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May 14, 2023

ワンゲル部立山スキー合宿1:室堂山滑走

顧問をしているワンゲル部の立山スキー合宿に技術指導のために同行してきた。主将を除く全員がテレマークスキーでの参加で、雷鳥沢キャンプ場をベースに4日間しっかり滑ってきた。滞在中は天気と雪に恵まれて、部員たちには良い経験になったにちがいない。

概要
【日程】2023年5月2日(火)〜5日(金)
【山域】北ア立山
【場所】立山
【メンバー】ワンゲル部員5名、マメゾウムシ(ワンゲル部顧問)
【天候】全日晴れ
【装備】テレマーク5、スプリットボード1
【コースタイム】
5/2 立山室堂9:08〜室堂山荘9:17〜雷鳥沢キャンプ場9:47-11:44〜みくりが池温泉12:29〜室堂山13:54-14:14〜雷鳥沢キャンプ場14:41
5/3 雷鳥沢キャンプ場8:05〜剱御前小舎10:42-11:13〜剱御前山11:23-39〜剱沢キャンプ場11:49-12:40〜剱御前小舎13:34-14:06〜雷鳥沢キャンプ場15:08
5/4 雷鳥沢キャンプ場8:03〜一ノ越山荘9:52-10:29〜雄山谷2320m地点10:38-11:45〜一ノ越山荘13:01-14:00〜雷鳥沢キャンプ場14:24
5/5 雷鳥沢キャンプ場8:22〜大走り尾根2500m地点9:21-35〜雷鳥沢キャンプ場9:58-11:07〜室堂山荘12:10〜立山室堂12:19

ワンゲル部にとって、ゴールデンウィークに行う合宿は、私が顧問になってから初めてのことである。スキーをするならば、天気が安定して雪質もザラメ雪となったゴールデンウィークは、本来合宿にふさわしい時期である。創部当時は山スキーや雪山の活動をしていたワンゲル部だったが、私が顧問を引き受けた時点では無雪期の縦走しかしないクラブになっていた。コロナ禍で活動のできない時期もあったが、なんとか全員が山スキーを行うところまでもってきた。厳冬期には、奥美濃にある山小屋をベースにスキー練習を行ってきた。3月末には、奥美濃の和田山牧場跡をベースにして、スキーと雪上訓練を中心とした春山合宿を行うことができた。今回の立山合宿は、一連のスキー山行の最後の仕上げの場として計画した。ワンゲル部にとって、創部以来の山スキーの伝統を復活させたという点で、たいへん記念すべき合宿と言えるだろう。

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1日目(5月2日)

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前主将と私の2人で先発し、立山駅7時20分発のケーブルカーに乗車する。後発隊4名は11時台のケーブルカーに乗車とのことなので、この日は後発隊とは別行動とする。

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1年ぶりの立山入山である。昨年は11月の立山に入れなかった。

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重荷なので、室堂山荘横のブル道から雷鳥沢へ向かうことにする。ブル道は多少遠回りだが、アップダウンがなく、全体的に緩やかな傾斜なので、重荷でもなんとか進める。

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たまたまテントを撤収した人がいたので、その場所を譲り受けてテントを張る。深く掘ってあって、ブロックも積んであり、風に安心なテン場である。自分たちで掘るとなると、まだ雪が締まっていて硬く、かなりの労力を要したに違いない。実に感謝なことである。テント代は1人1泊1000円で、1人3000円を管理事務所で支払った。

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3泊分のお酒であるが、ほぼ1人分の量である。

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一息ついたところで、室堂山に足慣らしに行くことにする。みくりが池温泉経由の夏道で行ってみたが、雪が繋がっていなかった。

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雷鳥沢キャンプ場から2時間ほどで室堂山に到着する。定番の日本オートルートの眺めを楽しむ。

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反対側には剱岳の眺めである。

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シールを剥がして滑るとする。昨年も来たが、その時は気温が低く、カチカチ山であった。今回は充分に雪は緩んでいる。

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思った以上の快適ザラメであった。前日に降ったと思われる新雪も板が走る。

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テレマーク2シーズン目の前主将も楽しそうに滑っている。そのまま浄土沢に滑り込んだ。

雷鳥沢キャンプ場へ戻ると、時間的には当然着いているだろう後発隊はまだ着いていなかった。やけに到着が遅いなと思って、目の前の雷鳥荘下の斜面に目をやると、何やら苦労しているテレマーカーたちがいる。それが後発隊だった。重荷でまともに滑れず、転倒を繰り返していた。「ブル道を使え」とアドバイスしたのに、わからなかったようで、アップダウンのある夏道を素直に来たようだ。

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後発隊も着いたので、早速飲み始めることにする。前日の移動途中で採った山菜をアテに一杯やることにする。採った山菜は、コゴミ、タラ、コシアブラ、ネマガリタケである。

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山菜はアヒージョにした。お酒が進む。

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後発隊はキャンプ場前の斜面を利用して雪上訓練を行っていた。3月に行った雪上訓練の復習である。

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日が陰ってきたら、さすがに寒くなってきたので、テント内にてメインデッシュのキムチ鍋をつつきながら呑んだ。

いよいよ明日から、ワンゲル部員全員で残雪の雪山を楽しむ。晴れ男の自分が参加したこともあり、どうやらこの4日間は好天が続きそうだ。

ワンゲル部立山スキー合宿2:剱御前岳からの剱沢滑走につづく

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