June 24, 2022

ワンゲル部員のテンカラ釣りデビュー

カンバタ谷に行った翌日は、ワンゲル部員1名と山小屋近くの某谷へテンカラ釣りへ行ってきた。同行の部員は20歳女子で、今シーズンにテレマークスキーデビューを果たし、最近は沢登りのデビューを果たしたばかり。そして今度はテンカラ釣りのデビューと、何でも積極的に挑戦する。私がワンゲル部の顧問になって今年が6年目だが、ここまで積極的なタイプの部員はこれまでほとんどいなかった。正直なところ、そのような部員を待ち望んでいたこともあり、私も指導に熱が入る。ワンゲル部だけでなく、これからの日本の山岳界を引っ張ってくれる人材になってくれることを期待したい。

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最初にキャスティングを教えてから、ポイントを説明しながら、指示する所に毛鉤を投じてもらう。なかなか目的のところに毛鉤が入らないが、それでもアタリは何回かある。課題はアワセ。アワセが弱いので針のかかりが浅く、何度かバラしてしまう。

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そしてついに人生初のイワナを釣り上げる。彼女の釣果はこの1匹だけだったが、すぐに上手くなるだろう。今後の成長を期待したい。

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教えながらも、私も釣る。釣果としてはポンポンとはまではいかなかったが、今シーズン初のツ抜けを達成した。

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最後に35cmの尺上イワナを釣り上げた。なかなかの引きに興奮した瞬間だった。

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イワナだけの写真では魚の大きさが伝わらないが、人と一緒の写真ならばイワナが大きいのは何となくわかる。

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私の腕にとまって、汗を吸うヤマキマダラヒカゲ。

この日の行動時間は9時間半で、ちょっと丁寧にやりすぎたようだ。

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奥美濃 倉谷川カンバタ谷:ワンゲル部員とのんびり沢登り

先週末は、ワンゲル部員と一緒に、石徹白方面の沢登りとテンカラ釣りを楽しんできました。まずは土曜日に行った倉谷川カンバタ谷の沢登りの報告です。

【日程】2022年6月18日(土)
【山域】奥美濃
【渓谷名】九頭竜川水系 石徹白川 倉谷川カンバタ谷
【メンバー】ワンゲル部員3名、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】倉谷川出合駐車スペース7:20~入渓7:40~堰堤下8:42~カンバタ谷出合12:15-35~大滝高巻き終了13:35~水場分岐15:21~神鳩避難小屋15:35-16:10~いとしろ大杉17:18~石徹白登山口17:24〜倉谷川出合駐車スペース17:48

奥美濃の石徹白周辺には沢登りが可能な沢はたくさんあるものの、主要ルートにしか登山道はないため、下山には往路の沢を戻るか、激しい藪漕ぎをして別の沢を下降するか、それとも林道に抜けるかしかなく、なかなか不便である。そのような石徹白の沢の中にあって、最後の詰めで藪漕ぎもなく神鳩避難小屋の水場に出るカンバタ谷は、遡行がしやすい異色の存在である。そのためか最近は遡行者が多い感じがする。そのカンバタ谷を初めて遡行したのは2018年9月のことであった。溪の美しさに感動したのを思い出す。その後、2019年に2回遡行しているが(2019年7月8月の記録)、それ以来の3年ぶりの遡行であった。

コロナ禍でまるまる2年ほど活動ができない時期が続いたワンゲル部であったが、ようやく対面活動禁止の措置も解除され、ぼちぼちと活動を始めているところだ。最近は沢登りも再開したが、まだ半日程度の沢登りしかしていない。そんな部員たちのステップアップのために選んだのが、そこそこ行程の長いカンバタ谷であった。同行する私の力量にも限界があるので、メンバーはリーダークラスの3名だけとした。

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前夜はワンゲル部の山小屋に泊まっていたので、朝に倉谷川出合に移動した。少々寝坊したため、スタートは7時20分と遅めだったが、暗くなる前に神鳩避難小屋に抜けることができれば、あとはヘッデンでも下山はできる。

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倉谷川右岸の林道を進む。

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途中、崩れている所を3回ほど横断する。林道の後半は藪漕ぎに近くなる。

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20分ほどで踏み跡程度の林道は堰堤とぶつかるので、その堰堤を越えたところから入渓する。そんなに雨は降っていなかったのか、水量はさほど多くはない。

