奥美濃 尾上郷川 別山谷:ブナゴヤ谷下降・カラスノウシロ谷遡行 1日目
石徹白登山口より神鳩避難小屋を経て、5年ぶりにブナゴヤ谷を下降して別山谷へ行ってきた。沢で1泊し、帰りはカラスノウシロ谷を遡行した。5年前に比べると体力の衰えを痛感した沢行だった。
【日程】2025年8月23日(土)〜24日(日)
【山域】奥美濃・白山
【渓谷名】庄川水系 尾上郷川 別山谷 ブナゴヤ谷・カラスノウシロ谷
【メンバー】どうちゃん、ばるちゃん、マメゾウムシ
【天候】8/23 曇り時々晴れ、8/24 曇り時々晴れ
【コー スタイム】
8/23 石徹白登山口6:11~石徹白大杉6:25〜おたけり坂取付7:50〜神鳩避難小屋8:32-9:06~1620mコル(ブナゴヤ谷下降取付)9:20〜20m大滝上10:57~ブナゴヤ谷1260m12:45-13:03~別山谷1120m13:53-14:04~(釣り)〜1180m幕営地16:48
8/24 幕営地6:44~カラスノウシロ谷出合7:09-18~最後の滝11:04〜一ノ峰と二ノ峰のコル1780m12:28-54~一ノ峰13:08~銚子ヶ峰14:14-25〜母御石14:44〜神鳩避難小屋15:10-18~おたけり坂取付15:46〜石徹白大杉16:43〜石徹白登山口16:55
当初は北アルプスの沢を計画していた。スレていないイワナを釣って、焚火を囲んで宴を楽しむのが目的である。ところが、北アルプスの至る所でクマ出没ニュースがあり、その状況での沢泊山行は流石にリスクが高い。仕方なく山域を変えることにした。その際に浮上した計画が、5年前に行った尾上郷川の上流部である別山谷であった(2020年9月21日〜22日の記録)。別山谷へは、奥美濃の石徹白登山口より神鳩避難小屋を経由し、ブナゴヤ谷を下降して降り立つ。別山谷では型の良いイワナが悠々と泳いでいた記憶が残っている。同行予定のどうちゃん・ばるちゃん夫婦に聞いてみると、前向きな返事が返ってきた。5年前はブナゴヤ谷から別山谷を往復しただけだが、今回は余力があれば、カラスノウシロ谷を遡行して石徹白登山口に戻る予定とした。別山谷からはカラスノ谷という名渓があるが、還暦を迎えた年齢としてはグレードと行程がハードなため、カラスノ谷は計画から外し、その手前にあるカラスノウシロ谷をチョイスした。カラスノ谷は太平壁を登って別山に詰め上がるが、帰りはアップダウンの多い長い縦走路を戻らないといけない。カラスノウシロ谷は一ノ峰と二ノ峰のコルに詰め上がるので、だいぶ縦走路の歩きが少なくなる。それでも還暦にはだいぶキツい帰りにはなった。
石徹白登山口を6時過ぎにスタートする。しばらく林道が通行止めだったこともあり、今年初めての石徹白登山口であった。
最初の石段を登り切ると石徹白大杉である。
登山道脇にはタマゴタケが出ていた。以前は豊作の年があり、たくさんのタマゴタケを見たこともあったが、最近は不作のようである。
登山口から2時間20分ほどで神鳩避難小屋に到着する。5年前は2時間を切っていたのに、体力が落ちたものである。ここで沢装備を装着する。
神鳩避難小屋の上の小ピークを越えたコルより下降を開始する。神鳩避難小屋からは15分ほどである。
最初だけ藪漕ぎとなるが、すぐに沢地形となり、水が流れ出す。最初のうちはナメもあったりする。水量が増えてくると、早くもチビイワナが走る。
最初の5m滝に進路を阻まれるが、左岸から巻き下る。
さらに大きな滝に進路を阻まれる。2段20m大滝の落口であった。
30mロープ2本を繋いで、懸垂下降にて滝を下りる。
下方から見た2段20m大滝。左岸を巻くこともできるが、懸垂下降の方が速い。
倒木が多くなる。
倒木にウスヒラタケが発生していた。
また滝である。
左岸から巻き下ったが、美しい10m滝だった。
さらに滝を下っていく。
クサボタンの花が咲いていた。
1260m付近から、右岸側の尾根が低くなるので、その尾根を乗っ超して1つ東の沢への移動に入る。このままブナゴヤ谷を下ると、ゴルジュとなるため、それを避けるためである。
水路状に出る。5年前は尾根の真ん中で隣の沢へトラバースしたが、今回はそのまま水路状を下っていくことにした。
いいあんばいに隣の谷に下りられた。別山谷まで標高差40mほどの位置に出たことで、滝も巻いていた。
スタートから7時間以上もかけて別山谷へ降り立つ。早速、魚影が走って釣果が期待されるが、水量が思ったより少ない感じがする。一時の渇水から2週間前の大雨で水量は回復したはずだったが、再び雨が降らない日が続いたために渇水状態に戻ったのかもしれない。
テン場まで釣りをしながら進むことにする。ところが魚影はあるものの、毛鉤を見切るスレたイワナばかりである。お盆休み中に入渓者が多かったのだろうか。あるいは渇水気味のせいだろうか。
まさかのボウズが頭をよぎったが、大きな淵で、ぎりぎり尺サイズのイワナを釣り上げた。その後も良型を2匹釣る。どうちゃん・ばるちゃん夫婦もブナゴヤ谷の出合で1匹ずつ釣り上げた。
せっかく山越えをしてきたのに、想定外の渋い釣果だったが、かろうじて夕食分のイワナだけはキープできた。
1180m付近の右岸にタープを設営する。渋い釣果だったので、幕営地到着がだいぶ遅くなってしまった。
大型のイワナ2匹は刺身にし、アラは素揚げにした。
他にもつまみあり。
残りのイワナ3匹は塩焼きにした。残った骨を炙り直して、骨酒も味わった。
お腹一杯に食べて飲んで、遅くなり過ぎない時間にお開きとした。
































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