July 11, 2025

2週連続でのワンゲル部山小屋をベースにテンカラ釣り

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飛騨川橋谷の下山後は、月火と早めの夏休みを取得していたので、奥美濃にあるワンゲル部山小屋へ移動し、山小屋をベースに2週連続でのテンカラ釣行となった。

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山小屋の周辺では、ササユリやヤマオダマキなどの花が咲いていた。

先週は石徹白川の本支流を回ったが、今回は週末明けということもあり、週末に入った釣り人の影響が残っていそうだ。そうなると週末明けの月曜日は秘密のプライベート釣り場しかない。今シーズン初の巡視へ行ってみることにする。

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プライベート釣り場はアプローチが容易でないことから、一般の釣り人と競合することはまずもってない。藪沢ではあるが、テンカラ竿を振れる場所はそこそこある。

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今シーズン初ということで、イワナがまだスレていないのか、まずますの釣果だった。ただし、上流部は渇水気味で急激に毛鉤への反応が悪くなった。全体的に平水よりやや水量は少ない。増水するほどの雨が降っていないのか、岩が結構ヌメっていて、ラバーソールの沢靴だと結構滑る。先シーズンの大雪で倒木も結構多く、障害物を乗り越える場面が多かった。のんびり1日かけての釣りとなった。

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日中の気温が高かったこともあり、夕方にはにわか雨が降った。太陽が出ていての夕立だったので、狐の嫁入りの様相であった。

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夕立で涼しくなったので、早速、飲み始めることに。焼肉で独り夏休み宴会の予定だったが、年齢のせいか、前夜の寝不足のせいか、すぐに満腹となり眠気が襲ってきた。早々の就寝となったが、深夜に目が覚めてしまった。夜にまた降り出した雨は結構な降水量で、朝方まで続いた。

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翌日は、午後からは雨予報だったので、午前中だけの釣りとし、早めに帰路につくことにした。平日ということもあり、C & R 区間に入ろうと最下流部に向かうが、すでに車が1台駐まっていた。少々遅めの出発だったので先を越されたようだ。先行者は本流に向かっているかもしれないが、まだ入ったことのないC & R 区間の中流部で釣ってみることにする。前夜の大雨による増水が心配されたが、ほぼ平水であった。岩のヌメリも酷く、これまで増水するほどの雨は降っていないのかもしれない。

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この日はおニューのテンカラ竿も試してみた。柔らかめの竿だが、まあまあいい感じで振れる。

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あいかわらず厳しいC & R 区間だった。良型のヤマメを1匹釣りあげたところで終了とした。

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July 02, 2025

石徹白釣行記:ワンゲル部山小屋をベースにテンカラ釣り

今年はホームの高天谷にて沢シーズンをスタートしたが(2025年6月8日の記録)、雨天や仕事が入ったりで、その後は行けていない。6月の最後の週は天気も良さそうなので、休日出勤の代休を利用して金曜日からの3日間で、本格的には今シーズン初となる渓流釣りに行くことにした。行き先はワンゲル部山小屋がある奥美濃で、山小屋をベースに周辺の渓でテンカラ毛鉤を振る。なお、今シーズン最初のイワナは、ゴールデンウィーク明けに山小屋の衣替えに同行した際に、近所で山菜採りのついでに残雪の残る渓で釣り上げている。

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奥美濃にあるワンゲル部山小屋はちょうど分水嶺に建っており、日本海に流れる九頭竜川水系と太平洋に流れる長良川水系の両方の渓に気軽に行ける立地である。なお、山小屋の水源は長良川水系である。今回は九頭竜川水系である石徹白川の本支流を回ることにした。石徹白川の本支流で釣りをするならば、石徹白漁協で遊漁証を購入する必要がある。

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初日は平日の金曜日ということで、アプローチが容易な石徹白川支流のキャッチ&リリース区間に入ることにした。週末には競争の激しい渓ではあるが、平日であれば一番で入れる可能性は高い。周辺には田んぼがあり、田植え後の稲が若々しい緑色で美しい。

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午前中は下流部を探る。水に入ると、まだ結構冷たい。梅雨時ということもあり、やや水量も多い感じはする。

しばらく毛鉤を振り続けていくが、水温が低いのかなかなか反応がない。そのうちにアマゴらしいアタリは出るようになる。アマゴはすぐに毛鉤を放すようで、なかなかフッキングできない状況が続く。そんなときにアタリにアワセるとズシリと重い引きがあり、まったくラインが動かない。かなりの大物のようであり、持久戦を覚悟したが、突然毛鉤が外れてバレてしまった。たいへん残念だったが、逃した獲物は大きかったようだ。この辺りでは昨年の夏に尺ヤマメを釣ったことがあり、その時の光景が頭の中に蘇った。

