October 22, 2019

ジャンダルム:奥穂高岳から西穂高岳へ縦走

Oさんよりジャンダルム登山のお誘いがあり、奥穂高岳から西穂高岳への縦走で行ってきた。流石に一般ルート最難関と言われるだけあり、終始息の抜けないルートだった。特に序盤の馬の背の下りは両側が切れ落ちていることもあり、スリル抜群であった。ルート的にはホールドもスタンスも充分にあり、クライミングの基本がしっかりできていれば特に通過には問題はないだろう。要所には鎖もあったし、マーキングも結構ある。槍ヶ岳北鎌尾根のようなルートファインディングの難しさはないが、縦走路だけあり、登りと同じぐらいにクライムダウンが多かったのが、結構、精神的にも肉体的にも疲れた。おかげで、翌日は激しい筋肉痛であった。

【日程】2019年10月16日(水)〜17日(木)
【山域】北ア・南部
【場所】奥穂高岳・ジャンダルム・西穂高岳
【メンバー】Oさん、マメゾウムシ
【天候】10/16 晴れ、10/17 晴れのち曇り
【コー スタイム】
10/16 新穂高温泉無料駐車場5:56〜穂高平小屋6:58〜白出沢出合7:43-53〜重太郎橋8:55-9:14〜荷継小屋跡10:09-18〜アブナイヨ岩12:00〜穂高岳山荘13:56
10/17 穂高岳山荘5:30〜奥穂高岳6:15-29〜ジャンダルム7:57-8:14〜天狗のコル10:01-10:11〜天狗の頭10:28〜間ノ岳11:29〜P1(赤岩岳)12:53〜西穂高岳13:01-07〜西穂独標14:21〜西穂山荘15:13-25〜西穂高口16:28

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1日目(10月16日)

3000mの高山では、いつ雪が降ってもおかしくない10月中旬。この時期は降雪がなくても、高山では凍結しているリスクは高い。奥穂から西穂の縦走路は一般ルートとは言え、アルパインクライミングなみに技術的にも体力的にも高いレベルが求められる岩稜ルートである。山のキャリアはまだ浅いOさんであるが、無雪期は私が沢登りを中心に指導をしてきたこともあり、技術的にはこのルートを充分にクリアできるレベルと判断した。一方で、体力面、特にスピードに少々危惧を感じるところはあったが、時間がかかった場合は西穂山荘に宿泊すればよい。あとは私のサポートがあれば、なんとか行けるだろうと判断した。日程は平日の晴れ予報の日を休暇取得で選んだが、凍結のリスクは行ってみないとわからない。風が強い場合や凍結している場合は、奥穂高岳ピストンに変更もありいうことで、とりあえず奥穂高岳までは行ってみることにした。

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新穂高温泉よりスタート。車は登山者用無料駐車場に駐めた。平日だけあり、駐車している車は少なかった。

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右俣林道を進む。

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穂高平小屋を通過。

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白出沢出合にて休憩していると、年輩の男性が追いついてきた。そのおじさんもジャンダルムに行くとのことだが、ヘッデンの乾電池を忘れたらしい。翌朝はヘッデンを点けて日の出前に早立ちする必要があるので、ヘッデンは必需品である。おじさんは穂高岳山荘に乾電池があるか電話をした際に、ジャンダルムの状況も聞いていた。小屋の人からは、凍結しているかもしれないので、止めたほうがよいと言われたそうだ。その後、そのおじさんは登ってこなかったので、どうやら諦めて引き返したらしい。少々不安な情報を聞いてしまったので、私たちもテンションが下がるが、とりあえず奥穂高岳への登山道を進むことにする。

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後ろを振り返ると、笠ヶ岳と抜戸岳。

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先日の台風による被害があったのか、登山道上に倒木あり。

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白出沢に下りる。

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重太郎橋を対岸に渡る。

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白出沢の右岸につけられた石切道を進む。

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鉱石沢を渡り、その後は樹林帯を登る。

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荷継小屋跡で休憩。

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荷継沢を対岸に渡る。

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このあたりの紅葉の色づきはちょうどよい。

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白出沢の長い登りが始まる。

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標高差800mの単調なガレ登り。

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稜線は見えているが、なかなか近づかない。ガレ登りもルートファインディングが大事で、大きな岩のある所を登っていく方が足下が安定していて楽である。

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アブナイヨ岩を通過。ここから穂高岳山荘まで130分らしい。

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少しずつ稜線に近づいていく。

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ついに穂高岳山荘が目の前に。ここまで凍結箇所もなく、ほぼ無風で寒さは感じない。明日もこの天気ならば、ジャンダルムへは行けそうだが。

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本日の宿である穂高岳山荘に到着。新穂高温泉から8時間が経っていた。

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涸沢カールを見下ろす。

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前穂北尾根。

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早速、宴会開始。平日だが、人気エリアだけあり、宿泊客はそこそこ多かった。

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穂高岳山荘の夕食。翌日に備えてご飯のお替わりを2回もしてしまった。寝不足だったこともあり、夕食後はすぐに寝入ってしまったが、深夜に目が覚めてしまった。

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2日目(10月17日)

