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January 31, 2022

氷ノ山:ホワイトアウトでわさび谷へエスケープ

オミクロン株の感染拡大で、しばらく出かけずにおとなしくしていたが、3週間も滑らないでいると、ストレスが溜まるだけでなく、腰痛が出るなど体調の方も悪化した。やはり健康な生活の維持には、運動は不可欠である。現地集合・現地解散で、サーッと行ってサーッと帰れば、感染することもさせることも可能性は低いはずということで、関西のテレ仲間と比較的近場である氷ノ山へ滑りに行ってきた。

【日程】2022年1月29日(土)
【山域】中国
【場所】氷ノ山
【メンバー】どうちゃん、Wさん、タイスケくん、マメゾウムシ
【天候】曇り
【装備】テレマーク4
【コースタイム】わかさ氷ノ山スキー場トップ8:37〜三ノ丸9:45〜稜線ドロップ地点9:58-10:17〜わかさ氷ノ山スキー場ゲレンデ11:12〜わかさ氷ノ山スキー場ボトム11:16

関西のバックカントリーでは定番の氷ノ山だけあって、今シーズンは積雪が十分にある。まん延防止等重点措置が取られて、遠出がしにくいこんな時には、氷ノ山はとっておきの選択肢となる。一方で、山陰ではしばらく降雪がなかったようで、雪質はあまり期待できないという危惧もあった。それは奥美濃や北陸方面も同じである。今回は雪質には期待せず、滑ることさえできればよいだろうというぐらいの気持ちで、関西からは近場であり、今シーズン初の氷ノ山へ行くことにした。

アプローチは鳥取県のわかさ氷ノ山スキー場からで、大阪の堺からはほぼ200kmの距離で、車で3時間ほどかかる。予定しているルートは、三ノ丸あたりの稜線から東面を滑り、登り返して氷ノ山のピークに至り、北面の八木川源流を滑り、登り返した後に仙谷を滑って下山するというもの。スキー場のリフトが動き出すのは8時だが、それに合わせるように関西のテレ仲間4人がスキー場の無料駐車場に集合した。

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スキー場のパトロール事務所に登山届を提出し、リフト券1回券(300円)を2枚購入したら、リフト2本を乗り継いでゲレンデのトップへ上がる。

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ゲレンデトップにはうっすらと新雪もあり、雪は悪くはなかった。ここでスキーにシールを貼って、シール登行を始める。

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いきなり杉林の狭い尾根の急登から始まる。バックカントリーは3週間ぶりということもあり、すぐに息が上がる。

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上部はガスが濃くなっていく。風もあって、体感温度が一気に下がる。

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稜線に出ると、木がないので、ガスでホワイトアウト状態となる。おまけに風も強くなる。ちょうど4年前に来た時とほぼ同じ気象条件であった(2018年1月27日の記録)。三ノ丸の避難小屋へ逃げ込もうとしたが、ドアがしっかり閉められていなかったためか、内部に雪が吹き込んで凍結したのかドアが開かない。これでは避難小屋として使えない。使った人はドアはしっかり閉めるべきだ。このような不始末が遭難を引き起こすこともあるかもしれない。そんな悪天のため、雪質が期待できる東面へはドロップできなかった。

何とか耐えられる風の強さではあったので、三ノ丸を頑張って超えて、わさび谷へエスケープすることにする。4年前の悪天時も同様なルートを取った。その時は2日目も稜線に出たが、急にひどい悪天となり、GPSを頼りに三の丸避難小屋から往路を戻ったのを思い出す(2018年1月28日の記録)。

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幸いなことに、わさび谷の源頭付近に風の弱い場所があったので、落ち着いてシールを剥がすことができた。

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さわび谷へドロップする。最初はややクラスト気味であった。

