第11回北陸テンカラ講習会
先週末は第11回北陸テンカラ講習会に参加してきました。
10年以上も続いている北陸テンカラ講習会ですが、最初は富山にて、京都北山テンカラ会の主催で始まりました。その後、諸事情にて、石川の白山麓に場所を移して開催していたのですが、昨年と一昨年は新型コロナウイルスの流行で開催できず、3年ぶりの開催となりました。今回は流派にこだわらずに、テンカラ大王こと石垣尚男先生を講師としてお招きしての講習会となりました。
講習会は土曜日の午後からなので、午前中は白山麓の某溪にてテンカラ竿を振る。
2匹ほどイワナを釣り上げたところで終了。
道の駅瀬女の白山峠茶屋で辛なんば煮込みうどんでランチとする。辛さは選べるが、5辛にしておいた。それ以上辛くすると、ダシの味はなくなるだろう。
午後からはテンカラ講習会が始まる。場所は白山里にて、47名もの参加者が集まった。まずはテンカラの歴史等についての講義から始まる。
講義の後は、毛鉤巻きの講習。ベテランは自分の毛鉤の巻き方を披露し、初心者はベテランから巻き方を教わる。
天気予報では午後は雨予報だったが、晴れ男がいたためか雨は降らず、屋外にてキャスティング練習を行うことができた。できるだけ遠くから狙ったポイントに毛鉤を正確に落とせるかどうかが釣果を大きく左右するが、それには正確なキャスティングがしっかりできることが重要である。
夕食から宴となったが、その後の写真を撮る余裕がなかった。それは酔っていたからだが...
翌日は近くの渓にて実釣り講習。
人数が多いので3つぐらいのグループに分かれて釣る。
これだけ多くの人数が入ると、当然魚は警戒してしまい、誰も釣れないと思ったが、何と自分を含めて4人が1匹ずつイワナを釣り上げたのは驚きであった。竿抜けポイントがあったということか。
講習会は正午には解散となった。石垣先生のおかげで、日本の伝統的な釣り方であるテンカラ釣りの普及に一役を担う講習会となっただろう。若い世代にもしっかり伝えたいものである。石垣先生を始め、スタッフの皆さんには大いに感謝である。
白峰にて岩魚天丼でランチとする。釣ったイワナはリリースしたが、お店で食べると結構なお値段になる。
以下は白山麓の自然。
モリアオガエルの卵。モリアオガエルは木の上に卵を産むという認識だが、こんな草の上にも産まれていた。
ドロノキハムシ。北海道ではよく見たが、本州では初見かな。
ウスバシロチョウ。この時期にしか見られないチョウ。シロチョウ科ではなく、アゲハチョウ科です。
コアオハナムグリ。30年以上前に少し研究したことがある。年1世代で、成虫で越冬する。これはおそらく越冬明けの成虫だろう。
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