June 16, 2018

ワンゲル部で沢登りルート開拓:長良川水系 前谷川支流 矢谷川

先週末は、ワンダーフォーゲル部が奥美濃石徹白に所有する山小屋から歩いて行ける沢登りルートの開拓ということで、前谷川支流の矢谷川を遡行してきました。アップが遅くなってしまいましたが、その記録です。

前谷川流域は、昨年に本流、支流の荒倉谷川とフナサコ沢(阿弥陀ヶ滝上流部)(2017年8月9月の記録)を遡行している。地形図では矢谷川にはしっかりした水線が引かれており、そこそこの流れのある沢ではないかということで気になっていた。ちなみに昨年に遡行した荒倉谷川にはアラクラ滝は示されているが水線はなく、フナサコ沢には細い水線が引かれているだけだ。今回は金沢の山仲間のcimaさんとKさんから沢歩きをしたいという希望があったので、この機会に便乗して、ワンゲル部OBのIくんと現役のTくんとともに計5人で矢谷川を遡行してみることにした。

【日程】2018年6月9日(土)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川支流 矢谷川
【メンバー】cimaさん、Kさん、Iくん(ワンゲル部OB)、Tくん(ワンゲル部現役)、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】駐車地点(白山禅定道案内板付近)6:56〜矢谷川入渓地点(670m)7:14〜遡行終了地点(林道交差1010m)9:03-25〜禅定道合流10:18〜駐車地点11:30

私たちワンゲル部関係者は5時半に山小屋を出発し、徒歩にて旧道の白山禅定道を下り、前谷川本流にかかる県道314号の橋の上で金沢から車で来る山仲間のcimaさんとKさんを待った。この道中で、白山禅定道を登るトレイルランナーぽい男女2名に会った。

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金沢メンバーとは予定通りに合流でき、車に同乗して白山禅定道入口近くの駐車地点に移動した。

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駐車地点の近くには白山禅定道についての案内板がある。

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地形図を見ると、矢谷川の出合近くには堰堤が2つある。その堰堤を回避するために、林道でアプローチして、堰堤のかなり上から入渓することにした。

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矢谷川の入渓地点に到着。思ったより水量が少なく、川幅が狭いのにはガッカリ。この部分は林道の上を水が流れている。標高差にして出合から200m上に位置するので、下流部を省略しすぎたかもしれない。ここより下流部は植林の中を緩やかに流れているようなので、平凡な流れの感じもする。機会があれば、下流部も偵察したい。

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試しにテンカラを振ってみるが、反応は無し。遡行中に魚影もなかったので、どうやらイワナはいないらしい。

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入渓してみると、小滝やナメが出てくる。

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途中、大きなアオダイショウが横たわっているのに驚く。なにか大きな獲物を飲み込んだらしく、お腹が膨らんでいて動きも緩慢。

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威嚇のポーズをされてしまう。

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なかなかのナメが現れる。

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癒やし系のよい沢では!

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トイ状の滝。

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ナメ滝が美しい!

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沢初体験のTくんも楽しそう!

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ロープを出すような滝はない。

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標高900mが近づくと斜度が緩くなり、平凡な流れとなる。植林は手入れが行き届いているのか、沢は明るく、いい感じ!

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標高900mを越えると、水量が減って、藪が濃くなっていく。さらに登ると、やがて流れもなくなった。

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最後は少々の藪漕ぎになり、標高1010mで沢を横切る林道に出た。この上はもう沢を詰める価値はないだろう。

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沢から林道に出たところはこんな感じ。入渓から2時間ほどのお手軽な沢だったが、意外や美しい沢だった。ワンゲル部の沢入門に使いたい。

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林道を桧峠方面へ向かう。途中で、入渓前にすれ違った男女2名とあったが、道を誤って入ってきたらしく、一緒に引き返すことになった。

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白山禅定道と合流し、駐車地点へ下る。

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白山禅定道の途中には社跡があり、大きなトチノキがある。

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駐車地点からは車にてワンゲル部の山小屋へ戻る。

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時間的にはまだ早かったが、早速宴会が始まる。

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周辺で採れたウド、ヤマブドウ、ハンゴンソウの新芽や、遅れて出てきたタラとコシアブラの芽を天ぷらにし、酒の肴に。

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日帰り予定の金沢メンバーは夕方に帰路につき、残ったワンゲル部関係者3人だけで、夕寝の後に再び宴へ。実に最高の山小屋のロケーションです。

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June 11, 2018

大和川水系 石川 ソノ谷遡行・醤油谷下降

1週間以上前の記録をアップします。多忙でブログを更新できないでいました。2週続けてですが、再び滝畑の沢に行ってきました。

滝畑の千石谷流域の沢というと、前回に遡行したクレン谷、そしてサカモギ谷が有名だが、その隣に位置するソノ谷と醤油谷についてはあまり情報がない。地形図では醤油谷には道がついている。はたしてこれらの沢に遡行価値があるのか、醤油谷についている道はどうなっているのかを調べるために、ソロでソノ谷を遡行し、醤油谷を下降してきた。

【日程】2018年6月2日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石川 千石谷・ソノ谷・醤油谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】滝畑ダムバス停9:50〜サカモギ谷出合10:26〜千石谷遡行〜大滝11:26〜ソノ谷出合(5m滝)11:38〜堰堤11:51〜760m二股13:24〜一本杉(鏡の宿)14:04〜醤油谷下降地点14:18〜600m二股15:08〜醤油谷出合15:50-16:09〜滝畑ダムバス停16:59

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滝畑ダムへは公共交通機関利用にて移動。河内長野駅で降りて、バス停に行くと、やけに若い団体客が多い。なんとその中にワンゲル部の学生がいた。実はうちの大学の某学類の実習が滝畑であるとのこと。バスは増便で対応してくれた。学生たちは終点の手前で下車していった。

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終点の滝畑ダムバス停から歩いて千石谷林道に入る。

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ユキノシタ

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ヒキガエル

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サカモギ谷の出合から千石谷を遡行してみた。ここでアマゴの姿を見たことがあるので、テンカラ竿を振ってみたが反応は無し。

