January 01, 2021

謹賀新年2021 & 年末年始速報

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明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

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新年は例年通りに白馬にて毎年恒例の友人たちと迎えました。
白馬は昨日から大雪ですが、最近はなかった本来の冬の光景のように思います。
いつまでもスキーを楽しめるように願いたいです。

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年末はワンダーフォーゲル部の山小屋にて過ごしておりました。

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裏山の偵察にも行きましたが、充分に滑ることのできる積雪があります。このような状況が今後も続くことを願いたいです。

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November 09, 2020

奥美濃のナラ枯れナメコは終息か?:ワンゲル部キノコ狩りにて

今年は新型コロナウイルス流行のため、学生による課外活動での合宿を大学が禁止している。ワンダーフォーゲル部についても同様で、宿泊山行や合宿ができない状況にある。そのため、これまで晩秋に奥美濃にあるワンダーフォーゲル部所有の山小屋で行ってきたキノコ狩りにも現役部員は参加できない。そのような状況において、今年はOBOGを対象にキノコ狩りを行った。

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紅葉は標高の低いところに移ってきている。山小屋周辺でも、これまでナメコ、ムキタケ、クリタケは豊富に採れていた。ところが今年は全然それらのキノコが出ていない。これまで毎年のようにキノコが発生していた枯れ木にもほとんど出ていない。どうやら枯れ木の栄養分は昨年までにこれらのキノコたちに吸い尽くされてしまい、もうキノコが育つ状態にないようだ。

これまでナメコなどのキノコが豊富に採れたのは、ナラ枯れに原因があるらしい。ナラ枯れは、カシノナガキクイムシという昆虫がナラ菌という病原菌を木の中に運び込むことよって引き起こされる樹木の病気である。ナラ枯れで枯れた樹木には、ナメコなどの食菌が発生しやすいらしい。また枯れ木が増えるだけでも、キノコなどの分解者にとっての生活環境が増えることにもなる。このあたりで初めてナラ枯れが確認さたのは2006年で、2014年には岐阜県下の34の市町村にナラ枯れが広がっていたそうだ。

ナメコの場合、ホダ木栽培では本格発生は菌の接種から2夏経過してからで、3~5年目が最盛期で、その後漸減して、通常8~9年で寿命が終わるらしい。それから逆算すると、2012年前後に一斉にこのあたりのナラ類がナラ枯れによって枯死したのかもしれない。2014年にはすでにナラ枯れが広がっていたので、数字的におかしくはない。昨年はそれなりに収穫があったが、その前年に比べれば明らかに収穫量は少なかった。ナラ枯れの流行で一斉に枯死した枯れ木に同じようにキノコが育ち、どの木も同じように終息に向かっていったのかもしれない。そうであれば、今後しばらくはキノコの収穫は期待できないに違いない。

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そのような状況でも、粘って探したら、少しはキノコが採れた。上の写真はナメコ。

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大きく育ったナメコ。

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ムキタケ。

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クリタケ。

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かろうじてザル一杯分の収穫だった。この量でなんとか7人分のキノコ鍋は作れた。2年前はカゴ一杯分はキノコが採れたのだが、来年ははたしてこれぐらいの量でさえ採れるのだろうか?

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ワンゲル部山小屋の近くにクマが出た!

ワンダーフォーゲル部の山小屋が奥美濃にあり、その山小屋をベースにワンダーフォーゲル部の現役部員やOBOGなどと登山活動などをしている。山小屋に行くには、東海北陸道の白鳥ICで下りて、国道156号を走り、石徹白に向かう県道314号に入る。たいていは前夜に移動して山小屋入りするのだが、深夜の県道ではいろいろな動物に遭う。これまでもカモシカ、タヌキ、テン、キツネ、シカなどを目撃している。

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上の写真は、先週末に遭ったキツネである。ドライブレコーダーで撮った動画から静止画を切り出したものなので、写真は鮮明ではない。

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山小屋へは、県道の途中から林道に入る。この林道でも、カモシカ、ノウサギ、リスなどをよく見かける。上の写真は日中に現れたカモシカである。

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今回、ついにクマを目撃した。一瞬のことではあったが、車の前をクマが山側から谷側へ横切った。日時は2020年11月7日の0時41分のことであった。ドライブレコーダーには、その様子がしっかりと記録されていた。それが上の写真ではあるが、林道の奥に黒い動物がいるのがわかるだろうか。林道近くで寝ていたクマが、突然やってきた我々の車に驚いたのだろう。これまで大日ヶ岳への登山道上でクマが目撃されたことはあるのだが、ワンダーフォーゲル部の山小屋の周囲では、まだクマの姿は目撃されていなかった。8月に折立でのクマ騒動にも遭遇しているのだが、今年はクマ運があるようだ。

