September 13, 2017

阿弥陀ヶ滝上流フナサコ沢でワンゲル部員の沢登りデビュー

雨で母御石谷に入渓できずにロープワーク講習会となった前日でしたが、翌日は見事に晴れました。本来は朝から山小屋の維持作業のはずでしたが、「せっかくだから沢に行ってきたら」というOB・OG会会長のAさんの計らいにより、近場の阿弥陀ヶ滝上流部フナサコ沢を遡行し、ワンゲル部員の沢登りデビューとなりました。

【日程】2017年9月8日(金)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川支沢 阿弥陀ヶ滝上流部フナサコ沢
【メンバー】Iくん(ワンゲル部OB)、Fくん(ワンゲル部員)、Mくん(ワンゲル部員)、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】桧峠8:26〜県道314号ヘアピンカーブ8:43〜阿弥陀ヶ滝落口9:09〜2段10m滝9:42〜県道314号の橋11:31〜林道12:16〜桧峠12:31

阿弥陀ヶ滝上流部の偵察は、8月6日にIくんと一緒に行ない、遡行図も書いている。滝が少なく、半日コースなので、沢登り入門にはいい沢である。

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桧峠から20分ほど歩いたヘアピンカーブが沢への下降点である。

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笹を掻き分けると、踏み跡があり、ほぼ南方向に伸びる尾根を下降していく。入渓直前までは藪漕ぎはたいしたことはない。

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沢を目前にすると、笹が濃くなり、笹を漕いで入渓となる。

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入渓地点はナメである。前日の雨のせいで、前回よりさすがに水量が多い。

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入渓地はちょうど支谷からの3m滝が右岸から入る。

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とりあえず、阿弥陀ヶ滝の落ち口まで行ってみる。阿弥陀ヶ滝は落差約60mで、日本の滝100選、岐阜県名水50選にも選ばれ、東海一の名瀑として有名な観光地となっている。

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4m滝を下降。階段状なので問題ない。

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阿弥陀ヶ滝の落ち口に到着。

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クライマーであるIくん、攻める! ここから遡行開始とします。

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先ほど下降した5m滝は、渇水気味の前回より水量が圧倒的に多いので迫力がある。

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全体的に増水のせいで迫力がある!

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沢デビューの2名。どうナメは?

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前回は渇水で、水も汚かったけど、今回は澄んでます。

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沢歩きは楽しい?

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気持ちよいでしょう!

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釜もあります。

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この遡行で最も大きな滝である2段10m滝も、水量の多さでだいぶ迫力がありました。

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シャワークライミングは初めてでしょう!

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最高!

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8月に遡行したときと同じ倒木からまたナメコが出ていました。昼食用に採りました。2段10m滝より上は、自然を楽しみながらのんびり遡行に。

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県道314号の橋に到着。前回はここで遡行を終了としたが、この上の林道まで遡行してみることに。

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途中までは快適に歩けたのですが、だんだんと藪沢と化していく。

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いい加減、藪沢に飽きてきたところで、林道に出ました。あとは林道を歩けば桧峠へ戻れます。

半日コースでしたが、ワンゲル部員の沢登りデビューとなりました。あとはロープワークをしっかり覚えて、経験を積んでいくこと。来年の夏合宿では沢パーティーを出したいですね。

 

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ワンゲル部員にロープワーク講習

私が顧問をしているワンダーフォーゲル部は奥美濃の石徹白に山小屋を持っています。毎年3回ほど部員とOBが山小屋に集合し、薪割りや雪下ろしなど山小屋の維持作業を行なっています。その夏の維持作業が9月8日〜10日で行われました。

せっかく石徹白まで行って、ワークだけで帰るのはもったいない。やはり沢登りでしょう。そこで希望者を募って1日早く山小屋入りし、すでに偵察済みである九頭竜川水系石徹白川の母御石谷を遡行することを計画しました。これまでのワンゲル部はせいぜい無雪期縦走しかしてこなかったので、本格的な沢登りは初めてとなります。

現役部員の希望者は2名のみ。ちなみに部員は20名います。コーチは私と山岳会バリバリのOBであるIくんの2名ですので、指導には適当な人数かもしれません。まずは将来のリーダーとなる学生を育てること。リーダーが育っていけば、ハイキングしか知らない部員たちの意識も変わっていくでしょう。

雨予報でしたが、運が良ければと思い、9月7日の夜に大阪を出発し、深夜に大杉登山口に到着。道中は雨は降っていなかったのですが、到着するや雨が降り出す。とりあえず、翌朝の雨量で入渓するか判断することにし、晩酌をしてから就寝した。

起床すると、雨は本降りに。母御石谷への入渓は中止し、山小屋にてロープワーク講習を行なうことに計画変更。

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まずはハーネスの付け方。それからハーネスとロープの結び方を教える。

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エイトノット、クローブヒッチ、プルージック、クレイムハイスト、ダブルフィッシャーマンなどの結び方も教えて、確保のシステムについてもやってみせる。

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懸垂下降のシステムについてもやってみせたが、これは現場でやらないと身につかないでしょう。これで雨の日の半日は時間が潰せました。午後は少々暇をもてあます。

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夕方までには、前日入りのOBのAさんと山小屋委員3名が到着。Aさんより太陽光発電・蓄電利用システムの使い方の説明を受ける現役部員。

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夕食の準備。車で入れるところなのに、なぜか山と同じような質素な食事を準備する現役部員たち。総菜とか肉とか買ってこられるだろう! こういう融通が利かないところはダメですね。

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まあ、高級ウイスキーでお口直し。いい具合にお酒がまわったところで就寝となりました。

