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August 20, 2024

大峰 下多古川本谷:天気がパッとせず、中ノ滝までの往復

ワンゲル部員の沢泊訓練の予定のはずが、雨が降り出し、お手軽に中ノ滝までの日帰り往復に変更となった沢登り。巨岩帯の通過と、豪快な2つの滝(琵琶滝と中ノ滝)が印象的だった。

【日程】2024年8月19日(月)
【山域】大峰
【渓谷名】吉野川水系 下多古川本谷
【メンバー】ワンゲル部員主将、主務、マメゾウムシ(OMUNWV部)
【天候】曇り時々雨
【コー スタイム】林道P7:22〜琵琶滝下8:47〜中ノ滝下11:16-24〜琵琶滝展望台11:54-12:20〜林道P12:49

ワンゲル部員の沢泊訓練の予定で、私もまだ行ったことのない下多古川本谷へ行くことにした。

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国道から下多古の集落に入ると、道が狭くなる。集落を越えると、待機場所の少ない林道となる。対向車が来たら困る。落石と転落にも注意が必要だ。少々ビビりながらも、林道終点に無事到着する。林道が橋を渡る手前の左側と林道終点に広場があり、手前の広場に駐車した。

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すぐに入渓せずに、巨岩帯を避けるため、しばらくは琵琶滝への遊歩道を進み、地形図の707m地点から入渓する。

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曇り空で、下流部は杉林ということもあり、やけに入渓時は周囲が暗かった。

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明らかな渇水ということもあり、全体的に流れが緩い。

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チョックストン2m滝。

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長さ15mの斜滝が現れる。

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斜滝は右の壁を登って越える。

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10m滝が現れる。右から遊歩道まで登って巻く。

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すぐに5m斜滝。

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斜滝は右の壁を登って越える。

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遊歩道の吊橋がある。

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4m滝は右から越える。雨が降り出し、テンションが下がる。

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下多古川最大の琵琶滝2段50mが現れる。

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琵琶滝はすぐ下の右岸から入る鏡石谷から高巻くが、鏡石谷にも3段30mの滝がかかる。

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鏡石谷の滝の右側にある泥壁を登る。低木やツルを掴みながら登るが、滑るとかなりの高さを落ちることになるので、念のためロープを出した。

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ロープを2ピッチ出して登り、琵琶滝展望台から続く高巻き道に出た。雨が降ったり止んだりで、翌日も同様な天気ということもあり、これでは沢の夜を十分に楽しめない。急遽、計画を中ノ滝までの往復に変更することにした。

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高巻き道を登っていくと、正面に岸壁があり、道は分岐している。分岐を右に曲がるとすぐに祠がある。分岐を左に進むと、中ノ滝の上まで巻くことができるらしい。

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踏み跡を進むと琵琶滝の落口に出た。

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正面左にハングした岩が見えてくる。

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琵琶滝から中ノ滝までは巨岩帯の通過となり、狭い箇所ではザックを下ろして潜ったり、高さのあるところでは、ショルダーなどで越えた。

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巨岩帯を抜けると、中ノ滝40mが現れる。琵琶滝と同じぐらいに豪快な滝である。今回の遡行はここまでとし、往路を戻ることにする。

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中ノ滝からは左岸の斜面にある踏み跡を辿り、途中から右岸に渡り、右岸に渡る踏み跡を辿ると巨岩帯を巻くことができた。往路でもこの道を使えば、かなり時間を短縮できる。

琵琶滝の落口からは、琵琶滝展望台まで高巻き道で戻る。途中、かなり高度のあるトラバースがあり、滑落に注意が必要であった。

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琵琶滝展望台にて休憩し、沢装備を解除した。

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ニーパッドを外すとヒルが1匹いた。主将からも1匹出てきた。

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琵琶滝展望台からは遊歩道を利用した。往路で下を通過した吊橋を渡る。

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百合ヶ岳への分岐を通過すると、林道終点まですぐであった。琵琶滝展望だから林道終点まで30分ほどで戻れた。

帰りの林道は幸いなことに対向車には遭遇せず、無事に国道に出ることができた。

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帰る途中、道の駅杉の湯川上に立ち寄り、”じゃばすこうどん”というメニューを食べてみた。1辛から3辛までの辛さがあり、選んだのは3辛。まあまあの辛さと柑橘の香りで美味かった。じゃばすことは、和歌山県産のジャバラと赤唐辛子に、昆布だし、純米酢、てんさい糖、天然海水塩が加わった新感覚の調味料のことである。じゃばらとタバスコを合わせたので、”じゃばすこ”というらしい。