深夜に1度目が覚めてからは、そのまま起きたり眠ったりを繰り返して、起床時間の4時半を迎えてしまった。

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外はすぐに白み始めた。

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穂高岳山荘名物のお弁当である朴葉寿司を食べてから出発。結構ボリューミーで朝からガッツリという感じ。

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まずは奥穂高岳を目指して登る。天気は今のところ良好だが、午後からはガスが出る予報だ。

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奥穂高岳へ登る途中で日の出を迎える。

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目的地であるジャンダルムが見えた。

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槍ヶ岳もくっきり。

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奥穂高岳に到着。凍結箇所もなく、風の強さも気温的に充分に耐えられる程度だ。これならば行けると確信し、ジャンダルムへ進むことを決断する。先行者も1名いた。

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念のため、ハーネスを装着して、ジャンダルムへの縦走路に入る。いよいよ馬の背の下りだ。

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両側が切れ落ちている高度感抜群の狭い尾根をクライムダウンする。

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3点確保で一歩ずつ慎重に下れば問題はない。

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馬の背を無事下り終わると、次は奥穂高岳とロバの耳との鞍部を目指す。落石が起きやすそうな岩場を下る。

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正面にジャンダルム。

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鞍部からはロバの耳とジャンダルムを見上げる。

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鞍部からはロバの耳への登り。その後、ロバの耳の鎖場のトラバースに入り、最後はジャンダルムとの鞍部に下りる。

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ジャンダルムは基部をトラバースして、西穂側から登りやすそうな所を登った。後で気がついたが、正規ルートはもっと西穂側へ回り込んでいた。このあたりからガスが出始める。

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正規ルートで縦走路へ戻ったが、最後は少々ショートカットした。

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天狗のコルへの下りに入る。

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垂直な鎖場の下り。スタンスはあるので問題ない。

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ガスの中の狭い稜線歩き。

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正面に天狗の頭。

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天狗のコルに10時に到着。ここから岳沢へエスケープは可能だが、縦走を続ける。ここまで2名とすれ違う。

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天狗の頭への急な登り。

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天狗の頭に到着。

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次は間ノ岳を目指す。

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逆層スラブの長い鎖場の下り。登山靴のソールのフリクションを使って下る。

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正面に間ノ岳。

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間ノ岳を越える。

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鎖場のトラバース。

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鎖場の垂直な登り。

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西穂高岳方面がガスの中にうっすらと見えた。

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P1に到着。西穂高岳はいよいよ次のピークだ!

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シラタマノキ。サロメチールの匂いがする。

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ついに西穂高岳に到着。

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ガスの中を下る。独標までは岩場が続くが、緊張感は多少は和らぐ。

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西穂高岳独標を通過。西穂高岳からここまで11のピークを越える。ここからロープウェイ駅まではコースタイムで2時間。ロープウェイの最終時刻は16時45分で、現在の時刻は14時21分。はたして間に合うだろうか?

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ロープウェイの西穂高口駅が見えた。

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雲の下に出て、丸山を通過。

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正面に焼岳と左に上高地。

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西穂山荘に到着。ここからロープウェイの駅まで1時間だが、まだロープウェイ最終時刻まで1時間半ほどの余裕がある。なんとか間に合いそうだ。

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Oさんはお疲れ気味だが、もう少しのガンバ!

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ロープウェイ最終時刻の15分前に西穂高口駅に到着し、無事最終便に乗ることができた。ここまで11時間行動だった。

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下山後は、新穂高温泉のひがくの湯で汗を流す。入浴料は750円だが、登山者は自己申告にて700円に割引される。うまい棒も食べ放題である。平日で時間も遅かったので、浴槽は独り占めだった。夕食もここでいただいた。

今回は10月中旬といういつ雪が降ってもおかしくない時期でありながら、稜線の気温は0℃ぐらいで、降雪も凍結箇所もなく、風もそれほど強くもなかったのは幸いだった。縦走日は午後からガスは出たものの、無事、ジャンダルムの頂に立ち、西穂まで縦走することができた。この縦走に時間がかかった場合は西穂山荘泊も考えていたが、最終のロープウェイ時刻になんとか間に合うことができ、その日のうちに新穂高温泉に下山できたのはよかった。Oさんにとっては9月の鳶谷での沢登りに引き続き、ハードな山行の連続になってしまったが、どちらもしっかり成功させたことは自信になるだろう。

奥穂高から西穂高までの縦走路は流石に一般ルート最難関と言われるだけあり、終始息の抜けないルートだった。特に序盤の馬の背の下りは両側が切れ落ちていることもあり、スリル抜群の高度感であった。一方で、ルート的にはホールドもスタンスも充分にあり、クライミングの基本がしっかりできていれば特に通過には問題はないだろう。要所には鎖もあったし、マーキングも結構ある。槍ヶ岳北鎌尾根のようなルートファインディングの難しさはないが、縦走路だけあり、登りと同じぐらいにクライムダウンが多かったのが、結構、精神的にも肉体的にも疲れた。おかげで、翌日は激しい筋肉痛であった。一般ルートとは言え、今回の縦走成功の達成感は高く、たいへん充実した山行であった。

