November 06, 2017

縦走でも役立つロープワーク講習会 for ワンゲル部

11月はじめの連休最終日に、兵庫県百丈岩にて、ワンゲル部のために「縦走でも役立つロープワーク講習会」をOB・OGの協力のもと行ってきました。

ワンゲル部員達にこのような講習会を行う必要性を感じたのは、実際に一緒に山に行ってみて、彼らが地図読みやリスク管理など登山に必要な技術を身につけていないことや、行動中の緊張感の無さである。このままではマズイということで、机上講習、そして講習場所の下見を行い、いよいよ現場での講習会本番を迎えた。

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道場駅に9時3分着の列車で15名の現役部員が集合。道場駅前はクライマーやハイカーで賑わう。

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徒歩にて百丈岩へ向かう。私とOBのIくんを含めた17名がまとまって歩くと、ツアーハイキングのようだ。服装的にもハイカーにしか見えない。

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百丈岩の麓にある大阪労山の確保訓練施設である百丈やぐらの横では、前日から入山していたOGのHさんが、すでに訓練用のロープをフイックスして待っていた。

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まずは、机上講習で行ったロープの結び方について復習する。

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フリクションノット3種類(プルージック、クレイムハイスト、オートブロック)を確認する。

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120cmスリングで簡易チェストハーネスをつくる。

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河原に移動して、ロックカラビナを使ったムンターヒッチでの懸垂下降を練習する。

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このスタイルで本格的な懸垂下降はするべきではないが、ちょっとした危険箇所の通過はできる。

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全員がやってみる。

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午後は樹林帯の斜面に移動して実践編。まずはOGのHさんとOBのIくんがデモを行う。ボーライン(ブーリン結び)での支点づくり。

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ロックカラビナを使ったムンターヒッチでのトップの確保。

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中間支点を取りながらトップは進む。セカンドはフリクションノットで進み、ラストは確保されながら支点を回収する。

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トップで懸垂下降する場合はクレイムハイストでバックアップを取る。セルフビレイを外すのは一番最後。

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デモを見た後は、学生を3グループに分けて、登り、トラバース、下降をそれぞれ実践してもらう。

途中で、大阪労山の登山学校講師としてご活躍なさっているワンゲル部出身の大先輩をHさんに紹介していただく。たまたま百丈岩で講習中だったとのこと。卒業後も山屋としている活躍しているOB・OGがいるのは素晴らしい。

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最後にツエルトの使い方と張り方の説明。ツエルトも彼らにとっては初体験。時間が余れば、百丈岩で体験クライミングの予定だったが、残念ながら、16時になってしまい、講習会はこれで終了。

今回は縦走時における非常時を想定していたので、道具はカラビナ・スリング・補助ロープしか使っていないが、クライミングや沢登りでも基本的に同じシステムである。ロープワークなどは普段からしっかり練習して体で覚えてもらいたい。リスク管理やレスキューにかかわる技術でもあるので。

今回の訓練はワンゲル部にとっては初めての試みであったが、彼らにはよい機会だったのではないだろうか。残念なことは、クライミングを体験してもらう時間がなかったことと、一部の部員の緊張感の無さである。懸垂下降時の事故は死に直結する。やはりハイキングしかしてこなかったならば、リスクについての実感が湧かないのかもしれない。このような講習会は定期的に行う必要があるだろう。今後、沢登りやクライミングなどを行う学生が増えてくれば、将来的には彼らだけで行えるようになってほしい。

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解散後の道場駅への帰路にて、船坂川を泳ぐヌートリアを目撃。こんな所にまで外来種であるヌートリアが侵入しているとは驚きである。

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梅田の「ひもの野郎」にて反省会という名の打ち上げ。所用で参加できなかったOB・OG会会長のAさんも合流。今回の講習会ができたのは、Aさん、Hさん、IくんといったOB・OGのご協力のおかげです。たいへんありがとうございました。

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日本酒も進む。

解散時に店内で、ザック姿の我々に興味を持った女性に声をかけられる。子育てが片付き、山に行きたいとのこと。ぜひ行きましょう.スキー1級の腕前ならば、テレマークスキーもすぐに身につきますよ。

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最後は1人でポンガラカレーにてスリランカプレートで締めました。明らかにカロリーオーバーなので、明朝は走らねば。

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November 04, 2017

下見にて百丈岩でロープワークの確認

11月2日(木)は平日でしたが、休暇を取得して、5日(日)に予定しているワンゲル部のロープワーク&クライミング基礎講習会の下見に行って来ました。メンバーはワンゲル部OBのAさん、Iくん、OGのHさん、そして私の4人。

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全員同じ電車にて道場駅で下車。

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徒歩にて百丈岩へ。

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ワンゲル部員の訓練に良さそうな岩場を物色。Hさんが所属する大阪労山の訓練もここで行ったりするそうだ。

