ワンゲル部の2023年末山小屋合宿
昨年末は、ワンダーフォーゲル部が奥美濃に所有する山小屋をベースにした毎年恒例の年末山小屋合宿(12月26日〜31日)に、ワンゲル部員へのテレマークスキーと雪山の技術指導のために同行した。
今シーズンは暖冬予報で、なかなか滑れるだけの積雪量に到達しなかった。合宿直前の寒波到来(12月21日〜23日)で、ようやく1mほど一気に積もってくれた。山小屋に隣接するウイングヒルズ白鳥スキー場のゴンドラも運行を開始することができ、無事合宿を行うことができた。
雪下ろしも合宿の目的の1つだったが、新雪が1m程度だったこともあり、私(12月27日入舎)より1日早く入舎したワンゲル部員隊が比較的容易に済ませてくれていた。
山小屋内でくつろぐワンゲル部員たち。
山小屋ライフ2日目の12月28日は、ゲレンデにてスキー練習を行った。ワンゲル部員たちにとっては今シーズン初のスキーとなるので、最初はぎこちない滑りだったが、次第にうまく滑れるようになっていく。若いだけあって上達は早い。今後の成長に期待したい。
私の方は、年甲斐もなくパークのジブを滑ったら、ぎっくり腰を発症してしまった。軽めだったが、この日のスキーはそこで終了となった。
山小屋ライフ3日目は、前日に発症したぎっくり腰で、当初は大事を取るつもりだった。ゲレンデ練習に行くワンゲル部員を見送った後、しばらく休んでいたら、暇ではあるし、なんとか歩けそうだったので、リハビリがて裏山の偵察に行ってみることにした。この時に使用したギアは、パウダー用の新兵器、新モデルのヘリオカーボン110と22デザインリンクスの組み合わせであった。新モデルのリンクスはバネも強くなり、旧モデルで見られた歩行中に板が外れたり、滑走モードになったり、クライミングサポートが倒れるというトラブルは起こらなかった。
クマ棚
カモシカの足跡
裏山の小ピークまで1人ラッセルだった。腰痛もあるので、ゆっくりと2時間近くかけて登った。
小ピークの積雪は80cmほど。昨年よりは1mは少なかった。
あくまでこの日はリハビリなので、さらに上には登らず、小ピークから滑って帰ることにした。雪は想定したほど悪くはなかったが、基本的に3月の雪のような湿雪重雪で、場所によって雪質の変化は大きかった。時折、腰に衝撃が走るので、滑りの方はヘロヘロだった。山小屋に戻ったら、まだ時間も早かったので、横になって充分な休養を取ることにした。
山小屋ライフ4日目は、ワンゲル部員2名と私の山仲間3名の計6名にて、裏山にスキーツアーへ。前日に小ピークまで私がラッセルしてあるので、そのトレースを追う。朝のうちはまだ雪が緩んでおらず、まるで春のツアーのようだった。
徒渉箇所あり。
落葉すると、クマ棚が目立つ。
前日に登った小ピークからさらに1時間ほど登ったピークに到着し、ランチタイムとする。
滑走は前日と同じく湿雪重雪の滑りになり、少々藪も濃かった。
少々の藪のうるささは、慣れていないワンゲル部員たちには修行系であった。雪が重いので、スキーコントロールも思うようにはいかない。何度も転倒しても、しっかり起き上がって下りてくるワンゲル部員たちであった。私の方はアドレナリンが出ていたのか、充分に休んだおかげか、前日の滑りとは違って、それほど腰痛を気にせずに滑れた。
全員、無事に下山。この時期は春山のような湿雪重雪ではなく、フワフワの新雪を滑りたいものだ。
山小屋ライフ最終日は大晦日であった。この日は雨予報であったので、滑ることはせずに、掃除と戸締まりを済ませてから退舎し、早めに帰路についた。例年ならば、退舎後にそのまま白馬方面にハシゴしていたが、最近は気力的にも体力的にも継続は厳しくなってきた。そのおかげで、新年は、過去10年は記憶にない家での正月を妻子と過ごすことができた。新年の課題は、気力と体力の向上と維持かもしれない。
ワンゲル部員の年末山小屋合宿はとりあえずは終了したが、滞在中に風邪をひいてまったく滑れなかった部員が出るなど、リスクマネージメント的にいくつかの問題が露呈した。ワンゲル部においてはしっかり反省の場を持って、今後の安全登山に活かしてもらいたいものだ。
今回は、なんとか年末合宿を行うだけの雪には恵まれたが、今シーズンは暖冬予報ということもあり、年明けからの降雪量に危惧を感じる。いつまでも雪山を楽しめる環境が維持されることを祈りたい。





















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