金剛山 妙見谷:2年おきに歩く沢ルート
9月2回目の3連休は、最終日の天気が良かったので、2年半ぶりに金剛山の妙見谷を歩くことにした。
【日程】2024年9月23日(月)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 妙見谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】金剛登山口バス停11:03〜妙見滝11:37〜山頂広場13:10-18〜金剛山13:27〜伏見峠13:53〜久留野峠14:23〜金剛山ロープウェイ前バス停14:49
妙見谷は沢装備なしでも遡行できる入門レベルの沢ルートである。前回歩いたのが2022年5月21日なので、2年半ぶりである。記録を見てみると、2018年からは2年おきに行っていることがわかった。特に意識はしていないが、沢としての魅力はないが、しばらく行っていないと気になってしまうルートのようだ。
アクセスは公共交通機関利用にて、河内長野駅バス停から金剛山ロープウェイ前バス停行きの南海バスに乗り、金剛登山口バス停でおりる。しばらく金剛山ロープウェイ方面に歩くと、林道のゲートがある。2018年8月にあった妙見谷での死亡事故以降、林道のゲートには入山禁止の看板が貼られている。一般登山ルートではないので、行くならば自己責任となる。
妙見谷の左岸にある林道を進むと、イヌショウマが咲いていた。
ミズヒキとツリフネソウも咲いていた。
林道が終了し、登山道のような道となると、左前方に妙見谷の連瀑が現れる。沢装備ならば、この連瀑からスタートとなる。今回は沢装備ではないので、妙見滝までは道をたどる。
危険箇所にはハシゴやロープが設置されている。
道を進むと連瀑の上に出るが、沢が倒木で埋まっている。倒木を掻い潜りながら進む。
倒木帯を抜けると、妙見滝15mが現れる。妙見滝はロープがフィックスされている左岸から簡単に巻ける。
妙見滝の上は、両岸が立っていて、ゴルジュチックである。雨の翌日ということもあり、水量は多めだった。
中間部にある2m、4m、4mの連瀑が現れる。
1段目の2mは左を登って、2段目の4mは左のお助けロープがあるところを登る。
3段目の4mは、左から巻く。ここもお助けロープがある。
巻いた所に岩があり、なぜかボルトが打たれており、ロープが固定されている。ボルダリングの練習場?
その後も小滝は続く。沢装備ならば流心を難なく登っていけるが、トレランシューズで濡れないように進むのは結構テクニカルである。
また小滝である。
左手で枯木を掴んだら、小指の付け根あたりにチクリと痛みが走る。刺した犯人はコアシナガバチだった。刺された瞬間は痛かったが、腫れもせずにすぐに痛みは引いた。先々週は東北の渓にてスズメバチらしきハチに刺されたが、患部は腫れて、2〜3日痛みが残り、その後痒みに襲われた。いまだ患部周辺は皮膚の色は広くうっすらと赤く、痒みが少し残っている。なお、過去にもスズメバチに刺された経験は2回ある。東北の渓刺された時は、やけに患部が広く赤くはなったが、アナフィラキーはでなかった。場所が場所的にそうなったらヤバかったが、どうやらハチを含め虫には体質的に強いのかもしれない。なお、沢行は問題なく続けられた。
倒木にはえるヒトヨタケ。
こちらはツキヨタケ。
上部が開ける。この先は二俣状だが、左に進むと急なガレになってしまい、6年前に死亡事故があったところだ。正しくは右に進む。
正しく右の樹林の中の流れへ進む。
最後の詰めは倒木を掻い潜り、ガレを登る。
踏み跡を進むと、山頂広場に出る。17℃と涼しい。
雲の多い天気である。
久しぶりに金剛山の山頂へも行ってみる。
久留野峠まで散歩してから、金剛山ロープウェイ前バス停に下山した。途中では、台高の山が見えた。
2年半ぶりの妙見谷はそこそこ楽しめた。雨の翌日で、水量は多めだったこともあり、トレランシューズで濡れないように進むのは結構テクニカルだった。トレランシューズは結局濡らしてしまったが、むしろ沢靴の方が楽で楽しく進めたに違いない。
Comments