January 07, 2023

新年初滑りは毎年恒例の白馬スキー

年末のワンゲル部山小屋合宿を終えた後は、毎年恒例の白馬へ転進した。

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車中泊で年越しした我々は、元旦は白馬への移動のみとした。平湯・安房トンネル経由で下道を200km移動したが、途中の平湯手前の久手牧場の入口には、猫岳に向かうトレースと、前日に付けられたと思われるシュプールが残っていた。ちょっと行ってみるかと、同行のワンゲル部主将に聞いてみたが、どうも乗り気でない。残念ながら、ここは素通りすることにした。

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新年最初のランチはステーキ宮豊科店にて、元旦からステーキをいただいた。

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空にはハヤブサかチョウゲンボウか、猛禽類が1羽飛んでいた。

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夕方にペンションハスキー入りし、毎年恒例の正月メンバーと合流した。メンバーはテレマーカーでもあるが、無雪期はトレラン界で活躍する人たちである。夜はもちろん宴となった。久しぶりに暖かい部屋でのベッドでの就寝となった。

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正月は冬型が強まり、山は荒れるという天気予報のため、翌2日は白馬乗鞍スキー場にて、主将と2人でゲレンデ練習とした。他のメンバーは裏コルチナを滑るという予定であった。私と主将も同行を考えたが、ゲレンデのオフピステ斜面で転けまくる主将を見て、まだ時期早々と判断した。もし裏コルチナに行ったならば、主将にはかなりの修行になってしまうだろう。

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夜は「コードネーム」というゲームを楽しみ、お酒に酔いながらも真剣に頭を使った。

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白馬滞在最終日は、バックカントリーもしたいという主将の希望があり、コルチナスキー場から雨中ゲレンデへ滑りに行くことにした。

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雨中ゲレンデは廃止されたゲレンデで、オフピステ好きの遊び場になっている。もちろんシールやビーコンなどのバックカントリー装備は必携である。

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主将が滑り出す。テレマークしている!

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転けながらも下りてくる。

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雪まみれになりながらも、ボトムに滑り込んだ主将。

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シールで登り返して滑るを繰り返す。天気も想定よりだいぶ良く、晴れ間も見えた。

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最後に登り返して、コルチナスキー場に戻る。これで正月白馬スキーは終了である。

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北陸周りの下道にて帰路につく。途中、あげ藤にて夕食を取る。ご飯、味噌汁、キャベツはお替わりし放題である。各1回ずつお替わりしたことは言うまでもない。

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帰路途中、越前大野で車中泊。

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越前大野に立ち寄った目当ては、伊藤順和堂のいもきんつばと、荒木商店の無添加の3年物の味噌であった。

今シーズンも何とかスキーシーズンのスタートを切れた。

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January 06, 2023

謹賀新年2023 & 年末のワンゲル部山小屋合宿報告

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遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

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昨年末は、ワンダーフォーゲル部が奥美濃に所有する山小屋をベースにした毎年恒例の年末山小屋合宿に、ワンゲル部員へのスキーと雪山の技術指導のために同行した。雪下ろしも合宿の目的の1つだったが、早く入舎した先着隊が済ませてくれていた。

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1日目は、山小屋に隣接するスキー場にてスキー練習である。まったくのスキー初心者が3名に、スキー経験者が4名いたが、初心者はスキー準指導員資格をもつSくんに指導をお願いした。ちなみにSくんは私の大学における教え子である。

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経験者4名には、私がテレマークスキーの指導を行った。主将については昨年からテレマークスキーを教えているが、他の3人は初めてテレマークスキーを経験する。我がワンダーフォーゲル部は、特にアルペンスキーやボードで上級者でない限りはテレマークスキーを使ったバックカントリーを目指してもらう。やはり最初のうちは、みんな、なかなか膝に前後差をつけられない”なんちゃってテレマーク姿勢”になってしまう。それでも1日の終わりにはテレマーク姿勢らしくはなっていた。新たに誕生した若手テレマーカー3人であるが、シーズン中はゲレンデにてしっかりテレマークスキーの基本を練習して、春には残雪の山を滑れるぐらいにはなってほしいものである。

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私にとっては、ようやく今シーズンの初滑りだった。

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夕食の準備をするワンゲル部員たち。

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ワンゲル部員7名以外にも、OBが2名、私の教え子のSくん、そして私の山仲間が5名入舎していたので、計16名と賑やかだった。おかげでお酒も進んだ。

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2日目は、山小屋の裏山へバックカントリースキーツアーへ。

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構成は、テレマーク7名、ATスキー2名、スプリットボード1名の総勢10名。裏山にこんな大人数でスキーツアーに行くのは初めてのこと。ワンゲル部現役部員3名は、先シーズン4月の大日ヶ岳でのバックカントリーデビューに続いての新雪デビューとなった。

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やや重めの湿雪だったが、そんなに悪くはない雪で、何回も登り返して滑りを楽しんだ。

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スキー初心者と経験の浅いメンバーは、ゲレンデにて前日に引き続いてスキー練習を行った。

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その夜はワンゲル部員たちに雪上テント泊も経験してもらった。

