烏ヶ山 カーラ谷:毎年恒例の春の大山地ビール飲み放題ツアー
毎年恒例の大山方面でのバックカントリー & 地ビール飲み放題ツアーへ行ってきた。1日目は、昨年(2022年4月の記録)に引き続き、半日コースの烏ヶ山のカーラ谷を滑走した。天気に恵まれたが、気温上昇で雪は湿雪重雪で、滑走はテクニカルであった。そこは悪雪に強い関西のテレマーカーである。しっかり悪雪滑りを楽しんだのだった。
【日程】2023年3月11日(土)
【山域】中国
【場所】烏ヶ山(伯耆大山)
【メンバー】pianさん、Fukikoさん、Chiyukiちゃん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク3、ATスキー1
【コースタイム】鏡ヶ成(休暇村奥大山)9:00〜1300m小ピーク11:37-12:22〜カーラ谷滑走〜鏡ヶ成13:21
例年ならば、4月になってから行うことの多い伯耆大山でのスキーツアーであるが、今シーズンは2月以降はほとんど降雪がなく、3月に入ってからの気温上昇で雪融けも早い。例年通りの時期に行ったら、滑るだけの積雪が残っていない可能性がある。そこで、例年より早めのまだ3月の上旬ではあるが、急遽、大山地ビール飲み放題を兼ねた大山でのスキーツアーを4名にて計画した。
鏡ヶ成の休暇村奥大山前の駐車場に8時半に集合する。朝から天気が良く、まだ3月上旬とは思えないほど気温も高い。駐車場から見える烏ヶ山の姿からは、カーラ谷の雪は繋がっていることがわかる。
駐車場から出て、道路を渡った所からすぐにシール登行を開始できた。
最初はメローなブナ林を進む。やけにヤドリギに寄生されたブナが多いのが気になった。
烏ヶ山への登り方はいくつかあるが、今回は1230.4の小ピークの南にある谷を詰めてみた。稜線に出ると、斜度がきつくなり、心拍数が上がる。
最後の急登をシールで登り切り、1300m小ピークに到着する。正面に烏ヶ山の山頂が見える。スキーを担げば、さらに高いところからドロップできるが、そこそこ年齢の行ったメンバーなので、無理はせずに、ここから滑走とする。のんびりとランチが取れるぐらいに暖かい。まるでゴールデンウィークを思わせるような天候だったこともあり、最初からアウターを着る必要はなかった。
大山方面の眺めである。翌日に予定している振子沢の斜面も見える。
カーラ谷にドロップする。見事な湿雪重雪だった。黄砂のせいか、上部の急斜面は点発生雪崩が生じやすかったのは要注意であった
下部は点発生雪崩の危険はなくなったが、雪は重かった。滑走はテクニカルであったが、そこは悪雪に強い関西のテレマーカーである。しっかり悪雪滑りを楽しむ。
さらに標高を下げると、メローな樹林帯滑走となる。
最後は谷の中を滑って行くと、車道に出る。そのままスキーを外さずに、車道沿いの雪をつないで、駐車場の横まで滑って終了とした。
休暇村奥大山の日帰り入浴で汗を流してから、地ビール飲み放題ツアーの会場であるブルワリーレストラン ビア ホフ ガンバリウスへ移動する。その移動途中で見える大山の西面は、出雲富士と呼ばれるだけの美しい容姿である。
早咲きの河津桜が咲いており、桜祭りが行われていた。
大山地ビールで乾杯! 今シーズンから飲み放題は2時間の時間制限となった。これを飲むために来たと言ってよいヴァイツェンの味が以前と変わっていたのは残念であった。
編集した動画です。
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