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August 28, 2025

奥美濃 尾上郷川 別山谷:ブナゴヤ谷下降・カラスノウシロ谷遡行 2日目

奥美濃 尾上郷川 別山谷:ブナゴヤ谷下降・カラスノウシロ谷遡行 2日目の記録です。天気やコースタイムなどの概要については1日目の記録をご覧ください。

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幕営地を6時45分ぐらいにスタートし、しばらくは本流を釣りをしながらのんびりと進んだが、すぐにカラスノウシロ谷出合だった。

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カラスノウシロ谷に入るといきなりの急登になる。

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最初の滝が現れて、

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連瀑となる。階段状の小滝が多いため、越えるのは容易であるが、疲労が溜まっていき体は重くなる。

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標高1490mまで登ると、正面に一ノ峰が見えた。

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斜度も緩やかになり、心拍数も落ち着く。

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しかし、滝は現れる。

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直登が難しそうな3m滝が現れる。

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3m滝は左の壁を登ったが、出だしが難しかった。トップが空荷で登って、後続をロープ確保した。

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ナメもあった。

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沢を樹冠が覆ってくるが、小滝はまだ現れる。

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クマ糞と獣臭ありで、周囲に注意しながら進む。

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3m滝と奥にさらに3m滝が現れる。この滝が最後の滝だった。最初の滝のみロープで確保しシャワーを浴びながら直登した。奥の滝は簡単だった。

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最後の標高差100mは激しいササ藪漕ぎとなった。

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1時間以上は藪を漕いだだろうか。登山道に飛び出した。一ノ峰と二ノ峰の間のコルに着いた。ここで沢装備を解除するが、沢靴と登攀具などを収容したザックは一気に重くなった。

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登山道上にはハクサンフウロが咲いていた。

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別山は雲の中だった。

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一ノ峰に到着する。

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正面には銚子ヶ峰。次は銚子ヶ峰を目指す。

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一ノ峰と二ノ峰のコルから1時間20分ほどで銚子ヶ峰に到着する。ここからは下りだけである。

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途中、母御石とブナゴヤ谷の下降地点を超える。神鳩避難小屋で一息入れてから、登山道の急下降に入る。

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急下降となるおたけり坂の上部に雨宿りの岩屋があるのだが、その道標がクマに囓られて斜めに倒されていた。なお登りでも確認済みである。

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おたけり坂の道標もクマにかなり囓られていた。以前はここまでは囓られていなかったと記憶している。クマは石油系の匂いや味が好きなため、ペンキに反応して囓ったと思われる。

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登山道の途中でもう1回休憩を取って、ようやく石徹白大杉まで下りてきた。

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石徹白登山口に下山した時にはヘロヘロ状態であった。

5年前に比べると、体力の衰えを痛感した沢行であった。お盆明けという時期、もしくは渇水が原因か、せっかく山越えして別山谷まで行っても、イワナはスレていた。3度目の別山谷はもうないと思われる。

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奥美濃 尾上郷川 別山谷:ブナゴヤ谷下降・カラスノウシロ谷遡行 1日目

石徹白登山口より神鳩避難小屋を経て、5年ぶりにブナゴヤ谷を下降して別山谷へ行ってきた。沢で1泊し、帰りはカラスノウシロ谷を遡行した。5年前に比べると体力の衰えを痛感した沢行だった。

【日程】2025年8月23日(土)〜24日(日)
【山域】奥美濃・白山
【渓谷名】庄川水系 尾上郷川 別山谷 ブナゴヤ谷・カラスノウシロ谷
【メンバー】どうちゃん、ばるちゃん、マメゾウムシ
【天候】8/23 曇り時々晴れ、8/24 曇り時々晴れ
【コー スタイム】
8/23 石徹白登山口6:11~石徹白大杉6:25〜おたけり坂取付7:50〜神鳩避難小屋8:32-9:06~1620mコル(ブナゴヤ谷下降取付)9:20〜20m大滝上10:57~ブナゴヤ谷1260m12:45-13:03~別山谷1120m13:53-14:04~(釣り)〜1180m幕営地16:48
8/24 幕営地6:44~カラスノウシロ谷出合7:09-18~最後の滝11:04〜一ノ峰と二ノ峰のコル1780m12:28-54~一ノ峰13:08~銚子ヶ峰14:14-25〜母御石14:44〜神鳩避難小屋15:10-18~おたけり坂取付15:46〜石徹白大杉16:43〜石徹白登山口16:55