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August 26, 2017

ワンゲル部員の雪渓歩き訓練 in 白馬大雪渓

この4月からワンダーフォーゲル部の顧問を引き受けています。大学のワンゲル部というと、そこそこのレベルの山行をこなすという世間の認識ですが、うちはハイキングクラブという状態です。過去においては、雪山・沢登り・山スキーなども行われていたのですが、現在はそのような山の技術や文化の継承が途絶えてしまっています。初心者だけではなかなか技術の向上は望めません。やはり経験者による指導が必要です。そこで白馬大雪渓で軽アイゼンによる雪渓歩き訓練の実技指導をしてきました。

【日程】2017年8月15日(火)
【山域】北ア後立山
【場所】白馬岳
【メンバー】ワンゲル部員6名、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コースタイム】猿倉駐車場5:19〜猿倉荘5:23-38〜白馬尻荘6:26〜大雪渓末端6:47-7:02〜大雪渓上端8:22〜岩室跡9:04〜避難小屋9:38〜白馬岳頂上宿舎10:44〜白馬山荘11:17〜白馬岳11:38-白馬山荘11:55-12:13〜岩室跡13:26〜大雪渓上端13:55〜白馬尻荘15:15〜猿倉駐車場16:03

私の運転で堺から白馬の猿倉へ。私はほぼ徹夜運転でしたが、彼らはほぼ車中では寝ていた。年齢を考えると立場が逆ではないかと思うのだが。

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お揃いの軽アイゼンを新しく購入したワンゲル部員たち。朝の出発時に、タグのついたままの軽アイゼンを取り出し、説明書を開いて、ブーツへの取り付けをし始めた。そういうことは事前にやっておくことだろう! 覚えるまでやっておかないと! さらに全員分の地図が用意されていなかったり、事前に登山届をメールにて提出していなかったりと、朝一番から注意事項が多すぎる。どうやら彼らにはゼロから山のことを教え直す必要がありそうだ。

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猿倉から50分ほどで白馬尻小屋に到着。

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いよいよ白馬大雪渓だ。今日は天気がパッとしないせいか、登山者は少なめでした。

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大雪渓では軽アイゼンを装着してもらうのだが、その際に、山側に完全に背を向けている学生が何人かいる。大雪渓は落石のリスクのある所だが、そういう場所では常に上部を注意している必要がある。休むときもそうだが、決して山側に背を向けていてはいけない!

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全員が初めてのアイゼン歩行。足を開き気味にして、雪面にフラットに足を置く。しかし緊張感がないな!

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途中で、クレバスを迂回するために1度アイゼンを脱ぐのだが、この時も山側に背を向ける者がいた!

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落石に注意を払いながら、大雪渓を登る。

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休憩は落石のリスクの少ない所で取る。

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標高2130mで大雪渓上の歩きは終了。もっと早い時期であれば、まだしばらくは雪渓上を進めるのですが、すでに上部の雪渓の崩壊が激しく、秋ルートに入ります。

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落石のリスクがある所なので、アイゼンはすばやく外さないといけない。

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苺平までは落石のリスクが高いので、休憩せずにすばやく通過する。途中、徒渉箇所もあり。

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ガスっているときの雪渓上での落石はわかりにくいので、注意を怠らない。

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避難小屋まで来れば、落石のリスクは少なくなる。

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高山植物の花も多くなってきた。イワオウギとハクサンフウロ。

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クルマユリ。

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ウサギギク。

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ウルップソウ。

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チシマギキョウ。

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あとは黙々と登ればよいのだが。徹夜運転の疲労が出たのか、急なパフォーマンスの低下が。6月の富士山スキーの時もそうだったが、最近はどうも寝不足の場合は急なパフォーマンスの低下が起こる。高度と寝不足の相互作用だろうが、年齢的に無理のできない身体になってしまったのだろうか。UTMBでは168kmを43時間寝ずに走れたのに。学生には先に行ってもらい、私はマイペースで登ることに。彼らは体力だけはあるのだが、その体力を有効に活用する山行をしていない。

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白馬岳頂上宿舎を通過し、その上の白馬山荘を通過。ガスっていて、展望がないのは残念。

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先に山頂を踏んだワンゲル部員達とすれ違う。彼らには白馬山荘で待っていてもらうことにして、私も山頂を目指す。

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山頂に到着。2013年6月にスキーで大雪渓を滑走して以来の山頂です。その時は5時間もかかっていなかったのに、今回は6時間20分もかかってしまった。白馬岳はスキーで登る方が楽かもしれない。

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山頂の西側はなだらかな斜面ですが、東側は切り立っています。学生が待っているので、足早に下りるとします。

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ガスった時はやはりライチョウが現れます。

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白馬山荘でワンゲル部員と合流して下山へ。

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下りは落石を起こさないようにソフトに足を置く。

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朝よりも雪渓の崩壊が進んだような。

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いよいよ大雪渓の下りです。アイゼン歩行は登りよりも下りの方がテクニカルです。

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膝は曲げ気味にして、フラットに雪面に足を置く。

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うーん! 明らかに踵着地がいるな。白馬尻を過ぎると雨が降り出しましたが、本降りになり出した頃に猿倉に下山。それほど濡れずに済みました。汗を流しに、八方温泉みみずくの湯によったが、これが激混みでした。お盆休みは行動を考えた方がよいですね。

今回は、ワンゲル部の問題点がいろいろと明らかになった山行でした。ワンゲル部員たちに雪上訓練の必要性も感じますが、彼らはアイゼン歩行以前の問題ができていなかった。ハイキング以上のことをするならば重要になってくるリスクマネージメントがまったくできていない。このままの状態であるならば、いつ事故が起こってもおかしくはない。ある意味、今回の山行を彼らだけに任せないで、一緒に行ってよかったと思いました。現在はそんな現状のワンゲル部ですが、将来的にはなんとか平均的な大学ワンゲル部レベルの山行ができるようにはしたいと考えています。