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翌日に、山小屋から比較的近い所で、樹上にクマ棚を複数確認した。クマ棚とは、ツキノワグマが木の新芽や実を食べるために、木に登って枝を折った跡である。樹上で枝を折ってはたぐりよせて食べるために、折った枝の塊が座布団のように棚状にできる。木の葉が落ちて少なくなると、クマ棚を確認しやすくなる。このクマ棚の存在からも、山小屋の周囲にクマが生息していることは確かなようだ。以前から山小屋の周囲はクマがいてもおかしくない環境とは思っていたが、実際に目撃すると、気持ちが引き締まる。現役部員やOBOG達にクマに対する注意喚起をしておかねばならない。ゴミの処理などはしっかり行い、山小屋から外に臭いを出さない。山小屋周辺での行動では音を出すなど、クマと鉢合わせしないための工夫も必要だろう。今後、山小屋周辺でクマとの遭遇事故がないことを願いたい。

ドライブレコーダーに映ったクマの映像は、編集してYouTubeにアップした。こちらで実際のシーンを観てもらいたい。

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October 26, 2020

紅葉と冠雪の銚子ヶ峰

銚子ヶ峰はスキーで2度ほどピークを踏んでいるが、無雪期にはピークまで登ったことがなかった。一方で、銚子ヶ峰周辺で沢登りをする場合、神鳩ノ宮避難小屋が沢登りの終了点や下降点になるため、銚子ヶ峰への登山道の途中にある神鳩ノ宮避難小屋はよく通っていた。これまで無雪期の銚子ヶ峰ピークにはあまり興味がなかったこともある。今回、テレ仲間のどうちゃんから、「銚子ヶ峰の紅葉はなかなかきれいらしい」と紅葉ハイクのお誘いがあった。紅葉を愛でにピークまで登ってみると、前日の山頂部での冠雪もあり、雪景色と鮮やかな紅葉の両方を楽しむことができた。

【日程】2020年10月25日(日)
【山域】奥美濃
【場所】銚子ヶ峰
【メンバー】どうちゃん、ばるちゃん、Hくん、マメゾウムシ
【天候】曇り時々晴れ
【コースタイム】石徹白登山口8:00〜石徹白大杉8:09-13〜神鳩ノ宮避難小屋9:46-56〜母御石10:27-29〜銚子ヶ峰10:47-11:04〜神鳩ノ宮避難小屋11:43-52〜石徹白大杉13:05-08〜石徹白登山口13:13

今回の同行者は、テレ仲間のどうちゃん・ばるちゃん夫婦と、ワンゲル部OBのHくん。銚子ヶ峰の山頂までは3時間もあれば行けるので、そう早く出発する必要はない。それもあって、前夜はワンゲル部山小屋で盛大な宴会となった。問題は登山口の駐車スペースだ。1ヶ月前のシルバーウィークにHくんと別山谷を往復した時は、7時で駐車場はほぼ満車状態だった。今回はその時ほどは混まないと思っていたが...

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8時前に石徹白登山口に着いたが、すでに10台以上の車が駐まっていた。我々の車を最後に駐車場の上段部分は満車となったが、車は次々とやってくる。おそらく下段部分も、そう遅くない時間に満車となりそうだ。銚子ヶ峰は夏場はそんなに登山者は多くなかったのだが、秋になってからの週末は結構登山者が多い。最近では、銚子ヶ峰は知られざる絶景紅葉の山としての評判もあるらしい。どうやら今日は紅葉目当ての登山ばかりのようだ。

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登山口から石段を登っていくと、石徹白大杉が立つ場所に出る。枯れた大杉からはえた広葉樹が紅葉していた。

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大杉から先は普通の登山道となるが、このあたりですでに紅葉はいい色づきだ。

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朝日を浴びた紅葉はいっそう美しい!

