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February 26, 2026

ワンダーフォーゲル部2月雪上訓練(新雪時期向け)

2026年2月6日〜14日の日程で、ワンダーフォーゲル部の山小屋2月合宿が行われたことは、すでにこのブログで報告済みである。この合宿中に、新雪時期の雪山におけるリスクマネージメントとして雪上訓練が行われ、私は顧問としてその技術指導に携わった。今回は時系列を遡って、
その内容について報告したい。

雪上訓練は、2月10日〜11日の2日間で行われた。場所は通い慣れた山小屋の裏山であるが、一部の訓練は山小屋前の雪原でも行われた。昨年は積雪量が多く、山小屋泊の際には雪洞が掘れたが、今年は積雪量が平年より少ないため、横穴式の雪洞は掘れないとの判断でテント泊に変更した。今回の雪上訓練には、近畿大学ワンダーフォーゲル部の部長と部員3名が見学のために同行した。

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まずは山小屋前の雪原にて、ビーコン捜索訓練が行われた。最初はいろいろと混乱があったが、何度か繰り返していくうちに、すべてのビーコンを見つけるタイムも速くなっていった。

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実際に人を埋めてみて、プローブで人の感触を感じてもらった。

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掘り出し訓練も行った。

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一通りのビーコン訓練が終わったところで、裏山へ移動する。この移動は、ルートファインディングやスキー登行の練習も兼ねている。スキーが未熟のメンバーはスノーシューやワカンを利用した登山スタイルで登ってもらった。

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途中にある斜面にてピットを掘って、積雪構造の観察やコンプレッションテストによって積雪の安定性の評価を行った。新雪と旧雪の境目の結合が弱い傾向が出たが、概ね安定しているという評価だった。

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ルッチブロックテストも行った。特に目立った破断は起こらず、こちらも積雪は安定しているという評価だった。

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一通りの訓練を終えたら、テントの設営を行う。まずは雪を踏み固めて整地してからブロックを掘り出して、テントを張る予定の周囲に風除けとして積み上げていく。

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スキー練習も行った。1年生にとっては初めてのゲレンデ以外の滑走であった。

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雪は意外とよかったが、1年生はやはりうまく滑れなかったようだ。

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うちの現役部員はそのままテン泊となるが、私と近大ワンゲル部のメンバーは山小屋へ下山した。

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翌朝は、現役部員はテン場近くの谷地形を利用して本番さながらのビーコン探索訓練を行った。その後はラッセル訓練とルートファインディング訓練を兼ねて裏山第2ピークまで登った。前日に山小屋にいったん戻った近大ワンゲル部のメンバーも、見学のために再び裏山に登る。私も道案内として同行する。

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山小屋第2ピークで、ピットチェックを終えた現役部員たちと合流する。

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スキー組は滑走。他のメンバーは歩いて下りる。

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テン場に戻る。現役部員はテントを撤収してから下山する。

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近大ワンゲル部のメンバーは私と一緒に先に下山した。

この2日間の雪上訓練以外に、現役部員は順番に山小屋前にてビバーク訓練も行った。日帰り装備にてツエルトだけで一晩過ごすというもので、日帰り山行での緊急ビバークを想定している。

今回の雪上訓練で学んだ技術を雪山での安全登山に活かしてもらえればと思う。経験を積むことも重要で、今後も山行を繰り返してもらいたい。近大ワンゲル部においても、今回の見学が彼らの今後の活動の参考と活性化に役立つものになれば幸いである。

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February 25, 2026

氷ノ山 東尾根と三ノ丸西尾根滑走:今季初のフイルムクラストとコーンスノー

気温上昇でパウダーは期待できなさそうな2月3連休は、いっその事、今季発のザラメ雪を狙おうかとうことで、氷ノ山へ滑りに行くことに。

【日程】2026年2月21日(土)
【山域】中国東部
【場所】氷ノ山
【メンバー】どうちゃん、ばるちゃん、マメゾウムシ
【装備】テレマーク3
【天候】晴れ
【コースタイム】わかさ氷ノ山スキー場リフトトップ8:36〜三ノ丸避難小屋10:10-22〜三ノ丸10:23〜1448m点10:45〜氷ノ山11:11-32〜神大ヒュッテ11:43-12:04〜1448点12:44〜三ノ丸13:14-25〜家の谷川1320m付近13:34-39〜1376mピーク13:53-14:02〜大段のコル14:15〜根安林道合流14:50〜わかさ氷ノ山スキー場センターハウス15:17