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帰宅すると、装備からヒルが出てきて、家人に大顰蹙。塩をかけたら、血を吐き出して死亡。誰か車の中で血を吸われた者がいる。さらにもう1匹、沢装備から出てきた。風呂に入る時に、脱いだパンツと短パンに血がついていた。被害者はなんと自分だった。右大腿部横側に噛み跡と出血があった。帰りの車中でヒルにやられたのは、これが2回目である。車に乗る前に登攀具、沢装備、ザック、自分の身体にヒルがついていないか、しっかりチェックしないといけない。

今回は天気がパッとしないため、日帰りで中ノ谷往復としたが、天気が良い時にでも、下多古川本谷をもう少し上まで詰めてみたい。

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August 18, 2024

奥美濃 前谷川・荒倉谷川:アラクラ滝で登攀練習

ワンゲル部山小屋夏合宿は、ワンダーフォーゲル部が奥美濃に所有する山小屋の維持作業を目的に行われるが、山小屋周辺において現役部員への沢登りなどの技術指導も行われる。山小屋入舎2日目に倉谷川カンバタ谷を遡行したが、5日目に荒倉谷川のアラクラ滝で滝登攀の訓練を行った。

【日程】2024年8月10日(土)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川支流 荒倉谷川
【メンバー】ワンゲル部員6名(OMUNWV部)、Sくん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】檜峠6:05〜荒倉谷川取水口7:18-30〜アラクラ滝下(アラクラ滝2段目で登攀練習)9:00〜11:38〜白山禅定道アラクラ滝道標11:48-58〜檜峠12:58

ワンゲル部山小屋夏合宿は、ワンダーフォーゲル部が奥美濃に所有する山小屋の維持作業を目的に行われるが、山小屋周辺において現役部員への沢登りなどの技術指導も行われる。山小屋入舎2日目に倉谷川カンバタ谷を遡行したが、5日目に荒倉谷川のアラクラ滝で滝登攀の訓練を行った。

荒倉谷川へ行くのは2年ぶりであった。荒倉谷川は地形図に水線も引かれていない小さな沢ではあるが、アラクラ滝という大滝がある。アラクラ滝は3段50mの高さがあり、無雪期は樹木が邪魔し、滝の音はするが、その滝の姿を見ることができない。そのため幻の滝と呼ばれている。2年前はワンゲル部員とアラクラ滝の全3段の登攀に挑戦したが、3段目は直登できず、なんとか小さく巻けないかとトライしたが、時間切れで敗退した(2022年9月16日の記録)。

アラクラ滝自体は美濃禅定道のアラクラ滝の道標がある地点から直接に下降できるが、沢登りの練習も兼ねて、出合からの入渓してアプローチした。ただし、遡行距離は短い。

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入渓地点には取水施設がある。そのためここから下流部は前谷川本流までほぼ水流がなかった。

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入渓すると、すぐに小滝の連瀑となる。

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小滝が続く。

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5m滝が現れるが、左岸を容易に登れる。

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5m滝を越えると、大きな滝の音がして、アラクラ滝3段50mが姿を表す。

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1段目の下から見上げる。

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2段目の滝を右の泥壁から巻き、木にトップロープをかけた。トップロープ確保により、2段目の滝の壁で登攀練習を行う。

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1回生3人にとっては初めての滝の登攀であったが、足の置き方がまだわかっていないようだった。午前中のみという時間の関係で1人1回しか練習できなかったが、何もしないよりはマシである。本合宿では後立山の全縦を行うが、岩場通過の際にはこの経験が役立つだろう。

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帰りは下山ではなく、美濃禅定道を桧峠に戻るので、登りになる。滝の反対側の斜面を10分ほど登れば美濃禅定道に出る。泥壁なので滑落には注意が必要である。このような泥壁登りも体幹の強化や足の置き方などの練習になる。いろいろと経験を積んで、どんな困難も乗り越えられる山ヤになってもらいたい。

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石徹白 倉谷川カンバタ谷:ワンゲル部の沢訓練

ワンゲル部山小屋夏合宿は、2年ぶりの倉谷川カンバタ谷の遡行で始まった。

【日程】2024年8月7日(水)
【山域】奥美濃
【渓谷名】九頭竜川水系 石徹白川 倉谷川カンバタ谷
【メンバー】ワンゲル部員5名、マメゾウムシ(OMUNWV部)
【天候】晴れ
【コー スタイム】倉谷川出合駐車スペース6:48~入渓7:14~堰堤下8:25~5m滝下8:49〜カンバタ谷出合11:29-43~大滝高巻き終了12:21~水場分岐14:06~神鳩避難小屋14:21-44~いとしろ大杉15:49~石徹白登山口15:56-16:05〜倉谷川出合駐車スペース16:26

