謹賀新年2023 & 年末のワンゲル部山小屋合宿報告
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
昨年末は、ワンダーフォーゲル部が奥美濃に所有する山小屋をベースにした毎年恒例の年末山小屋合宿に、ワンゲル部員へのスキーと雪山の技術指導のために同行した。雪下ろしも合宿の目的の1つだったが、早く入舎した先着隊が済ませてくれていた。
1日目は、山小屋に隣接するスキー場にてスキー練習である。まったくのスキー初心者が3名に、スキー経験者が4名いたが、初心者はスキー準指導員資格をもつSくんに指導をお願いした。ちなみにSくんは私の大学における教え子である。
経験者4名には、私がテレマークスキーの指導を行った。主将については昨年からテレマークスキーを教えているが、他の3人は初めてテレマークスキーを経験する。我がワンダーフォーゲル部は、特にアルペンスキーやボードで上級者でない限りはテレマークスキーを使ったバックカントリーを目指してもらう。やはり最初のうちは、みんな、なかなか膝に前後差をつけられない”なんちゃってテレマーク姿勢”になってしまう。それでも1日の終わりにはテレマーク姿勢らしくはなっていた。新たに誕生した若手テレマーカー3人であるが、シーズン中はゲレンデにてしっかりテレマークスキーの基本を練習して、春には残雪の山を滑れるぐらいにはなってほしいものである。
私にとっては、ようやく今シーズンの初滑りだった。
夕食の準備をするワンゲル部員たち。
ワンゲル部員7名以外にも、OBが2名、私の教え子のSくん、そして私の山仲間が5名入舎していたので、計16名と賑やかだった。おかげでお酒も進んだ。
2日目は、山小屋の裏山へバックカントリースキーツアーへ。
構成は、テレマーク7名、ATスキー2名、スプリットボード1名の総勢10名。裏山にこんな大人数でスキーツアーに行くのは初めてのこと。ワンゲル部現役部員3名は、先シーズン4月の大日ヶ岳でのバックカントリーデビューに続いての新雪デビューとなった。
やや重めの湿雪だったが、そんなに悪くはない雪で、何回も登り返して滑りを楽しんだ。
スキー初心者と経験の浅いメンバーは、ゲレンデにて前日に引き続いてスキー練習を行った。
その夜はワンゲル部員たちに雪上テント泊も経験してもらった。
夜は主将によるギターの弾き語りもあった。
最終日である3日目は大晦日であり、早い時間に帰路につくメンバーもいたが、私をはじめとする4人で再び裏山へスキーツアーへ。滑る斜面はいくらでもあるので、前日とは異なる斜面を滑ることにした。
前日と比べると、日射の影響を受けた斜面はだいぶクラストしていたが、樹林の中にはまだパウダーが維持されていた。ただし、新雪経験の浅いワンゲル部員には少々難しかったもよう。何度も転んでも、楽しいと言ってくれるから嬉しい。これでワンゲル部の年末合宿は終了である。事故や怪我もなく終えたことに感謝する。
新年は白馬へ転進である。車中での年越しとなったが、年越し蕎麦だけはしっかりいただいた。
裏山スキーツアーに参加したメンバーが撮った動画を編集しました。滑走の様子はこちらをご覧ください。
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