September 21, 2018

ワンゲル部山小屋の裏山にある藪沢にて釣り遡行

9月15日〜17日の3連休は石徹白にあるワンダーフォーゲル部の山小屋に滞在し、現役学生の実技指導をし、最終日に倉谷カンバタ谷を遡行したことはすでに報告した通りです。

Img_3685

具体的に何をしていたかというと、初日は雨でしたが、学生には山小屋の近くでトレランと藪漕ぎをやってもらいました。どちらも小屋から直接出発できるのは、なかなか恵まれた環境です。

P9170076

山小屋の近くでタマゴタケ発見!

Img_3686

バターソテーになり、お酒のアテになったのでした。

2日目は、現役学生は石徹白の白山中居神社から藪漕ぎにて野伏ヶ岳山頂を目指す。私は若いOB2名と裏山にある藪沢へ釣りに出かけた。

P9160001

前日までの雨で沢はかなりの増水。

P9160002

沢幅一杯に流れが。

P9160003

深い釜をもつ1.5m滝も結構な迫力!

0023_xlarge

平水時はこんな感じです。ここは先月に釜にスマホを落とした所でもある。

P9160004

2段5m滝もなかなかの水量!

P9160007

シャワークライミングとなりました!

P9160008

肝心の釣果の方は、まあいつも通りな感じで。

P9160009

確実にテンカラ釣りの腕を上げるIくん。

Img_3687

沢で取ったミズをお浸しにして、お酒のアテに。

野伏ヶ岳パーティーは、藪が濃すぎて、ダイレクト尾根に取り付いたところで敗退してきました。もう少し粘ってほしかったな。とりあえずは経験をいろいろと積ませることが重要ですかな...

| | Comments (0)

September 20, 2018

石徹白 倉谷 カンバタ谷遡行

9月15日〜17日の3連休は石徹白にあるワンダーフォーゲル部の山小屋に滞在し、現役学生の実技指導をしていました。天気が1番よかった最終日に、ワンゲル部の若いOBたちと倉谷からカンバタ谷を遡行してきました。実にきれいな沢で、遡行をお勧めしたい沢でした。

【日程】2018年9月17日(月)
【山域】奥美濃
【渓谷名】九頭竜川水系 石徹白川 倉谷 カンバタ谷
【メンバー】Iさん、Hくん、マメゾウムシ(OPUWV部)
【天候】曇り時々晴れ
【コー スタイム】石徹白登山口7:05~倉谷出合7:20~入渓7:44~堰堤8:35~カンバタ谷出合10:48~11:07~大滝上11:35~水場分岐12:58~神鳩避難小屋13:12-34~いとしろ大杉14:29~石徹白登山口14:35

P9170010

車は1台なので、石徹白登山口の駐車場に車を置き、徒歩にて倉谷出合に向かう。

P9170011

倉谷の出合。一昨日にだいぶ降ったので、水量がまだ多そうな感じ。

P9170012

まずは倉谷右岸の林道を進む。

P9170013

やがて藪漕ぎとなる。行ける所までは藪漕ぎを続ける。

P9170014

林道が完全に不明瞭になったところで、ブロック堰堤に出る。その堰堤を越えたところから倉谷に入渓。早速テンカラ竿を振るIくん。残念ながら、アタリはなし。

P9170015

倉谷はなかなかきれいな渓相である。

P9170016

しばらく進むと堰堤が現れた。左右どちらからも巻けそうだったが、右から巻いた。

P9170018_2

ちょっと水量は多いが、問題はなさそうだ。

P9170019

4m滝が現れた。これは左から巻いた。

P9170020_2

巻く途中にタマゴタケ発見。

P9170021

右岸の枝沢から4m滝が落ちる。

P9170022

ナメが現れる。

P9170026

ちょっとテンカラ竿を振ってみると、イワナが釣れました!

P9170027

P9170028

美しい!

P9170029

左岸の枝沢から落ちる3段の滝。

P9170032

トイ状の流れ。

P9170033

素晴らしいナメ小滝が続いた。

P9170035

右壁に穴が2つある深い釜をもった2m滝が現れた。

P9170037

右から越えたが、滑りやすそうだったので、念のためロープで確保した。

P9170039

その後も美しい渓がつづく。

P9170040

入渓してから3時間ほどで、カンバタ谷出合に到着。カンバタ谷は、うっかりしていると見過ごしそうな流れである。

P9170041

大休止してからカンバタ谷の遡行開始。

P9170043

すぐに連瀑帯が始まる。

P9170044_2

P9170045

直登は容易!

P9170046

奥に大きな滝が見える!