当初は北アルプスの沢を計画していた。スレていないイワナを釣って、焚火を囲んで宴を楽しむのが目的である。ところが、北アルプスの至る所でクマ出没ニュースがあり、その状況での沢泊山行は流石にリスクが高い。仕方なく山域を変えることにした。その際に浮上した計画が、5年前に行った尾上郷川の上流部である別山谷であった(2020年9月21日〜22日の記録)。別山谷へは、奥美濃の石徹白登山口より神鳩避難小屋を経由し、ブナゴヤ谷を下降して降り立つ。別山谷では型の良いイワナが悠々と泳いでいた記憶が残っている。同行予定のどうちゃん・ばるちゃん夫婦に聞いてみると、前向きな返事が返ってきた。5年前はブナゴヤ谷から別山谷を往復しただけだが、今回は余力があれば、カラスノウシロ谷を遡行して石徹白登山口に戻る予定とした。別山谷からはカラスノ谷という名渓があるが、還暦を迎えた年齢としてはグレードと行程がハードなため、カラスノ谷は計画から外し、その手前にあるカラスノウシロ谷をチョイスした。カラスノ谷は太平壁を登って別山に詰め上がるが、帰りはアップダウンの多い長い縦走路を戻らないといけない。カラスノウシロ谷は一ノ峰と二ノ峰のコルに詰め上がるので、だいぶ縦走路の歩きが少なくなる。それでも還暦にはだいぶキツい帰りにはなった。

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石徹白登山口を6時過ぎにスタートする。しばらく林道が通行止めだったこともあり、今年初めての石徹白登山口であった。

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最初の石段を登り切ると石徹白大杉である。

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登山道脇にはタマゴタケが出ていた。以前は豊作の年があり、たくさんのタマゴタケを見たこともあったが、最近は不作のようである。

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登山口から2時間20分ほどで神鳩避難小屋に到着する。5年前は2時間を切っていたのに、体力が落ちたものである。ここで沢装備を装着する。

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神鳩避難小屋の上の小ピークを越えたコルより下降を開始する。神鳩避難小屋からは15分ほどである。

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最初だけ藪漕ぎとなるが、すぐに沢地形となり、水が流れ出す。最初のうちはナメもあったりする。水量が増えてくると、早くもチビイワナが走る。

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最初の5m滝に進路を阻まれるが、左岸から巻き下る。

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さらに大きな滝に進路を阻まれる。2段20m大滝の落口であった。

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30mロープ2本を繋いで、懸垂下降にて滝を下りる。

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下方から見た2段20m大滝。左岸を巻くこともできるが、懸垂下降の方が速い。

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倒木が多くなる。

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倒木にウスヒラタケが発生していた。

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また滝である。

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左岸から巻き下ったが、美しい10m滝だった。

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さらに滝を下っていく。

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クサボタンの花が咲いていた。

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1260m付近から、右岸側の尾根が低くなるので、その尾根を乗っ超して1つ東の沢への移動に入る。このままブナゴヤ谷を下ると、ゴルジュとなるため、それを避けるためである。

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水路状に出る。5年前は尾根の真ん中で隣の沢へトラバースしたが、今回はそのまま水路状を下っていくことにした。

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いいあんばいに隣の谷に下りられた。別山谷まで標高差40mほどの位置に出たことで、滝も巻いていた。

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スタートから7時間以上もかけて別山谷へ降り立つ。早速、魚影が走って釣果が期待されるが、水量が思ったより少ない感じがする。一時の渇水から2週間前の大雨で水量は回復したはずだったが、再び雨が降らない日が続いたために渇水状態に戻ったのかもしれない。

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テン場まで釣りをしながら進むことにする。ところが魚影はあるものの、毛鉤を見切るスレたイワナばかりである。お盆休み中に入渓者が多かったのだろうか。あるいは渇水気味のせいだろうか。