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百丈岩はトレランの際に偵察のために1回来たことがあるのを思い出しました(2015年11月の記録)。

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講習会の候補地を予定していた百丈岩の下部岩壁にはキイロスズメバチの巣があり、ここは候補地から外すことに。

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岩を触るのが初めての学生が大半を占めることから、樹林帯の斜面を使ってロープワークの講習会を行うことに決定する。とりあえずは講師役の我々がロープワークを確認することに。今回の講習会の目的は縦走でも役に立つロープワーク。まずはボーライン(ブーリン結び)で木に支点を取る。

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カラビナを使ったムンターヒッチでのトップの確保を確認。

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ムンターヒッチでセカンドの確保をするHさん。Hさんは手話通訳士としてアウトドア手話企画ー等高線ーという事業を主宰し、聴覚障害のある方を対象に登山やクライミングなどの企画をしています。

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トラバースでのロープワークの確認。

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カラビナを使ったムンターヒッチでの懸垂下降の確認。

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希望者にはクライミングの体験もしてもらう予定なので、Iくんが百丈岩下部岩壁をトップで登ってみる。右に蜂の巣はありますが、距離は取れています。

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私もトップロープで登らせてもらう。レベル的には初めてでも登れそうだ。

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梅田にて反省会。

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少々飲み過ぎたかな。本番の講習会には16名の学生が参加する。はたして効率よく指導できるだろうか?

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November 01, 2017

地図読み & ロープワーク机上講習会 for ワンゲル部

ワンゲル部員達と一緒に山に行ってみて危惧したことは、彼らが地図読みやリスク管理などの登山の技術をしっかり身につけていないことである。
事故が起こってからでは遅いので、まずは地図読みとロープワークについての机上講習会を行ってみました。

25,000分の1地形図は、1cmが250mで、等高線は10mごと。傾斜と等高線との関係。地図上の真北である北極点とコンパスが指す北は違うので、磁北線を引かないといけないという基本的なことから説明して。

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尾根と谷を異なる色でなぞってもらって、地形を理解させる。

自分の位置を知るポイントとして以下を説明。

・登りと下りが変わるピークとコル
・斜度が変わるところ
・尾根の太さが変わるところ、方角が変わるところ、分岐するところ
・沢の二俣とその方向
・隣の尾根などに見える顕著な地形や人造物とその方向
・景色が開けるところ

それから、コンパスの使い方の説明。

コンパスは、目標とする物や方向が、磁北から何度の角度にあるかを測るための道具である。

手順としては、

1.コンパスのプレートの縁を現在地から目標物への直線上に置く
2.ベアリングの下の線を磁北と平行にして、磁北線からの角度を読み取る
3.磁北線とコンパスを合わせると、その先に目標物がある

こんなことを一通り説明。

最後に、地図で示したポイントが写真の山のどこか、あるいはその逆に山の写真で示した位置が地図上のどこかなどの問題を出して、部員に答えさせた。

もちろん、現場でも地図読み講習は行わないとね。

余った時間で、ロープの結び方についての実習。

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OB・OG会会長のAさんにも指導していただいて。

ボーライン(ブーリン結び)、ダブルフィッシャーマン、ガースヒッチ、エイトノット、グローブヒッチ(インクノット)などを繰り返し練習。

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スリングでの簡易チェストハーネスの作り方と、ムンターヒッチでの確保なども行いました。

普段の講義では寝ているであろう学生達が真剣に取り組んでいる。学問にもそういう姿勢で向かってくれるとよいのですが...

地図読みもロープワークも体が覚えてるぐらいにならないといけないのですが、どれだけ覚えただろうか。実地での訓練も必要でしょうね。早速、今週末に兵庫県の百丈岩で、「パーティーリーダーが身につけておくべきロープワーク」というテーマで実地訓練を行ってきます。

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October 31, 2017

キノコ狩り合宿 in ワンゲル小屋 with K大学

先週末(2017.10.28-29)は、奥美濃のワンゲルの山小屋でキノコ狩り合宿をしてきました。参加者は、ワンゲル部の学生10名と私を含めた関係者3名に、ゲストとしてキノコに詳しい北陸のK大学の先生1名と学生3名、そして金沢の山仲間3人の計20人。台風接近で天気はよくなかったが、なんとか人数に足りるだけのキノコも採れ、キノコ鍋をはじめとしたご馳走とお酒で楽しい宴ができました。

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私を含めた大阪組8名は前夜のうちに山小屋入りしたが、残りのメンバーは9時に集合の予定。起床してから集合まで時間があったので、1人で近くに偵察に行くことに。

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標高1000mぐらいの場所なのですが、広葉樹がいい具合に色づいていました。

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山小屋が実にいいロケーションにあることを実感します。

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早速、ミズナラの枯れ木にムキタケを発見。

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ムキタケがはえていた同じ木に、ナメコとニガクリタケも生えていました。

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クリタケも発見。結構キノコがあるではありませんか!

