南葛城山:静かな山歩きのはずが...
山スキーに行かない週末は、人が少ない低山を歩こうと南葛城山に行くことにした。静かな山歩きのはずが、藪漕ぎでマダニに食いつかれ、南葛城山からの下山ではトレランレースに遭遇したのだった。
【日程】2026年4月25日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【山名】南葛城山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇りのち晴れ
【コースタイム】滝畑ダムバス停9:50〜千石谷林道岩湧登山口10:03〜千石谷大滝10:46〜南葛城山北尾根分岐10:52〜一本杉13:09〜南葛城山13:00-03〜林道出合い13:26〜御所台ノ森13:52-57〜阿弥陀山前分岐14:31〜岩湧山三合目14:56-59〜越ヶ滝分岐15:21〜紀見峠駅15:49
雪融けが進み、春スキーができるのもそう長くはなさそうである。できれば毎週のように山スキーに行きたいが、ゴールデンウィークには山スキー遠征を控えていることもあり、そこまでの経済的余裕はない。そんな時は近場で人が少ない山を歩こうと、南葛城山に行くことにした。
南葛城山へは滝畑ダムからアクセスすることにした。滝畑ダムへは河内長野駅からコミュニテイバスを利用する。滝畑湖畔にはバーベキュー場があり、何組かがデイキャンプを楽しんでいた。
岩湧山登山口からトレイルに入る。
登っていくと、千石谷林道が横切るので林道に入る。
林道沿いの水溜まりにはアカハライモリが生息している。
ヤマブキ
シャガ
キシダマムシグサ(ムロウマムシグサ)
春の花を観察しながら林道を進む。
千石谷大滝15mを過ぎる。
一本杉への北尾根の取付点にはマーキングがある。
千石谷を徒渉して対岸に渡る。
すぐに不明瞭な道の急登となる。
北尾根に乗る。
タヌキの溜め糞があった。
斜度が緩んで平坦地になると、ヒトの背丈ほどのササ藪漕ぎになる。踏み跡を外すと結構藪漕ぎきつくなるが、方角さえ間違えなければ踏み跡に戻れる。ここでマダニに食いつかれたことに帰宅後に気づく。3日後にはウルシかぶれも発症する始末。
ササ藪漕ぎを終えると、一本杉はすぐであった。
南葛城山の山頂を踏む。ここまでの登山道では誰とも会わなかった。下山は紀見峠駅とし、紀見峠方向へ進む。
紀見峠方向に進むと、林道に出る。またしばらく進むと、「参道入口 山神社 祭神 大山津見命」という案内板があった。御所台ノ森という場所である。大山津見神(オオヤマツミ)は、日本神話に登場する山の神の総元締めで、イザナギとイザナミの間に生まれた自然神で、山全体を支配する神であり、農業、産業、酒造の神として信仰されているとのこと。
案内板に従って進むと、祠があった。これまで何度もこの道を歩いていたが、ここに祠があることに初めて気づいた。案内板は最近整備されたのだろうか。この祠がある御所台ノ森は、大阪府と和歌山県の境にあり、ちょうど千石谷の支流である森ノ谷の源頭部に位置する。村影弥太郎の集落紀行によると、森ノ谷には、かって季節的な居住が行われた集落があり、12月下旬から2月下旬の厳冬期に当時の特産品であった凍豆腐(高野豆腐)を製造していたそうである。江戸時代後期には五葉谷・醤油谷・中ノ谷などとともに複数の豆腐小屋が建てられていた。この頃の製造従事者たちは、森ノ谷付近の山頂に森の宮神社を祀ってこの守護神を中心に集結したそうで、この祠にはその森の宮神社の可能性があるらしい。現在は、和歌山橋本市の山田・吉原地区が管理しているようだ。
ミヤマシキミ
南葛城山から阿弥陀山前分岐までは、あまり人と出会わない道なのに、なぜかトレイルランナーと次々とすれ違う。どうやらトレランのレースが開催されていたようで、残念ながら下山路は静かな山歩きとはならなかった。
それでも新緑は美しい。私も元トレイルランナーだが、当時はレースにも参加し、海外レースでは有名なUTMBにも参加したことがある。しかしながら、レースに参加すると、山をじっくりと楽しむことは難しくなる。その後、アキレス腱を痛めてからは、トレランからも引退してしまった。還暦を越えてからは、山スキーでも沢登りでも、マイペースの山を楽しむことにしている。
岩湧山3合目を経て、根古川林道まで下りると、林道脇にサツマイナモリが咲いていた。
紀見峠に下山した。久しぶりのハイクは、山スキーと筋肉の使い方が異なるのか結構疲れた。
帰宅後、入浴中にマダニがふくらはぎに食いついていることに気づいた。どうやら藪漕ぎ中につかれたようだ。シカのいないエリアということで油断した。
幸いなことに、まだ食いついたばかりということもあり、トゲ抜きで簡単にマダニは取れた。小さいのでまだ幼虫のようだが、種類までは判別できなかった。まだ感染症のリスクが残っているが、急な発熱がないことを祈る。この3日後にはウルシかぶれが発症した。藪漕ぎは要注意である。
久しぶりのハイクは、静かな山歩きとはいかず、トラブルもあったが、概ね爽快な山行ではあった。





























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