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December 27, 2021

ワンゲル部の六甲岩場トレ2:菊水ルンゼと妙号岩

ワンゲル部員の技術力向上のために、OBOGたちのサポートのもとで、岩場などのバリエーション講習を行ってきた。その最後のシメということで、菊水山のバリエーションルートである菊水ルンゼを登り、最後は妙号岩でのクライミング練習で締めた。最初は岩場でぎこちなかった部員たちだったが、安定した歩きができるようになっていた。

【日程】2021年12月25日(土)
【山域】六甲
【山名】菊水山
【メンバー】ワンゲル部員4名、ワンゲル部OB2名、マメゾウムシ
【天候】曇り
【コー スタイム】鈴蘭台駅10:13〜菊水ルンゼ取り付き10:50-11:00〜菊水山西の小ピーク11:48-12:02〜菊水山12:12-27〜石井ダム下12:59〜妙号岩(クライミング練習)13:21-15:47〜鈴蘭台駅16:21

コロナ禍で活動の制約が続いた結果として先輩後輩の技術差が無い状態が生じてしまったワンダーフォーゲル部。その改善と部員の技術力向上のために、OBOGたちのサポートのもとで、岩場などのバリエーション講習を行ってきた。今回はその最後のシメということで、菊水山のバリエーションルートである菊水ルンゼを登ることにした。それだけだと短時間で終わってしまうので、菊水山の山麓にある妙号岩でクライミング練習も行うことにした。

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神戸電鉄の鈴蘭台駅に集合。別な改札口に行ってしまった部員がいたり、新開地駅の乗り換えに間に合わなかった部員がいたりなどトラブルはあったが、全員が揃った。テレ仲間のW夫妻に会うという偶然もあった。

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石井ダムへの道を進む。ゲートがあり、一般車が進入できないようになっている。人や自転車はゲートの横を通ることができる。

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さらにもう1つゲートがあるので、横を通って進む。

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ダム湖を渡る烏原大橋の所まで来る。正面には妙号岩が見える。

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菊水ルンゼに行くには、橋を渡らずに、橋の手前の左側にある踏み跡をたどる。

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踏み跡は斜面をトラバースするようにつけられている。所々にテープで目印はつけられている。

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烏原大橋手前の入口から5分ほどで、菊水ルンゼの取り付きに到着する。谷になっているので、地形的にはわかりやすい。うっすらと水も流れている。念のため、ここでヘルメットやハーネスを装着する。

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水量は少ないが、沢登りのような感じで、急な岩場を登っていく。

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水が流れている所は滑りやすそうだが、ホールドとスタンスはしっかりしているので、基本的に3点確保をしっかり行って登れば問題はない。

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すでに六甲の地獄谷や横谷の岩場を経験している部員たちには問題はなく、ロープを出す必要もなかった。

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途中から菊水山の尾根に逃げるルートは取れたが、せっかくなので、谷に忠実に進み、菊水山の西にある小ピークを目指すことにする。

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岩場が終わり、少々藪がうるさい所を小ピークを目指して進む。

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菊水山の西にある小ピークに到着。ここでランチとする。この日は冬型の気圧配置で、気温が低かった。谷の中では風の影響はなかったが、さすがにピークでは多少の風があり、寒さを感じた。

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六甲全縦で通る菊水山のピークは小ピークから10分ほどであった。

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生憎の曇り空であったが、淡路島まで眺めることができた。

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六甲全縦路を鵯越駅の方向に下りる。

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石井ダムの下に出る。なかなか迫力があるダムの風景である。時間はあるので、妙号岩でクライミングをすることにする。しかし、それにはこのダムの上に上がる必要があった。

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この日の行程で一番息が上がったのは、高さ66mで約300段のこのダムの階段登りであった。

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階段を登り切って、ダムの上から下を覗く。

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烏原大橋まで戻ると、対岸には先ほど登った菊水ルンゼが眺められる。

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後ろを振り向くと、妙号岩である。岩には「南無阿弥陀仏」の文字が彫られている。この文字を掘ったのは、極楽寺の修誉締善和尚で、文久年間に、1文字の1辺を1m以上もの大きさで、自ら祈りを込められて彫られたらしい。

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妙号岩の入口は、烏原大橋の手前左側にある。注意書きがあり、「南無阿弥陀仏」の文字の所は登らないようにと書かれている。このルートは「罰当たりルート」と呼ばれていて、過去には登られていたようだ。