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大滝のところでいったん千石谷林道に上がる。

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オオバギボウシ

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ソノ谷出合の手前で再入渓。出合はいきなりの5m滝。難しそうな滝でしたが、右側を直登する。

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滝上は意外とよさそうな流れ。

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小滝が出てきます。この2m滝は、シャワーを浴びながら右上の倒木を掴んで越えた。

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この2m滝もシャワーを浴びながら越える。

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シャワーを浴びるが小滝を直登していく。

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いきなり堰堤が現れて、左から巻く。

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堰堤上は水流がなくなるが、

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すぐに復活。

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また小滝が現れる。

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途中、左岸側から崩れてきた土砂で流れが埋まった箇所を通過。

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この3mほどの滝はシャワーを正面から浴びれば越えられそうな気もしたが、どうも登れない。ソロだと思い切ったことができない。

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左のガレから高巻こうとしたが、小さくは巻けずに登りすぎてしまう。いったん下りて、右から巻いてみた。

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無事巻けて、落口の上に出た。一安心。

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その後も1〜2mほどの小滝が続く。

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標高700mぐらいで右からの流れがあるが上部は急だ。本流である左を進む。

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5m滝が現れる。これがラスボスか? 一見難しそうだったが、正面を直登できた。

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標高760m付近にある二股は本流である左を進む。

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水量が乏しくなり、ナメ滝状の滝を登る。

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そのまま流れを詰めていくと、蟻地獄状になったので、左に逃げた。

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踏み跡を辿り、最後はちょっとの笹藪漕ぎで、

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一本杉に出て、ソノ谷の遡行は終了。ソノ谷はクレン谷並みに直登できる滝が続き、充分に遡行する価値はある。

めずらしくこの山域で1名の登山者と会う。さらにエンジン音がすると思ったら、モトクロスバイクが2台現れて興ざめしてしまう。近くに林道が通っているので、バイクの侵入は容易なのだろう。

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時刻は14時を過ぎていたが、予定通りに醤油谷を下降することにする。一本杉から小ピークを1つ越えて、868m標高点の手前の植林から下降を始めた。

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途中からしっかりした踏み跡が現れたが、これが地形図にある道なのか、それとも林業用の作業道かは区別がつかない。

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標高800mぐらいから流れが出てきた。

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標高720mで左俣と合流。

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標高700mぐらいで最初の滝が現れたが、左岸から容易に降りられた。

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正面から見るとこんな感じで、クライムダウンでも降りられそう。

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その後出てきた2つの小滝も容易にクライムダウン。

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標高600mの二股で右から流れが合流。

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下降が難しそうな4mほどの滝が現れた。左岸側に古いフィックスロープがあったが、とても体重を預ける代物ではない。

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ソロなので無理にクライムダウンせずに、懸垂下降することに。久しぶりにエイト環にて。

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正面から見るとこんな滝でした。

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この2mぐらいの滝は右岸から巻き下りた。

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時々古いフイックスロープがあるので、バリエーションルートとして登る登山者がいるのかもしれない。所々に踏み跡はあるが、地図にある道はほぼ消えている感じだ。

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そのまま下っていくと堰堤に行く手を阻まれた。

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堰堤は右岸から巻き下りた。

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その後は1mぐらいの小滝を3つぐらい下りて、

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千石谷本流に出た。千石谷と醤油谷の水量はほぼ同じだった。

醤油谷は滝の数が少なく、斜度も緩めなので、下降に向いた沢だった。千石谷左岸の沢を遡行した際には、ぜひ下降に使いたい。

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沢装備を解除して、千石谷林道にて帰路につく。

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林道から見たソノ谷の出合。出合の滝が木々の間から見える。

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林道上にヤマドリの羽根が落ちていた。テンカラの毛鉤作りに使えるだろうか?

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17時台のバスに間に合った。これを逃すと1時間以上待つことになる。

ソノ谷も醤油谷も悪くない沢だった。醤油谷はワンゲル部の沢の下降の訓練に使いたい。

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May 29, 2018

沢初めはワンゲル部沢登り講習会にて滝畑千石谷・クレン谷遡行

白山詣でにて納板を済ませたならば、いよいよ沢初めです。例年より早めにスキーシーズンを終えたのは、今年の雪融けが急速に進んだというのもありますが、一番の理由はワンダーフォーゲル部の部員たちに沢登りの基本技術の指導を早めに開始したたかったからです。最初は入門の沢ということで、直登が容易な小滝が続く滝畑のクレン谷にワンゲル部員3名と遡行してきました。

【日程】2018年5月26日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石川千石谷・クレン谷
【メンバー】ワンゲル部員3名、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】滝畑新関屋橋9:36〜千石谷入渓10:27〜サカモギ谷出合11:43〜クレン谷出合11:54〜500m二股12:37〜登山道14:21〜南葛城山15:00〜阿弥陀山分岐15:58〜岩湧山三合目16:15〜紀見峠駅16:55

クレン谷は2006年7月と2014年8月の2回ほど遡行している。直登可能な小滝が続くので入門者のデビューによいだろうと判断し、今回の行き先にした。私にとっても今年の沢初めになるので、体を沢に慣らす目的もある。

アクセスは河内長野駅から滝畑ダム行きのバスに乗るのだが、いきなり1回生が電車の乗換を間違えたために遅れるとのこと。おかげで予定していたバスに乗り遅れた。次のバスは2時間後となってしまうので、タクシーで行くしかない。地方に行った場合など交通の便が悪い場合もあるのだから、公共交通機関での移動の場合は余裕を持って行動してほしいものである。タクシーは乗る予定だったバスよりも早く滝畑ダムに到着した。

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千石谷林道に入る。

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千石谷林道が南から東に方向を変えるところの尾根から千石谷へ下降するのだが、まずは遡行準備。

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登山道のような踏み跡を辿って下降。ちなみに千石谷はシャワークライミング遊びでも知られている。

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川幅が狭い藪沢ばかりの和泉の沢としては、千石谷は珍しく川幅がある。

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すぐに堰堤が出てくるが、左から越える。

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ヘツリもある。

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ちょっとしたナメもある。

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2つめの堰堤も左から越える。

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盛夏ならば積極的に水に入りたいところだが、今日は曇りで思ったほど気温が上がっていない。

クレン谷の出合も見過ごしてしまい、サカモギ谷の出合まで行ってしまった。サカモギ谷の出合とすっかり勘違いしていた。

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林道でクレン谷の出合に戻って、クレン谷の遡行に入る。

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早速、小滝が出てきた。

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どの滝もだいたい直登が容易。しっかりホールドとスタンスを確認しながら登ってもらう。

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次々と小滝のオンパレード!