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Wさんの滑り。

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タイスケくんの滑り。

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どうちゃんの滑り。

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私ことマメゾウムシの滑り。

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わさび谷の雪は決して悪くはなかったが、必ずしも易しくはない雪だった。新雪の下にデブリも埋まっている。滑りはあまり攻められなかったが、それでも3週間ぶりの滑りを満喫した。

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わさび谷の下部は沢割れしていた。ここまで下りてくると、ガスも晴れて視界も明瞭となる

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右岸に杉林が出てきると、沢より高い所で、右岸のトラバースに入る。

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ゲレンデに出る手前のオープンな斜面には全層雪崩の跡があった。ここは雪崩に要注意な場所である。

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スキー場に無事下山。正午よりもだいぶ早い時刻に終了してしまった。ゲレンデは風もなく温暖な雰囲気だが、稜線はまだ荒れている感じだった。

悪天のため、3時間にも満たない行動時間であったが、3週間のブランクがあったので、負荷的にはちょうどよかったのかもしれない。現地集合・現地解散で、サーッと行ってサーッと帰れば、感染することもさせることも可能性は低いだろう。3週間ぶりのスキーに十分満足であった。

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スキー場からの帰り道にて、道の中央に立つ大きなオスジカが車の通行を邪魔していた。こんなのに衝突してしまうと、車もただでは済まない。

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道の駅で購入した山陽盃酒造の播州一献の純米酒。やや発泡系のようなキレがあって芳醇なうまいお酒であった。

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January 16, 2022

裏ヒヨでまさかのパウダー滑走!

1月3連休最終日は、栂池高原スキー場より裏ヒヨへ。連休中は天気には恵まれたが、1月8日の夜に降雪が少しあっただけで、正直、最終日の雪は期待していなかった。ところが、ヒヨドリ峰の北面には極上のパウダーが維持されていた。

【日程】2022年1月10日(月)
【山域】北ア後立山
【場所】ヒヨドリ西峰
【メンバー】Sさん、Bちゃん、マメゾウムシ
【天候】晴れ時々霧
【装備】テレマーク1、ATスキー2
【コースタイム】栂の森ゲレンデ林道入口9:31〜ヒヨドリのコル10:28-47〜北面1810mまで2回滑走10:47-12:08〜ヒヨドリ西峰12:37-51〜栂の森ゲレンデ林道入口13:08〜栂池高原スキー場ボトム13:30

2022年1月の3連休中の1日目2日目は、天気とよい雪に恵まれたが、降雪が期待できない予報だったので、正直、最終日の雪は期待していなかった。実際に、降雪は1月8日の夜にわずかにあっただけである。最終日にパウダーが維持されているとしたら、北面の樹林帯に限られ、標高は高い方がよいだろう。連休初日に天狗原から親沢を滑って激パウだったこともあり、帰路につく時間も考えると、選択肢はヒヨドリ峰北面しかなかった。考えることは同じで、最終日に一緒に行動することを考えていたKaoriさんやF社軍団も裏ヒヨという結論とのこと。ただし、まったく一緒だと人数が多くなりすぎるので、当日は別パーティーで行動することにした。

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連休初日と同じくポイント券を購入して、ゴンドラとリフトを乗り継いで栂の森ゲレンデのトップに上がり、林道入り口に滑り込んだ。遅れて、kaoriさんやF社軍団もやってきた。ここで突然声をかけられた。かってアバランチナイトで一緒にスタッフをしていたTガイドであった。久しぶりの再会であった。林道脇の雪は見事なモナカ雪だった。

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林道を早稲田小屋まで進んだら、ヒヨドリのコルを目指して急斜面を登る。3連休最終日ということで、すでに高速道路はできていたので、ラッセルはない。

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ヒヨドリのコルに到着。シュプールだらけだが...

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バックカントリーデビュー2日目のSさんがいるので、一番緩いコルから北面にエントリーする。なんと北面は極上のパウダーではないですか!

