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December 15, 2021

ワンゲル部の六甲岩場トレ:地獄谷からキャッスルウォール・ブラックフェースを登る

ワンゲル部員への岩場技術の指導のため、11月末に下見した六甲の地獄谷と荒地山周辺の岩場を再訪した。岩場とロープワークに慣れていないメンバーが5名もいると、さすがに時間がかかり、ヘッデン下山となった。

【日程】2021年12月11日(土)
【山域】六甲
【山名】荒地山
【メンバー】ワンゲル部員5名、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】芦屋川駅9:40〜高座の滝10:03〜小便滝10:29〜A懸垂岩基部10:43〜A懸垂トップ10:49〜B懸垂岩跡11:15〜ピラーロック11:46-12:13〜キャッスルウォール基部12:32〜ブラックフェース基部14:52〜ブラックフェーストップ15:15-16:14〜荒地山16:31-38〜七右衛門嵒16:57〜高座谷への分岐17:33〜高座の滝17:47〜芦屋川駅18:13

顧問をしているワンダーフォーゲル部は、コロナ禍にあって、この2年ほどはまともな活動ができていなかった。そのため、先輩後輩の技術差がなく、全員の経験値が低い状態である。登山の技術は、ある程度は独学で身につけることができるが、ハイキングを超えるレベルになると、やはり経験者から指導を受けることが安全で効率的であり、技術習得の近道になる。そんな訳で、経験のあるOBOGや、顧問自らが技術指導を行う場が増えている。今回は学生からの要望もあり、岩場練習に付き合うことにした。場所は六甲の地獄谷と荒地山周辺の岩場である。11月末に下見も行っている。比較的難しくない岩場は、ロープを出して直登させようと考えていた。

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遅刻者・欠席者もなく、全員が阪急芦屋川駅に9時半に集合した。

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まずは高座滝まで舗装路を歩く。

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地獄谷に入る。週末だけあり、登山者は多い。我々のように訓練目的らしいパーティーもいる。

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早速、滝が出てくる。

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特に問題なく、直登で超えていく。

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目の前に堰堤が現れ、左岸から入る支谷に小便滝を発見する。下見に来た時には気づかなかった滝だが、名称の由来はよくわかる。

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下見の時は堰堤の上から直接にA懸垂岩に取り付いたが、今回は支谷からA懸垂岩の基部に向かう。

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A懸垂岩の基部に到着する。1組が岩に取り付いていた。ここを直登することも考えていたが、巻いてA懸垂岩のトップに向かうことにする。

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A懸垂岩のトップから、これから向かうB懸尾根とピラーロックまでの展望を見る。

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反対側は神戸港の眺め。

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B懸尾根のアップダウンを進む。

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こんな狭く深い通路も通る。

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急な岩場はステップが刻まれているので、登るのは難しくない。岩質は花崗岩で脆い。

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いったん谷に下りて、登り返すとピラーロック(万物相)である。下見の時は谷に下りずに、そのまま尾根を進んだので、ピラーロックは省略していた。

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日本離れした風景のピラーロックにてランチとする。

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高座谷に下降して、キャッスルウォールに向かう。

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キャッスルウォールではすでに1組がクライミングの練習をしていた。

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下見の時にもいた同じネコが我々を出迎えてくれた。前回の時は、ネコは近づいては来るが、体は触らせてはくれなかった。しかし今日は、体を触らせてくれるだけでなく、スリスリもしてくれた。

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キャッスルウォールは、前回はノーロープにて左端の階段状を登った。さすがに岩慣れしていない部員にそうさせるわけにはいかない。まずは私がトップで登って、ロープをフィックスする。そのロープにフリクションノットで確保を取って登ってもらった。2ピッチに切ったので、全員が登り終えるのに1時間以上もかかってしまった。そのまま登っていって、いったん荒地山への登山道に出る。

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岩梯子の手前で、ブラックフェースに向かう踏み跡に入る。ブラックフェースの基部に到着すると、誰も取り付いていなかった。これはぜひとも中央を登りたい。

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キャッスルウォールの時と同様に私がトップで登り、ロープをフィックスする。トップまではちょうど50mロープいっぱいの距離だった。登攀レベルとしては易しかったが、ビレイヤーが慣れておらず、ロープをうまく出してくれないこともあり、ロープを引っ張り上げながらの登攀となった。

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部員たちにはフリクションノットで確保を取って登ってもらったが、やはり5名全員が登り終えるまで1時間ほどかかってしまった。ほぼヘッデン下山は確実となったが、それは最初から想定内のことであった。荒地山の山頂まではさほど時間はかからないので、とりあえずは山頂を踏むことにする。

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トカゲ広場に出ると、前回もいた同じ毛並みのネコ3匹が出迎えてくれた。

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16時半に荒地山の山頂に到着。この時間でも1名の登山者が山頂にやって来た。

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下山途中で日の入りとなった。ヘッデン下山とはなるが、安全のために、暗くなる前に岩梯子は通過したい。

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テーブルロックを通過する。

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登りではわかりやすい七右衛門嵒は、下りではわかりにくかった。先行した部員たちがルートを見失っていたが、1度通ったことのある私が見つけるのは易しかった。

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だいぶ暗くなってきたが、岩梯子を無事に通過する。あとは普通の登山道であるので、暗くても問題はない。部員たちのもっているヘッドライトの明るさが暗いのが気になった。

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途中から見えた神戸の夜景はきれいだった。

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時間短縮のため、途中の分岐から高座滝に下りて、芦屋川駅に下山した。

今回は、山頂を目指す中で、途中にある岩場を直登していくというアルパインクライミング的な山行を行った。岩場とロープワークに慣れていないメンバーが5名もいると、さすがに時間がかかり、ヘッデン下山となったが、内容的に濃い充実した山行ではあっただろう。ワンゲル部員たちにとって良い経験となったにちがいない。彼らの課題は、まずはクライミングとロープワークの技術の向上だろう。それには経験を積むしかない。1年後には、易しい岩場ならばリードできるようになってもらいたい。地図による位置確認の習慣化も重要である。私個人としてもリードができたので、そこそこ楽しめた1日であった。

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解散後は、飲仲間のKさんと合流して、炭火串焼と旬鮮料理の店「炭旬」 芦屋店にて一杯! 地酒が選べる日本酒飲み放題が2時間で1800円は実にリーズナブルであった。もちろん飲み過ぎたが。。。

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