June 13, 2019

乗鞍テレマーク天国 & キャンプに参加

先週末(2019年6月8日〜9日)は、乗鞍で開催された乗鞍テレマーク天国 & キャンプに参加してきました。

テレマークスキー界のレジェンドである山本由紀男さんが、2018年9月にfacebook内の非公開グループとしてテレマークスキーコミュニティを立ち上げました。テレマークスキーの道具や技術およびイベント、バックカントリーについての情報交換、テレマーカーの地域コミュニティー間の交流など、まだ発足から1年も経っていないにもかかわらず、テレマーカーにとっての情報発信および情報収集に活発に利用されています。すでにメンバーは900名を越えました。1000名も遠からず到達するでしょう。3月31日に高鷲スノーパークで開催した「ビッグマウンテンテレマーカー中塩順大と 集まろうテレマーク!&ゲレンデjack! in 奥美濃」も、このコミュニティーを介して、関西を中心にテレマークスキーの普及活動をしている「集まろうテレマーク!」と、北陸など中部地方を中心に活動している「ゲレンデjackテレマーク」とのコラボで企画されたものです。

今回の「乗鞍テレマーク天国 & キャンプ」は、「集まろうテレマーク!」と「ゲレンデjackテレマーク」に加えて、「テレトピアのりくら」、「信州テレマークスキー組合」、そして日本テレマークスキー協会(TAJ)の創設に関わったレジェンドテレマーカーたち、および全国で活躍するテレマーカー有志のコラボにて開催されました。残念ながら当日は生憎の天気で、乗鞍岳テレマークジャック滑走は視界が悪い中で行われましたが、テレマークスキー界のレジェンド、指導員、ベテラン、中堅、若手たちが一緒に滑り、一緒にキャンプをして、お酒を飲み、テレマークスキーの将来について自由に意見を交わし、お互いの親睦を深めるこことができ、たいへん充実した2日間となりました。レジェンドと一般のテレマーカーとが一緒にこのような場を共有できるのも、テレマークスキーならではの事と思います。実に楽しい一時でした。以下、概要を簡単に報告しておきます。

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乗鞍テレマーク天国の受付は観光センター前にて。

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観光センター8時半発の始発のバスに乗って、肩ノ小屋口に上がるが、生憎の雨になる。視界も悪いため、大多数が乗ってきたバスにそのまま乗って下山していった。

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せっかく往復2500円も払ってここまで上がってきたのに、そのまま戻るのはもったいないという貧乏癖もあり、肩ノ小屋まで登ることにした。同じような物好きのテレマーカーは私以外にも3人いて、4人で肩ノ小屋を目指すことに。

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肩ノ小屋にて風雨に打たれる。

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シールを外して滑走へ。

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酔うほどの視界の悪さではなかったが、ただ滑っただけ。この雨と視界の悪さでは登り返す気もなく、そのまま次のバスにて下山した。

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皮肉にも午後に天気は回復していた。

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下山後は、テレマークキャンプの開催地である乗鞍BASEに移動。15時から受付開始。

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テレマークキャンプ始まりました。ハクノリのNさんのご挨拶。

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レジェンドの講演あり!

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TAJ公認指導員たちからの一言あり。

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わざわざ北海道から駆けつけてくれたレジェンドの登場! 指導員制度をつくりました!

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パーティーの方もスタート! お腹空いていました!

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テレマークレースの話もあり。

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今回の企画の中心者であるYさん夫婦。若者や夫婦参加者へのインタビューもあり。

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ゲレンデジャックテレマークのYさん。

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テレのりのNさん。その後ろにいるのは今回の料理長のNさんで、いろいろと準備をありがとうございました。

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信テレのKさんからギアの話題。

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ゆうさんによる演奏と踊りあり。

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パーティーは盛り上がって終了したが、これだけでは当然終わらず。飲み足りないメンバーは乗鞍高原にあるカフェ&バー スプリングバンクへ。1度行ってみたかったお店でした。

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キャンプ場に帰ってきたら、そのまま3次会へ。それでも0時前には寝たと思う。

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翌日も乗鞍岳にて乗鞍テレマーク天国開催で、バス乗場にはテレマーカー多し。

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しかし、肩ノ小屋口は前日と同様に視界不良。雨が降っていないだけ、前日よりはマシですが。

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とりあえず、前日に引き続き、肩ノ小屋までみんなで上がることに。

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距離が離れると見えなくなる。

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シールを外して滑るとします。

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滑走シーンは動画をご覧下さい。

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撮影もしました...

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物足りないメンバーはもう1回登り返すことに。なぜか西日本のメンバーばかり。

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雪が汚いのもあり、視界の無さは酔うほどではなかった。

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これにてテレマーク天国は終了! 50人以上のテレマーカーが参加したようです。

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今回の参加者には特性ステッカーがプレゼントされました。

湯けむり館にて汗を流してから、帰路につきました。のりくら天空ふぁんCLUBの会員は湯けむり館が 200円引きになります。会員登録は無料です。

YouTubeにアップした記録動画です。

このイベントは協会やメーカーが主催したのではなく、あくまでテレマークスキー愛好家たちの協力によって行われたという点が意味のあるところかもしれません。

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June 05, 2019

白山:南竜山荘泊で大汝峰西面滑走

例年は別当出合までの車道が5月下旬に開通することが多かった白山であったが、今年はやけに早くゴールデンウィーク前にはすでに別当出合まで開通していた。おかげさまで今年は楽に別当出合から白山へ滑りに行くことができた。

【日程】2019年5月18日(土)〜19日(日)
【山域】白山
【場所】白山
【メンバー】5/18 雪だるま師匠、かもしかさん、マメゾウムシ、5/19 雪だるま師匠、かもしかさん、Sayaちゃん、みぞken、マメゾウムシ
【天候】5/18 晴れのち曇り、5/19 曇りのち晴れ
【装備】5/18 テレマーク3,5/19 テレマーク4、ATスキー1
【コースタイム】
 5/18 別当出合駐車場8:06〜別当出合8:13-21〜中飯場8:58-9:20〜シール登行開始地点(1730m)9:57-10:08〜甚之助避難小屋10:42-11:01〜南竜分岐11:25〜南竜山荘11:56-12:58〜南竜ヶ馬場散策〜展望歩道2320m14:01〜南竜山荘14:33
 5/19 南竜山荘7:41〜トンビ岩8:23〜白山室堂8:46-9:29〜山頂池巡りコース分岐9:59〜大汝峰10:28-11:08〜大汝峰西面滑走〜西面2360m地点11:52水屋尻雪渓上端12:55-13:03〜白山室堂13:08-44〜黒ボコ岩13:59〜甚之助避難小屋14:23-43〜滑走終了地点(1720m)15:03-16〜中飯場15:39-43〜別当出合16:10〜別当出合駐車場16:16

