November 26, 2023

立山下山後はワンゲル部山小屋へ

3年ぶりの11月立山初滑りから下山したら、奥美濃にあるワンゲル部山小屋へ移動した。

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立山駅から150kmほどを下道で移動してきたので、入舎したのは20時だった。早速、スーパーで購入したアンガス牛ステーキ肉を焼いて、下山後の後夜祭を行った。

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晴天が続いていたが、山小屋の周囲にはうっすらと積雪が残っていた。

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山小屋への林道にも積雪があったが、四駆スタッドレスタイヤならば問題はなかった。

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問題は小屋の水の出が悪いことだった。水源から引いているのだが、水道管内に空気が入ったためか、ちょろちょろとしか出ない。翌週末に冬仕様への維持作業が予定されているが、その際に空気抜きを行う。そこで水量が回復すれば、安心して本格的な冬を迎えられる。

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山小屋の近くで、3年ぶりにナメコを見つけた。この木ならば来年も発生しそうだ。しばらく雨が少なかったためか、ナメコは乾燥気味でヌメリがなくなっていた。

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乾燥ナメコは水に浸けるとヌメリは戻り、上等なナメコになった。むしろ乾燥していたことで、質が維持されていた感じがする。

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November 07, 2023

ワンゲル部山小屋をベースにして秋の散策と宴

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11月はじめの三連休は、奥美濃にあるワンゲル部の山小屋に滞在していた。例年は、10月末か11月のあたまに山小屋に滞在して、周辺でキノコ狩りを行っていた。以前はナメコがよく採れたのだが、ナラ枯れの終息と共に2020年を最後に全く採れなくなった。ムキタケやクリタケなどのナメコ以外のキノコも以前ほどは採れない。昨年はキノコの発生時期に山小屋に入舎しなかったのだが、現在、山小屋周辺ではキノコはどのような発生状況にあるか、ナチュラリストとしては興味がある。そこでキノコの採れる場所の新規開拓を目的に、2年ぶりに山小屋周辺にてキノコの発生状況を調べることにした。

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山小屋に入舎すると、お出迎えがいた。玄関前にヒメネズミの死体が横たわっていた。しばらく人が入らなかったので、食べるものがなくて餓死したのだろうか。死体は屋外に埋葬となった。

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お出迎えはまだいた。大量のカメムシが窓にたかっていた。越冬のために山小屋内に侵入したようだが、例年に比べると、圧倒的に個体数が多い。カメムシが大量発生すると大雪になるという言い伝えがあるようだが、科学的根拠はない。それでもスキーヤーとしては、そうなることを願いたい。夜になるとカメムシが灯りに向かって飛んでくるので、夕食中はカメムシが体にたかるし、食器に飛び込んだりで実にたいへんであった。うっかり手で掴んでしまうと、臭い匂いが手についてしまう。殺虫剤で殺しても、次々に新手が飛び出してくるのでキリがない。厳冬期もストーブを焚くと、カメムシが飛び回りそうである。

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そんなお出迎えがあったが、まずはキノコ狩りに行くことにした。山小屋から近い場所ではキノコの収穫は期待できないので、探索範囲をいつもより広くすることにした。山小屋周辺の紅葉はピークを過ぎた感じである。

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まず見つかったのはイグチ系のキノコ。名前がわからなかったので、これは採らなかった。あとで写真から同定したところ、チチアワタケのようだ。チチアワタケならば毒キノコなので、採らなくて正解だった。

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沢沿いに探してみたところ、まずは枯木にムキタケが見つかった。

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倒木にヒラタケも見つける。山小屋周辺でヒラタケを採ったのは初めてである。とりあえずは新規開拓は成功と言えよう。

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溪では、繁殖期を向かえたイワナがペアリング中であった。

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山小屋のすぐ下にある小渓でも、イワナがペアリングしていた。

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本日の収穫である。人数的には充分な量である。

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きのこ鍋にして美味しくいただいた。

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越前大野の地酒が進んだ。

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翌朝は、残った鍋にうどんを入れて朝食とした。

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翌日は、山小屋から少し離れたところにもキノコを探しに行ってみた。

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山小屋へアクセスするための林道上にクマの新しい糞があった。前日には確認していないため、おそらく前日の夕から今朝にかけて排泄されたものと思われる。この林道を夜間に走行中に、実際にクマを目撃したこともある。山小屋周辺に生息するクマは、どうも夜間に活動している感じがする。暗くなってからの行動は注意が必要だ。

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ナラタケが見つかったが、この時は同定に自信がなかったので採らなかった。