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しばらくは平凡な沢歩き。堰堤跡らしきところを通る。

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また堰堤跡らしきところがあり、深みになっている。元気な部員は水線に忠実に行こうとするので、こういう所は泳ぐ。泳がんでも通過できるのだが。

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しばらく進むと、今度は正真正銘の堰堤とぶつかる。この堰堤は左から越える。

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途中、タニウツギが咲いていた。

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5m滝が現れる。部員たちは直登を試みるが、落ち口がツルツルで釜にドボンは必至である。

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最後は諦めて、右岸から巻く。ここは小さく巻くより、大きめに巻く方が安全である。

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右岸から落ちる滝が美しい。

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時々、小滝が現れるが、通過は易しい。

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トイ状の流れの横を通過する。

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露天風呂かい!

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カンバタ谷の出合に到着。泳いだり、山菜を採ったりして、遊びすぎたので、ここまで5時間もかかってしまった。遊ばなければ3時間ぐらいで行けたはず。

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カンバタ谷に入ると、すぐに連瀑帯となる。

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ステミングで滝を越える。

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シャワーを浴びたがる主将。

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カンバタ滝の大滝が立ち塞がる。3段で15mぐらいか。一段目は登れるが、その上は難しい。一番下から右岸を高巻くことにする。左岸から小さく巻いたこともあるが、木に掴まりながらの結構危うい巻きになる。初心者がいるならば、多少大きく巻くことになっても、右岸から巻く方が安全である。

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まずは右岸の泥壁のルンゼを登り、右寄りに登っていく。

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巻き中に、大滝の上にある10m滝を右に見る。

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標高1200mあたりまで登ったら、すぐ下の枝沢へ下降し、枝沢からはトラバース気味に本流に戻った。

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時々小滝は現れる。

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昔の林業施設の名残か、ワイヤーがあったりする。

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わずかだが残雪があった。

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リュウキンカの花が咲いていた。

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水量が減り、周囲の藪が鬱陶しくなってくるが、まだ滝が現れる。登るのは容易である。

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右岸からの滝があり、赤テープが設置されているところに出た。手前にムラサキヤシオツツジが咲いている。ここが神鳩避難小屋に出る分岐である。この右岸からの滝を登る。

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水場に出る。

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そのまま踏み跡を登っていくと、神鳩避難小屋に出る。ここで遡行終了。沢装備を解除する。大量のブヨがまとわりつくのには閉口した。虫除けスプレーを持っていなかったら、ボコボコにされていたにちがいない。

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あとは、大杉登山口への登山道を下るだけ。

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登山道沿いに咲いていたイワカガミとゴザンタチバナ。

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いとしろ大杉まで下りれば、大杉登山口はすぐであった。登山口からは林道を20分ほど歩いて、倉谷川出合の駐車地点に戻った。10時間行動となってしまったが、遊ばずに普通に遡行すれば、8時間ぐらいで済んだにちがいない。コロナ禍でしばらく活動していなかったワンゲル部員にとっては、こういう長時間行動の経験は初めてのことかもしれない。今後もいろいろと経験を積んでいってほしい。

YouTubeにアップした記録動画です。

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June 09, 2022

金剛山 高天谷左俣:ワンゲル部員の本格的な沢登りデビュー

前日に金剛山の丸滝谷で、沢装備を装着しての沢登りデビューをはたしたワンゲル部員。次は登攀レベルを少し上げて、ホームの金剛山の高天谷にて本格的な沢登りデビューとなりました。

【日程】2022年6月5日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷左俣
【メンバー】ワンゲル部員3名、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】高天彦神社駐車場9:23~高天滝下9:32~10m大滝下10:00~二俣12:32~郵便道(920m地点)14:14-29~高天彦神社駐車場15:25

高天谷は1ヶ月前に2022年の沢始めをした谷であり(2022年5月8日の記録)、自分にとっては1シーズンに何度も行くホームの谷である。この日のメンバーは、前日に丸滝谷に行ったメンバー1人と、沢装備を装着するのが初めてのメンバー2名である。全員が入門レベルの妙見谷には行っている。

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今回は堺からは車でのアプローチ。9時頃に高天彦神社の駐車場に到着し、遡行の準備を行うワンゲル部員。明らかに沢装備のパーティーが他に1グループいたが、我々の出発後に追いついてこなかったので、イワゴノ谷へ行ったようだ。