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登山さえも入門レベルの1回生もしっかり滝を登ってくる。若いというのはいいね。私はまだ体はスキーモードでキレがない...

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滝の直登で1箇所のみ念のためロープを出したが、練習としてはもう少しロープを出してもよかったかもしれない。

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問題なく滝を直登する部員たち。

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ちょっと1段落。

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すぐに小滝がまた現れる。

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この滝は中央でシャワーを浴びながら登れそうだが。少々冷たいので巻くことに。

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この滝は3段30mぐらいあって、1段目は登ってみると結構嫌らしかったので、

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右から大きく巻いた。

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この滝は左から巻いたが、

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結構ズリズリの巻きとなったので、頑張って直登した方が楽だったかもしれない。

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最後の詰めは前回は左に進んで蟻地獄のようなザレだったので、今回は右の流れのあるところを詰めてみた。

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落石が起きやすそうな急なガレとなったが、そのまま詰めていくと植林となる。木を掴みながら登ると、登山道に出た。これで沢装備解除。

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まったく展望のない南葛城山のピークを踏んでから。

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あえて長い下山を選び、岩湧山三合目を経て、紀見峠駅に下山した。

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お疲れ様でした!

いよいよ今シーズンの沢がスタート。今年は沢登りのリーダーを任せられる人材を育成をせねば。

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May 22, 2018

檜山荘の春と山菜

私が顧問をしているワンダーフォーゲル部は今年で創部60周年を迎えた。その記念総会と記念講演会があったことはすでにブログにアップ済みである。

ワンダーフォーゲル部は奥美濃の石徹白に山小屋「檜山荘」を持っていて、現役部員だけでなく、OB・OGも自由に使えるようになっている。順番が逆になってしまったが、ワンダーフォーゲル部の創部60周年記念総会で行う記念講演で、現在の山小屋の状況も報告したいと思い、白山スキーの下山後に資料収集に行ってきた。

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檜山荘は100人が泊まれるぐらいの大きな山小屋。4月のあたまは残雪があったが、すっかり跡形もなくなっていた。早い時期には前庭にザゼンソウが咲く。

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薪ストーブを囲んで団らんができる。

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周囲はカラマツの植林だが、

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広葉樹林もある。ちょうど新緑がきれいな時期だ。

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フキノトウはすっかりトウが伸びてしまっていた。

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伸びすぎたコシアブラ。採り頃のものも残っていた。

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コゴミ畑発見。葉が広がりすぎて旬は過ぎている。

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採り頃のコゴミもあった!

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採り頃のタラ。日当たりがよいところは伸びすぎているものが多かったが、低い位置にある芽はカモシカに食べられていた。

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タラに似ているが、トゲが大きいハリギリ。この芽もタラと同様に食べられる。

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ウドが出ていた。ちょうど旬の時期か。

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ハンゴンソウはアクが強いが、天ぷらならばいける。

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ネマガリタケはこれからか?

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ちょっとだけ採らせてもらった。

春は山菜、夏は沢登り、秋はキノコ、冬はスキーが楽しめる檜山荘は、ワンダーフォーゲル部の財産です。

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May 20, 2018

白山詣で:2018シーズン納板BC?

ゴールデンウィークの翌週に白山に滑りに行ってきました。別当出合までの道路はまだ開通していないので、市ノ瀬からの往復。中飯場の上からシール登行を開始。黒ボコ岩は雪が繋がっていなかったが、帰りはスキーを外さずに中飯場の上まで滑ることができた。5月のこれからの週末はスキー以外の予定が入っており、雪融けが速いことを考えると、これが今シーズンを最後のBCになるかもしれない。

【日程】2018年5月12日(土)
【山域】白山
【場所】白山 御前峰
【メンバー】Nさん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク1、ATスキー1
【コースタイム】市ノ瀬6:07〜別当出合7:25〜中飯場8:11〜シール登行開始1690m8:52〜甚之助避難小屋9:42〜黒ボコ岩11:07〜シール登行終了2630m12:08〜御前峰12:31〜2630m12:49〜甚之助避難小屋13:29-41〜スキー終了1550m13:58〜中飯場14:14〜別当出合14:54〜市ノ瀬16:19

今回のパートナーは、ワンダーフォーゲル部OBのNさん。前夜に一緒に大阪を出て、市ノ瀬に着いたら見事な星空。流れ星が2回流れた。翌朝の晴天を期待し、晩酌をしてから仮眠に。

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3時間ほどの仮眠から起床すると、多少雲はあるがいい天気だった。すでに出発する登山者もいる。

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別当出合まで自転車を使う登山者・スキーヤーが多いが、私たちはスキーとブーツを担いで歩きにて出発。雪が出てくるまでは、アプローチシューズとしてトレランシューズを履く。

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途中、何台かの自転車に抜かれるが、登りでは自転車は歩きとそんなに時間が変わるわけではない。自転車はあくまで下りのためのもの。

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途中から見える山の風景から雪融けの早さを感じる。

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市ノ瀬から1時間20分ほどで別当出合に到着。何やら残雪が多いような?

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どうやら春先に起こったらしい雪崩が別当出合に流れ込んだらしく、残雪はそのデブリのようだ。

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橋には底板あり。中飯場の手前で石川のYoshiさんとバッタリ。skimoスタイルで暗いうちに登り始めて、サクッと下りてきたところとのこと。

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中飯場でトレランシューズからテレブーツに履き替える。

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登るにつれて、残雪量が多くなっていく。

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標高1690mからシール登行開始。

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この時期としては甚之助避難小屋前の残雪は多い気がする?