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気を取り直して、毛鉤を降り続けると、アタリがあり、アワセると先ほどではないが、再び強い引きで結構魚が走る。取り寄せると、なんと尺サイズのニジマスだった。石徹白でニジマスを釣ったのは初めてだったので、昨年の尺ヤマメ以来となる驚きだった。あとで地元のテンカラ釣り師に話を聞く機会があり、大物のニジマスもいるようで、先ほどバラした大物もニジマスだったのかもしれない。

しかし、釣り人が喜ぶとはいえ、本来はこの河川にいない魚を放すのはどうかと思う。過去にダムができたことでヤマメが絶滅し、その後に長良川産のアマゴを放流し、それが定着した。最近は、元々生息していた九頭竜川産のヤマメを放流しているようだが、生物多様性の保全という点では問題がある。なぜならばアマゴとヤマメは容易に交雑してしまい、遺伝的におかしな系統が誕生してしまう。なぜヤマメが絶滅したのかという原因を考えてほしい。いろいろな魚種を放すのは種間競争という問題もある。この場所ではイワナが減った気がするのだが、どうだろうか。釣れる魚種や個体数だけでなく、生物多様性の保全という観点も漁協には考えてほしいと思う。

午後は上流部でも竿を出したが、アタリはあるものの、フッキングはできず、小さなアマゴが1匹釣れただけであった。

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早めに山小屋に戻ると、ワンゲル部OBのTさんたちが屋外ですでに飲んでいた、屋外の薪置き場にはアオダイショウが日向ぼっこをしていた。アオダイショウは山小屋内のネズミを食べてくれるので、山小屋の主としてOBOGたちから大切に扱われている。

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山小屋周辺に生えているウドはすっかり成長していたが、新芽を採ることはできた。

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夕食はTさんたちに飛騨牛のすき焼きをご馳走になった。ウドの新芽をすき焼きに入れてみたが、まるで春菊のような味になり、意外とすき焼きに合って美味しかった。

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2日目は、現役部員のスキー指導をしてくれているスキーヤーであり、私の教え子でもあり、フライマンでもあるSくんが合流し、石徹白川支流の山岳渓流に入ることにした。溪までのアプローチは長いが、その分、他の釣り人との競争は回避できる。

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山岳渓流ということもあり、テンカラの方がフライよりも分があり、イワナ祭りとなった。堰堤の巻きもあったりで、沢登り並みの運動量となった。

帰る時に本流でも竿を出したが、すぐに水量の多さで行き詰まり、それで終了とした。

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夕食は焼肉であったが、お互いに肉を買いすぎており、食べきれない量であった。

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最終日は、午前中だけということで、石徹白川本流に入った。本流の下流部は里川的で、川幅もあり、流れも緩いところが多く、遠投のできるフライの方が圧倒的にテンカラよりも有利であった。私もフライフィッシングの経験はあるのだが、こういう状況ではフライをチョイスしてもよいのかもしれない。

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私の釣果は、最初にテンカラ向きのポイントで出た良型のイワナだけだった。

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Sくんは4〜5匹ほどの釣果だった。源流部ではテンカラが有利だが、本流や広く緩い流れの支流ではフライが有利性を発揮できる。フライの方がテンカラよりも技術的には難しいが、河川の状況に応じて二刀流もありかもしれない。

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山小屋の網戸にとまっていたミドリヒョウモンのオス。

3日間ともボウズなしで、まずまずの渓流釣りのスタートが切れたように思う。今シーズンは沢登りと渓流釣りを同時並行で楽しんでいきたい。

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June 11, 2025

金剛山 高天谷左俣:3年連続となるワンゲル部員とのシーズン沢始め!

今シーズンの沢始めは、ホームの金剛山の高天谷にて、3年連続となるワンゲル部員との遡行であった。

【日程】2025年6月8日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷 左俣
【メンバー】ワンゲル部員3名、マメゾウムシ
【天候】曇りのち雨
【コー スタイム】高天彦神社駐車場12:50〜高天滝下12:59〜10m大滝下13:17~二俣14:39~郵便道(920m地点)15:41-59~高天彦神社駐車場16:43

週末に所要が入ったり、天気がパッとしないこともあり、立山か乗鞍での板納めを諦めて、今シーズンの沢のスタートを切ることにした。行き先は、沢シーズンスタートの定番となっているホームの金剛山の高天谷である。当初は単独での遡行を予定していたが、急遽、予定が空いた主将が同行することになり、3年連続となるワンゲル部員との沢始めとなった(2024年5月25日の記録)。なお、高天谷は昨年の9月5日以来の9ヶ月ぶりの遡行となる。

前日にワンゲル部OBOG会の総会があり、懇親会があったことから、スタートは遅めの正午過ぎとした。当日に、雨で急遽、大峰の前鬼川から転進してきたワンゲル部員2名が合流したこともあり、合計4名での遡行となった。