YouTubeにアップした記録動画です。

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August 14, 2017

奥美濃 前谷川支沢 阿弥陀ヶ滝上流部の探索

石徹白川母御石谷を遡行した翌日は、隣の笠羽谷を遡行する予定でしたが、夜から早朝まで降り続く雨で気分がすっかり意気消沈。ところが雨は止み、雲の間から青空が見えてきました。笠羽谷に行くにはちょっと時間的に遅いので、ワンゲル部の山小屋から近い阿弥陀ヶ滝の上流部を探索することにしました。

【日程】2017年8月6日(日)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川支沢 阿弥陀ヶ滝上流部
【メンバー】Iくん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】桧峠8:18〜県道314号ヘアピンカーブ8:39-57〜沢9:11〜阿弥陀ヶ滝落口9:19〜2段10m滝11:20〜遡行終了(県道314号交叉地点)13:10-20〜桧峠13:30

阿弥陀ヶ滝は落差約60mで、日本の滝100選、岐阜県名水50選にも選ばれ、東海一の名瀑として有名な観光地となっています。さすがにこの滝を登ると社会問題になりそうなので、檜峠から県道を20分ほど歩いた所から阿弥陀ヶ滝の落口に藪漕ぎしながら下降し、その上流部を県道が横切る所まで探索してきました。

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桧峠に車を駐車して、ここから徒歩で県道314号を白鳥方面に向かう。

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道路脇に咲くオニユリ。

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桧峠から20分ほど歩いたヘアピンカーブのところが沢への下降地点。沢までは比較的緩やかな尾根が伸びていて、ほぼ南方向に下降していくことになる。

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出だしは少々藪が濃いが、ここだけ。

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林内は比較的すっきりしていて歩きやすい。一応、踏み跡らしきものはついている。

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沢に出る直前で正面に滝が見えて、少々焦る。最後は少々ササを漕いで沢に出ると、見えた滝は支沢の滝でした。

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本流はちょうどナメのところでした。阿弥陀ヶ滝の落口を目指して、下流に向かう。

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4mほどの滝がありましたが、階段状でしたので、容易にクライムダウンできました。

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4m滝のすぐ下が阿弥陀ヶ滝の落口でした。

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阿弥陀ヶ滝の落口から下を覗き込むIくん。下には観光客がいますので、あまり目立たないようにしましょう。

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それでは阿弥陀ヶ滝上流部の探索に行くとしましょう。再び4m滝を越える。滝下は深い釜になっています。

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沢への下降地点からは、距離は短いですがナメとなっています。

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しばらく進むと、深い釜を持った1mほどの小滝が現れた。ここは右から越える。

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その後はしばらく平凡な流れとなる。昆虫研究者2名という組み合わせなので、虫などを観察しながらゆっくり進む。

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いきなり2段10mの立派な滝が現れる。シャワーは浴びるが、階段状なので直登は容易でした。

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滝上は再び平凡な流れとなる。

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途中で、ヒキガエルを飲み込もうとするヤマカガシを発見。

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ヤマカガシは毒蛇ですが、その毒は自分で合成したものではなく、餌であるヒキガエルがもつ毒が蓄積したものです。

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なんとナメコ発見! 沢に横たわっていたミズナラの倒木から発生していました。ナメコは秋に発生するキノコですが、稀に冷夏の梅雨時に発生することもあるそうです。沢のすぐ上に倒れた倒木は、低めの温度と適度な湿度条件に晒されることになるので、ナメコは季節を勘違いしてしまったのでしょうか? 少々持って帰ってナメコ汁にしましたが、正真正銘のナメコでした。ただし味と香りは旬のものよりも薄い感じでした。

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藪が沢に覆い被さってくるようになってきたところで、沢は県道314号と交叉します。この先は藪が濃そうなので、ここで遡行終了としました。ちなみにこの沢にはフナサコ沢という名前があるそうです。

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遡行終了地点は、ちょうどウイングヒルズ白鳥と満天の湯の看板があることろです。

阿弥陀ヶ滝上流部はお手軽に沢遊びができるところでした。沢登りの入門にはよさそうですが、下降開始から遡行終了まで3kmほどなので、本気で遡行すると2時間もかからないかもしれません。前回に遡行した荒倉谷川とハシゴするのがよいかもしれません。

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遡行図です。

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August 13, 2017

奥美濃 石徹白川 母御石谷

バックカントリースキーでよく行く石徹白方面ですが、私が顧問をしているワンダーフォーゲル部はその石徹白に山小屋を持っています。山小屋は豪雪地帯にあるわけなので、冬はスキーや雪山の訓練には最適な場所です。ところが現在のワンゲル部の活動は無雪期縦走が中心になっていて、山小屋がうまく活用されておらず、残念ながら宝の持ち腐れ状態です。部員たちの目を山小屋へ向けさせるには、冬季だけでなく無雪期においても山小屋をベースに何ができるかが重要になってきます。幸いなことに、山小屋の近くには九頭竜川水系と長良川水系の沢が豊富にあり、沢登りの訓練が十分にできそうです。そのためには沢の偵察が必要ということで、先月はワンゲル部OBのIくんと長良川水系の前谷川とその支沢である荒倉谷川を遡行しました。今回は九頭竜川水系の母御石谷と長良川水系の前谷川支沢を遡行してきました。まずは母御石谷の報告です。

【日程】2017年8月5日(土)
【山域】奥美濃
【渓谷名】九頭竜川水系 石徹白川 母御石谷
【メンバー】Iくん、マメゾウムシ
【天候】曇り時々晴れ
【コー スタイム】石徹白大杉登山口6:38〜母御石谷出合6:59〜ゴルジュ9:37〜1390m二俣10:19〜1490n二俣11:02〜登山道(1645m)11:51-12:06〜神鳩避難小屋12:18-28〜石徹白大杉登山口13:20