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標高1810mの台地状のところまで滑走する。ちょっとガスが出たが、視界は問題なかった。

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F社軍団も滑り降りてきた。帰路もあるので、1回の滑走で終わりのつもりでいたが、こんなよい雪ならば、もう1回滑らねばということで、コルまで登り返す。

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2回目の滑走へ。

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2回目も極上のパウダーで、浮遊感のある滑りができた。

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再びヒヨドリのコルに登り返す。

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そのままヒヨドリ西峰のピークまで登る。

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栂池高原スキー場に戻るには南面を滑らねばならない。南面の雪は北面とは正反対の湿雪重雪だが、これは想定していたことだった。モナカ雪よりはマシである。悪雪に苦労するSさん。

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骨折後復帰戦のBちゃんは、だいぶ慣れてきた感じ。もう大丈夫だろう。

林道まで滑り降りて、ゲレンデに戻ったら、足がパンパンになる長いゲレンデ滑りが待っていた。それでも20分でボトムに到着して、3連休のBCツアーが終了した。

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帰りに、テレ仲間の間で話題になっていた虹屋丼丸白馬店に遅めのランチで寄ってみた。テイクアウトが中心のようだが、イートインもある。虹屋丼丸白馬店は、2019年1月にオープンした海鮮丼のお店である。丼丸はチェーン店ではあるが、各オーナーが「丼丸+屋号(独自の店名)」をつけた 一切制約のない完全独立型店舗とのことで、メニュー、価格はオーナーによって違うようである。白馬店は虹屋丼丸2号店で、1号店は長野市にあるらしい。メニューが豊富で、550円でほとんどの丼が買えてしまう。高級ネタの丼もそんなに高くはない。今回は満腹丼をネタ大盛りにて注文した。満腹丼はデフォルトでご飯が大盛りで、ネタ大盛りでも値段は770円。味よし、値段よしで、ひじょうに満足なランチだった。

3連休は天気にも雪にも恵まれ充実したバックカントリーが楽しめた。アキレス腱痛もだいぶよくなってきており、これから調子を上げていけそうだ。

YouTubuにアップした動画ですが、前の記事にてリンクした動画と同じものです。

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January 14, 2022

白馬コルチナスキー場から裏コルチナ・雨中ゲレンデ周回

2022年1月3連休の2日目は、お手軽に裏コルチナから雨中ゲレンデを周回してきました。前夜に降った積雪が少しあり、多くのスキーヤーに掻き回された割には、比較的よい雪が残っていました。

【日程】2022年1月9日(日)
【山域】北ア後立山
【場所】白馬コルチナスキー場
【メンバー】Kaoriさん、Noriさん、むねちさん、Sさん、Bちゃん、マメゾウムシ
【天候】曇り
【装備】テレマーク4、ATスキー2
【コースタイム】稗田山入山口9:22〜稗田山9:58-10:23〜板平山西のコル10:38-55〜林道11:31〜雨中ゲレンデ滑走11:45-13:20〜白馬コルチナスキー場14:02

1月3連休の2日目は、いつも正月を一緒に過ごす恒例メンバーのKaoriさん、Noriさん、むねちさんが合流し、前日に一緒だったBちゃんに加えて、Bちゃんの友達であるSさんが参加し、合計6名でのセッションとなった。Sさんは山屋ではあるが、バックカントリーは初めてということで、今回のルートはBCデビューにはちょうどよいルートだろう。

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9時に全員が集合し、リフトで稗田山入山口に上がる。ほぼ無風で寒くはない。裏コルチナへは、普通は板平山からドロップするのだが、こちらのリフトは10時にならないと動かない。そのため稗田山から回り込んで行くというKaoriさんのアイディアだった。

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ところが行ってみると、急斜面が立ちはだかり、それ以上は進めない。Kaoriさんの勘違いということで、ここでシールをつけて稗田山に登ることにした。稗田山まで先頭ラッセルし、山頂から眺めると、板平山までの尾根は藪が濃く、尾根の北側が切れ落ちている。結局、元の稗田山入山口まで滑って下り、ゲレンデルートを進むことにした。この時の稗田山から稗田山入山口までの短い滑りが、この日の一番よい雪だった。

