関西から信州に移住した山友を訪ね、4日間ほど松本と安曇野を散策してきた。

初日はMATSUMOTO TRAIL DAYというイベントに参加してきた。このイベントは、松本・信毎メディアガーデン1階イベントスペースにて開催され、信州のトレイルの見所や楽しみ方の紹介を中心に、トレイルに役立つギアやフードのお店の出店やトークセッションが行われた。その中で、山岳トレーナー協議会による「登山者メディカルチェック体験&カラダ相談会」があったので、体のチェックとエクスサイズをしてきた。体の左右のアンバランスが発覚し、そのためのエクスサイズを教わった。短時間のエクスサイズでも体の状態がよくなったので、今後の山行前と山行後の体のケアには役立ちそうである。知らないトレイルも多く、このイベントに参加した甲斐はあったかもしれない。イベントに参加後は松本周辺の登山具店や釣具店を回ったりして過ごした。

長野県では時期的にオオルリシジミが発生している時期である可能性があったので、翌日はオオルリシジミの生息地で保護活動もしている国営アルプスあずみの公園堀金・穂高地区に行ってみた。オオルリシジミは、長野県の一部と熊本県の一部にしか生息が確認されていない絶滅危惧種のチョウである。成虫は5月~6月に出現し、卵、幼虫期を経て7月から約10カ月間は蛹として石の下などで過ごす。幼虫はマメ科植物のクララの花と蕾しか食べない。

ちょうどクララは花の時期であった。公園内ではクララは大切に保護されており、他の雑草は刈られてもクララは刈られないでいる。このクララを利用する昆虫はオオルリシジミ以外にもいて、その中のシャープマメゾウムシは私のかっての研究材料でもあった。そのためクララは実に馴染みがある植物である。しかしながらクララ自体が最近では全国的に減少しており、現在では研究材料として使うのは難しい。クララは他の植物の競争に弱く、野焼きによって維持されており、草原の管理がされなくなったことがクララ減少の理由であり、それによって多くのオオルリシジミの地域個体群が絶滅してしまった。


そのクララの蕾に産卵しているシジミチョウがいたので、もしやオオルリシジミと思ったら、普通種のルリシジミであった。オオルリシジミはルリシジミよりもかなり体が大きく、後翅裏側に橙色の斑紋列がある。どうやら時期的に2週間ほど遅かったようで、オオルリシジミの成虫を拝むことはできなかった。
ルリシジミ以外に観察できた動植物を以下に紹介する。

モンキチョウ

ヒメウラナミジャノメ

ベニシジミ

ウラギンヒョウモン

シオカラトンボ

コアオハナムグリ

オオヒラタシデムシ

ナナホシテントウ

カメノコテントウ

ノスリ
腹部にある黒褐色の帯が特徴で、それでノスリと識別できた。

アマガエル

ワルナスビ(外来種)

クヌギを植えたビニールハウスがあり、そこでは天蚕(ヤママユガ)が飼育されていた。

この日のランチは、あづみの公園の近くにある須砂渡食堂にて名物のとりもつ定食を食べた。お酒が欲しくなるメニューでもあるが、ご飯も進む美味しさであった。

その日の晩は山仲間たちが集まり、盛大な宴となった。
3日目はお約束の二日酔いにて、この日も安曇野にて散策をおこなった。

道の駅池田町ハーブセンターではラベンダーの花が満開だった。

初めて行った大王わさび農場では、2m級のアオダイショウに出遭う。人慣れしているのか、逃げていかず、悠々としていた。

池では大きなニジマスやブラウントラウトが泳いでいた。

3日目の最後は、展望スポットである長峰山に車で登った。残念ながら北アルプスは雲の中であったが、安曇野を見渡すことはできた。
北アルプスの渓での釣り場開拓は増水で敗退(4日目)につづく
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