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1日目(5月18日):別当出合〜南竜山荘

今回の白山には、関西のテレ仲間である雪だるま師匠、かもしかさん、そして私の3人で土曜日に入山した。日曜日には日帰り参加のSayaちゃんとみぞkenが合流する予定である。

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前夜は市ノ瀬にて車中泊。遅め起床にて睡眠時間の確保を優先した。南竜泊ならばそう急ぐこともない。朝の市ノ瀬は天気がよかった。

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別当出合に車で移動する。

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別当出合の駐車場は別当出合より少し下がったところにあるので、出発準備をして別当出合に上がる。

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最初は雪がないので、スキーとブーツは担ぐことになる。宿泊装備もあるので、ザックが肩に食い込む。

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中飯場には雪はなし。先週あたりは中飯場まで滑れたらしいが、この1週間で急速に融雪が進んだようだ。昨年は今年よりも1週間早く白山に登っているが、確かに昨年は中飯場にはしっかり雪が残っていた。

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標高1730mあたりから雪がつながりだしたので、シール登行開始。これで肩の荷はだいぶ軽くなる。石川県の高校生たちが複数のパーティーで登っていたが、ワンゲル部か山岳部の研修会だろうか?

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甚之助避難小屋に到着。昨年に比べると残雪が少ない。

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南竜分岐へ。

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南竜へのトラバース道は雪が途切れていた。板をもって少し進むと、雪はまたつながった。

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出発から4時間弱で南竜山荘に到着。空は雲に覆われてしまった。

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一休みしたら、周辺の散策へ出発。

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展望歩道方面を2320mまで登って、本日最初の滑走へ。

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いいザラメ雪でした! 滑走シーンは動画をご覧下さい。

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下部は縦溝が少々気になったが、雪は緩んでいるので、さほど支障はなかった。

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1本滑っただけですが,本日の行動はこれにて終了! いまだゴールデンウィーク遠征の疲れが抜けてはいないので。

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1泊ならば、贅沢に焼肉でしょう! しっかり飲み食いして明日に備える。

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2日目(5月19日):南竜山荘〜大汝峰〜大汝峰西面滑走〜黒ボコ岩〜別当出合

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翌朝は晴れたが...

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室堂へ向かって登り出すと、ガスに覆われた。

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室堂に着くと、再び青空が見えだした。このあたりは例年より雪が多い感じがする。

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室堂にて、早朝に別当出合から登って来たSayaちゃんとみぞkenとも無事合流。余分な荷物を室堂にデポして、5人で水屋尻雪渓を登る。

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雪渓途中から夏道に入って、大汝峰方面へ出る。

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大汝峰直下の急登を登る。

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大汝峰に登頂!

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大汝峰の西に広がる広大な斜面へドロップ。

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快適なザラメ雪! 滑走シーンは動画をご覧下さい。

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湯ノ谷に向かって滑る!

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2360mまで滑って、水屋尻雪渓の方へ登り返す。

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次は室堂への滑走。

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快適ザラメ!

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室堂にデポした荷物を回収して、弥陀ヶ原への滑走。

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黒ボコ岩は雪が途切れていたので、西側から回り込んで、板を外して少々藪を漕いで、黒ボコ岩下の急斜面にエントリーした。

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少々縦溝がうるさくなってきたが、滑りにそれほど支障はなし。

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甚之助避難小屋より下は凹凸縦溝はさらに激しくなり、藪も濃くなる。藪スキーは苦手ではないですが、どこまで粘るか?

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ほぼシール登行開始地点まで滑ったところで、さすがに滑走を諦めて、スキーを背負っての下山へ。

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別当出合に無事下山。駐車場にて石川のテレマーカーTaroさんたちとバッタリ。南竜山荘付近にて滑っていたとのことで、我々とは入れ違いでした。Taroさんたちとは、白峰の総湯へご一緒することに。これまでよく行っていた白山展望の湯は営業休止となってしまったようです。

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帰路途中の勝山にて、名物のソースカツ丼を食べることに。当初予定していた店は休みだったので、近くにあった割烹峰というお店へ。専門店ではないのですが、これがアタリで、専門店以上の美味しさだった。このお店は海鮮丼も有名だそうで、次回はそれも食べてみたい。

YouTubeにアップした記録動画です。

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May 31, 2019

立山2:剱沢・雷鳥沢滑走

立山2日目の記録です。1日目は御前谷と山崎カールを滑走したが、2日目は剱御前岳へ登り、剱沢を滑り、帰りに雷鳥沢を滑りました。概要は1日目の記録をご覧下さい。

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みくりが池温泉の朝食はビュッフェスタイル。つい取り過ぎてしまうが、ガッツリ食べきる。

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出発前に記念撮影! 2日目もよい天気ですが、少し雲がある。

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みくりが池温泉すぐ上の閻魔台から本日最初の滑走へ。

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雷鳥沢まで滑走。

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雷鳥沢右岸の尾根を登る。

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視界不良時のためにか、旗が立てられている。一部、雪が途切れかけているところがあった。

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雷鳥沢の登りの最後は、細い稜線上に出る。

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それから剣御前小舎へのトラバースとなる。

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剱御前小舎手前で雪が途切れたので、スキーを外して剱御前小舎に到着。

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一休みしたら、剱御前岳を目指す。

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剱御前岳に登頂!

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この日もライチョウが目立つ。縄張りを警戒するオス。

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シールを外して、剱沢へドロップ!

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部分的に新雪が引っかかるところもあったが、概ね快適に滑れた。

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滑走した剱御前岳の斜面を振り返る!