気温上昇でパウダーは期待できなさそうな2月3連休は、いっその事、今季発のザラメ雪を狙おうかとうことで、氷ノ山へ滑りに行くことにした。メンバーはテレ仲間のどうちゃん・ばるちゃん夫婦である。日曜日の山の天気は前線通過で悪いという予報だったので、土曜日の日帰りとした。氷ノ山は毎年のように滑りに行っているが、昨年は視界不良のために山頂を経ずにわさび谷を滑走し、オーバーヘッドのパウダーを味わった(2025年1月11日の記録)。

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わかさ氷ノ山スキー場からのアクセスで、回数券(300円)を2枚購入し、リフト2本を乗り継いでゲレンデトップに上がる。

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最初の杉林の登りは硬くクラストしていたため、シールだけでは登行は困難と判断。ゲレンデトップにて、スキーにシールだけでなくクトーも装着した。

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急斜面を抜けたところで、クトーを外す。

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氷ノ山の山頂が見えた。

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三ノ丸への広大な尾根の登りとなる。

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風があったため、三ノ丸避難小屋を風除けにして休憩する。

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三ノ丸を越えると、氷ノ山の山頂までは小ピークが4つほどあり、アップダウンが続く。

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巻ける小ピークは巻く。

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氷ノ山の山頂に到着する。登山者が多い。この頃には雪が緩んでいい感じになる。気温も上がって暖かくなってきた。

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西には遠くに伯耆大山が眺められた。

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南西方向には東山の眺め。

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南西方向の眺め2。

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北西方向には扇ノ山の眺め。

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シールを外して、まずは東尾根を滑走した。

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神大尾ヒュッテまで滑る。

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セッケイカワゲラが雪の上を歩いていた。

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三ノ丸へ登り返す。

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フィルムクラスト。

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三ノ丸に戻る。

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シールを外して、三ノ丸西尾根を滑走する。

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家の谷川の源頭1320mまで滑る。今季初のフイルムクラストをシャリリンと割りながらの快適なコーンスノーの滑走だった。

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1376mに登り返す。

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三ノ丸西尾根を大段のコルまで滑る。この斜面は初めて滑ったが、広く滑りやすい尾根で、フィルムクラストを割りながらの快適なコーンスノーだった。

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大段のコルからは北側の谷へ滑り込む。植林の中の滑りとなる。

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途中にクラストした急斜面の難所があった。横滑りで落とすが、雪玉に引っかかり大転倒となる。幸いなことに大事には至らなかったが、要注意箇所であった。

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難所をクリアして一安心。

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植林の緩い斜面の滑走となる。

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根安林道に出る。途中まで登り基調だったが、斜度が緩く、シールをつけるのも面倒なのでそのまま登る。途中から下り基調になり、そのまま滑っていくととゲレンデに出た。

2月でありながら、春のような陽気の中の氷ノ山の滑走だった。雪も春のようなフィルムクラストとコーンスノー。これはこれでナイスザラメ雪で良かったのだが、もう1回ぐらいはパウダーを滑りたい。もう寒波は来ないのだろうか。

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翌日は山の天気は悪いらしいということで、下山後は、どうちゃん・ばるちゃん宅にておでんパーティーとなり、オリンピックの山岳スキー競技を観ながら深夜まで宴は続いた。

YouTubeにアップした滑走シーンの動画です。

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February 23, 2026

平湯 金山岩:激パウのワサビ谷滑走!

