May 21, 2026

ワンゲル部員と行く納板スキーツアー:乗鞍岳と木曽御嶽山

寡雪だった2025-2026スキーシーズンもいよいよ終わりを迎えようとしている。寡雪でありながらも、それなりにパウダーからザラメまでしっかり滑ったシーズンであった。最後は後悔のないように快適に滑って終わりたいところである。できれば顧問をしているワンダーフォーゲル部の部員たちにも、今シーズン最後のバックカントリーの経験をさせてやりたい。そんな訳で、ゴールデンウィーク明けの次の週末に、ワンゲル部員と行く納板スキーツアーを計画した。行き先は乗鞍岳と木曽御嶽山とした。同行者は顧問をしているワンゲル部の主将と主務の2名である。主将はテレマークスキー2シーズン目で、主務は1シーズン目であり、スキー歴もテレマークスキー歴とほぼ同じである。

1日目は、私にとっては今シーズン3回目となる乗鞍岳へ(2026年4月18日5月3日の記録)、長野側からアプローチした。

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朝から多くの車で賑わう観光センター前駐車場からの春山バス始発便は補助席まで使って3台が運行した。今年から春山バスが予約制となった。どうやら予約していなかった乗客もいたようで、補助席まで使ったりと少々混乱があったようだ。ツアーコースを滑走できるならば、位ヶ原山荘への片道だけのバス利用でよいのだが、今年は雪融けが早く、すでにツアーコースは最後まで滑れない状況である。そうなると往復バス利用となり、立山黒部アルペンルートほどではないが往復4,700円と結構割高である。

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位ヶ原山荘で下車した人の割合は滑走者と登山者は半々ぐらいで、次々とピークを目指して出発していった。

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我々も後を追って出発し、今回は過去2回で行けなかった剣ヶ峰をまずは目指した。岐阜側の乗鞍スカイラインも開通したので、上部に行くほど人も多くなる。

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剣ヶ峰までは雪が繋がっていなかったので、私は山頂はパスし、ワンゲル部員2名に山頂を踏んできてもらった。ちょっと雲がかかっていたが、北アルプスの眺めを観るだけでも来る価値はあると思う。

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1本目は正面の蚕玉沢を滑走。見事な快適ザラメだった。ワンゲル部員には少々急斜面と思われたが、雪が緩んでいたこともあり、無事滑り下りてきた。彼らは上部の急斜面ではテレマークターンは封印していたが、次シーズンは急斜面でのテレマークターンを期待したい。

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2本目は肩の小屋からテレマークスキー向きの緩斜面を滑走。流石に緩斜面ならばワンゲル部員もテレマークターンを披露することができた。

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帰りのバスの時間を間違えて、少し早めに位ヶ原山荘へ滑り込み、この日の滑走が終了となった。時間的に帰りのバスは1択しかないので、乗客が集中してしまう。行きと同じく補助席も使っての満席状態であった。まったりのんびりのスキーツアーだったが、内容的には満足な1日であった。

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2日目は、私にとって9年ぶりとなる木曽御嶽山(2017年5月27日の記録)へ。なぜ9年も行かなかったのだろうか。歳を取るほど時間の経つ速さを感じる。

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前日の賑やかな乗鞍岳と比べると、朝のおんたけロープウェイの駐車場は閑散としていた。ロープウェイと言うよりはゴンドラであるが、9時の運行開始に乗車した人はそんなに多くはなかった。滑り手も3組だけで、テレマーク率は我々3人以外にも1人いて、6人中4人と高かった。おんたけロープウェイの往復料金は2,600円で、前日の乗鞍岳春山バスに比べるとだいぶ安く感じてしまう。

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滑り手が少ない理由は歩き出してからわかった。そもそも雪が少なく、森林限界まで雪が繋がらず、1時間半ほどのシートラを強いられた。飯森高原駅からすぐにシール登行ができたのは、もう昔の話になってしまうのか。アプローチシューズがあれば楽だったかもしれないが、雪の踏み抜きを考慮すると、一概にアプローチシューズが良いとも言えない。

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前日に滑った乗鞍岳の眺め。

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森林限界からシール登行を開始したが、女人堂で雪が途切れる。

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女人堂から先は夏道のついている尾根のスキーヤーズレフト側の雪を繋げて登る。

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ワンゲル部員2名は石室山荘まで登ったが、前日の乗鞍の疲れが残る私はその50m下までとした。

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中央アルプスと南アルプスの眺め。

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先に先行パーティーの女性2名が滑り下りてきた。うち1名はテレマーカーだったが、ただ者ではない見事なキレのある滑り。なんと最近巷で話題の注目テレマーカーHiromiさんだった。彼女がFree Heel Bookに書いた記事を読んでいたこともあり、名前を聞いてすぐにわかった。

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私の滑り。

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ワンゲル部員の滑り。

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最後は藪スキーになって、雪が途切れた所からシートラで下山。

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担ぎが長かったが、そこそこ滑れて、人の少ない静かなツアーを楽しめ、出会いもあったので、終わり良ければ全て良し。悔いなく今シーズンを締めくくることができた。






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木曽御嶽山の記録をInstagaramにもアップした。上はそのリンクである。動画はHiromiさんに撮っていただいた。どうもありがとう。

GPSログなど記録の詳細についてはヤマレコにアップしてある。以下にリンクを貼っておく。

乗鞍岳:ワンゲル部員と行く納板スキーツアー1
木曽御嶽山:ワンゲル部員と行く納板スキーツアー2

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May 12, 2026

2026年ゴールデンウィークスキーツアー

2026年のゴールデンウィークは、当初は東北方面を考えていたが、天気はあまり良くない予報であった。遠出して滑れないのはコスパが悪いので、比較的近場である信州方面へ、5月2日(土)〜5日(火)の日程で行くことにした。

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乗鞍岳(5月3日)

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白馬乗鞍岳(5月5日)

結果は天気予報通りで、4日間のうち滑れたのは、5月3日の乗鞍岳と5月5日の白馬乗鞍岳のダブル乗鞍岳みだった。

滑れなかった2日間は下界の天気はもったので、周辺の低山ハイクにてアクティブレストとした。

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乗鞍高原(5月2日)

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鷹狩山(5月4日)

こんな機会でもなければ、乗鞍高原や鷹狩山を歩くこともなかっただろう。滑れなかった割には美しい風景に癒やされたりして、それなりに充実感があったのは年齢のせいかもしれない。

山行記録はヤマレコにアップしており。以下にリンクを示しておく。

2026年ゴールデンウィークスキーツアー
5月2日(土) 乗鞍高原散策
5月3日(日) 乗鞍岳スキー
5月4日(月) 鷹狩山ハイク
5月5日(火) 白馬乗鞍岳スキー

