府庁山:積雪した里山を千早口駅から周回
日本海側は荒れそうな天気予報だったので、スキーには行かず、近場の里山で運動不足を解消してきた。
【日程】2022年12月18日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【山名】府庁山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れのち曇り
【コー スタイム】千早口駅10:46〜クヌギ峠11:19〜田山11:46〜府庁山12:51〜旗尾岳13:54〜七里石(旧南海高野線廃線跡)14:39〜千早口駅14:47
例年ならば初滑りを終えていてもよい時期だが、今シーズンは出遅れている。この週末は寒気が入るので、日本海側へのスキー遠征も考えたが、かなり荒れそうな天気予報だったので、無理せずに近場の里山で運動不足を解消することにした。金剛山のライブ映像では山頂では積雪していることが窺えた。金剛山に行くことも考えたが、ハイカーが多そうだったので、南海高野線の駅からアクセスできるマイナーな里山、府庁山を選択した。府庁山という名前は、大阪府が個人所有の山林を借りて植林したことから、周辺住民が府庁の山と呼んだことが由来らしい。
今回は南海高野線の千早口駅を起点に周回ルートを取ることにした。
南河内グリーンロードを進む。このあたりでも降雪があったようだ。トンネルが近づいてきたら、右にクヌギ峠への道があるので、そこを入る。
クヌギ峠に着いたら、右にある急な道を田山を目指して登る。
うっすらと積雪している。寒気が入っているので、気温がかなり低く、トレランシューズで来てしまったことを後悔する。足が冷えるので、登山靴を選ぶべきだった。
最初のピークである田山に到着する。標高は541.7mだそうだ。
途中にある伐採地からは、金剛山・葛城山が眺められた。
こちらは大阪平野の展望である。
アップダウンを繰り返して、府庁山最高点(640m)を超える。
府庁山の三角点がある三叉路に到着する。ここからは大人数が歩いたらしい明瞭な踏み跡が付いていた。どうやら旗尾岳から府庁山を経て十文字峠へ向かったらしい。
アップダウンを経て、最後のピークである旗尾岳に到着する。旗尾岳は、別名、天見富士といい、標高は548mである。千早口駅から眺めると、富士らしく見えることが、別名の由来である。
旗尾岳からの下山時に1組2名のハイカーに出会ったが、それ以外は人に会わず、たいへん静かな道中である。途中の分岐を、まだ歩いたことのない千早口駅方面に進むが、こちらは誰も歩いていないようだ。
林道に出る。
この林道は関係者以外立入禁止とのこと。旗尾岳への案内はあるのだが。
沢像の道に入り、国道371号石仏バイパスの下を潜る。
そのまま沢沿いに下っていく。
旧南海高野線廃線跡の遊歩道に出る。この遊歩道は、南海高野線の単線時代に使われていた廃線跡であり、三日市町駅から天見駅の間の全長5km弱のサイクリンロードになっていて、「トトロ街道」と呼ばれているらしい。
千早口駅に戻ってきた。総距離8.7km、累積標高差720m、所要時間は4時間と、運動不足解消によいハイクであった。
駅のホームにはイソヒヨドリがいた。寒気が入って寒い1日であったが、今シーズン初の新雪を踏み、静かな山歩きができた。
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