« March 2026 | Main | May 2026 »

April 30, 2026

地元にて今年初の山菜採り

今シーズンはしっかり春スキーをしているので、出遅れたが、ようやく最初の山菜採りへ行ってきた。場所は明らかにできないが、地元の山である。

Img_9649

コシアブラ

Img_9657

タラ

Img_9650

タカノツメ

コシアブラやタラなどは葉が広がったものばかりだったが、標高の高い所でなんとか旬のものを採ることができた。

Img_9656

ウドはまだ芽が出たばかり。

Img_9646

リョウブ
樹皮が特徴である。

Img_9658

サンショウ

Img_9631

イワタバコ

Img_9634

ユキノシタ

Img_9636_20260430173701

ウワバミソウ(ミズ)

Img_9640_20260430173701

ギボウシ(ウルイ)

Img_9671

ここにあげた種類を全て採ったわけではない。

Img_9677 Img_9679

天ぷらをメインに、コシアブラご飯などで春の味を楽しんだ。

| | Comments (0)

April 29, 2026

南葛城山:静かな山歩きのはずが...

山スキーに行かない週末は、人が少ない低山を歩こうと南葛城山に行くことにした。静かな山歩きのはずが、藪漕ぎでマダニに食いつかれ、南葛城山からの下山ではトレランレースに遭遇したのだった。

【日程】2026年4月25日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【山名】南葛城山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇りのち晴れ
【コースタイム】滝畑ダムバス停9:50〜千石谷林道岩湧登山口10:03〜千石谷大滝10:46〜南葛城山北尾根分岐10:52〜一本杉13:09〜南葛城山13:00-03〜林道出合い13:26〜御所台ノ森13:52-57〜阿弥陀山前分岐14:31〜岩湧山三合目14:56-59〜越ヶ滝分岐15:21〜紀見峠駅15:49

雪融けが進み、春スキーができるのもそう長くはなさそうである。できれば毎週のように山スキーに行きたいが、ゴールデンウィークには山スキー遠征を控えていることもあり、そこまでの経済的余裕はない。そんな時は近場で人が少ない山を歩こうと、南葛城山に行くことにした。

Img_9627

南葛城山へは滝畑ダムからアクセスすることにした。滝畑ダムへは河内長野駅からコミュニテイバスを利用する。滝畑湖畔にはバーベキュー場があり、何組かがデイキャンプを楽しんでいた。

Img_9628

岩湧山登山口からトレイルに入る。

Img_9629

登っていくと、千石谷林道が横切るので林道に入る。

Img_9630

林道沿いの水溜まりにはアカハライモリが生息している。

Img_9635

ヤマブキ

Img_9637

シャガ

Img_9638

キシダマムシグサ(ムロウマムシグサ)

春の花を観察しながら林道を進む。

Img_9639

千石谷大滝15mを過ぎる。

Img_9641

一本杉への北尾根の取付点にはマーキングがある。

Img_9642

千石谷を徒渉して対岸に渡る。

Img_9644

すぐに不明瞭な道の急登となる。

Img_9645

北尾根に乗る。

Img_9647

タヌキの溜め糞があった。

Img_9651

斜度が緩んで平坦地になると、ヒトの背丈ほどのササ藪漕ぎになる。踏み跡を外すと結構藪漕ぎきつくなるが、方角さえ間違えなければ踏み跡に戻れる。ここでマダニに食いつかれたことに帰宅後に気づく。3日後にはウルシかぶれも発症する始末。

Img_9652

ササ藪漕ぎを終えると、一本杉はすぐであった。

Img_9653

南葛城山の山頂を踏む。ここまでの登山道では誰とも会わなかった。下山は紀見峠駅とし、紀見峠方向へ進む。

Img_9662

紀見峠方向に進むと、林道に出る。またしばらく進むと、「参道入口 山神社 祭神 大山津見命」という案内板があった。御所台ノ森という場所である。大山津見神(オオヤマツミ)は、日本神話に登場する山の神の総元締めで、イザナギとイザナミの間に生まれた自然神で、山全体を支配する神であり、農業、産業、酒造の神として信仰されているとのこと。

Img_9663

案内板に従って進むと、祠があった。これまで何度もこの道を歩いていたが、ここに祠があることに初めて気づいた。案内板は最近整備されたのだろうか。この祠がある御所台ノ森は、大阪府と和歌山県の境にあり、ちょうど千石谷の支流である森ノ谷の源頭部に位置する。村影弥太郎の集落紀行によると、森ノ谷には、かって季節的な居住が行われた集落があり、12月下旬から2月下旬の厳冬期に当時の特産品であった凍豆腐(高野豆腐)を製造していたそうである。江戸時代後期には五葉谷・醤油谷・中ノ谷などとともに複数の豆腐小屋が建てられていた。この頃の製造従事者たちは、森ノ谷付近の山頂に森の宮神社を祀ってこの守護神を中心に集結したそうで、この祠にはその森の宮神社の可能性があるらしい。現在は、和歌山橋本市の山田・吉原地区が管理しているようだ。

Img_9666

ミヤマシキミ

Img_9667

南葛城山から阿弥陀山前分岐までは、あまり人と出会わない道なのに、なぜかトレイルランナーと次々とすれ違う。どうやらトレランのレースが開催されていたようで、残念ながら下山路は静かな山歩きとはならなかった。

Img_9668

それでも新緑は美しい。私も元トレイルランナーだが、当時はレースにも参加し、海外レースでは有名なUTMBにも参加したことがある。しかしながら、レースに参加すると、山をじっくりと楽しむことは難しくなる。その後、アキレス腱を痛めてからは、トレランからも引退してしまった。還暦を越えてからは、山スキーでも沢登りでも、マイペースの山を楽しむことにしている。