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April 26, 2026

立山BCスキー:酒と温泉と雷鳥

Team Kanrekiは乗鞍岳からのハシゴで立山へ。今回の立山でのTeam Kanrekiのお題は、スキーに加えて、「酒と雷鳥と温泉」であった。

【日程】2026年4月19日(日)〜20日(月)
【山域】北ア立山
【場所】立山
【メンバー】バーバ、マメゾウムシ
【天候】4/19 晴れ、4/20 曇りのち晴れ
【装備】テレマーク1、ATスキー1
【コースタイム】
4/19 室堂9:40〜みくりが池温泉9:52-10:15〜雷鳥荘10:33-42〜称名川横断地点10:50-11:17〜雷鳥沢右岸尾根2590m12:35-47〜称名川横断地点13:01-14〜雷鳥荘13:39〜みくりが池温泉14:07(泊)
4/20 みくりが池温泉8:02〜室堂山9:13-27〜雪の大谷上9:36-10:00〜室堂山北面2590m10:35-43〜室堂10:49

乗鞍岳での日帰りスキーツアーを終えたTeam Kanrekiは立山へ向かった。今回の立山でのTeam Kanrekiはみくりが池温泉泊ということもあり、お題は、スキーに加えて、「酒と雷鳥と温泉」とした。今シーズンの初滑りは11月の立山だったが(2025年11月20日〜21日の記録)、2日目が悪天だったために、富山側に下山できなかったというトラブルに見舞われた。その時の顛末については過去ブログを読んでもらいたい。

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事前にアルペンルートの立山駅発のWEB切符が取れず、当日券を購入するために6時から立山駅の切符売場に並んだが、切符売場にはすでに長蛇の列ができており、早朝から混雑していた。切符を購入できたのは、並び始めてから1時間15分後で、8時発のケーブルカーであった。なお、モンベル会員は切符購入時に申告すればティッシュがもらえる。

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高原バスからの称名滝。春には幻の滝とよばれるハンノキ滝が称名滝の右側に見られる。

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立山駅は曇っていたが、雲海の下だったようだ。弥陀ヶ原は雲の上であった。

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高原バスからの剱岳。

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室堂に到着する。日曜日だけあって一般観光客が多い。

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まずは今宵の宿であるみくりが池温泉にチェックインする。お酒など不要な荷物はデポし、雷鳥沢へ向かう。

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急激な雪融けのためか、全層雪崩の跡が目立つ。クラックの下には近づかない方がよいだろう。

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人が集まっているところにはライチョウがいる。羽毛はまだ白い。目の上が赤いのがオスである。これから繁殖期に入るが、さらに目の上の赤さが派手になる。

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目の上が赤くないのはメスである。

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雷鳥荘まで来る。正面には雷鳥沢である。

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まずは眼下の雷鳥沢キャンプ場に向けて、通称「ゲレンデ」を滑走する。

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雷鳥沢キャンプ場を通過する。

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称名川を横断して、雷鳥沢右岸尾根に取り付く。11月は橋で渡った称名川であったが、この時期はスノーブリッジで渡れる。

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最初から剱御前まで登るつもりはなく、登りは標高2590mまでとした。

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雷鳥沢の中には入らず、あまり荒らされていない西寄りの斜面を滑った。ナイスザラメ雪の滑走であった。前日の乗鞍岳で山での初使用となったBlastrackのおニュー板は、最初はなんとなく違和感があったが、板の特製がわかれば、なかなかいい感じに乗れる。Team Kanrekiはハードさは求めず、まったりマイペースにて快適ザラメ雪の滑りを楽しんだ。

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滑った斜面を振り返る。

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滑りは早々と終了して、往路を戻る。

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宿に戻り、早速、温泉にて汗を流す。入浴後は、モンベル会員の特典であるソフトクリームを食べてから、生ビールで乾杯となった。生ビールの後は持参した日本酒「立山」を味わった。

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みくりが池温泉の夕食は相変わらず豪華であったが、疲れと酔いで、夕食後には早々と就寝してしまった。

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起床したら顔が浮腫んでいた。還暦の同行者も同様とのこと。3月に蓮華温泉に泊まった時も同様に起床時に顔が浮腫んでいたが、60歳を超えると、高所で呑んだ翌日には顔が浮腫むものなのだろうか。朝食はビュッフェ方式のため、つい取り過ぎてしまう。おかげでこの日は行動食を食べることはなかった。

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2日目は室堂山へ行くことにした。朝のうちは雲の多い天気で、風は前日より強かった。気温は高めで、出発時点で雪はほぼ緩んでいた。

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室堂山を目指す。

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高曇りであったため、室堂山展望台からは立山から槍ヶ岳までの日本オートルートの全貌を眺めることができた。

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日本オートルートの続きである。

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立山カルデラの眺め。11年前にカルデラ内を滑ったこともある(2015年5月9日〜10日の記録)。この時と比べると、最近は今回同様にだいぶソフトなスキーツアーが多い。

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大日三山の眺め。

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剱岳の眺め。強風のためバーバさんは厳冬期仕様である。

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雪の大谷方向にドロップする。

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大斜面の滑走は気持ちが良い。

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ギャラリー多数の雪の大谷の真上へ滑り込む。

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雪の大谷の真上で観光客を眺めながら大休止とする。平日の月曜日にもかかわらず、雪の大谷は多くの観光客で溢れていた。大多数は外国人観光客なのかもしれない。

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室堂山方向へ登り返す。

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最後は室堂への滑走で締める。午後からガスが出るようなので、長い帰路も考えて、正午前の早めの終了となった。

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相変わらず、観光客が多い室堂であったが、やはり外国人観光客の団体が多かった。帰り支度をしていると、もう10年以上前になるが、かって山岳スキー競技大会に参加していたことがあり、その当時に一緒に大会に参加していた懐かしいメンバーにお会いした。

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下山は、平日なのに外国人観光客の団体でごった返すアルペンルートであった。立山駅にはモンベルの店舗ができていた。かっては食堂だった場所である。

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帰路途中、立山のローカルコンビニであるサンダーバードに初めて立ち寄ってみた。このお店の特徴はおにぎりとサンドイッチの種類が多いことである。クマやアナグマなどジビエのおにぎり、おでんを挟んだ変わり種サンドイッチなどがあり個性が強い。辛いもの好きとしては、REDHOTO辛チキンを食べてみたが、想定よりもだいぶ辛い味で美味しかった。立山に来たら、ぜひ立ち寄ってみてほしいお店である。

Team Kanrekiによる立山スキーツアーは、年齢による衰えもあり、以前のようなハードな滑りを求めることはしなかったが、「酒と雷鳥と温泉」のお題だけはしっかり全うした2日間であった。次シーズンは、はたしてどんなスキーツアーになるのだろうか。体を鍛え直して再び体力を向上できるのか、それともさらにソフトなスキーツアーとなるのだろうか。

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乗鞍岳:三本滝からスキーで滑り台往復

2年ぶりの乗鞍岳はナイスザラメ雪だったが、Team Kanrekiにとっては体力の衰えが課題であった。

【日程】2026年4月18日(土)
【山域】北アルプス南部
【場所】乗鞍岳
【メンバー】バーバ、マメゾウムシ
【天候】曇り
【装備】テレマーク1,ATスキー1
【コースタイム】三本滝駐車場8:09〜かもしかリフト最上部(ツアーコース開始点)9:05〜ツアーコース終点10:44〜滑り台トップ(2790m)12:35-47〜ツアーコース終点13:01〜かもしかリフト最上部(ツアーコース開始点)13:38〜三本滝駐車場14:04