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黒ボコ岩方面へ登る。南竜道は雪が繋がっていない。

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黒ボコ岩への急斜面をシールで登る。

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Nさんはシートラで登る。

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黒ボコ岩直下で雪が途切れたので、いったんスキーを脱いで弥陀ヶ原に出る。

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弥陀ヶ原からは再びシール登行。

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右手に室堂を通過。

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そのまま雪渓を詰めていく。

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2630m地点でシール登行終了。Nさんは寝不足と高度障害で調子が悪そう。スキーはデポして、御前峰に向かうことにする。

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白山最高地点の御前峰に到着。

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遠くに北アルプスの稜線。

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右に御嶽山、左に乗鞍岳。

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スキーをデポしたところに戻って、弥陀ヶ原へドロップ。新雪部分はストップ雪だが、まずまずのザラメ雪。滑走シーンは動画をご覧下さい。

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黒ボコ岩は右から回り込めば、スキーを脱がずに行ける。

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甚之助避難小屋まで途中2回ほどスキーを履いたまま少し登り返すところはあったが、スキーを脱ぐことなく快適な滑りが楽しめた。

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甚之助避難小屋から下は凹凸と縦溝が激しくなるが、雪が緩んでいるのでさほど問題はない。

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中飯場上の林道近くまで滑ったところで、雪が途切れてスキー終了とした。ここからはスキーを担いでの下山。

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別当出合を通過。

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自転車に抜かれながら、林道を黙々と歩く。

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市ノ瀬に無事帰還。別当出合までの開通は6月になるようだが、それまでは市ノ瀬から別当出合までの往復3時間が余計にかかる。それまで待っていたら雪が無くなってしまうので、往復10時間かかっても行く価値はある。

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下山後は白峰の白山展望の湯で汗を流してから、ワンゲル部の山小屋がある石徹白へ移動。やはりこれですね!

5月の週末はスキー以外の予定で埋まっている。今年の雪融けの速さからすると、6月にはもう雪が残っていないかもしれない。おそらく今回の白山BCが、2017-2018シーズン最後のスキーとなるでしょう。今シーズンの滑走日数は55日。白山詣でをして納板とし、事故なく終了できたことを感謝致します。

YouTubeにアップした記録動画です。

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May 16, 2018

2018年GW遠征5:北ノ俣岳定着で広大な斜面を自由に滑る!

2018年GWバックカントリーの最後は、北ノ俣避難小屋前に張ったテントをベースにして周辺滑走となった。当初は黒部源流を越えて高天原温泉まで5日間かけての周遊スキーをする予定だったが、5/2-4の天気が低気圧通過とその後の寒波の南下で悪いとのことで、急遽、日程を5月4日からの3日間に変更。5月4日は雪予報であったが、樹林帯であれば行動できると考え、飛越新道から北ノ俣避難小屋まで入ることにした。入山日は季節外れの降雪となったが、斜面がリセットされ、広大な面ツル斜面を思いのままに滑ることができた。北ノ俣避難小屋前に張ったテントをベースにしたため、お酒と食糧は充分に持っていくことができ、前日に採った山菜を天ぷらにしたりなどでグルメなツアーともなったのだった。

【日程】2018年5月4日(金)〜6日(日)
【山域】北アルプス南部
【場所】北ノ俣岳
【メンバー】しっきー、マメゾウムシ
【天候】5/4 雪のち曇り、5/5 曇りのち晴れ、5/6 晴れのち曇り
【装備】テレマーク1,スプリットボード1
【コースタイム】
5/4 飛越トンネル8:24〜神岡新道分岐11:07〜寺地山12:36-55〜北ノ俣避難小屋BC14:08-15:35〜北ノ俣岳西面2300m地点16:19-41〜BC16:51
5/5 BC7:45〜北ノ俣岳10:23-49〜赤木平東面2290m11:45-12:16〜赤木平東面2400m12:54〜2320m13:04〜北ノ俣岳14:51-15:23〜BC15:42
5/6 BC8:23〜寺地山9:43〜神岡新道分岐10:54〜飛越トンネル12:47

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1日目(5月4日):飛越トンネル〜北ノ俣避難小屋BC〜北ノ俣岳西斜面滑走〜BC

車中泊した早朝の神岡は曇り模様。GW前半の扇沢の行き帰りで一緒になり、白馬乗鞍岳を一緒に滑ったカモシカさんと、ここでも一緒になった。行き先はほぼ同じで、お隣さんになりそうだ。今日は北ノ俣避難小屋まで行ければよいので、ゆっくり目に支度して6時過ぎに神岡を発ち、有峰林道の飛越トンネルに向かった。前日に新穂高でお会いしたスキーヤーによると、飛越トンネルまではすでに車で入れるようだ。入山口に近づくにつれて、天気が悪くなっていく。天気予報では、今日は寒波の南下によって高い山では降雪となるようだ。天気がよくて暑いぐらいだったGW前半と比べると、確かに昨日からかなり気温が下がっている。

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飛越トンネルまで問題なく車で入れたが、周囲はうっすらと雪景色だった。例年、GWの時期に車でここまで入れることはなく、雪融けが急速に進んだことが伺える。車のタイヤをすでにノーマルタイヤに履き替えていたのが少々不安だったが、下山日にはこの雪はきっとなくなっているにちがいない。

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先に到着していたカモシカさんたち3人を見送ってから、我々もスキーを担いで出発した。雪が豊富ならばトンネルの右からシール登行で尾根に取り付けるのだが、この雪の少なさではトンネル左側にある登山道から進むしかない。

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倒木が多く、スキーと重荷のため、それらを乗り越えるのに難儀した。途中、下山してきて話しを交わしたスキーヤーはあとでわかったことだが、知り合いのTさんであった。誰かに似ているなと思ったが、気がつかずに申し訳ありませんでした。

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神岡新道分岐の手前から雪がつながり、シール登行を開始できた。

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寺地山に到着。新雪が10cmぐらいは積もっている。

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寺地山からの北ノ俣岳は山頂部は雲の中。雲の流れからして山頂部は風が強そうだ。

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寺地山からはちょっとの下りなので、シールをつけたまま滑る。スプリットボードのしっきーはボードを割ったままの滑りは苦手のようだ。

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北ノ俣避難小屋に到着。昨年の5月下旬に行った薬師岳BCの際にこの避難小屋を利用させてもらったが、土台損傷が激しいため使用禁止となっていた。やむを得なく使用する場合は自己責任とのこと。先行したカモシカさんたちのテントはなく、どうやら北ノ俣岳を越えられると判断し、先に進んだようだ。我々はゆっくり来てしまったので、ここまでとする。我々以外には、ソロのテレマーカー1名と3人パーティーの登山者がそれぞれテントを張っていた。

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テントは持ってきていたので、問題なし。翌日にテントを持ち上げることも考えたが、それも面倒なので、ここに3日間のベースキャンプを設営することにした。避難小屋前には水場があり、雪を溶かして水を得る必要がないのは助かる。

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時刻は15時を過ぎていたが、まともに滑らずに1日を終えるのはもったいない。新雪も積もっているので、ちょっと登って滑ることに。

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天気は回復傾向で、雲の合間から日差しがカーテン状に下りる。

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標高差にして250mほど登った所から滑走!