ワンダーフォーゲル部の山小屋2月合宿中にワンゲル部主将・主務の2名と行った山スキーツアーの記録の第2弾で、平湯の金山岩からのワサビ谷滑走の記録です。

【日程】2026年2月13日(金)
【山域】北アルプス南部
【場所】金山岩
【メンバー】ワンゲル部主将、主務、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク3
【コースタイム】平湯温泉スキー場第2リフトトップ8:37〜1921m小ピーク9:19〜2100m10:39〜金山岩直下2400m台地12:36-54〜ワサビ谷滑走〜国道158号線合流13:43〜あかんだな駐車場入口14:15-27〜平湯温泉スキー場14:59

2026年2月6日〜14日の日程で、ワンダーフォーゲル部の山小屋2月合宿が行われ、私も顧問として同行してきた。その際に2日間ほど主将と主務の2名と山小屋を抜け出して、山スキーツアーを行った。1日目は白川郷の野谷荘司山を滑走し、2日目は平湯の金山岩からワサビ谷を滑走した。今回はその2日目のワサビ谷滑走の記録を報告する。

1日目の野谷荘司山は気温上昇で悪雪だった。この気温上昇の中でパウダーを求めるには、標高を上げて北面の樹林帯しかないだろう。そうなると、アクセスが良く、白川郷から比較的近いエリアだと平湯しかない。そこで今季2回目の平湯へ行くことにした。今季は平湯では1ヶ月ほど前に大崩山・猫岳の第3尾根ワサビ谷を滑っているが、いずれもよい雪に恵まれた。今回は、平湯温泉スキー場のリフトを利用して金山岩へ登り、ワサビ谷を滑走することにした。金山岩からの滑走はほぼ9年ぶりとなる(2017年3月5日の記録)。1ヶ月前にはワンゲル部員たちと安房峠道路の平湯ゲートからワサビ谷下部にアクセスしている(2026年1月18日の記録)。いずれも良い雪に恵まれた。

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車は平湯温泉スキー場に駐車する。ゲレデトップには第2ペアリフトでアクセスするが、1回券(300円)2枚が必要である。

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まずは廃ゲレンデを登る。

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平湯尾根に取り付く。

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中根山から早速下りとなる。この後もアップダウンが続く。この平湯尾根をスキーで戻ったことがあるが、アップダウンだけでなく、藪も濃く、結構難儀した記憶が残っている。

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平年より積雪が少ないこともあり、藪が濃く感じられ、ルーファイに苦労する。

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スキー場トップから4時間ほどかかって、金山岩直下の台地に出る。

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1ヶ月前に登った猫岳・大崩山方面の眺め。

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北アルプス南部の眺め。

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拡大して槍・穂高の眺めである。

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ワサビ谷にドロップすると、極上のパウダーで、極上の浮遊感が味わえた。

予定ではワサビ谷中央尾根を滑るはずだったが、木が濃くて、うまく尾根に回り込めず、雪崩リスクは高いが谷滑走に変更する。上部は急斜面の滑走となり、大量のスラフが落ちる。幸いなことに積雪表層はスラブ化はしていないようで、面発生雪崩のリスクは大丈夫そうだ。それでも安全地帯をうまく使いながら高度を落としていく。現役部員もなんとか滑り下りてくる。

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滑り込んだ谷には幸いなことに滝はなく、あっという間に急斜面を滑り終えると、メローな斜面に変わって気持ち的にホッとする。

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1ヶ月前に冬季通行止めの安房峠道路平湯ゲートからアクセスした無木立の雪崩跡に出ると、正面にアカンダナ山が眺められた

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メローな針葉樹林の滑りとなる。パウダーはここでも維持されていた。

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冬季通行止めの安房峠道路に出る。あとは道路上を滑っていくだけであるが、雪はまだ軽い。

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最後のヘアピンはショートカットしたが、流石にここまで下りると湿雪重雪となり、生コン滑走となったのはご愛敬である。平湯ゲートまで滑って滑走終了となった。

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あとは平湯温泉スキー場までだらだらとシートラで戻るが、最後が登りになるのは疲労した体と老体にはキツかった。

今回はうまくパウダーを当てることができた。標高の高い北斜面の樹林帯には今季最初で最後と思われる極上のパウダーが維持されていた。現役部員にとっても極上のパウダーを滑れて、よい経験になったに違いない。しばらく悪雪の時期が続くが、これからの気温上昇を考えると、今シーズンはザラメ化は早いかもしれない。

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野谷荘司山:雪玉だらけの東谷滑走

1週間以上も前の記録になってしまいましたが、ワンダーフォーゲル部の山小屋2月合宿中にワンゲル部主将・主務の2名と行った山スキーツアーの記録を2件アップしていきます。まずは白川郷の野谷荘司山の記録です。