Img_9669

岩湧山3合目を経て、根古川林道まで下りると、林道脇にサツマイナモリが咲いていた。

Img_9670

紀見峠に下山した。久しぶりのハイクは、山スキーと筋肉の使い方が異なるのか結構疲れた。

Mite1

帰宅後、入浴中にマダニがふくらはぎに食いついていることに気づいた。どうやら藪漕ぎ中につかれたようだ。シカのいないエリアということで油断した。

Mite

幸いなことに、まだ食いついたばかりということもあり、トゲ抜きで簡単にマダニは取れた。小さいのでまだ幼虫のようだが、種類までは判別できなかった。まだ感染症のリスクが残っているが、急な発熱がないことを祈る。この3日後にはウルシかぶれが発症した。藪漕ぎは要注意である。

久しぶりのハイクは、静かな山歩きとはいかず、トラブルもあったが、概ね爽快な山行ではあった。

| | Comments (0)

April 26, 2026

立山BCスキー:酒と温泉と雷鳥

Team Kanrekiは乗鞍岳からのハシゴで立山へ。今回の立山でのTeam Kanrekiのお題は、スキーに加えて、「酒と雷鳥と温泉」であった。

【日程】2026年4月19日(日)〜20日(月)
【山域】北ア立山
【場所】立山
【メンバー】バーバ、マメゾウムシ
【天候】4/19 晴れ、4/20 曇りのち晴れ
【装備】テレマーク1、ATスキー1
【コースタイム】
4/19 室堂9:40〜みくりが池温泉9:52-10:15〜雷鳥荘10:33-42〜称名川横断地点10:50-11:17〜雷鳥沢右岸尾根2590m12:35-47〜称名川横断地点13:01-14〜雷鳥荘13:39〜みくりが池温泉14:07(泊)
4/20 みくりが池温泉8:02〜室堂山9:13-27〜雪の大谷上9:36-10:00〜室堂山北面2590m10:35-43〜室堂10:49

乗鞍岳での日帰りスキーツアーを終えたTeam Kanrekiは立山へ向かった。今回の立山でのTeam Kanrekiはみくりが池温泉泊ということもあり、お題は、スキーに加えて、「酒と雷鳥と温泉」とした。今シーズンの初滑りは11月の立山だったが(2025年11月20日〜21日の記録)、2日目が悪天だったために、富山側に下山できなかったというトラブルに見舞われた。その時の顛末については過去ブログを読んでもらいたい。

Img_9581

事前にアルペンルートの立山駅発のWEB切符が取れず、当日券を購入するために6時から立山駅の切符売場に並んだが、切符売場にはすでに長蛇の列ができており、早朝から混雑していた。切符を購入できたのは、並び始めてから1時間15分後で、8時発のケーブルカーであった。なお、モンベル会員は切符購入時に申告すればティッシュがもらえる。

Img_9582

高原バスからの称名滝。春には幻の滝とよばれるハンノキ滝が称名滝の右側に見られる。

Img_9584

立山駅は曇っていたが、雲海の下だったようだ。弥陀ヶ原は雲の上であった。

Tsurugi

高原バスからの剱岳。

Img_9587

室堂に到着する。日曜日だけあって一般観光客が多い。

P4190032

まずは今宵の宿であるみくりが池温泉にチェックインする。お酒など不要な荷物はデポし、雷鳥沢へ向かう。

P4190034 Img_9590

急激な雪融けのためか、全層雪崩の跡が目立つ。クラックの下には近づかない方がよいだろう。

Raicho1_20260426153801

人が集まっているところにはライチョウがいる。羽毛はまだ白い。目の上が赤いのがオスである。これから繁殖期に入るが、さらに目の上の赤さが派手になる。

Raicho3Raicho2_20260426153801Raicho4

目の上が赤くないのはメスである。

P4190036

雷鳥荘まで来る。正面には雷鳥沢である。

P4190038

まずは眼下の雷鳥沢キャンプ場に向けて、通称「ゲレンデ」を滑走する。

P4190040

雷鳥沢キャンプ場を通過する。

P4190045

称名川を横断して、雷鳥沢右岸尾根に取り付く。11月は橋で渡った称名川であったが、この時期はスノーブリッジで渡れる。

P4190047

最初から剱御前まで登るつもりはなく、登りは標高2590mまでとした。

P4190051 Raichosawa

雷鳥沢の中には入らず、あまり荒らされていない西寄りの斜面を滑った。ナイスザラメ雪の滑走であった。前日の乗鞍岳で山での初使用となったBlastrackのおニュー板は、最初はなんとなく違和感があったが、板の特製がわかれば、なかなかいい感じに乗れる。Team Kanrekiはハードさは求めず、まったりマイペースにて快適ザラメ雪の滑りを楽しんだ。

P4190057

滑った斜面を振り返る。

P4190059

滑りは早々と終了して、往路を戻る。

Img_9588 Img_9612

宿に戻り、早速、温泉にて汗を流す。入浴後は、モンベル会員の特典であるソフトクリームを食べてから、生ビールで乾杯となった。生ビールの後は持参した日本酒「立山」を味わった。

Img_9613

みくりが池温泉の夕食は相変わらず豪華であったが、疲れと酔いで、夕食後には早々と就寝してしまった。

Img_9614

起床したら顔が浮腫んでいた。還暦の同行者も同様とのこと。3月に蓮華温泉に泊まった時も同様に起床時に顔が浮腫んでいたが、60歳を超えると、高所で呑んだ翌日には顔が浮腫むものなのだろうか。朝食はビュッフェ方式のため、つい取り過ぎてしまう。おかげでこの日は行動食を食べることはなかった。

P4200062

2日目は室堂山へ行くことにした。朝のうちは雲の多い天気で、風は前日より強かった。気温は高めで、出発時点で雪はほぼ緩んでいた。

P4200064

室堂山を目指す。

Img_9622

高曇りであったため、室堂山展望台からは立山から槍ヶ岳までの日本オートルートの全貌を眺めることができた。

Img_9621

日本オートルートの続きである。

Img_9620

立山カルデラの眺め。11年前にカルデラ内を滑ったこともある(2015年5月9日〜10日の記録)。この時と比べると、最近は今回同様にだいぶソフトなスキーツアーが多い。