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薄い新雪を滑る。もう少し新雪が溜まっているとよかったのだが。滑走シーンは動画をご覧下さい。

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降雪でリセットされた斜面にシュプールを描くことはできた!

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夕食は前日に採った山菜を天ぷらにしたり、持ち上げた「鶏ちゃん」やお酒で盛大な宴に。

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ちょっと飲み食いしすぎた感が。寝入りはよかったが、3シーズンシュラフではやはり明け方の寒さで起きてしまった。

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2日目(5月5日):BC〜北ノ俣岳〜赤木平〜赤木平東面滑走〜北ノ俣岳〜BC

我々がテントから出ると、すぐ上にテントを張っていたソロのテレマーカーがテントを撤収し出発するところだった。

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翌朝はまだ雲が多く風も強かった。気温も低かったので、遅めの7時45分にBCを出発した。

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登るに連れて、青空が広がってきた。

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雪は山頂までつながってはいたのですが、上部はカチンコチンに凍っていたので、途中からスキーを担いで夏道を進むことに。

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北ノ俣岳に登頂! 東面は大斜面が広がる。

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黒部五郎岳を向かうことを考えていたが、上部はアイスバーンの感じだったので、赤木平に向かって滑ることに。

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パックされた新雪という感じだが、シュプールは描ける!

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周囲はどこでも滑れる大斜面が広がる!

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北ノ俣岳の反対側は当初予定していた黒部源流方面!

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黒部五郎岳!

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赤木平の東に伸びる尾根を赤木沢とウマ沢の二股あたりまで滑って、テンカラ竿を振ってみるつもりだったが、下部は残雪が少なく、苦労しそうなので、途中で引き返すことに。

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登り返した所で大休止! 気温も上がってきていい感じ!

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目の前に面ツルのよさそうな斜面が。これは滑るしかない!

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グサグサな雪になっていたが、悪くはなかった!

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13時を過ぎたので、北ノ俣岳に登り返す。

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稜線から雪煙が伸びる!

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広大な斜面を稜線に向かって登り返す! 正面の赤木岳からの斜面に並んだシュプールはカモシカさんたち3人によるものでした。

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気温も上がって、すっかりゴールデンウィーク前半と同様な天気に。入山者も少なく、自由な気分だ!

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昨年滑った薬師岳(2017年5月の記録)!

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北ノ俣岳から黒部源流方面の眺め!

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槍ヶ岳!

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北ノ俣岳に登り返したら、シールを外してBCへの滑走!

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16時前にBCに帰着! ここをベースにするとやはり行動範囲が制限されてしまう。やはり初日に北ノ俣岳を越えておきたかった。それでもそこそこ滑れたからよしとしよう!

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前日とは打って変わって今日は暖かいので、外で夕食の準備。我々以外は、前日から一緒の3人パーティーの登山者だけだった。

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今日もコゴミが食べられる。

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夕陽が沈む前に、しっきーが夕焼けライドへ。元気ですねえ! 滑走シーンは動画にて。

スリーシーズンシュラフでは明け方の寒さを感じるが、あるものは全て着て、テレブーツのインナーも履いて寝れば、まったく眠れないということはなかった。

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3日目(5月6日):BC〜飛越トンネル

最終日は、北ノ俣岳に登って滑る、あるいはシンノ谷まで下降して釣りをしてから下山と考えていたが、同じ斜面を滑るのは飽きたし、下部の残雪が少なく沢に下りるのに苦労しそうなので,結局下山だけとなった。次の日は午前中から仕事なので、楽に帰りたいというのもある。やはり3日間という日程ではそう動けないので、4日はほしいところだ。

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テントを撤収し、名残惜しく北ノ俣岳方面を見上げてから帰路につく。

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昨日だけで北ノ俣避難小屋近くの残雪はだいぶ減ってしまい、往きは繋がっていた雪が途切れていた。仕方なく、この部分のみスキーを脱ぐ。

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正面に寺地山。

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北ノ俣避難小屋からはしばらく下りで滑って行けるが、アップダウンが多少あってボードにはきつい。この点、ステップソール板は楽だ。それから寺地山への登りに入るが、そこはシールをつけた。

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寺地山からの剱岳!

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寺地山からは滑って行けるが、ちょっと藪が濃い。ボードにはキツそう!

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往きの時と同じく、神岡新道分岐を過ぎた所で、スキー終了。

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ここでshinoyoshi先生とバッタリ! 黒部方面ではよくお会いする。飛越トンネルまでご一緒しました。

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我々2人も撮っていただいた。

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スキーを担いで黙々と歩く。往きと同様に、途中、2箇所ほど倒木が道を塞いでいたので、藪漕ぎして迂回。木の枝にスキーが引っかかって難儀する。

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13時前に飛越トンネルの駐車地点に帰着! この道中でしっきーがスプリットボード用のクランポンを紛失。すぐに立山入りなのにこれは困った。後続のカモシカさんたちが運よく拾ってくれるのを祈るしかない。

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道の駅宇宙ドーム神岡で腹ごしらえをしてから、近くの割石温泉に汗を流しに行く。ここで下山してきたカモシカさんたちと偶然一緒になる。なんとしっきーのクランポンを拾ってくれていた。ありがとうございます。しっきーのテンションも復活!