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高天彦神社の駐車場を12時50分にスタートし、高天谷7mから入渓した。

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高天谷は左岸にあるハシゴを使って高巻く。

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高天谷の上はゴルジュ状となり、奥に3m滝と背後の堰堤が現れる。

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3m滝と堰堤をまとめて右岸から巻く。

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沢が開けて、奥に大滝が現れる。かっては10m高さだったが、川床が土砂で埋まって、現在は8mぐらいの高さである。

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大滝は左岸から高巻く。

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大滝の上は崩壊地の通過となる。崩壊地を抜けると、沢は樹林の中に入り連瀑となる。この先の滝は全て直登可能である。

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倒木のかかる5m滝を直登する。2年生が登るときだけ、お助けロープを出した。

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ゴルジュ状の連瀑を直登で登っていく。

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途中に2mぐらいの小滝があり、少々イヤらしい。

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越えるのにムーブバランスが要求される。

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3度目のゴルジュ状となる。

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奥にトイ状5m滝が現れる。

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シャワーを浴びながら越える。流れに中のクラックに足や手を突っ込むジャミングが必要である。

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倒木で埋まった二俣に到着する。

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左俣へ進むと、すぐにラスボスの3段30m大滝が現れる。誰かが取り付けたのか、左側にロープが取り付けられていた。

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大滝は直登可能だが、1段目のホールドとスタンスが細かく、ヌメリもあって意外とイヤらしい。誰かが取り付けたロープを使ってもよかったが、ここはロープワークの練習も兼ねて、自前でロープを出した。

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トップで確保中の主将。

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4m滝を直登で超える。

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最後の4m滝も直登で越える。

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植林の中の緩やかな流れになる。しばらく沢を詰めると、上方に登山道が見えてくる。

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郵便道とよばれる登山道に出て、遡行終了である。下山中に雨が降り出したが、なんとか本降りになる前に駐車場に戻ることができた。

シーズン最初ということもあり、体にキレはなかったが、それでも沢は楽しかった。いい刺激を受けて、今シーズンの沢のスタートが切れたように思う。

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May 21, 2025

北海道・東北2025GWスキー遠征9:鳥海山 象潟口コースで鳥海湖往復

東北3日目に挑んだ鳥海山は、天気の回復が遅れ、新山までは到達でず、鳥海湖の往復となった。最終日は帰路につくのみとなり、鳥海山は今回の遠征における最後のスキー山行となった。

【日程】2025年5月5日(月)
【山域】出羽
【場所】鳥海山 象潟口
【メンバー】Y(ワンゲル部元主将)、マメゾウムシ
【天候】曇りのち晴れ
【装備】テレマーク2
【コースタイム】鉾立7:11〜賽の河原8:56〜御浜小屋9:53-12:08〜鳥海湖ボトム12:12-20〜1700m小ピーク12:41-50〜白糸の滝落口付近13:11-23〜鳥海ブルーライン滑走終了地点13:49-55〜鉾立14:18

八甲田山でのスキー山行の翌日は、悪天予報のため予定していた秋田での山行を中止し、鳥海山への移動のみとした。鳥海山も6年前の北海道・東北遠征以来となる。その時は湯ノ台口から行者岳を往復している(2019年5月4日の記録)。今回は鉾立から新山を目指すが、こちらは実に8年ぶりのルートである(2017年5月5日の記録)。

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移動途中で立ち寄った秋田の道の駅五城目のだまこ庵にて、五城目名物のだまこ鍋を昼食で食べた。だまこ鍋とは、きりたんぽ鍋のきりたんぽの代わりにだまこが入った鍋である。きりたんぽもだまこもご飯を擦りつぶしたものであるが、きりたんぽは焼いてあるところが違う。

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鳥海山の西側のアプローチである鳥海ブルーラインは17時〜8時は凍結の恐れのため通行止めとなる。新山を往復するならば、6時には出発したい、そのため前日のうちにゲートが閉まる17時前に鳥海ブルーラインに入り、象潟口の登山口となる鉾立に入っておく必要があった。鉾立は、強風で視界不良であった。夜には雷にあられも加わり、車中泊中の車もかなり揺れて、荒れた夜となった。

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翌朝は雨は止んでいたが、視界不良に強風のためしばらく出発を遅らせたが、日中の天気回復を見込んで、7時過ぎには鉾立を出発した。

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例年ならば鳥海ブルーラインを山形側に歩いたところから雪の斜面に取り付けるのだが、視界不良のため夏道からアプローチしたが、雪が繋がっておらず、スキーを担いで登る。

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雪が繋がったと思ってスキーを履いたら、

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また雪が途切れて、スキーを担ぐことになった。テレブーツだと実に歩きにくい。

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スタートしてから1時間ほどで、ようやく雪が繋がった。シール登行を開始するが、視界不良のためGPS頼りに進む。