P9170048

美しい直瀑だ!

P9170049

右から小さく巻く。

P9170050_2

沢上谷を思い出す美しい滝だ。

P9170051

最後の10m滝も右から巻いた。

P9170052

木は掴めるが、足下が崩れやすく、ちょっとイヤらしかった。ロープを出してもよかったかもしれない。

P9170053

滝の上に出て一安心。左から水量のある支谷の流れがあった。

P9170054_2

P9170057_2

P9170059_2

時々、小滝が現れるが、直登は容易だ。イワナも時々はしる。

P9170060

ワイヤーがあるのが不思議だが、伐採作業で使用したのか?

P9170063

マムシを危うく掴みかける!

P9170066

まだ小滝が現れる。

P9170068

赤テープがあるところが、神鳩の水場への分岐。ここを左へ。

P9170069

水がチョロチョロ流れる滝を登る。

P9170070

踏み跡をたどって水場に出る。

P9170071

そのまま踏み跡を登ると神鳩避難小屋に到着し、遡行終了。石徹白登山口から6時間の行程でした。沢装備を解除して大休止。

P9170072

あとは登山道を下るだけ。

P9170073

リンドウが咲いているのを見ると秋を感じます。

P9170074

登山道沿いにはタマゴタケがたくさん出ていた。

P9170075

まさにタマゴ!

P9170078

いとしろ大杉。

P9170080

石徹白登山口に無事下山。ワンゲル部員達の沢登り訓練に充分に使えるいい沢でした。今シーズンのワンゲル部山小屋周辺の沢探索はこれで終了かな。来シーズンは、倉谷本流や初河谷も遡行してみたい。

| | Comments (0)

September 04, 2018

剱岳 早月尾根往復ワンデイ

ワンダーフォーゲル部の剱岳夏合宿パーティーを馬場島にて見送った翌日に、私も早月尾根から剱岳をワンデイで往復してきました。

【日程】2018年9月2日(日)
【山域】北ア・立山
【場所】剱岳 早月尾根
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇り
【コースタイム】馬場島4:14〜松尾平4:54〜早月小屋7:41-50〜剱岳10:14-27〜早月小屋12:11-18〜松尾平14:15〜馬場島14:47

8月30日に先発隊として雑穀谷でクライミング練習をしたが、その後の天気予報が思わしくない。夕方に国立登山研修所の夏山リーダー研修会に参加していたメンバー1名を立山駅でピックアップし、馬場島に移動し本隊と合流した。

Img_3638

馬場島のキャンプ場に集結したワンゲル部剱岳夏合宿パーティーだったが、翌日の天気が悪いので1日停滞することになった。

Img_3644

剱岳を開けて、必勝祈願!

Img_3647

予定より1日遅れの9月1日に、ワンゲル部剱岳夏合宿パーティーは馬場島から早月小屋を目指して出発した。彼らは剱岳を越えて薬師岳まで縦走の予定だが、台風21号の動きが気になるところだ。

私はこのまま帰阪しようとも思ったが、翌日の天気が持ちそうなので、2日間の停滞した身体に気合いを入れるために、急遽、日帰りにて早月尾根を往復することにした。久しぶりのヘンタイ系登山です。

P9020004

翌日から平常勤務ですので、早めに帰阪したい。ということで、3時起き4時出発とした。いろいろ支度にゴタゴタしていたら、出発時間は4時を過ぎてしまっていた。

P9020005

ヘッドライトを点けて、ここから登山道に入る。

P9020007

5時には明るくなった。ロングルートなので焦らずゆっくりと。トレランを本格的にやっていた時のスピードをもう年齢的に出せないので。

P9020008

猫又岳方面の眺め。

P9020009

正面は小窓尾根の岩峰か?

P9020010

馬場島から3時間半で早月小屋に到着。ワンゲル部パーティーをはじめすでにみんな出発したようでテン場には1張りもなく閑散としていた。

Okojyo1

なにかチョコチョコすばしこい動物がいると思ったらオコジョだった。好奇心旺盛の個体らしく何度も同じ所に出現したので、写真に撮ることができた。

P9020017

富山湾方面は青空が見えていた。

P9020018

まだまだ先は長い!

P9020020

まだ咲いていたトリカブトとセリ科の花。

P9020021

本格的な岩稜となってきた。

Raicho3

ライチョウがいました!