Img_9623

大日三山の眺め。

Img_9624

剱岳の眺め。強風のためバーバさんは厳冬期仕様である。

P4200070

雪の大谷方向にドロップする。

P4200072

大斜面の滑走は気持ちが良い。

P4200074

ギャラリー多数の雪の大谷の真上へ滑り込む。

Img_9616

雪の大谷の真上で観光客を眺めながら大休止とする。平日の月曜日にもかかわらず、雪の大谷は多くの観光客で溢れていた。大多数は外国人観光客なのかもしれない。

P4200075

室堂山方向へ登り返す。

P4200077

最後は室堂への滑走で締める。午後からガスが出るようなので、長い帰路も考えて、正午前の早めの終了となった。

P4200079

相変わらず、観光客が多い室堂であったが、やはり外国人観光客の団体が多かった。帰り支度をしていると、もう10年以上前になるが、かって山岳スキー競技大会に参加していたことがあり、その当時に一緒に大会に参加していた懐かしいメンバーにお会いした。

P4200080

下山は、平日なのに外国人観光客の団体でごった返すアルペンルートであった。立山駅にはモンベルの店舗ができていた。かっては食堂だった場所である。

Img_9617

帰路途中、立山のローカルコンビニであるサンダーバードに初めて立ち寄ってみた。このお店の特徴はおにぎりとサンドイッチの種類が多いことである。クマやアナグマなどジビエのおにぎり、おでんを挟んだ変わり種サンドイッチなどがあり個性が強い。辛いもの好きとしては、REDHOTO辛チキンを食べてみたが、想定よりもだいぶ辛い味で美味しかった。立山に来たら、ぜひ立ち寄ってみてほしいお店である。

Team Kanrekiによる立山スキーツアーは、年齢による衰えもあり、以前のようなハードな滑りを求めることはしなかったが、「酒と雷鳥と温泉」のお題だけはしっかり全うした2日間であった。次シーズンは、はたしてどんなスキーツアーになるのだろうか。体を鍛え直して再び体力を向上できるのか、それともさらにソフトなスキーツアーとなるのだろうか。

| | Comments (0)

乗鞍岳:三本滝からスキーで滑り台往復

2年ぶりの乗鞍岳はナイスザラメ雪だったが、Team Kanrekiにとっては体力の衰えが課題であった。

【日程】2026年4月18日(土)
【山域】北アルプス南部
【場所】乗鞍岳
【メンバー】バーバ、マメゾウムシ
【天候】曇り
【装備】テレマーク1,ATスキー1
【コースタイム】三本滝駐車場8:09〜かもしかリフト最上部(ツアーコース開始点)9:05〜ツアーコース終点10:44〜滑り台トップ(2790m)12:35-47〜ツアーコース終点13:01〜かもしかリフト最上部(ツアーコース開始点)13:38〜三本滝駐車場14:04

暖かい日が続いたことから。雪融けが急激に進み、標高が低い西日本や奥美濃の山での山スキーはすでに厳しい状況である。そうなると中部山岳の標高の高い山に行くか、東北や北海道など北の山に行くしかない。ゴールデンウィークには遠征も可能ではあるが、その直前ということであれば、普通に週末しか休めない。短期間の遠出はコスパが悪いため、行き先は大阪から片道500km以内の中部山岳に限定されてしまう。ちょうど乗鞍岳では三本滝まで車が入れるようになり、立山ではアルペンルートの営業が開始されたこともあり、この機会に乗鞍岳と立山の2本立てで山スキーツアーを計画することにした。同行者は前々から約束していた同い年のバーバさんであり、Team Kanrekiの結成となった。平日の月曜日も休めるということで、週末と繋げて3日間のスキーツアーとした。

3日間のスキーツアーの1日目は、日帰りで乗鞍岳の計画とした。昨シーズンは乗鞍岳へは行けなかったので、乗鞍岳で滑るのは2年ぶりのこととなる(2024年5月18日の記録)。Mt.乗鞍スノーリゾートが営業している期間であれば、ゲレンデトップまでリフトを使えるが、既にスキー場はクローズしている。春山バスが運行していれば、位ヶ原山荘まで乗車ができるが、運行は4月27日からである。ちょうどその端境期ということもあり、今回は三本滝駐車場からのハイクアップが要求される。カモシカゲレンデを登り、ツアーコースを経ることになる。それでも三本滝駐車場まで車が乗り入れることができるようになったため、ゲレンデを下部から登るよりはマシである。

Img_9568

7時過ぎに三本滝駐車場に到着したが、すでに駐車場には多くの車が駐まっていた。道中、我々のすぐ後ろを走っていた車が隣に駐車したが、車から下りてきた人は、なんと私が主催したテレマークスキーイベント「つながろうテレマーク!全員集合!2026」に参加してくださった山ヤのゲンゴロウさんであった。ゲンゴロウさんたち3人は剣ヶ峰を目指して出発していった。

P4180001

我々も後を追って出発するが、Team Kanrekiは急がずマイペースで行くことにする。三本滝駐車場からはまずはカモシカゲレンデを登るが、例年のこの時期ならば一面が雪に覆われているはずが、すでにゴールデンウィーク終了後ぐらいの残雪となっていた。頑張ればシール登行も可能だが、除雪された乗鞍エコーラインの車道を1回は横断しなければならないので、スキーを担いでシートラで登ることにする。いつもながらテレブーツでの歩きにくさと、担いだスキーの重さでスピードは上がらない。一応、軽量スキーではあるのだが、以前のような体力がないのを痛感する。

P4180002_20260426135601

予想通りにエコーライン下部は既に除雪済みだった。

P4180003_20260426135601

真っ直ぐにゲレンデを登ると、もう1回エコーラインを横断することになるので、それを避けるために、エコーラインのヘアピンまで進み、そこから残雪のある斜面に取り付いた。

P4180004_20260426135601

カモシカゲレンデのトップ近くで雪がつながりだしたので、シール登行を開始する。

P4180006_20260426135601

ツアーコース入口はぎりぎりの残雪状態だった。この入口の通過時に、「乗鞍大雪渓 Web Site」の管理さんと会い、少々会話をする。この時の写真が「乗鞍大雪渓 Web Site」に掲載されている。