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クリタケを見つける。他にはムキタケが採れた。

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幹が屈曲した木に腰掛けるうワンゲル部員。

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裏山である毘沙門岳のピークにも登ってみた。マイナーな山だけあり、連休にもかかわらず、登山者に会ったのは一組だけだった。おかげで静かな山歩きが楽しめた。結局、最も採りたかったナメコは最後まで見つからなかったのだが。

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September 27, 2023

テンカラ釣りファイナル:ホームの奥美濃にて今シーズンの納竿

土曜日が秋分の日だった先週末は、奥美濃にあるワンゲル部山小屋をベースに、今シーズンの渓流釣りの納竿を行った。奥美濃方面は相変わらずの渇水で、テンカラ釣りには厳しい状況だった。

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土曜日は、山小屋通い初期の頃に開拓したS谷に久しぶりに行ってみた。S谷は小さな藪沢で、A谷を開拓するまではプライベート釣場にしていた。S谷には、かろうじてテンカラ竿を振れる箇所はあるが、上から竿を振れないことが多いので、弓矢式に毛鉤をポイントに入れることの方が多い。そんなテンカラ師泣かせの谷ではあるが、魚影は濃い。

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水量がそこそこある下流部ではぼちぼち釣れた。

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S谷のイワナはオレンジ色がかった個体が多い。しかし上流部では渇水が酷く、イワナは毛鉤をじっくり見てくるので、なかなか厳しかった。それでも短い行程の中で、トータルで7匹ぐらいは釣れたのでよい方であった。

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日曜日は、フライマンのSくんと新規開拓でM谷へ行ってみた。M谷も藪沢で、渇水であるのは同じだった。

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この谷はイワナの谷と思っていたが、渋い状況の中でようやく釣れたのは、なんとアマゴだった。

2人で2匹ずつのアマゴを釣って終了となった。石徹白方面も禁漁が近くなると競争が激しくなり、釣果は厳しくなるが、来シーズンはもう少し早い時期に入ってみたい谷である。平水であれば、もう少し釣れるだろうし、イワナも釣れるはずだ。

これで今シーズンの納竿となったが、多くのイワナやアマゴたちと遊んでもらった。魚たちには感謝である。沢登りの方もそろそろ登り納めとなる。いよいよ次はスキーシーズンの到来となるが、はたして雪は降ってくれるだろうか。

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September 13, 2023

ワンゲル部山小屋でハチ退治と新規沢開拓

先週末は、1ヶ月ぶりに奥美濃にあるワンゲル部山小屋に入った。いきなりの最初の作業は、山小屋の外壁内に巣を作ったキイロススメバチの駆除だった。

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つい1ヶ月前に入舎した時は全く気づかなかったが、知らないうちに外壁内にキイロスズメバチが巣を作っていて、トイレの外側の土台と外壁の間からハチが出入りしていた。巣が大きくなったことにより、ハチの出入りも盛んになり、かなり危ない状況だった。

駆除方法は、まずは出入りしているスズメバチをスズメバチ用の殺虫剤で駆除して、それからハチが出入りしている穴へ殺虫剤を噴射した。外壁内なので全容が見えず、全て駆除できたかがなんとも言えないが、棒で突っついても中からハチは出てこなくはなった。それでも外出中のハチは帰ってくるので、翌日も駆除を継続した。危惧するのは、外壁内にまでうなく殺虫剤が噴霧されたかである。女王バチが生きていれば個体数は回復するかもしれない。しばらく様子を見て、ハチの出入りが確認されるならば、ハチ駆除の専門業者に駆除を委託することになるだろう。

そんなことはあったが、本来の山小屋に入舎した目的は、渓流釣りと沢登りのための新規の沢の開拓である。初日はスズメバチの巣の駆除もあったので、渓流釣りのための沢を調査することにした。山小屋の近くの沢については、ほぼ調査済みなので、少し離れた沢に行ってみることにした。

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藪沢だったが、なんとかテンカラ竿を振れる。よく行くA谷やB谷に渓相は似ている。

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まず釣れたのは小さなアマゴだった。その後に良型のアマゴが釣れた。

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しばらく連れない状態が続いて、ようやく釣れたのがイワナだった。

今回は下流部の調査だけとしたが、全体的にそれほど魚影は濃くなく、魚もスレている感じだった。沢に沿って林道があるので、釣人も入るのだろう。上流部まで行けば状況は変わるかもしれないが、上流部の調査は次の機会とした。

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沢沿いの林道では、ハンミョウが我々を案内するかのように、先行して飛び歩いていた。

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早々と山小屋に帰り、ジンギスカンなど肉料理で宴を始めた。翌日は、沢登り目的で新規の沢を調査する。