ワンゲル部山小屋夏合宿は1日目は買い出しとチェンソーなどの道具のレンタルをして入舎するだけだが、翌日から本格的な活動が始まる。それは沢登り訓練として、2年ぶり(2022年6月18日の記録)に倉谷川のカンバタ谷の遡行で始まった。今回が沢デビューとなる1回生2名を含むワンゲル部員5名と共に、6時に山小屋を車で発った。

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倉谷川出合にある駐車スペースに車を駐め、遡行の準備をする。ここから倉谷川の右岸沿いにある林道を30分ほど歩いて入渓となる。林道には崩壊箇所や土砂崩れ箇所、藪が濃い箇所、ぬかるみなどもがあり、道は消えかかっている。

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林道終点にある堰堤の上から入渓する。水は冷たい。

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堰堤跡の深みで早速泳ぐワンゲル部員たち。若者は元気である。水遊びをしながらまったりと進む。

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倉谷川最後の堰堤が現れる。左から越える。

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5m滝が現れる。

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5m滝は直登は難しいので、右岸から高巻く。

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天気は良く、ナメもあって、倉谷川の流れは美しかった。

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トイ状の流れ。

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ヘツリもあり。

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大きな淵をもつ2m滝を泳ぐとステミングで越える主将。

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他のメンバーは泳いで、右の壁から取り付く。ちなみに私はササを掴みながら濡れずに越えた。

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カンバタ谷出合で休憩する。この出合は目立たないため、知らないとうっかり通過してしまう可能性がある。ここまでは、泳いだり、自然を愛でたりしながら、天気が良い中をのんびりと進んだ。

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カンバタ谷に入ると、すぐに小滝の連瀑となる。

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連瀑の奥に大滝が立ち塞がる。沢上谷にあるようなナメ滝だ。大滝の下まで登れるが、右岸から高巻く場合は、下段から左の泥壁を登る。

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初めて遡行した時は、大滝は左岸から小さく巻いたが、同行者に初心者がいるときは、少々転落のリスクがある。2回目に遡行した時に右岸から巻いてみたが、大きく高巻くことにはなるが、比較的安全に越えることができた。その後は右岸から高巻いている。その記録を参考にした遡行者が多いようで、以前はなかった踏み跡がはっきりしていた。

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高巻きは、尾根状を乗っ超して、木々を掴みながらの下降に入る。

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枝沢を横切って、カンバタ谷に復帰し、遡行を再開する。

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高巻き後のカンバタ谷には大きな滝はないが、小滝は続く。

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沢沿いにワイヤーが敷かれた跡がある。過去に林業などの作業をしていた名残だろうか。

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現れる滝は直登は容易である。

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ポットホールをもつ小滝。

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標高1500m付近で右岸にある涸れ滝が神鳩避難小屋に出る分岐である。

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涸れ滝を登り、ルンゼ状を詰めると、水場に出る。そのまま踏み跡を登ると、神鳩避難小屋の前に出る。奥美濃の沢の詰めは激しい藪漕ぎになることが多いが、この谷は藪漕ぎをすることなく終了できるのはよい。沢装備を解除したら、登山道を下山するだけである。

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いとしろ大杉。

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大杉登山口に下山する。ここから林道を20分ほど歩くと、車を駐めた倉谷川出合に戻る。

沢デビューした2名は沢登りを面白く感じてくれただろうか。沢ヤを目指してくれると嬉しいのだが。

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August 17, 2024

奥美濃の自然とテンカラ釣り

ワンダーフォーゲル部が奥美濃に所有する山小屋周辺の周辺には渓流釣りできる渓が多くある。今回の山小屋夏合宿においても、周辺の渓にてテンカラ釣りを行ってきた。

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今シーズンは先行者がいたりして、納得のいく釣果を上げていなかった。まず行ったのは、過去によい釣果のあったA川であった。最初に20cmほどの良型のイワナを釣り上げる。

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続いて25cmと、その後も良型が続いた。平日ということもあり、他の釣り人との競合がなかったのもよかった。

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最後に今シーズン初の尺イワナをあげた。これで名誉挽回である。A谷のイワナは赤みが強い個体が多い。

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ヒメシャジンの花が咲いていた。

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次は、B川のC&R区間へ。大きな淵のある流れ込みに毛鉤を落とすとアタリがあった。もう一度流すとガツンと大きなアタリが来た。重い! なんとかタモに収めると、人生初の32cmの尺越えヤマメだった。イワナと違ってヤマメは体高があるためか、実にいいファイトだった。今シーズン一番の忘れられない釣果になるかもしれない。なお、最近、石徹白周辺で釣れているヤマメは九頭竜川産の個体を放流したものらしい。

