ミニ講座もやっていただき、たいへん勉強になった。観天望気というと、これまでの自分は西方向の雲や天気の状態ばかりに注目していたが、それだけではなく、雲の動く方向を見て、風上方向の天気と雲の状態がその後の天気の予測に重要であること、日本海側の山では日本海から天気が変わるため、日本海方向の天気と雲の状態を把握することが重要であることを学んだことは、今後の山でのリスク管理に役立てられることであった。

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大阪府最高地点にも行ってみる。ちなみに、金剛山の山頂周辺は奈良県であり、大阪府の最高峰は大和葛城山とされている。

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千早園地の展望台に行って、「天使の梯子」を観察。冷たい空気と暖かい空気の拮抗関係にて生じる現象とのこと。

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風上方向には大峰山脈があり、そこでの降水により、紀伊半島西側の山地は天気がもっている。

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岩湧山方面は雨が降っているようだ。晴天よりも、むしろ今回のようにパッとしない天気の方が観天望気の勉強にはよい。

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下山中も空を観察しながら。

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文珠尾を下山。このあたりのブナ林も悪くない。

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紅葉も良い感じ。

わざわざ休暇を取得して参加する価値は充分にあった。もう少し詳しく観天望気について勉強してみたいとも思った。今回のルートについてはヤマレコの記録をご覧ください。

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November 02, 2021

ワンゲル部山小屋の維持作業とキノコ狩り

先週末はワンゲル部山小屋の維持作業に現役部員と一緒に行ってきた。クマが出没したのは、この道中のことであった。コロナ感染者が減ったことで、ようやくワンゲル部も活動再開となり、宿泊を伴う山小屋の維持作業についても大学から許可が下りた。現役部員にとっては、ほぼ2年ぶりの山小屋なのだが、今回参加した5人のうち4名は新人かほぼ新人みたいなもので、初めての山小屋訪問であった。

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今回は山小屋の維持作業が目的である。点検のために屋根に上がる現役部員。

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屋根上に積もったカラマツの葉の清掃を行う。屋根に穴が開いていれば、それを埋める。最後にペンキ塗りを行う。

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周辺の草刈り作業も行った。

山小屋周辺の散策も維持作業の一環である。食材到達のために、キノコ狩りにも行ってみた。

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ムキタケ

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クリタケ

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採れたのは、これだけ。かっては採りきれないぐらいにナメコなどのキノコが採れたのだが、昨年から収穫量が激減し、今年はさらに減少した。理由は、ナラ枯れナメコの終息だ。詳細については昨年に書いた記事(奥美濃のナラ枯れナメコは終息か?:ワンゲル部キノコ狩りにて)を読んでもらえばと思う。ナラ枯れという樹木の病気によってナラ類が大量に枯死し、そこにナメコなどが発生した。それらの枯木も養分を吸い尽くされると、キノコは発生しなくなる。今はちょうどその時である。今後は自然に枯死した木を如何に見つけるかが重要となってくるだろう。

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収穫したキノコはきのこ鍋として美味しくいただいた。キノコの収穫が期待できないことは予測していたので、市販のキノコを購入しておいたのは幸いだった。

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大きなクマが出た!:岐阜県道314号石徹白前谷線

ワンダーフォーゲル部の山小屋が奥美濃にあり、その山小屋をベースにワンダーフォーゲル部の現役部員やOBOGなどと登山活動などをしている。山小屋に行くには、東海北陸道の白鳥ICで下りて、国道156号を走り、石徹白に向かう岐阜県道314号石徹白前谷線に入る。たいていは前夜に移動して山小屋入りするのだが、深夜の県道ではいろいろな動物に遭う。これまでもカモシカ、タヌキ、アナグマ、テン、キツネ、シカなどを目撃している。昨年は山小屋の近くでクマも目撃したが(2020年11月7日)、その時とほぼ同じ時期である今回、県道でもクマを目撃した。

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日時は2021年10月30日に日付が変わった深夜の1時07分のことである。国道156号から岐阜県道314号に入ってしばらく進むと、トンネルを通過する。トンネルから出ると、ヘアピンがあるのだが、ちょうどヘアピンを曲がった所にクマがいた。クマは車のすぐ右隣ぐらいにいて、慌てて前方へ逃げていったが、一度こちらを振り返る。それからまた前方へ走って行き、車道からそれて茂みの中へ消えていった。