P9020024

鎖場は大人数パーティーがいて渋滞気味。途中、トレイルランナー1名に追い抜かれたが、それ以外は先行者を追い抜く。

P9020025

山頂が近づいて来た。しかし今日はこんなに登山者が登っていたのかと思うぐらいに、ここに来て多くの登山者をみる。前日のうちに結構多くの登山者が早月小屋に入っていたのだろう。

Img_3655

馬場島からちょうど6時間で剱岳山頂に到着! おそらく20年以上ぶりの剱岳の山頂だ。確か1995年の5月に別山尾根から登って以来だ。山頂は多くの登山者で賑わっていたが、残念ながらガスで展望はなかった。

P9020028

長い下りが待っているので、往路を戻る。

Raicho2_2

帰りもライチョウがいました。

P9020031_2

登ってくる人を登山道上で待つことが多かったが、それでも下りは速い

P9020032

早月小屋で少し休憩して、あとはノンストップで下る。

P9020033

太い幹の杉の木が何本かあったが、上で幹が分枝している。雪で折れたのだろうか?

P9020034

登山口に下山。

P9020035

出発から終了まで10時間半、標高差2300m近く、距離約16km。剱岳早月尾根往復は久しぶりのロングルート日帰りでもあり、流石に足にきました。湯神子(ゆのみこ)温泉にて汗を流してから帰阪しましたが、久しぶりに翌日はひどい筋肉痛でした。

| | Comments (2)

富山の雑穀谷にてワンゲル部クライミング練習

先週は顧問をしているワンダーフォーゲル部の剱岳夏合宿パーティーのサポートのために富山へ行ってきました。

初日は先発隊2名と立山町の雑穀谷にてクライミング練習を行った。雑穀谷には過去にも3回ほど北陸のクライマーと練習に来ている(2014年9月、2016年6月9月の記録)。

Img_3625

堰堤工事が行われていたが、クライマーへの配慮がなされている。

新しいクライミングロープを持ってきていながら、クライミングシューズを忘れるという失態に気づく。ということで、登山靴でもリードできる簡単なルートで練習することに。学生も登山靴しか持っていないし、今回は剱岳登山に向けて岩登りの基本を学んでもらうだけなので、それでも目的は果たせる。

私がリードで登って、トップロープ確保のための支点を構築する。久しぶりの登山靴でのリードは、学生がしっかりビレイしてくれるかも不安もあり、少々緊張した。

Img_3627

トップロープ確保で、1人が登り、もう1人が確保することで、岩登りとビレイの基本を学ぶ。

Img_3632

部員1名はセンスがよかったが、もう1名は怖がって腰が引けていた。

Img_3633

まあ、クライミングはまずは高所への慣れですかね。

懸垂下降の練習も行ったが、雨が降り出したので終了。

Img_3636

雨の中をすぐ近くにある称名滝の観光となりました!

| | Comments (0)

August 07, 2018

夏のワンゲル部山小屋を楽しむ会

先週末は、ワンゲル部OB・OG会主催のイベント「夏の山小屋を楽しむ会」で、奥美濃石徹白にあるワンゲル部の山小屋へ行ってきました。拘束は夕食を一緒に取るだけで、あとは各自・各グループ単位で自由に行動するというイベント。

1日目の日中は、まだ遡行していない沢の偵察へ。

P8040003

入渓地点はナメ。

P8040005

下界では35℃を越える暑さですが、沢も暑めで、スミナガシとイチモンジセセリが給水に来ていた。

P8040006

今回新たに発見した2段5m滝。この写真はその下段で、右側を直登できる。

P8040007

上段は斜滝で容易に登れる。

P8040015

小さな藪沢ですが、イワナがよく走る。テンカラ釣りには不向きな沢ですが、なんとかキャスティングできるところでテンカラ竿を振ると釣れた!

P8040018

なんと尺イワナも釣れた!

小さな藪沢なのでそんなにポンポンは釣れないが、ここは他の釣り師と競合することはまずない。

P8050024

これは翌日に行った別の支流だが、2段10mの滝がある。ワンゲル部の沢登り入門にも使える。

Photo

参加者全員で山小屋の前で記念撮影。

ワンゲル部の山小屋は夏だけでなく、春は山菜、秋はキノコ、冬はプライベートゲレンデで激パウスキーも楽しめる。実に恵まれたロケーションです!

| | Comments (2)

July 27, 2018

金剛山 妙見谷:ワンゲル部のガイド役で

夏合宿に向けてトレーニングに励むワンゲル部ですが、近場で岩場歩きのトレーニングを行うにはどこがよいかと相談を受けた。日帰りで公共交通機関限定となるので、最初は須磨アルプスで考えていたとのこと。できれば荷物を背負ってのトレーニングも兼ねたい。ところが連日の猛暑で低山は熱中症のリスクが高い。そうなると低山では沢筋のルートしかないということで、金剛山の妙見谷を勧めた。勧めた者の責任として、その妙見谷をガイドすることになった。妙見谷は昨年もワンゲル部の学生と2回ほど遡行している(2017年6月10月の記録)。妙見谷は沢靴もロープも必要ない沢登り入門のための沢として知られている。