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まさかのボウズが頭をよぎったが、大きな淵で、ぎりぎり尺サイズのイワナを釣り上げた。その後も良型を2匹釣る。どうちゃん・ばるちゃん夫婦もブナゴヤ谷の出合で1匹ずつ釣り上げた。

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せっかく山越えをしてきたのに、想定外の渋い釣果だったが、かろうじて夕食分のイワナだけはキープできた。

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1180m付近の右岸にタープを設営する。渋い釣果だったので、幕営地到着がだいぶ遅くなってしまった。

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大型のイワナ2匹は刺身にし、アラは素揚げにした。

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他にもつまみあり。

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残りのイワナ3匹は塩焼きにした。残った骨を炙り直して、骨酒も味わった。

お腹一杯に食べて飲んで、遅くなり過ぎない時間にお開きとした。

奥美濃 尾上郷川 別山谷:ブナゴヤ谷下降・カラスノウシロ谷遡行 2日目につづく

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August 22, 2025

ワンゲル部山小屋周辺でのテンカラ釣りと生物たち

前の記事では、ワンダーフォーゲル部の山小屋夏合宿に概要について報告した。ワンゲル部の顧問である私は、主に沢登りの技術指導と大阪から山小屋へのアッシーが担当であったが、毎日というわけではないので空き時間ができる。その空き時間を使って、山小屋周辺の渓にてテンカラ釣りを行うのが恒例である。

山小屋周辺でのテンカラ釣りは、山小屋合宿の1週間少し前にも行ったが、その時はひどい渇水にて、魚の毛鉤への反応がひじょうに悪かった。今回は出発前からの大雨で、入舎した日の長良川は濁流と化していた。

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翌日は雨は止んだが、水が引くのを待つため、午前中は毛鉤作りを行った。上の写真は標準的な普通毛鉤である。

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逆さ毛鉤も作った。この毛鉤の胴には自己融着テープを巻いている。基本的に毛鉤は普通毛鉤と逆さ毛鉤しか使わないが、胴に使うマテリアルやその色は変えたりしている。

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午後から近くの渓へ行ってみると、1週間以上前に行った時よりだいぶ水量が多い。2倍はあるだろうか。濁流ではないので、なんとか釣りはできそうである。

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この渓はキャッチ&リリース区間になっており、釣り人の入渓も多いので魚はスレている。午後からなのでダメ元と思って竿を出したが、水量が増えたためか魚の活性は上がっているようで、魚のアタリは多かった。何度かバラした後にようやくヤマメを1匹釣り上げた。1匹釣れるだけでよかったので、早々と脱渓した。

その後は晴れる日が続いた。イワナ狙いで別な渓にも行ってみた。

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イワナの活性は高く、軽くツ抜けで、写真ではサイズ感がわかりにくいが、このうちの2匹は尺イワナだった。

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他の渓でもイワナはしっかり釣れた。

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渓流でよく見るナガレヒキガエル。

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山小屋の周りではたくさんのアキアカネが飛んでいた。初夏に平地で羽化したアキアカネは、山岳地帯に移動して盛夏を過ごす。秋になると鮮やかな赤色に変色し、平地に降りて繁殖行動を行う。

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コクワガタ

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オオクロカミキリ

四季を通じて多様な生物に出会える山小屋である。

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August 21, 2025

ワンゲル部山小屋夏合宿2025

私が顧問をしているワンダーフォーゲル部(略称 ワンゲル部)は、奥美濃に山小屋を所有している。山小屋からは、ドアtoドアで、ハイキング、ゲレンデスキー、山スキー、沢登りなどのアクティビティに行くことができる。そのため、この山小屋を利用して、ワンゲル部員の訓練やチャレンジの場として、年に何回かの合宿を行っている。その一方で、冬には雪下ろし、夏には薪作りなど、山小屋の維持作業も必要であり、訓練だけでなく維持作業も含めた合宿も行われる。今回は、夏に行われる維持作業と沢登り訓練を目的とした山小屋夏合宿が8月12日(火)〜17日(日)の日程で行われ、私も技術指導のために現役部員たちに同行してきた(2024年の山小屋夏合宿の概要)。

