November 04, 2020

Apple Watchを活用した登山とワークアウト

これまでランニングなどのワークアウトの記録に使っていたガーミンのランニングウォッチ(ForeAthlete 910XTJ)に、いろいろとガタが出てきました。購入してから7年経つのですが、充電器の爪が折れたり、電源のスイッチボタンが取れたり、ワークアウト時にGPSの位置情報をつかめなくなるなど、いつご臨終してもおかしくない状態ながら、ごまかしごまかし使っていた。最近では、新しい機能をもつランニングウォッチや、ワークアウトにも充分に使えるスマートウォッチも発売されていることから、ついに買い換えることにした。そこで選んだのは、Apple Watch series 6だった。普段使っているパソコンもスマホもApple製ということもあるが、ランニングだけでなく、日帰り登山や、普段の生活と健康維持にも使えるなど、オールランドさが決め手だった。早速、日帰り登山と普段のワークアウトに使ってみたので、使い勝手を報告したい。

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まず、日帰り登山として歩いてきたのは、千早本道から金剛山に登り、紀見峠までダイヤモンドトレイルを縦走するという定番コース。

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山頂付近の紅葉はちょうよく、気温も12℃と暖かいハイキング日和だった。記録の詳細については、ヤマレコの方にアップしてあるので、そちらを見てほしい。このブログでは、Apple Watchの使用レポートのみについて触れることにする。

Apple WatchではApple Watch版のヤマレコアプリを使った。ヤマレコアプリはApple Watch版単体では使えず、iPhone版アプリとの連携が必要である。アプリの使い方については、こちらに紹介されているので、参考されたし。動画での解説もあるので、以下にあげておいた。

使い方ガイドにあるように、事前に地図のダウンロードが必要である。iPhone版アプリで地図を取得し、その地図をApple Watch版アプリに転送しておかなければならない。無料プランでダウンロードできる地図は2つまで。さらに別な地図を取得したい場合は、すでにダウンロードしてある地図を削除すれば、新たにダウンロードできる。有料のプレミアムプランでは、地図を無制限にダウンロードできる。

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最初に、iPhone版アプリで地図を選んで、「登山開始」ボタンを押す。それからApple Watch版アプリを起動させて、「地図表示」ボタンを押すと、上の写真にあるように国土地理院の地図が表示される。Apple Watch側では登山開始/終了の制御はできない。地図の拡大縮小は、デジタルクラウンを回すことでできる。地図をタップすると、歩行時間、移動距離、標高が表示される。あらかじめ予定ルートを入れておくと、予定ルートから外れた場合に、警告の通知がApple Watchにも通知される。現在地を確認するために、いちいちiPhoneやGPS専用機を出したりする必要がないのは便利である。

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iPhone版アプリで写真を撮りながら歩き、登山を終了すると、自動的に山行記録の下書きがヤマレコにアップされる。それによって作成された山行記録はこちら。上の写真のようにSNSなどで記録を共有することもできる。

6時間程度のトレッキングだったが、登山終了時のApple Watchのバッテリー残量は50%程度だった。長時間行動となった場合には、バッテリーがもつかが少々危惧されるが、通常の日帰り登山では充分にもちそうだ。宿泊山行の場合は、所要日数分の充電が可能なモバイルバッテリーが必要となるだろう。

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そのような場合にはガーミンのGPS専用機をメインに使うことになるので、あくまでApple Watchは補助的なものと考えればよいだろう。

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Apple Watchの文字盤は変更することができる。今、好んで使っている文字盤はインフォグラフというもので、「コンプリケーション」を8つも表示できる。「コンプリケーション」というのは、文字盤上にアプリの情報を素速く確認できる機能のことで、タッチすれば素早くアプリにアクセスできる。上の写真は登山で使う場合の文字盤で、コンプリケーションは、左上がHeartWatchで心拍数を表示、右上がボイスメモで、沢登りでの滝の高さなどを記録するのが目的、左下は方位と高度表示、右下はBatteryPhoneでiPhoneとApple Watchのバッテリー残量を表示、上サブダイヤルはアクティビティ、左サブダイヤルがヤマレコ、右サブダイヤルが血中酸素ウェルネス、下サブダイヤルがワークアウトと配置した。