【日程】2018年7月21日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 妙見谷
【メンバー】Kさん、Oくん、マメゾウムシ(OPUWV部)
【天候】晴れ
【コー スタイム】金剛山登山口バス停9:31〜妙見滝下10:01〜山頂広場11:13〜セト12:09〜カトラ谷出合12:30〜金剛山登山口バス停13:06

河内長野駅9時発のバスに乗車し、金剛山登山口で下車。ロープウェイ方面にしばらく歩いて、ウッディハートというお店が見えたあたりで左にある林道にゲート脇から入る。以前は車が通れるぐらいの林道だったが、今は荒れている。

Img_3397

林道終点からしばらく進むと、左に滝が見える。沢装備ならばここをシャワークライミングできる。沢装備でない場合は、妙見滝より入渓となる。

Img_3398

去年の10月に上陸した台風21号は金剛山にも甚大な被害をもたらしたが、妙見滝下の倒木はそれによるもの。滝壺には土砂も堆積して滝の高さも低くなってしまった感じ。妙見滝はフィックスロープのある左岸から小さく巻く。

Img_3399

西日本豪雨の影響がまだ残っているのか、水量はいつもより多い。

Img_3400

2段6mぐらいの滝は右岸から巻く。学生に岩場歩きのアドバイスをしながら登る。やはり沢筋は涼しい。

Img_3402

途中、本来は樹林の中のはずが、これまた台風21号による影響かかなり斜面が崩れた感じ。この先で沢装備の2名を追い抜く。沢装備でない方が、濡れずに行こうとするので、レベルは少々上がる。沢装備の方が遠慮なく水線を進めて涼しいのだが。

Img_3403

休まずに一気に詰めてしまった。山頂広場に出ると積乱雲が空に。

下山はセト廻りで。行って気がついたが、黒栂谷道が通行止めとなっていた。これも台風21号の被害によるもの。ロープを持っているので、自己責任で進むことに。

Img_3405

被害はだいぶ大きかったようだが、だいぶ修復は進んでいた。1箇所だけ橋がないところがあったが、徒渉で簡単に渡れた。

Img_3406

金剛山登山口に下山。バスの時刻まで時間があるので、バス停前のお店で一杯!

ワンゲル部員は、翌日は荷物を背負って妙見谷を登ったとのこと。お疲れ様でした!

| | Comments (0)

July 19, 2018

大峰 神童子谷・犬取谷にて、ワンゲル部の沢泊遡行

長雨が続いた西日本。予定していたワンゲル部の沢泊遡行も延期に。その後は梅雨明けによって晴天に恵まれたのはよいが、暑すぎ。そんな時はやはり沢登り。7月の3連休は、ワンゲル部員の沢泊遡行の指導を兼ねて、大峰の神童子谷・犬取谷を遡行してきた。神童子谷は、過去にノウナシ谷(2014年7月の記録)と犬取谷(2016年8月の記録)をそれぞれ1回ずつ遡行している。

【日程】2018年7月15日(日)〜16日(月)
【山域】大峰
【渓谷名】十津川水系 川迫川 神童子谷・犬取谷
【メンバー】Hくん、ゴーレム、タッキー、マメゾウムシ(OPUWV部)
【天候】7/15 晴れ、7/16 晴れ
【コー スタイム】
7/15 観音峯登山口4:56〜白倉谷出合5:22〜大川口7:05〜神童子谷入渓7:35-55〜赤鍋ノ滝下8:48〜釜滝上12:37(泊)
7/16 釜滝上6:25〜犬取滝下7:41〜ジョレンの滝下9:33〜稲村小屋10:43-11:19〜クロモジ尾根下降〜林道13:20〜観音峯登山口近道分岐13:57〜観音峯登山口14:31

**************************************
1日目(7月15日):観音峯登山口〜大川口〜神童子谷〜釜滝

車は1台のみなので、どこに車を置くべきか迷ったが、安心して駐車できる観音峯登山口にした。前夜に観音峯登山口入り。夜は星がきれいで、ホタルも飛んでいた。観音峯登山口から入渓地点までは2時間半の歩きが必要だが、その分は下山時間が短くなる。1泊2日で行くのであれば、時間的には余裕がある。

