乗鞍岳で今シーズンの板納め?
季節は初夏の様相となり、そろそろ今シーズンの板納めの時期である。今シーズンも昨年に引き続き、最後の滑り?を乗鞍岳で締めた。
【日程】2024年5月18日(土)
【山域】北アルプス南部
【場所】乗鞍岳
【メンバー】マメゾウムシ
【装備】テレマーク
【天候】晴れ
【コースタイム】位ヶ原山荘9:40〜大雪渓下10:47〜朝日岳12:16-42〜位ヶ原山荘13:09
季節は初夏の様相となり、そろそろ今シーズンの板納めの時期である。5月第3週の土曜日は、快晴の天気が期待できるということで、昨年に引き続き、乗鞍岳へ板納めに行ってきた。
早朝の乗鞍観光センターは予報通りに快晴の天気で、乗鞍岳がくっきり見えていた。駐車場には昨年の板納めでも一緒になった大阪労山のKさんの顔もあった。
位ヶ原山荘往復の春山バス切符4000円を販売機で購入して、8時30分発の春山バス始発便に乗る。この時期は滑れるところが限られることもあり、同じことを考えている人が多かったのか、登山者よりもスキーヤー・ボーダーの方が多かった。
観光センターから4台、三本滝から1台の計5台のバスが位ヶ原山荘に着いたので、山荘前は少々混雑気味で、トイレに並ぶ人も多かった。
位ヶ原山荘からの屋根坂への取り付きは、雪融けで藪が濃いめのため、登れる所が限られる。屋根坂は比較的斜度があることもあり、シール登行に苦労する人たちが多数いて、それによる渋滞が発生した。なかには滑落する人もいた。
途中、富士見岳方面へ向かうKさんと別れ、
剣ヶ峰方面を目指す。
肩の小屋口を過ぎて、除雪済みの車道をシールをつけたまま渡り、大雪渓に取り付く。寝不足といきなりの高度で、調子は悪い。
ようやく朝日岳と蚕玉岳のコルに着いたが、13時24分発の帰りのバスに間に合わせるために、剣ヶ峰ではなく、朝日岳にドロップ地点を変更した。
雪渓上に落ちた虫をイワヒバリが食べていた。
朝日岳から槍ヶ岳・穂高岳などの北アルプスの展望。
北アルプスの右には、浅間山や八ヶ岳の眺め。
シールを外していよいよ滑走ではあるが、スキーのソールにはシールの糊がついていたので、コンパスで糊を剥いでから斜面へドロップした。上部は最近降ったと思われる新雪もあったが、ストップ雪というほどではなく、快適に滑ることができた。
あっという間に、肩の小屋口まで滑り下りる。下部には縦溝はほとんどなかった。最後は藪を掻い潜りながら、位ヶ原山荘近くの車道に滑り込む。高度障害もあったりで、単純にゆっくりと往復するだけで、それほど時間に余裕は残っていなかった。
下山後は湯けむり館で汗を流し、奥美濃にあるワンゲル部山小屋に移動した。夜は1人宴で過ごした。
今回の乗鞍岳スキーは板納めのつもりであったが、縦溝がほとんどなくフラットな斜面で快適な滑走ができたことを考えると、もう1回行っても良いかなと思うのであった。
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