富山に出るしっきーを飛騨古川駅で下ろして、帰路についたのだった。

GW後半は悪天のために、当初の5日間の壮大な計画がだいぶ縮小してしまい、ちょっと不満の残るツアーとなった。それでも滑れなかったのは1日だけと考えれば、結果はよかったのかもしれない。

これで2018年GWバックカントリー遠征は終了。久しぶりにGW前半と後半がつながり、長期でBCを楽しめた貴重な時間だった。多少計画通りに行かなくても、トータルで9日間滑れたことは、それなりに充実していたと考えるべきだろう。同行してくれたメンバーにお礼を言いたい。

YouTubeにアップした記録動画です。

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2018GW遠征番外編:山菜狩りで休養!

2018年ゴールデンウィーク7日目は乗鞍高原で迎えたが、前日から続く雨で乗鞍岳は厚い雲に覆われていた。2日目のしっきーには申し訳ないけど、休養日とした。

この日の山は悪天予報ではあったが、下界は次第に天気が回復していくとのこと。何もしないのはあまりに暇すぎるので、翌日から予定しているBCツアーの入山口に比較的近い岐阜県某所に山菜狩りに行くことに。これで安房トンネルを今回の遠征だけで2往復することになった。

雨は午前中のうちに止み、標高差300mほどのハイキングを兼ねて林道を歩く。

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途中、アナグマがいた。

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気温が低いためか、壁にとまってジッとしているウスバシロチョウ。

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採りごろのコゴミが大量に出ていた。

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タラもちょうど芽が出てきたところ。

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タラ、コゴミの他にも、コシアブラ、ハリギリ、フキノトウなどが採れた。標高差300mほどの疲労抜きハイキングにもなりました。

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夕食は山菜の天ぷらでお酒も進む。一晩では食べきれなかったので、翌日からのBCツアーにも山菜を食糧として持っていくことに。

翌日からは北ノ俣岳に3日間入ります。

2018GW遠征5につづく

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May 15, 2018

2018年GW遠征4:悪天予報で午前中勝負の乗鞍岳AGAIN!

ゴールデンウィーク後半は、ボーダーのしっきーと黒部源流を越えて高天原温泉へ5日間かけて周遊する計画を立てていたが、5月2日〜4日は低気圧の通過と寒波の南下によって悪天予報となってしまい、計画を再考せざるを得なくなった。

5月2日は午後から雨予報だが、午前中はなんとか天気が持ちそうな感じ。ここは滑れる時に滑っておかなければということで、半日で往復できて、ゴールデンウィーク初日にも滑った乗鞍岳に再びとなった。これで私は6日連続のバックカントリー!

【日程】2018年5月2日(水)
【山域】北アルプス南部
【場所】乗鞍岳
【メンバー】しっきー、マメゾウムシ
【天候】曇り時々雨
【装備】テレマーク1,スプリットボード
【コースタイム】位ヶ原山荘9:13〜大雪渓・肩ノ小屋口10:09〜剣ヶ峰11:25-41〜三本滝駐車場12:29

早朝に東京から高速バスにて平湯温泉に到着したしっきーをピックアップし、乗鞍高原へ向かう。

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三本滝駐車場に上がるが、雪は前回よりも減っているが、まだかろうじて駐車場まで滑れそう。時々雨がパラついてテンションは下がるが、それでも滑りに行こうというスキーヤーたちが春山バスを待っている。

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8時45分三本滝発の春山バスに乗り、とりあえず位ヶ原山荘まで上がる。

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本格的に雨が降り出す前には下山したいので、早速、屋根坂に取り付く。

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とりあえず、前回と同じく剣ヶ峰を目指すとする。

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高曇りのため、槍穂高が見える。

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登山者が先行していたが、先頭に立つ。

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途中、雷鳥のつがいに会う。

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朝日岳直下の登りでスプリットボードのしっきーはクトーを装着。雪は緩んでいるので、私はシールだけで登る。

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蚕玉岳まで登ったら、剣ヶ峰はすぐ。天気はまだ持っている。

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剣ヶ峰に到着!

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正面には御嶽山!

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あとはシールを外して滑るだけ!

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前回は剣ヶ峰正面の斜面を滑ったが、今日は蚕玉岳からの斜面を滑った。さすがに6日連続のバックカントリーだったので、足の踏ん張りが効かず、フラフラの滑りとなってしまい、転倒までしてしまった。ボードのしっキーにはスピード的に追いつけず。

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滑走シーンは動画をご覧下さい。

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ツアーコースに入って。

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ツアーコース入口はコブ斜面!

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滑れる限りは滑る!

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カモシカゲレンデの紐状の雪もつないで。

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三本滝駐車場までなんとか滑れて、天気も持ってくれた。3時間ちょっとの行動時間だったが、滑れないでいるよりかは断然よい!

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湯けむり館で汗を流したら、やはりこれ!

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ピザはビールに合う!

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午後からは予報通り雨となった! さて、ゴールデンウィーク後半の計画をどうしようか?

YouTubeにアップした記録動画です。

2018GW遠征番外編につづく

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2018年GW遠征3:白馬乗鞍岳で疲労抜きBC!

立山内蔵助平から下山した翌日は予定では休養日ですが、次の日から天気が悪くなるとの予報。滑れる時に滑っていた方がよいだろうということで、疲労抜き目的で軽めに白馬乗鞍岳を往復することにした。

パートナーは関西のテレ仲間であるカモシカさん。内蔵助平への扇沢駅からの行き帰りで偶然一緒になっていた。カモシカさんは、なんと立山竜王岳の北壁をスキーとゴムボートを担いで登り、竜王岳北面ルンゼを滑走し、黒部湖をボートで横断し、針ノ木峠を越えて扇沢に戻るというClimb & Ride & Paddleによる黒部横断をしてきたのだった。そういうわけで、カモシカさんにとっても疲労抜きBCとなりました。

【日程】2018年5月1日(日)
【山域】北アルプス後立山
【場所】白馬乗鞍岳
【メンバー】カモシカさん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コースタイム】栂池自然園駅8:53〜天狗原祠9:54〜白馬乗鞍岳10:40〜天狗原11:20〜栂の森駅11:58

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前日のうちに白馬に移動し、起床時の白馬三山。5日連続のBCになりますが、天気がよいので、アクテイブレストですね!