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そんな時間潰しもあり、板平山西のコルに着く頃には、すでに板橋山のリフトは動き出していた。すでに多くのスキーヤー・ボーダーに先を越されていたが、我々もここから裏コルチナにドロップした。

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BCデビューのSさんの滑り。ちょっと腰が引けている。

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まあ、最初はそんなものだろう。新雪ではあるのだが、多くのスキーヤーに掻き回されていて、やや重めの雪と化していた。それでもそんなに悪い雪ではないのだが。

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とりあえずは、下りられれば問題はない。

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大きな沢まで滑り降りたら、沢筋を沢割れに注意しながら滑っていく。

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林道に出たら、シールをつけて林道上を南へ進む。この日はステップソール板だった私はそのまま進む。

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すぐに雨中ゲレンデのボトムに出る。廃ゲレンデではあるが、オフピステ愛好家に滑られている場所である。ザックをデポして、しばらくここで遊ぶとする。

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雨中ゲレンデの上から。多くのスキーヤー・ボーダーが滑って掻き回されてはいるが、予想外にいい雪が維持されていた。2回ほど登り返して滑った。

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風が出てきたところで、最後にもう一度雨中ゲレンデを登り返す。そのまま登っていくと、白馬コルチナスキー場に出る。5時間に満たないバックカントリーではあったが、そこそこ滑れてお手軽に楽しめるルートであった。BCデビューのSさんには、レベル的にちょうどよかったのではないだろうか。天気は曇りがちであったが、時々日も差し、最後に風が多少出た程度で、比較的穏やかな1日であった。

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下山はまだ14時だったので、ホテルグリーンプラザにてカフェタイム。アルコールはないが、ドリンク飲み放題は悪くなかった。カフェ終了後に解散となった。

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車中泊組のSさん・Bちゃんと道の駅おたりに移動して、深山の湯にて入浴。入浴後は道の駅のレストランにて、まずは乾杯!

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ここは、かまどで炊いたご飯がうまく、ご飯のおかわり自由であるのがよい。写真は日替わりかまど飯定食。

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利き酒セットもある。

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レストランは19時までの営業のため、続きは居酒屋ヴォクシーにて。楽しい1日であった。

翌日の裏ヒヨでの滑走シーンも含めて編集した動画のリンクです。

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January 13, 2022

激パウの白馬親沢滑走

2022年1月の3連休は、正月に引き続き白馬へ。滞在中の降雪はほとんどなかったが、天気と雪に恵まれた3日間だった。まずは天狗原から親沢を滑走した初日のバックカントリーの報告です。

【日程】2022年1月8日(土)
【山域】北ア後立山
【場所】白馬乗鞍岳
【メンバー】Tさん、Mさん、Bちゃん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク1、ATスキー3
【コースタイム】栂の森ゲレンデ林道入り口9:43〜成城小屋10:31-41〜天狗原東(親沢源頭)12:08-40〜親沢1460m付近13:33-14:03〜若栗の頭15:05-21〜白馬乗鞍温泉スキー場ボトム16:57

親沢は何度か滑走しているが、厳冬期は雪に恵まれることが多い。最近では2019年4月の残雪期に行っている。

前日は休暇を取得し、のんびり下道にて白馬へ移動して、白馬サンサンパークにて車中泊して朝を迎えた。その日の朝に、テレ仲間のノリさんにビーコンを貸す約束をしていたので、待ち合わせ場所のセブンイレブンに行くと、若者に声をかけられた。関学ワンゲル部OBのTくんだった。今日は八方方面へ滑りに行くとのこと。後でわかったことだが、八方というのは、不帰Ⅱ峰の逆しの字というエクトリームなルートを滑ることだった。Tくんは学生時代にヒマラヤでの滑走験があるのだが、無事、不帰Ⅱ峰からの滑走にも成功し、日本を代表するエクトリームスキーヤーとして成長していることを感じる。約束のビーコンを無事ノリさんに渡すことができ、集合場所の白馬乗鞍温泉スキー場に向かう。