暖かい日が続いたことから。雪融けが急激に進み、標高が低い西日本や奥美濃の山での山スキーはすでに厳しい状況である。そうなると中部山岳の標高の高い山に行くか、東北や北海道など北の山に行くしかない。ゴールデンウィークには遠征も可能ではあるが、その直前ということであれば、普通に週末しか休めない。短期間の遠出はコスパが悪いため、行き先は大阪から片道500km以内の中部山岳に限定されてしまう。ちょうど乗鞍岳では三本滝まで車が入れるようになり、立山ではアルペンルートの営業が開始されたこともあり、この機会に乗鞍岳と立山の2本立てで山スキーツアーを計画することにした。同行者は前々から約束していた同い年のバーバさんであり、Team Kanrekiの結成となった。平日の月曜日も休めるということで、週末と繋げて3日間のスキーツアーとした。

3日間のスキーツアーの1日目は、日帰りで乗鞍岳の計画とした。昨シーズンは乗鞍岳へは行けなかったので、乗鞍岳で滑るのは2年ぶりのこととなる(2024年5月18日の記録)。Mt.乗鞍スノーリゾートが営業している期間であれば、ゲレンデトップまでリフトを使えるが、既にスキー場はクローズしている。春山バスが運行していれば、位ヶ原山荘まで乗車ができるが、運行は4月27日からである。ちょうどその端境期ということもあり、今回は三本滝駐車場からのハイクアップが要求される。カモシカゲレンデを登り、ツアーコースを経ることになる。それでも三本滝駐車場まで車が乗り入れることができるようになったため、ゲレンデを下部から登るよりはマシである。

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7時過ぎに三本滝駐車場に到着したが、すでに駐車場には多くの車が駐まっていた。道中、我々のすぐ後ろを走っていた車が隣に駐車したが、車から下りてきた人は、なんと私が主催したテレマークスキーイベント「つながろうテレマーク!全員集合!2026」に参加してくださった山ヤのゲンゴロウさんであった。ゲンゴロウさんたち3人は剣ヶ峰を目指して出発していった。

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我々も後を追って出発するが、Team Kanrekiは急がずマイペースで行くことにする。三本滝駐車場からはまずはカモシカゲレンデを登るが、例年のこの時期ならば一面が雪に覆われているはずが、すでにゴールデンウィーク終了後ぐらいの残雪となっていた。頑張ればシール登行も可能だが、除雪された乗鞍エコーラインの車道を1回は横断しなければならないので、スキーを担いでシートラで登ることにする。いつもながらテレブーツでの歩きにくさと、担いだスキーの重さでスピードは上がらない。一応、軽量スキーではあるのだが、以前のような体力がないのを痛感する。

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予想通りにエコーライン下部は既に除雪済みだった。

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真っ直ぐにゲレンデを登ると、もう1回エコーラインを横断することになるので、それを避けるために、エコーラインのヘアピンまで進み、そこから残雪のある斜面に取り付いた。

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カモシカゲレンデのトップ近くで雪がつながりだしたので、シール登行を開始する。

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ツアーコース入口はぎりぎりの残雪状態だった。この入口の通過時に、「乗鞍大雪渓 Web Site」の管理さんと会い、少々会話をする。この時の写真が「乗鞍大雪渓 Web Site」に掲載されている。

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最近はツアーコースが滑走可能な時期の終了が早くなっていることもあり、ツアーコースを進むのは実に6年ぶりのことであった(2020年3月19日の記録)。

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ツアーコース終点の急斜面に出る。厳冬期は雪崩に注意が必要な場所だが、雪が締まったこの時期であれば雪崩リスクは少ない。それでもなるべく斜度の緩い所を登る。

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位ヶ原に出ると、風も強くなるが、気温が高いこともあり、十分に耐えられる。残雪は例年より明らかに少ない。

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滑り台を目指して進む。

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槍ヶ岳・穂高岳の眺め。

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最後の登りに入る。先行者たちが滑り下りてくる。雪はザラメ雪で滑りやすそうだ。

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滑り台のトップに到着する。右から摩利支天岳・朝日岳・剣ヶ峰の眺めである。

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我々が滑り台のトップに到着した時間が悪かったのか、急に風が強くなり、小雪が舞い出し、ガスも出てきた。急いで滑走の支度をする。

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位ヶ原へ向けてドロップ。

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ナイスザラメ雪だった。以前であればもう1本登り返すところだが、最近のツアー1日目はだいたい調子が良くなく、天気もあまり良くないこともあり、そのままツアーコースを下山することにする。

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風のないツアーコース内で休憩を取った。下山後に運転もあるので、ノンアルコールビールである。今回使用したテレ板は、山では初使用のBlastrackのおニュー板であったが、概ね乗り心地は良かった。急に緊急地震速報のアラームが鳴って驚くが、全く揺れなかった。長野北部では震度5強の地震であった。

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つぼ足登山者でボコボコとなった荒れ気味のツアーコースを滑る。

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残雪ぎりぎりのツアーコース始点を、横滑りをまじえてなんとか下りる。おそらく来週には雪はないと思われる。無理してツアーコースを往復するより、4月27日から春山バスが運行されるので、それを待つのがベターだろう。

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ゲレンデトップで雪が途切れるが、スキーを脱いで何とか雪をつなげる。

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さらに2回ほどスキーを脱いで、エコーラインを横断する。

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最後はカモシカゲレンデのぎりぎりの残雪を滑り、三本滝駐車場手前まで滑ることができた。

この時期になると行き先が限られてくるので、山スキー仲間と遭遇する機会が増える。駐車場では山スキー仲間のランドレさんに会い、朝にお会いしたゲンゴロウさんたち一行も我々の到着後すぐに戻ってきた。ゲンゴロウさんたちは剣ヶ峰まで行ったそうである。

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下山後にトイレで立ち寄った観光センターで、再び緊急地震速報のアラームが鳴った。今度は揺れたが、すぐに揺れは収まった。

2年ぶりの乗鞍岳はナイスザラメ雪だったが、Team Kanrekiにとっては体力の衰えが課題であった。翌日からは立山でのスキーツアーである。地震の影響が若干気になったが、のんびりと下道利用にて富山へ向かうことにした。

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April 14, 2026

扇ノ山:残雪は賞味期限だけどBCクロカンで軽快に!

