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April 03, 2026

蓮華温泉:白馬乗鞍岳を越えてスキーで湯治へ

春休みを取得し、お気軽な単独にて、9年ぶりに蓮華温泉へ白馬乗鞍岳を越えて湯治に行ってきた。

【日程】2026年3月29日(日)〜30日(月)
【山域】北アルプス・後立山
【場所】白馬乗鞍岳・蓮華温泉
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】3/29 晴れ、3/30 晴れ
【装備】テレマーク
【コースタイム】
3/29 ロープウェイ自然園駅9:05〜天狗原10:46-57〜白馬乗鞍岳12:05〜白馬大池山荘12:18-29〜天狗ノ庭12:49〜蓮華温泉ロッジ13:28
3/30 蓮華温泉ロッジ7:51〜振子沢方面取付8:08〜小苺平(1620m)付近8:43-52〜千国揚尾根2200m10:49〜天狗原11:42-12:08〜成城大学小屋12:23〜キッチン栂の森12:37-56〜ゴンドラ中間駅13:12〜(ゴンドラ乗車)〜栂池高原駅13:21〜第2駐車場13:31

春休みを取得し、お気軽な単独にて、久しぶりに蓮華温泉へ白馬乗鞍岳を越えて湯治に行くことにした。調べてみると、蓮華温泉に行くのは実に9年ぶりということが判明した。9年前は振子沢からのアプローチで蓮華温泉に行き、翌日にツアーコースを木地屋に抜けた(2017年3月28日〜29日の記録)。その前はさらに14年前のことで、その時は初めて山岳スキー競技大会に参加した翌日に入山し、天狗原から振子沢経由で蓮華温泉を往復した(2012年4月9日〜10日の記録)。今回は年齢による衰えもあってその当時の元気さは既にないので、とりあえず天狗原まで登ってみて、天気が悪いもしくは疲れたならば振子沢からのアプローチにて、天気が良く余力が十分にあれば白馬大池から天狗ノ庭経由のアプローチを取ることにした。帰路は、単独ということもあり、スキーで駐車地点に戻れる振子沢を登り返すことにした。

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栂池高原スキー場のゴンドラリフトとロープウェイを利用するが、1泊するため少し離れた第2駐車場に駐車する。ゴンドラリフト+ロープウェイ片道券3230円を購入するには登山届の提出が必要であるが、オンラインで提出した場合はその旨を言えばよい。ゴンドラ乗り場ではテレ仲間のN夫妻と会った。

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ゴンドラに1人で乗車する。雪融けが急速に進んでいて、ゲレンデ下部は雪をかき集めてかろうじて雪がつながっていたが、来週にはゴンドラ往復となるかもしれない。

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栂池自然園駅に着く。ロープウェイでは富山のテレマーカーのUさんと一緒になった。N夫妻とも再び遭遇した。天気が良く気温も高く、すでに暑いぐらいであった。ここからシール登行を開始する。

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白馬杓子岳・鑓ヶ岳から唐松岳と後立山の眺めが視界に入る。

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急斜面を登り切ると、天狗原までは緩い登りとなる。

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天狗原に着く。白馬乗鞍岳の斜面に取り付く人たちが見える。

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体力に余力は十分にあるので、白馬乗鞍岳を登ることにする。休憩してから、白馬乗鞍岳の斜面に取り付く。雪は緩んでいるのでクトーは必要なかった。

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広い白馬乗鞍岳の山頂に着くと、N夫妻が滑り始めるところに遭遇する。本日は白馬乗鞍岳の往復とのこと。

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正面には小蓮華山。小蓮華山へ登っている人たちが見える。縦走登山者、もしくは船越の頭か小蓮華山から滑走する人たちだろう。

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北方向には凍結した白馬大池も眺められる。時間と体力に余力はあるため、白馬大池を横断して天狗ノ庭経由で蓮華温泉へ行くことにする。このルートは初めてであるが、視界があれば問題はないだろう。

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白馬乗鞍岳から白馬大池へは下りとなるが、たいした距離ではない。雪融けで岩が結構露出していたが、うまくラインを見つけてシールをつけたまま滑走した。トランジッションが面倒というこもあったが、その後、凍結した白馬大池を横断するにはシールの方が楽だろうという判断もあった。

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白馬大池の北端でシールを外して滑走に入るが、しばらくは斜面のトラバースでの移動。尾根に回り込んだところから、本格的な滑走に入った。上部は雪は緩んでおらず、カリカリ斜面の滑走となった。

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天狗ノ庭付近(標高2200m付近)まで滑り下りると、前方下方に蓮華温泉が見えた。ここからが結構長かった。