集合時間が近くなっていたので、キノコは採集せずに、いったん山小屋へ戻ることに。あとでみんなで採りに行くことにしよう。

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北陸組と残りの大阪組も合流し、2グループに分かれてキノコ狩りへ。

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私は1グループを連れて、朝に偵察したところへ。

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朝に見つけたキノコだけでなく、新たに上物のナメコとムキタケもみつかりました。正午ぐらいから雨が降り出したため、キノコ狩りをやめて小屋に戻る。

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もう1グループはヤマブシタケという珍しいキノコを採ってきました。味はいいです!

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採れたキノコを選別。短時間でしたが、20人が食べるだけの量としては充分なキノコが採れました。

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小屋に引かれた湧き水でキノコを洗う。

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夕食の準備も始まる。

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インドの混ぜ御飯であるビリヤニをつくるコージさん。テレマークスキー仲間であり、ワンゲル部員のお父さんでもあります。

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キノコ鍋の準備をするK大学のT先生とバングラディッシュからの留学生。

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みんなしっかり働いています!

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年寄りはちょっと暇になってしまったので、早速ビールを開ける!

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お酒のアテも早速焼かれています。

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肉も焼かれて、お酒が進む。

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学生たちも飲み出す。

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メインディッシュのキノコ鍋がいい感じでできましたが、すでにお酒がだいぶまわっています。

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ビリヤニもできたようです。

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ビリヤニとキノコ鍋という珍しい組み合わせ。どちらも美味しいので、お替わりしてしまいました。

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ランプの光の中、宴は続いたのでした!

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翌朝は残ったキノコ鍋にうどんを入れて朝食に。二日酔いですが、よく煮込まれていて実に美味しい。台風接近による雨のため、この後、片付けと清掃をして、解散となりました。

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ワンゲル部員にとっては、キノコ狩りは初めての経験だったようです。これも山の楽しみ方の1つですね。山の楽しみ方は縦走だけではない。彼らには山でいろいろと経験してもらい、心から山を好きになってもらいたい。

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October 08, 2017

ワンゲル部員の初トレラン:金剛山妙見谷から紀見峠へ

すでに1週間以上経ってしまいましたが。ワンゲル部の部員3名とダイトレで今季初のトレランをしてきました。
心肺能力強化のために部員にトレランを勧めてきたが、今回が彼らにとって初めてのトレランになる。
指導するのがレース引退状態のロートルなので、むしろ私の方が若者についていけるかが不安なところでしたが、まあ、なんとか一緒に走れました。

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久しぶりのトレランスタイル。金剛山登山口で下車するも、千早本道はハイカーが多そう。急遽、妙見谷を登ることに。

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妙見谷は沢登りですが、沢靴がなくても行ける沢の入門コース。

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先行のパーティーが妙見滝を巻いているところでした。

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先行者を追い抜いて沢を詰める。どう見ても、トレランではないですね。

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ガレや急登もあるので、普段の登山では味わえない経験ができる。彼らにとっては貴重な機会か?

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ノンストップで金剛山の山頂に到着。体力は充分!

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金剛山から紀見峠までは、ようやく正当なトレランに。格好はハイカーにしか見えないけど、下りと平坦地はしっかり走って、充分にトレイルランナーでした。

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久しぶりのトレランでしたが、学生に遅れることなく、気持ちよく走れました。まだまだ老け込むには早いですね。

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September 30, 2017

薬師沢左俣:クマを蹴散らして遡行!

真川・岩井谷をMくんと1泊2日で遡行し、薬師峠でテント泊した翌日は、薬師沢左俣を遡行してきました。稜線に出る最後の詰めで、なんとクマに進路を塞がれるという事態が。我々に気がついたクマは逃げてくれましたが、クマとの駆け引きという貴重な経験ができました。

【日程】2017年9月24日(日)
【山域】北ア・立山
【渓谷名】黒部川水系 薬師沢左俣
【メンバー】Mくん、マメゾウムシ
【天候】晴れのち曇り
【コー スタイム】薬師峠6:10〜太郎平小屋6:25〜薬師沢左俣出合7:15-27〜12mトヨ滝下8:53〜10m魚止めの滝下9:04〜2315m二俣10:20〜稜線11:52〜北ノ俣岳12:20〜太郎平小屋13:25〜薬師峠13:39-14:17〜太郎平小屋14:35〜折立16:50

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岩井谷を遡行した翌朝は見事な快晴! その代わり、夜は放射冷却でかなり冷え、3シーズンシュラフでは寒かった。今日はテントを張りっぱなしにして、空荷で薬師沢左俣を遡行する予定。その間に夜露に濡れたテントも乾くだろう。

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日の出で朝日に輝く山々! 当初は薬師峠から薬師沢中俣を左俣出合まで下降する予定だったが、朝のあまりの寒さに、とても早朝から水に浸かりたくはない。登山道で左俣出合まで下ることにする。

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草紅葉と朝日が見事にマッチして美しいが、木道に霜がおりていて滑りやすい。

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見事な雲海! 美しい!