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サイズはツキノワグマとしてはかなり大きい方で、100kg以上はありそうな感じだ。毛並みも良く、よく肥えていた。車内にいたから気楽だったが、ハイク中に突然出会ったら、かなりの恐怖を感じたことだろう。

ドライブレコーダーに映っていたクマの映像は、編集してYouTubeにアップした。

奥美濃の前谷・石徹白地区には、クマをはじめとして多くの動物が棲息している。一見、植林だらけに見えるこの地区だが、歩いてみると広葉樹中心の自然林も結構残されている。クマとの遭遇事故は避けたいところだが、自然が豊かな環境は今後も維持されてほしいものだ。

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August 18, 2021

新型コロナワクチン接種の副反応

お盆に日本付近に現れた停滞前線により、災害レベルの大雨が続いている。せっかくのお盆休みも山に行けず、山行記録をブログに書くこともできないので、たまには日常的な話題を書こうと思う。

現在、国内での新型コロナウイルスの流行は第5波のまっただ中にあり、1都2府10県に緊急事態宣言が発令されているにもかかわらず、いまだ減少の兆しが見られない。感染力の強いデルタ株による市中感染が進んでいることからも、自分の身は自分で守らなければならない。その自分を守る最有力な方法がワクチン接種である。ワクチン接種は高齢者や基礎疾患がある人から順次進められているが、職場や大規模接種会場では、高齢者ではない人への接種も行われている。私も職域接種にてモデルナ製のワクチンを接種したので、その副反応などについて報告しておこうと思う。

Corona

1回目のワクチン接種は、7月7日に行った。針を刺すときにチクリとはするが、それ以外には痛みを感じることは特になく、呆気なく終わった。その後、接種部位の痛みが出て、肩から首にかけての凝りとそれに伴う頭痛が2日ほど続いた。接種部位の痛みは1週間ほど続いたが、しばらくは接種部位を下にして寝ることはできなかった。発熱は特になかったが、これが1回目の副反応だった。

2回目のワクチン接種は、その4週間後である8月4日に行った。2回目はまったく痛みを感じずに接種が終わった。接種後すぐに接種部位が痛くなる。12時間経過した接種日の晩には37度代に熱が上がる。20時間経過後の翌朝は、接種部位の痛みと、肩から首にかけての凝りは1回目と同じだが、37.7度まで熱が上がり、頭痛もあった。24時間後には38度代に熱が上がり、最高は38.2度まで上がった。普段は風邪も引かず、熱も出したことがないので、結構体にはキツい。ここでバッファリンを飲む。接種から30時間経過すると、ようやく36.9度まで熱が下がり、だいぶスッキリした。翌々日は気分爽快で、接種部位の痛みもだいぶ治まり、首から肩への懲りも回復したが、これらの症状の改善は1回目接種より早かった。

モデルナ製コロナワクチンの接種は、2回目接種の翌日に発熱を伴う副反応が強く出るようだ。冷たいスポーツドリンクを用意しておくことをお勧めする。発熱中は解熱鎮痛剤の服用もあり得るだろう。ワクチン接種が進むことで集団免疫ができて、コロナウイルスの流行が終息することを期待したい。

話は変わるが、今回のような大雨を伴う長雨などの異常気象が毎年のようにように起こっているが、地球温暖化によってもたらされた異常気象であることは確かだろう。このまま策を講じずにいると、今後はさらに酷い異常気象に見舞われるかもしれない。世界各国が国をあげて二酸化炭素の排出削減を目指さねばならず、もう一刻の猶予もないかもしれない。個人レベルでも自然に負荷をかけない生活を心がける必要があると思っている。

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April 25, 2021

2週連続で裏山散策

新型コロナウイルスの流行や天気がパッとしなかったりで、春休み以降はバックカントリーのための遠出がしにくい状況です。そんな時は、何もしないよりかは、体力と免疫力の維持のために、近場の裏山に散策に行くに限る。裏山はちょうど山菜の時期でもあるので、その収穫も期待できる。裏山というのは、自宅から1時間以内で行ける里山で、ハイカーの少ないマイナーなエリアのことです。

