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August 07, 2026

テンカラ毛鉤釣りで今季初の尺イワナ

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奥美濃の某谷源流部にて。ここに行くには、ハードなアプローチが要求されるので、一般の釣り師がほとんど入らない場所である。

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テンカラ毛鉤釣りにて、最初に出たのがいきなりの尺サイズ(30cm)のイワナだった。

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次に出たのは32cmで、2匹連続の尺イワナだった。

ハードなアプローチさえ無ければ、また来たいところだが...

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August 05, 2026

奥美濃 初河谷遡行・倉谷川下降:高巻き地獄を超えるとナメ天国!

ハードな高巻きで大滝2つを超え、合計5つの主要な滝を越えた後には、ナメ天国が待っていた!

【日程】2026年8月1日(土)〜2日(日)
【山域】奥美濃・白山
【渓谷名】九頭竜川水系 石徹白川 初河谷・倉谷川
【メンバー】ワンゲル部主将、マメゾウムシ
【天候】8/1 曇り、8/2 曇りのち晴れ
【コー スタイム】
8/1 八反滝駐車場7:01〜八反滝下8:03-35(右岸高巻き1時間4分)〜第2滝下11:05-12(右岸高巻き57分)〜第3滝下13:13(右岸高巻き23分)〜第4滝下14:18-22(左岸高巻き1時間3分)〜第5滝下15:28(左岸高巻き18分)〜幕営地16:14
8/2 幕営地7:05〜第6滝下7:10〜初河山と1659の鞍部8:11〜1350m二俣9:08(倉谷川右俣)〜1170m二俣(倉谷川本流)10:05-28〜カンバタ谷出合11:08〜倉谷川下降終了(踏み跡末端)13:07〜倉谷川出合13:34-39〜八反滝駐車場14:08

石徹白川の支流である初河谷には、地形図では滝マークが4つある。その1つ目が八反滝である。かっては八反滝までの遊歩道が整備されていたが、現在は行く人も少なく、遊歩道の半分程度は消えかけている。私が顧問をしているワンダーフォーゲル部は近くに山小屋を所有しており、その山小屋をベースにワンダーフォーゲル部員たちとこれまで周辺の沢を遡行してきた。周辺のメジャーな沢はだいたい遡行済みではあるが、初河谷は残したままだった。初河谷は地形図に滝マークが4つあり、特に八反滝から始まる最初の2つの大滝は、ハードで長い高巻きが要求され、稜線上に登山道がないことから、入渓する沢ヤはそう多くはない。八反滝より下流部には釣り目的で入渓したことはあるが、年齢的にも体力の衰えから上流部を遡行するならば今しかない。そのような理由から、今回、ワンダーフォーゲル部部主将をパートナーにして、初河谷を遡行して源流部で宿泊し、翌日は初河山と1659の鞍部を越えて倉谷川を下降することにした。

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ワンダーフォーゲル部の山小屋で前泊し、6時半に八反滝遊歩道駐車場に着いた。石徹白川沿いを走る大杉林道には釣り人たちの車が所々に駐まっていたが、八反滝遊歩道駐車場には我々の他には車は駐まっていなかった。

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八反滝遊歩道は最初はしっかりした道だが、すぐに藪に覆われ、崩壊箇所も出てくる。遊歩道のほぼ半分程度は消えかけていると言ってよい。2週間前に来た時は石徹白周辺の沢は渇水気味だったが、今回はほぼ平水に戻っていた。夕立が多かったのかもしれない。

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スタートしてから1時間ほど歩くと、正面に大きな滝が現れる。これが八反滝で高さは30mぐらいだろうか。遊歩道は消えていて、沢に下りないと滝には近づけない。エスケープで往路を戻るときは、八反滝を懸垂下降することになるが、30mロープ2本で長さ的に足りるかが不安な高さではあった。

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日本登山体系によると、八反滝を左岸から高巻いているが、最近は右岸からの高巻きの記録が多く、所要時間も短いようだ。我々も少し戻った所から右岸の小尾根に取り付いた。標高差130mほどを登ると、大きな尾根に乗る。