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太郎平小屋から薬師沢方面への道に入る。

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正面に黒部五郎岳。

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薬師峠から1時間ほどで薬師沢左俣出合に到着。この時点での入渓者は我々だけのようだ。

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沢装備を装着して遡行開始。

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テンカラ竿を振ってみるが、どうも魚がスレているようで、岩井谷ほどは釣れないし、サイズも小さい。それでも今シーズン最後となる渓流釣り。悔いはありません!

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最初は釣りをしながらの平凡な河原歩き。

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滝が現れたところで、竿をしまい、遡行モードへ。まずは12mトヨ滝は右から。

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続いて、2段6mと4m2条滝も右から簡単に。

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やがてゴルジュ状となり、その中に魚止め滝10m。

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これは右から高巻いたが、本当はもっと大きく高巻くべきだったようで、最後は濃い藪に苦労した。

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4m2条滝。

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迫力のある大滝が前方に見えた。1つの滝のように見えましたが、8m、3m、8mハネと連瀑でした。まずは右岸のルンゼを登って途中からトラバース。

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それから右岸のスラブを登る。

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一気に高度を稼いだ感じ。

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大岩が沢を埋める。

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8m幅広滝。

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右から回り込む。

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次は大滝多段70mとのことですが、10m程度の滝が連続している感じ。

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まとめて大滝ということ? 登るのは容易ですが、豪快ではあります!

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連瀑帯が終わったところで、2315m二俣。ここで大休止して、左俣へ進む。

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最後の3m滝を左から越える。

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最後の滝を越えると緩やかな小川状となる。時々チビイワナが走るから驚きである。

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Mくん、沢3日目でお疲れ気味かな? この先で赤木沢を遡行し、左俣を下降してきた2人パーティーと会う。なんと以前に一緒に滑ったことのあるヤマちゃんでした(2014年4月のBCの記録)。3年半ぶりの再会でした。

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ダラダラとした歩きは飽きてきますが、紅葉した美しい景色はそんな気持ちを吹き飛ばしてくれます。

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流れがなくなり、稜線への詰めに入ります。

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前方になにやら黒い動物がいるぞ!

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なんとクマでした! そこは我々の進路なんだけど。

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クマは高山植物の根を掘り起こして食べているようだった。クマは食べるのに夢中で、我々には気がついていない。このままだと進めないし、沢を戻るわけにはいかないので、蹴散らすことにする。蹴散らすと言っても、こちらの存在を知らせるだけ。「ヤッホー」と叫んでみる。ちなみに黒部では「オーイ」と叫ぶと、妖怪に取り憑かれるらしいので、「ヤッホー」と叫ぶのがよいそうです(黒部の山賊より)。

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声に気がついたクマは振り返って我々の方をジッと見る。しばらくすると稜線方向に逃げていきました。クマは基本的にはヒトを恐れる。稜線方向には登山道がついているのだが、大丈夫かな? 

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クマがまだいるかもしれないので、気を付けながらガレと草付きを詰めて、登山道に出ました。何人かの登山者が歩いていましたが、登山者と出会い頭はなかった模様で一安心。とりあえず、出会った登山者にはクマがいたことを伝えておきました。

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沢装備を解除して、薬師峠へ戻ることに。北ノ俣岳を通過。今年5回目の登頂です。

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チングルマも綿毛で、すっかり秋の装いです。

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休まずに薬師峠を目指す。すっかり空が雲に覆われてしまいました。

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薬師峠に戻ったら、テントを撤収して下山です。沢装備をパッキングしたザックは重い。

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太郎平小屋のランチタイムはすでに終了で残念。そのまま折立への道を下ります。

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前日に遡行した岩井谷です。また来る機会はあるかな?

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長い折立への下山ですが、アラレちゃんの看板まで来たら、もう遠くはない。

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17時前に折立に下山。本日の行動時間は10時間40分でした。Mくん、3日間お疲れ様でした。それだけ行動できれば、問題なしです。

下山後は亀谷温泉で汗を流し、帰路につく。これで2017年の渓流釣りと沢登りは終了です。金剛山周辺の沢登りにはまだ行くかもしれませんが、本格的な沢登りは来年までは行くことはないでしょう。今シーズンも楽しめました。いよいよ雪のシーズンに向けての準備を始めるとしましょう!