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栂池高原スキー場は、今日はゴールデンウィーク中日の平日とあって、なんとなく静か。チケットを買うための行列もできていなかった。

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ゴンドラ、ロープウェイと乗り継ぎ、栂池自然園駅に到着。通い慣れたホームという感じ。

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天狗原への斜面を登る。カモシカさんはテレマーク細板革靴仕様だ。

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白馬三山。

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1回休憩を入れて、天狗原の祠を通過。

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白馬乗鞍岳の山頂を目指す。

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特に問題もなく、スタートしてから2時間ほどで白馬乗鞍岳に到着。

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山頂からは北寄りのオープンバーンを滑走。縦溝は細革仕様のカモシカさんには厳しそう。

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天狗原を越えて。

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オープンバーンを滑走!

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林道を滑って、ゴンドラの栂の森駅まで滑走。いつもは賑わう栂池界隈ですが、なんとなく静かなBCでした。時間はまだ正午ですが、疲労抜きが目的なので、これで下山としました。

YouTubeにアップした記録動画です。

ゴールデンウィーク後半は悪天予報で、計画の再考をすることに。カモシカさんとはゴールデンウィーク後半の飛越新道からの行き帰りでまた一緒になるのでした。

2018年GW遠征4につづく

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2018年GW遠征2:我々だけの斜面貸し切りの立山内蔵助平定着BC3日間

乗鞍岳でウォーミングアップを済ませた翌日からは、立山の内蔵助平に定着して3日間周辺を滑ろうという計画を実行。

黒部ダムからは3時間で内蔵助平まで行けるだろうという目論見は、標高の低い箇所の雪解けの早さによって崩れ、予定の2倍近い6時間近くも要することに。内蔵助谷は残雪の少なさのために流れが出ていて、雪のない箇所で使った夏道は足下が崩れていたりで、往復のアプローチが今回の核心部でした。

苦労して着いた内蔵助平は、ゴールデンウィークにもかかわらず、我々だけのキャンプ地! たいへんに静かな別天地は、斜面貸し切りのプライベートゲレンデだらけ。登山の総合力が要求された3日間ではありましたが、天気に恵まれた最高のゴールデンウィーク前半を過ごすことができました。

【日程】2018年4月28日(土)〜30日(月)
【山域】北アルプス立山
【場所】立山 内蔵助平・真砂岳
【メンバー】Fukikoさん、カネヤン、マメゾウムシ
【天候】4/28 晴れ、4/29 晴れ、4/30 晴れ
【コースタイム】
4/28 黒部ダム7:10〜黒部川7:54〜内蔵助谷出合9:49〜内蔵助平BC12:58-14:11〜丸山稜線コル(1954m)15:10-39〜BC15:53
4/29 BC7:02〜内蔵助カール底(2550m)10:35-11:13〜稜線コル12:07-28〜真砂岳12:44-13:24〜BC14:08
4/30 BC8:07〜内蔵助谷出合10:03〜黒部ダム下11:49-12:18〜黒部ダム13:10

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1日目(4月28日):黒部ダム〜内蔵助平BC〜丸山滑走〜BC

早朝のアルペンルート扇沢駅の無料駐車場にてカネヤンが合流し、前日の乗鞍岳BCから一緒だったFukikoさんを含めて3人のメンバーが揃った。

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ゴールデンウィーク初日ということもあり、扇沢駅の切符売り場では、始発前から登山者やスキーヤーで行列ができていた。我々は黒部ダムまでのトローリーバス区間だけの乗車で気が楽だが、スキーなどの滑走具等はカバーをつけたり袋に入れなければならないのが面倒である。その分、余計な荷物が増えることになる。

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始発のトローリーバスに乗って、黒部ダムに到着。内蔵助平方面は、バスから下車して、そのまま進行方向に向かって進み、暗い出口から出る。外に出ると御前谷や下ノ廊下方面の景色が広がる。登山者、クライマー、および釣り人と思われる人たちがすでに出発の準備をしていた。

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出た所から林道がついているが、その林道は別な方向に向かってしまうので、夏道通りに黒部川に下りる必要がある。当然、斜面には雪がついているが、まだ凍結している。スキーで滑ることも考えたが、重荷ということもあり、テレブーツにアイゼンを装着してスキーを担いで下ることにした。このルートは20代の時に夏に歩いたことがあるはずなのだが、まったく記憶に残っていない。

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黒部川に下りると、登山者用の橋が架かっているが壊れている!

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黒部ダムを見上げる! 天気はまずまず。ダムが観光放水をしていれば、結構な迫力に違いない...

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橋が使えない以上、ジャブジャブと徒渉する。

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しばらくは対岸(左岸)の夏道を進む。例年の残雪量ならば、シールで行けるらしいのだが。

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進むにつれて雪の上を歩くことが多くなってくる。途中、釣り人たちが糸を垂れていたが、反応がなさそう。まだ水温が低いからだろうか。

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デブリが沢を埋めている部分もあり。

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途中で、テンカラ竿を振ってみたが、まったく反応なし。

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内蔵助谷出合は流れが出ていて、沢通しには進めなそうだ。

夏道を使ったが、これが木の枝にスキーが引っかかり、通過に苦労した。また途中のトラバースで足下が崩れていたりで、かなり緊張した。フィックスロープがなければ、さらに困難を要しただろう。

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内蔵助谷に入っても、しばらくはシール登行はできなかった。

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出合から急登が続き、重荷が肩に食い込む。

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雪が繋がってきたところで、ようやくシール登行開始。スキーを担がないで済むだけでだいぶ負担が減る。

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しかし沢割れで行く手を阻まれ、スキーを脱いで雪壁を登る場面も!

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滑落すれば流れに落ちてしまう斜面でのシール登行もかなりあり!

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難所を越えて、斜度が緩くなってくると、内蔵助平の景色が広がった!