動画も少し撮っていたので、スライドショー的に編集してみました。

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December 04, 2018

安全登山サテライトセミナー(大阪)に参加

先週末は、ワンダーフォーゲル部の顧問という立場から、国立登山研修所が主催する安全登山サテライトセミナーに参加して勉強してきました。

このセミナーは、高等学校等において登山の指導的立場にある教職員や大学生、一般登山者、登山用具
店の担当者、トレイルランニング愛好家、バックカントリー愛好家等を対象に、安全で安心
な登山を実施するために必要な知識や理論を普及することを目的として、東京、名古屋、大阪にて無料で行われるものです。 私は大阪在住ですので、モンベル本社を会場とする大阪に参加し、2日間充実した時間を過ごしてきました。

3会場とも同じ内容と思いきや、開催概要を見ると、およそ2/3の内容は会場ごとに異なっていました。ちなみに大阪会場は以下の内容でした。

12/1(土)
「安全登山の仕組みとプランニング」北村 憲彦 氏
「登山指導者の法的責任~山岳ガイド、教師、インストラクター、登山リーダーはどのように法律に備えるべきか~」溝手 康史 氏
グループディスカッション「登山客から自立した登山者へ~PDCAサイクルに基づく安全登山~」司会進行 北村 憲彦 氏

12/2(日)
「役に立つ登山のリスクマネジメントのキーワード」 村越 真 氏
「登山における積雪の雪崩の基礎知識」飯田 肇 氏
事例から学ぶ山の医学~怪我への対応と低体温症~」 大城 和恵 氏

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1日目の開始は午後1時から。最初に国立登山研修所の宮﨑豊所長の開会挨拶。

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最初の講義は名古屋工業大学教授の北村先生。登山にリスクはつきものだが、貴重なデータでリスクについての説明。対策としては登山者の安全力を高めること。リーダー・フォロワー・チームワークをしっかり育成して、仲良しグループからタフな登山パーティーになる。リスクマネージメントからダメージコントロールへなど、安全登山のプランニングについて説明していただいた。

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次は弁護士の溝手先生による登山指導者の法的責任についての講義。個人的に重要と思ったのは、大学山岳部の事故の場合、大学生は大人に近い扱いのため自己責任が原則であること。大学には学生の安全管理義務はあるが、それは重いものではない。リーダーには安全確保義務はないという点では、山岳会のリーダーと同じ扱いであること。そうであるならば、ワンゲル部員達にも自分たちの活動が自己責任による自主登山であることを自覚させておく必要があるだろう。

またツアーなどで書かされる免責同意書には法的な意味がないことを知ることができた。引率登山の場合には主催者に安全管理義務があるとのこと。

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1日目の最後はグループディスカッション。グループに分かれて、ヒヤリ・ハットを1人ずつあげてもらい、それを発生確率とダメージの程度から分類分けする。そしてそれがPlan(先読み)、Do(ルート維持)、Check(現地確認)、Act(修正)のいずれの時に発生したかを確認するというもの。同じヒヤリ・ハットでも、人によってはダメージの程度を異なって評価していたりなど個人の技量による違いもあることを感じた。ワンゲル部でもぜひ実践してみたいグループディスカッションであった。

これで1日目が終了。翌日に備えて素直に帰宅しました。

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翌日は9時から講義開始で、まずは静岡大学教授の村越先生から、キーワードを使ったリスクマネジメントの啓蒙法について学んだ。前日の北村先生によるグループディスカッションとは異なる方法であるが、こちらもワンゲル部で実践してみたいリスクマネジメントの啓蒙法である。

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次は富山県立立山カルデラ砂防博物館の飯田先生による雪崩の基礎知識についての講義。雪崩についてはJANのアバランチナイトやセイフティキャンプなどでよく学んでいたことでもあったが、知識の整理と復習という意味で役立つ内容であった。

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お昼休みをはさんで最後は、日本最初の山岳医である大城先生による登山での怪我と低体温症への対応法についての講義。直前に著書である「登山外来へようこそ」を読んでいたので、話しを聞くのを楽しみにしていた先生である。プレゼンは実にハキハキとして刺激的で、現場で実践できる重要な内容であった。ぜひともその知識をしっかり身につけておきたいと思う。なお、プレゼンは撮影禁止で、資料も禁転載・複製とのこと。これは間違った解釈や知識の普及を防ぐためと、個人情報等があるため。

これで2日間のセミナーが終了。実に充実した内容であった。たいへん残念なのは我がワンゲル部員が1人も参加していなかったことである。だいぶ早い時期から参加を勧めていたにもかかわらずである。彼らにはきつく注意をしておく必要があるだろう。

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セミナー終了後は、名古屋からセミナーに参加していたBC仲間のむねちさん、そして以前に所属していた山岳会の後輩であるKさん(現在は非会員)がたまたま出張で大阪に来ていたので、ミナミで久しぶりに一緒に一杯。次は雪の上でお会いしましょう。今回の安全登山サテライトセミナーで学んだ知識を活かして、今シーズンも安全に雪山を楽しみたいと思う。