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しばらく放置してしまうと、山小屋の周囲は草木で覆われてしまう。そうなるとクマなどの野生動物が山小屋に近づいてしまう。

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まずは山小屋の周囲の草刈りを行う。

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薪作りも重要である。冬に使うだけの薪を作っておかなければならない。

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山小屋外壁のペンキ塗りも行った。一冬越せるだけの薪も作ることができた。

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夜の山小屋の中はこんな感じである。水は湧き水から引かれており、プロパンガスで調理はできる。山小屋内の照明は、少人数の場合はソーラー発電によって貯めた電気を使うが、大人数の場合は発電機によって発電した電気で山小屋内全体を照明できる。

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山小屋の維持作業とのローテーションで沢登り訓練も行われた。シャワーを浴びながら小滝を登る現役部員。

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淵をヘツるコーチと泳ぐ現役部員。沢登りだけでなくテンカラ釣りの指導も行った。

ただし、沢登りでは2日続けて2件の軽微な事故が発生してしまった。大事には至らなかったが、重大事故に至らないように緊急の反省会を行った。

最後の2日間は、昨年と同様にOBOG会主催によるイベント「夏の山小屋を楽しもう」があり、多くのOBOGたちも集合した。

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明るいうちから、沢で採ってきたミズ(ウワバミソウ)のお浸しで一杯始める。

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最後の夜は、盛大な宴となり、現役部員とOBOGたちとの交流の場となった。

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最終日に合宿を締める現役部員。

OBOGたちは帰路につくが、現役部員たちは、そのまま本合宿に向けての予備合宿として、山小屋から徒歩にて白山縦走へ向かう。美濃禅定道から白山へ登り、加賀禅定道を一里野へ下山する。

いろいろと問題点は多かったが、現役部員の成長を期待したい。

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August 11, 2025

大峰 白川又川・大黒構谷:渇水の沢遡行と登山道のない十郎山

50代最後の2日間は、今シーズン初の泊まりの沢で、大峰の白川又川・大黒構谷((オングロコ谷)を遡行。渇水の沢を詰めて、登山道のない十郎山を経て、モノレール軌道沿いを下山した。

【日程】2025年8月8日(金)〜9日(土)
【山域】大峰
【渓谷名】北山川水系 白川又川・大黒構谷
【メンバー】どうちゃん、ばるちゃん、マメゾウムシ
【天候】8/8 曇り時々晴れ、8/9 曇り
【コー スタイム】8/8 林道ゲート6:43〜入渓地点9:02-41〜30m滝下11:36〜1070m幕営地14:34
8/9 幕営地7:00〜1080n二俣7:15-40〜稜線1320m9:44-10:14〜十郎山11:23-30〜1082m小ピーク12:03〜林道13:48-53〜林道ゲート14:26

この8月で、ついに還暦を迎えた。50代最後の2日間は、山仲間と今シーズン初の泊まりの沢で、大峰の白川又川・大黒構谷((オングロコ谷)を、テレ仲間のどうちゃん・ばるちゃん夫婦と遡行することになった。当初は南アルプスの沢を考えていたが、8月10日以降の天気が悪いため、近場に計画を変更した。大黒構谷は昨年にどうちゃんが遡行したそうで、今回も同じルートを遡行する。そのため、ルート的には多少の安心感がある。

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白川又川林道のゲート前に駐車する。数台の車の駐車は可能だが、平日ということもあり、他に車は駐まっていなかった。

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手彫りのトンネルを通る。

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林道上にあった動物の糞にオオセンチコガネがたかっていた。青色の金属光沢が美しい。

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滝のかかるヒノ谷出合を通過する。発電所監視の作業員が乗る軽トラが通過していった。

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またトンネルを通過する。

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道が悪くなったところに車が駐まっていた。作業員2名と挨拶を交わした。

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林道が大黒構谷を渡るところが入渓地点である。ここまで2時間強の林道歩きであった。

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入渓地点には4mと15mの滝がかかる。

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4m滝を超えたら、15m滝をトラロープのある右岸から巻く。いきなりの大きな滝の高巻きで始まったので、息が上がる。