P7150001

5時に観音峯登山口を出発。ミタライ渓谷歩道を進んで国道309号に出て、あとはひたすら歩く。釣り師や行者還トンネル方面に向かうと思われる登山者の車が次々と追い抜いていく。

P7150005

観音峯登山口から2時間かかってようやく大川口。ここからは神童子谷沿いの林道を進む。

P7150006

林道上にゲートのあるところから踏み跡を下りて入渓。過去は林道終点から作業道を下りたが、すっかり忘れていた。その分、沢歩きは長くなるが、問題はない。

P7150008

沢装備を装着して遡行開始。

P7150011

左岸についていた作業道を部分的に使ったが、崩壊箇所あり。そこには下降のためにロープがフィックスされていたが、出だしがハング気味で、結構テクニカルな下降となった。

P7150012

両岸が狭くなって、へっついさんだ。

P7150014

水位は腰から胸にかけてで、これまでより水位が高い。晴れが続いても、先週までの長雨の影響がまだ残っている感じ。

P7150016

枝沢から滴る滝に打たれるタッキー。正面には赤鍋ノ滝が現れる。

P7150018

赤鍋ノ滝は左岸側の側壁をトラバース気味に登るが、ひじょうに滑りやすいので、ロープを出した。3箇所ほど残置スリングがあるので、中間支点に使わせてもらう。滝上には木がはえているので、それでビレイ用の支点を取ると、ちょうど30mロープいっぱいである。2番目と3番目はフリクションノットで、最後の者はトップのビレイで登る。2番目と3番目に登った学生は途中で滑りまくっていたが、ロープがなければ滝壺へドボンだった。基本的にスラブでの足の置き方がなっていない。日頃からの練習で経験を積んで身体に覚えさせないといけない。

P7150019_2

赤鍋ノ滝の上にも釜を持った小滝が続く。

P7150020

1箇所だけ釜を泳いでの突破が必要で、さらにその上段では残置ロープを掴んで登ることになる。

P7150021

小滝群が終わると平凡な流れとなる。急げば幕営予定地の釜滝までそれほど時間はかからないが、今日は時間がたくさんある。釣りタイムとする。私はテンカラ、Hくんは餌釣りでゆっくり釣り上がる。3連休だけあり、釣り師、沢登り、キャニオニングツアーと入渓者が多いこともあり、魚は警戒心全開でかなり厳しい。我々が釣っている間だけでも数パーティーが追い抜いていった。竿抜けポイントと思われる場所で、なんとか小さめのアマゴを1匹だけ釣り上げることができた。

P7150022

目の前に美しい光景が現れた。釜滝の釜がブルーに輝く。

P7150023

正面から見た釜滝。キャニオニングツアーと思われるパーティーは、ここで釜に飛び込んだりして遊んでから引き返していった。

P7150024

釜滝は右岸から容易に巻いたが、釜を泳いで滝に取り付くのもありだろう。

P7150028

釜滝の上は、犬取谷とノウナシ谷との二俣になっていて、高台に幕営適地がある。時間的には13時前ではあるが、今回は沢泊を楽しもうという意図もあるので、ここで幕営とした。ファイントラックのツエルト2ロングをターブ状に張れば、4人がその下で寝られる。

P7150029

夜はやはり焚き火。先週の長雨の影響はまだ残っており、薪は湿ったものばかり。それでも立ち枯れの枝など比較的乾いている薪を集めて、なんとかご飯が炊け、魚が焼けるぐらいの火を熾すことができた。ツエルト設営後に釣ったアマゴが1匹加わり、計2匹のアマゴを遠火で焼く。山菜のミズは細めで小さなものばかりだったが、食べる分だけ採取し、茹でてツナと醤油であえてお酒のアテに。宴は暗くなっても続いた。夜は寝たまま星空を見上げ、ヒメボタルの発光を目にし、沢の風を感じる最高の時間だった。

**************************************
2日目(7月16日):釜滝〜犬取谷〜稲村小屋〜クロモジ尾根〜観音峯登山口

P7160030

翌朝は5時起床で、簡単に朝食を済ませ、6時半に遡行開始。

P7160031

犬取谷を進む。

P7160033

最初の滝は一ノ滝8m。

P7160034

左岸を容易に巻いて、一ノ滝の落口に出る。

P7160036

次は二ノ滝10m。

P7160037

二ノ滝も左岸を高巻くが、高度があるので要注意!

P7160040

3m滝に打たれるタッキー。それだけ煩悩が多いのか?

P7160041

ゴーレムも禊ぎへ。

P7160043

ナメもあり!