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October 25, 2018

百丈岩でマルチピッチクライミングの練習

先週末は、2週連続になりますが、百丈岩にてクライミングをしてきました。

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前回はワンゲル部へのクライミング講習でしたが、今回は、若きOBのぬーいくんとマルチピッチクライミングの練習。

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まずは前回も登った中央稜下部壁から。

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リードはぬーいくん。私はセカンドで、まあ、なんとか。

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ビレイ中のぬーいくん。

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今回は、結構、大勢の人たちが登ってた。

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次は中央稜ダイレクトルートに取り付くが、結構難しいではないですか! 我々がフリーで登るには少々レベルが高いので、途中敗退。

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右クラックルートに転進。

ぬーいくんはフリーでリードしたが、ロートルの私にはフリーは無理。何度か落ちたので、最後はスリングをアブミにして核心部をなんとかクリア。アブミ登攀は実に20年以上ぶりであった。

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なんとか登り切ったが、完全に腕の筋肉を消耗尽くした。改めてクライミングが自分に向いていないことを痛感。

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帰りがけに中央ルンゼを上から覗く。

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百丈岩を振り返る。ぬーいくんには物足りないだろうが、これで今日は終了。

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梅田の行きつけの店に行ったが、店名とメニューが変わっていた。ちなみに以前の店名は「エキベーコン」だったが、「Beer Bar 肉彩」に。グラスのベルギービールは以前はヒューガルデン・ホワイトだったが、ヴェデットエクストラホワイトに変わっていた。

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店名に肉がついたことからも、肉メニューが増えた感じ。

適当なところで切り上げて、大阪駅前第1ビルの地下へ移動。特に行き先は決めていなかったので、新たな店を開拓へ。

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入った店は、白いおでん丸善酒店。香川のお酒である金陵の飲み比べセットをまず試す。

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明石だこの刺身は美味かった! 肝心の白いおでんは残念ながら写真を撮らなかったが、簡単に言えばシチューに入ったおでん。

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最後は、大阪駅前第2ビルの地下にあるサバ6製麺所にて鯖醤油ラーメンにて締めました。

クライミングのマルチピッチよりも夜のマルチピッチがメインだったような...

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October 15, 2018

百丈岩にてクライミング講習会 for ワンゲル部

先週の土曜日は(10月13日)、兵庫県の百丈岩にてワンゲル部のクライミング講習会を行った。

本格的なクライミングというよりも、沢登り、もしくは普段の山行における緊急時に使えるロープワークの習得が目的です。

学生だけでバリエーションルートに行ったり、緊急時に安全確保やセルフレスキューが行えるためには、リード、トップの確保、セカンドの確保など基本的なロープワークがしっかり習得できている必要がある。

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9時3分にJR道場着の電車にて集合。道場駅前は多くのクライマーやハイカーで賑わっていた。

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百丈岩の入口には大阪労山の施設である百丈やぐらがある。これは確保訓練施設であり、この日は大阪府岳連が使用していた。

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午前中は林内の急斜面にてロープワークの確認。まずはトップを確保するために、木を支点として、スリングでセルフビレイを取る。

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トップは中間支点を取りながらリードする。

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沢登りの高巻きを想定。トップはメインロープでセルフビレイを取り、セカンドを確保する。

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懸垂下降も練習。セルフビレイは下降器をセットするまで外さない。

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懸垂下降。

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午後は実際の岩場にてクライミング練習。OBのぬーいくんがリードしてトップロープをかける。

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トップロープ確保にて現役部員が練習。

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私がリードして右にもう1本トップロープをかける。

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全員一通り登った所で、さらに右にあるワンランクグレードが高い岩場へ移動して同様に練習。

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ガンバ!

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16時過ぎたところで終了。

初めてクライミングを経験した部員もいましたが、いい経験になった感じ。内容的にも充実した1日でした。このような練習は定期的にやって、しっかり技術を習得してほしい。

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お疲れ様でした!

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解散後はOBのぬーいくんと2人で梅田の行きつけの居酒屋へ。

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ほろ酔い気分でお開きとしました。

クライミング講習会の様子を動画にしてみました。

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September 04, 2018

富山の雑穀谷にてワンゲル部クライミング練習

先週は顧問をしているワンダーフォーゲル部の剱岳夏合宿パーティーのサポートのために富山へ行ってきました。

初日は先発隊2名と立山町の雑穀谷にてクライミング練習を行った。雑穀谷には過去にも3回ほど北陸のクライマーと練習に来ている(2014年9月、2016年6月9月の記録)。

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堰堤工事が行われていたが、クライマーへの配慮がなされている。

新しいクライミングロープを持ってきていながら、クライミングシューズを忘れるという失態に気づく。ということで、登山靴でもリードできる簡単なルートで練習することに。学生も登山靴しか持っていないし、今回は剱岳登山に向けて岩登りの基本を学んでもらうだけなので、それでも目的は果たせる。

私がリードで登って、トップロープ確保のための支点を構築する。久しぶりの登山靴でのリードは、学生がしっかりビレイしてくれるかも不安もあり、少々緊張した。

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トップロープ確保で、1人が登り、もう1人が確保することで、岩登りとビレイの基本を学ぶ。

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部員1名はセンスがよかったが、もう1名は怖がって腰が引けていた。

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まあ、クライミングはまずは高所への慣れですかね。

懸垂下降の練習も行ったが、雨が降り出したので終了。

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雨の中をすぐ近くにある称名滝の観光となりました!