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剱沢野営場まで滑って、剱岳をバックに記念撮影! 剱岳に向かって滑るのはなかなか爽快であった! 滑走シーンは動画をご覧下さい。

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一休みしたら、剱沢を登り返す。

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剱御前小舎まで登り返したら、次は雷鳥沢の滑走だ。雪が途切れているので、ちょっと下ってからスキーを装着。

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最後の滑走を楽しむ!

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雷鳥沢野営場に向かっての滑走。

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雷鳥沢野営場からはみくりが池温泉へ登り返して、荷物を回収する。

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帰路につく前に、生ビールセット注文!

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こちらはモンベル会員の特典にて!

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みくりが池を後にする。

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室堂ターミナルからアルペンルートにて立山駅に下山。11月の初滑りは雪不足だった立山も豊富な残雪だった。今シーズンはまだ滑りに来る機会はあるだろうか?

今回の立山は疲労抜きBCのはずが、体力のある2名に煽られてしまったので、あまりその目的は果たせなかった感じだ。まあ、9日間のGW連続滑走の疲れは、年齢的にもそうすぐには取れないと思うが...

YouTubeにアップした記録動画です。

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立山1:御前谷・山崎カール滑走

長期にわたるゴールデンウィーク北海道・東北遠征から帰ってきてから3日間しか経っていないのに、今度は立山へ行ってきました。メンバーは、GWも一緒だった若いみぞken、GW前半に100マイルレースUTMFを走ったKaoriさん、そして私の3人であった。3人ともGWの疲労抜きが目的の立山バックカントリーであったが、最年長の私にとっては元気な2人についていくのがやっとで、とても疲労抜きとはならなかった。それでも、GW同様に天気に恵まれた立山は最高の景色を見せてくれたので、精神的には充分に癒やされたバックカントリーとなったのだった。

【日程】2019年5月10日(金)〜11日(土)
【山域】北ア・立山
【場所】立山
【メンバー】Kaori、みぞken、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2,ATスキー1
【コースタイム】
 5/10 室堂ターミナル8:34〜みくりが池温泉8:43-9:12〜一ノ越10:15-42〜雄山11:54-13:41〜(御前谷滑走〜雄山)〜山崎カール滑走〜雷鳥沢野営場14:15-24〜みくりが池温泉15:14(泊)
 5/11 みくりが池温泉8:00〜浄土橋8:10-20〜剱御前小舎9:44-57〜剱御前岳10:06-25〜剱沢滑走〜剱沢野営場10:33-51〜剱御前小舎11:33-52〜雷鳥沢滑走〜浄土橋12:11-20〜みくりが池温泉12:55-13:30〜室堂ターミナル13:40

ゴールデンウィーク明けとは言え、週末は混雑する立山である。そのため金曜日に有休を取得し、週末から1日前へずらした日程とした。おかげで、直前でありながら、みくりが池温泉も予約できた。

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平日でありながら、そこそこの人がいる立山駅であった。室堂までの往復券4310円を購入し、7時20分発のケーブルカーに乗った。荷物にはなるが、アルペンルートでは、スキーやボードは事前に保護ケースに入れておかなければならない。

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高原バスは8時30分に室堂に到着。登山届を提出してから、室堂ターミナルの外に出る。

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いい天気だ。スキーをケースから出して、シールを貼る。

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国見岳の斜面にスキーヤー誘発の雪崩跡あり。直前に降雪があったようで、新雪と旧雪の結合が悪そうだ。

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まずは宿泊先のみくりが池温泉へ向かう。

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みくりが池温泉にチェックインし、余計な荷物をデポしたら、一ノ越へ向かう。

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一ノ越からの槍ヶ岳方面の眺め。

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一ノ越では、かって山岳スキーレースやトレランレースでご一緒したことのあるUさんとバッタリ! 東一ノ越からタンボ平へ滑走するとのこと。

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一ノ越から雄山への稜線は雪がついていないので、スキーを担いで登る。

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雄山の山頂を目指す。

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いつものことながら、テレブーツは実に歩きにくい。この日は風もなく暑い。

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登り切ると、正面に雄山の山頂。ほぼ無風で暖かい!

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せっかくなので、雄山の山頂に立つ。

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お参りも!

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雄山からの剱岳!

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元気な2名は御前谷の滑走へ。新雪と旧雪の結合が悪く、急斜面では雪崩れた。2人は中央の急斜面を避けて滑っていった。

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御前谷底からの眺め。私は行っていませんけど...

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2人の話しによると、登り返しにおいても、新雪と旧雪の結合が悪く、雪がズレて、シール登行がひじょうにしにくかったようだ。そのためスキーを担いで登っている。

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2人が登り返してきた。若者とアスリートのコンビはさすがに速い!

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次は山崎カールの滑走だ。

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社務所の裏から。

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滑り出しは新雪が重く、慎重な滑りにて高度を下げる。

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途中、ペアリング中のライチョウがいた。オスは縄張りに侵入する他のオスを追い払う。

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蝋燭岩の下まで滑ってきた。滑走シーンは動画をご覧下さい。

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上部は悪雪に苦労したが、下部は快適に滑れた!

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雷鳥沢野営場まで滑ってきたところで、滑ってきた山崎カールを振り返る。

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雷鳥沢野営場からは雷鳥荘経由にてみくりが池温泉へ登り返す。

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みくりが池温泉に戻って本日の行動は無事終了!

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ひとっ風呂浴びて汗を流したら、早速!

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夕食のお供はお酒の立山にて!