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大きな尾根上を下りていくと、左から枝沢が入る。しばらくは枝沢の右岸沿いに下って行き、本流が近づいてきたところで枝沢を横断し、左岸を下っていくと本流に復帰した。枝沢の出合いは滝になっていた。

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本流に復帰するまでは、標高差70mほどの下降であった。八反滝の高巻きには1時間4分を費やしたが、順調にルーファイできたと思われる。大滝の上にもかかわらず魚影があったので、しばらく釣りをしながら進んだ。

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ワンピッチほど進むと、八反滝に匹敵するほどの大滝が目の前に現れた。地形図上の2つめの滝マークの滝である。高さは25mほどである。

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この大滝の高巻きも日本登山体系では左岸からとなっているが、八反滝同様に最近は右岸からの記録が多い。我々も少し戻った所から右岸の小尾根に取り付いた。

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標高差50mほどを登り、斜度が緩くなった所で、沢状地形をトラバースし、隣の尾根を越えて、標高差30mほど下降すると、落口の近くに出た。高巻きに要した時間はほぼ1時間で、今回も順調にルーファイできたと思われる。最初の2つの大滝の高巻きはかなりハードだったが、これで核心部は無事クリアとなり、少々気持ちが安堵する。

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沢にワイヤーの残骸があったが、かっては林業関係の作業が行われていただのだろうか。第2滝の上からは魚影は見かけなくなった。

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ミヤマシャジン

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地形図上の3つめの滝マークの位置に第3滝が現れる。15mほどの高さだろうか。

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この滝も右岸からの巻きで、草付きから取り付いた。

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23分ほどの巻きで落口の上に復帰した。これまでの大滝2つに比べると、高巻きに要した時間はかなり短く楽に感じた。

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しばらく進むと、地形図上の最後の4つめの滝マークの滝が現れる。高さは10mほどだろうか。今回の沢行では基本的にルーファイは主将に任せて、明らかに誤っている場合に口を出すことにしていた。この滝の対処をどうするかを任せたが、彼は巻きを選択した。高さはあるが、流れの右か左からの直登も可能であったと思われる。せめてそのトライぐらいはしてほしかった。

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第4滝の高巻きは、左岸のルンゼから取り付き、木が生えているバンドをトラバースするのだが、木が生えている所までの登りが岩盤上に薄い土が乗った泥壁でかなりイヤらしい。ここで念のためロープを出すことにした。トップを主将に任せたが、これがいろいろと問題が多かった。ただでさえ沢の音で声が聞こえないのに彼の声は小さく、ホイッスルさえもってきていないためお互いの意思疎通が困難であった。バンドのトラバース中は、中間支点をバンドの上方から取るべきなのに、下方にはえている木から取っていた。リードの終了地点が下方が見えない中途半端な場所で、もう一段上がれば下方の様子もわかったはず。おまけに下方の様子がわからないのに、そこから懸垂下降をすると主張する。滝下だったらどうする? 結局は、リードの終了地点から一段登ってみたことで、そこからノーロープで落口の上に復帰できることが明らかとなった。全体的に段取りが悪く、結構無駄な時間を費やしてしまった。おそらく直登していれば、1時間という時間は費やさなかっただろう。実践経験が少ないと現場でわからないことも多いかもしれないが、もう少ししっかり考えて行動してほしいところである。失敗しないと身につかないこともあるだろうから、しっかり経験を積んでほしい。今回の経験で、滝は安易な巻きよりも直登の方が安全面や所要時間の面でよい場合があることはわかったであろう。

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地形図上の最後の滝マークが終わり、ほっとしたのも束の間、地形図に滝マークがない第5滝が現れた。幅広の二条の流れが落ち、高さは8mほどだろうか。

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主将は流れの左からの直登を試みたが、落口の流れの水圧が強く突破できず。

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流れの右を直登できそうだったが、左岸を巻いた。滝の上は二俣になっていて、右俣に出たため、少し下降して本流である左俣に入った。巻きに要した時間は18分ほどだった。