P4180008_20260426135601

最近はツアーコースが滑走可能な時期の終了が早くなっていることもあり、ツアーコースを進むのは実に6年ぶりのことであった(2020年3月19日の記録)。

P4180009_20260426135601

ツアーコース終点の急斜面に出る。厳冬期は雪崩に注意が必要な場所だが、雪が締まったこの時期であれば雪崩リスクは少ない。それでもなるべく斜度の緩い所を登る。

P4180010_20260426135601

位ヶ原に出ると、風も強くなるが、気温が高いこともあり、十分に耐えられる。残雪は例年より明らかに少ない。

P4180011

滑り台を目指して進む。

P4180012

槍ヶ岳・穂高岳の眺め。

P4180013

最後の登りに入る。先行者たちが滑り下りてくる。雪はザラメ雪で滑りやすそうだ。

P4180016

滑り台のトップに到着する。右から摩利支天岳・朝日岳・剣ヶ峰の眺めである。

P4180017

我々が滑り台のトップに到着した時間が悪かったのか、急に風が強くなり、小雪が舞い出し、ガスも出てきた。急いで滑走の支度をする。

P4180018

位ヶ原へ向けてドロップ。

P4180020

ナイスザラメ雪だった。以前であればもう1本登り返すところだが、最近のツアー1日目はだいたい調子が良くなく、天気もあまり良くないこともあり、そのままツアーコースを下山することにする。

P4180024

風のないツアーコース内で休憩を取った。下山後に運転もあるので、ノンアルコールビールである。今回使用したテレ板は、山では初使用のBlastrackのおニュー板であったが、概ね乗り心地は良かった。急に緊急地震速報のアラームが鳴って驚くが、全く揺れなかった。長野北部では震度5強の地震であった。

P4180025

つぼ足登山者でボコボコとなった荒れ気味のツアーコースを滑る。

P4180027

残雪ぎりぎりのツアーコース始点を、横滑りをまじえてなんとか下りる。おそらく来週には雪はないと思われる。無理してツアーコースを往復するより、4月27日から春山バスが運行されるので、それを待つのがベターだろう。

P4180028

ゲレンデトップで雪が途切れるが、スキーを脱いで何とか雪をつなげる。

P4180030

さらに2回ほどスキーを脱いで、エコーラインを横断する。

P4180031

最後はカモシカゲレンデのぎりぎりの残雪を滑り、三本滝駐車場手前まで滑ることができた。

この時期になると行き先が限られてくるので、山スキー仲間と遭遇する機会が増える。駐車場では山スキー仲間のランドレさんに会い、朝にお会いしたゲンゴロウさんたち一行も我々の到着後すぐに戻ってきた。ゲンゴロウさんたちは剣ヶ峰まで行ったそうである。

Img_9570

下山後にトイレで立ち寄った観光センターで、再び緊急地震速報のアラームが鳴った。今度は揺れたが、すぐに揺れは収まった。

2年ぶりの乗鞍岳はナイスザラメ雪だったが、Team Kanrekiにとっては体力の衰えが課題であった。翌日からは立山でのスキーツアーである。地震の影響が若干気になったが、のんびりと下道利用にて富山へ向かうことにした。

| | Comments (0)

April 14, 2026

扇ノ山:残雪は賞味期限だけどBCクロカンで軽快に!

春の恒例である扇ノ山への軽快スキーツアーへ、今年も上山高原から行ってきた。例年と異なるのは装備がBCクロカンであることと雪の少なさ。藪スキーとなり、BCクロカンではまるで初心者に戻ったように転びまくり、緩斜面でさえもスリルを楽しめたのであった。

【日程】2026年4月12日(日)
【山域】中国東部
【場所】扇ノ山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】BCクロカン
【コースタイム】上山高原避難小屋7:11~小ヅッコ登山口7:49-57~小ヅッコ8:30~大ヅッコ9:07~扇ノ山9:39-10:35~大ヅッコ11:03~河合谷牧場1160m11:33〜小ヅッコ11:45〜小ヅッコ登山口12:04-10~上山高原避難小屋12:44

春の恒例である扇ノ山への軽快スキーツアーへ、今年も上山高原から行ってきた。昨年も同じ日に行ったが、大雪だった昨年は残雪豊富で、快適なスキーツアーを楽しめた(2025年4月12日の記録)。今年は雪が少ないので、厳しい状況であるのは覚悟のうえであった。

P4120013

上山高原からの扇ノ山往復は緩斜面しかないので、NTNなどスペックの高いハードな道具は必要ない。いつもはテレマーク革靴とステップソール板の組み合わせでサクッと上山高原から往復していたが、今回はBCクロカンで行ってみることにした。実は顧問をしているワンダーフォーゲル部にBCクロカンの寄付があり、自分の足のサイズと同じだったので、部員より先に試履きをしてみたかったからである。結論から言うと、しっかりゲレンデで練習してから行くべきだった。慣れていないBCクロカンでは、藪スキーは難しく、初心者に戻ったように転倒しまくった。それでも終盤にはなんとなく乗れるようにはなったが、事前練習していればもう少し楽しめたかもしれない。

P4120001_20260414064101

スタートの上山高原は昨年は雪原であったが、今年はわずかに残雪があるだけだった。

P4120031

上山高原から先の林道は車両通行止めとなっているが、土日は除雪作業は行っていない。

P4120002_20260414064101

林道はすでに除雪されていた。

P4120003

残雪少なく、スキーで行くのはもう賞味期限だろうか。

P4120004_20260414064201

タムシバの花が所々で咲いていた。

P4120005_20260414064201

小ヅッコ登山口まではスキーを担いでの林道歩きであった。BCクロカンのブーツは軽登山靴に近い軽快な履き心地で歩くのは楽であったが、初めて履いたこともあり、ブーツに慣れていないためか、右足のかかとに靴擦れができた。BCクロカン用のスキー板はステップソールの細板で軽く、担ぐのも楽であった。ちなみにビンディングはNNNBC規格である。小ヅッコ登山口からの夏道は雪が少なく、スキーでの登行は厳しそうであった。