P7160047

豪快な犬取滝3段25mが姿を現す。

P7160048

犬取滝は続く滝も含めて右岸から大きく高巻く。

P7160049

少々不安になるぐらいに大きく巻くことになるが、踏み跡を辿れば問題ない。

P7160051

谷の方向が変わるところにある4m滝。

P7160054

4m滝は右側を登ったが、結構嫌らしかったので、念のためロープを出した。

P7160057

4mほどの滝がさらに2つ続き、2つめは右から巻く。

P7160058

枝沢にかかる裏見の滝が右に現れる。

P7160060

そして現れたのが、ラスボスであるジョレンの滝2段60mだ。

P7160062

ジョレンの滝も右岸から大きく高巻く。まずは小尾根に出て、急な尾根上を踏み跡に従って登る。

Kamoshika

下を見るとカモシカの親子が歩いていたが、この写真でわかる?

P7160066

小尾根を登り切って、傾斜が緩くなったあたりで、踏み跡に従って谷方向へトラバース気味に進んで、うまく落口に出た。この落口はジョレン滝の上にある3m滝のようだ。

P7160068

ジョレンの滝上は幕営適地があるが、稲村小屋へは1時間ほどだ。

P7160069

谷はすっかり源頭の様相だが、まだ小滝やナメが現れる。

Img_3393

終盤に現れる二俣は左に進み、稲村小屋に直接出るルートを取った。稲村小屋の前は休憩する登山者で賑わっていた。ここで沢装備を解除して大休止。

P7160073

下山は破線ルートのクロモジ尾根を取った。稲村小屋から稲村ヶ岳方面に少し登ったところから派生する西方向へ伸びる尾根だ。踏み跡は部分的に明瞭、部分的に不明瞭という感じ。途中に石楠花漕ぎあり。

P7160074

道が変えられたのか、途中、地図とは違う尾根を下る。一瞬、尾根を間違えたかと思ったが、地図では下部でこちらの尾根にトラバースしているので、結局合流することにはなる。林業の作業に使っているのか、尾根上には鹿よけのネットやワイヤーが張ってあったりする。

P7160075

途中、道が不明瞭になり、笹藪漕ぎとなる。尾根も明瞭ではなく、一瞬迷いかけたが、下方向に目的の尾根地形を見つけた。獣道や作業道らしき踏み跡が錯綜しているので、方向だけを頼りに急斜面を下る。木を掴みながら下るが、イバラがあったりで、痛い思いもしながら標高を下げる。

急斜面を下りると明瞭な尾根上にうまく乗った。しばらくは尾根上に張ってあるネット沿いに下る。やがて斜度が増し、落石が起きやすいガレとなる。下に林道が見えたが、北寄りに出てしまうと岩盤があり、行く手を阻まれそうだ。最後は南寄りに下りてうまく林道に出たが、この際に学生が落とした落石が頭上をかすめた。ガレの下りでは、落石を起こさないようにソフトに足を置かないといけない。これも経験を積んで身体で覚えないといけないことだ。最後にあったヒヤリ・ハットで、ヘルメットは着用すべきだったと反省。

P7160076

あとは林道を下り、途中から観音峯登山口への近道に入り、出発地点に無事帰還。一般ルートで戻ってもそんなに時間は変わらないとは思ったが、ワンゲル部員たちにとっては、藪漕ぎがある不明瞭ルートの方がよい経験になったのではないだろうか。3連休最終日はどこも混んでいそうなので、温泉にも入らずに帰路についたのだった。

| | Comments (0)

July 05, 2018

金剛山丸滝谷にてワンゲル部沢登り訓練

沢登りを行う部員が増えてきたワンゲル部ですが、まだ学生だけで行ける技量にはなっていない。リーダーを任すからには、しっかりロープワークができないといけない。そこで金剛山丸滝谷にてワンゲル部学生に沢登り訓練を行った。

【日程】2018年7月1日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石ブテ谷 丸滝谷
【メンバー】ワンゲル部学生7名、OB2名、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】青崩9:05〜石ブテ東谷入渓地点9:18-37〜東谷との二俣9:59〜下の丸滝(滝の登攀および懸垂下降の練習)10:34-13:02〜上の丸滝(リード及び確保訓練)13:11-16:25〜六道の辻17:00〜青崩17:50

参加者は部員7名、サポートのOB2名、そして私の計10名と結構な大所帯。全員に目が行き届くか、そして効率よく訓練ができるかが問題だ。青崩に9時に集合した我々は、石ブテ谷東谷へ向かう。天気はよく、30℃を越える暑さだ。

P7010002

入渓すると、暑さも緩む。

P7010005

早速、最初の滝がお出まし。

P7010008

特に問題はない!