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ブナの葉は美しい黄色に色づく。

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紅葉の回廊を歩く。

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右手に見える丸山は、山頂部が冠雪していた。木々の間からちらちら見える銚子ヶ峰も山頂部は冠雪している。前日に降った雨は山頂部では雪だったらしい。紅葉と雪景色が一緒に見られるのは、何とも言えない美しさだ。雲で青空が隠れてしまったのは残念だ。

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急登のおたけり坂も紅葉の美しさで苦にならない。

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紅葉の木々の間からの、銚子ヶ峰から野伏ヶ岳への稜線の眺め。

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おたけり坂を登り切ると、雪がうっすらと積もった道となる。雪が融けた水がトレランシューズに染みこんで冷たい。登山靴で来るべきだったかもしれない。

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神鳩ノ宮避難小屋を過ぎて、しばらく進むと、樹林帯を抜ける。雪がパラつくこともあった。

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母御石。

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登山口から3時間かからずに銚子ヶ峰の山頂に到着。山頂部は秋から冬の景色に変わっていた。無雪期とは言えないかもしれないが、スキーではないスタイルでの初めての山頂だ。スキーでは3月4月の2回ほど銚子ヶ峰には登っている。

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北側の別山方面は雲の中。

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南東方面になる大日ヶ岳方面の眺め。これはスマホの山座同定アプリで撮ったもの。

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まだ体が寒さに慣れていないので、冷たい風に寒さを感じる。それでは下山へ。

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秋だ。

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サルノコシカケ。

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下山ものんびりと紅葉を楽しんだ。

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奥美濃のワンゲル部山小屋周辺の紅葉

朝夕の冷え込みが強くなってきたこの頃だが、ワンゲル部が奥美濃に所有している山小屋の周辺の紅葉もそろそろ始まっているだろう。キノコの生育状況の確認も兼ねて、奥美濃まで紅葉を愛でに行ってきた。

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裏山の木々の葉は、去年よりはだいぶよい色づきだ。

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キノコの方も出始めている。これはおそらくコガネタケ。

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ナラタケが採れた。ムキタケはまだ出始めで、ナメコとクリタケは見つけられず、まだこれからという感じだった。

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大日ヶ岳への登山道を途中まで登ってみた。

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ゴンドラ山頂駅駅まで登ったところで、雨が降り出した。水後山では雪が降っていたそうだ。

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下山して、やることもないので、昼過ぎから宴開始なった。今シーズンは積雪に期待したい。

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October 19, 2020

書籍の紹介「ワンダーフォーゲル活動のあゆみ−学生登山の主役たち」

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城島紀夫 著「ワンダーフォーゲル活動のあゆみ−学生登山の主役たち
2015年8月8日発行
古今書院 ISBN: 978-4-7722-9011-1

こんな本が出版されていたとは、最近まで知らなかった。私は1997年からある大学のワンダーフォーゲル部の顧問をしているが、この本は1995年に出版されているので、顧問就任時に読んでおきたかったものである。読んでいたならば、部員の指導に役立てられたことも多かったにちがいない。

この本は、我が国で初めての日本のワンダーフォーゲルの歴史をまとめたものである。日本全国の大学ワンダーフォーゲル部の部誌、部報、周年記念誌、OB会報、今はなくなった連盟機関誌などの資料の収集は決して簡単ではなかっただろう。必要であれば、各大学のワンダーフォーゲル部OBOGにも面会して資料を集めたようだ。巻末にある表2は大学ワンダーフォーゲル部の創部状況を調べたものだが、この資料の歴史的価値は高く、著者も「この書のいのち」と強調している。

この本のタイトルが「ワンダーフォーゲル部」でなく、「ワンダーフォーゲル」なのは、大学ワンダーフォーゲル部だけでなく、社会人のワンダーフォーゲル活動についても触れているからだ。そもそも日本で「ワンダーフォーゲル」という言葉が流行したのは、戦前に活動していた社会人中心の多数の歩行運動団体のうちの1つがドイツ語を真似して名乗ったものが人気を呼んだからである。それが奨健会ワンダーフォーゲル部であった。「ワンダーフォーゲル」はドイツ語で「渡り鳥」の意味で,ドイツで始まった青年運動に起源すると一般に信じられているが、実際は、活動内容の移入や模倣ではなく、団体の名前にドイツ語を借りただけの「借名」であったようだ。当時のドイツでは、ワンダーフォーゲルと名乗っていた青年運動はすべて解散させられていた。当時の日本は、軍国主義国家としての国民の体力増強を目的に、歩行運動を推奨していたのだ。おそらくこの事実を現在の現役の部員達は知る由もないだろう。この奨健会ワンダーフォーゲル部が大学のワンダーフォーゲル部の創部に関わっている。