前夜のうちに大杉登山口に着いて、3時間ほどの仮眠を取ってからの出発です。

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ここからの登山者はさほど多くはないのですが、何人かが大杉登山口から登っていきました。

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我々は登山道ではなく、林道を進みます。

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しばらく進んで、ヘアピンカーブを過ぎると林道は荒れてきます。

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大滝を左に見ながら過ぎて、右から入ってくる沢が母御石谷です。

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母御石谷にかかる橋を渡ったところから入渓します。

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右岸には5mの滝がかかる支沢の流れがあります。

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ゴーロ帯を歩いて行くとすぐに堰堤が現れます。この堰堤は以前の偵察時には左から越えたのですが、結構草付きの泥壁が崩れやすい。今回は右から行ってみました。途中に深さ3mほどのギャップがあり、そのギャップにはちょうど倒木がかかっていたので、その倒木をハシゴ代わりにしてギャップを渡る。ここが1番の難所だったかもしれない。

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ギャップを渡った後は、容易な高巻きで堰堤上に出られました。

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しばらく進むとナメが現れます。

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ナメを過ぎると、カツラの大株を右に見る。このあたりはイワナの魚影が濃いですが、大滝より上は禁漁区になっています。

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水もきれいで、いい渓相です。私たち2名は昆虫研究者なので、観察しながらのんびりの遡行です。途中、ワイヤーがあったりしたので、かっては林業などで入渓をしていたのだろうか?

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1.5mぐらいの小滝が出てきて、若いIくんは果敢にシャワーを浴びながら水線を攻める。年寄りは無理せずです。

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両岸が狭くなり、ゴルジュが現れる。手前が3m、奥が1mの滝ですが、難なく越えられる。

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すぐに深い釜をもった4mほどの滝が現れる。

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若いIくんはもちろん釜に浸かってから、シャワーを浴びながら直登。年寄りは右から巻きました。

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4m滝の奥にすぐ3mの滑り台滝。

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ゴルジュを抜けた後は平凡な流れとなるが、癒やされる。

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標高1370m付近で右岸からの流れが入る二俣があるが、覗いてみると5mぐらいの滝があった。

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本流に戻ってしばらく進むと、1390mの二俣。 右俣は神鳩避難小屋に出るらしいが、本流の左俣を進む。

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すぐに6m滝が現れる。シャワーを少々浴びることになるが、直登は容易でした。

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だんだん藪が濃くなってくる。

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前方にヘルメットが落ちているのが目に入る。見覚えのある... なんと自分のスキー用ヘルメットでした!

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今年の3月20日のことでしたが、バックカントリースキーで銚子ヶ峰に登る途中で、ヘルメットを母御石谷に流してしまうという失態を冒しました。4ヶ月ぶりの奇跡の再会です。ヘルメットの保存状態はよく、再び使えそうです。すっかり忘れていましたが、こんなこともあるんですね。

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1490m二俣は水量はほぼ1:1だが左に進む。

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ササが沢を覆ってきて、藪漕ぎ状態に突入。

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最後はササを掴みながら登り、無事登山道に出ました。

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登って来た母御石谷を振り返る。このあたりは今年の3月19日に滑ったところでもある。

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正面に母御石が見える。沢装備を解除して登山道を下るとしよう。

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神鳩避難小屋で登山者と会いました。

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雪のあるときにしか歩いたことのない登山道ですが、このあたりはいいブナ林です。

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石徹白大杉まで来れば、もう登山口はすぐです。

母御石谷は大きな滝はありませんが、癒やし系の沢でした。

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July 26, 2017

奥美濃石徹白の玄関口である前谷川遡行

前谷川は大日ヶ岳の南面にその最初の一滴を発し、奥美濃の白鳥にて長良川に注ぐ石徹白の玄関口にある谷である。前日に前谷川支流の荒倉谷川でウォーミングアップを済ませた我々は、前谷川の完全遡行に挑んだ。

【日程】2017年7月16日(日)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川
【メンバー】Iくん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】檜峠5:30〜魚返し橋6:08-35〜取水設備6:56〜10m滝(最初の本格的な滝)7:11〜堰堤7:48〜15m大滝7:11〜V字5m滝9:21〜2条8m滝9:27〜二股に分かれる8m滝10:25〜3段15m滝10:41〜ねじれた10m滝10:52〜黒壁の15m滝11:14〜黒壁8m滝13:08〜1530m二股15:18〜登山道15:56〜鎌ヶ峰16:43〜水後山17:06〜ウイングヒルズスキー場トップ17:33〜檜峠18:07

前谷川は奥美濃では比較的知られた沢のようで、ネット上にも記録はいくつか見つかる。どの記録を見ても思うのはその行程の長さと、最後の詰めである笹藪の猛烈さだ。ヘッデン下山はできれば避けたいので、早立ちということで5時半に檜峠を出発した。

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県道314号線を40分ほど歩いて、前谷川の入渓地点である魚返し橋に到着。よさげな渓相である。ここは野伏ヶ岳などにバックカントリースキーに行く際にいつも通る所で、以前から気になっていた沢でもある。

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沢に下降するところを捜すがよさげなところがない。左岸側から懸垂下降で入渓することにした。どうやら下流側に容易に下降できる所はあったようですが。

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いきなり、いいナメが始まります!

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癒やし系か!

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小さなナメ滝も続きます!

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チョックストンがいきなり行く手を阻むが、ザックを下ろせば、トンネルをくぐれます。

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またナメ滝!

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沢靴のフエルトのフリクションを利かせて、ヒタヒタと歩く。

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名渓か!