春の恒例である扇ノ山への軽快スキーツアーへ、今年も上山高原から行ってきた。例年と異なるのは装備がBCクロカンであることと雪の少なさ。藪スキーとなり、BCクロカンではまるで初心者に戻ったように転びまくり、緩斜面でさえもスリルを楽しめたのであった。

【日程】2026年4月12日(日)
【山域】中国東部
【場所】扇ノ山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】BCクロカン
【コースタイム】上山高原避難小屋7:11~小ヅッコ登山口7:49-57~小ヅッコ8:30~大ヅッコ9:07~扇ノ山9:39-10:35~大ヅッコ11:03~河合谷牧場1160m11:33〜小ヅッコ11:45〜小ヅッコ登山口12:04-10~上山高原避難小屋12:44

春の恒例である扇ノ山への軽快スキーツアーへ、今年も上山高原から行ってきた。昨年も同じ日に行ったが、大雪だった昨年は残雪豊富で、快適なスキーツアーを楽しめた(2025年4月12日の記録)。今年は雪が少ないので、厳しい状況であるのは覚悟のうえであった。

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上山高原からの扇ノ山往復は緩斜面しかないので、NTNなどスペックの高いハードな道具は必要ない。いつもはテレマーク革靴とステップソール板の組み合わせでサクッと上山高原から往復していたが、今回はBCクロカンで行ってみることにした。実は顧問をしているワンダーフォーゲル部にBCクロカンの寄付があり、自分の足のサイズと同じだったので、部員より先に試履きをしてみたかったからである。結論から言うと、しっかりゲレンデで練習してから行くべきだった。慣れていないBCクロカンでは、藪スキーは難しく、初心者に戻ったように転倒しまくった。それでも終盤にはなんとなく乗れるようにはなったが、事前練習していればもう少し楽しめたかもしれない。

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スタートの上山高原は昨年は雪原であったが、今年はわずかに残雪があるだけだった。

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上山高原から先の林道は車両通行止めとなっているが、土日は除雪作業は行っていない。

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林道はすでに除雪されていた。

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残雪少なく、スキーで行くのはもう賞味期限だろうか。

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タムシバの花が所々で咲いていた。

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小ヅッコ登山口まではスキーを担いでの林道歩きであった。BCクロカンのブーツは軽登山靴に近い軽快な履き心地で歩くのは楽であったが、初めて履いたこともあり、ブーツに慣れていないためか、右足のかかとに靴擦れができた。BCクロカン用のスキー板はステップソールの細板で軽く、担ぐのも楽であった。ちなみにビンディングはNNNBC規格である。小ヅッコ登山口からの夏道は雪が少なく、スキーでの登行は厳しそうであった。

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いつもは登山口の右にある沢の左岸の斜面に取り付くが、雪融けでだいぶ藪が濃い。夏道をスキーを担いで登るのも気が乗らない。ここはあえて藪漕ぎ覚悟で、左岸の斜面に取り付くことにする。ステップソール板なので、シールはつけないで登る。

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案の定、藪をかき分けながらの登りとなった。

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なんとかスキーを脱がずに稜線に乗ることができた。

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小ヅッコを通過する。ここまでは残雪少なく藪も濃く、なんとか雪を繋げて進んだ。

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大ヅッコへの登りに入る。

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大ヅッコから扇ノ山のコルまでは下りとなるが、南面で日当たりが良いためか、ほぼ残雪が途切れていた。雪のない箇所をパタパタとスキーを履いたまま歩いたりして、かろうじてスキーを−脱がずに進めたが、まともな滑りはできなかった。

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扇ノ山への最後の登りに入る。

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避難小屋のある扇ノ山の山頂に到着する。なんとか山頂までスキーを脱ぐことなく来ることができたが、おそらくスキーでは今回が賞味期限と思われる。山頂のベンチでは2人のATスキーヤーが休んでいた。1人は四国からのスキーヤーで、なんとこのブログのリーダーでもあった。情報交換をしたり、昼食を取ったりして、1時間近くも山頂で過ごしてしまった。

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山頂からの氷ノ山の眺め。氷ノ山は今シーズンは1回しか行けなかった(2026年2月21日の記録)。

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山頂からは比較的木がまばらな東面を滑った。慣れないBCクロカン仕様のため、いきなりの転倒で始まる。しっかりゲレンデで練習してから行くべきだったかもしれない。プラスチックブーツなどハードな道具ならば何の問題もなく滑れる緩斜面であっても、BCクロカンならではの不安定さで、スリルを楽しめる面白さはあるのだが...

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東面からはトラバースでコルへ戻る。雪が途切れている大ヅッコへの登りは、東側から巻き気味に登って、なんとか雪を繋いでスキーを脱がずに進むことができた。

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大ヅッコからの滑りで、なんとかBCクロカンの滑りの要領がわかってきた。やはり事前練習はするべき。

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小ヅッコの手前から河合谷牧場にも立ち寄ってみた。

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河合谷牧場の1160m小ピークからの日本海の眺め。

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小ヅッコに戻る。

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小ヅッコから下部は、残雪が途切れ気味で藪も濃く、BCクロカンでの滑りは厳しい。

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ステップソール板の機動力で藪を掻い潜りながら、なんとか板を履いたまま小ヅッコ登山口まで下りることができた。

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あとはスキーを担いでの林道歩きのみ。BCクロカンは歩きやすく、こういう状況では有利である。小ヅッコ登山口の近くには5台分ほどの駐車スペースがあり、朝にはなかった車が2台駐まっていた。林道が除雪済みであることを知っていれば、ここまで車で入ることもでき、片道30分以上かかる林道歩きを省略できるのはよい。

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林道からは眼下に菖蒲池が眺められる。

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駐車地点である上山高原に戻る。ここには避難小屋がある。

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避難小屋の中はこんな感じでトイレもある。以前にここに泊まって、2日間周辺を滑ったこともある。

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上山高原の案内板。無雪期にキャンプに来るのもよいかもしれない。

毎春恒例の扇ノ山スキーツアーは、今回は残雪少なく、まともに滑れたのは扇ノ山の東面と大ヅッコの北面ぐらいだった。雪上に落枝も多く、滑りの障害になった。来週にはさらに融雪が進んで、よりスキーには厳しい状況になるだろう。今回は小ヅッコ登山口から山頂までかろうじて雪を繋ぎ、スキーを脱がずに往復はできたが、慣れないBCクロカン装備では少々修行気味であった。それでも不安定なBCクロカンの面白さはわかったので、来シーズンはしっかり練習して楽しみたいと思う。

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April 03, 2026

蓮華温泉:白馬乗鞍岳を越えてスキーで湯治へ

春休みを取得し、お気軽な単独にて、9年ぶりに蓮華温泉へ白馬乗鞍岳を越えて湯治に行ってきた。

【日程】2026年3月29日(日)〜30日(月)
【山域】北アルプス・後立山
【場所】白馬乗鞍岳・蓮華温泉
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】3/29 晴れ、3/30 晴れ
【装備】テレマーク
【コースタイム】
3/29 ロープウェイ自然園駅9:05〜天狗原10:46-57〜白馬乗鞍岳12:05〜白馬大池山荘12:18-29〜天狗ノ庭12:49〜蓮華温泉ロッジ13:28
3/30 蓮華温泉ロッジ7:51〜振子沢方面取付8:08〜小苺平(1620m)付近8:43-52〜千国揚尾根2200m10:49〜天狗原11:42-12:08〜成城大学小屋12:23〜キッチン栂の森12:37-56〜ゴンドラ中間駅13:12〜(ゴンドラ乗車)〜栂池高原駅13:21〜第2駐車場13:31

