2月3連休の白馬遠征1:天狗原から親沢滑走AGAIN
2週間近く前の記録になってしまいましたが、2月3連休は南岸低気圧通過後の積雪に期待して白馬に遠征してきました。まずは1日目の記録です。
【日程】2022年2月11日(金)
【山域】北ア後立山
【場所】白馬乗鞍岳
【メンバー】どうちゃん、ばるちゃん、マメゾウムシ
【天候】晴れのち曇り
【装備】テレマーク3
【コースタイム】栂の森ゲレンデ林道入り口9:43〜成城小屋10:20〜天狗原東(親沢源頭)11:45-12:05〜親沢滑走〜1460m付近12:48-13:08〜若栗の頭付近14:05-23〜黒川沢滑走〜白馬乗鞍温泉スキー場ボトム14:51
天狗原からの親沢滑走は1月の3連休にも行ったが、その時は急斜面が苦手のメンバーがいたため、若栗の頭から尾根通しに滑走した。その時はむしろ尾根上の藪の濃さと雪質の悪さが裏目に出てしまい、かなり下山に時間を要してしまった(2022年1月8日の記録)。今回はメンバーの技量が揃っているため、若栗の頭からは黒川沢を滑走することにした。
白馬乗鞍温泉スキー場に車を1台デポしてから、栂池高原スキー場の第2駐車場に移動する。3ポイント券を購入して、栂池高原スキー場のゴンドラとリフトを乗り継いでゲレンデトップに上がる。連休ということもあり、リフト券売り場は混雑し、ゴンドラ待ちも長い行列だった。ゲレンデトップから林道入り口に滑り込んで、ここからシール登行開始。出発時の天気は良かったが、上部は風が強そうだった。
成城小屋下から天狗原方面へ取り付く。年齢的なこともあるが、どうも最近は、遠征初日は睡眠不足で調子が悪いことが多い。すぐに息が上がり、Apple Watchで測ると血中酸素濃度も低い。
天狗原の祠には向かわず、東側の親沢源頭に向かう。
親沢源頭の木の陰で風を避けながら滑走準備をする。
親沢にドロップする。南岸低気圧通過後の激パウを期待していたが、ウインドパック気味の雪であった。どうやら南岸低気圧が降らせた雪は湿雪で、風も強かったのだろう。それでも板は走る雪。3月ぐらいにこの雪ならば充分によい雪と言えるが、厳冬期であるので前回の時と同様に軽いパウダーを滑りたかった。
場所によってはウインドスラブができていて、面発生表層雪崩の跡が見られた。スラブは薄く、人が埋まるほどではなさそうだが、急斜面では注意が必要だ。
やがて谷が狭くなる。
谷が再び広くなると、若栗の頭への登り返し地点である。
急にガスが湧いて、視界が悪くなる中での登り返しになった。
若栗の頭の手前から、黒川沢にエントリーすることにする。
視界は悪かったが、黒川沢の出だしは北面だけあってパウダーで、快適な滑りができた。黒川沢本流まで滑り降りると、あとは多くの滑走者によってズタズタとなった谷筋をボブスレーのように滑っていく。
コルチナスキー場からのシュプールが合流すると、黒川沢名物のスリット堰堤が現れる。スリットの間を滑ってくぐり抜ける。
途中の堰堤上にカモシカの親子がいた。そのまま滑っていくと、白馬乗鞍温泉スキー場に出る。あとは駐車地点までゲレンデを滑っていくだけである。
下山後は汗を流してから、南魚沼の地酒である雪男で喉を潤す。この雪男はなんとオガサカスキーを背負っていた。
YouTubeにアップした記録動画です。滑走シーンはこちらをご覧ください。
2月3連休の白馬遠征2につづく
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