貝月谷 左俣:初めての揖斐川水系の沢
今シーズン2回目の沢登りは、揖斐川水系の貝月谷の左俣を遡行してきた。全体的にお手軽な沢でありながら、滝もそこそこあり、ナメもあったりで結構楽しめた。まだ沢に慣れていない体には、ちょうどよいリハビリであった。
【日程】2024年6月1日(土)
【山域】東海
【渓谷名】揖斐川水系 貝月谷 左俣
【メンバー】ktn92さん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】林道駐車地点7:41〜入渓7:51〜標高750m二俣(右俣探索)8:19-34〜標高790m二俣9:22〜標高860m二俣9:39〜52〜稜線(小貝月山付近)11:03〜貝月山11:20-49〜小貝月山12:03〜第1・第2ゲレンデ・頂上分岐12:42〜林道駐車地点13:08
週末は、土曜日の晩に、岐阜での山スキーヤーの集いに招かれていた。集いの前にどこか沢か山にでもと考えていたところ、ちょうど良いタイミングで、同じく集いに参加する名古屋在住のktn92さんから沢登りのお誘いがあった。もちろん二つ返事で同行することにした。行き先は揖斐川町の貝月山に詰め上がる貝月谷で、揖斐川水系だけでなく、揖斐川町も初めての土地であり、久しぶりに新鮮さを感じた沢登りとなった。
貝月谷へのアクセスは揖斐高原貝月リゾート(旧揖斐高原スキー場)を目指す。揖斐高原貝月リゾートからは林道に入る。林道を少し進むと、右側に空き地があり、そこに車を駐めた。
駐車地点からは林道を進み、堰堤を越えたところから入渓する。前日に雨があり、増水が危惧されたが、特に問題はなかった。
しばらく進むとすぐに滝が現れた。
特に問題なく滝を越える。水はさほど冷たくはなかった。
貝月谷には我々2人の他にも3人パーティーが入渓していた。我々は、先行する3人パーティーに追いつかないように、ゆっくり進んだ。先行パーティーがいたこともあり、魚影は確認できなかった。
大きな淵をもったナメ滝。ラバーソールの沢靴のため、草付きから登った。
標高750m付近に二俣があり、本流は左俣であるが、右俣を覗いてみた。
右俣は水量が少なく、それほど面白くはなさそうだったので、本流の遡行に戻る。
標高790m付近にある二俣は、本流は右俣であったが、我々は左俣を進んだ。先行パーティーは右俣に入ったらしく、左俣には人が入っていないようで、ktn92さんがこの日初めての魚影を確認する。写真は左俣のチョックストン滝。
標高860m付近にも二俣があり、ここは滝となっている右俣を進んだ。
最初の階段状の滝を越えると、その後も大きめの滝を含む高度感のある連瀑となっていた。巻きも直登も可能だったが、ヌメリがあったのでラバーソールの私は左岸から巻き、フエルトソールのktn92さんは直登主体で越えた。
連瀑を越えると、しばらくは穏やかな流れとなる。
もう滝はないのかと思っていたら、ナメ滝が現れる。
その後に4m滝が現れるが、直登で超える。
長いナメも現れた。
その後は水流がなくなり、稜線への詰めとなった。
さほど苦労せずに、小貝月山近くの稜線に出た。あとは登山道を貝月山まで進む。
登山道を15分ほどの歩きで、貝月山に到着した。山頂には結構ハイカーもやって来る。土地勘のないエリアであったが、中京地域ではそこそこ人気のある山であるようだ。
山頂から南方向には伊吹山が見えるはずだが、伊吹山は雲の中だった。
西方向には金糞岳の眺め。
北方向には能郷白山の眺め。雲がなければ、白山まで見えるのかもしれない。
東方向には、雲がなければ、北アルプス、御嶽山、中央アルプス、南アルプスも見えるのかもしれない。
下山に使った登山道は全体的に緩い道で、膝に優しかった。最後は登山道をショートカットして林道に出た。
下山後は久瀬温泉「白龍の湯」で汗を流し、山スキーヤーの集いの会場がある美濃太田へ向かった
貝月山は全体的にお手軽な沢でありながら、滝もそこそこあって、ナメもあったりで、結構楽しめた。今シーズン2回目の沢登りで、まだ沢に慣れていない体には、ちょうどよいリハビリであった。
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