January 07, 2023

新年初滑りは毎年恒例の白馬スキー

年末のワンゲル部山小屋合宿を終えた後は、毎年恒例の白馬へ転進した。

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車中泊で年越しした我々は、元旦は白馬への移動のみとした。平湯・安房トンネル経由で下道を200km移動したが、途中の平湯手前の久手牧場の入口には、猫岳に向かうトレースと、前日に付けられたと思われるシュプールが残っていた。ちょっと行ってみるかと、同行のワンゲル部主将に聞いてみたが、どうも乗り気でない。残念ながら、ここは素通りすることにした。

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新年最初のランチはステーキ宮豊科店にて、元旦からステーキをいただいた。

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空にはハヤブサかチョウゲンボウか、猛禽類が1羽飛んでいた。

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夕方にペンションハスキー入りし、毎年恒例の正月メンバーと合流した。メンバーはテレマーカーでもあるが、無雪期はトレラン界で活躍する人たちである。夜はもちろん宴となった。久しぶりに暖かい部屋でのベッドでの就寝となった。

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正月は冬型が強まり、山は荒れるという天気予報のため、翌2日は白馬乗鞍スキー場にて、主将と2人でゲレンデ練習とした。他のメンバーは裏コルチナを滑るという予定であった。私と主将も同行を考えたが、ゲレンデのオフピステ斜面で転けまくる主将を見て、まだ時期早々と判断した。もし裏コルチナに行ったならば、主将にはかなりの修行になってしまうだろう。

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夜は「コードネーム」というゲームを楽しみ、お酒に酔いながらも真剣に頭を使った。

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白馬滞在最終日は、バックカントリーもしたいという主将の希望があり、コルチナスキー場から雨中ゲレンデへ滑りに行くことにした。

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雨中ゲレンデは廃止されたゲレンデで、オフピステ好きの遊び場になっている。もちろんシールやビーコンなどのバックカントリー装備は必携である。

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主将が滑り出す。テレマークしている!

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転けながらも下りてくる。

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雪まみれになりながらも、ボトムに滑り込んだ主将。

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シールで登り返して滑るを繰り返す。天気も想定よりだいぶ良く、晴れ間も見えた。

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最後に登り返して、コルチナスキー場に戻る。これで正月白馬スキーは終了である。

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北陸周りの下道にて帰路につく。途中、あげ藤にて夕食を取る。ご飯、味噌汁、キャベツはお替わりし放題である。各1回ずつお替わりしたことは言うまでもない。

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帰路途中、越前大野で車中泊。

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越前大野に立ち寄った目当ては、伊藤順和堂のいもきんつばと、荒木商店の無添加の3年物の味噌であった。

今シーズンも何とかスキーシーズンのスタートを切れた。

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January 06, 2023

謹賀新年2023 & 年末のワンゲル部山小屋合宿報告

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遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

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昨年末は、ワンダーフォーゲル部が奥美濃に所有する山小屋をベースにした毎年恒例の年末山小屋合宿に、ワンゲル部員へのスキーと雪山の技術指導のために同行した。雪下ろしも合宿の目的の1つだったが、早く入舎した先着隊が済ませてくれていた。

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1日目は、山小屋に隣接するスキー場にてスキー練習である。まったくのスキー初心者が3名に、スキー経験者が4名いたが、初心者はスキー準指導員資格をもつSくんに指導をお願いした。ちなみにSくんは私の大学における教え子である。

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経験者4名には、私がテレマークスキーの指導を行った。主将については昨年からテレマークスキーを教えているが、他の3人は初めてテレマークスキーを経験する。我がワンダーフォーゲル部は、特にアルペンスキーやボードで上級者でない限りはテレマークスキーを使ったバックカントリーを目指してもらう。やはり最初のうちは、みんな、なかなか膝に前後差をつけられない”なんちゃってテレマーク姿勢”になってしまう。それでも1日の終わりにはテレマーク姿勢らしくはなっていた。新たに誕生した若手テレマーカー3人であるが、シーズン中はゲレンデにてしっかりテレマークスキーの基本を練習して、春には残雪の山を滑れるぐらいにはなってほしいものである。

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私にとっては、ようやく今シーズンの初滑りだった。

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夕食の準備をするワンゲル部員たち。

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ワンゲル部員7名以外にも、OBが2名、私の教え子のSくん、そして私の山仲間が5名入舎していたので、計16名と賑やかだった。おかげでお酒も進んだ。

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2日目は、山小屋の裏山へバックカントリースキーツアーへ。

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構成は、テレマーク7名、ATスキー2名、スプリットボード1名の総勢10名。裏山にこんな大人数でスキーツアーに行くのは初めてのこと。ワンゲル部現役部員3名は、先シーズン4月の大日ヶ岳でのバックカントリーデビューに続いての新雪デビューとなった。

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やや重めの湿雪だったが、そんなに悪くはない雪で、何回も登り返して滑りを楽しんだ。

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スキー初心者と経験の浅いメンバーは、ゲレンデにて前日に引き続いてスキー練習を行った。