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沢沿いの登山道を進み、高天滝6mより入溪となる。

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高天滝は左岸にあるハシゴを使って巻く。

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高天滝の上はゴルジュ状になる。

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すぐに3m滝と背後の堰堤が現れる。

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3m滝と堰堤はまとめて右岸から巻く。一応、ロープやワイヤーはフィックスされているが、古いのであまり頼らない方がよい。木の根がよいホールドになる。

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堰堤の上は谷が開ける。しばらく進むと、かっての10m大滝が現れる。今は沢床が土砂で埋まって、8mぐらいの高さになっている。先行パーティーが滝に取り付いていたが、かなり苦労しているようだ。

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我々は無理をせずに左岸から高巻く。高巻きの最後はヘツリとなる。滝を登っていたパーティーの2名も高巻いてきた。どうやら滝を登っていた1名が動けなくなり、上からロープを垂らして引っ張りあげるようだ。

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大滝の上は崩壊地の通過となる。

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崩壊地を抜けると、谷は植林の中に入っていくが、ここから連瀑帯が始まり、核心部となる。

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次々と小滝が現れる。

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5m滝が現れる。これは右よりを直登するが、まずは私が見本で登る。ところが、油断していたこともあり、少しスリップしてしまう。気を引き締めて登り直す。

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ワンゲル部員は、念のためロープで確保して登ってもらう。

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その後も滝はつづく。

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谷はゴルジュ状となり、その上は1つの滝のような連瀑となる。

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この連瀑の始めの方に、2.5mほどの高さだが、登る出だしが難しい箇所がある。ここは背後の岩を使ったムーブで登る。

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連瀑はロープをフィックスして、フリクションノットで確保して登ってもらった。

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5mトイ状滝が現れる。水量が多いときはシャワーを浴びまくるところである。この日は前回に来た時よりは水量は多かったが、浴びまくるほどの量ではなかった。

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トイ状滝は流れの中の右側にクラックがあるので、そこに手足を入れるジャミングで登ることができる。

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2m滝を越えると谷は落ち着くが、崩れた土砂や倒木が多い。前方に壊れた堰堤が現れる。

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倒木で埋まった二俣に到着する。

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左俣へ進むと、すぐに2段20mの大滝が立ち塞がる。

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難しくはないが、高さがあるので、念のためロープで確保して登る。中間支点は木で取れる。

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次の4m滝を直登する。

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最後の3m滝を越える。

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急に植林内の詰めとなる。

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登山道である郵便道に出て終了。左俣は藪漕ぎがないので楽である。沢装備を解除したら、あとは郵便道を下るだけである。

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ヤマアジサイ

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高天彦神社に下山。ロープを出し過ぎたので、だいぶ時間がかかってしまった。ソロで行ったときの2倍である。課題はロープワークのスムーズさと登坂能力の向上である。これからいろいろと経験を積んでいってほしい。

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金剛山 石ブテ谷 丸滝谷:ワンゲル部員の沢デビュー

金剛山の妙見谷で沢入門をしたワンゲル部員でしたが、次は初めての沢装備を装着して、同じ金剛山の丸滝谷にて沢登りデビューしました。

【日程】2022年6月4日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石ブテ谷 丸滝谷
【メンバー】ワンゲル部員4名、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】葛城登山口バス停10:25〜石ブテ東谷入渓地11:02-28〜勘介屋敷との二俣11:54〜下の丸滝谷13:05-14:10〜上の丸滝谷下14:26〜中尾の背合流14:54-15:26〜六道の辻15:32〜大日岳15:43〜山頂広場15:50-16:19〜金剛登山口バス停17:06

先月に金剛山の妙見谷で沢入門をしたワンゲル部員でしたが、次は初めての沢装備を装着しての沢登りに挑戦する。場所はまたもホームの金剛山だが、北面にある石ブテ谷丸滝谷である。丸滝谷は、2018年にもワンゲル部員を連れて行ったことがあり(2018年7月1日の記録)、滝はそこそこあるが、どれも階段状で、沢登りデビューに向いた易しい谷である。2017年にはソロで石ブテ3谷をワンディでハシゴ遡行をしたこともある(2017年9月3日の記録)。

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アプローチは公共交通機関にて、富田林駅から水越峠行きのバスに乗り、葛城山登山口で下車する。青崩から国道309号の旧道に入り、トイレを超えてすぐのところの右手にある橋を渡り、林道を右に進む。