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正面に現れた10m滝は左から巻いた。

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5m滝は左から巻く。

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大きな釜をもつ2m滝は泳いで取り付く。

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6m斜滝を越える。

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7m滝は右から越える。

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長い淵の奥に多段滝が現れる。

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淵を左岸から高巻いたような。

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まだ多段の滝が続く。

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流れの右を登る。

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二俣の5m滝。

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5m滝を左岸から高巻く。

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30m大滝が現れる。

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釜は深い。

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大滝の高巻きは、5m滝を巻き上がった所まで戻り、トラロープのあるところから高巻く。出だし部分が崩れていたため、トラロープだけでは心細いのでロープを出して通過した。

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大滝の落口に出る。

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しばらく進むと、多段の15m滝が現れる。

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右岸から高巻く。

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下降時にトラロープの長さが足りず、時前のロープで懸垂下降となる。

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落口に出る。

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大きな釜の奥には、さらに多段の滝がある。

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滝の左のトラロープのある所から越える。ほとんどの高巻き箇所にはトラロープが設置されており、ルーファイの必要はないが、悪場が多く、緊張感が続く。前述したようにトラロープに頼れずにロープを出したり、トラロープの長さが足りずに懸垂下降をした場面もあり、決して易しくはない沢だった。場所によってはトラロープルートでない所を進む方が楽なところもあったのかもしれない。

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廊下の最後の5m斜滝は、釜を泳いで突破した。

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1080m付近に沢からの高さもある平坦地はあったが、ガラスの破片が多かったため、少し戻った1070m付近の平坦地に幕営することにした。どうちゃんが昨年に幕営した時と同じ場所である。幕営と言っても、タープを張るだけだが。

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渇水の緩い流れの中をアマゴが悠々と泳ぐ。釣ったアマゴを酒の肴に沢泊をまったりと楽しむはずだったが、想定外の渇水で流れが緩すぎるためか、テンカラ毛鉤は完全に見抜かれ、稀に小物のアタリがあるだけだった。

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アマゴが釣れなかったため、つまみは貧相な宴となったが、お酒の量は十分で、焚火を囲み、楽しい宴となった。

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翌朝も火を熾して、朝食を取る。

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タープを撤去して出発である。

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1080mの二俣を左俣に入る。

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5m滝は、念のためにロープを出して、右のクラック沿いを直登する。

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ナメを登る。

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小滝が続く。

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谷はすでに源頭の雰囲気だが、いまだアマゴの魚影があっる。アマゴが隠れた岩の下にカメラを沈めて水中撮影をすると、見事に姿が映った。

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どうちゃんがネットを持ち出し、岩下から出てきた良型のアマゴを捕獲する。渇水時ならではできる芸当である。もちろん撮影後にリリースした。

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標高1200m付近から沢を離れ、尾根に取り付く。

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1320m稜線に出て、沢装備を解除する。ここからは十郎山まで登山道のない稜線歩きとなる。シカに下草が食べられていることもあり、登山道のように歩きやすく、涼しく快適な稜線歩きとなった。

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先行していたどうちゃんが複数匹のマムシを見つける。大きな木の根元に穴が開いており、そこをマムシが出入りしていて、まるでマムシの巣のようだ。繁殖のために集まったのかもしれない。

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十郎山のピークに到着する。

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十郎山から東へしばらく進むと、林業用のモノレール軌道が現れる。

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やがて急な下りとなり、モノレールの軌道を掴みながらの長い下降となる。

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林道に出る手前にモノレールの駅舎があり、その中を通過するが、崩壊のために板が斜めになっている箇所があり歩きにくかった。

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林道に出た時にはヘロヘロ状態であった。あとは駐車地点まで林道を歩くだけである。

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駐車地点にに着いて、着替えていたら、ヒルがボトッと落ちてきた。ヒルはお腹一杯に吸血してタプタブ状態だった。

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どこか吸血されたに違いないと体を確認したら、左足のアキレス腱付近から出血していた。最後はヒルが締めてくれた。

大黒構谷は、ほとんどの滝の高巻き箇所にトラロープが設置されており、ルーファイの必要はないが、悪場が多く、緊張が続いた。トラロープに頼れずにロープを出したり、トラロープの長さが足りずに、懸垂下降をした場面もあり、決して易しくはない沢だった。