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その夜はワンゲル部員たちに雪上テント泊も経験してもらった。

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夜は主将によるギターの弾き語りもあった。

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最終日である3日目は大晦日であり、早い時間に帰路につくメンバーもいたが、私をはじめとする4人で再び裏山へスキーツアーへ。滑る斜面はいくらでもあるので、前日とは異なる斜面を滑ることにした。

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前日と比べると、日射の影響を受けた斜面はだいぶクラストしていたが、樹林の中にはまだパウダーが維持されていた。ただし、新雪経験の浅いワンゲル部員には少々難しかったもよう。何度も転んでも、楽しいと言ってくれるから嬉しい。これでワンゲル部の年末合宿は終了である。事故や怪我もなく終えたことに感謝する。

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新年は白馬へ転進である。車中での年越しとなったが、年越し蕎麦だけはしっかりいただいた。

裏山スキーツアーに参加したメンバーが撮った動画を編集しました。滑走の様子はこちらをご覧ください。

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December 27, 2022

雪の金剛山でワンゲル部主将が歩荷トレ

2週間前は積雪がなかった金剛山だが、先週に引き続いての全国的な寒波到来で金剛山の積雪もだいぶ増えたようだ。そんな金剛山の雪詣でを兼ねて、ワンゲル部主将の歩荷トレに付き合ってきた。

【日程】2022年12月25日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【山名】金剛山
【メンバー】Yuka、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】青崩9:10〜セト11:12-27〜山頂広場12:24-57〜金剛山(葛木神社)13:04〜ちはや星と自然のミュージアム13:39-55〜伏見峠14:05〜久留野峠14:30〜金剛山ロープウェイ前バス停15:08

2週間前は積雪がなかった金剛山だが、先週に引き続いての全国的な寒波到来で金剛山の積雪もだいぶ増えたようだ。ちょうどワンゲル部主将が歩荷トレをしたいということで、そのトレーニングに付き合いがてら、金剛山の雪詣でをすることにした。歩荷トレなので、登るルートは長い方がよいだろうということで、久しぶりに青崩道を登ることにした。山頂到着後は紀見峠までダイトレを縦走する予定とした。

青崩へのアクセスは、富田林駅から金剛バスの水越峠行きに乗車し、葛城山登山口で下車する。雪の金剛山に行きたい人が多いのか、雪道でのマイカーの運転を避けたのか、バスは混雑した満車状態であった。この日は国道309号旧道が積雪路となっているため、バスは水越峠手前の葛城山登山口止まりとなっていた。ただし、水越峠方面へ行く乗客については、309号旧道の入口である青崩までは乗車させてもらえたので、少しばかり歩く距離は節約できた。

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主将は25kgの歩荷でスタートだが、私は年齢の功もあり、普段の日帰りハイク装備とした。

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ゆっくり登る我々を、後ろからパンダが追い抜いていった。金剛山でパンダを目撃するのは初めてのことだった。

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標高を上げるにつれて、積雪も多くなっていく。風がないせいか、思ったよりは寒くはない。

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雪化粧した木々は美しい。

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山頂広場に到着。気温は−1℃で、それほど低くはない。青崩から3時間もかかったのは、歩荷トレとはいえ、ちょっと時間がかかりすぎのような。こちらは息が上がることなく、楽に登れたのはよかった。雪の金剛山は人気があるのか,多くのハイカーで賑わっていた。この日はクリスマスでもあったので、トナカイやサンタのコスプレをしたハイカーもいた。山頂広場には積雪時期恒例の雪山が作られていた。我々はしばらくランチ休憩とする。主将は、歩荷してきた水を捨てて、ここからは身軽となった。

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山頂の葛木神社にもお参りする。トレイルランナーはこの状況でも短パンが多い。積雪は山頂部で20〜25cm程度で、雪山経験者で雪に慣れていれば、アイゼンなしで登れる。

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山頂のブナ林方面に進むと、ヤマガラ、コガラなどのカラ類がたくさん集まっていた。どうやら餌付けされているようだ。

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ヤマガラ

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コガラ

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ゴジュウカラ

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なんと手を差し出すと、ヤマガラが手のひらに乗ってきた。ナッツを手に乗っけた人の手のひらには、次々とヤマガラやコガラがとまって、ナッツをついばんでいた。その餌付けを学習してしまっているようで、手のひらを差し出すだけでも乗ってくる個体がいる。小鳥たちと戯れていたら、だいぶ時間を費やしてしまった。

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主将が行ったことがないというので、ちはや星と自然のミュージアムにも久しぶりに寄り道した。

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こちらにも手乗りコガラがいた。時刻はすでに14時。紀見峠までの縦走は時間的に日没に間に合わないかもしれない。

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ほぼ空荷となった主将はスピードアップしたが、私は新型コロナウイルスの4回目ワクチン接種から3日目ということもあり、どうも息が上がりやすく、旨に違和感もあった。久留野峠からの急登を見ると、つい大事を取る方を選んでしまった。予定よりもだいぶ時間が遅れていて、紀見峠まで行くとヘッデン下山となりそうだったということもある。久留野峠からは金剛山ロープウェイバス停に下山することにした。

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主将は下山しながら雪だるまを作っていた。帰りのバスも満席であった。

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帰りがけに、河内長野駅のお菓子のデパートよしやにてカールを久しぶりに見かけたので、思わず購入してしまった。子どもの時に食べた懐かしいお菓子である。

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下山後は、久しぶりに大紀水産にて一杯!

