野伏ヶ岳:気温上昇でデロデロ雪と全層雪崩
今年も毎年恒例の野伏参りに行ってきた。残雪量が豊富なため、大進橋を渡った所からスキーで往復できたが、気温上昇により、山頂付近ではクラック崩壊による全層雪崩に、下部では湿って重いデロデロ雪が発生した。
【日程】2025年3月26日(水)
【山域】奥美濃
【場所】野伏ヶ岳
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク
【コースタイム】白山中居神社駐車場8:19〜和田山牧場跡10:22〜ダイレクト尾根1140m10:58〜1400m小ピーク12:18〜ジャンクション13:11〜野伏ヶ岳13:30-55〜湿原14:21〜和田山牧場跡14:48-56〜白山中居神社駐車場15:28
ウイングヒルズ白鳥スキー場で今シーズン最後のゲレンデ練習を終えた翌日は、毎年恒例の野伏参りに行くことにした。この日はゲレンデ練習を予定していたワンゲル部員も、翌日の午後からは雨予報ということで、野伏ヶ岳に計画変更とした。ただし、彼らは和田山牧場跡でテン泊し、翌日は小白山を目指すらしい、私は翌日に会議があるため、日帰りにて野伏ヶ岳を往復するので、おそらく別行動となるだろう。
午前中は風が強い予報のため、遅めの8時過ぎに白山中居神社の駐車場をスタートする。平日にもかかわらず車は結構駐まっていた。
大進橋から別荘地までの道は除雪済みであった。
今シーズンは雪が豊富なため、大進橋を渡った所からシール登行を開始する。このまま山頂まで板を脱ぐことはなかった。以前であれば3月末はそれぐらいの残雪はあったものだが、ここ最近は林道を板を担いで結構歩くことが多かった。昨年は林道を1時間ほど板を担いだ(2024年3月31日の記録)。
小白山谷にかかる橋を渡る。
林道のヘアピンも容易にショートカットできる。
林道を離れて、和田山牧場跡に至る尾根に乗る。
和田山牧場跡に出ると、野伏ヶ岳が目の前に現れる。
ワンゲル部員たちは湿原にてテン泊予定なので、ここで別れる。
ダイレクト尾根に取り付く。
ダイレクト尾根に乗る。昨シーズンやその前のシーズンも雪が少なく藪が濃かったダイレクト尾根も、今回は快適にシール登行で登れる。
クマ棚だらけ。
幹にはクマの爪跡がついていた。
樹林を抜けると、標高1400mの小ピークに出る。野伏ヶ岳南面には、気温上昇のためか、山頂付近のクラック2箇所が崩壊して、そこから全層雪崩が起きていた。
デブリ末端までの総距離は1kmはあろうか。
突然クラックが崩壊する音がして、第2波の雪崩が起きた。大きな雪塊が転がっていく。この雪塊に当たったら一溜まりもないだろう。
第2波の雪崩終了後の写真。
ダイレクト尾根核心部の急斜面に取り付く。雪はだいぶ緩んでいるので滑落のリスクは少ない。
中央ルンゼの源頭をトラバースする。
ダイレクト尾根と北東尾根とのジャンクションはクラックだらけだった。
北東尾根に乗れば,山頂までは一登りであった。
野伏ヶ岳山頂に到着する。風はあったが、十分に耐えられる強さだった。
ランチタイムとする。
北方向には白山が眺められた。
北西方向には赤兎山など北陸の山々が見える。
南西方向には荒島岳が眺めらたが、遠くの山々は黄砂で霞んでいた。
南方向の遠くの山々も霞んで見えなかった。
東方向には御嶽山や乗鞍岳が眺められるはずだが、残念ながら黄砂で見えなかった。
シールを板から外して滑走に入る。中央ルンゼはクラック多数で湿雪雪崩のリスクがあったため、北東尾根を滑ることにする。
上部の雪はなかなか良い!
快適な滑りができる!
ところが、標高を下げていくにつれて、雪が重くなっていった。下部の方はかなりの湿雪重雪と化し、滑った後に表層の湿った雪がデロデロと落ちていく始末である。
湿原に滑り込むと、ちょうどワンゲル部員たちの張ったテントがあった。山頂からは30分ほどの滑りだった。
湿原から和田山牧場跡までは登り基調の平坦地のためシールをつけて歩いた。
和田山牧場跡からは、iPhoneの望遠にて、中央ルンゼ源頭を登っていくワンゲル部員3人を確認できた。
あとは林道の滑走のみである。
ボブスレーのように滑って、大進橋手前に30分ほどで到着した。
気温上昇で全層雪崩が起こったり、下部の雪は湿雪重雪と化していたが、全体的には悪くないツアーだった。この調子だと以前のように4月後半まで滑れるかもしれない。
最近のガソリン大高騰のため、奥美濃に向かう場合は、高速代節約のため、福井回りで湖西道路・中部縦貫道経由か、三重回りで名阪国道経由で行くことが多い。ところが3月18日に国道158号の油阪峠道路が土砂崩れで通行止めとなってしまったため、福井回りはしばらく使えなくなってしまった。今回の帰りは東名阪道の桑名東ICまで下道で移動し、東名阪道に亀山JCから名阪国道利用にて帰阪した。その途中にあり、以前からタンタン麺の看板で気になっていた熱烈一番亭多度店に夕食を取るために立ち寄ってみた。辛味噌タンタン麺と餃子セットを頼んだが、辛味噌担々麺はホアジャオが効いた本格的な担々麺だった。









































Comments
石徹白周辺は、今季雪が豊富でまだまだ滑れると思ったら、早いペースで雪が溶けて行ってますね。
山の北面をねらえば、大丈夫ですか?
Posted by: CIMA | March 29, 2025 02:03 PM
CIMAさん
雪融けはこれから進むでしょうが、まだまだ残雪は豊富なので、4月初旬は十分に行けると思います。
>CIMAさん
>
>石徹白周辺は、今季雪が豊富でまだまだ滑れると思ったら、早いペースで雪が溶けて行ってますね。
>山の北面をねらえば、大丈夫ですか?
Posted by: マメゾウムシ | March 30, 2025 09:19 AM