飛騨川 飛水挟 橋谷:夏にふさわしい水に浸かる沢
初めての飛騨川飛水挟の橋谷は、入渓から終了地点まで大きな釜をもった滝が連続し、ほとんどの滝が直登できた。夏の暑い日に、ヘツリに泳ぎに滝の直登と水と戯れた1日だった。
【日程】2025年7月6日(日)
【山域】東海
【渓谷名】木曽川水系 飛騨川 飛水挟 橋谷
【メンバー】ktn92さん、ランドレさん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】駐車地点7:00〜入渓7:09〜黒い10m滝下10:19〜遡行終了11:35-54〜左岸林道12:02〜駐車地点13:25
今回遡行する橋谷は、岐阜の山スキー仲間のヤマさんに勧められた沢である。前夜は岐阜の美濃太田にて山スキーヤー忘シーズン会だったため、道の駅みのかもで車中泊となったが、標高が低い場所だったこともあり、暑くてほとんど眠れなかった。今回の沢の同行者は、忘シーズン会にも参加していたランドレさんとktn92さんであり、彼らも同じく道の駅で車中泊で、暑くてよく眠れなかったようだ。ランドレさんは今回が初めての本格的な沢登りだそうだ。初めてと言っても、登山や渓流釣りの経験は豊富なので問題はなさそうだ。私も今シーズンはまだ金剛山の高天谷でウォーミングアップ程度の沢登りしかしておらず、ほぼ同レベルかもしれない。ktn92さんは、昨年の貝月谷以来の同行であり、すでに今シーズンは4つの沢を遡行済みで、今回の沢行を頼もしくリードしてくれそうだ。
道の駅みのかもから入渓地点までは車で30分ほどだった。飛騨川の沢は初めてであり、どんな沢か楽しみである。飛騨川を渡るアーチ橋の手前の駐車スペースに車を駐め、ちょうど7時に出発した。今回の沢はヌメリ多めということで、久しぶりにフエルトソールの沢靴をチョイスした。久しぶりに履いた沢靴はきつめで、いつものラバーソールの沢靴とは勝手が違っていた。
入渓地点までの移動は、驚いたことに高山本線の線路脇を通る。これは不法侵入ではなく、人が歩けるように通路があり、遮断機のない踏切もある。まるで映画のスタンドバイミーでのシーンのようだ。我々が通った時はたまたま列車のダイヤを外していたが、列車が通ったらさぞかし迫力があったに違いない。
線路から踏み跡をたどって橋谷に入渓すると、いきなり3m滝とその上に堰堤が現れる。右岸にある巡視道からまとめて巻いた。
沢に戻ると、いきなりのゴルジュとなる。途中、フエルトソールが落ちていたが、誰か遡行した人の沢靴のソールが剥がれたのだろうか? 後でランドレさんの沢靴のソールだったことが判明することになる。
階段付きの堰堤を越える。
深い釜をもった2段5m滝が現れる。早速泳ぐktn92さん。泳がなくても左から越えられたが...
2m大岩滝。
3段6m。
小滝が続くが、どの滝も釜が深い。やけに岩が滑ると言っていたランドレさんの沢靴のフエルトが剥がれていることが判明。入渓して比較的早めに落ちていたフエルトソールはなんとランドレさんのものだった。ランドレさんはその後は下山用の地下足袋で行動する。
ヘツリで越えたり。
トイ状3mはステミングで越える。左から巻くこともできる。
CS2条3m滝は右をヘツっていって越える。
CS3m。
3m。小ぶりな滝が多く、どの滝も水に浸かりながら直登できる。
2段4m。
赤ナメ2段4m。
3m。
2段小滝を深い釜を泳いで取り付く。水温は低くないので、体はさほど冷えない。暑い日なので、水に浸かるのはちょうど良いぐらいだった。
2条5m。
長いナメもあった。
高さが10mはある大きな黒い滝が現れた。ラスボスか? ktn92さんが右からフリーで越える。後続は念のためロープで確保してもらったが、見かけほど難しくはなかった。ここで3名の他パーティが追いついたが、遡行終了地点まで追い抜かれることはなかった。
渓相が落ち着いて、もう終わりかと思ってしまったが...
トイ状10m滝が現れた。斜度が緩いので直登で超える。
さらに8m。この滝も直登で超える。
最後に10m凹状滝であった。ktn92さんは直登で超えたが、少々イヤらしそう。私とランドレさんは左岸から巻いた。最後に大きな滝が3つも現れて驚きだったが、どの滝も直登可能なのはよい。
滝上は源頭の雰囲気となって、ようやく終了となった。不思議なことに入渓地点から源頭までハヤが生息していたが、イワナやアマゴの魚影は見なかった。
遡行終了地点からの下山法王は2通りある。左岸にある林道を使うか、右岸にある林道に出て、途中から巡視道を下りるかである。我々は楽そうな前者をチョイスした。左岸にある踏み跡を林道まで上がる。
林道に出た。
あとは林道を下るだけである。林道ならばヒルに襲われることもないが、下るにつれて暑くなっていった。途中、廃集落があった。
遡行終了地点から1時間半ほどで駐車地点へ下山できた。
橋の上から飛水挟を眺めると、濁ったエメラルドブルーの水をたたえていた。
初めての飛騨川飛水挟の橋谷は、入渓から終了地点まで大きな釜をもった滝が連続し、遡行に飽きることはなく、ほとんどの滝が直登できた。どの滝も深い釜をもち、ヘツリや泳ぎで突破する。夏の暑い日に、ヘツリに泳ぎに滝の直登と水と戯れた1日だった。注意点としては、岩はヌメり気味であることだ。そのため沢靴はラバーソールよりフエルトの方がベターと思われる。レベル的には初心者向きなので、ワンゲル部員の沢訓練に使うのも良さそうだ。下山後は道の駅みのかもにある里山の湯で汗を流してから、奥美濃にあるワンゲル部山小屋に向かった。



































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