先週の府庁山に引き続き、今シーズンの雪山は低山雪山ハイクからスタートとなってしまった。年末はいよいよ初滑りとスキーを使った登山ができる。

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December 07, 2022

ワンゲル部山小屋の冬支度

先週末は、奥美濃にワンダーフォーゲル部が所有する山小屋の冬支度を、ワンゲル部のOBOGおよび現役部員と共に行ってきた。

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日曜日は天気が悪い予報だったので、天気の良い土曜日のうちにほとんどの作業はやっておきたい。山が呼んでいるが、そこは我慢する。隣接するウイングヒルズ白鳥スキー場は人工雪にてオープンしていたが、ここ最近の気温の高さと雨によって雪融けが進んでしまい、いったんクローズしてしまった。おかげでスキーの誘惑を受けずに済むのはよい。

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雪に埋もれない上部に発電機の移動を行ったり、

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薪の移動を行った。山小屋の雪囲いもしっかり行った。

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改修によって出た廃材を燃やす。

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暗くなると、まるでキャンプファイヤーであった。

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一通りの作業を終えると、すでに夕の良い時間であった。早速、始めるとする!

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現役部員が鍋を作っていたが、つまみが必要なので、アンガス牛のサイコロステーキを焼く。そこそこ酔いが回ったところで、宴はお開きになった。

翌日は、朝から小雨がパラついていた。水源など山小屋周辺の見回りを行った。

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山小屋周辺に作られたクマ棚の調査も行った。ツキノワグマは、樹上で木の芽や実などを食べる際、枝をたぐり寄せて採食する。その時に折れた枝が樹上に鳥の巣のように積み重なったものをクマ棚という。折られた枝は落葉しないため、樹木の落葉後にはその残った枯葉が目立つ。そのため晩秋の落葉後の時期はクマ棚が確認しやすい。今回は、はっきりしたクマ棚は1つしか見つからなかった。どうやら今シーズンは山小屋周辺にはクマはあまり近づかなかったようだ。最初のコロナ禍の年は自粛ムードで人が山に入らなかったこともあり、スキー場のゲレンデや山小屋の周辺に多数のクマ棚が作られていた。どうやら、人の活動に応じてクマも活動範囲を変えているようだ。

あとは雪が降ってくれるのを待つのみ。年末のスキー合宿までには充分な積雪があることを祈りたい。

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November 30, 2022

河内長野 横谷の岩場 奥立岩:ワンゲル部主将とクライミング

立山初滑りの便りが気になるこの頃だが、雪が少ないこともあり、わざわざ遠出してまでも滑りに行くことはないだろうということで、今週末は立山行きはやめることにした。代わりに、難しい岩場を登ってみたいというリクエストがちょうどワンゲル部主将からあったので、主将の練習に付き合うことにした。私が顧問をしているワンゲル部ではクライミング練習を時々行っているが、本格的なクライミングというよりかは、縦走時に出遭う岩場を安全に通過するための基本的な岩場技術を身につけることが主な目的であった。よって行く岩場は、初心者向きの易しい岩場ばかりであった。今回、もっと難しい岩場を登ってみたいというので、ワンゲル部顧問と主将との師弟コンビにて、河内長野の横谷の岩場にある奥立岩に行ってみることにした。私は最近の体重増加で難しいルートは登れないので、主にビレイヤー担当である。

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まずは下部にある初心者向きの岩場であるゲートロックでウォーミングアップ。こちらは過去に何度か登っていることもあり、問題なくリードで登る主将であった。

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次は上部にある今回の目的である奥立岩へ行くと、結構多くのクライマーが岩に取り付いていた。奥立岩の右側の5.7〜5.8ぐらいのルートを何本か登る。それからさらに右奥のルートへ。ここは登れたが、見た目より難しかった。

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その上のルートは難しく、途中敗退。彼女は5.7や5.8レベルのルートは登れたが、それ以上のグレードになるとなかなか厳しい。見た目は登れそうでも、登ってみると結構難しかったり、途中敗退もあったりで、フリークライミングはそんなに甘くはないことはわかったようだ。それでも、ムーブを覚えるなど自分の課題がわかったことは進歩である。これからの成長に期待したい。

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松の木テラスまで登って休憩する。

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松の木テラスからの権現山。

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ゴジラテラスまでトラバースしてから、ゴジラの背びれ尾根を下山した。

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林道に出た時には、周囲は暗くなっていた。

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下山後の打ち上げ。

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ビールに餃子はよく合った。今シーズンの初滑りはいつになることだろうか。

