ワンゲル部2024GW立山スキー合宿1:1日目は大走り、2日目は剱御前山からの剱沢滑走と雷鳥沢滑走
昨年に引き続き、今年もワンゲル部のGW立山スキー合宿に同行した。昨年は登りも滑りも心許なかったワンゲル部員たちだったが、今年はどこへでも滑りに行けるレベルに成長していた。
概要
【日程】2024年5月1日(水)〜4日(土)
【山域】北ア立山
【場所】立山
【メンバー】ワンゲル部員2名、マメゾウムシ(顧問)
【天候】5/1 曇り、5/2-4 晴れ
【装備】テレマーク3
【コースタイム】
5/1 立山室堂9:30〜雷鳥沢キャンプ場10:30-12:30(テント設営)〜大走り尾根2670m14:31-45〜滑走〜雷鳥沢キャンプ場15:15
5/2 雷鳥沢キャンプ場8:44〜剱御前小舎11:28-58〜剱御前山12:09-54〜滑走〜剱沢2660m12:59-13:40〜剱御前小舎14:01-15:08(現役部員は再び剱御前山から滑走)〜雷鳥沢キャンプ場15:46
5/3 雷鳥沢キャンプ場8:55〜みくりが池温泉9:36〜室堂9:55-10:17〜室堂山11:17-57〜滑走〜雪の大谷2410m12:12-48〜室堂12:57〜浄土山14:54-28〜雷鳥沢キャンプ場15:59
5/4 雷鳥沢キャンプ場9:30〜みくりが池温泉10:20〜室堂10:36
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ワンゲル部2024GW立山スキー合宿の前半(1日目と2日目)の記録です。
昨年に引き続き、今年もワンゲル部のGW立山合宿に同行した。当初の予定は4月30日〜5月3日の日程だったが、4月30日が悪天予報だったため、1日後ろに日程をスライドさせた。合宿といっても、ドタキャンが出たりして、現役部員の参加者は主将と主務の2名だけであった。人数は減っても、部員の中では技術レベルはトップの2名である。遠慮なく、私の行きたいルートで行くことにした。
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1日目:入山と大走り尾根滑走
入山日の立山駅は、朝まで雨が降り続き、GW中の平日ということもあり、混雑はなかった。
8時発のケーブルカーに乗車し、9時過ぎに室堂に到着する。雨は降っておらず、視界はあるが、湿度は高めだった。
重荷だったこともあり、遠回りではあるが、ブル道にてシールをつけたまま雷鳥沢キャンプ場へ向かった。
雷鳥沢キャンプ場のテント数はまだ少なめで、他のパーティーが利用して帰った跡地にテントを設営することができた。設営中に突然声をかけられたが、以前にお会いし、ヤマレコやSNSで交流のあるランドレさんであった。
天気はそれほどよくはないが、視界はあるので、午後から大走り尾根へ滑りに行くことにした。
テン場から2時間ほど登った標高2670m付近から滑ることにする。2670m付近は台地状なので、スキーの脱着がしやすい。
滑り始めはクラックが多いので、慎重に滑る。
雪は緩んでいて、良い感じのザラメ雪であったが、少々ストップ気味な感じもする。原因はソールに張り付いたシールの糊のせいだった。これ以降、滑走前にソールに付いた糊を剥いでからの滑走となった。
テレマークターンを決めるワンゲル部員。
テントに戻ったら早速入山祝いでビールを開けた。
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2日目:剱御前山からの剱沢滑走と雷鳥沢滑走
2日目は朝から快晴の天気で、昨年に引き続き剱岳参りへ行くことにする。
雪の緩むのを考えて、遅めの9時近くに出発した。雷鳥沢を登り出したが、出だしはまだ雪が締まっていたので、私はクトーを利用した。
最初の急登を登り終えて、ホッとする。
剱御前小舎への最後のトラバースに入る。現役部員はここまでシールだけで登り切った。
剱御前小舎へのトラバースは途中で雪が途切れたので、そこからはスキーを担いだが、剱御前小舎はすぐであった。
剱御前小舎からは遠くに白山が眺められた。
一服したら、剱御前山へもう一登りする。
剱御前小舎から剱御前山までは、ほんの10分ほどだった。
剱御前山から北東方向の眺め。剱岳の眺めが圧巻である。
剱御前山から東方向の眺め。
剱御前山から剱沢へ滑走する。ワンゲル部員2名は昨年は山頂からは技術的に滑れず、斜度の緩い剱御前小舎から剱沢へ滑走した。シールを外すと、やはり私のスキーにはソールにシールの糊がついていたので、スクレイバーで剥がした。
主将のテレマーク。
主務のテレマーク。現役部員2名は成長を感じられる滑りであった。
顧問こと私のテレマーク。糊を剥いだスキーは問題なく走ってくれた。
シュプールを振り返る。剱岳を観ながらの滑走は快適であった。ランドレさんも滑り下りてきて、一緒になった。滑走中の写真はランドレさんに撮っていただいた。
剱御前小舎に登り返す。私は休憩としたが、その間に現役部員は再び剱御前山からの滑走を行った。さすがに38歳下の若者には体力では勝てない。
剱御前小舎から剱沢を振り返る。
富山平野方面は雲海であった。
現役部員が戻ってきたところで、最後の雷鳥沢の滑走に入る。
広い雷鳥沢源頭部を滑走する。昨年は技術的に源頭部の急斜面を滑れず、板を担いで高度を落とした現役部員だが、今年はしっかり滑って下りて来られる。
下部は少々縦溝があったが、快適なザラメ雪だったので、滑りにさほど影響はなかった。
下山後は、天気が良かったので、そのまま外で夕食と宴とした。テン場で一緒になったランドレさんも交えて、楽しい夕べとなった。
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