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御浜小屋までなんとか来たが、同じ大阪からのテレマークの夫婦が建物の陰で風を避けて休んでいた。雪はクラストし、相変わらず強風と視界不良が治まらないので、我々もここで天気の回復待ちをすることにする。

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ツエルトを被って天気の回復を待つが、なかなか状況は変わらず、結局この状態で2時間も待機が続いた。

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気がついたら、ブルーラインの開通と共に上がってきた人たちも天気の回復待ちで御浜小屋に溜まりだした。

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様々なスキー板が並び、まるで試乗会のような状況となった。

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ようやくガスが晴れてきたが、2時間の待機で時刻はもう正午になっていた。残念ながら新山を往復するのは時間的に厳しい。

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目の前の鳥海湖に滑り込む。

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鳥海湖のボトムから見上げる。次々と待機していたスキーヤーやボーダーが滑り込んでくる。

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登り返す。もう一度、鳥海湖へ滑り込むことも考えたが、同行者のYが気乗りでないので、鉾立方向に戻ることにする。

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日本海へ向かって滑る。

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夏道寄りに入ってしまったので、白糸の滝を見下ろす断崖に出てしまった。

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少し藪を漕いで夏道に出る。

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夏道を少し下ると、雪の斜面に出た。このまま雪を繋いで鳥海ブルーラインまで滑れそうである。

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途中に藪が濃いところがあったが、スキーを履いたまま抜けられた。

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鳥海ブルーラインまで滑ることができた。

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鳥海ブルーラインを歩いて鉾立に戻る。

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20分ほどの歩きで鉾立に下山。

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下山後の山あるあるであるが、すっかり天気は回復し、鳥海山はくっきりと姿を現していた。

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遊佐にあるアポン西浜にて汗を流し、隣接するとりみ亭にて夕食を取った。私はアジフライ定食をチョイス。

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同行者のYは名物のトンタン麺をチョイスした。

翌日は悪天予報だったので、ゆっくり1日使って帰路についた。無事帰宅して、のべ12日間の旅が終わった。今回の遠征で有料道路を利用したのは、近畿道松原IC〜名神京都東ICの往復分と、一般道が事故で通れなかったために利用した北陸道親不知IC〜朝日ICだけだった。あとは一般道か自動車専用道路の無料区間だけである。大雪の中での知床から留萌への300km以上の移動はキツかった。

予定では、北海道で6座、東北で4座の計10座の山を登って滑るはずだったが、天気に恵まれず、山頂に立てたのは3座のみだった。不満が残る結果ではあるが、それでも北海道で5座、東北で2座の計7座は滑ることができたのはよかったのかもしれない。一般的な雪山登山であれば、ピークハントに重きがあるだろうが、スキーは滑ることが一番の目的である。ピークハントに失敗しても、滑走は楽しめるのがスキー登山の利点であるだろう。若い同行者にも良い経験になったはずである。

今回のツアーの一番の目的は、海別岳、羅臼岳、知西別岳など知床の山を登って滑ることだったが、滞在中の知床の天気が悪く、滞在中に知床横断道路の開通はなく、斜里岳にしか行くことができなかった。年齢と体力のこともあるので、できるだけ早く、できれば来年にリベンジできればと思う。

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May 20, 2025

北海道・東北2025GWスキー遠征8:八甲田山 大岳環状ルート

4月26日の夜に苫小牧に上陸して始まった北海道滞在は、5月2日の夜に青函フェリーにて函館を離れて終了した。続きは、GWは2019年以来となる東北に場所を移して、6年ぶりの八甲田山でのスキー山行から始まった(2019年5月2日の記録)。

【日程】2025年5月3日(土)
【山域】八甲田
【場所】八甲田山 大岳環状ルート
【メンバー】Y(ワンゲル部元主将)、マメゾウムシ
【天候】曇りのち晴れ
【装備】テレマーク2
【コースタイム】酸ヶ湯公共駐車場7:25〜仙人岱ヒュッテ9:10-49〜八甲田大岳11:01-20〜滑走〜大岳環状ルート東標高1340m11:33-53〜大岳避難小屋12:26-48〜酸ヶ湯温泉13:39〜酸ヶ湯公共駐車場13:47

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5月2日に函館港23:30発のフェリーに乗り込み、翌朝の3時20分に青森港に到着した。フェリーではしっかり寝られたが、同行者のYは寝られなかったようだ。青森港では強めの雨が降っていたが、日中には回復する予報のため、当初の予定通りに八甲田山に行くことにした。明るくなるまでの時間潰しとして、Yはコインランドリーで洗濯、私は車中で仮眠とした。明るくなるにつれて、雨も次第に弱くなっていった。