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夕食のメニューです。いつもながらみくりが池温泉は食事が充実しています。

立山2:剱沢・雷鳥沢滑走につづく

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May 29, 2019

20119GW北海道・東北遠征7:月山・湯殿山から石跳沢へ

4月24日の夕に自宅を出発し、利尻山から始まった北海道・東北遠征は、最後の月山でのべ12日目を迎えた。月山も鳥海山と同じく、東北に行くならば、外すことのできない山である。過去に4回ほど月山を滑っているが、今回は5年ぶりとなる(2014年5月の記録)。今までと違ったのは、雪のある時期しか登れない湯殿山に登って、東面の大斜面を滑ったことだった。斜度・風景ともに今回の遠征最後を飾るのにふさわしい素晴らしい大斜面だった。

【日程】2019年5月5日(日)
【山域】出羽
【場所】月山・湯殿山
【メンバー】Tさん、Tさん友人、Fukikoさん、みぞken、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2,ATスキー3
【コースタイム】月山リフト山頂駅8:21~牛首付近1720m9:14~月山1930m(雪渓上端)9:57-10:09~月山西面滑走~1523m地点10:28-37~姥ヶ岳11:02-33~湯殿山とのコル(施薬避難小屋付近)11:54~湯殿山12:52-13:28~湯殿山東面滑走~石跳沢~ネイチャーセンター14:17

遠征最後の月山は、私とみぞkenの2名に、同じく鳥海山から一緒に移動してきたワンゲル部OBのTさんたち2名と、前日から月山入りしていたテレ仲間のFukikoさんが加わり、合計5人でパーティーを組むことになった。月山スキー場のリフトが動き始めるのが8時のため、それに合わせるように月山スキー場へ向かった。その途中、1台の車を下山地であるネイチャーセンターにデポした。

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月山スキー場の駐車場に入る際に、月山環境美化への協力を求められたので、協力金500円を支払った。これはあくまで任意の協力金であるが、自然から楽しませてもらう以上は環境美化に協力するのは当然のことと思う。駐車場からリフト乗場までは徒歩で15分ほどかかる。1回券580円を購入して、リフトに乗る。

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リフト降り場からシール登行開始だが、若いみぞkenはまずはカール底へ滑走してから登り返すとのこと。年寄り4名は高度を落とさずに、トラバースにて進むことにする。

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牛首まではひたすら同じ向きのトラバース。上部からのブロック崩壊に注意しながら進む。

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前日に滑った鳥海山。昨日は鳥海山から月山を見ていた。

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牛首に到着。月山山頂までは雪がつながっていないようだ。みぞkenを除き、他はみんな山頂には行ったことがあり、ピークハントには関心がない。Tさんと友人は、ここまででいいやとのこと。みぞkenは山頂へ、私とFukikoさんは雪渓上端まで登ることにした。

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みぞkenの月山登頂の証拠写真です。

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雪渓上端(標高1930m)に到着すると、ちょうどみぞkenも山頂を踏んで下りてきたところだったので、一緒に滑ることに。

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登ってくる登山者やスキーヤーを避けながら滑ったが、まだ雪が緩んでおらず硬いバーンであった。

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牛首で待っていたTさんたち2名と合流。

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月山西面をちょっとトラバース気味に滑ってから、カールボトムまで滑走することに。

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テレマーク! こちらは快適ザラメでした!

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アルペン! 各自のスタイルを楽しむ!

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カールの底1523mまで滑ったら、姥ヶ岳に登り返す。

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カール底から30分ほどで姥ヶ岳に到着!

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姥ヶ岳から見た湯殿山。上から見ると、湯殿山の登りに使う尾根は急そうで雪の付き方も悪い感じがする。5年前はシールでは登れないだろうと判断して、湯殿山はパスした。よく見ると、この急そうな尾根に取り付いているスキーヤーがいるではないか。今回は取り付きまで行ってから判断することにした。

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姥ヶ岳の西面山頂直下は雪がつながっていなかったので、板を担いで少々藪がうるさい踏み跡を少しばかり下りる必要があった。そこから滑走!

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ここも悪くない雪であった。

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湯殿山とのコルまで滑り下りて、湯殿山への尾根を見上げると、なんとかシールで登れそうな感じだ。遠くからは登れなそうに見えても、実際には登れることもある。偵察においては、近づいて見ることは重要であることを悟る。

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一休みしてから、シール登行開始。

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遠くからは急で、かつ狭くて登れなそうに見えた斜面をシール登行で進む。

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狭く見えた尾根も、充分にジグザグ登行できるだけの幅はあった。

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1箇所のみ亀裂によって雪が途切れて、スキーを脱ぐ箇所があった。

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湯殿山までは小ピークを越えるために3回ほどアップダウンを繰り返した。

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雪のある時期にしか登れない湯殿山に登頂! 湯殿山からの月山の眺め。

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湯殿山最高地点と思われる箇所は雪がついていなかったので、藪を漕いで立つ!

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それでは湯殿山東面の大斜面へドロップ! 最大斜度は45°はあろうかという急斜面である。アドレナリン出まくりで、ダイナミックな滑りを堪能する。

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少々縦溝が気になったが、雪は緩んでいたので、さほど滑りに支障はなかった。

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下から見ると壁のように見える!

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石跳沢まで滑ってきたところで、大斜面を振り返る。実に大きな斜面だ!

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石跳沢は緩斜面なので、まったりと左岸沿いに滑って行く。

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終わりの方は林道が出てくる。その林道上を滑って行く。

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そのまま滑って行くと、ネイチャーセンターに到着! 6時間ほどのバックカントリーであったが、登りの累積標高差800mに対して1450mほどの標高差を滑ることができた。景色もよく、斜面にも恵まれたコスパ的にひじょうによいルートと思う。ネイチャーセンターにデポしておいた1台の車に運転手たちだけが乗り込み、月山スキー場に置いた車を回収した。

下山後は道の駅にしかわに併設されている水沢温泉館にて汗を流した。日帰り入浴料金は300円と安い。以前は地ビールレストランもあって、5年前はそこで打ち上げをしたのだが、現在はランチ営業だけとなっていた。ただし、道の駅のショップで月山地ビールは購入できる。もちろん購入したのは言うまでもない。

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このまま帰路についてもよかったのだが、さすがに疲れた身体である。またせっかくの機会でもある。帰るのは翌朝にして、夜は5人で某所にて打ち上げ宴会を行った。月山地ビールもそこで開けられたのだった。

YouTubeにアップした記録動画です。

今回のGW北海道・東北遠征は、移動の日程を含めるとのべ13日となり、ほぼ2週間にわたる長期遠征であった。今回の驚きは、うまい具合に天気に恵まれたことであった。本州では天気が悪かったゴールデンウィーク前半も利尻は天気がよかった。私が北海道を離れると北海道の天気は悪くなったようだ。唯一天気の悪かった八甲田も、行動ができないほどの悪天ではなかった。その後はよい天気が続き、まさに「私は晴れ男!」と言ってもおかしくはない状況だった。おかげで休息日なしの9日間連続のスキー山行になってしまったが、さすがに疲れは溜まった。最近の長期山行では、若い時に見られた体力の回復はほとんど起こらず、疲れはどんどん蓄積していくだけである。それでも山に入ってよい斜面があれば、滑りを思いっきり楽しんでしまう。