P4120006_20260414064201

いつもは登山口の右にある沢の左岸の斜面に取り付くが、雪融けでだいぶ藪が濃い。夏道をスキーを担いで登るのも気が乗らない。ここはあえて藪漕ぎ覚悟で、左岸の斜面に取り付くことにする。ステップソール板なので、シールはつけないで登る。

P4120007_20260414064201

案の定、藪をかき分けながらの登りとなった。

P4120008

なんとかスキーを脱がずに稜線に乗ることができた。

P4120009_20260414064201

小ヅッコを通過する。ここまでは残雪少なく藪も濃く、なんとか雪を繋げて進んだ。

P4120010

大ヅッコへの登りに入る。

P4120011_20260414070701

大ヅッコから扇ノ山のコルまでは下りとなるが、南面で日当たりが良いためか、ほぼ残雪が途切れていた。雪のない箇所をパタパタとスキーを履いたまま歩いたりして、かろうじてスキーを−脱がずに進めたが、まともな滑りはできなかった。

P4120012_20260414070801

扇ノ山への最後の登りに入る。

P4120014_20260414070801

避難小屋のある扇ノ山の山頂に到着する。なんとか山頂までスキーを脱ぐことなく来ることができたが、おそらくスキーでは今回が賞味期限と思われる。山頂のベンチでは2人のATスキーヤーが休んでいた。1人は四国からのスキーヤーで、なんとこのブログのリーダーでもあった。情報交換をしたり、昼食を取ったりして、1時間近くも山頂で過ごしてしまった。

P4120015

山頂からの氷ノ山の眺め。氷ノ山は今シーズンは1回しか行けなかった(2026年2月21日の記録)。

P4120016_20260414070801

山頂からは比較的木がまばらな東面を滑った。慣れないBCクロカン仕様のため、いきなりの転倒で始まる。しっかりゲレンデで練習してから行くべきだったかもしれない。プラスチックブーツなどハードな道具ならば何の問題もなく滑れる緩斜面であっても、BCクロカンならではの不安定さで、スリルを楽しめる面白さはあるのだが...

P4120018_20260414070801

東面からはトラバースでコルへ戻る。雪が途切れている大ヅッコへの登りは、東側から巻き気味に登って、なんとか雪を繋いでスキーを脱がずに進むことができた。

P4120019_20260414070801

大ヅッコからの滑りで、なんとかBCクロカンの滑りの要領がわかってきた。やはり事前練習はするべき。

P4120020_20260414070801

小ヅッコの手前から河合谷牧場にも立ち寄ってみた。

P4120021_20260414073401

河合谷牧場の1160m小ピークからの日本海の眺め。

P4120023_20260414073401

小ヅッコに戻る。

P4120024_20260414073401

小ヅッコから下部は、残雪が途切れ気味で藪も濃く、BCクロカンでの滑りは厳しい。

P4120025 P4120027

ステップソール板の機動力で藪を掻い潜りながら、なんとか板を履いたまま小ヅッコ登山口まで下りることができた。

P4120029

あとはスキーを担いでの林道歩きのみ。BCクロカンは歩きやすく、こういう状況では有利である。小ヅッコ登山口の近くには5台分ほどの駐車スペースがあり、朝にはなかった車が2台駐まっていた。林道が除雪済みであることを知っていれば、ここまで車で入ることもでき、片道30分以上かかる林道歩きを省略できるのはよい。

P4120030

林道からは眼下に菖蒲池が眺められる。

Img_9562

駐車地点である上山高原に戻る。ここには避難小屋がある。

Img_9563

避難小屋の中はこんな感じでトイレもある。以前にここに泊まって、2日間周辺を滑ったこともある。

Img_9564

上山高原の案内板。無雪期にキャンプに来るのもよいかもしれない。

毎春恒例の扇ノ山スキーツアーは、今回は残雪少なく、まともに滑れたのは扇ノ山の東面と大ヅッコの北面ぐらいだった。雪上に落枝も多く、滑りの障害になった。来週にはさらに融雪が進んで、よりスキーには厳しい状況になるだろう。今回は小ヅッコ登山口から山頂までかろうじて雪を繋ぎ、スキーを脱がずに往復はできたが、慣れないBCクロカン装備では少々修行気味であった。それでも不安定なBCクロカンの面白さはわかったので、来シーズンはしっかり練習して楽しみたいと思う。

| | Comments (0)

April 04, 2026

来馬温泉 風吹荘:下山後の湯治宿

Img_9539

蓮華温泉からの下山後は、来馬温泉 風吹荘に宿泊して、ハシゴ湯治とした。風吹荘に前回宿泊したのは2012年の年末だったので、実に13年以上ぶりのことであった。この宿のウリは源泉掛け流しの温泉であるが、少し熱めである。設備は古いがお湯はよい。宿の場所は、道の駅おたりから紙すき山牧場方向に1kmほど進んだ所にある。

Img_9541

源泉掛け流しの温泉に加えて、料理が豪華で美味しいこともウリである。まずは前菜だが、アワビの刺身、鹿肉のパテ、海老をソースで絡めたもの、小谷漬けといきなり豪華である。これだけで終わってもよいぐらいであるが、フルコースはまだまだ続く。

Img_9542

ハマグリの茶碗蒸し。写真を撮り損ねたが、マグロの刺身と山芋の酢の物もあった。料理に合わせる地酒は、大雪渓(普通酒)、月波ノ波(普通酒)、月波ノ月(純米酒)、小谷錦(純米吟醸酒生酒)、北安大国(純米吟醸酒)の5種類。このうち大雪渓、月波ノ波(普通酒)、小谷錦の3種類を料理と共に味わった。