大学ワンダーフォーゲル部の最初の発足は戦前ではあるが、全国の大学にワンダーフォーゲル部の創設が広まったのは戦後のことであった。戦後最初の約10年間に関東の大学で創部が広がったが、それは主に登山と旅の同行者が起こしたものである。遅れて創部した関西などの大学ではサイクリングやキャンプの同行者が始めた。そして戦後の学生登山は、山岳部が衰退して、ワンダーフォーゲル部が主流の時代となった。サイクリングやキャンプが主体だった部も、次第に登山が主体となっていった。

ワンダーフォーゲル部の活動は、山岳部との違いを出すために、レクレーション登山が中心であった。そのレクレーション登山を通じて拡大し発展する過程において、山小屋の建設やOB会の結成がなされた。山小屋といえば山岳部専用のものとなっていた時代としては、ワンダーフォーゲル部専用の山小屋建設は画期的な出来事であった。当時の山岳部では女子学生の入部を拒否していたが、登山を愛好したい女子部員たちは進んでワンダーフォーゲル部に入部した。どこの大学にも1960〜70年あたりに大量部員時代があったようだ。そのような時代には、山岳部の関係者から、ドイツから移入された第2山岳部、亜流山岳部、などなどと誹謗中傷の言葉が流布されたこともあったそうだ。

その後、活動多様化の時代となり、ワンダーフォーゲル部や山岳部の活動に変化が見られるようになる。学校間の活動内容の差異が、年々拡大の一途をたどる。伝統的に年間計画を伝承する部と、設立後の歴史が浅いために年間活動計画が決まらない部との差異は甚だしくなっている。これは私が顧問をしている部も同様だが、無目標化や共同体意識の希薄さが課題となっている。大学の課外活動の意義や位置づけが曖昧になっているのだ。大人もそうだが、近年、個人志向と現在志向が強くなっている。著者の言葉であるが、「社会や集団というものの意義を知ろうとしなければ、人間は幼稚化に向かう」だろう。また、「未来の目標に向かって長期的な計画を立てて、着実に歩みを続けることや、将来の望ましい状況を実現させるために現在を犠牲することなどを避ける」ならば、未来の発展もないだろう。

そのような状況で、活躍が期待されているのは、OBOG会である。監督とコーチをOBOG会が選任して、現役部員の技術指導をしているところもある。現役部員は毎年入れ替わっていく。現役部員だけで問題を解決することは難しい。OBOG会の重要性はますます大きくなってくるところだが、そのOBOG会の活動に若手会員が参加してくれないことが問題となっているところも多い。それはまさに負の連鎖で、現役時代に目標をもつことや共同体意識の重要性を学んでいないと、OBOG会の活動にも意義を見いだせないだろう。その負の連鎖を断ち切るためには、OBOGと現役部員の両方の意識の変化が必要かもしれない。この本はそれによい契機となるだろう。ワンダーフォーゲル部OBOGだけでなく、現役部員にもぜひ読んでもらいたい本である。

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現在、この書籍はAmazonでは品切れだが、他のネット書店ではまだ購入可能のようだ。出版社である古今書院の紹介ページには、それらのネット書店にリンクが貼られている。

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October 01, 2020

禁漁前最後のテンカラ釣りは通い慣れた奥美濃にて

禁漁前最後のテンカラ釣りは、9月最後の週末を利用して通い慣れた奥美濃方面の予定だった。奥美濃にあるワンゲル部山小屋をベースにしてである。しかしながら、直前の天気予報はよくなかった。特に土曜日の天気が悪いとのこと。そこで月曜日に休暇取得をして、日月で行くことにした。この日程変更で、残念ながら若者1名の参加が見送りになってしまった。一方で、ワンゲル部OBのHくんはすでに月曜日は休暇を取得しているとのことで、Hくんと2人で行くことにした。

土曜日の午後に奥美濃へ移動したが、奥美濃は予報通り雨であった。日曜日の天気はあまり期待していなかったのだが、山小屋周辺はとりあえず天気がもちそうだったので、以前から気になっていた谷を調べることにした。案の定、朝の野伏ヶ岳方面は厚い雲に覆われていた。

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谷に入ると魚影はあるものの、まったく毛鉤に反応がない。途中、滝、堰堤とあり、それらを越える。ナメもあって、思ったよりきれいな渓相だ。谷の周囲も自然林でいい感じだ。

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しばらく忍耐の時間があったが、ようやく1匹目が釣れた。チビイワナだった。

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それで終わってしまうのかという状況がしばらく続いたが、ある所から急に釣れ出すようになった。