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そんなナメも取水施設が現れると終わってしまいます。

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その後はゴーロになりますが、部分的にナメ滝が出てきます。

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入渓してから35分歩いたところで、最初の本格的な滝である10m滝が姿を現す。左から容易に越える。

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すぐに3段10mの斜め滝。

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ゴルジュとなり、深い淵が現れたが、泳ぎか?

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水量が平水時より少ないためか、泳がずに突破できました。

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見事にはまったチョックストン!

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こんな所に堰堤が現れる。左から越える。堰堤上は幕営適地だが、入渓から1時間ちょっとしか経っていない!

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しばらく沢はゴーロ状に。

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右岸に見える大きな岩壁からは水が滴る。

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堰堤から30分ほど歩いて現れた15m大滝。

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15m大滝は、ロープが上部に残置されていた右のバンドから、ロープで確保して若きクライマーIくんが取り付いた。岩が脆く、Iくんは1回スリップしたが、無事とめる。その後は、なんとか木のある所まで登ってくれた。セカンドで登った私も結構ヒヤヒヤものだったが。確保されている安心感は大きかった。この大滝の下まではイワナの魚影はあったが、この上では見かけなくなった。

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その次に現れたのは、V字の5m滝。

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左から比較的容易に登れた。

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すぐに2条の8m滝が姿を現す。右の草付きから巻く。

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ハコネサンショウウオ。ちょっと水流がショボくなってきたが...

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ついに水流が無くなってしまい、伏流になる。梅雨時なのに渇水なのか?

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10分ほど歩いたら、水流が復活して一安心。この暑さで、ここで水が無くなってしまったら、とても稜線まで抜けられません。

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下部で二股に分かれる8m滝が姿を現す。

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左から登る。

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3段15m滝が姿を現す。

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下から2段までは直登し、シャワーを浴びながら左にトラバースして、最上段は左から越えた。

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すぐにねじれた10m滝。

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ここは右から登る。

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滝が連続し、緊張も続いたので、ねじれ滝のすぐ上の2m滝でちょっと息抜き!

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ここまで登って来て、再び水流がショボくなってきました。

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水が染みこんでいるのか、黒くなった大きな滝が現れました。黒壁の滝15mです。弱点がなさそうだが、右の草付きのルンゼから高巻いてみた。岩が脆く、草付きはドロドロズリズリ。最初はノーロープで行ったが、ちょっと不安を覚えたので、先に登ったIくんにロープを下ろしてもらった。木の生えている上部では、猛烈な藪に行く手を阻まれるし、沢も見えない。ルートファインディングに迷う。

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仕方なく、途中まで藪の中を懸垂下降で下りることに。懸垂下降中にわかったことだが、最上部まで登らずに、途中から左にトラバース気味に進めば、懸垂しなくても沢に下りられたようだ。この高巻きに2時間近くも費やしてしまった。

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3段15m斜め滝は階段状だが、疲労で足取りがだいぶ重くなってきた。若いIくんはさすがに元気。

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最後の滝である黒壁の8m滝がついに姿を現す。 上部は濡れると黒くなる岩質なんだろうか?

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右の草付きのルンゼから高巻くが、ここも岩が脆く、足下も崩れやすい。いつ抜けるかわからない草だけが頼りのところも。滝と同じ高さまで登ったら、木を掴みながら落口にトラバースしてクリア。

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これで大きな 滝はもうないはずと、ホッとする!

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しかし、この先がまだ長かった。沢は狭くなり、藪も濃くなり、障害物競走に!

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やがて水流もなくなった。途中にスノーボードが落ちていた。大日ヶ岳はバックカントリースキーでも有名な山なので、誰かが冬季に大日ヶ岳から流してしまったものか?

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最後の1530m二股は左股に入った。右股に入った記録は、どれも激しい笹藪漕ぎになったらしい。これが正解で、笹藪漕ぎにはなったが、激しいというほどではなかった。

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無事登山道に出たが、すでに時刻は16時近くになっていた。 ブヨは多いし、雨も降り出す始末。大日ヶ岳の山頂は省略。

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下山はピークを2つ越えるのだが、これが疲れた体に堪える。

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あとは下りだけだが、雨の降りが強くなってきた!

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ウイングヒルズ白鳥スキー場のゲレンデトップに出たときには、幸いなことに雨は止んでくれていた。

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ゲレンデを下って、無事檜峠に下山となりました。満天の湯で汗を流してから夕食についたのは、20時を越えていた。

前谷川は、前評判通りに行程の長い沢だったが、なんとか暗くなる前に下山できた。1泊で遡行してもよい沢だが、幕営適地はあまりない感じだった。滝の高巻きは、ほとんどが足下が崩れやすい草付きで、岩も脆い。いつ抜けるかわからない草だけが頼りのことも。そんな緊張感が多かったこともあり、心身共に結構疲れました。今回のパートナーのIくんはまだ20代で強かった! 若者には体力ではもう勝てないなと思いました。

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前谷川の遡行図を作成してみました。今後遡行する人たちの参考になれば幸いです。

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July 25, 2017

奥美濃の幻の滝を見に荒倉谷川遡行

遡行から10日も経ってしまいましたが、7月3連休に行った奥美濃での沢登りの報告です。

奥美濃の白鳥からは石徹白を経て白山まで続く白山美濃禅定道がある。前谷集落から石徹白の檜峠までは、その旧道が残っている。その旧道から見えるのがアラクラ滝である。このアラクラ滝は木々に葉が茂っている間は見ることができない。葉がない時期は冬だが、この一帯は豪雪地帯でもあり、雪の中をあえて滝を見に行く人はそういない。そのため秋口から初雪が降るまでか、春の雪融け後から葉が茂るまでの限られた時期にしかこの滝を見ることができない。それが幻の滝と言われる所以である。今回は、ワンゲル部OBの若きクライマーIくんという頼もしいパートナーと、荒倉谷川の出合から遡行し、アラクラ滝を下から眺めようということになった。ついでにアラクラ滝が登れるようであれば、登ってしまおうと。荒倉谷川は前谷川の小さな支流でもあるので、まったく遡行の記録はネットでは見つからない。短い沢で遡行の魅力がないのかもしれないが、未知の沢は冒険心をくすぐる。はたして荒倉谷川はどんな沢で、アラクラ滝はどんな滝だったのか、以下、報告です。