【日程】2026年2月12日(木)
【山域】白山
【場所】野谷荘司山
【メンバー】ワンゲル部主将、主務、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク3
【コースタイム】トヨタ白川郷自然学校7:55〜標高1220m付近10:03-16〜東谷滑走〜鶴平新道登山口10:43〜トヨタ白川郷自然学校10:54

2026年2月6日〜14日の日程で、ワンダーフォーゲル部の山小屋2月合宿が行われ、私も顧問として同行してきた。その際に2日間ほど主将と主務の2名と山小屋を抜け出して、山スキーツアーを行った。まずはその1日目の野谷荘司山の記録を報告する。

前日の雪上訓練での裏山滑走での雪が案外悪くはなかったことから、白川郷方面の山ならばまだパウダーが維持されているかもしれない。平日であれば人も少なく、斜面を独占できる可能性もある。そこで選んだのが、BCでは人気の山である野谷荘司山であった。野谷荘司山は昨年にも2回ほど滑っているが、1回目は気温上昇で生コン雪滑走で(2025年1月16日の記録)、2回目は新雪に恵まれてパウダー滑走となった(2025年2月23日の記録)。今回は天気の良さと気温上昇が気にはなるが、はたしてどうなるだろうか。一か八か賭けてみることにする。

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トヨタ白川郷自然学校前の除雪スペースに駐車する。平日ではあるが、先行車と思わしき車が2台ほど駐まっていた。

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正面に目指す野谷荘司山が聳える。

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ホワイトロードを進む。前日は祝日だったこともあり、トレースがしっかり残っている。雪はしっかりクラストしているのが気になる。

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尾根に取り付く。

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しっかりとしたトレースが残されているため、ラッセルの必要はなく高速道路状態であるが、雪が緩むまでは時間がかかりそうなので、ゆっくりと登る。その際に外国人のカップルに追い抜かれる。

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標高1150mぐらいまで登ってきた。ここまで登ってくると、雪はクラストしておらず柔らかい。これは期待できるかもしれないが、気温も上がっていることが少々気になる。

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当初は山頂まで行き、白谷滑走も考えていたが、少々雪崩リスクが気になる。現役部員が同行している以上は安全第一での行動が優先される。山頂まで登ると白谷1択となってしまうので、標高1220mから東谷方面に滑ることにする。雪が良ければ、登り返して滑ればよい。

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ドロップすると、湿雪ではあるがそれほど悪くはない雪であった。

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東谷に出る。

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最初のうちは悪くない雪だったが、やがてデブリのような雪玉だらけの斜面となる。おそらく前日に入山したスキーヤー・ボーダーに湿雪を荒らされたためだろうか。雪も次第に重くなっていく。

滑走中に東谷を登り返してくるパーティーに遭遇した。谷を登るのは雪崩地形に長く身を置くことになり、リスクは高い。積雪は安定しているという判断だったのかもしれないが、普通はいったん林道まで一気に滑り下りてから、往路を登り返す方が安全であるだろう。

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下部は雪が緩みきっておらず、もなか雪になり、なかなかの苦行となった。

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林道に出て、ホッとする。雪が良ければもう一本登り返すところだが、この悪雪ではその気にはならない。最初の選択で滑走斜面を白谷にすべきだったのかもしれないが、もう後の祭りである。時間的には早いが、駐車地点に戻ることにする。

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早々と下山してしまったので時間が余る。小腹が減ったので、道の駅白川郷の食事処にて「白川周遊満喫らーめん」とやらを食してみた。豚骨味噌味の汁なしラーメンで、ちょっとジャンクな味だったが案外これが美味かった。

さて、翌日はどうするか。この気温上昇でも、パウダーが維持されている山はあるのだろうか。

平湯 金山岩:激パウのワサビ谷滑走につづく

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February 20, 2026

ワンダーフォーゲル部山小屋2月合宿

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2026年2月6日〜14日の日程で、ワンダーフォーゲル部の山小屋2月合宿(昨年の様子)が行われ、私も顧問として同行してきた。この2月合宿の最も優先的な目的は山小屋の屋根上に積もった雪を下ろすことではあるが、新雪の時期でもあり、スキー訓練と雪上訓練も行われるため、私は現役部員たちに雪山におけるリスクマネージメントやテレマークスキーなどの技術指導を行った。