P7010010

石ブテ谷東谷と丸滝谷との二俣に到着。正面は東谷にかかる7m滝。

P7010013

丸滝谷を進む。

P7010018

スイスイと問題なく進む部員たち。

P7010019

最初の訓練場である下の丸滝に到着。ここで滝の登攀訓練。まずはOBのIくんにリードで登ってもらうが、上部で手こずる。上部は右手に逃げれば突破できるが、左へ登ると行き詰まる。

P7010021

この滝は登攀レベルが高いということで、ロープをフィックスして、部員には本番を想定してフリクションノットでの確保で登ってもらうことにする。

ここでヒヤリ・ハット発生。登攀中の1名のフリクションノットが効いておらず、落下した際に、結構な距離をずり落ちてしまった。何事もなかったのはよかったが、重大なミスである。以後はフリクションノットの効き具合をしっかり確かめさせてから登らせることにした。

P7010024

滝登りの後は、懸垂下降の練習。

P7010025

懸垂下降での事故は死に直結するので、しっかり手順を確認させる。

リードおよびセカンドの確保も練習させたいが、下の丸滝は登攀レベルが高いので、比較的容易に登れる上の丸滝に移動することに。

P7010028

まずは私がトップで登って、セルフビレイ用の支点をつくる。それからセカンドの登り方の見本を見せるために、私の確保でOBのIくんに登ってもらった。

13時を過ぎていたので、もう他パーティーは上がってこないと思っていたら、想定外の10人ほどの大人数パーティーがやってきた。我々はここで訓練なので、先に登ってもらうことにする。せっかくつくった支点も外す。

このパーティーは初心者が多かったようで、全員が通過するのにえらい時間がかかった。その間、他のメンバーはずっと滝下で待っている状態だった。支点を作り直して、これから指示を出そうという前に、なんと1回生の部員が確保無しで登って来てしまった。他パーティーに長時間待たされたせいもあるが、これはたいへん危険なことである。それも経験のない1回生になぜ登らせたのか?

これは本日2つめのヒヤリ・ハットであった。リーダー以外のメンバーにおいては、リーダーからの指示があるまで勝手な行動をしないように徹底させないといけない。

指導する側のOBIくんを滝下に下ろして、リードおよびセカンドの確保練習についての要領を部員たちに伝えてもらう。私が滝上でセルフビレイの取り方およびセカンドの確保の仕方について指導し、滝下ではIくんがトップの確保の仕方について指導する。

P7010031

念のため、滝にロープを1本フィックスし、トップはフリクションノットでそのロープに確保を取る。もちろん滝下にもトップを確保するビレイヤーがいる。

P7010036

トップが登ったら、支点にメインロープでセルフビレイを取り、セカンドの確保を行う。

この流れを2人一組で行ったが、セルフビレイの取り方など要領が悪く、かなりの時間がかかってしまった。全員が一通り終えた時点で、16時を大きくまわっていた。この一連の作業を正確に素早くできるようにならないと、学生だけで沢に行かすことはできない。普段からしっかり練習してもらいたい。

P7010037

そのまま沢を詰めて登山道に出る。1時間もあれば下山できるのが、金剛山のよいところだ。

多くの問題点が露呈した今回の訓練だったが、なによりもリスク管理を徹底させないといけない。普段からのロープワークの練習も重要だ。

| | Comments (0)

June 30, 2018

沢登りでの遡行図の作成について:前谷川支流 矢谷川

記録の少ない沢を遡行した際には、遡行図を作成するようにしてます。
自分の忘備録の意味もあります。

どうやって作成するかと言うと、滝など特徴のある地形をどんどん写真に撮っていきます。
人も一緒に撮ります。
人を入れることによって滝の高さがだいたいわかります。

ほとんどのカメラは写真ファイルに時刻情報を入れることができますが、GPSによる位置情報も入れることができると位置が特定できます。
私の場合、カメラのGPS機能をオンにするとバッテリーの持ちが悪くなるので、GPSのログはGPS専用機で別に取っています。
写真ファイルの時刻情報をGPSログに照らし合わせれば位置は特定できます。

パソコンのモニター上に地形図を出して、その上にトーレーシングペーパーを貼って、沢線をトレースします。
トレーシングペーパーにトレースした沢線上に滝などを落としていきます。

一通り、滝などを落としたら、トレーシングペーパーをスキャナでスキャンして、あとはAdobe illustratorなどで滝の高さなどの文字や記号を載せれば、それなりに見映えのよい遡行図が出来上がります。
ちょっとレトロな作成法ですが、パソコン上ですべてやってしまうことも可能と思います。