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November 22, 2022

菊水山 菊水ルンゼ・妙号岩:ワンゲル部の岩場練習

先週末はワンゲル部の技術指導にて、六甲の菊水山にあるバリエーションルートの菊水ルンゼを登り、その下山後に妙号岩でクライミング練習を行った。目的は本格的なクライミングというよりも、岩場とロープワークに慣れることである。昨年も同じ場所で同じ講習会を行ったが(2021年12月25日の記録)、昨年は私が行っていた菊水ルンゼのルートファインディングも、妙号岩でのリードも、今回は現役部員が行い、彼らの成長を感じた。

【日程】2022年11月19日(土)
【山域】六甲
【山名・コース】菊水山 菊水ルンゼ・妙号岩
【メンバー】ワンゲル部員6名、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コースタイム】鈴蘭台駅10:16〜烏原大橋10:42-47〜菊水ルンゼ取付11:09〜西尾根400m地点12:02〜菊水山12:10-48〜菊水ルンゼ取付13:15〜妙号岩13:48-17:28〜鈴蘭台駅18:12

昨年に引き続き、ワンゲル部員の技術向上のために、六甲の菊水山にあるバリエーションルートの菊水ルンゼを登り、その下山後に妙号岩でクライミング練習を行った。目的は本格的なクライミングというよりも、岩場とロープワークに慣れることである。すでに沢登りや岩登りを経験していて、2週間前には弥山川双門コースを歩いている彼らである。今回の菊水ルンゼは簡単に登ってしまうにちがいない。一方で初めてのクライミングに挑む1回生が1名いるので、そのサポートに加えて、彼らのさらなる岩場とロープワークへの慣れを目指すことにした。

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最寄り駅は神戸電鉄の鈴蘭台駅である。菊水山登山口を目指して、線路に沿って南に進む。

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菊水山登山口からは、石井ダムへと続くアスファルト道を進む。烏原大橋を渡る手前左側が菊水ルンゼのエントリー地点である。正面に場妙号岩が見える。

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菊水ルンゼのエントリー地点。

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踏み跡をしばらくトラバース気味に進む。

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大きな岩が崩れて転がっている所に出る。

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この岩場を横切って、もう少し進むと、谷筋に出る。ここが菊水ルンゼの遡行起点である。昨年は私がルートファインディングを行ったが、今年は現役部員に行ってもらった。

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菊水ルンゼの遡行が始まる。沢登りに近いが、水流はわずかに流れているだけである。登山靴でも問題は無いが、苔が生えている所は滑りやすい。滑らないためには、足の置き方も重要である。

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基本的に谷筋を進めばよい。沢や岩の経験があれば、技術的に問題はない。

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途中に分岐はあるが、左への分岐は取らずに、忠実にルンゼを詰める。このあたりは沢ヤの性か? 分岐で左にルートを取ると、展望岩に出ることができる。

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最後は西尾根に詰めて、そのまま登っていくと菊水山の山頂である。山頂は多くのハイカーで賑わっていた。のんびりとランチとする。

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下山は妙号岩に近いところに出る西尾根を使う。急ではあるが、今のワンゲル部員には問題はない。

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西尾根の途中から見た菊水ルンゼ。

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石井ダムに出たら、次の目的地である妙号岩へ向かう。

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妙号岩へのエントリー地点。

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妙号岩に刻まれた南無阿弥陀佛の文字。妙号岩は、「前の壁」「中の壁」「奥の壁」の3つのフェースで構成されている。高さは20〜50mほどある。「南無阿弥陀仏」と刻まれているのは「前の壁」で、我々は比較的壁が立っていない「中の壁」でクライミング練習をすることにした。「前の壁」には年配のパーティーが取り付いていた。我々は昨年と同じ「中の壁」でクライミング練習をすることにした。

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昨年は五十肩の私がリードして、トップロープをかけた。今年は主将にその役を行ってもらうことにする。このルート以外にも2ルートをリードしてもらった。主将のリードをすっかり安心して観ていられるのは、彼女の成長の証である。

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1回生女子は初めてのクライミングである。最初はぎこちなかった、しっかり登り切った。

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次期主将は登山靴で頑張る。

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妙号岩から見た石井ダムと神戸港。

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日没までしっかり練習を行った。

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下山後は、大人だけで三ノ宮にて打ち上げを行った。

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魚 駅前 サンキタ総本店という魚の美味しいお店であった。

昨年も同じ場所で同じ講習会を行ったが(2021年12月25日の記録)、昨年は私が行った菊水ルンゼのルートファインディングも、妙号岩でのリードも、今回は現役部員が行い、彼らの成長を感じた1日であった。特に主将のリードは安心して観ていられるようになった。これからは現役部員だけでもいろいろと行くことができそうだ。

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November 13, 2022

大峰 弥山川双門コース:3度目の双門コースにて初めての巌の双門の大きさと迫力に感動!