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夜は主将によるギターの弾き語りもあった。

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最終日である3日目は大晦日であり、早い時間に帰路につくメンバーもいたが、私をはじめとする4人で再び裏山へスキーツアーへ。滑る斜面はいくらでもあるので、前日とは異なる斜面を滑ることにした。

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前日と比べると、日射の影響を受けた斜面はだいぶクラストしていたが、樹林の中にはまだパウダーが維持されていた。ただし、新雪経験の浅いワンゲル部員には少々難しかったもよう。何度も転んでも、楽しいと言ってくれるから嬉しい。これでワンゲル部の年末合宿は終了である。事故や怪我もなく終えたことに感謝する。

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新年は白馬へ転進である。車中での年越しとなったが、年越し蕎麦だけはしっかりいただいた。

裏山スキーツアーに参加したメンバーが撮った動画を編集しました。滑走の様子はこちらをご覧ください。

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December 07, 2022

ワンゲル部山小屋の冬支度

先週末は、奥美濃にワンダーフォーゲル部が所有する山小屋の冬支度を、ワンゲル部のOBOGおよび現役部員と共に行ってきた。

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日曜日は天気が悪い予報だったので、天気の良い土曜日のうちにほとんどの作業はやっておきたい。山が呼んでいるが、そこは我慢する。隣接するウイングヒルズ白鳥スキー場は人工雪にてオープンしていたが、ここ最近の気温の高さと雨によって雪融けが進んでしまい、いったんクローズしてしまった。おかげでスキーの誘惑を受けずに済むのはよい。

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雪に埋もれない上部に発電機の移動を行ったり、

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薪の移動を行った。山小屋の雪囲いもしっかり行った。

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改修によって出た廃材を燃やす。

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暗くなると、まるでキャンプファイヤーであった。

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一通りの作業を終えると、すでに夕の良い時間であった。早速、始めるとする!

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現役部員が鍋を作っていたが、つまみが必要なので、アンガス牛のサイコロステーキを焼く。そこそこ酔いが回ったところで、宴はお開きになった。

翌日は、朝から小雨がパラついていた。水源など山小屋周辺の見回りを行った。

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山小屋周辺に作られたクマ棚の調査も行った。ツキノワグマは、樹上で木の芽や実などを食べる際、枝をたぐり寄せて採食する。その時に折れた枝が樹上に鳥の巣のように積み重なったものをクマ棚という。折られた枝は落葉しないため、樹木の落葉後にはその残った枯葉が目立つ。そのため晩秋の落葉後の時期はクマ棚が確認しやすい。今回は、はっきりしたクマ棚は1つしか見つからなかった。どうやら今シーズンは山小屋周辺にはクマはあまり近づかなかったようだ。最初のコロナ禍の年は自粛ムードで人が山に入らなかったこともあり、スキー場のゲレンデや山小屋の周辺に多数のクマ棚が作られていた。どうやら、人の活動に応じてクマも活動範囲を変えているようだ。

あとは雪が降ってくれるのを待つのみ。年末のスキー合宿までには充分な積雪があることを祈りたい。

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May 31, 2022

立山AGAINで、2021-2022シーズンファイナルスキー

2021-2022シーズンのスキーの最後は、再び立山にて、快晴の中を剱岳に向かって滑走し、悔いなく締めることができました。

【日程】2022年5月28日(土)〜29日(日)
【山域】北ア立山
【場所】立山
【メンバー】マメゾウムシ
【装備】テレマーク
【天候】5/28 曇りのち晴れ、5/29 晴れ
【コースタイム】
5/28 立山室堂8:50〜室堂山展望台9:53-10:07〜雪の大谷上10:20-50〜室堂山2590m11:36-44〜室堂山荘11:49-12:10〜山崎カール2640m台地13:26-40〜雷鳥沢キャンプ場13:59-14:04〜雷鳥荘14:37
5/29 雷鳥荘7:19〜雷鳥沢キャンプ場(浄土沢)7:27-35〜剱御前小舎9:52-57〜剱御前岳10:06-32〜剱沢キャンプ場10:39-52〜剱御前小舎11:38-55〜雷鳥沢キャンプ場(浄土沢)12:19-27〜雷鳥荘12:56-13:06〜みくりが池温泉13:31〜立山室堂13:48

例年ならば6月でも充分に滑れた高山でも、急激に雪融けが進みつつあり、雨溝も発達してきているようだ。シーズン最後はしっかり締めたいという思いで、週末の立山の天気予報を確認するとまずまずではないか。立山は、2週間前に日帰りで、ワンゲル部員1名と一緒に滑りに行っている(2022年5月15日の記録)。その時はまだ雨溝はそんなに発達はしていなかった。この2週間で雪に変化はあったかもしれないが、条件はさほど悪くはなさそうという想定から、立山行きを急遽決めた。

