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October 02, 2022

ワンゲル部総会にオブザーバーとして出席し、歴史的イベントに立ち会う!

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9月最後の日に、顧問をしているワンダーフォーゲル部の後期想会があり、オブザーバーとして出席した。

私が2017年4月に顧問になったばかりの時は、総会は単に本合宿の報告の場であり、どこが総会だという状況だったが、ここ最近の総会ではようやく報告事項と審議事項のある総会本来の体裁となった。

今回の総会ではワンダーフォーゲル部創部以来の女性主将の誕生があった。コロナ禍があり、年度の途中という変則的な主将交替ではあったが、歴史的なイベントと言えよう。

他にも歴史的なイベントがあった。OBOGたちにとって重要な出来事は、旧部則の第2条の復活であろう。これが新部則の第1条に復活した。誰がどのような目的で改正したかわからないが、旧部則の第2条が簡易なものに変えられていた。OBOGの要望を受け入れ、旧部則の文言そのままを復活させたのだ。以下がその文言である。

「我々は自然なるものへの愛着と憧れを持つ若人の集りである。広く国土を遍歴し、自然を跋渉し、人間と文化を自己の目を通して学び簡素と素朴に生き、グループワークを通じて厳しい困難に耐え抜く力や独立自尊の精神を養い大きな「人間作り」を目的とする。」

この改正は、創設メンバーの意図を重んじ、その精神を代々引き継ぐためである。

それからリーダー会の復活である。私が顧問になった当時はまだリーダー会の名前は残っていたが,機能はしていなかった。いつのまにかリーダー会が無くされ、全員参加の部会が日常的な審議の場となっていた。それはレベルを底辺に合わせることになり、ワンダーフォーゲル部のレベルを下げる結果となっていたように思われる。体育会のクラブとしてはトップダウン的な組織がふさわしい。登山の特殊性としても、経験のない初心者に意思決定を任せることはリスクが大きく適切ではない。リーダー会に権限があれば、目的に向かって一丸となって進みやすくなるだろう。なお、全員参加の部会は審議機関ではなく、報告と意見収集の場とされた。全員参加の審議機関は総会のみとなり、これにより総会の意義も復活すると思われる。

山行スタイルも以下のように区分され定義された。

パートワンデリング(PW)
講習会
合宿
 錬成合宿
 予備合宿
 本合宿
 山小屋合宿
個人山行

各スタイルの説明は省くが、個人山行以外はワンダーフォーゲル部の公式山行とされ、パートワンデリングと一部の講習会を除く公式山行は全部員の参加を必須とすることになった。

これらの改正により、コロナ前の活動に戻り、ワンダーフォーゲル部のレベルが向上することを期待したい。顧問としても一緒に頑張りたいと思う。

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Comments

もう5年経ちましたか。
マメゾウムシさんのような前向きな顧問は、他の大学ではいないでしょう。
部員達も幸せでしょう。
これからもワンゲル部の活発な活動を期待しています。

Posted by: CIMA | October 03, 2022 05:17 AM

CIMAさん、どうもです。
山ヤが関わっているか、そうでないかというところでしょうか。
卒業後も山を続けてくれるというところが重要ではないかと思います。

Posted by: マメゾウムシ | October 03, 2022 02:17 PM

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