顧問をしているワンダーフォーゲル部の錬成合宿に同行して、大峰の弥山川双門コースに行ってきた。3度目となる弥山川双門コースは、過去2回よりも徒渉とルートファインディングに苦労はしたが、3度目にして初めて立ち寄った巌の双門の大きさと迫力に実に圧倒されたのであった。

【日程】2022年11月4日(金)〜5日(土)
【山域】大峰
【山名・コース】八経ヶ岳 弥山川・双門コース
【メンバー】Yuka、マメゾウムシ、(1日目はワンゲル部主力パーティー6人と幕営地まで共に行動)
【天候】11/9 曇りのち晴れ、11/10 晴れ
【コースタイム】
11/4 観音峯登山口6:10〜みたらい渓谷入口6:37-42〜熊渡7:04〜金引尾根・弥山川分岐7:33〜釜滝8:22〜吊橋10:16-24〜仙人嵓テラス12:56-13:02〜巌の双門分岐13:25〜巌の双門13:37-56〜巌の双門分岐14:10〜ザンギ平分岐14:25〜幕営地15:40
11/5 幕営地7:35〜河原小屋跡7:41〜狼平避難小屋9:57-59〜高崎横手10:24〜ナベの耳10:49〜カナビキ尾根分岐11:19-32〜金引尾根・弥山川分岐12:56〜熊渡13:26〜みたらい渓谷入口13:50-56〜観音峯登山口14:34

沢登りシーズンはほぼ終わったが、顧問をしているワンダーフォーゲル部の部員たちに身につけてほしい技術は、沢登りの際の徒渉や滝の高巻きのためのルートファインディング能力である。できる限り安全に徒渉や高巻きを行うにはルートファインディング能力は必要不可欠な技術であるが、経験を積まないと身につくものではない。そのための訓練の場として選んだのが、弥山川双門コースである。弥山川双門コースは一般ルートとはされてはいるが、大峰最難関と言われているだけあり、徒渉があったり、ルート上に不明瞭箇所があったりで、ルートファインディング能力が要求される。今回はその弥山川双門コースへの訓練山行を宿泊練習も兼ねて、1泊2日の錬成合宿として実施することにした。現役部員の主力パーティーは1日で弥山川双門コースを抜けて、弥山小屋まで行って幕営をする。一方で、私と一部の部員は1日目のみ指導を兼ねて同行はするが、適当な所で別れて沢泊をすることにした。今シーズンは天気に恵まれずに1度も沢泊焚火行ができなかったが、この機会に今シーズン最初で最後となるかもしれない沢泊をしようというのが目的である。それ以外にも今回の山行には巌の双門を観るという大きな目的が私にはあった。個人的には3度目となる弥山川双門コースであるが、過去2回は巌の双門の存在を知らず、巌の双門に立ち寄ることをしなかった(2015年12月2019年11月の記録)。噂では巌の双門は実に荘厳な景色らしく、今回はぜひとも行ってみたいと思ったのである。

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車を安心して駐めておける観音峯登山口よりスタートする。途中の熊渡にも駐車は可能だが、落石が怖い。その分、観音峯登山口からスタートする場合は、御手洗渓谷遊歩道の往復があるので、熊渡からスタートするよりも往復2時間ほど所要時間が増える。

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滝を観ながら御手洗渓谷遊歩道を下降する。写真は光の滝。

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天ノ川沿いの木々の葉はいい色づきである。御手洗渓谷入口に出たら、国道309号を進む。

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熊渡から地ノ峯国有林道に入る。

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双門コースの案内板がある。案内板には双門コースがコンパクトに描かれている。

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金引尾根・弥山川分岐を弥山川方面へ進み、白川八丁に出る。釜滝の水量が多かったので引き返してきたという単独の登山者に会う。

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過去2回の山行では、しばらくは伏流のはずが、すぐに水流が出てきた。今回は水量が多いのか? 徒渉を繰り返すが、やけに岩が滑る。沢靴であれば問題はないのだが、登山靴となるとだいぶ勝手が違う。登山靴で靴内を濡らさないようにとなると、徒渉のルート取りは限られてくる。おまけに登山靴は滑りやすい。滑って転倒する部員が出る。過去2回はそんなに徒渉を繰り返したことも、登山靴で滑るという経験もなかったと思う。このあたりは沢登りの経験があれば、岩への足の置き方や体幹力などでカバーはできる。1回生の現役部員についてはまだまだ体幹が鍛えられていないようだ。

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釜滝が現れる。

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右岸にあるハシゴ道にて釜滝を巻く。

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釜滝の上にあるダムと堰堤も越える。

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ハシゴの底板がいつ抜けるかわからない危うさがある。

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アップダウンもある。

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沢に下りて、対岸に徒渉する。

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マスタケ。成熟して硬くなっていたが、若ければ食べられる。

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ナラタケ。夕食の鍋の食材になった。

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大岩帯となり、左岸よりに進む。要所には岩に杭が打ってあるが、水に浸からないように進むには結構難しいムーブが必要となる。

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過去にあったロープが切れていたり、水量が多かったりで、大岩帯の通過は過去2回よりも難度が高くなっていた。

