北海道・東北2025GWスキー遠征8:八甲田山 大岳環状ルート
4月26日の夜に苫小牧に上陸して始まった北海道滞在は、5月2日の夜に青函フェリーにて函館を離れて終了した。続きは、GWは2019年以来となる東北に場所を移して、6年ぶりの八甲田山でのスキー山行から始まった(2019年5月2日の記録)。
【日程】2025年5月3日(土)
【山域】八甲田
【場所】八甲田山 大岳環状ルート
【メンバー】Y(ワンゲル部元主将)、マメゾウムシ
【天候】曇りのち晴れ
【装備】テレマーク2
【コースタイム】酸ヶ湯公共駐車場7:25〜仙人岱ヒュッテ9:10-49〜八甲田大岳11:01-20〜滑走〜大岳環状ルート東標高1340m11:33-53〜大岳避難小屋12:26-48〜酸ヶ湯温泉13:39〜酸ヶ湯公共駐車場13:47
5月2日に函館港23:30発のフェリーに乗り込み、翌朝の3時20分に青森港に到着した。フェリーではしっかり寝られたが、同行者のYは寝られなかったようだ。青森港では強めの雨が降っていたが、日中には回復する予報のため、当初の予定通りに八甲田山に行くことにした。明るくなるまでの時間潰しとして、Yはコインランドリーで洗濯、私は車中で仮眠とした。明るくなるにつれて、雨も次第に弱くなっていった。
コンビニで朝食を取ってから、酸ヶ湯温泉へ移動した。酸ヶ湯公共駐車場に7時前に到着したが、まだ駐車場は空いていた。今回はここから大岳環状ルートの計画だが、八甲田大岳へも登って滑ることを考えている。6年前も同じ計画だったが、その時は悪天のため山頂は踏めなかった(2019年5月2日の記録)。雨は止んだが、風はまだ強かった。
大岳環状ルートを反時計回りでスタートする。
沢状の地形を登る。
上部はまだ視界不良で風も強かった。
仙人岱ヒュッテで天気の回復を待つことにする。
仙人岱ヒュッテには石油ストーブがあるが、燃料は利用者が持ち込むことになっていた。
40分ほど待機していると、ガスが晴れだし、大岳が姿を現した。
目の前の斜面も魅力的である。
大岳の急斜面を登る。
クラックがあり、通行に要注意だった。
急斜面を登り切ると目の前には大岳の山頂と火口が現れた。夏道をスキーを担いで登った方が楽だったかもしれない。
山頂部には雪がなかったので、スキーを外してピークを踏んだ。暑寒別岳以来のピークハントであり、八甲田大岳は実に11年ぶりの山頂となった(2014年4月29日の記録)。
山頂から南方向の展望。
山頂から東方向にはピラミダルな高田大岳が目立つ。
シールを外して大岳の大斜面にドロップする。
大岳環状ルートまで滑ったら、再びシールをつけて進む。
仙人岱ヒュッテと大岳をはさんで反対側にある大岳避難小屋に着く。少しばかり休憩を取る
大岳避難小屋の方が仙人岱ヒュッテよりは若干内部は広い感じがする。大岳避難小屋からはシールを外して滑走に入る。
毛無袋湿原を滑る。
宮様ルートに入る。この辺りからストップ雪となる。
最後は酸ヶ湯温泉へ滑り込む。
無事帰還。久しぶりに酸ヶ湯温泉に入りたいところだったが、名物の千人風呂は混浴のためYは乗り気ではなかった。惜しいがそのまま南に移動することにした。
東北1日目は、天気予報通りに天気が回復してくれて、大岳の山頂も踏め、大斜面の滑走もできた。同行者のYにとっても充実したスキー山行となったようだ。幸先の良いスタートが切れた東北1日目だったが、残念ながら翌日は悪天予報であった。
北海道・東北2025GWスキー遠征9につづく
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