今回の遠征の核心はやはり移動である。毎日100km〜200kmの移動はさすがにきつかった。本来であれば北海道に限定したかった旅である。行きの舞鶴から北海道へのフェリーは連休前の有休取得によって取れたが、始動が遅かったこともあり、帰りの便は満席で取ることができなかった。そのため津軽海峡をフェリーで渡るしか関西に帰る方法がなかった。その津軽海峡フェリーも空いている便は限られていたため、GW後半は東北の山をまわることにした。それによって毎日の移動距離は増えてしまった。年齢的なことを考えると、このような山旅を行うのはそろそろ限界かもしれない。来年あたりからはエリア限定の山旅にしようと思う。そのためには早めに計画を決めて、早めに交通手段の手配をしなければと思う。

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2019GW北海道・東北遠征6:鳥海山 湯ノ台口ルート

2019GW北海道・東北遠征の6峰目は鳥海山。東北に行くならば、外すことのできない大好きな山である。鳥海山には2年前のゴールデンウィークにも行っていて、その時は鳥海山に4日間滞在して、毎日コースを変えて滑走し、鳥海山を堪能した(2017年5月の記録)。今回はその時にも往復した湯ノ台口から行者岳を往復した。湯ノ台口は行者岳まで標高差1500mあり、登りごたえも滑りごたえもあるルートである。

【日程】2019年5月4日(土)
【山域】出羽
【場所】鳥海山 湯ノ台口ルート
【メンバー】みぞken、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク1,ATスキー1
【コースタイム】駐車地点(林道ヘアピン手前)5:17~宮様コース入口6:08~滝ノ小屋7:27~行者岳10:00-45~滝ノ小屋11:03-24~駐車地点11:56

前夜は道の駅鳥海ふらっとで車中泊した我々は、早朝のうちに湯ノ台口へ向かった。当初は鉾立から千蛇谷経由で新山の往復を考えていたが、この時期の鳥海ブルーラインには通行規制があるため、夜間・早朝は通行できない。ブルーラインのゲートがオープンするのは8時のため、それから出発すると下山がだいぶ遅くなってしまう。そのような理由で、早発ちが可能な湯ノ台口ルートを選んだ。

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湯ノ台口の林道はヘアピン手前まで車で入ることができた。前日に入ったと思われる登山者やスキーヤーの車がすでに縦列に駐車していたが、
ほぼ例年通りの駐車地点に車を駐めることができた。早速準備をして、5時過ぎに駐車地点を出発した。おそらく我々がこの日1番早い出発だったにちがいない。

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すぐにシール登行開始。早朝なので、雪はクラストしていて硬い。

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見えました南面からの鳥海山! 雪はつながっていたが、部分的には数日のうちに途切れそうな箇所もあった。ショートカットできるヘアピンはショートカットで進む。

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途中から林道を離れて宮様コースに入る。知らないと見逃してしまうかもしれないが、宮様コースの入口には目印が付けられている。

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宮様コースは切り開きを進む。雪はだいぶ緩んできた。

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樹林を抜けると景色が開ける。

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それから一登りすると、

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滝ノ小屋に到着。SNS情報では、滝ノ小屋にはワンゲル部OBのTさんも泊まっているはずだったが、姿は見かけなかった。おそらくすでに出発していたのだろう。

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滝ノ小屋からは向かって右にトラバース気味に登っていく。上部には何人かの先行者が見えた。その中にTさんもいるのだろうか?

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下から見える景色は2年前より雪渓が狭く感じる。2年前はつながっていた雪渓が、今回はハイマツによって分断されていた。かろうじてスキーを履いたまま、隣の雪渓に渡ることができたが、2年前よりも雪がえらい少なく感じる。

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あとは行者岳を目指して上へ登るだけ。

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少しずつ山頂が近づいてくる。正面の行者岳直下の雪渓の幅がだいぶ狭いのだが、2年前はこんなに狭くはなかったはず。

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上の写真は2年前のほぼ同じ位置のものだが、今年よりも明らかに雪のある部分が広い。先に山頂に着いた元気なみぞkenが早くも滑り下りてきた。

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行者岳に到着! 正面に新山! 新山を滑るスキーヤーが見える。ほぼ無風であった。

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右に日本海と左に月山の眺め。みぞkenが登り返してきたところで、いよいよ滑走だ!

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広大な斜面を滑る。快適ザラメではあるが、滑りに疲れを感じる。

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利尻から始まった遠征は、今日で8日間連続滑走となる。年齢的なものもあり、さすがに身体に疲れが残っている。ギャラリーの前では攻める滑りを披露するが、ギャラリーのいないところでは楽な滑りをして、うまく疲れをごまかす。スキーヤーやボーダーが次々と登ってはくるが、矢島口ルートのように行列をなすほどの人の多さではないのが、この湯ノ台口ルートのよいところである。

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あっという間に滝ノ小屋まで滑り下りてしまった。ここでちょっと休憩。

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下山は往路に使った宮様コースを滑って、

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最後は林道をボブスレーのように滑り、

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駐車地点に無事下山。時刻はぎりぎり正午前だった。若いみぞkenと一緒だったこともあり、往復7時間かからずで、2年前よりも速い往復だった。

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下山後は八森温泉ゆりんこにて、まずはラーメンで小腹を満たしてから入浴し汗を流した。ちなみにラーメンは520円とかなり安かった。ちょうど温泉を出たところでワンゲル部OBのTさんたちと一緒になり、翌日の月山は一緒に行動することになった。この後は月山麓までの80kmほどの移動となったが、これまでの移動と比べると距離的にだいぶ近く感じてしまった。