まずは、この時期の花々の紹介。

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タチツボスミレ

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シハイスミレ

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コバノミツバツツジ

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ミヤマシキミ

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ショウジョウバカマ

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ショウジョウバカマは花が終わると花茎が伸びる。

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チゴユリ

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シャガ

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サツマイナモリ

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クサイチゴ

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ヤマブキ

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ナガバモミジイチゴ

次は、山菜の紹介。

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意外な場所にあったセリの群落

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タラ

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コシアブラ

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タカノツメ

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オオバギボウシ(ウルイ)

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ウワバミソウ(ミズ)

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ユキノシタ

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ワラビ

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ゼンマイ

この1週間でタラ、コシアブラ、タカノツメの旬は、標高が200mほど上がり、標高900mあたりがちょうど採れ頃。裏山にはそれ以上の高さはないので、そろそろこれらの山菜は終わりとなります。

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November 24, 2020

兵庫にて菌活!

まだキノコの季節。せっかく兵庫の山陰側へ来たので、菌活もしてきた。

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ナラの枯れ木の高い所に古くなったナメコか?

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これは生育不良で乾いたナメコ。このあたりのナラ枯れナメコも奥美濃方面と同様に終息した感じ。養分を吸い尽くされてキノコの出ない朽ち木ばかりが目立つ。かろうじてキノコが出ていても、生育不良のものばかり。

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キヒラタケ。たいへん弾力のあるキノコ。

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ブナの枯れ木に食べられそうなヒラタケ発見。

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ナメコも発見。ちょっと乾いていたが、ブナから出た良品。

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アカマツの枯れ木に立派なサルノコシカケが出ていた。

以前のようにたくさんのキノコは採れなかったが、かろうじて3人分のキノコ鍋は作れそうだ。

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November 09, 2020

奥美濃のナラ枯れナメコは終息か?:ワンゲル部キノコ狩りにて

今年は新型コロナウイルス流行のため、学生による課外活動での合宿を大学が禁止している。ワンダーフォーゲル部についても同様で、宿泊山行や合宿ができない状況にある。そのため、これまで晩秋に奥美濃にあるワンダーフォーゲル部所有の山小屋で行ってきたキノコ狩りにも現役部員は参加できない。そのような状況において、今年はOBOGを対象にキノコ狩りを行った。

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紅葉は標高の低いところに移ってきている。山小屋周辺でも、これまでナメコ、ムキタケ、クリタケは豊富に採れていた。ところが今年は全然それらのキノコが出ていない。これまで毎年のようにキノコが発生していた枯れ木にもほとんど出ていない。どうやら枯れ木の栄養分は昨年までにこれらのキノコたちに吸い尽くされてしまい、もうキノコが育つ状態にないようだ。

これまでナメコなどのキノコが豊富に採れたのは、ナラ枯れに原因があるらしい。ナラ枯れは、カシノナガキクイムシという昆虫がナラ菌という病原菌を木の中に運び込むことよって引き起こされる樹木の病気である。ナラ枯れで枯れた樹木には、ナメコなどの食菌が発生しやすいらしい。また枯れ木が増えるだけでも、キノコなどの分解者にとっての生活環境が増えることにもなる。このあたりで初めてナラ枯れが確認さたのは2006年で、2014年には岐阜県下の34の市町村にナラ枯れが広がっていたそうだ。

ナメコの場合、ホダ木栽培では本格発生は菌の接種から2夏経過してからで、3~5年目が最盛期で、その後漸減して、通常8~9年で寿命が終わるらしい。それから逆算すると、2012年前後に一斉にこのあたりのナラ類がナラ枯れによって枯死したのかもしれない。2014年にはすでにナラ枯れが広がっていたので、数字的におかしくはない。昨年はそれなりに収穫があったが、その前年に比べれば明らかに収穫量は少なかった。ナラ枯れの流行で一斉に枯死した枯れ木に同じようにキノコが育ち、どの木も同じように終息に向かっていったのかもしれない。そうであれば、今後しばらくはキノコの収穫は期待できないに違いない。

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そのような状況でも、粘って探したら、少しはキノコが採れた。上の写真はナメコ。

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大きく育ったナメコ。

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ムキタケ。

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クリタケ。

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かろうじてザル一杯分の収穫だった。この量でなんとか7人分のキノコ鍋は作れた。2年前はカゴ一杯分はキノコが採れたのだが、来年ははたしてこれぐらいの量でさえ採れるのだろうか?

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