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December 14, 2022

金剛山 カトラ谷周回

しばらく山歩きから遠ざかっていたので、運動不足解消のために、沢登りチックにカトラ谷から金剛山を往復してみた。2ヶ月ぶりのホームの金剛山には、まだ冒険的要素のある面白いコースが残っていた。

【日程】2022年12月11日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【山名】金剛山 カトラ谷
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】金剛登山口バス停12:01〜カトラ谷分岐12:30〜水場13:02〜転法輪寺13:54〜金剛山13:58〜山頂広場14:05〜水場14:34〜カトラ谷分岐14:57〜金剛登山口バス停15:27

しばらく山歩きから遠ざかっていたので、運動不足解消のために2ヶ月ぶりに金剛山を歩いてきた。2週間前にクライミングは行っているが、クライミングだけでは持久力は落ちてしまう。やはり体力の向上に山歩きは不可欠である。一方で、ハイカーの多い一般ルートは面白くない。そこで選んだのは沢登りチックに登れるカトラ谷ルートであった。カトラ谷は今シーズン2回目だが、前回(2022年10月8日の記録)は、詰めで急斜面の藪漕ぎを強いられた。今回は、カトラ谷上部の詰めで、他にどんなルートを取れるかを調べることを目的にした。

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今回も公共交通機関利用にて、金剛登山口バス停からのスタートである。まずは林道をカトラ谷出合へ進む。

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カトラ谷分岐をカトラ谷方向に進み、カトラ谷に入ると、早速、5m滝が現れる。どこでも直登できるが、流れのすぐ左を登った。部分的にぬめっていたが、しっかり3点確保で登れば問題はない。

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すぐに次の5mほどの滝が現れるが、左岸についた道を進む。

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途中、左岸の高い所を通るが、滑落に注意が必要だ。沢の経験があれば、問題はないだろうが。

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870m二俣の手前まで来る。

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左俣に入ると、すぐに水場がある。軽く喉を潤す。

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フェンス状の堰堤が現れる。

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フェンス状の堰堤を左から越える。ここまでは前回と同じである。フェンス状の堰堤の上は二俣となっていて、左俣の右岸側に大きな崩壊地がある。崩壊地は応急的な修復工事は終えているようだ。

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前回は堰堤を越えたところから右俣に入ったが、今回は左俣方向に進み、すぐに右岸にある尾根に取り付いた。

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尾根上にはモノレールの軌道がついていた。

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モノレールの軌道がついた尾根上を通るのを遠慮して、崩壊地の下へ移動してみた。崩壊地の下部は蟻地獄状で崩れやすかったので、モノレールの軌道のある箇所を登った方がよかったのかもしれない。

Hitaki

樹林の中を飛び回る小鳥がいた。ルリビタキのメスかな?

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崩壊地のすぐ右についている明瞭な踏み跡を詰めていく。

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青崩道に合流する。山頂広場まではすぐのところであった。

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とりあえずは山頂詣で。

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山頂広場は5℃だった。

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下山だが、カトラ谷の正規ルートを探すことにした。タカハタ道に入り、モノレールの軌道を階段で越える。

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六地蔵を越えたあたりに、カトラ谷の右俣方向に下降する明瞭な踏み跡を見つける。

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急斜面の下降だったが、最初は九十九折りになっていて比較的歩きやすかった。カトラ谷右俣に下りる直前にある急斜面には、ロープがフィックスされていた。

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カトラ谷右俣は標高930m付近に不明瞭な二俣があるが、下りてきた踏み跡はこの右俣の方であった。前回はこの二俣を左俣に入ってしまい、急斜面の藪漕ぎとなってしまった。特に目印らしきテープはなかったが、登りでの正しいルートはここを右俣に進むであった。

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カトラ谷本流に合流する。

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フェンス状堰堤を越えたら、あとは滑落に注意しながら往路を戻るだけだ。カトラ谷の最初にある5m滝の下で、単独の男性1名とすれ違ったが、カトラ谷の往復ではその1名以外とは出会わなかった。

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林道に出て、金剛登山口に下山した。

今回の散策で、カトラ谷上部の様子はおおよそ把握できた。金剛山にまだ冒険的要素のある面白いコースが残っていて何よりだった。

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