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November 06, 2017

縦走でも役立つロープワーク講習会 for ワンゲル部

11月はじめの連休最終日に、兵庫県百丈岩にて、ワンゲル部のために「縦走でも役立つロープワーク講習会」をOB・OGの協力のもと行ってきました。

ワンゲル部員達にこのような講習会を行う必要性を感じたのは、実際に一緒に山に行ってみて、彼らが地図読みやリスク管理など登山に必要な技術を身につけていないことや、行動中の緊張感の無さである。このままではマズイということで、机上講習、そして講習場所の下見を行い、いよいよ現場での講習会本番を迎えた。

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道場駅に9時3分着の列車で15名の現役部員が集合。道場駅前はクライマーやハイカーで賑わう。

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徒歩にて百丈岩へ向かう。私とOBのIくんを含めた17名がまとまって歩くと、ツアーハイキングのようだ。服装的にもハイカーにしか見えない。

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百丈岩の麓にある大阪労山の確保訓練施設である百丈やぐらの横では、前日から入山していたOGのHさんが、すでに訓練用のロープをフイックスして待っていた。

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まずは、机上講習で行ったロープの結び方について復習する。

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フリクションノット3種類(プルージック、クレイムハイスト、オートブロック)を確認する。

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120cmスリングで簡易チェストハーネスをつくる。

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河原に移動して、ロックカラビナを使ったムンターヒッチでの懸垂下降を練習する。

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このスタイルで本格的な懸垂下降はするべきではないが、ちょっとした危険箇所の通過はできる。

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全員がやってみる。

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午後は樹林帯の斜面に移動して実践編。まずはOGのHさんとOBのIくんがデモを行う。ボーライン(ブーリン結び)での支点づくり。

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ロックカラビナを使ったムンターヒッチでのトップの確保。

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中間支点を取りながらトップは進む。セカンドはフリクションノットで進み、ラストは確保されながら支点を回収する。

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トップで懸垂下降する場合はクレイムハイストでバックアップを取る。セルフビレイを外すのは一番最後。

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デモを見た後は、学生を3グループに分けて、登り、トラバース、下降をそれぞれ実践してもらう。

途中で、大阪労山の登山学校講師としてご活躍なさっているワンゲル部出身の大先輩をHさんに紹介していただく。たまたま百丈岩で講習中だったとのこと。卒業後も山屋としている活躍しているOB・OGがいるのは素晴らしい。

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最後にツエルトの使い方と張り方の説明。ツエルトも彼らにとっては初体験。時間が余れば、百丈岩で体験クライミングの予定だったが、残念ながら、16時になってしまい、講習会はこれで終了。

今回は縦走時における非常時を想定していたので、道具はカラビナ・スリング・補助ロープしか使っていないが、クライミングや沢登りでも基本的に同じシステムである。ロープワークなどは普段からしっかり練習して体で覚えてもらいたい。リスク管理やレスキューにかかわる技術でもあるので。

今回の訓練はワンゲル部にとっては初めての試みであったが、彼らにはよい機会だったのではないだろうか。残念なことは、クライミングを体験してもらう時間がなかったことと、一部の部員の緊張感の無さである。懸垂下降時の事故は死に直結する。やはりハイキングしかしてこなかったならば、リスクについての実感が湧かないのかもしれない。このような講習会は定期的に行う必要があるだろう。今後、沢登りやクライミングなどを行う学生が増えてくれば、将来的には彼らだけで行えるようになってほしい。

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解散後の道場駅への帰路にて、船坂川を泳ぐヌートリアを目撃。こんな所にまで外来種であるヌートリアが侵入しているとは驚きである。

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梅田の「ひもの野郎」にて反省会という名の打ち上げ。所用で参加できなかったOB・OG会会長のAさんも合流。今回の講習会ができたのは、Aさん、Hさん、IくんといったOB・OGのご協力のおかげです。たいへんありがとうございました。

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日本酒も進む。

解散時に店内で、ザック姿の我々に興味を持った女性に声をかけられる。子育てが片付き、山に行きたいとのこと。ぜひ行きましょう.スキー1級の腕前ならば、テレマークスキーもすぐに身につきますよ。

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最後は1人でポンガラカレーにてスリランカプレートで締めました。明らかにカロリーオーバーなので、明朝は走らねば。

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November 04, 2017

下見にて百丈岩でロープワークの確認

11月2日(木)は平日でしたが、休暇を取得して、5日(日)に予定しているワンゲル部のロープワーク&クライミング基礎講習会の下見に行って来ました。メンバーはワンゲル部OBのAさん、Iくん、OGのHさん、そして私の4人。

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全員同じ電車にて道場駅で下車。

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徒歩にて百丈岩へ。

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ワンゲル部員の訓練に良さそうな岩場を物色。Hさんが所属する大阪労山の訓練もここで行ったりするそうだ。