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途中に大きな堰堤がある。

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林道は石ブテ谷東谷に出た所で終了するので、そこから沢装備を装着する。真新しい沢靴を装着するワンゲル部員たちであった。

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ミスジチョウが飛んでいた。

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遡行を開始する。

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早速、小滝が現れる。

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くの字滝5mが現れる。

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あえて難しい所を選んで?登るワンゲル部員。

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東谷(勘介屋敷)と丸滝谷との二俣に到着する。正面は左俣の東谷にある5mほどの滝。

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右俣である丸滝谷に入る。

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倒木をくぐる。

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5mほどの滝が現れる。

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さらに滝がつづく。

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どの滝も階段状なので、ロープを出すほどでもない。

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標高770mぐらいの所に左から入る支流がある、その支流に入ると、すぐに下の丸滝谷がある。高さは8mぐらいか。ただ丸滝谷を詰めるだけだとロープを使うこともないので、この滝で登攀練習をすることにする。トップロープで確保して、滝を登るワンゲル部員たち。

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全員が1回ずつ登ったところで練習を終了し、本流に戻って遡行を再開する。

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すぐに上の丸滝谷が現れる。高さは15mぐらい。

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階段状の滝なので登攀は難しくはない。右手にロープもフィックスされている。

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上の丸滝を超えると、源頭となり、あとは谷を詰めるだけとなる。

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最後は急登の詰めとなる。

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中尾の背の登山道に出て遡行終了。バスの便がある千早本道方面で下山するには、さらに金剛山の山頂を越えなければならない。

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大日岳を越えて、千早本道から下山した。

ワンゲル部員にとっては、初めての沢装備を装着しての沢登りだったが、次はもう少し登攀性のある谷で本格デビューとなるだろう。

YouTubeにアップした記録動画です。

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May 27, 2022

金剛山で沢入門:妙見谷遡行・ツツジオ谷下降

気温が高い日が多くなってきたこともあり、ワンダーフォーゲル部の希望者を対象とした沢入門を行い、金剛山の妙見谷を登り、ツツジオ谷を下降してきました。

【日程】2022年5月21日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 妙見谷
【メンバー】ワンゲル部員5名、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】金剛登山口バス停9:42〜妙見滝下10:18〜山頂広場12:07-47〜ツツジオ谷出合12:53〜腰折滝13:50〜金剛登山口バス停14:27

個人的にはすでに金剛山の高天谷にて今シーズンの沢始めは済ませているが、そろそろワンダーフォーゲル部の方でも沢始めをしたいところだ。いまだ大学は課外活動における宿泊は認めておらず、近場の日帰り山行しかできない。これから盛夏に向かって気温がどんどん高くなってくるが、近場の低山では不快な山行となりがちで、熱中症のリスクも高くなる。そういう状況では、近場でも行ける沢登りに活路を見いだすのは、ワンダーフォーゲル部としてのレベルを維持するためには重要なことだろう。

妙見谷は、沢装備無しでも遡行できる入門レベルの沢であり、沢経験のないワンゲル部員にとっては、まさにうってつけの沢である。今回はワンゲル部の希望者5人とともに、妙見谷を遡行し、バリエーションルートのツツジオ谷を下降することにした。私にとっては2年ぶりの妙見谷である(2020年7月の記録)。

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アプローチは公共交通機関にて。河内長野駅から金剛山ロープウェイ行きのバスに乗り、金剛登山口バス停で下車する。

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バス停からはロープウェイ方面に車道をしばらく歩くと、左に妙見谷出合の林道ゲートがある。ゲートには入山禁止の看板があるが、4年前に妙見谷で死亡事故があった時に設置されたようだ。

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最初は沢沿いの林道を進むが、林道が終わると、斜面をトラバースする細い道となり、途中にハシゴ場もある。

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妙見滝の手前は2年前から倒木で埋まっているが、うまくかいくぐって通過はできる。

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倒木帯を超えると、妙見滝15mが現れる。

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妙見滝は左岸から巻く。フィックスロープはあるが、古いのであまり頼らない方が良い。

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妙見滝の上にはゴルジュがある。

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2段6m滝が現れる。妙見谷の核心部である。

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2段6m滝の下段は右岸を登る。ここにもフィックスロープはあるが、古いので頼らない方が良い。ホールドとなる木の根を掴めば問題ない。