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吊り橋に出る。

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吊り橋の正面には一ノ滝で、その上が二ノ滝らしい。

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右岸を高巻く道に入る。途中、ルートを外すが、分かる所まで戻って正規のルートに復帰する。過去2回に比べると、テープが少なくなっているようだが、テープがない状態が続いた場合は、ルートを外している可能性が高いので、テープがあるところまでいったん戻った方がよい。

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双門コースの名物の1つである岩場潜りポイントがある。

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潜り抜けていくワンゲル部員たち。

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次々と出てくるハシゴ。ハシゴや鎖があるということはルートを外してはいないということである。

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両岸が切れ落ちたところを通過する。この通過後にルートではない所につけられたテープに誘導され、ルートを外してしまう。テープがなく、やけに急な登りのため、ルートミスに気づく。わかる所まで戻って正規のルートに復帰する。テープが少なくなっているのに、ルートでない所にテープがあったりで、過去2回よりも迷いやすくなっている感じがする。

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2018年の台風で崩れた箇所を通過する。過去にあったハシゴは土砂に埋まってしまい、現在は鎖がつけられている。

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崩壊箇所は展望がよい。稲村ヶ岳方面の眺めである。

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再び両側が切れ落ちた小ピークを通過する。

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仙人嵓のテラスに到着する。正面に見えるのが双門の滝である。

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今回の山行の目的の1つは、これまで行ったことのない巌の双門に行くことである。仙人嵓のテラスを過ぎたら、標高1390mあたりから踏み跡とテープを追いながら東方向にトラバースする。目印はワイヤーとテープである。

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その後、テープと踏み跡を追って標高差50mほどを下降すると巌の双門が左手に見えてくる。

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圧巻の景色である。巌の双門の大きさと迫力に感動する。部員が2名下りてみたが、落石が起きやすく、注意が必要だ。下りた部員の大きさと比較すると、その大きさがわかる。目的は果たしたが、だいぶ時間を費やしてしまった。

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ザンギ平分岐まで登り返す。

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弥山川への下りとなる。

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いったん沢に出るが、滝がいくつかあるので、ルートは右岸を高巻いていく。

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滝の高巻きが終わると、河原小屋跡の少し下流側で沢に下りる。ナベの耳へのエスケープルートがあるところである。適当な幕営地があったので、1日目はここまでとする。すでに時刻は16時近くで、ここまで予定よりもだいぶ時間がかかってしまった。巌の双門に立ち寄ったり、8人という人数の多さもあるが、ルートではない箇所につけられたテープに誘導されたりと意外とルートファインディングに苦労したこと、そして徒渉の多さに時間を費やしたことの影響は大きい。ワンゲル部現役主力パーティー6人は我々と別れて、これからナベの耳へのエスケープルート経由で弥山小屋を目指すとのこと。翌日にわかったことだが、彼らは日没のため弥山小屋までは行けず、狼平で幕営したとのことである。我々はテントを張り、薪を集めて焚火を始めることにする。

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11月ともなると山の夜はだいぶ冷えるが、焚火があれば、屋外でも宴ができる。鍋をつつき、熱燗を飲みながら、今シーズン最初で最後の沢泊の夜を楽しんだ。お酒が無くなったところでお開きとなった。

その夜のことであったが、深夜0時を過ぎた頃に、テントに近づくクマ鈴の鳴る音と人の歩く音で目が覚めた。ヘッデンの灯りも感じたので、幽霊ではなさそうだ。音が通過してしばらくすると、今度は爆竹の鳴る音がいきなり響く。いやあ、びっくりした。この迷いやすいコースを何を目的にして深夜に歩くのかにも驚きだが、クマでも出たのか爆竹を鳴らされたのにも驚かされた。一体何者だったのだろうか。ちなみに同行のワンゲル部員は熟睡していたのか、まったく気づかなかったのこと。後でわかったことだが、ヤマレコに深夜に歩いた人の記録がアップされていた。幽霊ではないことは確認できた。その人の記録を確認すると、奥穂高のシャンダルムなど結構難ルートを深夜に歩いていて、ちょっと個性的な山行を好んでしている人のようだ。

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翌日は狼平に出たら下山するだけなので、遅めに起床して、まったりと朝食を食べてから出発準備を行った。

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出発すると、すぐに左岸からの崩壊地が現れ、河原小屋跡の通過となる。

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3年前に幕営した場所を通過する。このあたりは崩れてきた土砂で伏流となっていたが、今回は水流があった。やはり水量が多いようだ。

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徒渉を繰り返しながら、沢沿いに進むが、滝のある箇所は巻き道となっている。水量が多いため、徒渉箇所が限られる。

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沢靴ならば問題なく通過できる箇所も、登山靴のため水に浸からないようにへつる。

Kirikuchi

時々、キリクチイワナが走る。

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ルーファイをしっかり行って、徒渉と滝の巻きを繰り返しながら進む。

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1520m二俣は右俣へ進む。

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滝が出てくるので、ルートは左岸を巻いていく。

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双門コースの名物の1つである空中ブランコのようなハシゴが登場する。