今回は、近畿大学ワンダーフォーゲル部が自分たちの活動の参考にするために、2月9日〜11日の日程で山小屋に滞在し、我々の雪上訓練を見学したりなど交流の場をもったことが特記すべきことである。

以下が概要である。

2/6 先発隊山小屋入舎
2/7 後発隊山小屋入舎、先発隊はスキー練習、顧問は1時間のみスキー
2/8 部員は山小屋の屋根の雪下ろし、顧問は裏山の偵察へ
    裏山の雪は締まっていたが、クラスト気味
2/9 ゲレンデにてテレマークスキー指導
   前夜の降雪で朝のうちはゲレパウ! 近大ワンゲル部が入舎(〜2/11)
2/10-11 裏山にて雪上訓練
      主に雪崩リスクマネージメント
      部員は裏山にてテン泊、近大ワンゲル部も見学のために同行
      雪も良く、滑りもまずます
2/12-13 1年生はゲレンデ練習
     顧問・上級生は山小屋を抜け出して、白川郷の野谷荘司山と平湯の金山岩にてBC
2/14 後片付けと退舎、一部はシール登行練習

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まずは最優先の目的である屋根上の雪下ろしについて、昨年は大雪で歴史的にも過去一番に匹敵するほどの積雪量だったが、今年の積雪量は例年よりも少なめであった。

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今年は人数もいたので、2月8日の1日だけで屋根上の雪下ろしを終えることができた。

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部員が雪下ろしをしている間に、私は裏山へ雪上訓練のための偵察に行ってきた。

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標高1200mほどで、積雪は115cm、新雪は8cm程度であった。これでは雪洞は掘れない。

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クマ棚。

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標高1400mほどで、積雪は160cmで例年よりは明らかに少ない。フットペンはくるぶし程度で、結構雪は締まっていた。今年の雪上訓練での裏山泊はテン泊となるだろう。

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滑ると、比較的雪は締まっていたが、表面はサンクラスト気味で、積雪の中にあるクラストにガリッと行く。それでも酷い悪雪ではなく、自分の技術ならば十分に楽しめた。

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雪下ろしの翌日には、ゲレンデにてテレマークスキー練習も行った。前夜に降雪があったことから、朝のうちはゲレパウであった。

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今回は新兵器であるBLASTRACKのブレイザーLTの初下ろしとなった。ビンディングはリンクス2.0である。軽量ながら、安定した滑りでカービングターンがキレる。さすがはブンリンさんが勧める板だけあり、これから長いつきあいになりそうだ。

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ゲレンデ練習を終えると、近畿大学ワンダーフォーゲル部の部長と現役部員3名が入舎し、早速、夕食時に交流会が開催された。

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雪上訓練と他山域でのBC(野谷荘司山金山岩)については、別に報告する。

現役部員は順番に山小屋前にてビバーク訓練も行った。日帰り装備にてツエルトだけで一晩過ごすというもので、日帰り山行での緊急ビバークを想定している。

1週間以上にわたる山小屋2月合宿は、人員点呼、食糧計画、装備などにミスがあったり、雪下ろし後に体を冷やして発熱した部員がいたりはしたが、事故なく無事に終了した。反省点は大いにあるが、部員の技術および経験値は上がったことは間違いない。しっかり反省会の場をもって、今後に同じミスが発生しないように気をつけてほしいものである。

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『つながろうテレマーク!全員集合!2026』今年も盛会のうちに終了!

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今年で3回目になる『つながろうテレマーク!全員集合!2026』(開催要項)。

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過去の2回(2024年2025年)に引き続き、今年も2月15日(日)に福井和泉スキー場で開催され、盛会のうちに終了した。過去2回もそうだったが、今年も天気にも恵まれた。

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このイベントの目的は、関西・中京・北陸地区のテレマーカーの交流と親睦を図るとともに、テレマークスキーの普及と発展を推進することである。もちろん他地域からの参加も歓迎である。今年も関西・中京・北陸地区だけでなく、遠くは関東から、40〜50人ほどのテレマーカーが集まった。