春休みを取得し、お気軽な単独にて、久しぶりに蓮華温泉へ白馬乗鞍岳を越えて湯治に行くことにした。調べてみると、蓮華温泉に行くのは実に9年ぶりということが判明した。9年前は振子沢からのアプローチで蓮華温泉に行き、翌日にツアーコースを木地屋に抜けた(2017年3月28日〜29日の記録)。その前はさらに14年前のことで、その時は初めて山岳スキー競技大会に参加した翌日に入山し、天狗原から振子沢経由で蓮華温泉を往復した(2012年4月9日〜10日の記録)。今回は年齢による衰えもあってその当時の元気さは既にないので、とりあえず天狗原まで登ってみて、天気が悪いもしくは疲れたならば振子沢からのアプローチにて、天気が良く余力が十分にあれば白馬大池から天狗ノ庭経由のアプローチを取ることにした。帰路は、単独ということもあり、スキーで駐車地点に戻れる振子沢を登り返すことにした。

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栂池高原スキー場のゴンドラリフトとロープウェイを利用するが、1泊するため少し離れた第2駐車場に駐車する。ゴンドラリフト+ロープウェイ片道券3230円を購入するには登山届の提出が必要であるが、オンラインで提出した場合はその旨を言えばよい。ゴンドラ乗り場ではテレ仲間のN夫妻と会った。

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ゴンドラに1人で乗車する。雪融けが急速に進んでいて、ゲレンデ下部は雪をかき集めてかろうじて雪がつながっていたが、来週にはゴンドラ往復となるかもしれない。

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栂池自然園駅に着く。ロープウェイでは富山のテレマーカーのUさんと一緒になった。N夫妻とも再び遭遇した。天気が良く気温も高く、すでに暑いぐらいであった。ここからシール登行を開始する。

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白馬杓子岳・鑓ヶ岳から唐松岳と後立山の眺めが視界に入る。

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急斜面を登り切ると、天狗原までは緩い登りとなる。

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天狗原に着く。白馬乗鞍岳の斜面に取り付く人たちが見える。

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体力に余力は十分にあるので、白馬乗鞍岳を登ることにする。休憩してから、白馬乗鞍岳の斜面に取り付く。雪は緩んでいるのでクトーは必要なかった。

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広い白馬乗鞍岳の山頂に着くと、N夫妻が滑り始めるところに遭遇する。本日は白馬乗鞍岳の往復とのこと。

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正面には小蓮華山。小蓮華山へ登っている人たちが見える。縦走登山者、もしくは船越の頭か小蓮華山から滑走する人たちだろう。

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北方向には凍結した白馬大池も眺められる。時間と体力に余力はあるため、白馬大池を横断して天狗ノ庭経由で蓮華温泉へ行くことにする。このルートは初めてであるが、視界があれば問題はないだろう。

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白馬乗鞍岳から白馬大池へは下りとなるが、たいした距離ではない。雪融けで岩が結構露出していたが、うまくラインを見つけてシールをつけたまま滑走した。トランジッションが面倒というこもあったが、その後、凍結した白馬大池を横断するにはシールの方が楽だろうという判断もあった。

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白馬大池の北端でシールを外して滑走に入るが、しばらくは斜面のトラバースでの移動。尾根に回り込んだところから、本格的な滑走に入った。上部は雪は緩んでおらず、カリカリ斜面の滑走となった。

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天狗ノ庭付近(標高2200m付近)まで滑り下りると、前方下方に蓮華温泉が見えた。ここからが結構長かった。

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標高1750m付近で、滑ってきた斜面を振り返る。ここまで下りてくると、雪はクラストから一転して水分の多いグサグサの重雪となり、実に疲れる。最近降ったであろう新雪なのだろうか。まだザラメ雪にはなりきっていないようで、ちょうど良い状態の雪はなかった。疲れるので休みながら滑る感じとなる。先週の奥美濃の方が快適ザラメで良かった。

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湿雪がドロドロと落ちたと思われる雪崩跡があった。

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露天風呂がある辺りを横目に見ながら滑る。もう蓮華温泉ロッジは近い。

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9年ぶりの蓮華温泉ロッジに到着する。まだ13時半であった。到着が早かったこともあり、スキーはまだ1台しか置かれていなかった。

このエリアはちょうどスギ花粉が飛ぶ時期なのか、行動中は花粉症の症状で目は痒いし、くしゃみも出るわできつかった。事前に薬を飲んでおくベきだっと後悔する。

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正面には雪倉岳、朝日岳、五輪山の眺めである。もう15年も前のことだが、ゴールデンウィークにここから雪倉岳朝日岳を往復したことを思い出す。あの頃は体力もあったし、雪も豊富だった。最近の蓮華温泉はゴールデンウィークまで雪が持たないことが多い。今シーズンも残雪が少なく、そう長くは持たないかもしれない。

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チェックインを済ませて、荷物の整理が終わったら、早速ひとっ風呂浴びる。露天風呂はまだ入れないため内湯だけであるが、時間が早かったこともあり、1人締めであった。入浴後には、歩荷してきたビールで早速一杯始める。風呂上がりの冷えたビールは最高であった。ビールを飲み干した後は、これまた歩荷した日本酒「大雪渓」を呑む。この至極の味わいのためだけに、こんな山奥の秘湯までスキーでわざわざやって来たと言ってもよいかもしれない。1人飲みしている間に到着者も増えていった。

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夕食時には追加のビールを購入した。サッポロ発売の新潟限定ビール「風味爽快ニシテ」で、なかなか美味しく、おかずの唐揚げに合った。夕食のご飯がパサパサであったのを除けば、夕食は概ね美味しかった。就寝前にもう一度温泉に浸かり、しっかり呑んで食べての湯治となった。

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翌朝は前日の暴飲暴食のためか顔が浮腫んでいた。朝食は豆カレーで、セルフサービスで自由によそることができる食べ放題であった。ちょっと大盛りにし過ぎたが、なんとか食べることができた。おかげで行動中の腹持ちはよかった。

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雪が緩む時間を考慮して、のんびり出発となった。下山も天狗原へ登り返すだけなので時間は十分にあり、そう急ぐこともなかった。

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乗鞍沢は割れていた。

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林道を離れて、振子沢へのアクセスに入る。

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小苺平を通過中。登り返しではガイドツアーと抜きつ抜かれつとなった。どこかで見覚えのあるガイドさんだったが、後日、JUNRINAさんのツアーであったことが判明する。

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雪上にはあちこちでセッケイカワゲラがたくさん歩いていて、踏まずに歩くのは至難の業だった。

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トラバースで振子沢に入る。

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振子沢を詰める。

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千国揚尾根(標高2200m付近)に乗る。

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ようやく天狗原に出る。

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天狗原の祠で大休止。ここまでの登り返しは4時間ほどであった。14年前は同じ登り返しに3時間を切っていたが、ずいぶんと遅くなったものである。