Img_9543

鯛飯が出てきたので締めと思ったが、まだ料理は続くとのこと。宿泊者は、平日ということもあり私の他に2名だったが、うち1名は夕食中の到着だった。

Img_9544

メインディッシュはカモのもも焼きであった。

Img_9547

山菜の天ぷらも出てきた。フキノトウは近くの河原で摘んだとのこと。

Img_9548

締めが蕎麦だった。お替わりもあり、お腹がいっぱいになるまで堪能した。

Img_9551

翌朝は生憎の雨であったが、この日は帰阪のみである。朝食前にひとっ風呂浴びる。

Img_9549 Img_9550

朝食も小鉢の品数が多く、豪華であった。朝からお腹いっぱいになる。

宿は設備面で老朽化している箇所は多く、時期的にカメムシが多かったが、それらを我慢できれば満足できる宿である。テン泊をする山ヤであるならば、特に問題は感じないだろう。宿泊費も1泊2食付きで11,500円と決して高くはない。

雨が弱くなった頃にチャックアウトし帰阪についた。高速代節約のために北回りで京都東ICまで下道を走った。

Img_9552

ランチは、金沢のゴーゴーカレーにて金沢カレー。

Img_9553

湖西道路を走って京都東ICへ。

まったりとBCスキーと温泉を楽しんだ4日間の信州での春休みであった。翌朝は病院で血液検査があるが、はたして結果はどうなるだろうか。

| | Comments (0)

大町山岳博物館:白馬への移動途中にて

蓮華温泉への入山前日は、寄り道をしながらのんびりと白馬へ移動した。

咋今はガソリン代が高く、高速代も高い。円安に加えて、イランとアメリカ・イスラエルとの戦争まで始まり、ガソリン代の高騰が止まらない。公共交通機関を利用するという手もあるが、遠方の山に行くには時間的に効率が悪く、スキーなどの重荷を運びにくい。できる限り交通費は安くしたいところだが、手段は高速代をケチるしかない。しかしながら全て下道利用だと、大都市の移動は渋滞が多く効率が悪い。そのため渋滞しやすい区間のみうまく高速道路利用で、できる限り効率よく安く行けないかを模索している。今のところ、大阪の堺から信州方面へは2つの行き方を見つけている。1つは北回りで、近畿道から名神の京都東ICまでは高速利用で、湖西道路で敦賀に出て、あとはひたすら糸魚川まで国道8号を移動し、糸魚川からは国道148号を南下する。もう1つは南回りで、西名阪から無料の名阪国道利用を経由し、東名阪・名二環を通り、勝川ICまで高速利用で、あとはひたすら松本まで旧中山道である国道19号を移動し、松本からは国道147号・148号を北上する。高速料金は休日割や深夜割があると多少料金は変わるが、前者が2,000円ちょっと、後者が3,000円ちょっととなる。

今回は初日に余力があれば乗鞍岳へBCスキーに行く予定にしていたため、乗鞍高原に距離的に近い南回りとした。しかしながら前夜遅くに木曽福島の道の駅まで移動し車中泊したまではよかったが、朝に起きられず、初日はのんびり移動だけになったという顛末であった。徹夜移動で寝不足でも山を登った若い時の気力は今は維持されていない。

Img_9478

道の駅木曽福島からの木曽御嶽山の眺め。十分に滑れそうだが、御嶽スキー場がこの週末でクローズしたため、アクセスが不便である。おんたけロープウェイがゴールデンウィークから営業を開始するが、その時まで雪が残っているかである。あとは中ノ湯までの林道がいつ通れるようになるかである。

Img_9531

道の駅日義木曽駒高原からの中央アルプスの眺め。木曽駒ヶ岳の千畳敷周辺ならばゴールデンウィークまでは滑れるだろう。

Img_9481

池田町までやってきた。長野県では人気のスーパーマーケットTSURUYAで入山前の買い出しを行った。

Img_9510

久しぶりに市立大町山岳博物館を見学することにした。前回は娘がまだ小学生だったので、おそらく15年ぶりぐらいになるだろうか。観覧料金は大人450円だが、モンベル会員は50円引きとなる。

Img_9483

観覧はまずエレベーターで3階に上って、上の階から下の階へという順序になる。3階では「大町のプロフィール」が紹介されている。

Img_9482

3階の大きな窓から北アルプス後立山連峰の展望が楽しめる。大町市内に位置する標高2,400m以上の山岳38座のうち30座の山岳の概要、残雪模様の雪形や大町市周辺に伝わる民話についても紹介されていた。

Img_9484 Img_9486

2階に下りると、「水の惑星 地球46億年の生い立ち」について紹介されている。自分の専門にも近く、授業の教材にもなりそうである。

Img_9485

シアノバクテリアの化石であるストロマトライトが展示されていた。シアノバクテリアは最初の光合成生物である。地球の大気には最初は酸素はなかったが、シアノバクテリアの出現により、大気中に酸素が蓄積したことで、その後の酸素呼吸生物の進化につながる。酸素呼吸で大量のエネルギーを使えるようになった生物は、その後、活動性と大型化を進化させることになる。

Img_9487 Img_9488

「日本列島の生い立ち」についても紹介されている。大町が糸魚川−静岡構造線上に位置することから、フォッサマグナ(大地溝帯)について解説されている。今更ながら恥ずかしいことではあるが、フォッサマグナと構造線は異なる意味であることを知った。フォッサマグナは日本列島が大陸から分離した時にできた台地の裂け目(地溝)のことであり、糸魚川糸魚川−静岡構造線と柏崎−千葉構造線に挟まれた範囲と広がりを持つのに対して、構造線は地層群同士または地塊同士の境界、つまり地体構造の境界を成す線である。フォッサマグナには、新生代新第三紀以降に広がった海に堆積した地層や、激しい海底火山活動による火山岩や深成岩などが広く分布し、地殻変動のために犬規模な褶構造が見られるなど他の地域とは異なる特徴がある。