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9時に簡単な開会式を行い、集合写真を撮影した。

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イベントでは、スポーツのマンゾクさん、ブルーモリスさん、HappyTuneさんによるテレマークスキー板の試乗会も行われた。

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私が興味をもったのはNTNブーツ向けのNewビンディングである。NTNブーツ向けのMEIDJOを販売しているINWILDから新しく出たFIXATION SIMPLL TELEMARK GRISEである。重量はMEIDJOよりも軽くなり、見た目的には75mmビンディングのようであり、VOILEのTTSに近い感じがする。現在愛用しているリンクス2.0よりも30gほど軽く、ケーブル部分は外すこともできるようだ。実際に滑ってみると、75mmビンディングで滑っているような柔らかさが感じられる。慣れさえすれば十分に楽しめると思われる。現75mmユーザーがNTNに転向する際には、2.0になって旧モデルの不具合が改善されたリンクス、およびVOILEのTTSと並んで選択肢の1つとなるだろう。

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顧問をしているワンダーフォーゲル部からも3名の若いテレマーカーが参加した。多くのテレマーカーの滑りを見て上達のための参考になっただろうか。

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午後1時に再集合して、小学生テレマーカーを中心に2回目の集合写真を撮影した。ゲレンデジャックのステッカーも配布された。

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イベントとして特にこれを行うというスケジュールはなく、「つながろう!」というテーマのもと、普段は一緒に滑らない他地域のテレマーカーたちと一緒に滑って交流・親睦を深めた。

参加者に撮っていただいた動画を編集してYouTubeにアップした。

今年も多数のテレマーカーたちとつながることができた。まだまだテレマークスキーも捨てたものではない。来年の再会とまた新しい出会いに期待したい。

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February 06, 2026

小谷 蒲原山 湯原ルート:週明けにパウダー滑走

今シーズン初の信州遠征を実施し、週明けの月曜日に蒲原山を湯原から1040m付近までを往復してきた。週末に入山したスキーヤー・ボーダーのシュプールが多数残されていたが、パウダーは維持されていた。

【日程】2026年2月2日(月)
【山域】北ア・後立山
【場所】蒲原山
【メンバー】どうちゃん、ばるちゃん、マメゾウムシ
【装備】テレマーク3
【天候】曇り
【コースタイム】国道148号除雪スペース7:34〜除雪終了地点7:49-54〜1040m10:39-57〜除雪終了地点11:42-51〜国道148号除雪スペース12:01

1月31日(土)〜2月2日(月)にて、今シーズン初の信州遠征を行った。ちょうど週末は大雪予報だったので、土曜日は松本にて所用を済ませ、日曜日に糸魚川のシャルマン火打スキー場にてゲレパウを狙い、週明けの月曜日に蒲原山にて山スキーとした。小谷村の湯原からの蒲原山は2021年の正月以来である(2021年1月3日の記録)。帰りに松本での物品の受け取りがあるため、帰阪の労力も考慮して、午前中だけの行動とし、行けるところまでとした。

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国道148号の除雪スペースに車を駐め、湯原集落の除雪終了地点までスキーを担いで登り、そこからシール登行をスタートした。週末に入山した人たちのトレースはしっかり残っている。

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しばらく林道を進むと、頭上にスリット型堰堤が見えてくる。週末に入ったスキーヤー・ボーダーのシュプールは多く残っていたが、雪は軽く状態はよさそうだ。

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スリット型堰堤の下を横断する。雪崩地形の通過になるので間隔を空けて通過したが、他のルートを取るべきだったかもしれない。

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ブナ林の中の登りになる。

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ちょうど尾根上に出た標高1040m地点で3時間が経過したので、ここから滑走することにする。風もなく時々晴れ間も出て、天気も穏やかであった。

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ブナ林にはパウダーが維持されていて、よい滑りを楽しめた。






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石原 道博(@mamezoumushi)がシェアした投稿

滑走シーン。

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下部は少々荒れ気味で、藪も濃く、地形の凹凸や穴に要注意だった。

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除雪終了地点まで滑って滑りは終了。

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スキーを担いで駐車地点へ戻る。

午前中だけのお手軽な山スキーだったが、週明けにもかかわらずパウダーはしっかり維持されていて、全体的によい滑りができたツアーだった。

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