【日程】2017年7月15日(土)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川支流 荒倉谷川
【メンバー】Iくん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】檜峠7:21〜白山禅定道案内板8:19〜荒倉谷川取水口8:37-59〜アラクラ滝下9:45〜アラクラ滝偵察終了10:49〜アラクラ滝落ち口11:19〜白山禅定道横断地点(標高810m)11:38〜檜峠12:27

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今回は白山美濃禅定道の旧道部分も歩いてみたかったので、檜峠を起点にした。帰りは登りになるかもしれないが、たまにはそんな沢登りもよいだろう。

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檜峠からは毘沙門岳の登山道に入る。

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しばらく進むと分岐があり、下方向に向かう白山禅定道の旧道に入る。

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中の峠、茶屋峠とアップダウンがある。

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茶屋峠を越えると、アラクラ滝が見えるポイントに。滝は木々の葉に隠れて見えず、滝の音がするだけ。

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途中、動物の鳴き声が茂みの中からするので、見てみるとカケスの雛だった。おそらく巣から落ちてしまったのだろう。我々としてはどうすることもできない。

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旧道だけあり、社の跡もある。

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白山禅定道の案内板まで下りると、そこからは車道になり、分岐を左に下る。

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途中で、岐阜の棚田21選に選ばれた正ヶ洞棚田を眺めることができる。

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県道に出る手前で左の林道に入って、しばらく進むと取水施設がある。ここが荒倉谷川の入渓地点で、取水のためこの下は涸れ沢となっていた。

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沢の入口は草木の葉が生い茂り、狭く暗い。水量も少ない。まるで金剛山や滝畑の沢の雰囲気。はたして遡行価値はあるだろうか? まあ、行ってみるとしましょう!

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すぐに小滝が現れて、いくつも続く。

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胸まで水に浸かる深みもある。

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そんなに悪くないのでは!

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シャワーも浴びる!

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チビイワナが時々走る!

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小滝の後は、樹林の中の沢歩き。

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ヒキガエルもお出迎え。

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イワナはチビばかりだが、結構、魚影が見られる。 人が入らない沢のためイワナの警戒心が弱いのか、水中写真を撮ることができた。

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ちょっとしたナメもある。

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5m滝が現れた。この沢初の本格的な滝である。

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直登は容易でした。

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なにやら大きな滝の音が。 入渓から1時間ほどだったが、ついに幻のアラクラ滝が姿を現した。下1段は4mほど。

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その上は、さらに2段あり、全部で3段50mはある。

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下から2段目までは直登できた。落ち口を眺めるが、上部1段の直登は難しそうだ。

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右から高巻きを試みるが、岩盤に阻まれ、トラバースは難しそうだ。

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アラクラ滝の直登は頑張ればできそうではあるが、今回は無理せずに偵察だけにする。直登は次回の宿題だ。高巻き地点から30mロープ2本の懸垂下降で撤退。

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比較的安全なアラクラ滝の高巻きは、滝下から南方向の斜面を登り、白山禅定道に出るルート。部分的に岩が脆い所があり、滑落に注意は必要だ。

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標高にして100mほど登らねばならないので、結構キツい。

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白山禅定道に出たら、しばらく登ってから沢へ戻る。滝上の流れは平凡で、もう遡行要素はなさそうだが、落ち口を見に行くことにする。

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落ち口は狭い。狭いから、水量が少なくても、滝がそこそこの見映えになるのかもしれない。滝上にもチビイワナは見られた。

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沢を白山禅定道が横切る所で遡行を終了とする。これより上は遡行要素はなさそう。入渓前に下った白山禅定道の登りは、暑さもあり、結構堪えた。

荒倉谷川は、標高差260m、距離にして2.4 kmの短い沢だったが、アラクラ滝を見に行くには充分に使えるルートである。また初心者の沢入門にもよいかもしれない。

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荒倉谷川の遡行図です。

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July 10, 2017

雪彦山でワンゲル部員の岩場歩き訓練+献血活動

先週末は、夏合宿で剱岳や後立山に行く予定のワンゲル部員たちの岩場歩き訓練のために、一緒に雪彦山を登って来ました。

【日程】2017年7月8日(土)
【山域】近畿
【場所】雪彦山
【メンバー】ワンゲル部員11名、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コースタイム】雪彦山登山口5:10〜出雲岩5:59〜見晴らし岩6:12-33〜大天井岳6:59-7:28〜三角点雪彦山8:02〜鉾立山8:28-39〜ジャンクションピーク8:48〜虹ヶ滝9:45〜雪彦山登山口10:35

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20時半に堺を出て、23時に登山口に到着。車で夜に出発し、翌日は早朝から登山活動を開始することは、社会人の山屋にとってはごく普通のことと思うのだが、普段は公共交通機関で移動している現役ワンゲル部員にとってはあまり経験のないことらしい。

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現地に到着したら、いつも通りに晩酌開始。外ではまだホタルが飛んでいる。ワンゲル部員には未成年もいるので、声はかけずに1人晩酌。未成年の飲酒に厳しくなった昨今では、こういう文化は社会人山岳会を経験しないと身につかないのだろうか。