白馬乗鞍温泉スキー場にて、この日の同行メンバー4人が揃う。自分の車はデポし、Tさんの車1台に乗車して、栂池高原スキー場に移動した。

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ポイント券1枚(3600円)を2人でシェアして、ゴンドラとリフトを乗り継いでゲレンデトップに上がる。雲1つない快晴で、北アルプスの景色が見事だった。正月を一緒に過ごしたテレ仲間のむねちさんと、途中まで一緒になった。

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林道入り口に滑り込み、ここでシールを装着する。今日の板は、パウダーを期待して、今シーズン初のカーボンメガワットの登場である。ゴンドラ降場にもビーコンチェッカーがあったが、ここにもビーコンチェッカーが置いてあった。

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天狗原を目指して登る。

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天狗原から白馬乗鞍岳を眺めると、振子沢側の斜面に雪崩跡を見つける。特にここまでは積雪に不安定性は感じなかったが、注意は必要だ。

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天狗原からの北アルプスの眺め。厳冬期にこれだけの天気に恵まれるのはなかなか貴重なことである。のんびりとランチとする。

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親沢の源頭部でシールを剥がして滑走に入る。急斜面が苦手のメンバーがいるので、緩めの所から親沢にエントリーした。激パウと言える軽い雪だった。

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よい斜面が続く。まだシュプールは描かれていない!

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滑ってきた斜面を振り返る。

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やがて谷が狭くなり、穴に気をつけながら滑る。

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谷が広くなると、特徴的な岩のある場所に出る。そこが若栗の頭への登り返し地点である。まったりと休憩してからシールを装着した。

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登り返しに入る。

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登っていくと、目の前に目的地の若栗の頭が現れる。

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若栗の頭に向かう場合、雪が少ない時は藪がうるさいので、正面の小ピークに登ってから稜線伝い進む。今回は積雪が充分にあるので、小ピークを巻くことにする。

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若栗の頭に到着する。のんびりし過ぎたため、15時を過ぎていた。

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頸城方面の眺めがよい。

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北面の黒川沢への滑走は雪が良さそうだったが、急斜面が厳しいメンバーがいたので、尾根伝いに滑っていくことにした。この判断が下山にむしろ時間がかかる結果になってしまう。

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尾根上は藪が濃いだけでなく、南面は日射の影響を受けてクラストしていて、むしろ慣れていないメンバーには厳しい状況となってしまった。おそらく黒川沢を下りた方が、北面のパウダーが維持されていたこともあり、さほどの苦労もなく早く下山できたかもしれない。

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それでも高度を落としていけば、下山はできる。

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日没前に白馬乗鞍温泉スキー場に下山できて、一安心であった。誰もいないゲレンデを滑り降りて、解散となった。

今回は天気に恵まれたことはよかったのだが、反省材料は多かった。何度も行っているところなので、つい休憩時間を長めにして、のんびりし過ぎた。同行メンバーの技量も考えるべきだった。行動時間は7時間なので、さほど長時間行動ではなかったのだが、ゴンドラの始動時間が8時という制約と、朝の混雑もあり、出発時間が遅れたことも響いた。今後は気をつけて、安全なバックカントリースキーを心がけたい。

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夜は居酒屋ヴォクシー開店。焼肉と地酒を味わいながら、1日の疲れを癒やした。

YouTubeにアップした記録動画です。滑走シーンはこちらをご覧ください。

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January 06, 2022

大渚山にて2022年の初滑り!