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August 20, 2023

ワンゲル部山小屋でスローライフ

ワンゲル部山小屋滞在も5日目を迎えると、山小屋の維持作業はほぼ終了である。午前中は、久しぶりに下界へ買い出しに下りた。

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現役部員たちは、山小屋から徒歩にて、白山縦走へ出発する。

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山小屋を出発するワンゲル部員たち。本合宿は南アルプスでの長期縦走だが、そのための予備合宿として白山の南から北へ縦走する。現役部員のサポートに入っていたOBのAさんも帰路についた。

私は本日は休養日とし、翌日まで1人で山小屋に滞在し、中央アルプスの細尾沢へ転進する予定である。今日明日はスローライフと決め込む。

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沢臭くなった沢服を水洗いした。

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テンカラ毛鉤作りも行い、尻尾のある逆さ毛鉤を作ってみたが、はたして釣果に影響するだろうか。

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山小屋滞在中に紛失した毛鉤よりも多くの毛鉤を作り、今後の釣行に備えるとする。

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夕食は、買い出しで購入した生野菜、カレイの唐揚げ、寿司を、飛騨の地酒のアテにし、1人宴とした。

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翌朝はのんびり起床し、翌日からの沢泊山行のためのパッキングを行う。ここでコンパスを紛失していることに気づく、まあ、GPSとアップルウォッチをコンパスの代用としよう。正午過ぎには山小屋の戸締まりを済ませ、山小屋を発った。6日間も山小屋に滞在すると、山小屋への愛着も沸くもので、少々寂しさを感じた。

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ワンゲル部山小屋ベースでテンカラ釣り第5弾:1週間前のリベンジでC谷へ

ワンゲル部山小屋滞在4日目は、C谷を釣行してきた。

いつもよく行くA谷やB谷は渇水がひどく、テンカラ釣りではなかなか厳しい状況である。それに対して、C谷は谷が大きく、平水時でもそれなりの水量がある。渇水のこの時期でも、C谷の豊富の水量は、テンカラ釣りの不利さを充分にカバーしてくれるにちがいない。1週間前にC谷へ行ったときは、残念ながら先行者がいて、ひじょうに渋い釣果だったが、そのリベンジもしたい。山小屋の維持作業はワンゲル部員に任せて、単独にてC谷に釣りに入ることにした。

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渇水時期にもかかわらず、C谷にはそれなりの水量があった。

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幸先よく1匹目がすぐに釣れた。

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ポンポンとまではいかないが、そこそこ釣れていく。

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A谷やB谷で反応のよかったフライ用の毛鉤カディスをSくんからいただいていて、それも試したが、ほぼ毛鉤の種類に関係なく釣れた感じだ。

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C谷とはいえ、平水よりは水量が少ないこともあり、毛鉤をじっくり見て、無視する輩もいた。いつものC谷よりは渋めの釣果だったが、ツ抜けは達成でき、1週間前のリベンジはできた。

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C谷の下流部の流心から外れた溜まりには、1週間前と同様に、100匹を越えるであろう魚影があった。この場所に魚が溜まる理由があるのだろうか。

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脱渓後は、4日ぶりの温泉に入り、4日間の汗を流した。入浴後は、よく冷えた生ビールで喉を潤した。

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山小屋に戻ってからは、お酒のアテとして、C谷で採ってきたミズをお浸しにした。宴は続くのであった。

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August 18, 2023

ワンゲル部山小屋の維持作業とテンカラ釣り第4弾

速報で報告済みだが、8月5日から10日まで、奥美濃にワンダーフォーゲル部が所有する山小屋に滞在していた。主な目的は山小屋の維持作業としての夏ワークだが、それは現役部員に任せて、私は近くの渓にテンカラ釣りに行ったりして、山小屋ライフを楽しんでいた。

山小屋滞在1日目と2日目には、フライマンのSくんが遊びに来てくれたので、一緒に近くの渓へ行くことにした。Sくんとは、この1週間前にもD谷で釣行を一緒にしている。

1日目はワンゲル部員も2名同行して、いつも裏切らないA谷へ行くことにした。

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しばらく雨が降っていないこともあり、A谷は驚くほどの渇水状態で、流れもゆっくりである。

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序盤にイワナは釣れたが、いつものようにポンポンとは出てくれない。渇水で流れもゆっくりということもあり、イワナは毛鉤をしっかり見てくる。イワナは毛鉤には反応は示すが、餌でないと認識すると、さっさと走って逃げてしまう。こんな感じで、自分が使っているテンカラ毛鉤はほとんどが見抜かれていた。