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続いて釣れたのは、20cmほどの良型アマゴだった。釣れるのは嬉しいが、1つの河川でヤマメとアマゴの両方が釣れるのは疑問を感じる。過去においては、石徹白ダムができるまではサクラマスが石徹白まで遡上していたらしい。それがダムができてからは、河川残留型のヤマメだけでは再生産率が低いためか、絶滅したらしい。その後、長良川産の銀化しにくいアマゴを放流して、峠川では定着した。そのような経緯があるのに、ヤマメを復活させたいという意図で九頭竜川産のヤマメを放流したらしいが、ヤマメとアマゴは容易に交雑してしまう。純粋なアマゴもヤマメもいなくなってしまうことを危惧するが、漁協はそういう生物学的な理由はわかっているのだろうか。

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C谷へも行った。なかなか釣れなかったが、最後に堰堤下の溜まりでアメマスのような白斑だけの良型イワナが釣れた。

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最後はD谷へ。この日は3連休中ということもあり、本流などメジャーな渓は競争が激しい。D谷は藪沢ということもあり、まずもって他の釣り人との競合はない。あまり数は釣れないが、ボウズで終わることはない。

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最近ボウズ続きだった同行者のフライマンもしっかりイワナを釣り上げた。

山小屋周辺は夏盛りということで、夏のキノコや昆虫なども観察できた。

Shiro

未同定の白いキノコ

Tamago

タマゴタケ

Chichitake

チチタケ

Akiakane

アキアカネ

Kimadara

ヤマキマダラヒカゲ

Tateha

山小屋の壁にタテハチョウの仲間の蛹がついていた。

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ワンゲル部山小屋夏合宿2024(概要)

多忙のため、ブログの更新が滞っている。ようやく時間が取れたので、先週に行われたワンゲル部山小屋合宿の概要のみ報告しておきたい。

山小屋夏合宿は、ワンダーフォーゲル部が奥美濃に所有する山小屋の維持作業を目的に行われるが、山小屋周辺において現役部員への沢登りなどの技術指導も行われる。維持作業としては、ペンキ塗り、水源の補修、薪作り、草刈り、煙突掃除などがある。今回はOBOG会主催によるコロナ禍以降初めてとなる「夏の山小屋を楽しもう」というイベントとも日程が重なり、現役部員は多くのOBOG等との交流の場も持つことができた。

 

以下が、日程と概要である。

8月 6日(火) 移動と入舎

8月 7日(水) 倉谷川カンバタ谷にて沢登り訓練

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8月 8日(木) 山小屋維持作業(私は執筆仕事)

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8月 9日(金) 山小屋維持作業(私は釣りへ)

8月10日(土) 午前:荒倉谷川のアラクラ滝にて登攀訓練

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         午後:イベント(夏の山小屋を楽しもう)

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8月11日(日) 午前:イベント(夏の山小屋を楽しもう)
            (私は釣りへ)

         午後:現役部員は本合宿に向けての予備合宿実施のため、徒歩にて白山へ出発

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8月12日(月) 掃除・戸締まりと帰阪

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August 04, 2024

2週連続の金剛山 高天谷 左俣:午後からサクッと!

またも猛暑の週末は、2週連続になるが、午後からサクッと金剛山の高天谷を遡行した。

【日程】2024年8月3日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷 左俣
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】高天彦神社駐車場12:51〜高天滝下13:01〜10m大滝下13:17~二俣14:25~郵便道(920m地点)14:52-15:03~高天彦神社駐車場15:56

ワンゲル部の山小屋夏合宿を間近に控えて、その準備等で遠出がしにくい週末は、2週連続になるが(2024年7月28日の記録)、金剛山の高天谷を遡行することにした。

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12時半過ぎに高天彦神社の駐車場に到着したが、駐車場はだいぶ空きが多かった。これだけ暑いと、登山者はまだ涼しい午前中のうちに山頂を往復してくるだろうし、参拝客も暑い時間帯を避けるだろう。入渓地点となる高天滝は、先週とほぼ同じ水量で、平水よりも多めであった。今回もシャワークライミングが楽しめそうだ。

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沢沿いに飛ぶシオカラトンボ。

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10m大滝手前の右岸の壁に咲いていたヤマユリ。

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イワタバコは花の時期だった。

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トイ状5m滝ではしっかりシャワーを浴びた。

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ラスボスの3段30m大滝は、いつもは左側を登っていたが、今回は右側を登ってみた。こちらのほうがホールドもスタンスもしっかりしていて登りやすい気がした。ロープを使うときは、左側は木で中間支点を取りやすいが、右側は木を使えないのでハーケンを打つ必要がある。

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下山途中に、枯木からはえる白い大きなキノコを見つけた。種類は不明である。

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出発時よりもさらにガラガラとなった駐車場に戻る。1週間前とほぼ同じコースタイムであったが、体力の維持に少しは役立っただろうか。

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