Img_9489 Hyoga

場所柄、日本の氷河についても紹介されていた。

Img_9492

大町市の市街地から高山に至るまでの多様な環境にすむ生物についても紹介されている。

Img_9491

山岳博物館でのカモシカの飼育は「岳子」から始まったとのことで、剥製が展示されていた。

Img_9493

場所柄もあり、この博物館のウリはライチョウの展示である。

Img_9494 Img_9495

1階では「北アルプスと人とのかかわり」について紹介されている。私も愛好しているイワナ釣りについても触れられていて、当時の毛鉤などテンカラ釣りの道具が展示されていた。

Img_9509

博物館の屋外には付属園があり、周辺や山岳地帯でみられる動物や植物が飼育・栽培されている。

Img_9497

日本のライチョウに最も近縁なスバールバルライチョウ。ツンドラ気候の北極圏に生息している。

Img_9498 Raicho_20260404121901

国産のライチョウも保護・研究を目的に飼育されている。

Img_9506

トビを飼育しているのは珍しい。怪我などで保護されたらしい。

Img_9507

国産のフクロウ。1996年に巣から落ちたところを保護され、今年で30歳になるおじいちゃんフクロウ。老化による白内障が進行しているとのこと。

Img_9508

自分の尻尾を追いかけ回すタヌキ。

Img_9504

周辺ではフキノトウが咲いていた。

Kicho

気温が高い日だったこともあり、キチョウが舞っていた。キチョウは成虫越冬である。

Img_9513

近くには鷹狩山があり、ハイキングコースが整備されているらしい。車でも行けるらしいが、機会があれば登ってみたい。久しぶりの山岳博物館の見学は充実した時間であった。

Hawk_20260404123301 Hawk1

白馬に着くと、タカのペアとカラスがバトルしていた。カラスより大きいのでクマタカだろうか。写真ではわからないが、トビではなさそうだった。

Img_9516

夕食は虹屋丼丸白馬店で海鮮丼を購入しようと行ってみると、店のドアには冬季は別の場所で営業しているとの案内があった。すぐに車で移転先に移動して無事購入。4月からはまた元の店舗にて営業するとのこと。やはり海鮮には日本酒が合う。前夜は睡眠時間が短かったこともあり、翌日の蓮華温泉へのBCスキーに備えて早めの就寝となった。

| | Comments (0)

April 03, 2026

蓮華温泉:白馬乗鞍岳を越えてスキーで湯治へ

春休みを取得し、お気軽な単独にて、9年ぶりに蓮華温泉へ白馬乗鞍岳を越えて湯治に行ってきた。

【日程】2026年3月29日(日)〜30日(月)
【山域】北アルプス・後立山
【場所】白馬乗鞍岳・蓮華温泉
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】3/29 晴れ、3/30 晴れ
【装備】テレマーク
【コースタイム】
3/29 ロープウェイ自然園駅9:05〜天狗原10:46-57〜白馬乗鞍岳12:05〜白馬大池山荘12:18-29〜天狗ノ庭12:49〜蓮華温泉ロッジ13:28
3/30 蓮華温泉ロッジ7:51〜振子沢方面取付8:08〜小苺平(1620m)付近8:43-52〜千国揚尾根2200m10:49〜天狗原11:42-12:08〜成城大学小屋12:23〜キッチン栂の森12:37-56〜ゴンドラ中間駅13:12〜(ゴンドラ乗車)〜栂池高原駅13:21〜第2駐車場13:31

春休みを取得し、お気軽な単独にて、久しぶりに蓮華温泉へ白馬乗鞍岳を越えて湯治に行くことにした。調べてみると、蓮華温泉に行くのは実に9年ぶりということが判明した。9年前は振子沢からのアプローチで蓮華温泉に行き、翌日にツアーコースを木地屋に抜けた(2017年3月28日〜29日の記録)。その前はさらに14年前のことで、その時は初めて山岳スキー競技大会に参加した翌日に入山し、天狗原から振子沢経由で蓮華温泉を往復した(2012年4月9日〜10日の記録)。今回は年齢による衰えもあってその当時の元気さは既にないので、とりあえず天狗原まで登ってみて、天気が悪いもしくは疲れたならば振子沢からのアプローチにて、天気が良く余力が十分にあれば白馬大池から天狗ノ庭経由のアプローチを取ることにした。帰路は、単独ということもあり、スキーで駐車地点に戻れる振子沢を登り返すことにした。

Img_9521

栂池高原スキー場のゴンドラリフトとロープウェイを利用するが、1泊するため少し離れた第2駐車場に駐車する。ゴンドラリフト+ロープウェイ片道券3230円を購入するには登山届の提出が必要であるが、オンラインで提出した場合はその旨を言えばよい。ゴンドラ乗り場ではテレ仲間のN夫妻と会った。

Img_9522

ゴンドラに1人で乗車する。雪融けが急速に進んでいて、ゲレンデ下部は雪をかき集めてかろうじて雪がつながっていたが、来週にはゴンドラ往復となるかもしれない。

Img_9523

栂池自然園駅に着く。ロープウェイでは富山のテレマーカーのUさんと一緒になった。N夫妻とも再び遭遇した。天気が良く気温も高く、すでに暑いぐらいであった。ここからシール登行を開始する。

P3290002_20260403182301

白馬杓子岳・鑓ヶ岳から唐松岳と後立山の眺めが視界に入る。

P3290003_20260403182301

急斜面を登り切ると、天狗原までは緩い登りとなる。

Img_9524

天狗原に着く。白馬乗鞍岳の斜面に取り付く人たちが見える。

P3290005_20260403182301

体力に余力は十分にあるので、白馬乗鞍岳を登ることにする。休憩してから、白馬乗鞍岳の斜面に取り付く。雪は緩んでいるのでクトーは必要なかった。

P3290007_20260403182701

広い白馬乗鞍岳の山頂に着くと、N夫妻が滑り始めるところに遭遇する。本日は白馬乗鞍岳の往復とのこと。

P3290009_20260403182301

正面には小蓮華山。小蓮華山へ登っている人たちが見える。縦走登山者、もしくは船越の頭か小蓮華山から滑走する人たちだろう。

P3290008_20260403182301

北方向には凍結した白馬大池も眺められる。時間と体力に余力はあるため、白馬大池を横断して天狗ノ庭経由で蓮華温泉へ行くことにする。このルートは初めてであるが、視界があれば問題はないだろう。