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ポイントに毛鉤を落とせば、まず釣れるという状態になる。

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先日の沢行でようやくテンカラでの初イワナをゲットしたHくんも釣り上げた。

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33cmほどの尺イワナも釣れた。ダメ元で入ったのだが、予想を裏切る満足な釣果で、なかなかの新規開拓であった。禁漁前最後となる翌日も期待したい。

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適当な所で切り上げて、山小屋に戻り、早速、一杯始めた。

禁漁前最後となる翌日は、これまで実績のある某谷へ。ところが、思ったほどポンポンとは釣れなかった。昨シーズンもそうだったが、禁漁前の駆け込みで、最後の週末に谷の奥まで入ってきた釣り人がいた感じがする。

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それでも釣れないわけではない。

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Hくんも2日続けてしっかり釣り上げ、何かを掴んだようだ。

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最終的な釣果としては悪いわけではなかったので、禁漁前最後としてはワガママは言わない。

最終日のアタリシーンを動画に編集してみました。

今シーズンは、新型コロナウイルス流行による自粛と梅雨の長雨でシーズンインが遅かった沢とテンカラ釣りだが、終わりヨシで悔いなく終わることができた。次はいよいよスキーシーズンの到来だが、その前にキノコと紅葉の季節がある。少々のクライミングとアキレス腱炎が悪化しない程度のランニングもしておきたいところだ。

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September 25, 2020

奥美濃 ブナゴヤ谷から別山谷往復(庄川水系尾上郷川)

シルバーウィークの前半はワンゲル部山小屋をベースに過ごしたが、後半は石徹白から山越えにて、1泊2日で庄川水系尾上郷川上流部の別山谷をブナゴヤ谷から往復してきた。今シーズンは新型コロナウイルス流行による自粛や天候不順もあり、沢泊をまだしていなかった。シルバーウィーク後半は天気が良さそうなので、沢泊にはよい機会だ。そんな訳で、今シーズン最初で最後?の沢泊山行となった。当初の予定では、別山谷から一ノ峰と二ノ峰の間に詰め上がるカラスノウシロ谷を遡行して稜線に戻る予定だった。別山谷への単なる往復となったのは、今回は偵察程度でいいやという私の気まぐれからであったが、来シーズンへの楽しみを取っておくためでもあった。

【日程】2020年9月21日(月)〜22日(火)
【山域】奥美濃
【渓谷名】庄川水系 尾上郷川 ブナゴヤ谷・別山谷
【メンバー】Hくん、マメゾウムシ
【天候】9/21 晴れ、9/22 晴れのち曇り
【コー スタイム】
9/21 石徹白登山口7:37~神鳩避難小屋9:13-40~20m大滝上11:23~ブナゴヤ谷1260m12:40~ブナゴヤ東の谷1240m13:05-21~別山谷14:08~幕営地15:43
9/22 幕営地7:06~ブナゴヤ東の谷出合7:40~ブナゴヤ東の谷1240m8:22~ブナゴヤ谷1260m8:45~20m大滝下高巻き開始10:46~神鳩避難小屋12:55-13:20~石徹白登山口14:28

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前夜は年輩のワンゲル部OBたちも山小屋に来られ、そこそこ飲んだ。そんな状況では翌朝はそんなに早立ちはできるわけもなく、石徹白登山口に着いたのは7時と遅めであった。登山口の駐車場は上段はすでに満車であったが、下段になんとか駐めることができた。石徹白登山口は白山の登山口の中では本峰から遠いためマイナーな方であり、新型コロナウイルス流行のこともあり、そんなに登山者はいないだろうとつい油断していた。さすがはシルバーウィークだけある。これまでの外出自粛の鬱憤を晴らすかのように、多くの人が山に向かったのだろう。

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重荷を担ぐのは6月の立山スキー以来だ。ターブ泊でだいぶ軽量化はしたはずだが、酒類は軽量化していないので、そこそこは重い。石徹白大杉までは階段では早速息が上がる。

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急登を登り切ると、銚子ヶ峰が姿を現す。

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登山口から1時間半ほどで神鳩ノ宮避難小屋に到着。ここで沢装備を身につける。

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神鳩避難小屋上の小ピークを越えたコルより下降を開始する。最初だけ藪漕ぎだが、すぐに沢地形となる。

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倒木や浮き石などで歩きにくいが、やがて水が出てくる。

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さらに下降していくと、ナメ床も現れる。標高1500mのこのあたりで、すでにチビイワナが走るから驚きだ。

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水量も増えてきたところで、滝も出てきた。この5m滝は左岸から巻き下った。

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さらに大きな滝が我々の進路を塞いだ。2段20mの大滝だ。

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30mロープを2本結んで、懸垂下降で下りる。

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また滝だ!