今回もワンゲル部員に同行希望者を募ってみたが、希望者はいなかった。これは久しぶりに単独にて、自分のスキーを楽しむ機会でもある。温泉付き山小屋泊にて、快適に楽しむことにしよう。早速、立山で定宿にしているみくりが池温泉の空室情報を確認すると、あまりに直前過ぎて、残念ながら満室であった。テント泊も考えたが、1泊2日では効率が悪い。試しに雷鳥荘の空室情報を確認すると、相部屋に空きがあった。雷鳥荘はこれまで泊まったことはなかったが、テント泊の際に温泉を利用したことがあり、快適さはみくりが池温泉とさほど変わらなそうである。すぐに1名1泊の予約を入れた。同時に立山駅から室堂往復のWEBきっぷも、立山駅7時20分発のケーブルカーの予約で購入した。土曜日よりも日曜日の方が天気が良さそうだったので、日曜日にメインの剱御前岳からの剱岳に向かっての剱沢滑走とし、土曜日は室堂周辺か山崎カールで遊ぶことにした。

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1日目(5月28日)

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前夜に立山駅に着いたが、雨がパラついていて、朝も少しパラついていた。曇空の中を室堂に上がると、風は強めだったが、雲の隙間からは青空が見えていて、天気は回復傾向にあることが窺えた。

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とりあえずは2週間前にも行った室堂山へ登ることにする。前回は気温が低く、クラストした斜面で快適ではなかったが、今回は風は強いながらも気温はさほど低くなく、下部の雪はすでに緩んでいた。

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しばらくは革靴ばかりを履いていたが、今回は久しぶりにNTNブーツを履いた。やはり最後は、斜度のある斜面をキレのある滑りで締めたいからというのが理由である。この道具ならば、雪がクラストしていても対応できる。

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上部はまだクラスト気味だった。

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ガスが晴れて、立山カルデラ内部が見えた。残念ながら、日本オートルートの山々は雲の中で見えなかった。

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高原道路の方向に滑る。クラストは上部のみで、すぐに雪は緩んだ。

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雪の大谷のちょうど上に滑り込む。下部は縦溝が発達していて、ガタガタであった。誤って滑りすぎて、道路に落ちないようにロープは張ってある。雪の大谷には多くの観光客がいて、雪の壁を見学していた。上にいるスキーヤーには気づいていないようだった。

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そのまま国見岳に登ろうかとも思ったが、思った以上に下部は縦溝が発達していたので、山崎カールに向かうことにし、室堂山方面に登り返す。

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室堂山荘まで滑ってランチタイムとする。出発する時に、朝に立山駅でもお会いした信テレのYさんがちょうど滑り下りてきたので挨拶を交わす。

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次は山崎カールを目指す。まずは一ノ越方面へ進む。

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一ノ越の手前から山崎カールへのトラバースに入る。斜度があるので、少々緊張するが、雪は緩んでいる。

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山崎カールに入る。ガスが晴れて、雄山の山頂が見えた。

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2640m台地状から滑走する。

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雷鳥沢キャンプ場まで滑る。山崎カールは概ねフラットで、快適ザラメを滑ることができた。

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雷鳥荘に登り返して、1日目の行程が終了。初日でありながら、そんなにパフォーマンスは悪くはなかった。

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温泉で汗を流したら、早速、喫茶で生ビールを飲む。至極の一杯であった。

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夕食も悪くはなかった。お腹いっぱい食べて、よく飲んで、寝不足だったこともあり、夕食後すぐに眠りに就いてしまった。

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2日目(5月29日)

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翌朝は実によく寝たこともあり、よい目覚めであった。朝食はビュッフェ形式なので、ガッツリ食べる。これだけ食べると腹持ちがよく、行動食はそんなに食べられなくなる。

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外は見事な快晴だった。

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7時台に雷鳥荘を出発したが、まだ雪は緩んでいなかった。雷鳥荘前の斜面は2週間前はフラットな斜面だったのに、今は縦溝が発達している。その凹凸激しいクラストした斜面を雷鳥沢へ向かって滑る。滑ったというよりも、ただ下りただけという感じであった。

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雷鳥沢の右岸尾根を登る。雪はまだ緩んでおらず、スリップに注意が必要である。クトーを着用しようとも思ったが、面倒なので、そのままシールだけで登ることにする。

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急斜面の登りも、なんとかクリアする。

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雪は稜線まではつながっておらず、雪渓末端でスキーを担ぐ。

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スキーを担いで登る距離はさほどでもなく、すぐに剱御前小舎へのトラバースとなる。

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トラバース中に雄山方面を眺めると、一ノ越の奥に槍ヶ岳が見えた。

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剱御前小舎へ到着。ここから剱御前岳へは雪がつながっていそうなので、再びシール登行にて登る。

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剱御前岳に到着。雪は山頂直下までつながっていた。

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剱岳と後立山の展望。ここまで来ないと見られない展望である。

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後立山のつづき。

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剱沢へドロップする。

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そこそこ斜度もあり、斜面もフラットで、快適ザラメであった。真ん中が自分のシュプールである。

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その先は斜度は緩くなるが、剱岳に向かって滑ることができる最高のロケーションである。

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滑った分だけ登り返さないといけないので、剱沢キャンプまでとする。

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剱沢を登り返す。

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剱御前小舎へ戻る。

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いよいよ今シーズン最後の滑りとなる。雷鳥沢の雪渓の末端まで下りて、雷鳥沢の滑走へ入る。

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雷鳥沢の上部はまずまずであったが、下部は縦溝が発達していて、ガタガタであった。

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浄土沢まで滑り込んで、今シーズンのスキーが終了した。雷鳥沢を振り返る。