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コンビニで朝食を取ってから、酸ヶ湯温泉へ移動した。酸ヶ湯公共駐車場に7時前に到着したが、まだ駐車場は空いていた。今回はここから大岳環状ルートの計画だが、八甲田大岳へも登って滑ることを考えている。6年前も同じ計画だったが、その時は悪天のため山頂は踏めなかった(2019年5月2日の記録)。雨は止んだが、風はまだ強かった。

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大岳環状ルートを反時計回りでスタートする。

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沢状の地形を登る。

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上部はまだ視界不良で風も強かった。

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仙人岱ヒュッテで天気の回復を待つことにする。

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仙人岱ヒュッテには石油ストーブがあるが、燃料は利用者が持ち込むことになっていた。

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40分ほど待機していると、ガスが晴れだし、大岳が姿を現した。

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目の前の斜面も魅力的である。

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大岳の急斜面を登る。

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クラックがあり、通行に要注意だった。

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急斜面を登り切ると目の前には大岳の山頂と火口が現れた。夏道をスキーを担いで登った方が楽だったかもしれない。

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山頂部には雪がなかったので、スキーを外してピークを踏んだ。暑寒別岳以来のピークハントであり、八甲田大岳は実に11年ぶりの山頂となった(2014年4月29日の記録)。

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山頂から南方向の展望。

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山頂から東方向にはピラミダルな高田大岳が目立つ。

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シールを外して大岳の大斜面にドロップする。

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大岳環状ルートまで滑ったら、再びシールをつけて進む。

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仙人岱ヒュッテと大岳をはさんで反対側にある大岳避難小屋に着く。少しばかり休憩を取る

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大岳避難小屋の方が仙人岱ヒュッテよりは若干内部は広い感じがする。大岳避難小屋からはシールを外して滑走に入る。

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毛無袋湿原を滑る。

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宮様ルートに入る。この辺りからストップ雪となる。

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最後は酸ヶ湯温泉へ滑り込む。

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無事帰還。久しぶりに酸ヶ湯温泉に入りたいところだったが、名物の千人風呂は混浴のためYは乗り気ではなかった。惜しいがそのまま南に移動することにした。

東北1日目は、天気予報通りに天気が回復してくれて、大岳の山頂も踏め、大斜面の滑走もできた。同行者のYにとっても充実したスキー山行となったようだ。幸先の良いスタートが切れた東北1日目だったが、残念ながら翌日は悪天予報であった。

北海道・東北2025GWスキー遠征9につづく

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北海道・東北2025GWスキー遠征7:函館への移動

ニセコイワオヌプリが強風ホワイトアウトのため途中撤退となり、下山がかなり早かった。その日の夜の23:30に函館港発のフェリーに乗船する予定であるが、時間はかなりある。五色温泉でまったり湯治をしてから、のんびり下道で函館まで移動することにした。

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長万部に出ると、賑わっているラーメン屋が目に入った。店名は、浜ちゃんぽん三八飯店長万部本店である。北海道でちゃんぽんではあるが、入ってみることにした。北海道3杯目のラーメンとなる辛味噌ホルモンラーメンを食べたが、なかなか美味しかった。同行のYは浜ちゃんぽんを注文したが、イカ、ホタテ、ホッキ、エビなど大きな魚介類がゴロゴロ入っていた。あんかけ焼きそばも人気があるようだ。

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道の駅 You遊もりでの休憩ついでに隣接するオニウシ公園を歩いてみたら、桜が満開だった。

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森町の町民憲章とのこと。

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近くにある青葉ヶ丘公園にも行ってみた。こちらでは桜祭りが開催中であった。

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森小町というサクラの品種があった。

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道の駅 You遊もりに戻って、展望ラウンジより、駒ヶ岳と桜。絶景である。

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桜と噴火湾の眺め。

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大沼にも立ち寄った。

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大沼からの駒ヶ岳。森町とは反対側から見た駒ヶ岳は山の形が異なる。

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遊歩道からの大沼。

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函館市街はインバウンド客で満員御礼のようで、仕方なく少し郊外にある回転寿司根室花まるポールスター函館店に行った。北海道らしいネタもあり、新鮮で美味しかった。

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最後はかに汁で締めた。

夜は激しい雨となったが、予定通りに函館港11:30発のフェリーに乗船した。翌日からは東北行脚である。

北海道・東北2025GWスキー遠征8につづく

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May 19, 2025

北海道・東北2025GWスキー遠征6:ニセコ 強風ホワイトアウトで撤退のイワオヌプリ

北海道滞在最終日は、ニセコ五色温泉からイワオヌプリを目指すが、強風ホワイトアウトのため早々と撤退となり、五色温泉で湯治となった。

【日程】2025年5月2日(金)
【山域】道央 ニセコ・羊蹄山
【場所】ニセコ イワオヌプリ
【メンバー】Y(ワンゲル部元主将)、マメゾウムシ
【天候】曇り時々雪
【装備】テレマーク2
【コースタイム】ニセコ町五色温泉インフォメーションセンター8:16〜五色温泉園地お花畑駐車場8:26〜イワオヌプリ方面標高960m地点9:11-24〜ニセコ町五色温泉インフォメーションセンター9:44