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北アルプス 真川・岩井谷:ワンゲル部員の初の沢泊

すでに1週間が経ってしまいましたが、期待の1回生ワンゲル部員1名と北アルプスの薬師峠に突き上げる岩井谷を遡行してきました。ワンゲル部員にとっては初めての本格的な沢で、沢泊も初めて。この沢は2年前にも遡行しましたが、ゴルジュの高巻きに苦労し、4時間以上も費やしてしまった(2015年9月の記録)。その時は右岸から高巻いたが、今回は左岸から高巻いてみた。それが意外にあっさりと抜けられて、わずか1時間ちょっとの所要時間。おかげで時間的にも余裕ができ、釣りも充分に楽しめた遡行となりました。

【日程】2017年9月22日(金)〜23日(土)
【山域】北ア・立山
【渓谷名】常願寺川水系 真川 岩井谷
【メンバー】Mくん、マメゾウムシ
【天候】9/22 晴れのち曇り、夜は時々雨、8/6 雨のち曇り、その後晴れ
【コー スタイム】
9/22 折立7:10〜岩井谷橋8:09〜鳶谷出合9:39〜1560m二俣11:43〜1680m幕営地13:05
9/23 1680m幕営地6:33〜ゴルジュ下7:21〜ゴルジュ上8:13〜2070m二俣11:23〜2100m二俣12:42〜薬師峠14:15

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前夜のうちに有峰林道のゲートに到着。平日なので車は我々の1台のみ。ゲートオープンは6時なので、そのまま車中泊。ゲート横にはトイレもあるので問題ありません。翌朝目覚めると、後ろに車が5台以上すでに並んでいました。

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6時のゲートオープンと同時に車を走らせ、折立に到着。平日なので駐車スペースに困ることはありませんでした。トイレを済ませてから出発。

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登山者は太郎平への登山道を登っていくが、我々は真川沿いの林道を進みます。

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折立から1時間ほどで岩井谷橋に到着。岩井谷の水量は平水という感じ。左岸についた道を進む。

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道が不明瞭になったところで、沢に出て沢装備を装着。目の前には堰堤。これは沢に下りるのが早すぎで、左岸についた道が不明瞭になってもそのまま踏み跡をたどれば巻ける。すっかり2年前のことを忘れている。その次の堰堤は左から巻ける。

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北アルプスの沢らしい圧倒される流れで、ゴルジュも出てきたが、基本的にゴーロが中心の沢なので、岩伝いに通過できる。

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Mくん、初めての北アルプスの沢に感動気味?

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岩井谷橋から1時間半ほどで鳶谷出合に到着。

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魚影が走る。やはり我慢できません。ちょっとテンカラ竿を振ってみることにします。このあたりは釣り人も入ってきますが、最初の1匹目はちょっと小さかった。

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次に釣れたのは良型の黒い奴。このあたりの沢は黒っぽいイワナが多い気がする。

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今季待望の尺イワナが上がりました。シーズン最後にしてようやく尺物が出ました。釣りばかりしていると進みませんので、これぐらいで竿をたたみ、先を進むことに。釣れたイワナはリリースしました。

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ゴーロばかりでちょっと飽きる。

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大岩ばかりで涸沢風な河原。

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1560m二俣に到着。本流の左俣はここから斜度を増す。

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大岩の間を流れる小滝が続くようになる。

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左岸から入る枝沢にかかる30mほどの滝。

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大岩を乗り越えることが多くなり、ボルダリングをしている感じになる。

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右岸から入る枝沢にかかる30mほどの滝。この上は確か2年前に幕営したところ。ちょうどテント1張分のスペースがある。時刻は13時。仮にゴルジュを超えるのに4時間かかっても日没前には抜けられる。一方で、翌朝にここから出発しても夕方までには薬師峠へは充分に抜けられる。アルコール類と食糧を減らしてから、翌朝に余力充分でゴルジュを抜ける方がよいだろうということで、今日はここで遡行を終了し、釣りと焚き火をまったりと楽しむことにした。

焚き火用の薪を集めてから釣りへ。このあたりまで来ると釣り人も入っていなそうで、イワナはスレていない。テンカラ釣り初めてのMくんも尺物をあげる。

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イワナの刺身とイクラで乾杯! わざわざ持ち上げたビールは旨い!