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あとは室堂までの登り返しだけである。まずは雷鳥荘へ登り返す。

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地獄谷と奥大日岳。

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みくりが池もだいぶ融けてきている。

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観光客で賑わう室堂に到着。

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立山駅に下山し、小腹が空いたので、白海老かき揚げそば850円ををいただいた。今回は動画撮影用のカメラを忘れたので、残念ながら滑走中の動画はなしである。

これで2021-2022シーズンのスキーが終了した。先シーズンと先々シーズンは新型コロナウイルスの流行により、ほとんど春スキーができなかった。今シーズンもコロナの影響はあったが、概ね新雪もザラメ雪も充分に滑ることはできた。最後に、快晴の中を剱岳に向かって滑れたのは、最高のシーズンエンディングとなった。これから沢シーズンとなるが、1日でも早い新型コロナウイルスの終息を願いたい。そして再びよきスキーシーズンを迎えたいものである。

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May 19, 2022

今シーズン初の立山でスキー

ゴールデンウィークが終わり、いよいよ今シーズンのスキーもファイナルが近づいてきた。これが今シーズン最後というわけではないが、1年ぶりの立山で滑ってきた。

【日程】2022年5月15日(日)
【山域】北ア立山
【場所】立山
【メンバー】Oさん(ワンゲル部員)、マメゾウムシ
【装備】テレマーク2
【天候】曇り
【コースタイム】室堂9:30〜室堂山展望台10:34-54〜室堂山荘11:20-40〜閻魔台12:05〜雷鳥荘12:23-40〜雷鳥沢キャンプ場12:49-14:05(滑走練習)〜みくりが池温泉15:19〜室堂15:39

ワンゲル部員から立山に行きたいという希望があり、先週末は立山でのスキーを計画していた。しかしながら直前まで雨が続き、土曜日の天気の回復が遅れそうだったため、土曜日は奥美濃にて山菜採りとし、日曜日に立山を日帰りとした。例年のスキーシーズンは11月の立山でのスキーで始まるのだが、今シーズンはタイミングが合わなくて行けなかったので、これが今シーズン最初で1年ぶりの立山であった。同行者はワンゲル部員の中で最もテレマークスキーの技術習得に意欲のあるOさんである。

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ゴールデンウィークの次の週ということもあり、朝の立山駅はそんなに混雑はしていなかったが、それでも多くのスキーヤー・登山者・観光客で賑わっていた。いつもならば美女平発の高原バス始発に間に合うケーブルカーに乗車するのだが、この日は気温は低めということもあり、早く上がっても雪が緩んでいない可能性がある。そのため、少し遅めの8時発のケーブルカーに乗車することにした。

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急激に雪融けが進んでいるのは立山も同じようで、室堂の残雪は昨シーズンの同じ時期より少なく感じる。

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今回はテレマーク初級者のOさんが同行しているので、滑る斜面は緩斜面に限定される。それに合わせるために、私も革靴・細めのステップソール板というギアにした。とりあえずはお手軽な室堂山に上がってみることにする。雪は緩んでおらず、ステップソールに頼らずにシールを貼って登ることにした。

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元気なOさん。ワンゲル部の現役部員たちは私とは親子の年齢差である。

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室堂山展望台からの日本オートルートの眺め。

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拡大して、ザラ峠から五色ヶ原の眺め。奥に槍ヶ岳も見える。

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曇りがちの天気ではあったが、白山まで見えていた。

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立山カルデラ内の眺め。

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剱岳の眺め。

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室堂山からの滑走は、雪は緩んでおらず、カチカチの斜面は革靴では修行でしかなかった。Oさんにとっては、修行どころか怪我をするリスクもある。当初の予定では国見山まで行く予定だったが、そんな雪の状態だったので、単に室堂山を往復とした。

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山頂部や稜線は雪が緩まないだろうということで、午後は、少し標高を少し下げて、雷鳥沢方面に転進することにした。

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こちらは予想通りに雪が緩んでいて、初級者の練習にも程良いザラメ雪だった。雷鳥沢キャンプ場前の斜面を3本ほど滑って終了とした。

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May 12, 2022

栂池自然園にてスキー散策

遅くなりましたが、ゴールデンウィーク白馬遠征最終日の栂池自然園散策スキーの報告です。

【日程】2022年5月5日(木)
【山域】北アルプス後立山
【場所】栂池自然園
【メンバー】Tさん(ワンゲル部OB)、Mさん、Hくん(ワンゲル部OB)、Oさん、(ワンゲル部員)、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク3、ATスキー2
【コースタイム】栂池自然園駅10:15〜2090m地点11:51-12:11〜栂池ヒュッテ13:15〜ゴンドラ山頂駅13:49

前日に天狗原からフスプリ山を経て木地屋へのバックカントリーを行い、想定外の9時間行動となったこともあり、最終日は軽めのバックカントリーとゲレンデ練習で締めることにした。この遠征でテレマークスキーデビューしたワンゲル部員Oさんにも行ける所ということで、栂池自然園をスキーにて散策することにした。