いよいよ北海道滞在も本日だけである。夜には函館港からフェリーに乗り、青森港に渡る。悪天予報ではあったが、とりあえず予定していたニセコへ行き、五色温泉からイワオヌプリを目指すことにする。ニセコは昨年の2月に五色温泉泊で周辺のスキーツアーも行っただけでなく(2024年2月18日2024年2月19日の記録)、今年の3月にもチセヌプリスキー場から長沼を往復している(2025年3月20日の記録)。前日の羊蹄山スキーの後に偵察していることもあり、駐車場からシール登行が可能のであることは確認している。

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ニセコ町五色温泉のすぐ上にあるインフォメーションセンターに駐車する。前日の快晴が嘘のように上部の視界が悪く、風も強かった。30分ほど待機するが、状況は変わらないので覚悟を決めて出発することにする。

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車道をシール登行で進むと、10分ほどで五色温泉園地お花畑駐車場に到着する。

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五色温泉園地お花畑駐車場からは車道を離れて、イワオヌプリ方向への尾根に取り付く。上にはガスの中である。

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すぐに強風ホワイトアウト状態になる。GPSを頼りに登るが、標高960m地点で地形もわからなくなり、これ以上登るのは無理と判断する。

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ちょうど岩があり、その上の平坦地でシールを剥がして滑走へ。

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10mぐらいは視界があるので、酔うことなく、なんとか滑ることはできた。1時間も登っていないので、あっという間に五色温泉園地お花畑駐車場に戻った。

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無事駐車場に無事

帰還。

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下山が早かったので、五色温泉で湯治となった。老舗ということもあり、日帰りでの入浴料は800円であった。30年前の札幌在住時から馴染みの温泉であるが、昔はもう少し安かったと思う。ニセコ周辺の物価高に比べれば、まだ安い方かもしれない。入浴を終えると周囲の視界が多少は良くなっていたが、山はこんなものである。

これで北海道でのスキー山行は終了である。予定では、北海道で6座を登って滑るはずだったが、天気に恵まれず、山頂に立てたのは3座のみだった。不満が残る結果ではあるが、それでも5座を滑ることができたのはヨシとするべきか。知床横断道路が開通したのはこの日であった。知床はできれば来シーズンにリベンジしたいと思う。

北海道・東北2025GWスキー遠征7につづく

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北海道・東北2025GWスキー遠征5:真狩コースから後方羊蹄山

北海道4座目となる後方羊蹄山は真狩登山口から往復の予定だったが、前日の暑寒別岳の疲れが残っていたのか同行者の体調不良により、残念ながら1140m地点までの往復となった。

【日程】2025年5月1日(木)
【山域】道央 ニセコ・羊蹄山
【場所】後方羊蹄山
【メンバー】Y(ワンゲル部元主将)、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2
【コースタイム】真狩キャンプ場登山者駐車場6:52~1合目標高500m7:29~南コブ分岐7:46~1050mテラス10:14~1140m地点(引き返し地点)10:43-11:06~二合目(標高580m滑走終了地点)11:36-59~真狩キャンプ場登山者駐車場12:32

最高のスキー日和となった暑寒別岳の翌日も好天が期待された。ロングルートである羊蹄山を登って滑るには都合がよい。羊蹄山は、6年前の遠征時にも視界不良の中を外輪山までは登っている(2019年5月1日の記録)。また昨年の2月にも雨の後に氷化した状態の中を標高900mまでは登っている(2024年2月20日の記録)。

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6時過ぎに真狩キャンプ場の登山者駐車場に着いたが、平日であるためか、我々の他には車は駐まっていなかった。無風快晴で羊蹄山の姿も山頂までくっきりと見える。今回の遠征で朝から天気がよかったのは、この日が最初であり最後であった。

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雪がないので、シートラでスタートする。

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真狩コース登山口も雪はなし。6年前は雪はあったが、繋がってはいなかった。今回の方が残雪は少ない感じがする。

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エンレイソウの花が咲いていた。

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1合目を通過するが、雪はまだ繋がらない。6年前は1合目から雪が繋がり、シール登行を開始できた。

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1合目半である南コブ分岐から雪が繋がりだしたので、シール登行を開始する。

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ひたすら登りが続く。途中で大学生らしい3人パーティに抜かれる。

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ここを登り切ると、1050mテラスである。前日の暑寒別岳の疲れが残るのか、同行のYの調子が上がらない。

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正規のルートは1050mテラスから右に回り込むように進むが、大学生たちが左に進んだので、我々も様子を見に行ってみると、オープンバーンが現れた。

