金剛山 イワゴノ谷:遡行図の確認のために再訪
どこもパッとしない天気予報だった先週末は、土曜日の天気がもちそうだったのが近場だけだった。昨シーズン(2021年6月12日の記録)に遡行した金剛山のイワゴノ谷を再訪し、前回に作成した遡行図の確認と修正を行った。
【日程】2022年8月20日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 イワゴノ谷
【メンバー】Hくん、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】高天彦神社駐車場9:44~最初の堰堤10:10-10:23~15m滝落ち口10:55~830m二俣12:26-32~ダイトレ合流13:19-34~郵便道分岐13:48~高天彦神社駐車場14:45
先週末はどこもパッとしない天気予報だったが、近場だけは土曜日の天気がもちそうだった。近場というと、金剛山の高天谷がすぐに思い浮かぶが、先週に行ったばかりである。さすがに今回は別の谷に行くとして、昨シーズン(2021年6月12日の記録)に遡行した金剛山のイワゴノ谷を再訪することにした。今回のパートナーは、前回と同じくワンダーフォーゲル部OBのHくんであった。前回は遡行図の作成も行ったが、今回はその遡行図の確認と修正を行うことにした。
スタート地点は高天谷と同じく、金剛山の奈良側にある高天彦神社である。9時半ぐらいに到着したが、駐車場に充分な空きがあった。
イワゴノ谷は高天谷とは尾根を1つ隔てて南側にあるので、入溪の前に尾根越えをする必要がある。まずは迂回登山道の方向に向かう。獣侵入防止用の柵があり、扉を開けて中に入る。入溪までこのような扉を何度か開け閉めすることになる。
伏見山菩提寺方面の案内に従って、高天谷とイワゴノ谷の間の尾根に出て、その尾根を下降する。
案内に従って、ほとんど流れのないイワゴノ谷を渡って、道を進むと、伏見山菩提寺の横に出る。菩提寺とは反対方向の右に進む。
正面に伏見道の入口を見て、右へ進むと、また柵があるので、扉を開けて中に入る。
林道をそのまま進むと、イワゴノ谷の入渓地である堰堤に出る。この堰堤は右から越える。
小さな堰堤が現れるが、右から超える。
最初の滝である12m滝が現れる。左岸にある踏み跡で高巻く。
前回は懸垂下降で下りたが、今回は木を掴みながら、クライムダウンで落口に下りてみた。結構きわどいクライムダウンで、スリップしたら滝を落ちてしまう。安全第一ということであれば、懸垂下降、もしくはさらに踏み跡を辿って大きく巻いた方がよいだろう。
12m滝の落口。
3m斜滝。12m滝の上は、ゴルジュ状の中に滝が連続する。
イワゴノ谷最大の15m滝が現れる。
15m滝は、一般には左岸から高巻くようだが、我々は前回に引き続き、右岸の泥壁から小さく巻く。
落口に出るところの木々が煩いが、ちょうど落口に出る。泥壁は崩れやすいが、慣れていれば、こちらの巻き方の方が楽だと思うが。
すぐにチョックストン3m滝。
チョックストン3m滝はステミングで越えるが、Hくんは2回も落ちる。3回目にクリア。
古い堰堤を左から越える。
しばらく平凡な流れとなる。
4m斜滝が現れると、これは4段で、5m、4m、5mとつづく。上の写真は2段目の5m。
3段目の4m。直登で越えるが、意外と手こずった。
チョックストン3m滝から次の5段の連瀑が始まる。5段の連瀑は、右岸からまとめて巻く。前回は最上段4mの下に出て直登したが、今回はこれもまとめて巻いた。
次は2条12m滝が現れるが、上部を右に回り込んで越える。
ナメと小滝が続いた後に、4m斜滝。
ナメ。
倒木が多い箇所を通過する。
標高830mの二俣に着く。左俣には水流がなかった。右俣と左俣の間に水流があり、上部に滝があるので、三俣のようでもある。
水流のある本流の右俣を進むが、倒木が多い。
水流がなくなる。
最後の4m滝をが現れる。前回はこの4m滝を越えて、右へ進んだが、今回は左の踏み跡を進んでみる。
結構急な詰めとなる。右へ進んだ方が楽だったかもしれない。
ヒーヒー言いながら急登を登り、ダイトレに出て遡行終了。千早園地の展望台の近くであった。
郵便道にて高天に下山。
1年ぶりのイワゴノ谷だったが、天気も持ってくれて、そこそこ楽しめた。今回の遡行にて、前回に作成した遡行図に若干の修正を行った。
修正した遡行図です。
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