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上段は右岸を巻く。

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その後も小滝は続く。

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沢装備無しで濡れないようにいこうとすると、意外と難しい登りを強いられたりする。

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急に上が開ける。

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この部分は二俣のようで、4年前に死亡事故があった崩壊地に引き込まれやすいが、立入禁止のロープが張ってある。崩壊地に入ると急なガレ場となり危険である。

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崩壊地で咲いている花はヒメレンゲである。

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崩壊地の右にある本流が正しいルートであり、再び樹林の中に入る。

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すぐに源頭の雰囲気となり、ガレ場となる。

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斜度が増してくるが、落石を起こさないように登る。

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やがて踏み跡が明瞭な道となり、そのまま詰めていくと山頂広場に出る。

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山頂広場のライブ映像に映り込んで記念撮影代わりにする。

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下りはバリエーションルートのツツジオ谷を下降する。千早本道の楽な道の途中から、ツツジオ谷源頭に入る。

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要所要所にはフィックスロープがある。

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滝が出てくるが、巻き道はついている。

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道は明瞭になるが、滝の巻き部分は高度があるので、滑落には注意しないといけない。

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下部は堰堤が多い。

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腰折滝を巻き下りる。

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ツツジオ谷入口で一般ルートの登山道に出る。あとは登山道を下っていけば、車道に出て、バス停に戻れる。

沢装備がなくても、特に問題なく遡行・下降ができた。ワンゲル部員にとって、次は沢装備での本格的な沢登り入門となるだろう。

YouTubeにアップした記録動画です。

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May 19, 2022

今シーズン初の立山でスキー

ゴールデンウィークが終わり、いよいよ今シーズンのスキーもファイナルが近づいてきた。これが今シーズン最後というわけではないが、1年ぶりの立山で滑ってきた。

【日程】2022年5月15日(日)
【山域】北ア立山
【場所】立山
【メンバー】Oさん(ワンゲル部員)、マメゾウムシ
【装備】テレマーク2
【天候】曇り
【コースタイム】室堂9:30〜室堂山展望台10:34-54〜室堂山荘11:20-40〜閻魔台12:05〜雷鳥荘12:23-40〜雷鳥沢キャンプ場12:49-14:05(滑走練習)〜みくりが池温泉15:19〜室堂15:39

ワンゲル部員から立山に行きたいという希望があり、先週末は立山でのスキーを計画していた。しかしながら直前まで雨が続き、土曜日の天気の回復が遅れそうだったため、土曜日は奥美濃にて山菜採りとし、日曜日に立山を日帰りとした。例年のスキーシーズンは11月の立山でのスキーで始まるのだが、今シーズンはタイミングが合わなくて行けなかったので、これが今シーズン最初で1年ぶりの立山であった。同行者はワンゲル部員の中で最もテレマークスキーの技術習得に意欲のあるOさんである。

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ゴールデンウィークの次の週ということもあり、朝の立山駅はそんなに混雑はしていなかったが、それでも多くのスキーヤー・登山者・観光客で賑わっていた。いつもならば美女平発の高原バス始発に間に合うケーブルカーに乗車するのだが、この日は気温は低めということもあり、早く上がっても雪が緩んでいない可能性がある。そのため、少し遅めの8時発のケーブルカーに乗車することにした。

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急激に雪融けが進んでいるのは立山も同じようで、室堂の残雪は昨シーズンの同じ時期より少なく感じる。

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今回はテレマーク初級者のOさんが同行しているので、滑る斜面は緩斜面に限定される。それに合わせるために、私も革靴・細めのステップソール板というギアにした。とりあえずはお手軽な室堂山に上がってみることにする。雪は緩んでおらず、ステップソールに頼らずにシールを貼って登ることにした。

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元気なOさん。ワンゲル部の現役部員たちは私とは親子の年齢差である。

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室堂山展望台からの日本オートルートの眺め。

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拡大して、ザラ峠から五色ヶ原の眺め。奥に槍ヶ岳も見える。

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曇りがちの天気ではあったが、白山まで見えていた。

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立山カルデラ内の眺め。

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剱岳の眺め。

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室堂山からの滑走は、雪は緩んでおらず、カチカチの斜面は革靴では修行でしかなかった。Oさんにとっては、修行どころか怪我をするリスクもある。当初の予定では国見山まで行く予定だったが、そんな雪の状態だったので、単に室堂山を往復とした。

