ワンダーフォーゲル部2月雪上訓練(新雪時期向け)
2026年2月6日〜14日の日程で、ワンダーフォーゲル部の山小屋2月合宿が行われたことは、すでにこのブログで報告済みである。この合宿中に、新雪時期の雪山におけるリスクマネージメントとして雪上訓練が行われ、私は顧問としてその技術指導に携わった。今回は時系列を遡って、
その内容について報告したい。
雪上訓練は、2月10日〜11日の2日間で行われた。場所は通い慣れた山小屋の裏山であるが、一部の訓練は山小屋前の雪原でも行われた。昨年は積雪量が多く、山小屋泊の際には雪洞が掘れたが、今年は積雪量が平年より少ないため、横穴式の雪洞は掘れないとの判断でテント泊に変更した。今回の雪上訓練には、近畿大学ワンダーフォーゲル部の部長と部員3名が見学のために同行した。
まずは山小屋前の雪原にて、ビーコン捜索訓練が行われた。最初はいろいろと混乱があったが、何度か繰り返していくうちに、すべてのビーコンを見つけるタイムも速くなっていった。
実際に人を埋めてみて、プローブで人の感触を感じてもらった。
掘り出し訓練も行った。
一通りのビーコン訓練が終わったところで、裏山へ移動する。この移動は、ルートファインディングやスキー登行の練習も兼ねている。スキーが未熟のメンバーはスノーシューやワカンを利用した登山スタイルで登ってもらった。
途中にある斜面にてピットを掘って、積雪構造の観察やコンプレッションテストによって積雪の安定性の評価を行った。新雪と旧雪の境目の結合が弱い傾向が出たが、概ね安定しているという評価だった。
ルッチブロックテストも行った。特に目立った破断は起こらず、こちらも積雪は安定しているという評価だった。
一通りの訓練を終えたら、テントの設営を行う。まずは雪を踏み固めて整地してからブロックを掘り出して、テントを張る予定の周囲に風除けとして積み上げていく。
スキー練習も行った。1年生にとっては初めてのゲレンデ以外の滑走であった。
雪は意外とよかったが、1年生はやはりうまく滑れなかったようだ。
うちの現役部員はそのままテン泊となるが、私と近大ワンゲル部のメンバーは山小屋へ下山した。
翌朝は、現役部員はテン場近くの谷地形を利用して本番さながらのビーコン探索訓練を行った。その後はラッセル訓練とルートファインディング訓練を兼ねて裏山第2ピークまで登った。前日に山小屋にいったん戻った近大ワンゲル部のメンバーも、見学のために再び裏山に登る。私も道案内として同行する。
山小屋第2ピークで、ピットチェックを終えた現役部員たちと合流する。
スキー組は滑走。他のメンバーは歩いて下りる。
テン場に戻る。現役部員はテントを撤収してから下山する。
近大ワンゲル部のメンバーは私と一緒に先に下山した。
この2日間の雪上訓練以外に、現役部員は順番に山小屋前にてビバーク訓練も行った。日帰り装備にてツエルトだけで一晩過ごすというもので、日帰り山行での緊急ビバークを想定している。
今回の雪上訓練で学んだ技術を雪山での安全登山に活かしてもらえればと思う。経験を積むことも重要で、今後も山行を繰り返してもらいたい。近大ワンゲル部においても、今回の見学が彼らの今後の活動の参考と活性化に役立つものになれば幸いである。





















































































































Recent Comments