2022年の初滑りは、信テレとのコラボで、大渚山でのバックカントリーでした。

【日程】2022年1月2日(日)
【山域】頸城・海谷
【場所】大渚山
【メンバー】Noriさん、Mくん、Sくん、マメゾウムシ(別パーティーあり)
【天候】晴れ
【装備】テレマーク2、ATスキー1,ボード1
【コースタイム】大草連7:39〜標高1000m8:51〜標高1200m10:13〜大渚山11:40-12:45〜大草連13:19

かって大草連(おおぞうれ)から大渚山に登ったのは、2012年12月31日のことであり、もう9年も前のことである。大草連への道は狭く、積雪路になると、FF車ではなかなか厳しいところである。駐車スペースも限られている。そのため、小谷温泉から鎌池・湯峠経由で登るルートがよく取られる(2016年3月の記録)。今回は、信州テレマークスキー組合(略して信テレ)とのコラボで、大人数となるため、車を乗り合わせて行くことにした。パーティーも2つに分け、1つは精鋭中心、もう1つは経験の浅いメンバー中心で構成し、私は後者のリーダーを担当することになった。前日の元旦は、美濃から白馬への下道での移動だけで休養日とし、夜にアルコール燃料も補填したので、調子はまずまずのはずだった。

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大草連の駐車スペースには、すでに先行車の車が駐車されていたが、我々の車が駐車できるスペースはあった。除雪終了地点よりスキーを装着する。

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ビーコンチェックを終えてから歩き出し、先行車のトレースを追う。天気は晴れで、無風であった。まだ気温は低い。

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精鋭の別パーティーは先に行ってしまったところで、私のパーティーに早くもトラブルが発生する。唯一スノーシューで参加したボーダーのSくんだったが、スノーシューがスキートレースの上でも沈んでしまい、なかなか前進できない。そのうちに片足が穴に落ちてしまい、スノーシューが脱げて見つからない事態になってしまう。幸いスノーシューは掘り出せたが、Sくんがなかなか進めない状態は続く。

実は、10年前の年末に鳥海山に行った際に、同じような状況を経験したことがある。その時もスキー3人の中にスノーシューが1名で、ドカッと大量降雪があった後だった。今回も年末から元旦の午前中にかけて大量の降雪があった後である。深く柔らかい新雪はスキーでは何とかなるが、スノーシューでは沈んでしまうのである。まだ全員がスノーシューならば、ペースは同じで、ラッセルも変わることができる。ところが、スキーヤーの中にスノーシュー1名だと、1人ラッセルとなってしまい、1人だけ体力を著しく消耗してしまうことになる。

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急斜面の登りに入ると、さらに私自身にもトラブルが発生する。テレマークのビンディングである22DESIGNS LYNXが誤解放してしまうのである。以前にも同様なことがあり、伯耆大山であわや滑落という状況も経験していた。このようにLYNXの誤解放はユーザーの間では問題となっていたのだが、メーカーによると、スペーサーを2つ入れることで改善されるという話だった。今シーズンはそのスペーサーを入れて使っていて、年末の山小屋では問題はなかったのだが、危惧していた事態がついに再発してしまったのだ。年末から車にスキーを積みっぱなしだったので、ビンディングの凍結という可能性もある。いずれにしても、深雪急斜面でのスキーの脱着はかなりたいへんであった。なんとかスキーを装着することはできたが、また起こる心配はある。

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相変わらず苦労しているSくんのこともあり、この時は、山頂にはたどり着けないのではと危惧した。そんな訳で、ゆっくりしか進めず、後続パーティーに抜かれていく。

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このあたりはクマ棚が多いので、クマが多いのかもしれない。

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振り返ると、北アルプスの見事な眺めが目に入る。

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後続に追い抜かれたことで、トレースが踏み固められたため、Sくんのスノーシューの沈みが小さくなり、だいぶSくんのスピードが上がってきた。これならば山頂には着けそうだ。

