ワンゲル部山小屋の冬支度
先週末は、奥美濃にワンダーフォーゲル部が所有する山小屋の冬支度を、ワンゲル部のOBOGおよび現役部員と共に行ってきた。
日曜日は天気が悪い予報だったので、天気の良い土曜日のうちにほとんどの作業はやっておきたい。山が呼んでいるが、そこは我慢する。隣接するウイングヒルズ白鳥スキー場は人工雪にてオープンしていたが、ここ最近の気温の高さと雨によって雪融けが進んでしまい、いったんクローズしてしまった。おかげでスキーの誘惑を受けずに済むのはよい。
雪に埋もれない上部に発電機の移動を行ったり、
薪の移動を行った。山小屋の雪囲いもしっかり行った。
改修によって出た廃材を燃やす。
暗くなると、まるでキャンプファイヤーであった。
一通りの作業を終えると、すでに夕の良い時間であった。早速、始めるとする!
現役部員が鍋を作っていたが、つまみが必要なので、アンガス牛のサイコロステーキを焼く。そこそこ酔いが回ったところで、宴はお開きになった。
翌日は、朝から小雨がパラついていた。水源など山小屋周辺の見回りを行った。
山小屋周辺に作られたクマ棚の調査も行った。ツキノワグマは、樹上で木の芽や実などを食べる際、枝をたぐり寄せて採食する。その時に折れた枝が樹上に鳥の巣のように積み重なったものをクマ棚という。折られた枝は落葉しないため、樹木の落葉後にはその残った枯葉が目立つ。そのため晩秋の落葉後の時期はクマ棚が確認しやすい。今回は、はっきりしたクマ棚は1つしか見つからなかった。どうやら今シーズンは山小屋周辺にはクマはあまり近づかなかったようだ。最初のコロナ禍の年は自粛ムードで人が山に入らなかったこともあり、スキー場のゲレンデや山小屋の周辺に多数のクマ棚が作られていた。どうやら、人の活動に応じてクマも活動範囲を変えているようだ。
あとは雪が降ってくれるのを待つのみ。年末のスキー合宿までには充分な積雪があることを祈りたい。
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