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夕方に一時雨が降り、いったんテントに入っての宴会となったが、その後に雨が止んだので再び焚き火を囲んでの宴会。やはり沢では焚き火ですね。

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翌朝は小雨の中でのスタートとなり、テンションが下がる。

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ゴルジュの手前は大岩ばかりで、登攀的な遡行を強いられる。

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ゴルジュの入口に到着。この中には多段大滝40mがある。2年前は右岸から高巻いたが、岩盤の上にのった薄い草付きのトラバースに懸垂下降と結構危うい場面が多かった。その時の同行者が沢初心者で、ロープばかり出したこともあり、高巻きだけで4時間以上も費やしてしまった。その時のGPS軌跡はあるので、同じルートを行くことはできるが、左岸からの高巻きが楽だという情報もある。

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左岸側を見ると、草付きのルンゼが木のある所まで伸びていて充分に登れそうだ。このルンゼを登ることにする。

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スタンスはしっかりあるので、ロープなしで登り、樹林の中へ。下方を見ると流れが見えているが、もうゴルジュの上のような感じ。GPSで確認すると確かに。ただし、まだ我々の下部には岩盤が続いているので、しばらく沢沿いに平坦地をトラバース気味に進んでから、樹林の中のルンゼ状の地形を下降することに。木があるのはよいのだが、途中から密林となる。ようやく密林を抜けた所は岩の上。河原まではすぐなのだが、下は垂直に切れ落ちている。下流側に回り込めばそのまま下りられそうではあったが、面倒なのでその場から懸垂下降で下りることにした。

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Mくんにとっては、いきなりぶっつけ本番の空中懸垂になったが、無事河原に下りることができた。意外とあっけなく抜けられた。高巻きに要した時間は1時間ちょっとで、2年前に比べて3時間以上の時間短縮であった。

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これでもう難所はない。時間的にも余裕ができたので、竿を出すことに。

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ちょっと渋かったが、まあ釣れました。

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滝が出てきたところで、釣りを終了。6m滝は難なく大岩伝いに越える。この頃には雨は止んでいた。

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Mくんは高校時代に山岳部だったこともあり、しっかりついてくる。ワンゲル部の将来のリーダーになる素質は充分。

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ゴルジュの中の6m滝は左から越える。

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平凡な河原となったところで、2070m二俣に到着。右俣を進むが、左俣には滝がかかる。魚影が走るので、再び竿を出すことに。

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標高2000mを越えるのに、尺物が釣れました。

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竿をしまい、2100m二俣を左に進む。

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きれいなナメ滝を進む。

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水量も少なくなり、すっかり源頭の雰囲気となる。このあたりの標高は紅葉が進んでいる。青空も出てきて、天気も回復しました。

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テープに導かれ、薬師峠への沢へ入る。

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薬師峠のトイレに出て感動の?フィナーレ。薬師峠の幕営地に着いたのは14時15分。ゴルジュの高巻きがあっけなかったので、釣りをしながらのまったり遡行でした。翌日は薬師沢左俣の遡行を予定。ビールを購入して乾杯し、そのまま薬師峠でテント泊しました。

薬師沢左俣につづく

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September 13, 2017

阿弥陀ヶ滝上流フナサコ沢でワンゲル部員の沢登りデビュー

雨で母御石谷に入渓できずにロープワーク講習会となった前日でしたが、翌日は見事に晴れました。本来は朝から山小屋の維持作業のはずでしたが、「せっかくだから沢に行ってきたら」というOB・OG会会長のAさんの計らいにより、近場の阿弥陀ヶ滝上流部フナサコ沢を遡行し、ワンゲル部員の沢登りデビューとなりました。

【日程】2017年9月8日(金)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川支沢 阿弥陀ヶ滝上流部フナサコ沢
【メンバー】Iくん(ワンゲル部OB)、Fくん(ワンゲル部員)、Mくん(ワンゲル部員)、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】桧峠8:26〜県道314号ヘアピンカーブ8:43〜阿弥陀ヶ滝落口9:09〜2段10m滝9:42〜県道314号の橋11:31〜林道12:16〜桧峠12:31

阿弥陀ヶ滝上流部の偵察は、8月6日にIくんと一緒に行ない、遡行図も書いている。滝が少なく、半日コースなので、沢登り入門にはいい沢である。

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桧峠から20分ほど歩いたヘアピンカーブが沢への下降点である。

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笹を掻き分けると、踏み跡があり、ほぼ南方向に伸びる尾根を下降していく。入渓直前までは藪漕ぎはたいしたことはない。

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沢を目前にすると、笹が濃くなり、笹を漕いで入渓となる。

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入渓地点はナメである。前日の雨のせいで、前回よりさすがに水量が多い。

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入渓地はちょうど支谷からの3m滝が右岸から入る。

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とりあえず、阿弥陀ヶ滝の落ち口まで行ってみる。阿弥陀ヶ滝は落差約60mで、日本の滝100選、岐阜県名水50選にも選ばれ、東海一の名瀑として有名な観光地となっている。

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4m滝を下降。階段状なので問題ない。

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阿弥陀ヶ滝の落ち口に到着。

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クライマーであるIくん、攻める! ここから遡行開始とします。

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先ほど下降した5m滝は、渇水気味の前回より水量が圧倒的に多いので迫力がある。

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全体的に増水のせいで迫力がある!