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諏訪の地酒「真澄」をちょっと飲んでから横になる。

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4時起床で5時10分に登山口を出発。事前に雪彦山にはヒルが多いことを代表者に伝えたはずなのだが、部員には伝わっておらず、明らかに無防備! あとで予想通りの結果となりました。

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岩山である雪彦山にはクライミングのルートもある。トップロープでのクライミング練習も考えたが、11名ではちょっと人数が多い。結局、一般ルートの岩場を歩いてもらう中で、3点確保や足の置き方などを意識してもらうことにした。

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まずは大天井岳を目指す。すぐに急登となり、蒸した中をダラダラと汗をかきながら登る。

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上部は急な岩場歩きとなる。大きなハング状の出雲岩が現れる。

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出雲岩にはボルトやハーケンが打たれており、どうやら人工登攀のルートがいくつかあるようだ。アブミを使った登攀はもう20年はやっていない。

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見晴らし岩からの眺め。確保なしであまり先に行くな! やはりリスクマネージメントがなってない。クライミングや沢登りの経験が彼らにはないからだろうが、リスクに対する指導の必要性を感じる。補助ロープと環付カラビナを使って、ムンターヒッチでの確保をやってみせる。

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セリ岩をくぐる。

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岩場では足の置き方がうまくない部員もいる。つま先が乗れば安定するのだが。少々、夏合宿に不安を感じる。

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大天井岳に到着。ここまで2名がヒルに献血しました。

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行動食を食べて30分休憩。スタートしてから2時間しか経っていないにしては、ちょっと休憩時間が長い気も。

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山頂にあるミズナラの樹液に来ていたミヤマクワガタ。

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大天井岳からは北へ縦走していく予定なのだが、どちらに行ったらよいか迷う部員達。地図を見なさい! 地図を見て、行く方角を確認すれば簡単にわかるのだが。どうやら地図読み講習会は行う必要がありそうだ。

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838mピークにあった三角点。

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縦走路は一転してトレラン向き。

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展望の悪い三角点雪彦山を通過。みんな安易に先頭について行っちゃうね。結果的に問題ない所だったが、しっかり地図でルートを確認しないとね。

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鉾立山で休憩。

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氷ノ山が見える。先シーズンは氷ノ山には滑りに行かなかったな。

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ジャンクションピークからは谷への下りとなる。

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下るにつれて登山道の隣を流れる沢の水量も増えていき、小滝も現れてくる。

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テーブル状のナメは面白い。

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結構、沢には滝がある。短さとすぐ隣に登山道があるのを気にしなければ、沢登りでもまあまあ楽しめそうだ。登山道にはクライムダウンが必要なところもあり、岩場歩きの訓練にはなる。

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虹ヶ滝。ここから地蔵岳へ登り返して、鎖場を通ったらよいと思うのだが、そのまま下山とのこと。

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虹ヶ滝の下にも滝がある。登山道の下りは技術が要求されるが、スリップする学生がいたのが、少々夏合宿に向けて不安を感じる。

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スリット型の堰堤を通過したら、もう登山口は近い。

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無事下山?

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11人の部員のうち7名がヒルへの献血に協力していました。

今回、部員達と一緒に歩いてみて、ワンゲル部の課題がさらにはっきり見えてきました。体力はあるのだが、技術が身についていない。もう少し緊張感もほしい。たぶん部員自身も気づいているだろうが、合宿やそれに向けてのトレーニングの体制などを見直す必要はあるでしょうね。

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June 26, 2017

テンカラ釣り講習会 in 白山麓

先週末は、白山麓で開催された京都北山テンカラ会主催のテンカラ釣り講習会に参加してきました。白山麓には、その2週間前にもテンカラ釣りに行っています。

このテンカラ釣り講習会は、昨年までは富山県の粟巣野にあった「ロッジわがや」で行われていました。その「ロッジわがや」のご主人が昨年の8月にロッジを閉じて、富山駅前に居酒屋「かど屋」をオープンさせたので、今年は会場をどうするか困っていたところでした。そこで立ち上がったのが、私のテンカラ釣りの師匠であるナベさんでした。そのナベさんのご尽力により、会場を石川県白山市にある白山里に移して、今年も行うことができたという訳です。

テンカラ釣り講習会には2014年に初めて参加してテンカラ釣りデビュー。それまではルアーやフライをやっていました。沢登りではやはり道具がシンプルなテンカラが一番有利という理由で、テンカラ釣りに転向しました。その後は2015年に講習会に参加しましたが、残念ながら昨年は参加できずで、今年は3回目の参加となります。今シーズンはテンカラ釣りデビューしてから早くも4年目のシーズンです。少々は腕前が釣果に反映するようにはなってきました。

講習会は土曜日の午後からの開催でしたが、せっかくですので午前中も釣りたい。ということで、西日本から行った4名で早朝から白山西側の山岳渓流に入渓してきました。

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この谷は昨シーズンに納竿したところです。ナメもあったりで渓相がいいです。

メンバーは、加古川のテレ仲間のOさん、岡山のテレ仲間のTさん、現役ワンゲル部員のFくん、そして私です。なお、TさんとFくんはテンカラ釣り初体験です。Oさんはテンカラ釣りの経験はあるが、餌釣りメインとのこと。

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イワナはポツポツと私には釣れていきましたが、他のメンバーには厳しい状況。

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樹林が濃く、渓が暗いためか、黒っぽいイワナが多い感じです。

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枝葉がおい茂っているので、初心者には毛鉤が引っかかってばかりで、ちょっと厳しかったかな。

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5時半に入渓して、10時まで釣り上がって終了としました。釣果は私が8匹、Oさんが1匹、Tさんは残念ながらボウズ。Fくんは惜しくもバラシてしまい、人生初イワナとならずでした。初心者2名は翌日に期待しましょう。

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ササユリが咲いていました。

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ツツジの仲間かな?