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「南無阿弥陀仏」の文字の真下から見上げる。妙号岩は、「前の壁」「中の壁」「奥の壁」の3つのフェースで構成されている。高さは20〜50mほどある。「南無阿弥陀仏」と刻まれているのは「前の壁」で、我々は比較的壁が立っていない「中の壁」でクライミング練習をすることにした。「奥の壁」では、1パーティーがアッセンダーでのロープ登行の練習をしていた。

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まずは私がリードで登ってトップロープをかける。五十肩で左腕に力が入らない状態でありながらも、なんとか登って、ロープを支点にかけることができた。あとはトップロープ確保で部員たちに登ってもらう。

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部員たちはこれまで何度かクライミング練習をしてきたので、だいぶ岩慣れした感があった。

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リードのビレイを任せるのはまだ不安ですが、トップロープ確保であれば、しっかりこなせる。

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パワーで登るタイプとバランスで登るタイプがいて、見ていてなかなか面白い。本格的にクライミングをしていくならば、パワーだけでは限界があるので、ムーブも覚えていかなければならない。

全員が1回ずつ登ったところで、適当な時間になったので終了とし、鈴蘭台駅に戻ることにした。当初は岩場で歩きがぎこちなかった彼らだったが、今では安定した歩きができるようになっていた。ロープワークにも慣れてきた感じだ。次は雪山やスキー技術の向上を目指すことになるだろう。

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December 22, 2021

寒波到来の信州放浪!

開田高原マイアスキー場で初滑りを無事終えて、道の駅で車中泊していると、夜から雨が降り出した。高い山では雪かもしれないが、マイアスキー場あたりだと冷え込みでカリカリ雪となっている可能性が高い。初滑りの翌日は安曇野への移動だけとした。

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安曇野でお世話になるのは、関西のテレ仲間で安曇野に移住したTさん宅である。Tさんお勧めの蕎麦屋にてランチをいただく。

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日中は雨がパラついていたが、夜には雪に変わっていた。この日の晩から週末にかけて強い寒波が到来する予報である。雪は期待できるが、悪天過ぎるのも困る。はたして翌日はどうなるだろうか。

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深夜に関西のテレ仲間のどうちゃん夫妻も合流し、翌日は白馬へ行くことにした。予報通りの大雪となったが、さすがに雪慣れしている白馬である。除雪はしっかりされていて、特に通行に支障もなく、無事、白馬47スキー場には着くことができた。

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問題はスキー場に着いてからであった。ゴンドラの運行が止まっていて、乗り場にはスキーヤー・ボーダーの長蛇の列ができていた。どうやら停電があったらしく、それで乗客が溜まってしまったらしい。ゴンドラはそのうちに動き出し、1時間待ちにて乗車できた。

上部のリフトの混雑はそれほどでもなかった。天然雪を滑れるのは良いが、風は強かった。そのうちに、トップのリフトは強風のため運行を止めてしまった。15時まで滑って終了とした。

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その晩は、Tさん宅にて宴となった。Tさん、いろいろとありがとう。お酒が進んだ。

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翌日も冬型が続き、Tさん宅の庭には霜柱ができていた。

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この日は二日酔いということもあり、スキーには行かず、カモシカスポーツ松本店へ。ちょうど20%OFFのクリスマスフェアをやっていて、つい散財してしまった。

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近くの蕎麦屋で昼食をとる。信州らしい山賊焼と蕎麦のセットがあったので、それをチョイスした。なかなかのボリュームであった。昼食後に解散となり、帰路についた。

ゲレンデでの初滑りは終えたが、次は山を滑りたい。年末は奥美濃にあるワンゲル部の山小屋で過ごす予定だが、十分な積雪があることを願いたい。

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December 21, 2021

2021-2022シーズン初滑り in 開田高原マイアスキー場

12月も中旬に入り、周囲では初滑りの報告を目にすることが多くなってきた。例年ならば11月に立山にて初滑りを済ませているのだが、今シーズンはタイミングが合わずに行くことができなかった。そんな時にテレ仲間からスキーのお誘いがあった。せっかくの機会なので、週末前の平日に休暇を取得し、長めの日程にて、のんびりと信州方面をぶらつくことにした。

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初滑りのスキー場に選んだのは、木曽御嶽山の北東面にある開田高原マイアスキー場である。今シーズンは、長野県ではウェルカム信州アクティビティ割というキャンペーンを行っていて、平日限定だが、長野県内のスキー場リフト券が最大50%引きとなる。マイアスキー場の平日1日券は2,300円と安いのであるが、そこからさらに半額のわずか1,150円となってしまう。さすがにこれだけ安いと,リフト1本分しか滑れなくても充分に満足であり、ガツガツとたくさん滑って元を取ろうという気も起こらない。