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百丈岩はトレランの際に偵察のために1回来たことがあるのを思い出しました(2015年11月の記録)。

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講習会の候補地を予定していた百丈岩の下部岩壁にはキイロスズメバチの巣があり、ここは候補地から外すことに。

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岩を触るのが初めての学生が大半を占めることから、樹林帯の斜面を使ってロープワークの講習会を行うことに決定する。とりあえずは講師役の我々がロープワークを確認することに。今回の講習会の目的は縦走でも役に立つロープワーク。まずはボーライン(ブーリン結び)で木に支点を取る。

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カラビナを使ったムンターヒッチでのトップの確保を確認。

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ムンターヒッチでセカンドの確保をするHさん。Hさんは手話通訳士としてアウトドア手話企画ー等高線ーという事業を主宰し、聴覚障害のある方を対象に登山やクライミングなどの企画をしています。

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トラバースでのロープワークの確認。

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カラビナを使ったムンターヒッチでの懸垂下降の確認。

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希望者にはクライミングの体験もしてもらう予定なので、Iくんが百丈岩下部岩壁をトップで登ってみる。右に蜂の巣はありますが、距離は取れています。

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私もトップロープで登らせてもらう。レベル的には初めてでも登れそうだ。

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梅田にて反省会。

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少々飲み過ぎたかな。本番の講習会には16名の学生が参加する。はたして効率よく指導できるだろうか?

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October 09, 2017

憧れの槍ヶ岳北鎌尾根を完登!

槍ヶ岳の北鎌尾根! 北鎌尾根には登山道がついていないこともあり、その通過には、岩登りの装備・技術を要し、ルートファインディング能力も求められる。そのため戦前からバリエーションルートとして岳人を魅了し、厳冬期に、「単独行」で知られる加藤文太郎や「風雪のビバーク」で知られる松濤明が遭難死した場所としても知られている。
その北鎌尾根と私の縁は20代の時に遡るが、当時は山岳会の新人で、冬山デビューとして年末に常念岳に登った。その時に山岳会の先輩精鋭パーティーが登っていたのが北鎌尾根であった。先輩達は無事に北鎌尾根を完登し、なんとなく憧れを感じていた。それからなぜか北鎌尾根に行くという機会はなく、その後、厳冬期から残雪期の山行スタイルがスキー、夏のスタイルが沢になってしまったこともあり、特に北鎌尾根へ行こうという気持ちも湧かずに現在に至ってしまった。
そんな時に北鎌尾根に行く切っ掛けを作ってくれたのがBC仲間のしっきーである。今年の薬師岳BCの時に彼女から北鎌尾根に行きたいと聞き、女の子に誘われたら断れないというのもあるが、それなら行こうかとつい二つ返事してしまったのである。日程も平日に早々と押さえられてしまった。メンバーには他にしっきーの友人のKさんも加わり、出発の日を迎えたのだった。

【日程】2017年10月4日(水)〜6日(金)
【山域】北アルプス南部
【場所】槍ヶ岳 北鎌尾根
【メンバー】Kさん、しっきー、マメゾウムシ
【天候】10/4 曇りのち晴れ、10/5 晴れ、10/6 曇りのち雨
【コースタイム】
10/4 上高地バスターミナル7:12~徳沢園8:37~横尾9:22~槍沢ロッジ10:46~槍沢大曲11:56~水俣乗越12:55-13:15~北鎌沢出合14:52
10/5 北鎌沢出合4:38~北鎌のコル6:49~P9(2749m)8:09~独標トラバース開始8:51~P11(2905m)9:41~P13(2873m)10:31~北鎌平下12:32~槍ヶ岳13:13-35~槍ヶ岳山荘13:52~殺生ヒュッテ14:42
10/6 殺生ヒュッテ8:03~大曲9:19~槍沢ロッジ9:57-10:23~横尾11:22~徳沢園12:21-49~上高地バスターミナル14:12

 

今回は3人でパーティーを組むことになったが、私以外の2人は関東在住で、しっきーはすでに殺生ヒュッテ入りしていたので、1人ずつ集合場所ごとに加わっていくことになった。

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平湯温泉のあかんだな駐車場に早朝に到着し、始発のシャトルバスで上高地に入る。平日なのにバス1台は満員で、もう1台バスが出るとのこと。紅葉シーズンは平日でもそこそこ混むようだ。

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上高地バスターミナルで、東京からの高速夜行バスで来られたKさんと落ち合い、北鎌尾根への第1歩を踏み出す。まだ朝の上高地は静かだが、結構寒い。山は雲に覆われている。しっきーとは水俣乗越で落ち合う。

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横尾に着くと、青空が見え出す。平日なのに人は多いが、多くは涸沢に向かうようだ。

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槍沢ロッジに到着。

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涸沢の紅葉は有名だが、ここ槍沢も悪くない紅葉だ!

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大曲に到着。

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北鎌尾根を目指す登山者への注意喚起の看板!