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前日に登った白馬乗鞍岳。平日ではあるが、そこそこの人数が登っていた。

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滑走に入る。

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雪は緩んでいたが、前日同様に水分の多いグサグサの重雪で疲れる滑りとなった。

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林道に出る。

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栂池高原スキー場の栂の森ゲレンデに戻ってきた。キッチン栂の森で少し休憩してから、長いゲレンデ滑走に入った。ゲレンデ上部は雪が比較的よかったが、下部は高温のためか山同様にグサグサ雪であった。かろうじてボトムまで雪は繋がっていたが、来週にはゴンドラ往復になるだろうか。

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下山し、車に戻ると、車のフロント部分にうっすらと黄砂が積もっていた。行動中は花粉症の症状できつかったが、黄砂も原因しているかもしれない。

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道の駅おたりで下山飯を食べてから、今宵の宿に向かった。

9年ぶりの蓮華温泉は、還暦となり体力も衰え、単独でもあったので、以前に比べると、だいぶのんびりまったりのツアーとなった。できればこれ以上体力は落としたくいないものである。年相応のトレーニングで体力を維持しながら、山とスキーをこれからも続けていきたいと思う。

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March 26, 2026

ワンゲル部奥美濃和田山合宿3:小白山と下山

ワンゲル部奥美濃和田山合宿の2日目(2026年3月21日)の記録です。3日間の概要やGPSログについてはこちらをご覧ください。

野伏ヶ岳での実戦訓練の翌日は、隣の山である小白山へ行くこととした。コーチ役の私とYはこの日のうちに下山しなければならないので、正午ぐらいには引き返してテントの撤収をしたい。そのため、おそらく小白山の山頂までは行けないだろうから、行ける所まで行って、良さそうな斜面を滑ることができればよしとした。現役部員については、さらに上まで登って、しっかりスキー練習をしてもらいたい。

小白山は3年前の合宿でも計画したが、この時は今回よりも残雪が少なかったため、途中で小白山から野伏ヶ岳南面に行き先を変更している。今回は、はたして山頂近くまで行けるだろうか。

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出発前に現役部員の荷物チェックを行ったため、前日より出発が20分遅れる。前日に1年生のザックがやけに重そうに見えたので、ザックの中を確認してみると、やはり無駄な荷物が見つかった。若いと体力があるためか、軽量化という発想があまりないようだ。とりあえず必要のない荷物はテントにデポしてから出発となった。

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ダイレクト尾根の基部を目指して湿原を進む。左から行くと池割れと藪に阻まれたので、右から回り込んだ。

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ダイレクト尾根を越えると、比較的平坦な野伏平である。小白山を目指して進む。

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何度も谷を横切るが、融雪が進んでいるため藪や沢割れに阻まれ、ルート取りに苦労する。

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木がまばらで細い木しかないのは、過去に野伏ヶ岳の山頂付近から大きな雪崩があったため。折れた木の痕跡もある。

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橋立峠から東に落ちる谷に出る。ここも過去に雪崩があったようで、折れた木が多い。

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谷を越えて、正面の尾根を登る。先に帰る私とYに、まだスキー技術が未熟な1年生1名は標高1300mまでとする。

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標高差100mほどだが、滑りやすそうなオープンバーンがあったので滑走練習をする。快適ザラメで雪はよかったが、1年生についてはそろそろプルークボーゲンは卒業してもらいたい。Yはもう少し登ってから滑るらしい。

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登り返したところで、現役部員たちも滑り下りてきた。彼らは標高1400mぐらいまで登ったらしい。我々は先に帰ることにする。行きに通過した谷も、シールをつけずに越えることができた。

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ダイレクト尾根まで戻ると、ブナの木にクマのツメ跡がついていた。

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木を見上げると、クマ棚があった。この木をクマが登ったらしい。

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ダイレクト尾根から湿原へ滑走する。

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テン場に戻り、テントを撤収する。

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テントを撤収した頃に現役部員が戻ってきた。彼らは公共交通機関利用のため翌日に下山するので、これでお別れである。

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和田山牧場跡の石碑までシール歩行し、ここでシールを外して林道滑走となる。

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雪が途切れる標高860mまでボブスレーのように林道を滑走した。重荷を背負っていたのに加えて、林道は登山者によってボコボコにされており、腿がパンパンであった。

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あとはシートラーゲンにて白山中居神社に帰還。滑りは大変だったが、和田山牧場跡石碑から1時間ほどで着き、スキーの速さを感じた。

現役部員も翌日に下山するが、彼らはまだまだ雪山とすきーの技術は未熟であるので、今後しっかり経験を積んでほしいと思う、今回、OGで元主将のYがコーチとして合宿に参加してくれたが、ワンゲル部の卒業生たちがコーチとして後輩の現役部員の指導に入る体制ができつつあるのは喜ぶべきことであった。

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ワンゲル部奥美濃和田山合宿2:野伏ヶ岳

ワンゲル部奥美濃和田山合宿の2日目(2026年3月21日)の記録です。3日間の概要やGPSログについてはこちらをご覧ください。

前日に雪上訓練を行ったワンゲル部員であるが、練習したことを本番の山行で使えるかが重要である。その実戦訓練の場として、野伏ヶ岳へのスキー山行を行うことにした。野伏ヶ岳は私にとっては毎年のように登って滑る馴染みの山ではあり、昨年も3月末に北東尾根を滑走をしているが(2025年3月26日の記録)、ワンゲル部員1・2年生はまだ山頂に立ったことがない。

前夜は結構強い風が吹いていたが、朝になっても風は残り、体感温度は低かった。

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春山では午前の早い時間は雪が緩んでいないことが多い。クラストした斜面でのスキー滑走は面白くなく、転倒したら滑落のリスクもある。そのため、スキー登山の場合は、雪が緩む時間帯に山頂に着くように出発する。前日の状況から判断すると、午前10時を過ぎたぐらいに雪が緩みだし、11時過ぎには山頂部も緩むだろうという判断で、8時過ぎのテン場出発となった。

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ダイレクト尾根に取り付く。8人全員がテレマークスキーを履いている。一般に大学のワンゲル部・山岳部はATスキーを使用しているが、全国、あるいは世界の大学の山岳系クラブを探しても、おそらくテレマークスキーを使用しているのは、うちのワンゲル部ぐらいであろう。テレマークスキー界では貴重な存在と言える。

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標高1400mまで登ると樹林を抜ける。高山でいう森林限界とは少々異なり、豪雪地帯の奥美濃の山々では、山頂部や沢の源頭部は積雪が多く雪崩が起こりやすいためか高木が育ちにくい。そういう状況では、ササが優占してしまう。一度ササが優占してしまうと、高木の実生は育つことができなくなってしまう。

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基本的に山頂までシール登行は可能だったが、シール登行の技術がまだ未熟な1年生については、斜面が急になった所でシートラーゲン(スキーをザックに取り付けて担ぐ)に切り替えてもらった。