栂池自然園へのアプローチは栂池高原スキー場からで、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで行くことになる。ゴンドラ往復券は2800円(ゲレンデ下部に雪がないので往復ゴンドラ利用)、ロープウェイ片道券は760円(帰りは林道を滑れる)なので、普通に払うと計3560円となるが、ゴンドラ・ロープウェイセットの往復券を購入した方が3380円と安い。ところが、それよりも安く済む手段がある。アソビューにてウェルカム信州アクティビティ割を利用してゲレンデ1日券を半額の2000円で購入する方法である。これにロープウェイ片道券を別に760円で購入すれば、計2760円でいけるのである。この方法だと、バックカントリーの前後でゲレンデ練習もできてしまうので、かなりお得である。

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まずは栂池自然園に上がる。

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前日に引き続き、私は革靴・ステップソール板での出動である。栂池自然園はメローな斜面ばかりなので、軽快な道具がよい。

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この景色を見るだけでも価値がある。

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テレマークスキーを始めたばかりのOさんがいることもあり、2301m台地までも上がらず、2090m地点から滑走することにする。

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出だしはちょっと斜度があり、うっすらと載った白い新雪はブレーキがかかり、けっして易しくはない。

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入門者のOさんも頑張って滑る。

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無事に全員が下りてきた。

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緩斜面でしっかりテレマーク姿勢を決めるOさん。バックカントリー終了後にはゲレンデ練習も行った。

滑走の様子です。自分にもあったはずのテレマーク入門時の初々しい時期。ワンゲル部員の今後の成長を期待したい。

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ワンゲル部員のテレマークスキー練習

今年のゴールデンウィークは、指導しているワンダーフォーゲル部員の希望もあり、白馬でのテレマークスキー練習に付き合うことにしたことは、すでに天狗原からフスプリ山を経て木地屋への記事でご存じのことと思います。順番が逆になりましたが、ワンダーフォーゲル部員の練習の様子を報告しておきます。

テレマークスキーの練習をするのは、現役部員のOさんと若いOBのHくん。Hくんはテレマークスキーは3シーズン目ぐらいだが、ストックワークやターンオーバーがまったくできていない。それでも山ではしっかり下りてくる。一方、Oさんは今シーズンにスキー自体を始めたばかりで、アルペンスキーの経験はほぼなし。いきなりテレマークの道具でのスタートである。

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場所は栂池高原スキー場である。栂の森ゲレンデとハンノキゲレンデの上部がゴールデンウィークまで営業してる。アソビューでウェルカム信州アクティビティ割を利用してリフト券を購入すると、1日券が50%OFFの2000円で購入できる。

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Oさんには、まずはテレマーク姿勢での斜滑降にトライしてもらうが、なかなか安定しない。

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それでも初日の練習終了時には何かを掴んだようで、テレマーク姿勢がうまく決まることも多くなっていた。私とHくんは翌日はバックカントリーに行くが、Oさんは1人居残ってゲレンデにて練習してもらう。そのために、練習方法と課題を一通りOさんに示しておいた。

動画は初日と3日目の滑走シーンだが、3日目はターン時の足の切り替えは早いものの、斜滑降時にしっかりテレマーク姿勢は取れている。今シーズンはこれで時間切れだが、来シーズンにつながる終わり方はできたにちがいない。今後の成長が楽しみである。

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May 07, 2022

天狗原からフスプリ山を経て木地屋へ:前半はステップソール板で快適に、後半は滑れず修行系

今年のゴールデンウィークはカレンダー通りの休日で、アキレス腱痛もあったので、長期的な遠征はできなかったが、ゴールデンウィークとしては3年ぶりにスキーができた。今回は、指導しているワンダーフォーゲル部員の希望もあり、白馬でのテレマークスキー練習に付き合うことにした。天気にも恵まれて、指導の傍らで、山にも入れたので、短いながらも充実した3日間だった。まずは、その2日目に行った天狗原からフスプリ山を経て木地屋までのスキーツアーの報告です。

【日程】2022年5月4日(水)
【山域】北アルプス後立山
【場所】白馬 天狗原・フスプリ山
【メンバー】Tさん(ワンゲル部OB)、Mさん、Hくん(ワンゲル部OB)、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2、ATスキー1
【コースタイム】栂池自然園駅9:29〜天狗原10:59-11:25〜フスプリ山12:43-13:01〜1799南のコル13:49-14:02〜角小屋峠14:31-35〜栂平14:48-56〜白池17:00〜木地屋ゲート18:36

3日間の白馬遠征1日目は、ワンダーフォーゲル部の現役部員1名と若いOBのテレマークスキー練習につきあった。現役部員の20歳女子は初めての本格的なテレマークスキー練習となった。2日目は、まだスキーの初級レベルである女子部員は1人居残ってゲレンデで練習をしてもらうことにし、残りのメンバーでバックカントリーに行くことにした。メンバーは、ワンゲル部の大先輩OBであるTさんとその友人のMさん、若いOBのHくん、そしてワンゲル部顧問である私の4人であった。

