平湯 大崩山(猫岳)第3尾根:ワンゲル部員にとって初めての本格的厳冬期スキーツアー
ワンゲル部員とのスキーツアー2日目は、山小屋裏山から平湯に場所を移し、猫岳第3尾根へ。ワンゲル部員にとって初めての本格的厳冬期スキーツアーであったが、天候と雪に恵まれた快適なツアーとなった。
【日程】2026年1月17日(土)
【山域】北ア南部
【場所】大崩山・猫岳
【メンバー】ワンゲル部員3名、マメゾウムシ
【天候】晴れのち曇り
【装備】テレマーク4
【コースタイム】久手牧場入口6:43〜夫婦松8:48〜スカイライン最後のヘアピン10:41〜大崩山11:59-12:11〜夫婦松13:01〜久手牧場入口13:51
ワンゲル部員とのスキーツアー1日目は、山小屋裏山にて湿雪と気温上昇のため生コン雪滑走であった。2日目以降はよい雪を求めて標高を上げることにした。しかしながら、現時点で全国的に積雪は少なく、行き先は白馬か乗鞍岳周辺と限られてしまう。山小屋から比較的距離が近くハシゴできる所として、乗鞍岳の北面に位置する平湯周辺が選ばれた。まずは昨年(2025年1月7日の記録)もツアーをした久手牧場から猫岳・大崩山への第3尾根ルートを行くことにした。
平湯周辺の情報収集をしていくうちに山スキー仲間たちもなぜか平湯に集結することになり、久手牧場からのスタートは我々4人を含めて総勢10名ほどとなった。
久手牧場上部からは白山とその下に広がる雲海が眺められた。
久手牧場上部の急登に入る。BC経験の少ない3年生Mはシール登行中に後ろに滑ってしまうが、皆さんからアドバイスされながらなんとか登っている。
乗鞍スカイラインの夫婦松に出る。この時点で、集団は体力別に別れていたが、無線にてお互いの位置を把握しながら登る。
槍・穂高の眺め。
途中、乗鞍スカイラインのヘアピン箇所を3回ほど通過する。
笠ヶ岳から穂高岳にかけての眺め。
4回目に出た乗鞍スカイライン。ここからスカイラインは斜面のトラバースに入る。
スカイラインの先には猫岳の山頂が見える。猫岳に直接に行く場合は、スカイラインのトラバースに進んで、途中にある谷状を登って大崩山と猫岳の間のコルに出る。今回は大崩山をまずは目指すので、正面にある樹林の尾根を進む。
尾根上は障害物が多く穴だらけであった。スノーシューの女性3人パーティの1人が穴に落ちていたが、落ちた際にスノーシューが脱げて穴の底に落ちてしまったそうだ。手を貸そうと思ったが、なんとかスノーシューは回収できそうとのことで先に進む。
最後尾で大崩山に登頂する。皆さん、これから滑り出すところで、なんとか間に合った。空は雲に覆われていたが、山頂は微風であった。元気があるメンバーは大崩山から猫岳も往復し、猫岳の山頂は強風でアイスバーンだったとのこと。距離的に近い大崩山と猫岳の間でも微気象の違いがあるようだ。
大崩山からみんなで滑走となった。
標高が高く北面だけあり、雪はパウダーだった。わざわざ登った甲斐はあった。
尾根の途中にある穴だらけの箇所は、尾根よりも北寄りにある斜面(猫の小屋斜面)を滑って回避した。
スカイラインの最後のヘアピンに出て、2228m地点までスカイライン上を滑った。あとは往路をなぞる感じで滑っていく。
夫婦松に戻る。
最後に久手牧場の斜面を滑って、無事下山である。流石に下部は雪が重くなったが、終始快適な滑走であった。ただし、久手牧場はイバラが雪に埋まりきっておらず、要注意であった。注意していたにもかかわらず、滑走時にパンツに引っ掻き傷を作ってしまった。BC経験の少ない3年生Mは転倒が多くお疲れのようだったが、そんなに滑りで遅れることはなかった。若者は体力でカバーできるのが羨ましいが、かっての自分もそうであった。
下山後はひらゆの森で汗を流し、夜はラーメン酒場やどり木にて交流会となった。参加者には信大1年生のスーパー山スキーヤーもいて、うちのワンゲル部員にとってもよい刺激になったに違いない。
ラーメン酒場なので、締めはもちろんラーメン。高山ラーメンはちぢれ麺だが、ここは太麺ストレート麺だった。味噌ラーメンをチョイスしたが、なかなか美味しかった。
ワンゲル部員にとっては初めての本格的な厳冬期スキーツアーではあったが、天候と雪に恵まれた快適なツアーだったこともあり、よい思い出にはなったに違いない。願わくは、今後のために、多少の厳冬期の洗礼も経験的にはあってもよかったかもしれない。今後の彼らの成長が楽しみである。

























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