50代最後の沢行を終えたが、60代になると、さらに体力も落ちていくだろう。沢やスキーを長く楽しむためには体力の維持が課題と思われる。

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August 07, 2025

ワンゲル部山小屋周辺は渇水

週末は、ワンゲル部山小屋へ避暑と渓流釣りに行ってきたが、山小屋周辺の沢は渇水で、毛鉤への魚の反応は異常に悪かった。

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今回は、テンカラ釣りを学ぶためにワンゲル部員1名が同行した。ところが半袖シャツしかもってこないという問題あり。大学生なのにそこからの指導が必要なのか? 酷い目にあって学習すればよいだろう。

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初心者同行のため、釣果よりもキャスティング練習やポイントの把握を重視することにした。そのため本流など広い渓に行ったが、他の釣り人との競争は激しかった。どこに行っても、釣り人と遭遇した。おまけにかなりの渇水で、魚の毛鉤への反応は悪く、条件が悪すぎた。

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1ヶ月ぶりの山小屋だったが、周囲はササが繁茂していた。人が通るのにも難儀なので、通路部分のみではあるが、草刈りをすることにした。

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なんとか人が問題なく通れるようにした。

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翌日は他の釣り人と競合がない裏沢へ。

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滝もあり、沢登り要素も少しはある。しかしながら渇水は酷い。いつもならばそこそこ釣れるのに釣れない。おまけに藪沢のため、初心者にはキャスティングが難しく、テンカラ釣りは難しいと認識されてしまった。次回は、もっと山奥でスレてないイワナがいるところへ連れて行かねば。

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ヒラタケがはえていると思ったが、傘の裏が白くヒダがなく、なんかおかしい。食べるのはやめておいた。

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帰宅した翌日に足にウルシかぶれが発症。草刈りの時にヤマウルシを刈ってしまったのが原因と思われる。

暑さと渇水で魚もバテ気味なのか。降水を期待したい。

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EXPO2025 大阪・関西万博:ご招待にて最初で最後の万博?

大阪では万博が開催中であるが、混雑が激しいし、暑いしで、万博に行くことは考えていなかった。このままでは万博に行かないうちに終了してしまうのかと思っていたが、棚から牡丹餅で、急遽、万博へ行く機会が転がり込んできた。

生物多様性の研究に携わる者として、イタリア大使館から職場を通してのご招待だった。万博への入場は無料で、万博一の人気パビリオンでもあるイタリア館をVIPツアーで見学できるという特典まである。もちろん、イタリア館で行われる国際イベント「海洋・地球生物多様性の保全と持続可能な利用の実現に向けたイタリアと日本の取り組みー2030年までの共通の道筋と課題」に参加するという義務はある。

無料ならばもちろん行く。ついでに他のパビリオンも見学したかったが、チケットが手元に届いたのは1週間前を切っていたので、事前予約はできなかった。

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万博の最寄り駅はOsaka Metro中央線の夢洲駅である。イベントの開催時刻に合わせて、万博チケットの来場日時は7月31日12時と指定されていたので、11時30分ぐらいに夢洲駅に到着した。なお、退場日時は3回まで変更することが可能のようだ。

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多くの人が会場に向かうので、とりあえずついて行く。

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地上に出ると、国旗が並ぶ。

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案内に従って、東ゲートに向かう。

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入場時に荷物チェックがあり、時間がかかることが予想されたが、平日の正午ということもあり、待つこともなく、あっさりと入場できてしまった。正面には大屋根リングが見える。

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あまり下調べもせずに来てしまったので、イベント時刻までどうやって時間を潰すか迷う。入場から10分経つと、万博アプリで当日予約ができるということだが、残念ながら当日予約はできなかった。とりあえず大屋根リングを歩くことにした。

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階段で大屋根リングの上に出る。エスカレータでも上がることができる。六甲方面の眺めである。

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大阪市街地方面の眺め。しかし暑い。

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さんふらわあフェリーが入港するところ。ダイヤでは朝に入港なのだが、なにかトラブルがあって遅れたのか。ほぼ1周したところで、あと2時間をどうやって過ごすか。とりあえずは予約なしで見学できるパビリオンへ行ってみることにする。