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行くコースは、ロープウェイの栂池自然園駅から天狗原に上がり、千国揚尾根をフスプリ山まで進み、笹目尾根に入って、角小屋峠を経て、木地屋へ下山するというロングルートである。天狗原からフスプリ山までは行ったことがあり、角小屋峠からのツアーコースは何度も滑っているので、最初はさほど難しくはないだろうと考えていた。アップダウンがあるコースというのはわかっていたので、個人的なギアは革靴・ステップソールの組み合わせをチョイスした。このチョイスは機動力的にドンピシャであったが、急激に進んだ雪融けなどのために、角小屋峠から先に困難が待ち構えていたことは知る由もなかった。

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栂池高原スキー場のリフト券売場にて栂池ゴンドラ&ロープウェイの片道券2000円を購入して、栂池自然園駅に上がる。ロープウェイの切符を購入する際には登山届の提出が必要であるが、事前にコンパスなどのアプリで登山届を提出していれば、すでに提出済みであることを伝えるだけでよい。

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まずは天狗原を目指す。ステップソール板ではあるが、急斜面の登行に備えて、天狗原まではシールを装着した。

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ゴールデンウィークだけあり、スキーヤー以外にも一般登山者などたくさんの人たちが登っていた。

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天狗原に到着する。正面に白馬乗鞍岳。

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天狗原の祠の方から聞いたことのある声がするなと思ったら、小谷村の有名人であるジュンジマンだった。娘が小学生の時にスキースクールでお世話になったコーチである。この日は小谷のスキージュニアチームとバックカントリーとのこと。小学生を連れて、白馬乗鞍岳方面に登っていった。

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シールを外して最初の滑走に入る。

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千国揚尾根に入り、まずはフスプリ山を目指す。6年前の3月に天狗原から紙すき山牧場までツアーをした際に、フスプリ山は通過しているので、ある程度は尾根の様子はわかっている(2016年3月の記録)。

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海谷・戸隠方面の眺め。

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基本的にザラメ雪であるが、最近積もった新雪がうっすらあり、これが水分が多くブレーキのかかる雪であった。革靴では要注意の滑りが求められた。

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フスプリ山までに4回の登り返しがあったと思うが、フラット板の他の3名はその都度シートラかシール登行になり、実に効率が悪かった。さすがにステップソール板ではそのまま進めるので、軽快であり、機動力が違う。今回は、前半に関してはステップソール板の一人勝ちであった。

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やや悪雪気味ではあった。そういう点では革靴よりもプラブーツに利点があったが、そこは技術でカバーする。

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フスプリ山への最後の登りはフラット板メンバーはシールを貼る。ステップソール板の私ははそのまま進む。

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広いフスプリ山の山頂に到着する。ここまでは楽勝であり、木地屋下山もそんなに遅くはならないだろうと思っていた。

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問題はここからであった。雪融けが急激に進んでいて、ウド川源流部は完全に沢割れしていて、ワサビ沢はスノーブリッジがすでにないとのこと。本来であれば、このままウド川源流部に向かって滑走し、ツアーコースに合流するだけであったが、そのコースは取れないのである。角小屋峠から栂平へツアーコースを逆行して下り、あとは林道をひたすら木地屋まで下山するしか取れるルートはなかった。

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とりあえずは笹目尾根を進む。尾根上には痩せた箇所があり、なかなかテクニカルな滑走が要求された。

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おまけに尾根上にはアップダウンもあり、フラットソールのメンバーは登り返しが面倒であった。そんな訳で、余計な時間が費やされる。

1799m小ピーク手前のコルから角小屋峠方面に進路を変える。適当な所から林道へ滑走したかったが、藪が阻む。角小屋峠のツアーコース合流点までは、無難に尾根上を進むことにした。

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角小屋峠からは栂平へツアーコースを逆行して下るが、雪が途切れているためスキーを担ぐ。

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雪がつながったところでスキーを装着する。下には林道が見えているので、そこまで滑り降りる。

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あとは林道を滑っていくだけだが、斜度が緩いので滑りが悪い。

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林道からの雪倉岳・朝日岳方面の眺め。

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林道上には雪切れ箇所が多く、何度もスキーの脱着を繰り返す。おかげで時間と体力を無駄に消費する。電波が通じた所で、ゲレンデで居残り練習中の現役部員に下山が遅れると連絡を入れる。おまけにブナなどの木の芽吹きにより,雪の上には大量の冬芽の殻が落ちていて、これが絶望的に滑らない。ほとんど歩いているのとスピードが変わらなかった。

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標高850mぐらいまで下ったところで、林道上の雪がなくなったので滑走終了。ここからはスキーを担いで林道を下る。すでに時刻は18時となっていた。そこから木地屋の車をデポした地点までは30分ほどであった。合計9時間の行動時間となり、想定よりも3時間以上も遅れての木地屋下山となってしまった。総距離は19kmだった。1人でゲレンデ練習をしていた現役部員に対しては、スキー場にて我々の帰りを19時まで待たせることになってしまい、たいへん申し訳なかった。

春になってから高温の日が多く、雪融けが急激に進んだことが今回は災いした。前半はステップソール板で快適であったが、後半は滑れず修行系となってしまった。地球温暖化という問題がベースにあると思われるが、このような春の急激な雪融けが今後は普通になってしまうのだろうか。