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ハシゴがハングしているので登りにくい。しっかり両手でハシゴを掴んで登らないといけない。

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次はまたもや双門コースの名物である空中歩道の登場である。鎖を掴みながら、岩に打ち付けられた杭に足を乗せて進む。

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聖門の滝を左に見ながら越える。

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巻きを終えるとルートは河原に下りて一段落となる。その後は徒渉を繰り返しながら進むが、ここまで来ると水量はだいぶ少なくなっているので、さほど徒渉に苦労することはない。

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狼平の吊り橋に出て、双門コースの終了となる。

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狼平には避難小屋がある。あとは下山するのみである。

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金引分岐を金引尾根へ進む。

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金引尾根を下る。

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金引橋に出る。あとは林道を進めば、国道309号に出る。

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最後は御手洗渓谷遊歩道を登って、観音峯登山口に無事下山した。

過去2回よりも手こずった弥山川双門コースであったが、初めて立ち寄った巌の双門の大きさと迫力に圧倒され、今シーズン最初で最後となるであろう沢泊を楽しむことができた。内容的にも充実した山行であった。

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October 18, 2022

ワンゲル部クライミング講習会

先日は、顧問をしているワンダーフォーゲル部でクライミング講習会があり、そのサポートをしてきた。

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場所は河内長野市にある横谷の岩場で行った。昨年も同様な講習会を行った所である。河内長野駅から滝畑ダム行きのバスに乗り、滝尻で下車する。この講習会の目的は、本格的なクライミングのためというよりも、一般登山にて遭遇する岩場などの危険箇所を安全に通過するための基本的な岩登り技術を身につけるためでる。

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初心者向きのゲートロックにて、トップロープ確保で登り下りしてもらった。

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初めてクライミングを経験する部員もいたが、しっかり登っていた。

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その後、リーダークラスのメンバーとゴジラの背びれ岩に移動して、マルチピッチクライミングの練習も行った。

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あと少し経験を積んでもらえば、上級生に下級生の指導を任せられそうだ。

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ゴジラテラスからの岩湧山の眺め。

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October 03, 2022

金剛山 石ブテ谷 丸滝谷:新人の沢登り講習

沢登りシーズンはそろそろ終了の時期ではあるが、今年度にワンダーフォーゲル部に入部した新人を対象に、金剛山の丸滝谷にて沢登り講習会を行った。

【日程】2022年10月1日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石ブテ谷 丸滝谷
【メンバー】ゆか、ワンゲル部員新人3名、マメゾウムシ(OMUNWV部)
【天候】晴れ時々曇り
【コー スタイム】葛城登山口バス停8:57〜石ブテ東谷入渓地9:21-46〜勘介屋敷との二俣10:04〜下の丸滝10:45-13:35〜上の丸滝下13:42〜中尾の背合流14:32-49〜六道の辻15:00〜大日岳15:10〜山頂広場15:18-29〜金剛登山口バス停16:04

6月にもワンダーフォーゲル部の上級生を対象に沢登り講習会を丸滝谷にて行っているが(2022年6月4日の記録)、今回は4月に入部した新人を対象に沢登り講習会を行った。新人たちは夏の本合宿で縦走は経験しているが、バリエーションは初めての経験である。今年度はまだ新人たちと山行を共にしていないが、彼らがどれだけ歩けるかは興味のあるところだ。講習会では、サポートに入った新主将の技量を上げるためのトレーニングも兼ねた。

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アプローチは公共交通機関にて、富田林駅から水越峠行きのバスに乗り、葛城山登山口で下車する。青崩から国道309号の旧道に入り、トイレを超えてすぐのところの右手にある橋を渡り、林道を右に進む。林道は石ブテ谷東谷に出た所で終了するので、そこから沢装備を装着する。

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早速、小滝が現れる。

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本格的な滝が現れる。くの字5m滝である。

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盛夏であればシャワーを浴びながら通過するところだが、すでに季節は10月で水が冷たい。濡れないようにヘツリで越える新人たち。

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東谷(勘介屋敷)と丸滝谷との二俣に到着する。左俣の東谷には5mほどの滝がかかる。ここは右俣である丸滝谷に進む。ここで地形図にて自分の今いる位置を確かめてもらおうとするが、なんとだれも地図を持っていないことが判明する。ひじょうに驚いたが、どうやら新人たちには連れて行ってもらうという意識があるようだ。成人である学生が主体的に行う課外活動の姿勢としてはふさわしくはない。指導者はあくまでサポートであり、主体的に山行を行うのは現役部員である。地図をもっていないのは、リスク管理的にも問題がある。地図をもっていないメンバーがパーティーからはぐれてしまったら、どのようにして自分の位置やエスケープルートを知ることができるのか。そのあたりはしっかり反省してもらいたい。

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ちょっとした連瀑帯となり、まずは5m滝が現れる。

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ホールド・スタンスは豊富なので、これぐらいはロープは出さない。