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午後の遅い時間から天候が悪くなる予報であったが、周囲の山々は見えていた。上の写真は乗鞍岳。

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正面に中央アルプスが見え、その背後に八ヶ岳や南アルプスも見えた。

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山賊焼定食が1,500円と少々高い気もしたが、リフト券が安いこともあり、躊躇せずにチョイス。

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午後になると、風が強くなり、山は雲の中に隠れてしまった。8本ほど滑ったところで終了とした。ようやくシーズンをスタートできたが、まだ体が慣れていないこともあり、初滑りはキレのない滑りだった。少しずつ調子を上げていきたい。この週末は強い寒波が来るようだが、雪に恵まれたーズンとなることを願いたい。

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December 15, 2021

ワンゲル部の六甲岩場トレ:地獄谷からキャッスルウォール・ブラックフェースを登る

ワンゲル部員への岩場技術の指導のため、11月末に下見した六甲の地獄谷と荒地山周辺の岩場を再訪した。岩場とロープワークに慣れていないメンバーが5名もいると、さすがに時間がかかり、ヘッデン下山となった。

【日程】2021年12月11日(土)
【山域】六甲
【山名】荒地山
【メンバー】ワンゲル部員5名、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】芦屋川駅9:40〜高座の滝10:03〜小便滝10:29〜A懸垂岩基部10:43〜A懸垂トップ10:49〜B懸垂岩跡11:15〜ピラーロック11:46-12:13〜キャッスルウォール基部12:32〜ブラックフェース基部14:52〜ブラックフェーストップ15:15-16:14〜荒地山16:31-38〜七右衛門嵒16:57〜高座谷への分岐17:33〜高座の滝17:47〜芦屋川駅18:13

顧問をしているワンダーフォーゲル部は、コロナ禍にあって、この2年ほどはまともな活動ができていなかった。そのため、先輩後輩の技術差がなく、全員の経験値が低い状態である。登山の技術は、ある程度は独学で身につけることができるが、ハイキングを超えるレベルになると、やはり経験者から指導を受けることが安全で効率的であり、技術習得の近道になる。そんな訳で、経験のあるOBOGや、顧問自らが技術指導を行う場が増えている。今回は学生からの要望もあり、岩場練習に付き合うことにした。場所は六甲の地獄谷と荒地山周辺の岩場である。11月末に下見も行っている。比較的難しくない岩場は、ロープを出して直登させようと考えていた。

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遅刻者・欠席者もなく、全員が阪急芦屋川駅に9時半に集合した。

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まずは高座滝まで舗装路を歩く。

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地獄谷に入る。週末だけあり、登山者は多い。我々のように訓練目的らしいパーティーもいる。

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早速、滝が出てくる。

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特に問題なく、直登で超えていく。

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目の前に堰堤が現れ、左岸から入る支谷に小便滝を発見する。下見に来た時には気づかなかった滝だが、名称の由来はよくわかる。

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下見の時は堰堤の上から直接にA懸垂岩に取り付いたが、今回は支谷からA懸垂岩の基部に向かう。

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A懸垂岩の基部に到着する。1組が岩に取り付いていた。ここを直登することも考えていたが、巻いてA懸垂岩のトップに向かうことにする。

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A懸垂岩のトップから、これから向かうB懸尾根とピラーロックまでの展望を見る。

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反対側は神戸港の眺め。

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B懸尾根のアップダウンを進む。

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こんな狭く深い通路も通る。

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急な岩場はステップが刻まれているので、登るのは難しくない。岩質は花崗岩で脆い。

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いったん谷に下りて、登り返すとピラーロック(万物相)である。下見の時は谷に下りずに、そのまま尾根を進んだので、ピラーロックは省略していた。

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日本離れした風景のピラーロックにてランチとする。

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高座谷に下降して、キャッスルウォールに向かう。

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キャッスルウォールではすでに1組がクライミングの練習をしていた。

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下見の時にもいた同じネコが我々を出迎えてくれた。前回の時は、ネコは近づいては来るが、体は触らせてはくれなかった。しかし今日は、体を触らせてくれるだけでなく、スリスリもしてくれた。

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キャッスルウォールは、前回はノーロープにて左端の階段状を登った。さすがに岩慣れしていない部員にそうさせるわけにはいかない。まずは私がトップで登って、ロープをフィックスする。そのロープにフリクションノットで確保を取って登ってもらった。2ピッチに切ったので、全員が登り終えるのに1時間以上もかかってしまった。そのまま登っていって、いったん荒地山への登山道に出る。