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山頂部や稜線は雪が緩まないだろうということで、午後は、少し標高を少し下げて、雷鳥沢方面に転進することにした。

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こちらは予想通りに雪が緩んでいて、初級者の練習にも程良いザラメ雪だった。雷鳥沢キャンプ場前の斜面を3本ほど滑って終了とした。

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山菜採り in ワンゲル部山小屋

先週末はワンゲル部員と立山でのスキーを予定していたのですが、日曜日は晴れ予報ではあるが、土曜日は天気の回復が遅れるとのこと。そこで立山は日曜日に日帰りするとして、土曜日は、奥美濃にあるワンゲル部山小屋の周辺で、山菜採りを行うことにした。

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すっかり周囲の雪も消えて、夏仕様となったワンゲル部の山小屋「桧山荘」。

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ウドがちょうど出始めの時期だった。

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コシアブラはちょうど旬。

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コゴミはちょっと成長し過ぎていたが、先端部はまだ食べられる。

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希少なハリギリ。

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ハンゴンソウ。アクは強いが、天ぷらならばいける。

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リョウブ。

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エンレイソウが咲いていた。これは有毒植物なので食べない。

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本日の収穫。2人で食べるにはちょっと多め。

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天ぷらにしていただいた。

今回、気になることがあった。山小屋の周辺は本来静かな環境なのだが、異様に多くの人たちが山小屋の周辺に入ってくるのを目撃した。目的は明らかに山菜採り。隣接するウイングヒルズ白鳥スキー場では、来場者からお金を取ってゲレンデ内で山菜採りをさせているのだが、その客の一部がこちらの敷地まで侵入してきたようだ。山小屋の周囲は、ウイングヒルズの敷地ではないので、山菜採り目的の侵入は謹んでもらいたい。その旨はウイングヒルにも申し入れるつもりだ。

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May 12, 2022

栂池自然園にてスキー散策

遅くなりましたが、ゴールデンウィーク白馬遠征最終日の栂池自然園散策スキーの報告です。

【日程】2022年5月5日(木)
【山域】北アルプス後立山
【場所】栂池自然園
【メンバー】Tさん(ワンゲル部OB)、Mさん、Hくん(ワンゲル部OB)、Oさん、(ワンゲル部員)、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク3、ATスキー2
【コースタイム】栂池自然園駅10:15〜2090m地点11:51-12:11〜栂池ヒュッテ13:15〜ゴンドラ山頂駅13:49

前日に天狗原からフスプリ山を経て木地屋へのバックカントリーを行い、想定外の9時間行動となったこともあり、最終日は軽めのバックカントリーとゲレンデ練習で締めることにした。この遠征でテレマークスキーデビューしたワンゲル部員Oさんにも行ける所ということで、栂池自然園をスキーにて散策することにした。

栂池自然園へのアプローチは栂池高原スキー場からで、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで行くことになる。ゴンドラ往復券は2800円(ゲレンデ下部に雪がないので往復ゴンドラ利用)、ロープウェイ片道券は760円(帰りは林道を滑れる)なので、普通に払うと計3560円となるが、ゴンドラ・ロープウェイセットの往復券を購入した方が3380円と安い。ところが、それよりも安く済む手段がある。アソビューにてウェルカム信州アクティビティ割を利用してゲレンデ1日券を半額の2000円で購入する方法である。これにロープウェイ片道券を別に760円で購入すれば、計2760円でいけるのである。この方法だと、バックカントリーの前後でゲレンデ練習もできてしまうので、かなりお得である。

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まずは栂池自然園に上がる。

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前日に引き続き、私は革靴・ステップソール板での出動である。栂池自然園はメローな斜面ばかりなので、軽快な道具がよい。

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この景色を見るだけでも価値がある。

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テレマークスキーを始めたばかりのOさんがいることもあり、2301m台地までも上がらず、2090m地点から滑走することにする。

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出だしはちょっと斜度があり、うっすらと載った白い新雪はブレーキがかかり、けっして易しくはない。

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入門者のOさんも頑張って滑る。

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無事に全員が下りてきた。

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緩斜面でしっかりテレマーク姿勢を決めるOさん。バックカントリー終了後にはゲレンデ練習も行った。

