大峰 白川又川・大黒構谷:渇水の沢遡行と登山道のない十郎山
50代最後の2日間は、今シーズン初の泊まりの沢で、大峰の白川又川・大黒構谷((オングロコ谷)を遡行。渇水の沢を詰めて、登山道のない十郎山を経て、モノレール軌道沿いを下山した。
【日程】2025年8月8日(金)〜9日(土)
【山域】大峰
【渓谷名】北山川水系 白川又川・大黒構谷
【メンバー】どうちゃん、ばるちゃん、マメゾウムシ
【天候】8/8 曇り時々晴れ、8/9 曇り
【コー スタイム】8/8 林道ゲート6:43〜入渓地点9:02-41〜30m滝下11:36〜1070m幕営地14:34
8/9 幕営地7:00〜1080n二俣7:15-40〜稜線1320m9:44-10:14〜十郎山11:23-30〜1082m小ピーク12:03〜林道13:48-53〜林道ゲート14:26
この8月で、ついに還暦を迎えた。50代最後の2日間は、山仲間と今シーズン初の泊まりの沢で、大峰の白川又川・大黒構谷((オングロコ谷)を、テレ仲間のどうちゃん・ばるちゃん夫婦と遡行することになった。当初は南アルプスの沢を考えていたが、8月10日以降の天気が悪いため、近場に計画を変更した。大黒構谷は昨年にどうちゃんが遡行したそうで、今回も同じルートを遡行する。そのため、ルート的には多少の安心感がある。
白川又川林道のゲート前に駐車する。数台の車の駐車は可能だが、平日ということもあり、他に車は駐まっていなかった。
手彫りのトンネルを通る。
林道上にあった動物の糞にオオセンチコガネがたかっていた。青色の金属光沢が美しい。
滝のかかるヒノ谷出合を通過する。発電所監視の作業員が乗る軽トラが通過していった。
またトンネルを通過する。
道が悪くなったところに車が駐まっていた。作業員2名と挨拶を交わした。
林道が大黒構谷を渡るところが入渓地点である。ここまで2時間強の林道歩きであった。
入渓地点には4mと15mの滝がかかる。
4m滝を超えたら、15m滝をトラロープのある右岸から巻く。いきなりの大きな滝の高巻きで始まったので、息が上がる。
正面に現れた10m滝は左から巻いた。
5m滝は左から巻く。
大きな釜をもつ2m滝は泳いで取り付く。
6m斜滝を越える。
7m滝は右から越える。
長い淵の奥に多段滝が現れる。
淵を左岸から高巻いたような。
まだ多段の滝が続く。
流れの右を登る。
二俣の5m滝。
5m滝を左岸から高巻く。
30m大滝が現れる。
釜は深い。
大滝の高巻きは、5m滝を巻き上がった所まで戻り、トラロープのあるところから高巻く。出だし部分が崩れていたため、トラロープだけでは心細いのでロープを出して通過した。
大滝の落口に出る。
しばらく進むと、多段の15m滝が現れる。
右岸から高巻く。
下降時にトラロープの長さが足りず、時前のロープで懸垂下降となる。
落口に出る。
大きな釜の奥には、さらに多段の滝がある。
滝の左のトラロープのある所から越える。ほとんどの高巻き箇所にはトラロープが設置されており、ルーファイの必要はないが、悪場が多く、緊張感が続く。前述したようにトラロープに頼れずにロープを出したり、トラロープの長さが足りずに懸垂下降をした場面もあり、決して易しくはない沢だった。場所によってはトラロープルートでない所を進む方が楽なところもあったのかもしれない。
廊下の最後の5m斜滝は、釜を泳いで突破した。
1080m付近に沢からの高さもある平坦地はあったが、ガラスの破片が多かったため、少し戻った1070m付近の平坦地に幕営することにした。どうちゃんが昨年に幕営した時と同じ場所である。幕営と言っても、タープを張るだけだが。
渇水の緩い流れの中をアマゴが悠々と泳ぐ。釣ったアマゴを酒の肴に沢泊をまったりと楽しむはずだったが、想定外の渇水で流れが緩すぎるためか、テンカラ毛鉤は完全に見抜かれ、稀に小物のアタリがあるだけだった。
アマゴが釣れなかったため、つまみは貧相な宴となったが、お酒の量は十分で、焚火を囲み、楽しい宴となった。
翌朝も火を熾して、朝食を取る。
タープを撤去して出発である。
1080mの二俣を左俣に入る。
5m滝は、念のためにロープを出して、右のクラック沿いを直登する。
ナメを登る。
小滝が続く。
谷はすでに源頭の雰囲気だが、いまだアマゴの魚影があっる。アマゴが隠れた岩の下にカメラを沈めて水中撮影をすると、見事に姿が映った。
どうちゃんがネットを持ち出し、岩下から出てきた良型のアマゴを捕獲する。渇水時ならではできる芸当である。もちろん撮影後にリリースした。
標高1200m付近から沢を離れ、尾根に取り付く。
1320m稜線に出て、沢装備を解除する。ここからは十郎山まで登山道のない稜線歩きとなる。シカに下草が食べられていることもあり、登山道のように歩きやすく、涼しく快適な稜線歩きとなった。
先行していたどうちゃんが複数匹のマムシを見つける。大きな木の根元に穴が開いており、そこをマムシが出入りしていて、まるでマムシの巣のようだ。繁殖のために集まったのかもしれない。
十郎山のピークに到着する。
十郎山から東へしばらく進むと、林業用のモノレール軌道が現れる。
やがて急な下りとなり、モノレールの軌道を掴みながらの長い下降となる。
林道に出る手前にモノレールの駅舎があり、その中を通過するが、崩壊のために板が斜めになっている箇所があり歩きにくかった。
林道に出た時にはヘロヘロ状態であった。あとは駐車地点まで林道を歩くだけである。
駐車地点にに着いて、着替えていたら、ヒルがボトッと落ちてきた。ヒルはお腹一杯に吸血してタプタブ状態だった。
どこか吸血されたに違いないと体を確認したら、左足のアキレス腱付近から出血していた。最後はヒルが締めてくれた。
大黒構谷は、ほとんどの滝の高巻き箇所にトラロープが設置されており、ルーファイの必要はないが、悪場が多く、緊張が続いた。トラロープに頼れずにロープを出したり、トラロープの長さが足りずに、懸垂下降をした場面もあり、決して易しくはない沢だった。
50代最後の沢行を終えたが、60代になると、さらに体力も落ちていくだろう。沢やスキーを長く楽しむためには体力の維持が課題と思われる。
























































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