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水俣乗越への急登を登る。初日では1番辛い箇所である。

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大曲から標高差400mを1時間ほどで水俣乗越に到着。しばらく休んでいると、殺生ヒュッテから下りてきたしっきーが合流。これでメンバー3人が揃った。

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水俣乗越からは登山道を離れ、天井沢へ下降する。ここからはバリエーションとなるので、何が起きてもよいようにハーネス・ヘルメットを装着する。

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足下が崩れやすいザレをスリップに注意しながら下る。

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出だしはかなり急なので、転がったら大変だ。

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下っていくと傾斜は緩んでいくが、落石には要注意だ。下の方にサルの群れがいるのが見える。

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北鎌尾根だ!

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下りていく我々を避けてサルが斜面を登っていくが、落石を起こすから困る。落石に気を付けながら高度を下げる。

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ガレガレを下るが、下から登ってくる人がいる。ガイドの多賀谷治さんたち2名でした。同行者の靴のソールが剥がれたので引き返してきたとのこと。お気の毒です。北鎌沢出合からコルにかけてのテン場や水場のことなど教えていただく。

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ここまで下りてくれば一安心。あとは北鎌沢出合を目指してダラダラと進む。

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水俣乗越方面をバックに。下りは慎重に下っても、高度を落とすのはあっという間だった。

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流れも出てくるが、イワナはいないらしい。

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水俣乗越から1時間半で北鎌沢出合に到着。この付近は伏流になっているので、水を汲むにはちょっと下る必要がある。

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北鎌沢出合には数張りのテントスペースがある。テントを張って、薪を集めて焚き火に火がついたら、とりあえずは乾杯! どうやら今日のこのテン場は我々だけのもよう。

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気温は低いが、焚き火のおかげで身体が温まる。持ち上げたお酒がなくなったところで就寝となった。

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翌日は3時に起床し、まだ暗い4時40分に出発。氷点下まで気温が下がったのか、周囲には霜が降りていた。空には星も出ていて、天気は良さそうだ。今日は北鎌尾根を進む長い行程が待っている。

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急な北鎌沢右俣を登る。登山靴を履いた沢登りである。途中、しっきーのためにお助けスリングを出す。

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北鎌沢出合から北鎌のコルまで標高差600mを一気に登ることになるのだが、かなりキツい!

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右俣は途中、伏流箇所もあったが、結構流れは上まで出ていた。

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出合から2時間10分で北鎌のコルに到着! コルには2張りぐらいのテントスペースがある。下からは誰も上がってこないので、どうやら北鎌尾根を我々だけで貸し切りできそうだ。

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北鎌のコルにあったレリーフ。気が引き締まる。遭難者のご冥福をお祈りします。

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いよいよ北鎌尾根上を進みます!

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なかなか険しそうだが、独標までは踏み跡を追えば大丈夫。

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夜は氷点下まで冷え込んだからか、つららができている。

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北鎌尾根上での最初の難場である独標が姿を現す。

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北鎌のコルから独標までは標高差が400mあり、アップダウンもあるので辛い所である。

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いよいよ独標のトラバースに入る。トラバースの起点にはフイックスロープがある。

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かなりの高度感がある。もちろん落ちたら死にます。

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足下はザレていて、その下は切れ落ちているので緊張する!

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上部からの落石にも注意が必要!

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コの字岩は、姿勢を低くして通過しようとするとザックが引っかかる。一歩外側に踏み出した所にスタンスがあるので、そこに右足を置けば、容易に通過はできる。下は切れ落ちています。

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トラバースを終えて一息といきたいところだが...

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チムニーを登らねば。

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その後は尾根への直登。3点確保を守れば、充分にロープ無しで登れます。

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独標の巻きを終えて尾根に戻ると、槍の穂先がついに姿を現す。

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独標から先は巻くか直登かのルートファインディングが求められる。アップダウンが続く。

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P11からの槍ヶ岳。最高の眺めです!

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直登! 登攀レベルは平易です。

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せっかく登っても下ることが多い!

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最高の眺めを味わえれば、苦しさも吹き飛ぶ!

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P13を通過!

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槍の穂先も近づいて来た!

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緊張するクライムダウン!

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P14を越えて、大槍の前には、P15が立ちふさがる。

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千丈沢側にP15の巻きに入る。

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尾根に戻らねば。

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P15を巻いた後も、しばらく千丈沢側を巻いてしまったので、尾根に戻ったときにはすでに北鎌平の上にいました。尾根上からの東鎌尾根の眺め。水俣乗越は尾根中央の1番低い所です。

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いよいよ大槍への最後の登りに入ります。

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急登になりますが、登攀レベルは高くはない。3点確保を守ればノーロープで行けます。

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最後のチムニーの登りもロープを出すことなく。

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そしてついに!

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北鎌尾根を完登して槍の穂先に立ちました! 山頂にいた登山者から祝福の拍手喝采を受けました! ありがとうございました!

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山頂から登って来た北鎌尾根を見下ろす!

Fuji

山頂からの富士山!

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穂高方面の眺め!