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Apple Watch series6から血中酸素ウェルネスが測定できるようになった。医療用に使うレベルではないが、参考程度には使えそうなので、高山病の予防には役立つかもしれない。一般的に96%〜99%が標準時の値で、90%以下の場合は十分な酸素を全身の臓器に送れなくなった状態(呼吸不全)だそうだ。

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Apple Watchの紹介ついでに、登山で使えるスマホアプリを1つ紹介したい。登山中に見えている山を同定したいと思うことがあるだろうが、山座同定アプリでそれができる。私が使っているのはPeak Finderというアプリだが、山の同定はもちろん、山名入りの写真も撮ることができる。上の写真は中葛城山付近で見える風景で、大峰の山々が見えているのがわかる。

 

次に、普段のワークアウトでのApple Watchの使い勝手について報告したい。7月にアキレス腱炎になり、夏の間は走れない状態だったが、9月からランをぼちぼち再開している。アキレス腱炎は完治したわけではなく、先日のトレッキングでも終盤に痛みが出てしまった。トレーニングをやりすぎるとアキレス腱炎を再発させてしまうし、やらないと体力が落ちてしまう。アキレス腱炎を悪化させずに、うまく体力の向上を図るという駆け引きが続いている。よって以前のように長い距離は走れないし、スピードも出せない。トレーニングの頻度もアキレス腱の状態を見ながら決めている。アキレス腱に痛みが出ていれば休養する。

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上の写真は、Apple Watchにプリインストールされているワークアウトアプリを使ったワークアウト時の表示画面である。上から、経過時間、心拍数、直近1kmのペース、1kmの平均ペース、走行距離が表示されている。心拍数は、以前のランニングウォッチのように心拍計を胸に装着せずに測れるのがよい。これまで使っていたランニングウォッチと同じか、それ以上のことができる。フルマラソンまでならば、バッテリーも充分にもちそうである。それ以上の距離のウルトラマラソンやトレランレースだとバッテリーは持たないだろうが、今後はそのようなハードなレースには参加することはないだろうから問題はないと思われる。

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上の写真は、普段の生活とワークアウト時に使っているApple Watchの文字盤である。コンプリケーションには、左上にHeartWatchで心拍数を表示、右上に気象状況、、左下にタイマー、右下にストップウォッチ、上サブダイヤルにカレンダーでスケジュール表示、左サブダイヤルにアクティビティ、右サブダイヤルにミュージック、下サブダイヤルにワークアウトを表示させている。AirPodを使えば、ミュージックを操作して、聴きながらワークアウトができるので快適である。文字盤を左右にスライドすれば、文字盤の変更も簡単にできる。

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ワークアウトの記録は、上の写真のようにiPhoneのフィットネスアプリから確認できる。ヤマレコアプリで取ったトレッキングの記録も表示されている。

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屋外ランニングの記録をタップすると、さらに詳細が表示される。

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iPhoneのヘルスケアアプリにもワークアウトが記録される。いつの間にか最大酸素摂取量も測定されていた。40〜59歳の男性の最大酸素摂取量の基準は35ml/kg/分なので、51.7という数値はそれよりも高い。

ランニングや登山に専門的に使いたいのならば、専門的なランニングウォッチやGPS専用機の方がよいのは確かだ。一方で、日常生活も含めてオールラウンドに使いたいというのであれば、Apple Watchも充分に選択肢になる得るだろう。特にiPhoneユーザーであれば、Apple Watchは普段の生活とワークアウトをかなり快適なものにさせてくれるにちがいない。