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ところが、同行のフライマンのSくんが使っているフライ用の毛鉤であるオレンジ色のカディスはしっかり咥えてくる。こういう時は、虫に精巧に似せているフライの毛鉤の方がよいようだ。翌日に行ったB谷では、さらにその傾向が顕著だった。

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初めてテンカラ釣りをするワンゲル部員が、試しにそのカディスを借りて使ったところ、なんとイワナがかかる。残念ながらバラしてしまったが、毛鉤の種類でこうも釣果が変わるのは源流では珍しい。流れの速い源流では、イワナは水面に落ちたものを見極める時間がないので、反射的に咥えてくる。それを利用したのがテンカラ釣りだが、流れが緩くなった渇水の時はそうはいかない。状況によって釣果が変わるのも、渓流釣りの面白いところではある。平水に戻るまでは、流れが緩い小さな藪沢に入るのは控えた方がよいかもしれない。

話は変わるが、A谷での釣行中に、前のめりに転倒して、右のまぶたの上を岩にぶつけて、怪我してしまった。かけていたサングラスにはヒビが入った。ぶつけたところからは、たらたらと出血して、まさにプロレスの流血試合というような様相で、同行者の方がむしろ驚いていた。幸いなことに、バンダナで傷口を押さえたら、すぐに止血できた。竿を持ちながらの沢歩きは、岩で滑ったり、浮石でバランスを崩しやすいので要注意だ。

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天気にも恵まれて、山小屋の維持作業の方は順調に進んでいた。

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薪ストーブの煙突の煤取りは、屋外と屋内とから行う。山小屋の壁のペンキ塗りも無事終わったようだ。

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山小屋周辺の草刈りは、自分たちが歩きやすくするだけでなく、クマが山小屋に近づかないようにする意味でも重要である。

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August 16, 2023

2023年夏休みの山行と釣り(速報)

2023年の夏は、8月5日〜13日の9日間の夏休みを取り、渓流釣りと沢登りを楽しんできた。そのうちの前半6日間は奥美濃にあるワンダーフォーゲル部の山小屋をベースにし、後半は中央アルプスへ転進し、木曽駒ヶ岳へ詰め上がる細尾沢を遡行した。

以下が概要であるが、各日の釣りや山行の詳細については、後日にアップする予定である。

8月 5日(土) ワンゲル部山小屋入り 石徹白A谷にて渓流釣り

8月 6日(日) 石徹白B谷にて渓流釣り、釣り場の新規開拓

8月 7日(月) 前谷川支流 矢谷川にて、ワンゲル部員の沢登り入門

8月 8日(火) 石徹白C谷にて渓流釣り

8月 9日(水) 休養日(洗濯、毛鉤作り)

8月10日(木) パッキング、木曽へ移動

8月11日(金) 中央アルプス 細尾沢

8月12日(土) 中央アルプス 細尾沢、帰阪

8月13日(日) 休養日

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細尾大滝40m

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August 01, 2023

ワンゲル部山小屋をベースにテンカラ釣り第3弾:渋い源流釣行!

奥美濃にあるワンダーフォーゲル部の山小屋をベースに、周辺の谷でテンカラ釣りを行っている。そのために、石徹白漁協の年券を毎年購入している。今シーズンも6月4日〜5日7月15日〜16日で釣行を行った。今回はその第3弾として、週末にさらに源流部への釣行を計画した。

1日目は、テレ仲間のテンカラ師どうちゃんと、1年ぶりのC谷へ入渓した。

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C谷の下流部であるが、流心から外れた溜まりに、100匹を越えるであろう魚影があった。イワナだろうが、こんなにたくさんの魚がこの場所に群れているのを見るのは初めてである。

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C谷は堰堤と滝を越えてから釣り始める。いつもならば爆釣りできる渓だが、今回は不思議と釣れない。魚影を見ることも少ない。ひょっとしたら先行者がいるのかもしれない。

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そんな中で待望の1匹目が出た。しかし、その後も渋い状態は続く。

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2匹目は出たが、竿抜けポイントと思われる場所である。

私は計3匹のイワナを釣り上げたが、同行者には待望のアタリはあったが、残念ながらバラしてしまった。かなり上流部まで進んだ所で、上から釣り人が下りてきた。釣果を聞いたところ、20〜30尾は釣れたとのこと。それは釣れなくて当然だ。C谷で初めて先を越されたのは悔しかった。

林道を引き返す途中で、堰堤と堰堤の間にでも竿を振ってみた。私だけ小さなイワナが1匹釣れたが、残念ながら同行者は釣れなかった。1日だけしかない同行者に釣ってもらえなかったのは、たいへん残念であった。