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左岸から木を掴みながら巻き下ったが、美しい10m滝だった。

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さらに滝が続く。

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この滝も左岸から巻いたが、5mほどの斜滝だった。

1260ぐらいになると右岸側の尾根が低くなるので、下部のゴルジュを避けるためにその尾根を乗っ越して1つ東の沢に移る。獣道と水路みたいなところを歩けたので、藪漕ぎはさほどキツくなかった。

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1つ東の沢に出た。

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こちらの沢にも滝はあったが、巻いて下れる。この4mほどの滝は左岸から巻いた。

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次の5m滝は念のため懸垂で下ったが、右岸から下りられそうだった。

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ようやく本流の別山谷に出た。ここまで登山口から6時間半ほどかかった。あとは快適な幕営地を見つけるだけだ。

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右岸に草地の台地があったので、そこを幕営地とした。写真は暗くなってから撮ったものだが、明るいうちにターブ設営と焚き火用の薪集めを行った。

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薪にはすぐに火がつき、焚き火を見つめながら酒を飲んだ。2人でもってきた酒類はすべて飲み干した。夜は満天の星空だったが、疲れと酔いですぐに眠りについてしまった。ターブ泊にもかかわらず、朝まで寒さは感じなかった。

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翌日は一ノ峰と二ノ峰の間に詰め上がるカラスノウシロ谷を遡行する予定だったが、すでに内容的にお腹は一杯で、これまでの3日間の疲れが溜まっていたこともあり、無難にルートの詳細がわかっている往路を戻ることにした。そこは私の気まぐれというか、歳を取って体力と気力が落ちたこともある。同行のHくんには悪かったと思う。

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ブナゴヤ谷の出合。この出合からブナゴヤ谷を遡行しようとも思ったが、下流部のゴルジュを避けて、往路に使った1本東の谷から巻くことにした。

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すぐにブナゴヤ谷から1本東の谷の出合。

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前日は懸垂下降した5m滝は左を登ることができた。

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次の4m滝は左岸から巻いた。

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標高1240m付近より、ルンゼ状の地形から左岸の尾根に取り付く。登り切ったら、水路のようなところを通って尾根の反対側に下りる。

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しばらく平凡な河原歩きが続いた後に、10m滝が現れる。

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前日の下降時と同じく左岸から巻くが、泥壁とササで意外と手こずった。

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次はいよいよ2段20mの大滝だが、だいぶ手前から左岸を高巻く。

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出だしは木登りで、その後は藪漕ぎとなる。ある程度登ったら下降に入り、しばらく下りると枝沢に出た。その枝沢を横切ったらすぐに本流に出ることができた。我ながら上手いル−ファイで行けたと思う。

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最後の5m滝が現れる。

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滝の右側をシャワーを浴びながら直登した。

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その上は源頭の雰囲気となる。標高1500mあたりまで魚影が見られた。

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源頭部のナメ。

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やがて水流がなくなり、最後の詰めとなる。

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最後は藪を少し漕いで、稜線に出る。幸いなことに登山者を驚かすことはなかった。

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神鳩ノ宮避難小屋にて沢装備を解除する。あとは通い慣れたと登山道を下るだけ。

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登山道上に咲いていたリンドウ。もう秋ですね。

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アサギマダラは南への旅の途中か?

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下山後は満天の湯で汗を流して、腹も満たした。

下山後はシルバーウィーク4日間の疲れがどっと出たが、沢では人と会うこともなく静かに過ごせ、最後は沢泊もでき、満足な4日間であった。今回は偵察程度でいいやという私の気まぐれからに別山谷往復となってしまったが、来シーズンへの楽しみは取っておいた。来シーズンこそは別山谷からカラスノ谷やカラスノウシロ谷を詰めてみたい。

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奥美濃 石徹白川 イワナ谷遡行・推高谷右俣下降:イワナのいないイワナ谷!