滑走の様子です。自分にもあったはずのテレマーク入門時の初々しい時期。ワンゲル部員の今後の成長を期待したい。

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ワンゲル部員のテレマークスキー練習

今年のゴールデンウィークは、指導しているワンダーフォーゲル部員の希望もあり、白馬でのテレマークスキー練習に付き合うことにしたことは、すでに天狗原からフスプリ山を経て木地屋への記事でご存じのことと思います。順番が逆になりましたが、ワンダーフォーゲル部員の練習の様子を報告しておきます。

テレマークスキーの練習をするのは、現役部員のOさんと若いOBのHくん。Hくんはテレマークスキーは3シーズン目ぐらいだが、ストックワークやターンオーバーがまったくできていない。それでも山ではしっかり下りてくる。一方、Oさんは今シーズンにスキー自体を始めたばかりで、アルペンスキーの経験はほぼなし。いきなりテレマークの道具でのスタートである。

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場所は栂池高原スキー場である。栂の森ゲレンデとハンノキゲレンデの上部がゴールデンウィークまで営業してる。アソビューでウェルカム信州アクティビティ割を利用してリフト券を購入すると、1日券が50%OFFの2000円で購入できる。

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Oさんには、まずはテレマーク姿勢での斜滑降にトライしてもらうが、なかなか安定しない。

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それでも初日の練習終了時には何かを掴んだようで、テレマーク姿勢がうまく決まることも多くなっていた。私とHくんは翌日はバックカントリーに行くが、Oさんは1人居残ってゲレンデにて練習してもらう。そのために、練習方法と課題を一通りOさんに示しておいた。

動画は初日と3日目の滑走シーンだが、3日目はターン時の足の切り替えは早いものの、斜滑降時にしっかりテレマーク姿勢は取れている。今シーズンはこれで時間切れだが、来シーズンにつながる終わり方はできたにちがいない。今後の成長が楽しみである。

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May 07, 2022

天狗原からフスプリ山を経て木地屋へ:前半はステップソール板で快適に、後半は滑れず修行系

今年のゴールデンウィークはカレンダー通りの休日で、アキレス腱痛もあったので、長期的な遠征はできなかったが、ゴールデンウィークとしては3年ぶりにスキーができた。今回は、指導しているワンダーフォーゲル部員の希望もあり、白馬でのテレマークスキー練習に付き合うことにした。天気にも恵まれて、指導の傍らで、山にも入れたので、短いながらも充実した3日間だった。まずは、その2日目に行った天狗原からフスプリ山を経て木地屋までのスキーツアーの報告です。

【日程】2022年5月4日(水)
【山域】北アルプス後立山
【場所】白馬 天狗原・フスプリ山
【メンバー】Tさん(ワンゲル部OB)、Mさん、Hくん(ワンゲル部OB)、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2、ATスキー1
【コースタイム】栂池自然園駅9:29〜天狗原10:59-11:25〜フスプリ山12:43-13:01〜1799南のコル13:49-14:02〜角小屋峠14:31-35〜栂平14:48-56〜白池17:00〜木地屋ゲート18:36

3日間の白馬遠征1日目は、ワンダーフォーゲル部の現役部員1名と若いOBのテレマークスキー練習につきあった。現役部員の20歳女子は初めての本格的なテレマークスキー練習となった。2日目は、まだスキーの初級レベルである女子部員は1人居残ってゲレンデで練習をしてもらうことにし、残りのメンバーでバックカントリーに行くことにした。メンバーは、ワンゲル部の大先輩OBであるTさんとその友人のMさん、若いOBのHくん、そしてワンゲル部顧問である私の4人であった。

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行くコースは、ロープウェイの栂池自然園駅から天狗原に上がり、千国揚尾根をフスプリ山まで進み、笹目尾根に入って、角小屋峠を経て、木地屋へ下山するというロングルートである。天狗原からフスプリ山までは行ったことがあり、角小屋峠からのツアーコースは何度も滑っているので、最初はさほど難しくはないだろうと考えていた。アップダウンがあるコースというのはわかっていたので、個人的なギアは革靴・ステップソールの組み合わせをチョイスした。このチョイスは機動力的にドンピシャであったが、急激に進んだ雪融けなどのために、角小屋峠から先に困難が待ち構えていたことは知る由もなかった。

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栂池高原スキー場のリフト券売場にて栂池ゴンドラ&ロープウェイの片道券2000円を購入して、栂池自然園駅に上がる。ロープウェイの切符を購入する際には登山届の提出が必要であるが、事前にコンパスなどのアプリで登山届を提出していれば、すでに提出済みであることを伝えるだけでよい。