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春の野伏ヶ岳南面では全層雪崩が起こりやすい。そのため、南面は木がまばらである。今回も全層雪崩の跡が残っていた。昨年に登った時には、ちょうど山頂近くのクラックからブロックが崩れて全層雪崩が起こった瞬間を目撃したこともある(2025年3月26日の記録)。

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急登を登り切って、中央ルンゼの源頭を通過し、北東尾根とのジャンクションに到着する。ここから山頂までは30分もかからなかったが、風が強いためか雪は緩んでいなかった。

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山頂から北方向には白山方面の眺め。

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山頂から東方向には遠くに木曽御嶽山や北アルプスの山々も眺められた。

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山頂部は雪が緩んでいなかったこともあり、スキー技術が未熟な1年生については、シートラーゲンのまま高度を落としてからの滑走となった。

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北東尾根を滑走するが、なかなか雪が緩んでくれない。

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ある程度、高度を落とすとようやく雪が緩み始めた。こうなれば1年生でもなんとか滑れる。ただし1名のみなかなか下りてこない。怖がってしまっていることもあるが、基本的に滑走技術不足である。そのままでは日が暮れてしまうので、林道までシートラーゲンで下りてもらった。

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標高1160m付近まで滑り下りると林道に出る。この日は、山頂部はクラスト、中間部はクラストとザラメのミックス、下部はザラメに湿雪と雪質の変化が大きかった。1名を除けば、全員が無事滑り下りることができた。

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あとは林道に沿って、まったりと滑ってくればテン場に無事帰還である。

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テン場では風も弱くポカポカ陽気であった。早速、コーチ陣2名は下山後の一杯を外飲みにて始めた。現役部員は、近くの斜面にてさらに滑走練習を行っていたのは流石であった。

ワンゲル部奥美濃和田山合宿3:小白山と下山につづく

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ワンゲル部奥美濃和田山合宿1:入山と雪上訓練

3月の3連休は、ワンゲル部の奥美濃和田山合宿に技術指導のために元主将のOGと同行してきた。合宿では雪上訓練、雪上泊、スキー登行と滑走などの訓練を行った。まずは1日目の入山と雪上訓練について報告する。

概要
【日程】2026年3月20日(金)〜22日(日)
【山域】奥美濃
【場所】野伏ヶ岳・小白山・和田山
【メンバー】ワンゲル部員6名、Y(ワンゲル部OG)、マメゾウムシ(ワンゲル部顧問)
【天候】3/20 晴れ、3/21 晴れ、3/22 晴れのち曇り
【装備】テレマーク8
【コースタイム】
3/20 白山中居神社6:40〜林道860m付近(シール登行開始)7:37-59〜和田山牧場跡石碑9:35-55〜幕営地10:30-12:30〜雪上訓練場所12:35〜幕営地16:30
3/21 幕営地8:12〜ダイレクト尾根基部1140m8:56〜1400m樹林限界10:27-47〜北東尾根とのジャンクション11:40〜野伏ヶ岳12:04-19〜北東尾根滑走〜林道1160m付近14:06-19〜幕営地14:33
3/22 幕営地8:34〜ダイレクト尾根基部1130m9:26-36〜小白山北東面1290m11:11-12:44(周辺滑走)〜ダイレクト尾根基部1150m13:13〜幕営地13:29-14:24〜和田山牧場跡石碑14:47-57〜林道860m付近(滑走終了)15:12-24〜白山中居神社16:03

3月の3連休にワンゲル部の3月合宿が奥美濃の和田山牧場跡にて計画され、主将以外の雪山経験が浅いことから、私とY(元主将OG)の2名が技術指導に入ることになった。我々はカレンダー通りの3連休の2泊3日での参加だったが、現役部員は公共交通機関利用のため入山と下山に1日ずつ要し2泊多い4泊5日の日程であった。

今回の合宿の目的は、雪上訓練、雪上泊、スキー登行・滑走などの訓練を行うことであった。2月にも雪上訓練を行ったが、2月は新雪の時期ということもあり、主に雪崩対策とビバーク訓練が目的であった(2月雪上訓練の記録)。3月後半ともなれば残雪期となり、雪も締まって滑落のリスクが高まる。そのため、今回の合宿では、主に滑落防止と停止を目的とした雪上訓練を行い、安全に春山スキー山行を行うための技術を習得することが目的となる。私とYにとっては、3年ぶりの3月の和田山牧場跡でのテン泊合宿であった(2023年3月合宿の記録)。なお、3月合宿は、昨年は現役部員だけで開催され、一昨年はテン泊合宿を行っていない。

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6時過ぎに白山中居神社の駐車場に到着すると、既に結構な台数の車が駐まっていた。ここからアクセスできる野伏ヶ岳は三百名山であるが、山頂までの登山道がない。そのため、春になって天気が安定し、雪でまだ藪が埋まっている残雪期こそが比較的楽に登れる時期であり、登山者が集中するのである。テントや食糧などの共同装備を分担し、パッキングを済ませたら出発である。最初は雪がつながっていないので、宿泊装備に加えてスキーを担いでのスタートとなり、久しぶりの重荷に早速足取りが重くなる。

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石徹白川にかかる大進橋を渡ると、すぐに残雪はあるが、

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すぐに雪は途切れてしまう。重荷が方に食い込み、早速汗が噴き出す。ちなみに大雪だった昨年は大進橋を渡った所からシール登行が可能で、野伏ヶ岳の山頂までスキーを脱ぐことはなかった(2025年3月26日の記録)。

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「これより先は私有地です。」の看板がある標高860mぐらいから雪がつながる。2024年3月末も同様だったが(2024年3月31日の記録)、平年ならば3月末から4月頭ぐらいの残雪量であり、1週間以上は雪融けが早い感じだ。

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林道ヘアピンはショートカット。植林のため杉の葉が多く落ちており、杉の葉が滑らないため滑走は難しいが、シール登行は可能である。

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和田山牧場跡に出ると、正面に野伏ヶ岳が聳える。

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9時に和田山牧場跡のテン場で前日入りした現役部員と合流するはずだったが、久しぶりの重荷を担いでの登行はスローなものとなり、1時間近い遅刻となった。すでに現役部員たちは、和田山牧場跡周辺の斜面にて雪上訓練の最中であった。彼らに声をかけてから、まずはテントの設営を行った。テントを張るスペースの雪を掘り下げて、周囲に雪のブロックを積んで風除けとしてからテントを張った。

午後からは雪上訓練に参加し、現役部員たちに技術指導を行った。午前中のうちに、つぼ足・アイゼンでの雪上歩行、ピッケルの使い方と滑落停止の練習を終わらせていたようだ。しかしながら1年生の歩き方を見ると、フラットフッティングができていないのが少々気になった。やはり午前中にに行われた雪上歩行練習に付き合うべきだったが、遅刻でそれができなかったのが心残りであった。

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午後から行ったのは、まずはスノーボラートの構築とそれを使った懸垂下降の練習である。下降器を持ち合わせていない場合を想定して、カラビナとムンターヒッチを利用して行った。いつも思うが、1年生などはムンターヒッチの結び方を覚えていないので、そこから教えることになり、時間が余計にかかってしまう。基本的なロープの結び方については事前に練習しておいてほしいものである。