奥美濃にワンダーフォーゲル部の山小屋があり、山小屋をベースに活動するとなると、石徹白が直近のエリアとなる。このような環境にあるため、石徹白川流域の沢を調べるということを時々行っている。シルバーウィーク2日目は、石徹白方面の沢に詳しいがおろさんのブログで気になっていたイワナ谷を遡行することにした。がおろさんの調査では、イワナ谷という谷名にもかかわらずイワナが確認されなかったようだが、にわかには信じられなかった。一方で、このイワナ谷には「幻の白いイワナ」が生息しているらしいという情報もある。この情報は、同じく石徹白に詳しい石徹白川専用すず竹竿さんのブログに書かれている。現在、石徹白川水系で最もよく見られるイワナのタイプはニッコウイワナ系であるが、これはニッコウイワナの放流によるもので、元々の在来イワナは、紀伊半島に生息するヤマトイワナ系のキリクチのように白点が少なく小さいことと赤みや黄色みが強いのが特徴らしい。そうなると、この「白いイワナ」は在来のイワナとも違うことになる。タイプ的には白点だけで朱点がないエゾイワナ(アメマス)みたいな感じだ。石徹白にもともと異なるタイプのイワナが分布しているのであれば、それは生態学的にも大変興味深いことである。生物学者としてはぜひ確かめてみたい。それが今回のイワナ谷遡行の理由だった。

【日程】2020年9月20日(日)
【山域】奥美濃
【渓谷名】九頭竜川水系 石徹白川 イワナ谷・推高谷
【メンバー】Hくん、マメゾウムシ
【天候】曇り時々晴れ
【コー スタイム】倉谷川出合(駐車地点)7:08~イワナ谷出合7:21~イワナ谷1010m二俣8:28~1341と1321の間のコル9:54-10:11~推高谷1040m二俣12:12~推高谷出合14:24-37~倉谷川出合(駐車地点)14:52

パートナーは前日の釣りに引き続き、ワンゲル部の若きOBのHくん。

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倉谷川出合の広場に車を駐めて、10分ほど大杉登山口方面へ林道を歩いたところがイワナ谷出合である。適当な所から林道を下りて入渓した。出合は上を木の枝が張っていて、それを掻き分けながら進む。川幅は狭く、流れは少々速い感じがした。

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早速、最初の堰堤が現れる。左から越える。

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すぐに2つめの堰堤で2段。右から越えるが、

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藪が濃い!

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最初の滝が現れた。5m滝で、左から巻いた。

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今度はまた堰堤で、左から越える。

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石積みの古い堰堤が現れる。これも左から越える。

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ゴーロとなるが、

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まだ堰堤があった。左から越えたが、いったいいくつあるねん! 結局、これが最後の堰堤だった。

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標高1010mで二俣となり、水量は1:1。ここは左俣を進む。ここまで魚影はまったくなし。上部を木の枝が覆っているのでテンカラ竿を降りにくいが、魚がいれば魚影があるはずだ。こう下流部に堰堤が多いと、場所的に釣人も入ってこなそうなので、魚はスレていないはずだ。竿を出すまでもなく、確かにイワナがいないと感じる。イワナがいてもおかしくない環境なのに、イワナがいないというのはまったく不思議だ。イワナ谷はちょっと川幅が狭く流れが急なのがイワナに不向きなのかもしれないが、そのような渓でもイワナはいたりするものだ。

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前方に特徴的な形をしたピナクルが現れる。

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上流から見るとゴリラの顔にも見える。ゴリラ岩だ!

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1〜2mぐらの小滝の連瀑となる。

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2m滝。

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いい感じだ!

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ナメ床もあり!

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美しい!

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2mぐらいのナメ滝。

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5m滝が現れるが、左をシャワーを浴びながら直登した。これがラスボスだった。

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イワナ谷を最後まで詰めると薙刀山に上がれるが、詰めのササ藪の通過が困難を極める。薙刀山には登山道はないため、下山も沢の下降しかない。今回の情報元のがおろさんと同じく、我々も標高1260mから沢を離れ、右岸の踏み跡(獣道?)らしきところを登って、1340と1321の間のコルを目指すことにした。コルにはブナ林の中を登り、藪漕ぎもなく、すぐに上がることができた。ここで休憩とする。

結局、イワナ谷ではイワナを見つけることができなかった。1260mより上流は水量も少なく、5m滝が魚止めになっていれば、イワナの生息する可能性は低いと思われる。

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コルからは反対側の推高谷右俣への下降だが、緩斜面をコンパスにて南西方向に進む。こちらはササと積雪によって横向きに伸びた木によって藪漕ぎとなったが、それほどキツくはなかった。

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枝沢に出て、そのまま下りていくと、推高谷右俣に出た。

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ナメとなる。

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3mのナメ滝。推高谷右俣の上部はナメが多くを占めた。

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淵もあり。

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またナメ!