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December 05, 2008

Mac Pro購入

10月に科研が追加採用され、急遽購入しました。
Mac Pro 2.8GHz クアッドコアIntel Xeon X2
ようやく研究室のマックがintel搭載機になりました。
昨日はこれまで使用していたPower Mac G5 2.5GHzからデータを転送し、使えるようにしました。
だいたい転送後にいろいろと面倒が起こるのですが、今回は一部のアプリケーションでユーザー設定をし直したことと、CANVAS Xの再インストールだけで済みました。
CANVAS Xはなぜかデモ版で立ち上がってしまう。
初期設定ファイルを捨てたりして再インストールすることでなんとかなりました。
ただ、このCANVASは、今後、Intel Macに対しての開発は行わないということで、次に使うドロー系のソフトの検討が必要になってきます。
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February 15, 2007

Mac Mini メモリ交換

卒硏発表会は無事終了しました。
みんなよく頑張ったと感じました。

話は変わりますが、研究室のパソコンはみんなMacですが、最新の1台はMac Mini(Power PC)です。
搭載メモリは購入したときのままで256MBで、学生からは「複数のソフトを立ち上げたときにカーソルがグルグル回ったまま動かなくなる」と不満がでていました。
そこでメモリ交換をすることにしました。
メモリは一気に1GBへ、Mac Mini 分解編を参考にやってみました。
そのために前日にダイソーでスクレーバー75mmを買っておきました。
作業は思ったより簡単でした。
Mac Miniをひっくり返し、隙間にスクレーバーを差し込み、外側に倒す感じで、爪が外れました。
これで学生からの不満もなくなることでしょう。

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January 23, 2006

PowerBook G4とFOMA P902iの接続

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先週購入したFOMA P902iですが、PowerBook G4 12インチとBluetoothで接続し、データ通信をすることができましたので、ご報告いたします。

最新のPowerBookおよびFOMA P902iにはBluetoothが標準で搭載されています。そのため、どちらもいろいろな機器と通信で簡単に接続できます。今回は両方の機器を接続してダイアルアップを試してみました。

まずは両方の機器からお互いを認識させます。PowerBookからは「Bluetooth設定アシスタント」で、FOMAからはBluetoothメニューからこの作業を行います。お互いの認識が済んだら、FOMAの方は「機能」メニューから「ダイアルアップ全待機」としてから、「ダイヤルアップ」を選択しておきます。

次に、PowerBookの「システム環境設定」からBluetoothネットワークの設定を行います。これは一般のダイヤルアップ接続の場合と同じように設定します。私の場合は@NIFTYのアクセスポイントに設定しました。モデムのタイプは「P902i」がありませんので、「NTT DoCoMo FOMA P2401」を選択します。

これで無事に接続できました。通信速度は64Kで、電話回線と同じです。以前の9800bpsでの接続よりはだいぶマシです。メールの送受信であれば問題ありません。これによりFOMAの電波が届くところであれば、どこからでもメールのチェックができます。

NTTドコモには「mopera」という無料接続サービスがありますが、これも試してみました。電話番号を「*9601」として接続するのですが、これがうまくつながらない。なぜかと思うので調べたところ、「PowerBook & F900iT Bluethoothでダイアルアップ接続」というページに、「moperaはアカウント名もパスワードも本来不要なのですが、Mac上ではなにかしら任意の文字を入れて置いた方がよいようです。」と書いてありました。早速、アカウント名とパスワードを適当に入れてから接続すると、うまく接続できました。

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January 16, 2006

買い換え

しばらく更新をさぼっていました。
申し訳ありません。

先週末はいろいろと買い物をしました。
我が家にある物は私が独身時代から使っているものが多く、10年以上経っているものも結構あります。
そうなるとそろそろ買い換えしたくなるというのが人情。

まずは炊飯器を購入しました。
以前のものは3合炊きの安いものでしたが、5.5合炊きのIH圧力炊飯器にしました。
まだご飯は炊いていませんが、今日あたりこの炊飯器で炊いたご飯にありつけるかもしれません。

それからスキーウエアも買い換えました。
最新のカッコイイのにしました。
今週末、このウエアでスキー場に行ってきます。
本当は最新のゲレンデ用と山スキー用のスキー板も買い換えたかったのですが、さすがにこれは経済的にも後回しです。

携帯も3年以上使っていたmovaからついにFOMA P902iに機種変更しました。
FOMAにした理由はBluetoothでPowerBookと接続可能だからです。
これでとりあえずFOMAの電波が届くところであればデータ通信ができそうです。
これからいろいろと試してみます。

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January 11, 2006

Mac OS X Tiger おかしくなる

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投票はこちらから。現在の順位は?