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山頂直下の急登では、先ほど生じたビンディングトラブルの再発を危惧したが、ビンディングは外れることはなかった。正午までには山頂に到着できることを確信する。

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稜線に出ると、山頂はすぐだ。

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山頂に到着。風は少しあるが、問題はない。先行した精鋭パーティーは2本目の北面滑走に向かったとのこと。

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北アルプスの眺め

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戸隠方面の眺め

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雨飾山から天狗原山にかけての眺め

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精鋭パーティーが北面滑走から戻って来たので、一緒に記念撮影。私も激パウの北面を滑りたかった!

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精鋭パーティーと一緒に滑走へ。山頂からの滑り出しは藪が濃かったが、それを超えると、樹間のちょうど良い斜面が待っていた。

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朝のうちは軽かった新雪も、天気に恵まれたことが災いし、滑る頃には気温上昇で重雪に変化していた。ボードのSくんでも重い雪とのこと。シーズン始めでまだ体が慣れていないこともあり、重雪に負けたという私の初滑りだった。それでも大人数で滑るのは楽しかった!

これでようやく2022年のバックカントリーを本格的にスタートさせられた。これから徐々に調子を上げて行ければと思う。

信テレのguriguraさんが編集した動画です。北面の激パウ状態がよくわかります。私も北面を滑りたかった!

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January 05, 2022

謹賀新年2022 & 年末年始速報

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遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

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咋年末は、ワンダーフォーゲル部が所有する山小屋の毎年恒例の雪下ろしに、ワンゲル部員たちと一緒に行きました。昨年はコロナ禍で現役部員が参加できなかったのですが、今年は、大学から「山小屋の維持作業はやむを得ない」ということで現役部員の参加に許可が出ました。山小屋の維持作業も、登山技術と同様に、先輩から後輩へと技術が受け継がれるものです。1年以上のブランクが空いてしまったことで、多少のチグハグはありましたが、なんとか襷はつなぐことができたように思います。

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空いた時間を利用して、山小屋に隣接するスキー場を利用して、ワンゲル部員へのスキー指導も行いました。

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山小屋には私の山仲間もなども遊びに来てくださり、夜は大いに盛り上がりました。

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30日に裏山の偵察にも行ってきました。昨年の同じ時期よりも若干積雪が多い感じがします。まだ笹は完全には隠れていませんが、充分に滑ることはできました。

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30日の夜から31日の朝にかけて、大量の降雪があり、50cm以上も積雪が増えました。前日に引き続き裏山に登ってみましたが、前日はスキーで臑ラッセルだったのに対して、この日は膝上ラッセルでたいへん。おかげで笹はだいぶ隠れてくれました。

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しかしながら、あまりの深雪で、直滑降でないと滑らない。これが2021年の滑り納めとなりました。とりあえずは雪の多い年になりそうで、一安心ではあるのですが。

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激しい降雪は大晦日の午後から続き、前日に雪下ろししたはずの山小屋の屋根は、雪下ろししたかがわからないぐらいに雪が積もっていました。山小屋の戸締まりをして、スキー場の駐車場に出ると、雪に埋もれた車が多数あり、スタックした車を見ながら、脱出するように下界へ下りました。下界では、3日ぶりに入浴して、新年を迎えるために体を清めておきました。

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雪のない岐阜県恵那市まで移動して、車中にて年越し。車中での年越しはよくあることです。

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恵那市からの笠置山。

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下道にて白馬へ移動。移動途中に見えた中央アルプス。

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安曇野のモンベルによって、山道具の補充。前日の豪雪が嘘のように白馬までよい天気でした。目まぐるしく変わる天気は、まるで政治や病に振り回される私たちのようです。今年こそはコロナが終息してほしいと思います。

年齢的な問題がいろいろと生じた昨年でしたが、今年はもう一度チャレンジできる年としたいところです。

本年もよろしくお願い致します。

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