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滝上はナメ天国が広がっていた。谷も開けていて、明るいのもよい。時間的にそろそろ今宵のテン場を見つけなければならない。

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途中、左岸に崩壊地があり、土砂が谷へ流れ込んでいた。主将に幕営適地を探してもらったが、前方に幕営適地と思われる台地が見えるのに、「流れ込んだ土砂の上はどうでしょう。」と言う。どうも主将のポンコツさを修理するにはもう少し時間がかかりそうだ。

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幕営適地と思われる台地は2人が横になれる広さは十分にあったが、増水した場合は水が流れてきそうではあった。天気予報的には大丈夫そうではあったが、今晩雨が降らないことを信じてツエルトを張った。私は既にヘロヘロ状態で、こんな高巻き地獄が続く沢登りは、とても還暦の老体が行う山行ではなかったのかもしれない。

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焚火で濡れた服を乾かし、炊事も行う。疲れた体に染みこむビールはこの上なく美味い。今季初のイワナの骨酒も作った。主将にも骨酒を飲ませたが、イワナのエキスが入った味はわからなかったという。

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シモツケソウ

2日目は5時に起床し、7時過ぎにスタートした。既にだいぶ登っているので、初河山と1659の鞍部へは標高差150mを残すだけだった。

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すぐに第6滝が現れる。2段10mの滝である。右岸のルンゼから巻きに入る。途中で「右へのトラバースに入れ」と指示すると、「このまま詰めるのでは」と言う。どうやらこのルンゼを初河山と1659の鞍部へ詰める枝沢と勘違いしているようで、「方角が違うし、藪に阻まれるだろう」と指摘する。

主将はフエルトソールのため高巻きではチェーンパイクを装着していたが、装着したりしなかったりと行動が一貫していない。このルンゼもヌメった岩で明らかにチェーンスパイクは向かないにもかかわらず装着していて、もうすこし考えて行動してほしいところである。

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ルンゼからトラバースに入ると、流れのある枝沢に出た。方向的にこの枝沢が初河山と1659の鞍部へ詰める枝沢であった。第6滝の上にはナメが続くようで、それも見たかったが、面倒臭ささが出て、そのまま鞍部へ詰めることにした。

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鞍部の手前で藪漕ぎにはなったが、さほど苦労せずに初河山と1659の鞍部に上がれた。第6滝から1時間ほどであった。あとは下降だけである。反対側の斜面をササをかき分けながら下りていく。

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倉谷川の支流に出る。ここからは藪漕ぎから解放されるが、途中、倒木を超える箇所はあった。

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小滝を巻くことはあったが、大きな滝はなかった。

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倉谷川1170m二俣に出ると川幅が広がる。本流である左俣には滝がかかる。どうやらゴルジュの入口のようだ。

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これまで何度も遡行したカンバタ谷の出合を過ぎれば、倉谷川はよく知った谷である。安心して下降できる。

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2つめに現れた堰堤が下降の終了点である。1170m二俣から2時間ほどであった。ここから右岸にある踏み跡に入る。

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地形図では林道があるが、実際には踏み跡程度で崩壊箇所もある。30分ほどで倉谷川出合に出た。あとは石徹白川左岸沿いに走る大杉林道を30分ほど歩けば、八反滝駐車場に到着した。

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下山後は満天の湯で汗を流し、郡上味噌ラーメンで小腹を満たした。体が脱水状態のためか、味を薄く感じた。

今回、初河谷の遡行に成功し、ワンゲル部山小屋周辺のメジャーな沢は倉谷川の上流部を除いてほぼ遡行済みとなった。山小屋周辺での山スキーの記録も含めて、そろそろ一連の記録を後進のために整理してもよい時期かもしれない。追々その作業を進めていこうと思う。

同行してくれた主将については、まだまだ実践経験が足りない。今回の問題点をしっかり反省し、しっかり経験を積んで立派なリーダーになってほしい。

下山から2日後に両膝の周辺にウルシかぶれが発症した。高巻きや藪漕ぎで、ツタウルシを掻き分けたためと思われる。

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