朝、研究室に来て愛用のPower Mac G5を立ち上げたら、ログインから先に進まない。
ログイン画面は出ているのだが、いろいろなボタンが出ていて明らかにおかしい。
再起動と終了はできるのだが、症状は変わらない。
仕方がないので、OS XのDVDから立ち上げると無事立ち上がった。
ハードディスクも認識されている。
早速、ディスクユーティリティーで修復を試みる。
「Rootが見つからない」など、いろいろと出てくるが、最後は、「修復に失敗しました。」である。
明らかにOS X Tigerのシステムにに問題があるようだ。
結局、ハードディスクを初期化して、丸ごとバックアップしてあった中身を復元で再インストールして事なきを得た。
比較的、安定しているOSX Tigerもこういうことがあるのですね。
丸ごとバックアップの大切さを実感しました。

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December 09, 2005

ランキングに参加中

 2つのランキングに参加中です。左側のバナーの「Blogランキング」に2つのランキングページへのリンクを貼っています。このリンクをクリックしていただけると順位が上がります。特に「人気blogランキング」では自然科学のカテゴリーでランキングに参加していますので、こちらの順位がひじょうに気になります。上位常連である九大のY先生の「空飛ぶ教授のエコロジー日記」に早く追いつけるよう、こちらも日々の更新をできるかぎりしていこうと思います。できれば毎日1回クリックしていただけると有り難いのですが、暇なときに「人気blogランキング」をクリックしていただけるだけでも嬉しいです。
 今日は講義のない日なのですが、自分の時間は取れそうにありません。生態学会のシンポ・自由集会のプログラム掲載用の原稿締切の日です。昨晩から、大会企画委員会シンポジウム企画部会の部会長である私のところへ、次々とそれらの原稿が送られてきています。受領メールを送ったりなど、その対応に追われています。3日前にはPopulation Ecologyから、投稿されてきた論文への担当編集委員の依頼もありました。これ以上放置しておくわけにもいきませんので、とにかくレフェリーを今日中に決めて編集事務局に連絡しなければなりません。そのためにはその論文を読んでおかなければならない。おまけに夕方からは府大先端研で会議です。

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February 10, 2005

PowerMac G5 退院

 月曜日に修理に出していたPoweMac G5 Dual2.5GHzが修理を終えてもう戻ってきました。アップルの素早い対応に感謝です。故障箇所はパワーサプライボードで、やはり電力の供給部のようです。PowerPC G5の消費電力が大きいのが原因でしょうか。とりあえずはタコ足配線をやめて、直接コンセントに差し込むことにしました。これで通常の作業ができるようになり一安心です。

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February 08, 2005

PowerMac G5突然の故障

 昨日は、1週間前に職場で購入したApple PowerMac G5 Dual2.5GHzが突然、「ブチ」という音と共にシャットダウンしてしまい、その後ウンともスーともいわなくなってしまった。突然の故障である。早速、アップルサポートセンターに連絡し、本体内部のリセットボタンを押すなどしてみたものの、起動せず、今日入院となりました。そんなわけで昨日の午後はその対応に追われ、これまで使っていたPowerMac G4 Dual 1.2GHzをとりあえずはメインマシンとして使えるようにしました。おかげで生態学会関係の仕事はできませんでした。
 今回は保証期間ではありますが、どうもここ続けて3台、新規に購入したMacは1年以内に故障しています。前回のPowerMac G4 Dual1.25GHzも購入して1週間以内にLANポートの不良で入院したし、個人で3年前に購入したPowerBook G4 550Hzももうすぐ1年となる直前に液晶の不良で入院。初期不良ばかりつかまされているのだろうか。それでもAppleのユーザーはやめられません。電話に出られた担当者の方は親切だったし、なんと言ってもWindowsにはない良さがMacにはありますからね。

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