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沢デビューの2名。どうナメは?

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前回は渇水で、水も汚かったけど、今回は澄んでます。

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沢歩きは楽しい?

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気持ちよいでしょう!

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釜もあります。

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この遡行で最も大きな滝である2段10m滝も、水量の多さでだいぶ迫力がありました。

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シャワークライミングは初めてでしょう!

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最高!

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8月に遡行したときと同じ倒木からまたナメコが出ていました。昼食用に採りました。2段10m滝より上は、自然を楽しみながらのんびり遡行に。

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県道314号の橋に到着。前回はここで遡行を終了としたが、この上の林道まで遡行してみることに。

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途中までは快適に歩けたのですが、だんだんと藪沢と化していく。

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いい加減、藪沢に飽きてきたところで、林道に出ました。あとは林道を歩けば桧峠へ戻れます。

半日コースでしたが、ワンゲル部員の沢登りデビューとなりました。あとはロープワークをしっかり覚えて、経験を積んでいくこと。来年の夏合宿では沢パーティーを出したいですね。

 

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ワンゲル部員にロープワーク講習

私が顧問をしているワンダーフォーゲル部は奥美濃の石徹白に山小屋を持っています。毎年3回ほど部員とOBが山小屋に集合し、薪割りや雪下ろしなど山小屋の維持作業を行なっています。その夏の維持作業が9月8日〜10日で行われました。

せっかく石徹白まで行って、ワークだけで帰るのはもったいない。やはり沢登りでしょう。そこで希望者を募って1日早く山小屋入りし、すでに偵察済みである九頭竜川水系石徹白川の母御石谷を遡行することを計画しました。これまでのワンゲル部はせいぜい無雪期縦走しかしてこなかったので、本格的な沢登りは初めてとなります。

現役部員の希望者は2名のみ。ちなみに部員は20名います。コーチは私と山岳会バリバリのOBであるIくんの2名ですので、指導には適当な人数かもしれません。まずは将来のリーダーとなる学生を育てること。リーダーが育っていけば、ハイキングしか知らない部員たちの意識も変わっていくでしょう。

雨予報でしたが、運が良ければと思い、9月7日の夜に大阪を出発し、深夜に大杉登山口に到着。道中は雨は降っていなかったのですが、到着するや雨が降り出す。とりあえず、翌朝の雨量で入渓するか判断することにし、晩酌をしてから就寝した。

起床すると、雨は本降りに。母御石谷への入渓は中止し、山小屋にてロープワーク講習を行なうことに計画変更。

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まずはハーネスの付け方。それからハーネスとロープの結び方を教える。

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エイトノット、クローブヒッチ、プルージック、クレイムハイスト、ダブルフィッシャーマンなどの結び方も教えて、確保のシステムについてもやってみせる。

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懸垂下降のシステムについてもやってみせたが、これは現場でやらないと身につかないでしょう。これで雨の日の半日は時間が潰せました。午後は少々暇をもてあます。

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夕方までには、前日入りのOBのAさんと山小屋委員3名が到着。Aさんより太陽光発電・蓄電利用システムの使い方の説明を受ける現役部員。

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夕食の準備。車で入れるところなのに、なぜか山と同じような質素な食事を準備する現役部員たち。総菜とか肉とか買ってこられるだろう! こういう融通が利かないところはダメですね。

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まあ、高級ウイスキーでお口直し。いい具合にお酒がまわったところで就寝となりました。

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August 26, 2017

ワンゲル部員の雪渓歩き訓練 in 白馬大雪渓

この4月からワンダーフォーゲル部の顧問を引き受けています。大学のワンゲル部というと、そこそこのレベルの山行をこなすという世間の認識ですが、うちはハイキングクラブという状態です。過去においては、雪山・沢登り・山スキーなども行われていたのですが、現在はそのような山の技術や文化の継承が途絶えてしまっています。初心者だけではなかなか技術の向上は望めません。やはり経験者による指導が必要です。そこで白馬大雪渓で軽アイゼンによる雪渓歩き訓練の実技指導をしてきました。

【日程】2017年8月15日(火)
【山域】北ア後立山
【場所】白馬岳
【メンバー】ワンゲル部員6名、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コースタイム】猿倉駐車場5:19〜猿倉荘5:23-38〜白馬尻荘6:26〜大雪渓末端6:47-7:02〜大雪渓上端8:22〜岩室跡9:04〜避難小屋9:38〜白馬岳頂上宿舎10:44〜白馬山荘11:17〜白馬岳11:38-白馬山荘11:55-12:13〜岩室跡13:26〜大雪渓上端13:55〜白馬尻荘15:15〜猿倉駐車場16:03