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岩梯子の手前で、ブラックフェースに向かう踏み跡に入る。ブラックフェースの基部に到着すると、誰も取り付いていなかった。これはぜひとも中央を登りたい。

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キャッスルウォールの時と同様に私がトップで登り、ロープをフィックスする。トップまではちょうど50mロープいっぱいの距離だった。登攀レベルとしては易しかったが、ビレイヤーが慣れておらず、ロープをうまく出してくれないこともあり、ロープを引っ張り上げながらの登攀となった。

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部員たちにはフリクションノットで確保を取って登ってもらったが、やはり5名全員が登り終えるまで1時間ほどかかってしまった。ほぼヘッデン下山は確実となったが、それは最初から想定内のことであった。荒地山の山頂まではさほど時間はかからないので、とりあえずは山頂を踏むことにする。

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トカゲ広場に出ると、前回もいた同じ毛並みのネコ3匹が出迎えてくれた。

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16時半に荒地山の山頂に到着。この時間でも1名の登山者が山頂にやって来た。

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下山途中で日の入りとなった。ヘッデン下山とはなるが、安全のために、暗くなる前に岩梯子は通過したい。

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テーブルロックを通過する。

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登りではわかりやすい七右衛門嵒は、下りではわかりにくかった。先行した部員たちがルートを見失っていたが、1度通ったことのある私が見つけるのは易しかった。

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だいぶ暗くなってきたが、岩梯子を無事に通過する。あとは普通の登山道であるので、暗くても問題はない。部員たちのもっているヘッドライトの明るさが暗いのが気になった。

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途中から見えた神戸の夜景はきれいだった。

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時間短縮のため、途中の分岐から高座滝に下りて、芦屋川駅に下山した。

今回は、山頂を目指す中で、途中にある岩場を直登していくというアルパインクライミング的な山行を行った。岩場とロープワークに慣れていないメンバーが5名もいると、さすがに時間がかかり、ヘッデン下山となったが、内容的に濃い充実した山行ではあっただろう。ワンゲル部員たちにとって良い経験となったにちがいない。彼らの課題は、まずはクライミングとロープワークの技術の向上だろう。それには経験を積むしかない。1年後には、易しい岩場ならばリードできるようになってもらいたい。地図による位置確認の習慣化も重要である。私個人としてもリードができたので、そこそこ楽しめた1日であった。

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解散後は、飲仲間のKさんと合流して、炭火串焼と旬鮮料理の店「炭旬」 芦屋店にて一杯! 地酒が選べる日本酒飲み放題が2時間で1800円は実にリーズナブルであった。もちろん飲み過ぎたが。。。

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December 07, 2021

裏六甲の大岩ヶ岳にて、ワンゲル部の地図読み講習会

日曜日は、ワンダーフォーゲル部の地図読み講習会のサポートに行ってきた。裏六甲の大岩ヶ岳は地形が多様で、地形図に掲載されていない道も結構あって、地図読み講習に実に向いた山であった。

【日程】2021年12月5日(日)
【山域】裏六甲
【山名】大岩ヶ岳
【メンバー】ワンゲル部員2名、OG1名、OB1名、マメゾウムシ
【天候】曇り時々小雨、時折日差しあり
【コー スタイム】JR道場駅8:51〜千苅ダム9:26〜大岩ヶ岳11:08-38〜JR道場駅13:50

顧問をしているワンダーフォーゲル部の部員たちと山行を共にすることがよくある。その時に気になるのが、彼らが地図をあまり見ていないことだ。以前に地図読みについてオンライン講習をする機会があったが、その時に磁北線のことを聞いてみたら、知らない部員が実に多いのに驚いた。コロナ禍による緊急事態宣言下で、課外活動がしばらく活動休止だったこともあり、地図読みについてはしっかり指導されたことがなかったからであろう。この状況をそのまま放置しておくのは危険と判断し、OBOGたちのサポートのもと、地図読み講習会を行うことになった。

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実施場所は、ガイド資格をもっているOGのHさんのお勧めで、裏六甲の大岩ヶ岳と決まった。JRの道場駅が最寄りで、近くにクライミングで有名な不動岩や百丈岩などがある。大岩ヶ岳は低山でありながら、地形が多様で、地形図に掲載されていない道も結構あって、地図読み講習に向いている。6年前にトレランにて大岩ヶ岳から武田尾駅まで行ったことがあるが、途中でスマホを紛失して往路を戻ったことを思い出す(2015年11月の記録)。

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千苅ダムに至る途中で、2万5千分の1地形図では1cmに相当する250mがどんなものかを確認してもらった。途中にある谷についても確認を行った。

