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February 20, 2024

ワンダーフォーゲル部2月山小屋合宿4日目:雪上訓練2(雪崩レスキュー・積雪の観察・スキー登行)

ワンゲル部2月山小屋合宿4日目は、2回目の雪上訓練を行った。1回目の雪上訓練歩行練習と滑落停止そしてビバーク訓練を行ったが、今回は雪崩関係とスキー登行の訓練を中心とした。

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前夜から朝にかけて10〜20cm程度の降雪があり、雪崩関係の訓練にはよい状況となった。

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まずは山小屋の周辺にある雪原を使って、雪崩事故のコンパニオンレスキュー訓練を行った。ビーコンを複数埋めて、複数人でビーコンで捜索する。ビーコンとプロービングで埋没位置を特定したら、掘り出しを任せて、次に埋まっている人のビーコン捜索に入る。要領は得なかったが、それなりに短時間で全員の埋没位置の特定はできた。

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コンパニオンレスキューの訓練を終えたら、裏山へ移動する。

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降雪直後で、いいラッセル訓練になる。楽なキックターンの仕方などをアドバイスしながら、裏山を登る。

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クマ棚。

移動途中で、雪崩の直接的な証拠を示すクラス1データ(雪崩跡、シューティングクラック、ワッフ音)があるかを確認することも必要だ。歩きながら、積雪の観察や、雪崩地形や地形の罠などの地形にも注意を向けてもらう。

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裏山の小ピーク手前で斜度が上がるので、適当な斜面にてピットを掘って、積雪を観察することにする。

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コンプレッションテストなどで積雪の安定性も評価してもらった。コンプレッションテストでは、雪面から20cm下に結合の弱い層があり,最初の1回で簡単に破断した。さらに雪面から50cm下のクラストした層の下で、強い衝撃を与えた場合に不明瞭な破断も起こった。2日前の1回目の雪上訓練の終了前に雪が降り出し、降雪は肉眼でもはっきりわかる大きな樹枝状結晶だった。その後に10〜20cmの積雪が一晩であった。翌日は日中は晴れて、気温はそこそこ上がった。その晩からまた当日の朝までに10〜20cmぐらいの積雪があった。おそらく20cm下のところは、2日前の夕に降った大きな樹枝状結晶が弱層となっているのではないかと思う。50cm下のクラストは連休前の気温上昇と雨が原因でできたもので、クラスト下で雪の再結晶化が起こっている感じがする。今シーズンのように気象の変化が大きいと、弱層の形成が生じやすいのかもしれない。今後しばらくこれらの弱層について気をつけた方がよいだろう。雪山で遊ぶ者は山行前1週間ぐらいから行き先の気象条件をしっかり把握し、積雪の成り立ちについて意識することも必要だ。

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最後は、シールを外してスキー滑走にて山小屋に戻る。

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新雪滑走の練習のはずだったが、正午ぐらいに急激に気温が上がり、あっという間に新雪は重い湿った生コン雪に変わってしまった。部員たちは、山では雪質の変化が大きいことは実感できただろう。とにかく山では、どんな滑り方でも良いから下りることができないといけない。

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上級者でもうまく滑れないほどの悪雪だったので、当然ながらワンゲル部員たちは転けまくった。それでも若いから体力だけはある。

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転びながらもしっかり高度を下げて、山小屋に無事帰還することができた。スキーは技術を身につけるほど面白くなるので、ぜひともその境地を目指してほしいと思う。そして安全に雪山を楽しんでほしい。

ワンダーフォーゲル部2月山小屋合宿5日目につづく

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