Shiki

北鎌尾根のヤスリのような鋭い岩で指先を切ったしっきー。私はiPhoneの指紋認証が数日できなくなりました。

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槍の肩で記念撮影! 風もほとんどなく、暑くも寒くもなく、終始よい天気でした。

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今宵の宿である殺生ヒュッテへは東鎌尾根経由にて。

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なぜならば登って来た北鎌尾根が眺められるから。

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天井沢と東鎌尾根。

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殺生ヒュッテにて、北鎌尾根完登祝いの宴となりました。これは1人で飲んだわけではないですよ!

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快適な夜を殺生ヒュッテで過ごし、3日目は下山のみ。

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二日酔い気味の身体で、遅め出発にて、上高地への長い下山へ。さらば槍ヶ岳!

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槍沢では尺イワナが悠々と泳ぐ!

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徳沢から雨が降り出すが、ここまで来れば問題ない。親父のようなサルが悠々と食事中!

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観光客の多い上高地に下山。東京へ帰る2人とはここでお別れ。私は1人、平湯へのシャトルバスに乗って上高地を後にした。

天気と仲間に恵まれた感動の槍ヶ岳北鎌尾根でした。おまけに我々だけで北鎌尾根を貸し切り。多くの岳人が憧れる理由もわかりました。最高のロケーションです。無雪期は比較的容易に行くことはできますが、ちょっとした油断が事故につながるところでもあります。たとえ使わなかったとしても、ロープなどの登攀具一式は保険として持っていくべきでしょう。バリエーション慣れしていて、ルートファインディングが的確にできる経験者の同行は必要です。うちのワンゲル部員達もこれぐらいのところには行けるようになってほしい。

記録動画も作りましたので、こちらもご覧下さい。

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September 13, 2017

ワンゲル部員にロープワーク講習

私が顧問をしているワンダーフォーゲル部は奥美濃の石徹白に山小屋を持っています。毎年3回ほど部員とOBが山小屋に集合し、薪割りや雪下ろしなど山小屋の維持作業を行なっています。その夏の維持作業が9月8日〜10日で行われました。

せっかく石徹白まで行って、ワークだけで帰るのはもったいない。やはり沢登りでしょう。そこで希望者を募って1日早く山小屋入りし、すでに偵察済みである九頭竜川水系石徹白川の母御石谷を遡行することを計画しました。これまでのワンゲル部はせいぜい無雪期縦走しかしてこなかったので、本格的な沢登りは初めてとなります。

現役部員の希望者は2名のみ。ちなみに部員は20名います。コーチは私と山岳会バリバリのOBであるIくんの2名ですので、指導には適当な人数かもしれません。まずは将来のリーダーとなる学生を育てること。リーダーが育っていけば、ハイキングしか知らない部員たちの意識も変わっていくでしょう。

雨予報でしたが、運が良ければと思い、9月7日の夜に大阪を出発し、深夜に大杉登山口に到着。道中は雨は降っていなかったのですが、到着するや雨が降り出す。とりあえず、翌朝の雨量で入渓するか判断することにし、晩酌をしてから就寝した。

起床すると、雨は本降りに。母御石谷への入渓は中止し、山小屋にてロープワーク講習を行なうことに計画変更。

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まずはハーネスの付け方。それからハーネスとロープの結び方を教える。

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エイトノット、クローブヒッチ、プルージック、クレイムハイスト、ダブルフィッシャーマンなどの結び方も教えて、確保のシステムについてもやってみせる。

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懸垂下降のシステムについてもやってみせたが、これは現場でやらないと身につかないでしょう。これで雨の日の半日は時間が潰せました。午後は少々暇をもてあます。

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夕方までには、前日入りのOBのAさんと山小屋委員3名が到着。Aさんより太陽光発電・蓄電利用システムの使い方の説明を受ける現役部員。

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夕食の準備。車で入れるところなのに、なぜか山と同じような質素な食事を準備する現役部員たち。総菜とか肉とか買ってこられるだろう! こういう融通が利かないところはダメですね。

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まあ、高級ウイスキーでお口直し。いい具合にお酒がまわったところで就寝となりました。

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October 26, 2016

烏帽子岩にて:たまにはクライミングも!

冬山に向けて、トレランで体力向上をはかっていますが、バックカントリースキーは体力だけでなく、バランス感覚も必要。トレランでもバランス感覚はそこそこ上がると思うのですが、クライミングもよさそう。そんなわけで、たまにはクライミングもしてます。と言っても、クライミングに自分が向いていないことは若いときからわかっているので、難しい所を登るというわけではない。あくまで沢登りやバックカントリースキーのためのバランス感覚の向上とロープワークの確認ですね。

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10月16日(日)に行ったのは、兵庫県の烏帽子岩。JR福知山線(宝塚線)の道場駅の近くにある岩場です。道場駅周辺には他にもクライミングができる岩場がいくつかかあります。日曜日なので大勢のクライマーで賑わってました。

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同行のSさんのお知り合いがいましたので、ご指導いただきました。またトップロープをかけていただいたりしました。どうもありがとうございました。

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登ったのは簡単なところだけですが。

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クライミング終了後は道場駅でまず一杯ですが、Sさんはビールではなく発泡酒を買って来やがった!

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梅田で1人で飲み直しとなりました。その後、トレラン帰りのKさんが合流し、2人飲みとなったのでした!

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