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石徹白は、夏の特産物として、トウモロコシが有名である。石徹白集落内の露天の直売にて購入できる。脱渓後に、石徹白の集落に「とうもろこしあります」の看板が出ていたので、覗いてみた。場所は民宿「上村彦左衛門」で、購入する分だけ、畑からトウモロコシを採ってきてもらった。生で試食させてもらったが、粒はやや小ぶりで、糖度が高い。生でも食べられるのも凄いが、こんな質の高いとうもろこしが1本200円というのも安い。3本購入して、山小屋に戻ってから軽く茹でて食べることにした。石徹白産のとうもろこしは、他に、満天の湯や、白鳥から石徹白に向かう岐阜県道314号線沿いにある桧茶やでも購入できる。

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山小屋に帰ってら、別グループが入舎していた。夕食時に馬刺しなどご馳走いただき、お酒が進む。お返しにトウモロコシやサイコロステーキを差し入れしたら喜ばれた。21時過ぎに、翌日に同行するフライマンのSくんも山小屋に到着し、2次会となり、お酒がさらに進む。少々飲み過ぎた。

2日目は、フライマンのSくんと、3年ぶりにD谷に入渓することにした。

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D谷は、まず堰堤を2つ越える。

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それから滝が2つかかるゴルジュを抜ける。写真は10m滝である。ゴルジュを抜けてからも、さらに、もう1つ滝を越えなければならない。

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それからようやく竿を出せる。

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最初の1匹が釣れた。同じ場所でSくんもドライフライで釣り上げる。お腹がオレンジ色のきれいなイワナである。

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次に出たのは大きかった。無事ネットに取り込んで一安心。ちょうど尺サイズのイワナであった。ここまではよかった。その後は渋い状態が続いた。

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3匹目は釣れたが、あとは渋い状態のまま終了となった。アタリは2回ほどあったが、うまくかけることはできなかった。源流部まで来ていながら、2人合わせてもツ抜けできずだった。全体的にそれほど魚影が濃くない感じだった。それでも尺越えが1匹出たことで、釣果の悪さを相殺はしてくれた。

2日間の釣行は、源流部まで行きながら渋い釣果だったが、美しい渓の景色には癒やされた。2日連続の源流部への遡下降で、歳のせいか、だいぶ疲れが残った週明けとなった。

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July 21, 2023

ワンゲル部山小屋をベースにテンカラ釣り

7月の3連休は土日だけだが、奥美濃のワンゲル部山小屋に滞在し、テンカラ釣りメインでマッタリしてきた。

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入舎した金曜日の夜は雨で、テンションが下がる。翌日は遅め出発でいいやということにして、早速、飲むことにする。1時間ほど宴を楽しんでから就寝した。

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翌朝は雨は止んでいたが、山小屋の周囲は霧に覆われていた。ゆっくりと朝食を食べてから、沢行きの準備を始める。遅め出発ということで、あまり人が入らないと思われる石徹白のB谷に行くことにした。同行のワンゲル部前主将は沢にも行かずに、1人で山小屋に居残ってスローライフを決め込む。学期末試験前の息抜きらしい。

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ワンゲル部OBのHくんと2人で、いつもよりB谷のだいぶ下流部に入渓してみた。B谷に入るのは実に久しぶりであるが、人があまり入らないのは、藪が濃いめで竿を降りにくいからである。テンカラ釣りでは、当然ながら苦労する谷である。

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すぐに1匹目を釣り上げた。その後は、毛鉤をひっかけまくり。釣れないわけではないが、イワナのサイズも小さく、ストレスが溜まる釣りになる。唯一かかった良型は取り込み直前でバラしてしまった。

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思うようにテンカラ竿を振れないこともあり、早めに切り上げて、山小屋にてテンカラ毛鉤作り教室の開催となった。

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夜は、炭火にて肉や野菜を焼き、宴となったのは言うまでもない。

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日曜日は、少々二日酔い気味の状態で、いつも裏切らないA谷へ入ることにした。

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A谷では、期待通りに気持ちよくイワナが出てくれた。

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A谷は基本的にイワナの谷なのだが、下流部では稀にアマゴが釣れる。久しぶりに良型のアマゴが1匹釣れた。

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A谷では、アメマスのような白斑が目立つイワナが時々出る。

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最後の魚止では、前回の尺越えに引き続き、またも35cmのイワナを釣り上げた。

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リリース時に大イワナを水中撮影。

最終的には、A谷では期待通りに20匹越えの釣果で、前日にボウズだったHくんも初のツ抜けを達成できた。

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