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July 29, 2026

大峰 神童子谷 犬取谷:癒やしの渓でワンゲル部員の沢泊練習

2年ぶりに神童子谷・犬取谷をワンゲル部員2名と遡行した。コバルトブルーに輝く流れは相変わらず美しく、あえて沢で1泊してまったりのんびり過ごすのも悪くはなかった。

【日程】2026年7月25日(土)〜26日(日)
【山域】大峰
【渓谷名】十津川水系 川迫川 神童子谷・犬取谷
【メンバー】ワンゲル部主将、新人、マメゾウムシ
【天候】7/25 晴れ、7/26 曇り時々晴れ
【コー スタイム】
7/25 観音峯登山口4:36〜みたらい渓谷入口5:02〜熊渡5:26〜大川口6:59〜神童子谷入渓7:41-8:10〜赤鍋ノ滝下8:41-9:16〜釜滝下11:03-16〜ノウナシ谷出合11:21〜犬取滝下14:11-22〜幕営地15:32
7/26 幕営地8:16〜ジョレンの滝下9:37-54〜稲村小屋11:24-12:01〜法力峠12:59-13:04〜母公堂13:53〜稲村ヶ岳登山口14:07-11〜洞川温泉バス停14:28〜観音峯登山口15:14

ワンゲル部員の沢泊練習のために、2年ぶり(2024年7月7日の記録)に神童子谷・犬取谷を遡行した。日帰りでも行けるルートではあるが、癒やしの渓で沢泊することで、まったりのんびり過ごすのも悪くはない。同行するワンゲル部員は主将と新人で、2名とも沢泊経験はなし。はたしてどうなるか楽しみでもあり、危惧するところでもあった。

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車1台だけのため、観音峯登山口駐車場を起点にすることにした。大川口までのアプローチと下山時の車道歩きがかなり長くはなるが、やむを得ない。おかげで入渓まで3時間を要した。

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入渓すると前方に下ってくる若者の集団がいる。一橋大学ワンダーフォーゲル部の学生たちで、釜滝の上で1泊して戻ってきたそうだ。神童子谷は渇水気味であったが、入渓早々の淵で泳ぎを強いられる。ツルツルの岩でなかなか上陸できない。落口付近からなんとか上陸できたが、ここは巻くべきであった。

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早速、神童子ブルーが迎えてくれる。前回はラバーソールの沢靴で遡行して、結構滑ったので、今回はフエルトソールの沢靴をチョイスした。

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へっついさんを通過する。ゴルジュであるが、現在は浅くなってしまっている。

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赤鍋ノ滝に出る。水量が少なく落水しても大丈夫そうなため、1段目は右を直登することにした。トップは主将にやってもらう。落水してもよいようにトップは中間支点を取らずに登る。落水した場合はロープを下流に引いて助ける。少々手こずったようだが、無事にクリア。2番目は新人で、ツルツルの滑りやすいスラブに苦労する。私はノーロープで新人のすぐ後ろを進み、アドバイスしながらなんとかクリアさせた。

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1段目の上の淵を泳ぎ、フィックスされているお助けロープを使って登る。

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滝上はしばらくは平凡な河原歩きとなるが、コバルトブルーに輝く流れが美しい。

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左岸にある穴から水が沸いている箇所を通過すると、

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神童子谷で最も美しく神秘的な釜滝が現れる。コバルトブルーに輝く淵が美しい。餌釣りの釣り師が長い竿で、次々とアマゴを釣り上げていた。泳ぎたがっている沢ヤたちが、釣りが終わるまで我慢して待っている。我々もしばし休憩を取る。釜滝は右岸から巻き。ノウナシ谷と犬取谷の二俣を左俣の犬取谷へ進む。

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二ノ滝、一ノ滝、3m滝と左岸から越える。

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沢の傾斜が増してくると、豪快な犬取滝が現れる。犬取滝は右岸から大きく高巻いた。高巻きではフエルトソールの沢靴は草付きの斜面では滑りやすいが、チェーンスパイクを着用することで、しっかり効いてくれた。

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沢に復帰したら、今宵の宿泊地を探す。快適とは言えないが、なんとか3人が横になれる適地を見つけた。タープを張り、焚火を熾し、夕食の準備に入るのだが、いろいろと不備が多く、ワンゲル部員たちのポンコツさにに呆れること多し。一応、そういう事態が起こることを想定してバックアップは取っていたが、ライターを忘れたという事態は、一時は夕食の準備ができないという最悪の事態を招くところだった。なんとかガスコンロの自動点火装置で火を熾すことはできたが、ワンゲル部員たちの詰めの甘さとリサーチ不足は呆れるばかり。しっかり反省し、同じ失敗を2度と繰り返さないようにしてもらいたい。幕営地に着くまでにテンカラ釣りで釣り上げた2匹のアマゴは、ワンゲル部員に焼きを任せたが、やはりうまく焼けていなかった。宴で酒も入れば、多少のイライラ気分は解消された。

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翌朝は頭上を飛ぶヘリコプターの音で目が覚める。あとで判明したことだが、ノウナシ谷で前日に滑落事故があり、そのための救助ヘリだった。深夜に一度目が覚めたが、 朝まで比較的ぐっすりは寝られた。まったりとコーヒーを飲みながら、前夜のご飯の残りをお茶漬けにした朝食を取る。沢泊としては遅めの出発としたが、残す難所はラスボスのジョレンの滝の高巻きだけなので時間的には問題なかった。

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犬取谷最大の滝であるジョレンの滝を右岸から高巻く。写真は1段目の滝で、水量が少なくショボく見えるが、その上にも滝が続く。

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高巻きを終えて沢に復帰すると、源頭の雰囲気となる。

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忠実に沢を詰めていくと、稜線に稲村小屋が現れる。稲村小屋に出ると、ベンチはハイカーたちで賑わっていた。沢装備を解除し、行動食で昼食を取る。

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下山は一般登山道を下るだけ。だらだらとしたトラバース中心の道を法力峠を経由し母公堂に下りたら、あとは車道を観音峯登山口まで歩くだけなのだが、疲労の溜まった体には灼熱の車道歩きはキツかった。

ワンゲル部員たちにとって初めて沢泊は、リスク管理の甘さなどいろいろと問題点が明らかになった。沢登りは少しの失敗で致命的な事態に陥ることもある。この機会にしっかり反省して膿を出して、同じ失敗を繰り返さないようにしてほしい。

以下は、山行中に出会った植物たち。

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岩にはりついて咲くヤマツツジ。

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ミズ(ウワバミソウ)。沢泊では貴重なビタミン源となる山菜。

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ウルイ(ギボウシ)。これも有名な山菜だが、開花してしまったので旬は過ぎている。

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ヤマアジサイ。

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ヤマホトトギス。

記録はヤマレコにもアップしてあります。

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