P3290010_20260403182301

白馬乗鞍岳から白馬大池へは下りとなるが、たいした距離ではない。雪融けで岩が結構露出していたが、うまくラインを見つけてシールをつけたまま滑走した。トランジッションが面倒というこもあったが、その後、凍結した白馬大池を横断するにはシールの方が楽だろうという判断もあった。

P3290011_20260403184201

白馬大池の北端でシールを外して滑走に入るが、しばらくは斜面のトラバースでの移動。尾根に回り込んだところから、本格的な滑走に入った。上部は雪は緩んでおらず、カリカリ斜面の滑走となった。

P3290012_20260403184201

天狗ノ庭付近(標高2200m付近)まで滑り下りると、前方下方に蓮華温泉が見えた。ここからが結構長かった。

P3290013_20260403184201

標高1750m付近で、滑ってきた斜面を振り返る。ここまで下りてくると、雪はクラストから一転して水分の多いグサグサの重雪となり、実に疲れる。最近降ったであろう新雪なのだろうか。まだザラメ雪にはなりきっていないようで、ちょうど良い状態の雪はなかった。疲れるので休みながら滑る感じとなる。先週の奥美濃の方が快適ザラメで良かった。

P3290014_20260403184201

湿雪がドロドロと落ちたと思われる雪崩跡があった。

P3290015_20260403184201 P3290016_20260403185201

露天風呂がある辺りを横目に見ながら滑る。もう蓮華温泉ロッジは近い。

P3290017

9年ぶりの蓮華温泉ロッジに到着する。まだ13時半であった。到着が早かったこともあり、スキーはまだ1台しか置かれていなかった。

このエリアはちょうどスギ花粉が飛ぶ時期なのか、行動中は花粉症の症状で目は痒いし、くしゃみも出るわできつかった。事前に薬を飲んでおくベきだっと後悔する。

Img_9532 Img_9533

正面には雪倉岳、朝日岳、五輪山の眺めである。もう15年も前のことだが、ゴールデンウィークにここから雪倉岳朝日岳を往復したことを思い出す。あの頃は体力もあったし、雪も豊富だった。最近の蓮華温泉はゴールデンウィークまで雪が持たないことが多い。今シーズンも残雪が少なく、そう長くは持たないかもしれない。

Img_9526

チェックインを済ませて、荷物の整理が終わったら、早速ひとっ風呂浴びる。露天風呂はまだ入れないため内湯だけであるが、時間が早かったこともあり、1人締めであった。入浴後には、歩荷してきたビールで早速一杯始める。風呂上がりの冷えたビールは最高であった。ビールを飲み干した後は、これまた歩荷した日本酒「大雪渓」を呑む。この至極の味わいのためだけに、こんな山奥の秘湯までスキーでわざわざやって来たと言ってもよいかもしれない。1人飲みしている間に到着者も増えていった。

Img_9528

夕食時には追加のビールを購入した。サッポロ発売の新潟限定ビール「風味爽快ニシテ」で、なかなか美味しく、おかずの唐揚げに合った。夕食のご飯がパサパサであったのを除けば、夕食は概ね美味しかった。就寝前にもう一度温泉に浸かり、しっかり呑んで食べての湯治となった。

Img_9534

翌朝は前日の暴飲暴食のためか顔が浮腫んでいた。朝食は豆カレーで、セルフサービスで自由によそることができる食べ放題であった。ちょっと大盛りにし過ぎたが、なんとか食べることができた。おかげで行動中の腹持ちはよかった。

P3300018

雪が緩む時間を考慮して、のんびり出発となった。下山も天狗原へ登り返すだけなので時間は十分にあり、そう急ぐこともなかった。

P3300020

乗鞍沢は割れていた。

P3300021

林道を離れて、振子沢へのアクセスに入る。

P3300022

小苺平を通過中。登り返しではガイドツアーと抜きつ抜かれつとなった。どこかで見覚えのあるガイドさんだったが、後日、JUNRINAさんのツアーであったことが判明する。

P3300023

雪上にはあちこちでセッケイカワゲラがたくさん歩いていて、踏まずに歩くのは至難の業だった。

P3300024

トラバースで振子沢に入る。

P3300025 P3300026

振子沢を詰める。

P3300028

千国揚尾根(標高2200m付近)に乗る。

P3300030

ようやく天狗原に出る。

P3300031

天狗原の祠で大休止。ここまでの登り返しは4時間ほどであった。14年前は同じ登り返しに3時間を切っていたが、ずいぶんと遅くなったものである。

P3300032

前日に登った白馬乗鞍岳。平日ではあるが、そこそこの人数が登っていた。

P3300033

滑走に入る。

P3300034P3300035

雪は緩んでいたが、前日同様に水分の多いグサグサの重雪で疲れる滑りとなった。

P3300036

林道に出る。

P3300037

栂池高原スキー場の栂の森ゲレンデに戻ってきた。キッチン栂の森で少し休憩してから、長いゲレンデ滑走に入った。ゲレンデ上部は雪が比較的よかったが、下部は高温のためか山同様にグサグサ雪であった。かろうじてボトムまで雪は繋がっていたが、来週にはゴンドラ往復になるだろうか。

Img_9536

下山し、車に戻ると、車のフロント部分にうっすらと黄砂が積もっていた。行動中は花粉症の症状できつかったが、黄砂も原因しているかもしれない。

Img_9538

道の駅おたりで下山飯を食べてから、今宵の宿に向かった。

9年ぶりの蓮華温泉は、還暦となり体力も衰え、単独でもあったので、以前に比べると、だいぶのんびりまったりのツアーとなった。できればこれ以上体力は落としたくいないものである。年相応のトレーニングで体力を維持しながら、山とスキーをこれからも続けていきたいと思う。

| | Comments (0)

« March 2026 | Main | May 2026 »