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標高1750m付近で、滑ってきた斜面を振り返る。ここまで下りてくると、雪はクラストから一転して水分の多いグサグサの重雪となり、実に疲れる。最近降ったであろう新雪なのだろうか。まだザラメ雪にはなりきっていないようで、ちょうど良い状態の雪はなかった。疲れるので休みながら滑る感じとなる。先週の奥美濃の方が快適ザラメで良かった。

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湿雪がドロドロと落ちたと思われる雪崩跡があった。

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露天風呂がある辺りを横目に見ながら滑る。もう蓮華温泉ロッジは近い。

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9年ぶりの蓮華温泉ロッジに到着する。まだ13時半であった。到着が早かったこともあり、スキーはまだ1台しか置かれていなかった。

このエリアはちょうどスギ花粉が飛ぶ時期なのか、行動中は花粉症の症状で目は痒いし、くしゃみも出るわできつかった。事前に薬を飲んでおくベきだっと後悔する。

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正面には雪倉岳、朝日岳、五輪山の眺めである。もう15年も前のことだが、ゴールデンウィークにここから雪倉岳朝日岳を往復したことを思い出す。あの頃は体力もあったし、雪も豊富だった。最近の蓮華温泉はゴールデンウィークまで雪が持たないことが多い。今シーズンも残雪が少なく、そう長くは持たないかもしれない。

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チェックインを済ませて、荷物の整理が終わったら、早速ひとっ風呂浴びる。露天風呂はまだ入れないため内湯だけであるが、時間が早かったこともあり、1人締めであった。入浴後には、歩荷してきたビールで早速一杯始める。風呂上がりの冷えたビールは最高であった。ビールを飲み干した後は、これまた歩荷した日本酒「大雪渓」を呑む。この至極の味わいのためだけに、こんな山奥の秘湯までスキーでわざわざやって来たと言ってもよいかもしれない。1人飲みしている間に到着者も増えていった。

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夕食時には追加のビールを購入した。サッポロ発売の新潟限定ビール「風味爽快ニシテ」で、なかなか美味しく、おかずの唐揚げに合った。夕食のご飯がパサパサであったのを除けば、夕食は概ね美味しかった。就寝前にもう一度温泉に浸かり、しっかり呑んで食べての湯治となった。

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翌朝は前日の暴飲暴食のためか顔が浮腫んでいた。朝食は豆カレーで、セルフサービスで自由によそることができる食べ放題であった。ちょっと大盛りにし過ぎたが、なんとか食べることができた。おかげで行動中の腹持ちはよかった。

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雪が緩む時間を考慮して、のんびり出発となった。下山も天狗原へ登り返すだけなので時間は十分にあり、そう急ぐこともなかった。

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乗鞍沢は割れていた。

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林道を離れて、振子沢へのアクセスに入る。

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小苺平を通過中。登り返しではガイドツアーと抜きつ抜かれつとなった。どこかで見覚えのあるガイドさんだったが、後日、JUNRINAさんのツアーであったことが判明する。

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雪上にはあちこちでセッケイカワゲラがたくさん歩いていて、踏まずに歩くのは至難の業だった。

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トラバースで振子沢に入る。

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振子沢を詰める。

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千国揚尾根(標高2200m付近)に乗る。

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ようやく天狗原に出る。

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天狗原の祠で大休止。ここまでの登り返しは4時間ほどであった。14年前は同じ登り返しに3時間を切っていたが、ずいぶんと遅くなったものである。

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前日に登った白馬乗鞍岳。平日ではあるが、そこそこの人数が登っていた。

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滑走に入る。

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雪は緩んでいたが、前日同様に水分の多いグサグサの重雪で疲れる滑りとなった。

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林道に出る。

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栂池高原スキー場の栂の森ゲレンデに戻ってきた。キッチン栂の森で少し休憩してから、長いゲレンデ滑走に入った。ゲレンデ上部は雪が比較的よかったが、下部は高温のためか山同様にグサグサ雪であった。かろうじてボトムまで雪は繋がっていたが、来週にはゴンドラ往復になるだろうか。

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下山し、車に戻ると、車のフロント部分にうっすらと黄砂が積もっていた。行動中は花粉症の症状できつかったが、黄砂も原因しているかもしれない。

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道の駅おたりで下山飯を食べてから、今宵の宿に向かった。

9年ぶりの蓮華温泉は、還暦となり体力も衰え、単独でもあったので、以前に比べると、だいぶのんびりまったりのツアーとなった。できればこれ以上体力は落としたくいないものである。年相応のトレーニングで体力を維持しながら、山とスキーをこれからも続けていきたいと思う。

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