私の運転で堺から白馬の猿倉へ。私はほぼ徹夜運転でしたが、彼らはほぼ車中では寝ていた。年齢を考えると立場が逆ではないかと思うのだが。

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お揃いの軽アイゼンを新しく購入したワンゲル部員たち。朝の出発時に、タグのついたままの軽アイゼンを取り出し、説明書を開いて、ブーツへの取り付けをし始めた。そういうことは事前にやっておくことだろう! 覚えるまでやっておかないと! さらに全員分の地図が用意されていなかったり、事前に登山届をメールにて提出していなかったりと、朝一番から注意事項が多すぎる。どうやら彼らにはゼロから山のことを教え直す必要がありそうだ。

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猿倉から50分ほどで白馬尻小屋に到着。

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いよいよ白馬大雪渓だ。今日は天気がパッとしないせいか、登山者は少なめでした。

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大雪渓では軽アイゼンを装着してもらうのだが、その際に、山側に完全に背を向けている学生が何人かいる。大雪渓は落石のリスクのある所だが、そういう場所では常に上部を注意している必要がある。休むときもそうだが、決して山側に背を向けていてはいけない!

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全員が初めてのアイゼン歩行。足を開き気味にして、雪面にフラットに足を置く。しかし緊張感がないな!

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途中で、クレバスを迂回するために1度アイゼンを脱ぐのだが、この時も山側に背を向ける者がいた!

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落石に注意を払いながら、大雪渓を登る。

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休憩は落石のリスクの少ない所で取る。

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標高2130mで大雪渓上の歩きは終了。もっと早い時期であれば、まだしばらくは雪渓上を進めるのですが、すでに上部の雪渓の崩壊が激しく、秋ルートに入ります。

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落石のリスクがある所なので、アイゼンはすばやく外さないといけない。

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苺平までは落石のリスクが高いので、休憩せずにすばやく通過する。途中、徒渉箇所もあり。

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ガスっているときの雪渓上での落石はわかりにくいので、注意を怠らない。

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避難小屋まで来れば、落石のリスクは少なくなる。

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高山植物の花も多くなってきた。イワオウギとハクサンフウロ。

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クルマユリ。

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ウサギギク。

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ウルップソウ。

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チシマギキョウ。

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あとは黙々と登ればよいのだが。徹夜運転の疲労が出たのか、急なパフォーマンスの低下が。6月の富士山スキーの時もそうだったが、最近はどうも寝不足の場合は急なパフォーマンスの低下が起こる。高度と寝不足の相互作用だろうが、年齢的に無理のできない身体になってしまったのだろうか。UTMBでは168kmを43時間寝ずに走れたのに。学生には先に行ってもらい、私はマイペースで登ることに。彼らは体力だけはあるのだが、その体力を有効に活用する山行をしていない。

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白馬岳頂上宿舎を通過し、その上の白馬山荘を通過。ガスっていて、展望がないのは残念。

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先に山頂を踏んだワンゲル部員達とすれ違う。彼らには白馬山荘で待っていてもらうことにして、私も山頂を目指す。

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山頂に到着。2013年6月にスキーで大雪渓を滑走して以来の山頂です。その時は5時間もかかっていなかったのに、今回は6時間20分もかかってしまった。白馬岳はスキーで登る方が楽かもしれない。

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山頂の西側はなだらかな斜面ですが、東側は切り立っています。学生が待っているので、足早に下りるとします。

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ガスった時はやはりライチョウが現れます。

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白馬山荘でワンゲル部員と合流して下山へ。

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下りは落石を起こさないようにソフトに足を置く。

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朝よりも雪渓の崩壊が進んだような。

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いよいよ大雪渓の下りです。アイゼン歩行は登りよりも下りの方がテクニカルです。

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膝は曲げ気味にして、フラットに雪面に足を置く。

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うーん! 明らかに踵着地がいるな。白馬尻を過ぎると雨が降り出しましたが、本降りになり出した頃に猿倉に下山。それほど濡れずに済みました。汗を流しに、八方温泉みみずくの湯によったが、これが激混みでした。お盆休みは行動を考えた方がよいですね。

今回は、ワンゲル部の問題点がいろいろと明らかになった山行でした。ワンゲル部員たちに雪上訓練の必要性も感じますが、彼らはアイゼン歩行以前の問題ができていなかった。ハイキング以上のことをするならば重要になってくるリスクマネージメントがまったくできていない。このままの状態であるならば、いつ事故が起こってもおかしくはない。ある意味、今回の山行を彼らだけに任せないで、一緒に行ってよかったと思いました。現在はそんな現状のワンゲル部ですが、将来的にはなんとか平均的な大学ワンゲル部レベルの山行ができるようにはしたいと考えています。


YouTubeにアップした記録動画です。

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