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1040m二俣に出た。左俣は8月末に遡行しているので、ここから先は状況がわかる(推高谷左俣の記録)。

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沢が開ける。イワナ谷に比べると推高谷は川幅もあり明るい沢である。

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このあたりはいい自然林が残っている。クマも多そうだが...

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多条2段5m滝を左岸から巻き下りる。前回は左を直登したが、今回は水量が多く、シャワーを浴びるは必至だろう。

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4m滝の落口に出る。

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左岸から巻き下りた。巻き方はわかっている。

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10m滝の落口に出る。

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左岸から巻き下りる。巻き道には釣人がつけたであろうフイックスロープがある。

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途中にあった蔓のブランコで遊ぶHくん。

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最後は堰堤で、右岸から越える。

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石徹白川本流に出て、下降終了!

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沢装備を解除して、林道を歩いて駐車地点に戻る。15分ほどで駐車地点に着いた。

結局、イワナ谷で白いイワナを確認することができなかった。ニッコウイワナではない石徹白在来イワナさえ私は確認したことがないのに、本当に「幻の白いイワナ」はいるのだろうか? イワナ谷という名前がつくぐらいだから、過去にはいたのかもしれない。下流部に石積みの堰堤を含めて5つも堰堤が作られたのが問題な気がする。堰堤によってイワナ個体群が分断し、小集団で長く隔離されると、近親交配などによる遺伝的劣化が生じやすく、絶滅リスクは高くなると考えられる。あるいは過去に川に毒を流すなどの違法な漁がされたのかもしれない。「幻の白いイワナ」は石徹白のどこかの谷にまだいると信じたい。

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September 24, 2020

シルバーウィークは奥美濃方面へ

観光地の混雑が予想されるシルバーウィーク。山もメジャーなエリアは混雑は避けられない。マイナーなエリアと言えば、通い慣れたワンゲル部の山小屋がある奥美濃方面だ。白山方面は秋雨前線の影響が少なそうだという天気予報もそれを後押しした。奥美濃の石徹白周辺にはそこそこよい沢はあるのだが、基本的に一部の山を除いて登山道がないので、沢登りに来る人はそう多くはない。釣人も車で横付けできる林道がある本流や支流には多いが、源流部まで入る人は少ない。そんな訳で、シルバーウィーク4日間はワンゲル部の山小屋がある奥美濃方面で遊ぶことにした。パートナーはワンゲル部OBの若きHくん。その判断はまさに正解で、沢の中では誰にも会わず、釣果もそこそこあり、楽しく静かに過ごすことができた4日間であった。

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山に行く時は、大抵いつも前夜に出て、現地到着後に車中で仮眠してから行動開始となる。そのため1日目はいつも寝不足の状態で、パフォーマンスが大抵悪い。特に50歳を過ぎてからは、そのパフォーマンス低下が著しい。今回は山小屋利用なので、山小屋で仮眠できるのは少し楽だが、翌朝が寝不足であるのは変わらない。おまけに晩酌もしてしまった。そんな訳で、シルバーウィーク1日目はウォーミングアップ程度ということで、山小屋から歩いて行ける近場のプライベート釣り場に久しぶりに行くことにした。

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10時という渓流釣りとしてはだいぶ遅い時間に山小屋を出発した。他の沢であれば、すでに先行者がいる時間だ。この沢はアプローチがわかりにくいため、滅多に人も入ってこない。だからこんな遅い時間に出発しても大丈夫なのだ。沢に入ると、前日までの雨で水量はやや多めという感じだった。

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基本的に藪沢なので、テンカラ釣りでは毛鉤が木によく引っかかってしまう。それでも小さな沢の割に魚影は濃いため、イワナはそこそこは釣れる。しかしながら、以前に比べるとイワナがスレてきている。時々人の入った形跡もあるので、最近は釣人もたまには入っているのかもしれない。小さい沢なので、できれば魚は持ち帰らないでほしいものである。

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終了地点まで釣り上がったらすでによい時間で、山小屋に戻ってきたら15時を過ぎていた。ちょっと早めだが、翌朝の早起きのため、早速、ソーセージを焼いて、ビールを開ける。

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肉も焼き、魚も焼く。これはイワナではなく、赤魚の一夜干しである。

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伏見の酒も開ける。原酒なので19度とアルコール濃度も高め。

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最後はガーリックチャーハンでしめた。初日から飛ばしてしまったが、早めに切り上げることはできた。

イワナ谷遡行・推高谷右俣下降につづく

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