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Yの体調がイマイチなので、きのこ雪が残るこのバーンで遊ぶことにする。大学生らしき3人は1つ尾根をはさんだ右のバーンで遊んでいた。

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登ってみるが、結構急であった。落石もよく転がってくる。

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落石のリスクとYの体調を考えて標高1140mまでとした。

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テレマークターンを決めるY。


マメゾウムシの滑り。

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そのまま樹林帯へ滑り込むが、4人ぐらいのアジア系外国人らしき人たちが登っていた。彼らはストックやピッケルをもたず、ザックも担いでいなかったりで、明らかに雪山に来る服装と装備ではなかった。そもそも登っているところが正規のルートではない。少々危惧を感じたが、特に声をかけることはしなかった。その日および翌日も羊蹄山で救助案件はなかったことから、おそらく無事に下山したものと思われる。なお、5月12日のことであるが、イギリス人国籍の男女が軽装で登って動けなくなって救助されるという遭難案件があった。残雪期の山はアプローチに雪がないことから、安易に登ろうとする人たちがいることも確かなようだ。残雪期の山に登るならば、それなりの装備と技術は必要であることを、登山口に掲示するぐらいは必要なのかもしれない。

(追伸 5月17日放送のサタデーステーションで春山登山のリスクについて放送されました。その放送の作成過程において、この時期の羊蹄山の状況について情報提供し、このブログで使用した動画と写真が放送で使用されました。)

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二合目まで滑り下りてきたら、あとはうまく雪をつなげてどこまで滑れるかであったが、やはりシール登行を開始した南コブ分岐の少し下で雪が途切れて強制終了となった。

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スキーを担いで下山する。

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雪融け水で登山道が川のようになっていた。山頂までは行かず、1140mまでの往復だったので、思いのほか早い下山となってしまった。無風快晴の貴重な1日だったこともあり、個人的には山頂まで行きたかったが。同行者がいる以上は相手に合わせなければならない。

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早い下山で時間が空いてしまったので、以前にも行ったことのあるニセコのスープカレー屋つばらつばらへ行くことにした。同行者Yが北海道滞在中にスープカレーを食べたいと言っていたので、ちょうどよい機会となった。ニセコ価格で少々値段は高めだが、日本人客には1割引してくれる。味は標準的と思われるが、Yには物足りなかったようだ。

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夕方に道の駅真狩フラワーセンターから撮影した羊蹄山。無風快晴で気温も高めで安定した天気の1日だったが、今回の遠征で1日中天気が良かったのはこの日だけだった。北海道滞在もあと1日を残すのみであるが、翌日は悪天予報である。ニセコでのスキー山行を予定しているが、少しでも滑れるだろうか。それとも函館への移動のみとなってしまうだろうか。

北海道・東北2025GWスキー遠征6につづく

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May 18, 2025

北海道・東北2025GWスキー遠征4:暑寒別岳

晴天が期待できない知床から300km以上の移動をしてたどり着いた道北の暑寒別岳は見事に期待に応えてくれた。

【日程】2025年4月30日(水)
【山域】道北・増毛
【場所】暑寒別岳
【メンバー】Y(ワンゲル部元主将)、マメゾウムシ
【天候】曇りのち晴れ
【装備】テレマーク2
【コースタイム】暑寒荘7:24〜593m小ピーク付近8:39~855m付近9:51~1225m付近11:16~暑寒箸別分岐12:24〜暑寒別岳12:36-52~暑寒箸別分岐13:02-11〜960m地点13:40-49~593m小ピーク付近14:08~暑寒荘14:27

悪天が続く知床を見切り、前夜は、早く天気が回復すると思われる北海道の西へ大雪の中を300km以上も移動した。ようやく留萌に到着したのは日が変わるぐらいの時刻だった。昨夜は大雪の中の運転で疲れたこともあり、お酒を飲まずに寝たせいか、睡眠時間の割にはしっかり深い睡眠が取れたようだった。

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朝に留萌から増毛へ移動し、7時ぐらいに暑寒別荘に入った。暑寒別岳は、6年前のゴールデンウィーク遠征の時にも、同じ日に山頂からスキー滑走をしている(2019年4月30日の記録)。暑寒荘周辺の積雪量は、6年前とほぼ同じぐらいだろうか。この日の天気回復を期待してのことか、平日にもかかわらず、すでに何台かの車が駐まっており、我々の後からも何台か車がやって来た。流石は北海道のバックカントリーでは人気の山だけある。

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他パーティが続々と出発していくのに少し遅れて我々も出発した。駐車場からシール登行にて、まずは林道を進む。

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樹林帯にはツアー標識があり、視界不良時には助かる。

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途中で林道を離れて、暑寒別岳から北に長く延びる尾根上にある593m小ピークに向けて樹林帯を登る。

