奥美濃 長良川水系 前谷川支流 矢谷川:ワンゲル部新人の沢入門
ワンゲル部山小屋夏合宿の3日目は、ワンゲル部新人の沢入門を目的として矢谷川を遡行した。沢はナメ中心の癒やし系で、1回生の沢入門にはちょうどよいレベルだった。
【日程】2023年8月7日(月)
【山域】奥美濃
【渓谷名】長良川水系 前谷川支流 矢谷川
【メンバー】ワンゲル部員5名、マメゾウムシ(OMUNWV部)
【天候】曇りのち雨
【コー スタイム】桧峠8:13〜白山禅定道説明板9:09〜矢谷川出合9:30-47〜林道11:44〜毘沙門岳登山口(スゲオリ谷下降地点)12:22〜白山禅定道スゲオリ谷徒渉地点12:49-13:07〜桧峠13:25
矢谷川は、5年前に私が中心となって、我がワンダーフォーゲル部と私の山仲間とで開拓した沢である(2018年6月9日の記録)。前谷川出合からの下流部は人工的に整備されており、とても沢登りができそうな雰囲気はないが、入渓地点となる林道が交差する地点からの上流部はナメとナメ滝ばかりで、コンパクトにまとまった癒やし系の谷を形成している。遡行には技術的な困難さはなく、行程も短いため、初心者の沢入門のための沢と言ってよいだろう。今回は、2019年8月13日にワンゲル部の沢入門で遡行して以来の再訪である。ワンゲル部以外のパーティーでは、1年前にワンゲル部OBのHくんが所属する京都雪稜クラブが遡行している。
当日は夜半からの雨が朝まで降り続いていたが、午前中はいったん雨が止む予報である。半日コースなので、雨と雨の合間をうまく狙って遡行したい。しばらく雨が降っていないこともあり、この程度の雨量では、雨は地面に吸収されるだけで、沢が増水することはないだろう。今回の参加者はワンゲル部員5名で、うち2名が沢デビューとなる新人であった。雨がちょうど止んだ8時に、我々は山小屋を出発した。
矢谷川の入渓地点にはよい駐車スペースがないので、桧峠の大日ヶ岳登山口にある駐車スペースに車を置くのがよい。桧峠からは旧道である白山禅定道を前谷へ下る。
雨が降ったためか、キノコが出ていた。
白山禅定道を前谷まで下りてくると、白山禅定道についての説明板がある。ここからは矢谷川方向への林道に入る。
ススキが生い茂り、自然に帰りつつある林道を20分ほど進むと、林道が矢谷川と交差する所に出る。ここが入渓地点であり、沢装備を装着する。
渓流沿いによく見られるアオバセセリ。
樹林の中の流れを進む。最初は大きな岩が多い。
最初のナメ滝が現れると、すぐにナメとナメ滝のオンパレードとなる。
トイ状の滝を登る。
ナメとナメ滝が続く。
ナメ滝はフリクションを効かせて登る。
新人はまだ登り方がわかっていない。足の置き方を知らない。アドバイスをする先輩たち。
ナメ滝をウォータースライダーとして遊ぶワンゲル部員たちであった。
連瀑が終わると、樹林の中の穏やかな流れとなる。
水流がなくなると、藪が煩わしくなる。
そのまま詰めていくと、林道にぶち当たる。ここで遡行終了である。
林道を毘沙門岳の登山口方向へ進む。この林道も自然に帰りつつあり、ススキや低木が生い茂っていて、時折、藪を漕がねばならない。登山道の一部となっている毘沙門岳登山口の近くは草刈りがされている。スゲオリ谷の源頭から、白山禅定道の徒渉地点までスゲオリ谷を下降する。
白山禅定道に出たら、沢装備を解除し、往路を戻る。最後で雨に降られたが、無事、桧峠に下山となった。山小屋に戻ったワンゲル部員たちには、前日に引き続き、山小屋の維持作業に入るのだった。
矢谷川のナメに癒やされた1日であった。矢谷川は、ワンゲル部の山小屋から徒歩でアプローチできるお手軽な沢だが、アクセスに使う林道が自然に帰りつつあり、今後は、沢の中よりも、林道の通過が核心になっていくかもしれない。まあ、藪漕ぎの練習と思えばよいのだが。
YouTubeにアップした記録動画です。






















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