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次にピッケルを雪に埋めて支点を構築してセルフビレイを取り、スタカットで斜面を登るときの肩がらみ確保の練習を行った。滑落したときにすぐに止めるのでなく、ロープを出しながら衝撃を小さくするのがポイントである。

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練習をした急斜面。朝のうちはクラストしていたらしいが、午後はかなり雪が緩んでいた。

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最後にスタンディングアックスビレイの練習。カラビナで制動を行うので、肩がらみに比べるとだいぶ楽に滑落者を止めることができる。

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最後に少しはスキーで滑りたかったので、現役部員が最後の練習をしている間に、練習斜面のすぐ上にある1150m小ピークに登ってプチ滑走でこの日のアクティビティを締めた。距離は短かったが、快適なザラメ雪であった。

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テントに戻ったら、早速夕食の準備を行う。今晩のメニューは激辛麻辣鍋だった。この辛さは翌日のお腹の調子を悪くした。

ワンゲル部奥美濃和田山合宿2:野伏ヶ岳につづく

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March 12, 2026

伯耆大山 振子沢:寒の戻りで今季ラストパウダー!?

先週末は寒の戻りということで、ひょっとしたらラストパウダーだが、降雪量が少なければクラスト雪のカチカチ山のリスクもあった。おまけに土曜日は悪天予報だった。そのような状況で少々賭けだったが、急遽、前夜発日帰りにて日曜日に伯耆大山へ。奥大山スキー場から振子沢を往復し、見事に今シーズン最後と思われるパウダーを当てることができた。

【日程】2026年3月8日(日)
【山域】中国
【場所】伯耆大山
【メンバー】Mくん、どうちゃん、ばるちゃん、マメゾウムシ
【天候】曇り時々晴れ
【装備】テレマーク3
【コースタイム】奥大山スキー場7:10〜鳥越峠9:35-56〜滑走〜駒鳥避難小屋付近10:15-29〜二俣10:43〜振子沢源頭部1470m12:29-50〜振子沢滑走〜二俣13:21〜二俣直下登り返し地点13:24-45〜1300mテラス14:48-15:05〜滑走〜奥大山スキー場15:40

雨や気温の高い日が続いたこともあり、山では積雪のザラメ化が進んでいるだろうとすっかり春スキーモードになっていたところ、週末は寒の戻りという天気予報が出た。これはすっかり諦めていたラストパウダーが期待できる。一方で、降雪量が少なければクラスト雪のカチカチ山のリスクもある。おまけに土曜日は悪天予報だった。無理して遠出してまでも滑りに行くことはないだろうと思いかけていたところ、テレマークスキー仲間のどうちゃんより、「鳥取の大山はどうか」とお誘いがあった。大山は比較的近場であり、大阪からだと奥美濃とほぼ同距離である。ダメ元で行ってみる価値はあるかもしれない。パウダーかクラストかという賭けにはなるが、急遽、前夜発日帰りにて日曜日に伯耆大山へ行くことにした。

奥大山スキー場から振子沢を往復するのだが、実に8年ぶりのルートである。8年前(2018年3月2日の記録)は10時間行動だったが、今回も長丁場となるに違いない。メンバーは、私とどうちゃん・ばるちゃん夫婦、そしてワンゲル部員のMくんも加わり、計4人で行くことになった。

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休業中の奥大山スキー場からスタートする。冬季閉鎖中の大山環状道路のゲートの横を抜けて、積雪した車道上を鍵掛峠方向へしばらく進む。

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鍵掛峠の手前で車道を離れて、木谷の緩斜面へ入って行く。比較的軽めの新雪が20cmほど積もっていて、これは期待できそうだ。

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8年前はキリン峠近くの1405mまで登ってから駒鳥避難小屋へ滑り込んだが、今回は距離と時間を短縮するため1230mの鳥越峠へ向かう。この選択が少々苦労を伴うことになる。鳥越峠までは途中から斜面のトラバースとなるが、次第に藪が濃くなり、ルート取りに苦労する。

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最後は藪を掻い潜って鳥越峠に出た。鳥越峠へは9年前にも来ているが、そこまで藪は濃くはなかった(2017年4月2日の記録)。積雪量が以前より減ったのか、藪が成長したのかだが、おそらくその両方が原因だろう。この藪の濃さのため、最近ではキリン峠近くの1405か、その下の1300mテラスを越えている記録が多い。

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鳥越峠からは最初の滑走となる。直下はクラスト気味のため、右方向へ斜滑降で新雪の上に出て、それからターンに入った。期待通りにパウダーだったが、場所によってはガリッと底付きはした。

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途中、沢が狭くなり、沢割れもあったが、抜けるとキリン沢に出た。近くには駒鳥避難小屋がある。ここから再びシール登行となる。

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キリン沢は結構沢割れしていた。

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15分ほどで二俣に到着する。

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右俣である振子沢へ入る。途中、単独の先行スキーヤーが下りてきたので会話を交わす。単独ラッセルで疲れたので途中までだったとのこと。

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先行スキーヤーが引き返した地点からは、我々でのラッセルとなった。登るにつれて斜面が広くなる。雪も良さそうだ。

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西日本とは思えないアルペンチックな風景である。

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1470m辺りまで登ると、ガスが出て周囲が真っ白になった。この辺りから積雪がウインドパック気味となる。

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谷方向はガスが晴れたので、これ以上は登らずに1470mから滑ることにする。これ以上登ると、風の影響を受けた密度の高いパック気味の雪になり、テクニカルな滑りが要求される。稜線は風も強く、ガスも出やすい。特にピークを目指すわけではなく、時刻的にも12時半だったので、妥当な判断と思われる。

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風の影響が少ない沢の中は快適なパウダー滑走となった。

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気温上昇で雪が重くなったのか、左岸から点発生表層雪崩が起こっていた箇所があった。

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大斜面の滑走は北アルプスのようでもある。

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二俣まで戻る。下部は流石に湿雪となったが、概ね快適な滑走だった。しばらく休息する。

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復路であるが、鳥越峠は藪が濃いので、二俣のすぐ下の斜面から登り返すことにする。

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そこそこの急斜面なのでジグザグ登行にて登る。

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1時間ほどで標高1300mのテラスに到着する。ここから最後の木谷への滑走に入る。

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少々藪は濃かったが、雪は悪くなかった。

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標高を下げると、流石に湿雪とはなったが、滑れない雪ではない。

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奥大山スキー場に無事帰還。

総距離13.3km、所要時間8時間30分、累積標高差約1200mと、久しぶりのロングルートであった。うまくパウダーを当てることができ、充実したスキー山行となった。日帰り強行した甲斐はあった。これでおそらく今シーズン最後のパウダーだろうか。それとも、もう一度ぐらいはまだ寒の戻りがあるだろうか。

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下山後は、蒜山SAで小腹を満たしてから帰路についた。

YouTubeにアップした滑走シーンの動画です。

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