YouTubeにアップした記録動画です。

月山・湯殿山から石跳沢へにつづく

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May 28, 2019

2019GW北海道・東北遠征5:秋田駒ヶ岳 男女岳北面滑走

2019GW北海道・東北遠征の後半戦は八甲田山からスタートし、トータル第5峰目となったは秋田駒ヶ岳だった。秋田駒ヶ岳は過去に2回登っている。1回目は無雪期である2008年10月で、2回目は2014年5月にスキーで行ったが、雷雨のため途中撤退し、山頂は踏んでいなかった(2014年5月1日の記録)。

【日程】2019年5月3日(金)
【山域】奥羽山地
【場所】秋田駒ヶ岳
【メンバー】みぞken、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク1,ATスキー1
【コースタイム】アルパこまくさ7:05~ゲレンデトップ8:24~林道横断(1100m)8:46~雪渓上端(1420m)10:05~登山道(1440m)10:31-40~男女岳11:27-42~林道横断(1100m)12:25-38~アルパこまくさ13:21

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朝7時の秋田駒ヶ岳の山頂部分には雲がかかっていたが、天気は良好。これから秋田駒ヶ岳を登ろうとするパーティーは、なんと我々以外はボーダー2名の1パーティーだけであった。5年前の時も同様であったが、ゴールデンウィークの秋田駒ヶ岳は静かな山行が楽しめる穴場かもしれない。

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スキー場跡を登るのだが、出だしは雪がないので、スキーを担いで登る。

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30分ほど登った標高820mぐらいで雪がつながったので、シール登行開始。5年前はほぼ駐車場からシール登行を始められた気がするが、やはりここも平年より雪は少ないのだろう。

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スタートから1時間20分でゲレンデのトップに出た。

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ゲレンデトップからは樹林の中に入る。

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ほぼ除雪された車道に沿って進むが、除雪によってどけられた雪の塊が進路を阻むこともあった。

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八合目までの車道が除雪されていなければ、車道上を進むのだが、除雪された車道がシール登行の進路を阻む。そのため、1100mヘアピン手前からスキーを外して車道を横断し、男女岳北面に取り付くことにした。

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登るにつれて斜度が増してくるが、シール登行はまだ続けられる。

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標高1420mまで登ったところで、雪渓が途切れてしまった。地図を見ると、標高差20mほど登ると夏道に出るようだ。ここはスキーを担いで藪漕ぎで越えることにした。

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スキーを担いでハイマツを漕ぐ。足が地に着かず空中戦になるし、スキーやストックが枝に引っかかってなかなか進まない。

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30分ほどで夏道に出てホッとしたが、しんどかった!

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正面に秋田駒ヶ岳の最高地点である男女岳を見ながら休息。正面の雪渓は滑れそうだ!

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男女岳正面の雪渓を登る。

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雲がだいぶ取れて、青空が広がってきた! ただし、風は強めだった。

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山頂直下で雪が途切れたので、スキーをデポして山頂を目指す。

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男女岳に登頂! 令和初のピークということで、田沢湖をバックに記念撮影! 風は強かったが、気温はさほど低くはなかったので、充分に耐えられる。

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男女岳南面の眺め。夏道の場合はこちらから登ってくる。山頂には誰も登ってはこなかった。

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それでは滑るとしますか! スキーデポ地点に戻って、スキーからシールを外して装着。まずは男女岳北面に2人でお絵かき。快適ザラメでした! 滑走シーンは動画をご覧下さい。

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2人だけのプライベートゲレンデ! 我々2人のシュプールだけが男女岳に残る!

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帰りも標高差20mのスキーを担いでの藪漕ぎを覚悟したが、雪が下までつながっていそうなルンゼを発見する。雪がつながっていないと、どれだけの距離の藪漕ぎになるか不安はあったが、思い切って滑ってみることにする。

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ちょっと狭いルンゼでしたが、雪はなんとか下までつながっていました! ダイナミックな滑りはできなかったが、藪漕ぎするよりはマシです。

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車道横断地点まで滑る。朝に会ったボーダーのシュプールが残っていた、どうやら彼らは雪渓上端までの往復だった模様。下部は湿雪で重くなっていたが、滑走にさほど問題はなかった。

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ゲレンデに出たら、雪がある限り滑って! なんとか雪をつなげて、シール登行開始地点よりも下まで滑ることができた。

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最後はスキーを担いで、無事下山!

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秋田駒ヶ岳からはすっかり雲がなくなって、くっきりとその姿を現していた。下山後はアルパこまくさで汗を流してから、鳥海山への160kmほどの移動となった。

今回、男女岳を往復できて、雷雨で撤退した5年前のリベンジができた。ゴールデンウィークでありながら秋田駒ヶ岳を我々だけで独占でき、
たいへん静かなスキー山行だった。たまに藪漕ぎもすると達成感も上がる。次は厳冬期に訪れてみたい。

YouTubeにアップした記録動画です。

鳥海山 湯ノ台口ルートにつづく

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May 26, 2019

2019GW北海道・東北遠征4:八甲田山 風雪の中の大岳環状ルート

4月25日の夜に小樽に上陸して始まった北海道滞在は、5月2日の深夜2時に青函フェリーにて箱館を離れて終了した。2019GW北海道・東北遠征の後半戦は東北に場所を移して、5年ぶりの八甲田山から始まった(2014年4月29日30日の記録)。

【日程】2019年5月2日(木)
【山域】八甲田
【場所】八甲田山 大岳環状ルート
【メンバー】みぞken、マメゾウムシ
【天候】曇りのち雪のち雨
【装備】テレマーク1,ATスキー1
【コースタイム】酸ヶ湯温泉公共駐車場8:49~仙人岱ヒュッテ10:04-33~大岳避難小屋11:11-43~酸ヶ湯温泉公共駐車場12:26

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函館港から深夜のフェリーに乗り込み、朝の5時50分に青森港に上陸した。前日は羊蹄山を滑っていたのに、自分でも信じられない移動距離だ。本日の八甲田山の天気はあまりよくない予報だったが、青森港は晴れていた。近くのセブンイレブンで、みぞkenをピックアップする。みぞkenはKPUWV部の元主将で、現在は大学院博士前期課程の1年生だ。私と合流するためにはるばる滋賀から公共交通機関にて青森までやってきた。遠征後半戦は、彼との親子ほどの歳の差コンビで東北の山を滑り倒していくことになる。