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昼食は2週間前に来た時に引き続き、テレ仲間のやっているおそば屋さん「そば処花川」にて。

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今回はオーソドックスなお蕎麦である「せいろ」をいただきました。こちらもたいへん美味しかったです。

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午後からは白山里にて、いよいよテンカラ釣り講習会の開始です。参加者は30名で白山里を貸し切り。北陸と京都以外からも、西は兵庫と岡山から、東は神奈川からテンカラ師が駆けつけました。北陸のスキー関係者および山関係者もいて、結構知っている顔が多かったでしたが...

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まずは1時間ほど座学で、テンカラ釣りの基本について解説。私には3回目の内容ですが、初心者には重要です。

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次は毛鉤作り講習。小松の山屋さんたちも、ベテランの指導を受けながら熱心に毛鉤作りに打ち込む。

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毛鉤巻きが初めての人たちには、京都北山テンカラ会の富士会長が直接指導。

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座学の後は外に出てキャスティング練習をしました。参加者には富士流テンカラのテーパーラインがいただけるので、初心者はそのテーパーラインで練習していました。私はレベルラインにて練習。あとはポイントへの正確性を上げることかな。

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白山里の温泉で汗を流したら、待ってました夕食。乾杯の音頭を取るナベ師匠。今回の講習会が開催された一番の立役者です。

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宴は深夜まで続いたのでした!

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テンカラ講習会の2日目は、いつもながらですが、二日酔い状態で起床。朝食を食べてからの遅出で、京都北山テンカラ会の富士先生たちと近場の渓へ。

遅出のため釣果は期待していなかったが、釣り初めてすぐに、いきなり尺を越えると思われる大物がヒット。格闘するも流れの強い場所だったので、パワーで下流の落ち込みに逃げられ、そのまま岩の下に入られる。しばらく引きずり出そうと格闘するが、痛恨のバラシ! 悔しい!

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その後もポツポツとイワナは釣れたが、逃げられた獲物は大きかった。

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一緒に行った初心者2名(岡山のテレ仲間のTさん、現役ワンゲル部員のFくん)は前日はボウズでしたが、今日は京都北山テンカラ会の富士先生やHさんたちから直接の指導を受ける。

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Fくん、キャスティングもだいぶうまくなってきましたね!

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Tさん、人生初のイワナを釣り上げました。この後にもう一匹釣り上げる。

その後にFくんも初のイワナを釣り上げました。残念ながら、私は用を足している最中で写真が撮れませんでしたが、草陰からイワナの姿は拝見しました。

Oさんもこの日は3匹を釣り上げて、みんな満足な顔で釣りを終えることができました。

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充実した二日間でした。またテンカラ釣りに行きましょう!

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May 09, 2017

GW前半は六甲山ハイク

今年のゴールデンウィークはつながりが悪く、後半は鳥海山に遠征しましたが、前半は1日のみ六甲山ハイクに行ってきました。ハイキングはほとんどしないのですが、たまにはいいでしょう。顧問をしているワンゲル部の合宿も六甲山で行われているとのことで、その様子見を兼ねて行ってきました。

【日程】2017年4月30日(日)
【山域】兵庫・六甲
【場所】六甲山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コースタイム】芦屋川駅6:52〜登山口7:12〜高座の滝7:22〜風吹岩7:56〜雨ヶ峠8:35〜六甲最高峰9:29-11:00〜有馬温泉側登山口11:55

ワンゲル部メンバー2パーティー計12名は市ヶ原を早朝に出発し、重荷を背負って六甲最高峰まで縦走してくる。六甲最高峰で落ち合う予定で考えているが、相手は20代の若者であり、こちらが想定した時間より早く来ることもあり得る。余裕を持って、始発で自宅を出た。

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阪急芦屋川駅を7時前にスタート。ここからの六甲山は実は初めてです。

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川沿いに車道を進む。トレイルランナーが走って行きます。今回はトレランスタイルではありませんが、そこそこのスピードで行くとします。

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登山口?

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茶屋などあり、その奥に行くと高座の滝。豪快さはないです!

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ロックガーデンを通り、登り切ると海が見えた。

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風吹岩でワンゲル部パーティーとの定時の無線通信を試みるが、距離があるのか交信できず。

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風吹岩からはしばらくアップダウンを進み、ゴルフ場の中を通過してから登ったところが雨ヶ峠。

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雨ヶ峠から下って沢に出た所が本庄橋跡。

本庄橋跡から六甲最高峰までは標高差350mの登り。六甲最高峰に9時半に到着。10時の定時交信でワンゲル部パーティーと交信成功。先行パーティーはすでに近くまで来ているとのこと。

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10時15分に先行パーティーが到着。女の子が入ったパーティーにもかかわらず、もう1つの男性のみパーティーよりも速かった。

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後続パーティーを待たずに、彼らは有馬温泉へと下山開始。

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1泊2日の装備としては、20kgのザックはちょっと大きい気がしますが、トレーニングも兼ねているとのこと。若いというのはいいですね。私も若いときに戻りたい!

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もう1パーティーもまもなく登って来ました!

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お疲れ様です!

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少々休憩を取って。

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六甲最高峰からの神戸市街の展望! トレイルランナー多いですね。

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六甲最高峰からは、1時間もかからずに有馬温泉に下山。彼らの体力は問題なさそう。岩、沢、雪、スキーはいつでも始められるでしょう!

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下山後はかんぽの宿有馬の金泉で汗を流したら、ランチ&ビール。未成年は飲んでないですよ。ランチバイキングと入浴のセットで2000円でした。

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学生と別れた後は、三ノ宮でKさんと合流し、宴が続いたのであった!

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