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尾根に出る。

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途中でガスが広がり、一時的に視界が悪くなる。

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少しするとガスが晴れてきた。

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下界は雲海の下である。

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滝見台を通過する。滝については確認しなかったが、6年前も滝は見えなかった。

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1225m小ピークを東側から巻くと、最後の急登に入る。

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気温は低めで、雪がまだ緩みきっていないこともあり、所々にクラストした箇所があった。滑らないように注意が必要ではあったが、クトーを装着するほどではなかった。

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急登を登り切ると、奥に暑寒別岳の山頂が現れる。山頂周辺は6年前よりも雪が少ない感じがする。

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10分少しほど凍った平坦地を進んで、暑寒別岳に6年ぶりの登頂となった。6年前と比べると登りに要した時間が30分も増えていた。その当時と比べると明らかに体力が落ちているのを感じる。山頂は風は強めで気温は低めだったが、すっかり天気は回復し、知床からはるばる移動した甲斐はあった。

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北西方向に、浜益岳、浜益御殿、雄冬山、群別岳の眺め。次回はこの辺りの山も滑ってみたい。

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南方向の展望。

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南東方向の眺め。

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シールをつけたまま急斜面手前まで戻ってから滑走に入る。

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大斜面へドロップ! クラストあり、新雪ありで、少々テクニカルな滑りが要求されたが、問題はなかった。

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シュプールだらけとなった斜面を振り返る。

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風が強かったのは山頂部のみで、その後の尾根上の滑りは雪も緩んでおり、余裕を持って滑りが楽しめた。

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新雪滑りも楽しめた。

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日本海に向かって滑る。

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最後は樹林他を滑って暑寒荘に下山。

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下山後は、増毛にある最北の酒造である国稀酒造へ日本酒を買いに立ち寄る。

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2025年春の限定商品。

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生酛純米と新酒本醸造原酒を購入した。その後、増毛町にある岩尾温泉あったま~るで汗を流した。入浴料金は500円と旅人にも優しい価格で嬉しかった。翌日は後方羊蹄山を予定しているため、入浴後は札幌経由にて真狩へ200kmほどの移動となった。

暑寒別岳は、今回の遠征を振り返ると、最も充実したスキー山行となった。悪天が続くであろう知床を見切って、はるばる300km以上を移動した甲斐はあった。体力の衰えで以前に比べると登りには時間を要するようになってしまったが、滑りは余裕を持って楽しめた。来年も同じような遠征ツアーを行うつもりならば、もう少しトレーニングをしっかりするべきだろうか。

北海道・東北2025GWスキー遠征5につづく

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北海道・東北2025GWスキー遠征3:悪天による知床観光から、大雪の中での300km以上の移動

斜里岳から下山後は知床のウトロに移動したが、翌日は朝から生憎の悪天であった。みぞれに強風を伴っていた。知床横断道路が開通していれば、羅臼岳か知西別岳を予定していたが、悪天続きで開通は遅れそうである。海別岳は少し歩けば雪が繋がっているようだが、この天気で行っても悪天に視界不良ですぐに引き返すことになりそうだ。この日は休養日ということで、知床観光とした。知床を観光するのも2016年11月以来となるので、実に9年ぶりのことである。

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まずは知床自然センターへ。知床自然センターは周辺散策の入口となっており、知床の自然やヒグマ出没などの最新の情報が得られる。

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雨が止みかけていたので、知床自然センターから歩いて行けるフレペの滝へ行ってみた。地形は迫力があるが、滝の水量は少なかった。

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今回の遠征で登るはずだった羅臼岳は雲の中だった。

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エゾシカの群れが人を気にせず、草を食んでいた。

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知床五湖にも行ってみたが、風雨が強く、売店にて雨宿り。

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仕方なく、売店で鹿肉バーガーと鹿肉まんを食べて昼食とする。風雨は弱まらず、高架木道も歩けず、駐車場代500円が高くついた。

翌日の知床の天気は相変わらず悪いため、知床に見切りをつけ、翌日の日中には天気が回復する予報の北海道の西に位置する暑寒別岳に計画を変更することにした。これから300km以上の移動となる。

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ウトロの入口にあるオシンコシンの滝。大雨で水量は多く迫力があった。

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移動途中の小清水町のラーメン太郎山にて北海道2杯目のラーメンは辛い系の地獄の2丁目ラーメンの味噌味にて。麺は縮れ麺で札幌ラーメン系か。旨辛で美味しくいただけた。

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それからがたいへんで、まさかの大雪の中の移動となった。決して山間部というわけでなく、住宅地でも雪が積もる悪天だった。北海道とはいえ、ゴールデンウィークでは峠箇所を除けば珍しいことである。留萌に着いたのは日が変わるぐらいの時刻だった。300km以上の移動はかなりしんどい運転となった。

北海道・東北2025GWスキー遠征4につづく

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