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まずは天狗原を目指す。ステップソール板ではあるが、急斜面の登行に備えて、天狗原まではシールを装着した。

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ゴールデンウィークだけあり、スキーヤー以外にも一般登山者などたくさんの人たちが登っていた。

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天狗原に到着する。正面に白馬乗鞍岳。

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天狗原の祠の方から聞いたことのある声がするなと思ったら、小谷村の有名人であるジュンジマンだった。娘が小学生の時にスキースクールでお世話になったコーチである。この日は小谷のスキージュニアチームとバックカントリーとのこと。小学生を連れて、白馬乗鞍岳方面に登っていった。

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シールを外して最初の滑走に入る。

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千国揚尾根に入り、まずはフスプリ山を目指す。6年前の3月に天狗原から紙すき山牧場までツアーをした際に、フスプリ山は通過しているので、ある程度は尾根の様子はわかっている(2016年3月の記録)。

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海谷・戸隠方面の眺め。

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基本的にザラメ雪であるが、最近積もった新雪がうっすらあり、これが水分が多くブレーキのかかる雪であった。革靴では要注意の滑りが求められた。

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フスプリ山までに4回の登り返しがあったと思うが、フラット板の他の3名はその都度シートラかシール登行になり、実に効率が悪かった。さすがにステップソール板ではそのまま進めるので、軽快であり、機動力が違う。今回は、前半に関してはステップソール板の一人勝ちであった。

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やや悪雪気味ではあった。そういう点では革靴よりもプラブーツに利点があったが、そこは技術でカバーする。

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フスプリ山への最後の登りはフラット板メンバーはシールを貼る。ステップソール板の私ははそのまま進む。

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広いフスプリ山の山頂に到着する。ここまでは楽勝であり、木地屋下山もそんなに遅くはならないだろうと思っていた。

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問題はここからであった。雪融けが急激に進んでいて、ウド川源流部は完全に沢割れしていて、ワサビ沢はスノーブリッジがすでにないとのこと。本来であれば、このままウド川源流部に向かって滑走し、ツアーコースに合流するだけであったが、そのコースは取れないのである。角小屋峠から栂平へツアーコースを逆行して下り、あとは林道をひたすら木地屋まで下山するしか取れるルートはなかった。

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とりあえずは笹目尾根を進む。尾根上には痩せた箇所があり、なかなかテクニカルな滑走が要求された。

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おまけに尾根上にはアップダウンもあり、フラットソールのメンバーは登り返しが面倒であった。そんな訳で、余計な時間が費やされる。

1799m小ピーク手前のコルから角小屋峠方面に進路を変える。適当な所から林道へ滑走したかったが、藪が阻む。角小屋峠のツアーコース合流点までは、無難に尾根上を進むことにした。

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角小屋峠からは栂平へツアーコースを逆行して下るが、雪が途切れているためスキーを担ぐ。

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雪がつながったところでスキーを装着する。下には林道が見えているので、そこまで滑り降りる。

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あとは林道を滑っていくだけだが、斜度が緩いので滑りが悪い。

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林道からの雪倉岳・朝日岳方面の眺め。

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林道上には雪切れ箇所が多く、何度もスキーの脱着を繰り返す。おかげで時間と体力を無駄に消費する。電波が通じた所で、ゲレンデで居残り練習中の現役部員に下山が遅れると連絡を入れる。おまけにブナなどの木の芽吹きにより,雪の上には大量の冬芽の殻が落ちていて、これが絶望的に滑らない。ほとんど歩いているのとスピードが変わらなかった。

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標高850mぐらいまで下ったところで、林道上の雪がなくなったので滑走終了。ここからはスキーを担いで林道を下る。すでに時刻は18時となっていた。そこから木地屋の車をデポした地点までは30分ほどであった。合計9時間の行動時間となり、想定よりも3時間以上も遅れての木地屋下山となってしまった。総距離は19kmだった。1人でゲレンデ練習をしていた現役部員に対しては、スキー場にて我々の帰りを19時まで待たせることになってしまい、たいへん申し訳なかった。

春になってから高温の日が多く、雪融けが急激に進んだことが今回は災いした。前半はステップソール板で快適であったが、後半は滑れず修行系となってしまった。地球温暖化という問題がベースにあると思われるが、このような春の急激な雪融けが今後は普通になってしまうのだろうか。

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