以下のページは遡行図作成においてたいへん参考になります。

沢登りウィキ:遡行図
がおろ亭:遡行図の取り方について

Photo

6月9日に遡行した奥美濃前谷川支流の矢谷川の遡行図です。

| | Comments (0)

June 26, 2018

テンカラ釣り講習会2018

今年も白山麓で開催された京都北山テンカラ会主催の第9回テンカラ釣り講習会に参加してきました。白山麓で開催されるのは2年目で、それまでは富山で開催されていました。その経緯については、昨年のブログをご覧下さい。

我が軍団は、昨年も参加した3名(加古川のOさん、岡山のTさん、私)に新たなメンバー4名(マルちゃん、千葉のOさん、Sおばさん、ワンゲル部OBのIくん)を加えた7名で西日本から乗り込んだ。テンカラ釣りの世界は年輩の男性中心だが、なんと7名中4名が女性で、最年少男子のIくんはまだ20代である。初心者は千葉のOさんとIくんの2名であるが、2年間まったくテンカラ釣りをしなかったSおばさんは初心者と変わらない。このSおばさんの他は意欲もあり、今後のテンカラ界を大きく変えそうなメンバーと言える。全員がテレマーカー、もしくはその経験者でもあるのも異色感が漂う。

金曜日の夜に車2台で兵庫と大阪から出発し、名神高速の多賀SAにて合流。講習会は土曜日の午後からの開催だが、せっかくの機会なので、仮眠2時間で、翌朝は白山麓某所に入渓することにした。

P6230001

入渓までのアプローチではササユリが出迎えてくれた。

P6230004

入渓!

P6230006

なかなかアタリさえなかったが、最初に釣り上げたのは岡山のTさんだった!

その後、加古川のOさん、そして私もイワナをかける。

P6230009

初心者であるワンゲル部OBのIくんも釣り上げる!

P6230010

私の2匹目!

P6230011

マルちゃんも1匹あげる!

P6230013

2時間半ほど釣り上がったところで終了。私は4匹と釣果は渋かったが、7名中5名がイワナをかけた。初心者の千葉のOさんに釣らせられなかったのは実に残念。この日は水温が低かったためか、全体的にイワナの活性は低く感じた。他の渓へ入ったグループもこの日の釣果は渋かったようで、低水温など気象条件の影響が大きかったのかもしれない。Sおばさんはもちろんボウズだった。

Img_3338

昼食をゆっくり取る時間がなかったので、道の駅瀬女のできたてパンでお腹を満たした。

Img_3339

午後からは白山里にて、いよいよテンカラ釣り講習会が開講。まずは京都北山テンカラ会の冨士先生や橋本さんからテンカラ釣りについてのレクチャーを受ける。

Img_3340_2

座学の後は、毛鉤巻き実習。

Img_3341_2

毛鉤巻きは老眼にはきつい作業! おまけに寝不足で目がショボショボしてしまう。適当なところで私は切り上げた。

Img_3342

午後からは雨が降り出していたが、16時ぐらいには止んでくれたので、外でキャスティング練習。初心者はこのキャスティングが課題ですね。1時間以上もこの練習が続いたのは、参加者の意欲を感じる。私はまた途中で切り上げたが...

Img_3344

うまいビールを飲むために、夕食前に素早く宿の温泉に入ってからの、待ちに待った夕食開始。

Img_3345

我が軍団の女子3名と私がいるテーブルはビールの消費が速い!

Img_3348

夕食後は2次会に突入し、宴は深夜まで続いたのだった。

P6240015

翌日はグループ単位で各渓へ。私たちのグループは初心者がいることもあり、京都北山テンカラ会のメンバーと一緒に近くの渓へ。スタートが遅かったこともあり、釣果は前日以上に厳しかったが、冨士先生や京都北山テンカラ会のメンバーから現場で直接にポイントやキャスティングの指導を受けることができたのは、メンバーにとってよい経験になったにちがいない。

P6240016

厳しいながらも確実に釣果を出すマルちゃんとTさんはさすが! なぜかイワナを釣らずにカジカガエルを釣り上げたSおばさんは、やはり変なおばさんか! 私は二日酔いでテンション低く、早めに竿をたたんでしまいました...

Img_3349

ランチは、テレ仲間のAさんが御家族で経営しているそば処花川にてお蕎麦をいただく。いつもながら美味しい。

今回は釣果は厳しかったが、近畿と北陸のテンカラ師の交流の場として有意義な2日間でした。禁漁までのこれからの3ヶ月間で、悔いなくテンカラ釣りを楽しもうと思う。

| | Comments (0)

より以前の記事一覧