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April 22, 2022

ワンゲル部員が野伏ヶ岳でのバックカントリーに挑戦

大日ヶ岳でバックカントリーデビューしたワンゲル部員は、翌日は野伏ヶ岳でのバックカントリーに挑戦したのだった。

【日程】2021年4月7日(水)
【山域】奥美濃
【場所】野伏ヶ岳
【メンバー】登頂組:Sさん、Mくん(ワンゲル部員)、マメゾウムシ(ワンゲル部顧問)、練習組:ワンゲル部員3名
【天候】晴れ
【装備】テレマーク4、ATスキー1、ボード1
【コースタイム】白山中居神社8:00〜870m付近(シール登行開始)8:47-9:03〜和田山牧場跡10:03〜ダイレクト尾根基部10:50〜登行終了1460m地点12:25-51〜和田山牧場跡13:34〜860m付近(滑走終了)14:04-08〜白山中居神社14:40

ワンゲル部員が大日ヶ岳でバックカントリーデビューした翌日は、バックカントリー仲間のSさんも加わり、一緒に野伏ヶ岳へ行くことにした。野伏ヶ岳も大日ヶ岳と同様に毎シーズン1回以上は滑る山である。昨シーズンは4月7日に中央ルンゼを滑っている(2021年4月7日の記録)。無雪期には沢からアプローチして、激しい藪漕ぎに苦労した経験もある。この日は、技術が未熟なメンバーは登りは和田山牧場跡までとして、スキーを履いての周辺散策と、お手軽な斜面を見つけて滑走練習をしてもらう。すでにボーダー上級者であるMくんのみ、ダイレクト尾根をボードを担いで山頂まで登ってもらい、一緒に滑走する計画とした。しかしながら、前日の初めてのバックカントリーで疲労困憊気味となった部員もいたので、朝の出発時刻を30分ほど遅らせることにした。出発前に疲労状態が酷い1名が不参加となった。体力作りも課題と思われる。

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白山中居神社を8時に出発する。

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しばらくは雪がつながらないので、板を担ぐ。

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45分ほど歩いた標高870m付近から雪がつながりだしたので、シール登行を開始する。ボーダーのMくんのみボードを担いで、つぼ足です進む。しばらく進んだ所で、前日の疲労のため1名が引き返すことになった。

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途中で林道を離れ、和田山牧場跡まで伸びる尾根に取り付く。

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しかしながら、雪が途切れてしまい、少しばかりスキーを脱ぐ。昨年は10日ほど早い時期に登っているが、その時も同じ所で雪が途切れた。

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和田山牧場跡に出ると、展望が広がる。正面に見えるのが野伏ヶ岳である。

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薙刀山から銚子ヶ峰までの山並み。この奥に白山がある。ここで練習組と分かれる。

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ダイレクト尾根の取り付き付近に広がる湿原。

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ダイレクト尾根に取り付く。

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藪が濃いため、結局、シール登行ではダイレクト尾根の基部から回り込んだ。つぼ足のMくんは、そのまま登れた。

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クマ棚が多数あることから、クマの生息地であることがわかる。

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タムシバ。

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ダイレクト尾根は次第に傾斜を増していくが、藪も濃くなり、シール登行が不可能となる。昨年も途中でシール登行ができなくなったことを思い出す。雪融けの状況は、昨年の10日前とほぼ同じ感じだ。板を担いで、息を切らせながら登る。板が時々木の枝に引っかかり、ストレスとなる。

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南面には全層雪崩の跡が見える。今シーズンは、4月になってからの急激な気温上昇によって雪融けが急激に進み、全国的に全層雪崩が多く起こっている。

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ちょうど樹林帯が終わる標高1460m地点で12時半となったので、登行はここまでとした。ワンゲル部員には下山後に山小屋の維持作業があるのが、ここまでとした一番の理由だが、出発時刻が遅れたこと、全体的に行動が遅かったことが響いた。今回は自分の滑りが目的ではなく、あくまでワンゲル部員の経験のためであるので割り切ることにする。この場所からでも中央ルンゼにエントリーはできる。

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ドロップポイントから。

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少々水分の多い重めのザラメ雪だったが、滑走に問題はなし。滑った斜面を振り返る。テレマーク、ATスキー、ボードと三者三様。Sさんはアルペンでキレのある滑り。初めての山の急斜面の滑走に興奮したMくん。よい経験になったと思う。滑走シーンは動画をご覧ください。

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湿原に向かって、さらに滑る。

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湿原に滑り込んで、滑走終了。

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無線機で連絡し、練習組と合流して、下山へ。

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和田山牧場跡からの野伏ヶ岳。ダイレクト尾根と北東尾根の間が滑った中央ルンゼ。

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和田山牧場の石碑。

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林道をボブスレーのように滑走と行きたいところだが、杉の葉が邪魔をして滑りが悪い。

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標高860mで雪切れとなり、スキーを担ぐ。

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白山中居神社に無事下山。急激に雪融けが進み、アプローチでのシール登行が厳しくなってきた奥美濃地方であるが、天気に恵まれた中で、彼らにとっては今シーズン最後と思われるスキーを楽しんだのだった。来シーズンの彼らの成長に期待したい。

