ワンゲル部立山スキー合宿2:剱御前岳からの剱沢滑走と雷鳥沢滑走
ワンゲル部の立山スキー合宿の2日目(5月3日)の記録です。概要についてはこちらをご覧ください。
全員無事に入山できたワンゲル部であるが、いよいよ2日目からが本格的な活動となり、早速、合唱のハイライトである剱沢滑走の予定だ。
日の出は6時30分頃だった。
8時を過ぎたぐらいに雷鳥沢キャンプ場を6人全員(顧問含む)で出発する。
雷鳥沢右岸をシール登行で登るが、まだ雪は緩んでいない。
滑落のリスクがあるので、シール登行の技術がない者は早めにシートラに移行してもらう。
クトーがあれば問題ないが、ベテラン山スキーヤーはクトーなしでもシール登行で登る。それでも剱御前小屋手前のトラバースでシートラにせざるを得ず、ナイフリッジの通過は緊張感があった。
剱御前小舎に到着して一服する。ここで聞いたことのある話し声がする。立山のガイドさんで、テンカラ仲間のかわさんだった。ガイド中で今日中にハシゴ谷乗越を越えるとのこと。6月のテンカラ仲間の集まりでの再開を約束する。
剱御前小舎からは、スキー技術の高い者は剱御前山に登って剱沢への滑走、スキー技術に自信のない者は直接に剱沢滑走とした。
前主将、現主将、顧問の3人で剱御前山へ登り、残りの2回生3人は先に剱沢へ滑り込んでいった。剱御前山からの剱岳。
剱沢への滑走を前にして、ガッツポーズを取る現主将。
前主将は剱岳をバックにVサイン。
快適ザラメを滑る。
剱岳に向かって滑る。最高のロケーションである。
剱沢キャンプ場まで滑ってランチタイムとする。多少の雲はあるが、天気も良かった。
50分ほどのマッタリとしたランチタイムを終えたら、剱御前小舎へ登り返す。
2度目の剱御前小舎に到着。
次は雷鳥沢の滑走である。少し夏道を下った所から、スキーを履く。
スプリットボードの主将がドロップする。
スキー技術に自信のない2回生3人は、出だしの急斜面はスキーを担いで高度を下げる。
斜度が緩んだ所からスキーを履いて、全員での滑走へ。
登山者を避けるために雷鳥沢の中へ滑り込む。
上部はまずまずのザラメ雪だったが、
下部は雪が緩みすぎて、やや重めだった。転けても滑落の心配はない。
うまく滑れたかどうかは別にして、全員無事にキャンプ場に戻ることができた。
2日目の晩は焼肉にて一杯。展望に恵まれた剱沢と雷鳥沢の滑走は、ワンゲル部員たちにとって、いい経験になったに違いない。
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