菊水山 菊水ルンゼ・妙号岩:ワンゲル部の岩場練習
先週末はワンゲル部の技術指導にて、六甲の菊水山にあるバリエーションルートの菊水ルンゼを登り、その下山後に妙号岩でクライミング練習を行った。目的は本格的なクライミングというよりも、岩場とロープワークに慣れることである。昨年も同じ場所で同じ講習会を行ったが(2021年12月25日の記録)、昨年は私が行っていた菊水ルンゼのルートファインディングも、妙号岩でのリードも、今回は現役部員が行い、彼らの成長を感じた。
【日程】2022年11月19日(土)
【山域】六甲
【山名・コース】菊水山 菊水ルンゼ・妙号岩
【メンバー】ワンゲル部員6名、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コースタイム】鈴蘭台駅10:16〜烏原大橋10:42-47〜菊水ルンゼ取付11:09〜西尾根400m地点12:02〜菊水山12:10-48〜菊水ルンゼ取付13:15〜妙号岩13:48-17:28〜鈴蘭台駅18:12
昨年に引き続き、ワンゲル部員の技術向上のために、六甲の菊水山にあるバリエーションルートの菊水ルンゼを登り、その下山後に妙号岩でクライミング練習を行った。目的は本格的なクライミングというよりも、岩場とロープワークに慣れることである。すでに沢登りや岩登りを経験していて、2週間前には弥山川双門コースを歩いている彼らである。今回の菊水ルンゼは簡単に登ってしまうにちがいない。一方で初めてのクライミングに挑む1回生が1名いるので、そのサポートに加えて、彼らのさらなる岩場とロープワークへの慣れを目指すことにした。
最寄り駅は神戸電鉄の鈴蘭台駅である。菊水山登山口を目指して、線路に沿って南に進む。
菊水山登山口からは、石井ダムへと続くアスファルト道を進む。烏原大橋を渡る手前左側が菊水ルンゼのエントリー地点である。正面に場妙号岩が見える。
菊水ルンゼのエントリー地点。
踏み跡をしばらくトラバース気味に進む。
大きな岩が崩れて転がっている所に出る。
この岩場を横切って、もう少し進むと、谷筋に出る。ここが菊水ルンゼの遡行起点である。昨年は私がルートファインディングを行ったが、今年は現役部員に行ってもらった。
菊水ルンゼの遡行が始まる。沢登りに近いが、水流はわずかに流れているだけである。登山靴でも問題は無いが、苔が生えている所は滑りやすい。滑らないためには、足の置き方も重要である。
基本的に谷筋を進めばよい。沢や岩の経験があれば、技術的に問題はない。
途中に分岐はあるが、左への分岐は取らずに、忠実にルンゼを詰める。このあたりは沢ヤの性か? 分岐で左にルートを取ると、展望岩に出ることができる。
最後は西尾根に詰めて、そのまま登っていくと菊水山の山頂である。山頂は多くのハイカーで賑わっていた。のんびりとランチとする。
下山は妙号岩に近いところに出る西尾根を使う。急ではあるが、今のワンゲル部員には問題はない。
西尾根の途中から見た菊水ルンゼ。
石井ダムに出たら、次の目的地である妙号岩へ向かう。
妙号岩へのエントリー地点。
妙号岩に刻まれた南無阿弥陀佛の文字。妙号岩は、「前の壁」「中の壁」「奥の壁」の3つのフェースで構成されている。高さは20〜50mほどある。「南無阿弥陀仏」と刻まれているのは「前の壁」で、我々は比較的壁が立っていない「中の壁」でクライミング練習をすることにした。「前の壁」には年配のパーティーが取り付いていた。我々は昨年と同じ「中の壁」でクライミング練習をすることにした。
昨年は五十肩の私がリードして、トップロープをかけた。今年は主将にその役を行ってもらうことにする。このルート以外にも2ルートをリードしてもらった。主将のリードをすっかり安心して観ていられるのは、彼女の成長の証である。
1回生女子は初めてのクライミングである。最初はぎこちなかった、しっかり登り切った。
次期主将は登山靴で頑張る。
妙号岩から見た石井ダムと神戸港。
日没までしっかり練習を行った。
下山後は、大人だけで三ノ宮にて打ち上げを行った。
魚 駅前 サンキタ総本店という魚の美味しいお店であった。
昨年も同じ場所で同じ講習会を行ったが(2021年12月25日の記録)、昨年は私が行った菊水ルンゼのルートファインディングも、妙号岩でのリードも、今回は現役部員が行い、彼らの成長を感じた1日であった。特に主将のリードは安心して観ていられるようになった。これからは現役部員だけでもいろいろと行くことができそうだ。
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