YouTubeにアップした記録動画です。

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ワンゲル部員が大日ヶ岳でバックカントリーデビュー

OMUNWV部(旧OPUWV部)の5名が、奥美濃の大日ヶ岳にて、ついにバックカントリーデビューしました。その時の報告です。

【日程】2022年4月16日(土)
【山域】奥美濃
【場所】大日ヶ岳
【メンバー】ワンゲル部員5名、Aさん(ワンゲル部OB)、マメゾウムシ(ワンゲル部顧問)
【天候】晴れ
【装備】テレマーク5、ATスキー1、ボード1
【コースタイム】高鷲スノーパークゲレンデトップ10:10〜大日ヶ岳11:43-59〜大日谷1620m(滑走練習を繰り返す)〜大日ヶ岳13:45-59〜高鷲スノーパークゲレンデトップ15:28

私が顧問をしているワンダーフォーゲル部だが、大学統合によって、大阪府立大学ワンダーフォーゲル部から大阪公立大学中百舌鳥ワンダーフォーゲル部に名称が変わった。旧大阪市大にもワンダーフォーゲル部があり、そちらは杉本ワンダーフォーゲル部となった。将来的には2つのワンダーフォーゲル部は合併の方向ではあるが、しばらくは別々に活動していく。

その中百舌鳥ワンダーフォーゲル部だが、まん延防止等重点措置が解除されて、ようやく対面での活動ができるようになったこともあり、先週末に5人の部員たちがバックカントリーデビューとなった。ちなみに4人がテレマーク、1人がボードだった。慣れた滑走具があるならば、無理して変える必要はなく、うちはボードでも問題はない。

この2年間は、スキー、クライミング、沢登りなどいろいろと始めても、これからというところで、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置で活動禁止となることが繰り返された。合宿もできないため、なかなか技術の向上が滞っていたが、ついに山を滑るところまで来ることができた。山を滑ると言っても、スキー技術的にはまだまだ未熟な彼らなので、場所は高鷲スノーパークからゴンドラ利用で容易にアプローチできる大日ヶ岳とした。時期も春ならば、気候も雪も安定していて、バックカントリー入門にはふさわしい。大日ヶ岳は毎年何回かは厳冬期に滑りに入っていたり、無雪期に沢からアプローチしたこともあり、まさにホームと言えるよくわかっている山である。

高鷲スノーパークのインフォメーションにて、人数分の登山券(1200円+預り金500円)を購入する。その際に登山届の提出が必要となるだけでなく、下山時には下山連絡も必要である。ゴンドラに乗って、ゲレンデのトップに上がる。

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ゴンドラから下りて、右方向に進んだところが入山場所である。そこでスキーにシール装着をしてもらう。初めてなので要領は悪く、時間がかかるのは大目に見ることにする。

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初めてのシール登行の開始である。ボーダーのMくんは、ボードを担いで、つぼ足にて登ってもらう。Mくんは、将来的にはスプリットボードの購入を予定している。私は革靴・ステップソール板の組み合わせで、シールはつけないで登る。

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前大日への登りでは、厳冬期ならば雪の下にある藪が、雪融けのために結構出ていて、ライン取りが意外と玄人向きとなった。ここで手こずる部員たち。後ろに滑る者多数。キックターンもままならない。この場所の通過に結構時間がかかった。つぼ足のMくんの一人勝ちであった。

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なんとか難所を越えて前大日に立つ部員。この先は大日ヶ岳の間のコルまで雪が途切れていたため、スキーを外して歩いた。

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コルからは再びシール登行開始。

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大日ヶ岳の山頂に到着。慣れたメンバーとならば、山頂まで1時間もかからないのだが、今回は1時間半ほどを要した。

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3月末ぐらいから急激に雪融けが進んでいて、山頂のモニュメントはすでに雪の上に出ていた。

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山頂から北西方向の眺め。

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山頂の南西方向の眺め。

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北方向の白山の眺め。

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それでは滑走へ。

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初めての山での滑走。

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北面の大日谷で、シール登行と滑走の練習を繰り返す。

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春のザラメ雪とはいえ、ゲレンデとは勝手が違い、何度も転倒を繰り返す彼らだった。それでも初めてのシール登行と山での自由な滑走に興奮していたのは確かだ。ボード上級者であるMくんは、すでに山ボーダーだった。

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14時前に山頂に登り返して、下山へ。狭い尾根の滑走は、彼らにとってはかなりぼ難所だったかもしれない。

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ウソが木に止まって鳴いていた。

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板を担いで、前大日へ登り返す。

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前大日からゲレンデトップへの滑り。雪がクラストし始めて、決して易しい雪ではなかったが。

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無事、ゲレンデに帰着。ところが、核心はここからの混雑したゲレンデの長い滑走だった。彼らは、次々に現れて動きが読めないボーダーたちにびびりながらも、なんとか滑り降りたのだった。

こうしてめでたくバックカントリーデビューとなったワンゲル部員。重要なのは、なぜうまく滑れなかったのか、うまく滑れるようになるには何が課題なのかを明確にすることである。大学から今だ合宿が禁止されているワンゲル部にとって、今回が今シーズン最初で最後のバックカントリースキーになる可能性は高い。各自が自分の課題を明確にし、来シーズンの成長を期待したい。

YouTubeにアップした記録動画です。

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