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当初の予定は、私に北海道疲れが残っていること、お互いに寝不足だろうということで、お手軽に八甲田ロープウェイ利用で、箒場袋コースを滑ることにしていた。青空を見えていたが、なんと八甲田ロープウェイは強風のために運休であった。確かに雲の動きは速く、上空は風が強そうだ。

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ロープウェイが使えないとなると、自分の足で登るしかない。ということで、酸ヶ湯温泉に移動し、大岳環状ルートを行くことにした。空はすっかり雲に覆われて、雨も降り出した。

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しばらく車で待機していると雨はおさまり、出発するスキーヤーや登山者も目立つようなった。我々も出発することにする。大岳環状ルートを反時計回りで行くことに。

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八甲田はツアーコースがしっかり整備されていて、コース上の木々には適当な間隔で標識がつけられている。木のない所には竹竿も立てられているので、それらを追っていけば、迷わずに進むことができる。

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樹林の中を進む。最初は山もしっかり見えていたので、天気はもつかと思われた。

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やがて地獄湯ノ沢の中を進むようになる。

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途中に、残雪不足と沢割れのために雪が途切れた箇所あり。ここはスキーを担いで越える。

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沢を抜けると、仙人袋に出たが、ガスに覆われてしまった。風も強い。

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仙人袋ヒュッテにて休息することにする。

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小屋の中は休息する登山者やスキーヤーで混雑していたが、突然声をかけられる。なんとかって沢登りやバックカントリーをご一緒したことのあるヒラベさんであった! こんなところで一緒になるとはなんと奇遇か! 睡蓮沼から上がってきたとのこと。

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久しぶりのヒラベさんとの再会に別れ惜しいところであるが、また会うことを願いながら先を進むことにする。視界不良のため、竹竿を目印として進む。風雪強く、あられ状の雪が顔に当たって痛い!

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仙人袋ヒュッテから40分ほどで大岳避難小屋に到着。悪天のため小屋内でまた休むことにする。最初は誰もいなかった小屋内であったが、外が荒れていたため小屋内でシールを外していると、登山者やスキーヤーが次々に小屋内に入ってきた。この悪天でも大岳のピーク登りたい登山者は多いようで、ピークから下りてきた登山者から盛んに情報を聞いていた。小屋内が混んできたところで、我々は滑走のために外へ出てスキーを装着した。

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視界が悪いため、目印の竹竿を見失わないように慎重に滑って行く。風雪のためあられが顔に当たって目を開けていられないほどであった。

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標高を下げるにつれて視界はよくなった。雪も悪くはなく、ようやくまともに滑れる。

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酸ヶ湯温泉が近づくにつれて、雪は雨に変わった。

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最後に酸ヶ湯温泉正面の斜面をカッコよく滑って終了! 滑走シーンは動画をご覧下さい。

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公共駐車場に戻って、酸ヶ湯温泉正面の斜面を振り返る。悪天ながら行動できてしまい、休養日を失ってしまったが、滑りはそこそこ楽しめた。翌日も八甲田を滑ってもよかったのだが、5月4日に鳥海山、5月5日に月山という予定にするならば、翌日である5月3日は秋田駒ヶ岳にして、今日のうちに南下しておいた方が移動が楽である。そんな訳で、下道での170kmほどの移動へ。天気が悪かったのは八甲田山だけで、下界は晴れていた。

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田沢湖の手前で玉川ダムキャンプ場という無料のキャンプ場を発見し、今宵の宿とする。我々以外のキャンプ客はオートバイでのツーリング客が5名ほどいただけだった。あとでわかったことだが、この日の朝にこのあたりで車両火災跡から2人の焼死体が見つかったようだ。我々はそんな事件があったことは知る由もなかった。

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今宵のメニューは北海道で購入したジンギスカンとお酒。早速、乾杯!

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稚内でいただいたアイヌネギがまだ残っていたので、ジンギスカンに入れて使い切る。

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増毛で購入した2種類の国稀も飲み干してしまった。珍しい辛口の濁り酒はなかなかのキレがあり、最高の味わいであった。東北最初の夜は、若いみぞkenが加わったこともあり、静かな場所にて盛大な宴となったのだった。

YouTubeにアップした記録動画です。

秋田駒ヶ岳 男女岳北面滑走につづく

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May 25, 2019

2019GW北海道・東北遠征3:令和最初は羊蹄山・真狩コース

 2019GW北海道・東北遠征の3峰目は、令和最初の山として、そして今回の北海道最後の山として道央の羊蹄山へ。羊蹄山は無雪期に比羅夫コースから何度か登ったことがあるが、おそらく最後に登ったのは2002年8月のことで、GWとしては札幌在住時の1996年以来の23年ぶりということになる。真狩コースは今回が初めてのルートであった。天気予報では下り坂の天気であったが、晴れ男の神通力のおかげか、下山まで雨は降らずになんとかもってくれた。

【日程】2019年5月1日(水)
【山域】道央
【場所】羊蹄山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇り
【装備】テレマーク
【コースタイム】真狩キャンプ場登山者駐車場6:12~1合目標高500m(シール登行開始)~南コブ分岐7:05~1300m地点9:30~1800m雪渓上端登行終了地点11:30-49~1045m地点12:10-22~滑走終了地点(490m)~真狩キャンプ場登山者駐車場13:08

前日のうちに暑寒別岳から200kmの移動を行い、登山口の近くにある道の駅真狩フラワーセンターにて車中泊していた。

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早朝の羊蹄山には、山頂に雲がかかっていた。

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コンビニで朝食と行動食を購入してから、真狩コースの登山口である羊蹄山自然公園に移動し、登山者用駐車場に車を駐めた。天気が悪くなる予報のためか他の登山者やスキーヤーは来ていなかった。

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6時の時点では雨は降っていなかったので、行ける所までのつもりで出発した。スキーを担いでキャンプ場の中央を進む。

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すぐに真狩コースの登山口。最初は雪が繋がっていないかもしれないので、スキーを担いだまま進む。

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夏道は右から巻いていくようについているが、トレースのついている正面の沢状地形を進む。

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やはり雪が途切れた! 数日前であればまだ雪は繋がっていたのかもしれない。そのまま笹を掴みながら真っ直ぐに登る。

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すぐに夏道に合流した。

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1合目から雪が繋がってきたので、シール登行開始。だいぶ藪が濃く、利尻同様に23年前の記憶からは、残雪量がだいぶ少なく感じる。

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同じような登りが続く。3人のスキーヤーが追いついてきた。

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標高850m付近でガスが出てきた。

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ガスが薄くなって、青空が現れた。まさか山頂は雲の上だろうか?