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つづく5m斜滝。

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階段状なので、越えるのは容易である。

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ぎこちなさはあるが,滝を越えていく新人たち。

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標高770mぐらいの所に右岸から入る支流がある、その支流に入ると、すぐに高さ10mぐらいの下の丸滝がある。前回同様にここで登攀練習をすることにする。まずは新主将にリードで登ってもらう。中間支点は自分でハーケンを打って作る。最初はうまくハーケンが入っていかなかったが、しばらくあれこれしているうちに要領がわかってきたようで、最後はしっかり効くまでハーケンを深く打ち込めたようだ。ハーケン2枚を打ち込んで下の滝を無事に登り切り、トップロープ確保の支点構築まで行ってもらった。それから新人たちに順番にトップロープ確保で登ってもらった。

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多少ぎこちなさはあるが、とりあえずは登り切る新人たちであった。

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懸垂下降の練習も行った。流石に余裕の主将である。バックアップを取っているので、ロープから手を放しても静止してくれる。

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下の丸滝での練習を終えたところで、遡行を再開する。すぐに上の丸滝約15mが現れる。ここも主将にリードしてもらい、ロープを固定してもらった。新人たちはフリクションノットでの自己確保で登る。

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下の丸滝でも感じたことだが、新人たちは滝は登れたとしても、リスク管理的に大いに問題があった。転落リスクのある箇所に居続けていることをあまり意識していない。より安全な箇所があるならば、すみやかにそちらに移動するべきである。どうしてもリスクのある箇所に居続けねばならない場合は、セルフビレイなどの安全対策を取るべきである。常にリスクを意識した行動が必要である。

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あとは最後の詰めだけとなる。中尾の背に合流したところで、沢装備を解除し、金剛山の山頂を目指す。

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山頂からは千早本道を下山した。

今回はいろいろと新人たちの問題点が発覚したが、しっかり反省をしてもらいたいと思う。再来週にもう1回だけ沢登り講習会を行う予定だったが、今回あまりに冷えたし、さらに気温も低下するので、再来週はクライミング講習に変更しようと思う。今シーズンは週末の天気がことごとく悪く、沢泊もテンカラ釣りも思うようにできなかった。沢ヤもしくはテンカラ師としては後悔の残るシーズンであった。まもなくスキーシーズンが始まるが、それまではクライミングでもして過ごすことになるだろうか。

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October 02, 2022

ワンゲル部総会にオブザーバーとして出席し、歴史的イベントに立ち会う!

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9月最後の日に、顧問をしているワンダーフォーゲル部の後期想会があり、オブザーバーとして出席した。

私が2017年4月に顧問になったばかりの時は、総会は単に本合宿の報告の場であり、どこが総会だという状況だったが、ここ最近の総会ではようやく報告事項と審議事項のある総会本来の体裁となった。

今回の総会ではワンダーフォーゲル部創部以来の女性主将の誕生があった。コロナ禍があり、年度の途中という変則的な主将交替ではあったが、歴史的なイベントと言えよう。

他にも歴史的なイベントがあった。OBOGたちにとって重要な出来事は、旧部則の第2条の復活であろう。これが新部則の第1条に復活した。誰がどのような目的で改正したかわからないが、旧部則の第2条が簡易なものに変えられていた。OBOGの要望を受け入れ、旧部則の文言そのままを復活させたのだ。以下がその文言である。

「我々は自然なるものへの愛着と憧れを持つ若人の集りである。広く国土を遍歴し、自然を跋渉し、人間と文化を自己の目を通して学び簡素と素朴に生き、グループワークを通じて厳しい困難に耐え抜く力や独立自尊の精神を養い大きな「人間作り」を目的とする。」

この改正は、創設メンバーの意図を重んじ、その精神を代々引き継ぐためである。

それからリーダー会の復活である。私が顧問になった当時はまだリーダー会の名前は残っていたが,機能はしていなかった。いつのまにかリーダー会が無くされ、全員参加の部会が日常的な審議の場となっていた。それはレベルを底辺に合わせることになり、ワンダーフォーゲル部のレベルを下げる結果となっていたように思われる。体育会のクラブとしてはトップダウン的な組織がふさわしい。登山の特殊性としても、経験のない初心者に意思決定を任せることはリスクが大きく適切ではない。リーダー会に権限があれば、目的に向かって一丸となって進みやすくなるだろう。なお、全員参加の部会は審議機関ではなく、報告と意見収集の場とされた。全員参加の審議機関は総会のみとなり、これにより総会の意義も復活すると思われる。

山行スタイルも以下のように区分され定義された。

パートワンデリング(PW)
講習会
合宿
 錬成合宿
 予備合宿
 本合宿
 山小屋合宿
個人山行

各スタイルの説明は省くが、個人山行以外はワンダーフォーゲル部の公式山行とされ、パートワンデリングと一部の講習会を除く公式山行は全部員の参加を必須とすることになった。

これらの改正により、コロナ前の活動に戻り、ワンダーフォーゲル部のレベルが向上することを期待したい。顧問としても一緒に頑張りたいと思う。

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