ここまで6時間近くも要してしまった.予定では3時間だったのだが、下部の雪不足のために時間がかかりすぎてしまった。

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樹林の近くに3日間のベースキャンプを設営。

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まだ14時なので、滑らねば。丸山方面によさそうな斜面があるので、稜線上のコルまで登って滑ることに。

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コルまでは標高差250mで、ほぼ1時間の登り。コルからは黒部湖と針ノ木岳が見えた。正面の斜面は御前谷右俣になる。ここも滑るのによさそうだ。

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内蔵助平側は正面にハシゴ乗越と右に黒部別山岳。

このコルからは稜線を東に登って行けば丸山まですぐに登れそうだが、木が密で滑走に向いてはなさそう。むしろ西側の2279mピークへの斜面の方が滑るにいい斜面だ。

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しかし今日はすでに15時を過ぎているので、このコルから滑走とする。

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縦溝は入っていたが、雪がかなり緩んでいたので、それほど支障なく滑れた。滑走シーンは動画をご覧下さい。

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さて、ビールだ! その前に水くみをしなければ。目の前に割れた沢があり、うまく沢に下りられそうなポイントを見つけて、水を汲むことができた。雪を溶かさないで済むのはかなり楽だ。

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私は350ml缶ビール3本と焼酎900mlを持ち上げたが、なんとカネヤンは500ml缶のビールを6本も持ち上げてくれた。おかげでお酒には困らず、宴は盛り上がったのだった。

持参したシュラフは軽量化のためにスリーシーズン用(モンベル4番+シュラフカバー)にしたため、明け方に寒さを感じ、熟睡はできなかった。

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2日目(4月29日):BC〜真砂岳〜内蔵助谷滑走〜BC

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翌朝も快晴! 今日は内蔵助谷を詰めて、真砂岳を往復する予定。

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最初はダラダラと内蔵助谷を登る。谷の真ん中に尾根があり、沢が二分される。比較的斜度が緩い左側を登る。右から行ってもこの上で合流することになる。正面左側に広い斜面が見える。標高差500mはあるこの広い斜面を帰りに滑ることになる。

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二分されていた沢が合流すると斜度が増してくる。

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沢幅も狭くなる。

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狭い急斜面なので、休む所がない! 滑落もしたくない。キツいがひたすら登り続けるしかない。

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2時間近く休憩せずに歩き続けて、斜度が緩くなってくると、内蔵助カールの底に出た。難所を越えたところで大休止!

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富士ノ折立と真砂岳の間のコルを目指してカールを進む。ここまで来ると、室堂側から登ってきて内蔵助谷カールを滑るスキーヤー・ボーダーを見かける。私も以前に内蔵助カールを滑って登り返したことがある。

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コルに到着! 縦走中の登山者が行き交う。せっかくなので、真砂岳のピークを踏むことに。

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奥大日岳と大日岳。

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剱岳の頭が見える!

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雷鳥沢の野営地はテント村となっている! 我々しかいない内蔵助平とは大違いだ。地獄谷の噴気で周囲の雪が黄色くなっている。

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真砂岳に登頂!

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富士ノ折立から雄山への稜線。

さて、ドロップするとしますか! 真砂岳の山頂から直接に内蔵助カールへ向かって滑ることに。

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出だしは40°以上はある急斜面。おまけに気温上昇で雪が緩んでいて、表層はドロドロと雪崩れやすい。大事にはならなそうなので、そのまま滑走!

滑走シーンは動画をご覧下さい。

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内蔵助カールの底からは内蔵助谷に入らず、右岸側にある大斜面に向かうことにした。往路で正面に見た大斜面だ。内蔵助谷とこの大斜面の間にある小尾根は雪がつなっていなかったが、ほんの少しの距離だったので、ハイマツの上をスキーを履いたまま歩いて越えた。大斜面のトップに出ると、アドレナリンが出まくるような急なオープンバーンが広がっていた。500m×500mの内蔵助谷名物の大斜面らしい。

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40°以上はありそうな斜面を滑る。雪がグサグサで、表層がドロドロと雪崩れやすい。部分的には縦溝もあり、思ったよりは快適ではなかった。それでもなかなかの爽快感だった!

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気温上昇によって起こった全層雪崩を正面に見ながら滑る。

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登りに5時間40分をかけても、滑りは1時間もかからない。

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14時過ぎにBCに帰着!

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時間的にはまだ遊べるが、充分に満足したので、早速、飲み始める。

飲むと寝入りはよいが、スリーシーズン用シュラフでは深夜に寒くて目が覚めてしまった。

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3日目(4月30日):BC〜黒部ダム

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最終日は黒部別山滑走の予定ではあったが、黒部ダムまでの下山がかなりの難路であることから、下山のみに集中することにした。

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と言っても、基本的に下山は半日行動なので、ちょっと周囲の斜面を滑ったり、ステップソールで散歩したりしてから、のんびりとテントを撤収した。

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8時過ぎに下山開始。

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滑落しないように急斜面をトラバースしたり。

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デブリを越えたり。

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スキーを脱いで下降したり。

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滑れなくなったところで、板を担いで。

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丸山東壁の横を通過。

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黒部川本流までもう少し。

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最後に内蔵助谷1番の難所の通過。夏道のトラバース箇所だが、足下が崩れている。ロープがフイックスされているので、スリングでチェストハーネスを作って、カラビナでロープにビレイを取って通過した。スキーと重荷を担いでの通過はなかなか厳しく、さらにテレブーツだとうまくスタンスに足がおけないのが辛い。

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黒部川本流に出て、一安心。今回の黒部ダムから内蔵助平の往復のアプローチは、バックカントリースキーの技術だけでなく、登山の総合力が要求された。

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黒部ダムまでは登り基調。途中、内蔵助平に入るという関東の5人程度のパーティーとすれ違った。

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左岸にあった滝。

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ダム下まで戻ってきた。

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ちょっとテンカラ竿を振らせてもらうが、残念ながら反応は無し。

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最後にトローリーバス乗場までの標高差200mほどの急斜面を登る。重荷が堪える!

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息を切らしながらなんとか登り切った!

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扇沢駅に帰着!

今回の内蔵助平定着BCでは、ゴールデンウィークでありながらも、我々だけの静かで充実した時間を過ごすことができた。周囲はプライベートゲレンデだらけ。往復のアプローチが核心だったが、例年通りの残雪量であれば、もう少し楽に行けるようだ。次回はもう少し日程を取って、剱岳方面へも足を伸ばしてみたい。

YouTubeにアップした記録動画です。

2018年GW遠征3につづく

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