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雲海になっている! 晴れ男のまさかの神通力か?

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急登が続く。

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私の晴れ男の神通力はここまでのようで、再びガスに覆われる。

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シール登行のまま最後の急登を詰める。他のスキーヤーはシートラにて登っていたが、雪は充分に緩んでいるので、シールで行けると判断した。外輪山直下30mで雪が途切れた。風も出てきて、ガスで身体も濡れる。視界があればお釜の滑走も考えていたが、視界不良のためここまでとした。他のスキーヤーもここから滑走していった。

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ガスの中での滑走となったが、酔うほどの視界不良ではなかった。時々GPSでルートを確認しながら滑走した。雪はザラメで悪くはない。滑走シーンは動画をご覧下さい。

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標高差的には結構あるので、途中で1回休憩を取った。初老スキーヤーですので...

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下部は藪スキーの状態となり、雪を繋ぎながら滑って行く。突然、雪が途切れた段差が目の前に現れた。そのままジャンプしたが、着地に失敗し、右手首を捻ってしまった。幸いなことに腫れることもなく捻挫程度で済んだようだったが、右手首の痛みと握力の低下などで、この後の山行に響くことにはなった。山では慎重な滑りが必要です。

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1合目下の標高480mで雪が途切れたので、その後はスキーを担いで素直に夏道にて下山した。

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右手首を捻るというハプニングはあったが、駐車場に帰還。

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下山後は真狩温泉にて汗を流す。羊蹄山にかかる雲はさらに厚くなっていた。この後に雨が降り出した。今回は、当初の天気予報よりも天候悪化が遅れてたおかげで、山頂直下から滑れた。視界はよくなかったとしても、上出来と言えよう。これも晴れ男の神通力だろうか?

これで北海道の山は終了。今晩深夜の函館発のフェリーにて青森に渡るため、函館への下道175kmの移動となった。

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青森からは若者が1名合流する。車にもだいぶ汗やブーツの臭いが染みついてきた。臭いと言われないためにも、車内に消臭スプレーを散布し、芳香剤も置いた。

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深夜に函館港から青函フェリーに乗り込む。後半戦は東北へ。さらば北海道!

YouTubeにアップした記録動画です。

八甲田大岳環状ルートにつづく

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May 22, 2019

2019GW北海道・東北遠征2:暑寒別岳

2019GW北海道・東北遠征の2峰目は平成最後の山として増毛の暑寒別岳へ。暑寒別岳は無雪期である2008年7月に登ったことはあるが、スキーでは初めての山である。ダラダラと登りの長い山であったが、それは実にテレマークスキー向けのよい山ということでもあった。

【日程】2019年4月30日(火)
【山域】道北
【場所】暑寒別岳
【メンバー】たっさん、Mさん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク1、ATスキー2
【コースタイム】暑寒荘7:05~593m小ピーク8:00~855m地点9:08~1225m付近10:35~暑寒別岳11:32-12:03~960m地点12:32-58~593m小ピーク13:19~暑寒荘13:45

前日に利尻島から稚内に戻り、暑寒荘まで下道での200kmの移動を行った。暑寒荘に宿泊もできたが、すでに暗くなっていたので、車中泊にて夜を明かした。

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翌朝は見事な青空。ちょうどゴールデンウィークで札幌に里帰りしていたたっさんとその友人のMさんが、札幌から早朝発にて駆けつけてくれた。

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駐車場からすぐにシール登行を開始する。

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暑寒荘からは593m小ピークに直接取り付く感じで進んでいく。理想としては593と649のコルにうまく上がりたいところだったが、ちょっと藪が濃かったので、593を北から回り込んで登った。

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暑寒別岳の山頂付近が見えるが、だいぶ遠くに感じる。山頂を目指して、このダラダラな斜面を登っていく。

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少しずつ山頂が近づいていく。斜度の緩さからテレマーク細革向きの山かもしれない。

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進行方向右手に見えるのは、ポンショカンベツ川を挟んで対岸にある稜線である。

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滝見台という場所に着いたが、滝が見えるということ? この時期のためか、滝は残念ながら見えなかった。

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だいぶ山頂が近づいて来た。最後の急登を前にして薄着になる。

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最後の広大な斜面を登る。ここは滑りではメインバーンになるが、斜度はそれほどキツくはない。

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斜面を登り切ると、やっと本当の山頂が見えた。

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暑寒荘から4時間半で山頂に到着。ダラダラな登りが実に長かった。

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山頂からの群別岳と浜益岳の眺め。これらの山も実にスキー向きな斜面をもっていて、増毛山塊は侮れない。次回はこれらの山も滑ってみたい。

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南暑寒別岳と雨竜沼湿原方向の眺め。

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それでは滑るとします。最後の急斜面まで戻って、いよいよドロップ!

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いいザラメ雪を気持ちよく滑走! 滑走シーンは動画をご覧下さい。

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登りに時間がかかっても、滑るのは一瞬です。

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すぐに下山してしまうのはもっちないので、途中に休憩を挟む。

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無事、暑寒荘に下山。暑寒別岳は私にとって平成最後の山となった。

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下山後は増毛にある最北の酒造である國稀へ。

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試飲ができるのだが、運転があるので、とりあえず濁り酒を購入。これは実にキレのある濁りであった。

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岩尾温泉あったまーるで汗を流してから、たっさんたちと別れて、羊蹄山への下道200kmの移動へ。

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オロロン街道から札幌に入り、20年前に住んでいた札幌市街を抜けて、中山峠越えにて真狩へ向かった。

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夕食は札幌のラーメン山岡家にて。札幌在住時代によく行ったラーメン屋であるが、札幌ラーメンではない。

YouTubeにアップした記録動画です。

羊蹄山真狩コースにつづく

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