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コモンズD館に入る。コモンズは複数の国が出展するパビリオンである。内部は冷房が効いていて快適である。

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パレスチナも入っている。さすがにイスラエルとは共同出展はないようで、イスラエルは別のコモンズに入っている。

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イタリア館のVIPツアーの集合時刻(14:30)になったので、イタリア館の前に行く。イタリア館の前の大屋根リングの下には大勢の人が並んでいたが、招待客はそのままイタリア館内部に案内された。

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まずはミニシアターにて映像を見る。

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映像が終了すると、スクリーンが開き、目の前に展示会場が現れて驚く。

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アルトゥーロ・フェラリンの飛行機。大正時代に「ローマ―東京間飛行」を成し遂げた木製飛行機の骨格の復元である。

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1585年にドメニコ・ティントレットによって描かれた伊東マンショの肖像画。1582年から1590年にかけてローマ教皇に謁見するためヨーロッパへ渡った4人の若き侍(天正遣欧少年使節)の1人でした。

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イタリアの彫刻家JAGOの作品「Circulatory System」。それぞれの心臓の形は異なり、1つ1つの心臓が円になり、循環する様子を表している。

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サイバーエコロジストを自称するアーティスト兼科学者であり、環境に対する若い芸術家世代の深い感受性を体現するオリアーナ・ペルシコの作品。肺と楽器の中間に位置するようなサイバネティックな有機体、すなわち「計算する臓器」をイメージしている。イタリア館と共に呼吸しながら、来場者に「空気の質を感じ取る」という稀なインタラクションを促している。

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アトラスの彫刻。長いマントで覆われ、両手で肩の天球儀を持ち、猫背で膝を曲げたアトラスの姿である。

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ボッチョーニの彫刻。芸術・工学・科学の融合を象徴する作品だそうだ。

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復活したキリスト像。1514年メテッロ・ヴァリがミケランジェロに依頼し製作された最初のキリスト像である。

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ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョによって制作された「キリストの埋葬」。

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レオナルド・ダ・ヴィンチの「アトランティック手稿」からの貴重な素描の展示。

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アーティスト、画家、彫刻家であるフランチェスカ・レオーネの作品。リサイクル素材を使用することで、物体に含まれる記憶を高め、廃棄物を美と反映の象徴に変えている。

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VIPツアーが一通り終了すると、イベント会場に案内された。

イベントタイトルは、「海洋・地球生物多様性の保全と持続可能な利用の実現に向けたイタリアと日本の取り組みー2030年までの共通の道筋と課題」。このイベントの目的は、2023年と2024年にG7の議長国を務めた日伊両国が、2030年までに陸域・海域の30%を保全するという共通の目標への取り組みを強化し、環境分野においてリーダーシップを発揮するために何をどのようにやっていくのかを明確にするもので、プラスティックなどの海洋ゴミや侵略的外来生物の話題なども取り上げられた。保全というのは単に保護区を設けるというのではなく、如何に野生動物との軋轢を無くすかという問題とのバランスも取る必要がある。日本には里山という古い時代から人によって維持された自然があり、その里山の存在によって生物多様性の維持と、野生動物との軋轢が回避されていた。近年の里山の荒廃は生物多様性の喪失と野生動物との軋轢を生む結果となっており、里山の維持も重要な課題である。

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イベントの言語は日本語とイタリア語の同時通訳で、スライドは主に英語で作成されていた。イベントには生態学関係者も招待されていて、知っている顔もあり。日本側からの登壇者であった五箇さんとも久しぶりに再会した。

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イタリアからオンライン参加者もあり。

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最後に登壇者による総括。

登壇者以外の参加者が発言する機会はなかったが、国際的な生物多様性の保全への取り組みの重要性は十分に認識できた。大学で生態学や生物多様性を教える立場として、教育という立場からの生物多様性の保全への貢献が期待されているのかもしれない。

イベント終了時には外はだいぶ涼しくなっていた。無料のパビリオンをいくつか見学して、混雑する前に会場を後にした。

今回は運良く招待にて万博に行くことができた。まだ万博は続き、もう一度訪れてみたい気はするが、混雑や入場料を考えると、これが最初で最後の万博となるだろうか。

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