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千苅ダムが見える位置から地形と現在地の確認を行う。途中、道がわからないという単独の年配男性がいた。その男性は我々の後を山頂までついてきたが、反面教師のよい例となった。

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地図とコンパスを使って山座同定。これまでに、これほどしっかりと地形図を見たことはなかったか。

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前方にボコッと見えるのが大岩ヶ岳で、標高はわずか384.1mの低山である。低山は踏み跡が錯綜していることもあり、実は迷いやすい。大岩ヶ岳は地形も複雑なため、道迷いが実に起こりやすく、道迷いの研究の場としても使われているらしい。

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大岩ヶ岳の山頂にてランチタイム。天気はパッとせず、時々小雨がぱらつく。

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地形図に道が載っていないルートを探索する。

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ピークの位置や谷の入り方を確認する。

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こんなアルペンチックなところもある。上を送電線が走っていて、現在地の確認に使える。

普段の山行での適当さを反省した現役部員たち。サポートしてくれたHさんとHくんに感謝である。ここまでしっかりと地図や地形を確認すれば、まずは迷うことはない。最近はGPSやスマホに頼ることが一般的となっているが、機械類はバッテリーなどのトラブルが起こることがある。そういう時のためにも、地形図とコンパスを使ったナビゲーション技術は、山をやるならば、基本として身につけていないといけない。

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帰路途中にて、久しぶりに梅田のひもの野郎で日本酒と干物を味わった。

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December 03, 2021

六甲岩場巡り:地獄谷からキャッスルウォールを経て荒地山

ワンゲル部の岩場練習場所候補の下見も兼ねて、平日にのんびりと、六甲の地獄谷・荒地山周辺の岩場巡りに行ってきた。

【日程】2021年11月29日(月)
【山域】六甲
【山名】荒地山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】芦屋川駅9:50〜高座の滝10:18〜地獄谷堰堤10:47〜A懸垂岩11:08〜B懸垂岩跡11:23-31〜風吹岩11:56〜奥高座の滝12:18〜キャッスルウォール基部12:26〜七右衛門嵒13:04〜荒地山13:18-42〜荒地山への分岐14:01〜横池(雌池)14:15〜打越峠14:33〜八幡滝15:07〜阪急岡本駅15:31

11月末は立山に初滑りの計画があったのだが、あまりに大量の積雪があったため、雪崩リスクもが高く、アルペンルートの富山側が11月末日まで運休となったこともあり、中止とした。そのためにすでに休暇を取得していたのだが、取り消すのも何なので、ワンゲル部の岩場練習場所候補の下見も兼ねて、六甲の地獄谷・荒地山周辺の岩場巡りに行くことにした。人の少ない平日に、のんびりと岩場を歩くのは悪くはない。六甲に行くのも実に久しぶりで、おそらく2017年4月以来のことである。

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堺の自宅を8時過ぎに出たので、阪急芦屋川駅をスタートしたのは10時近くであった。実にのんびりスタートであるが、地獄谷・荒地山周辺だけで遊ぶのであれば、時間的に問題はない。

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最初に高級そうな住宅地の中を歩くのは、六甲ならではのこと。

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高座滝の茶店に到着。平日ということもあり、店は閉まっていたが、ハイカーはそれなりにいた。

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高座の滝。

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高座の滝前を横切り、階段を登る。

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登り切ったところから、一般ルートを離れ、地獄谷に下りる。

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堰堤上の河原に下りたところ。

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針金が張られている。この針金を2回越えるが、土石流のセンサーらしい。

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すぐに滝が出てくる。足下は沢装備ではなくトレランシューズだったので、巻き道があるかと思って探してみたが、見つからず。直登で問題なく行けた。

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小滝が続くが、どれも問題なく直登できる。

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一応、ゴルジュである。

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渇水気味でもあり、トレランシューズでも問題なく行けた。増水時は結構濡れそうだ。

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正面に堰堤が現れる。

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事前にルートの下調べをあまりしていなかったこともあり、堰堤の上に上がってみた。堰堤を越えて、そのまま谷筋に踏み跡は続いていたが、目的としていた岩場は通らなそうなので、いったん堰堤に戻る。

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堰堤手前の左岸から支谷が入っていたが、そちらの方向から回り込んで岩場を登ってみた。どうやらこれがA懸垂岩で、支谷から入るのが正規のルートらしい。平日にもかかわらず、岩に取り付いているクライマーがいた。

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展望が広がると、神戸の町並みが見えた。

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A懸垂岩のトップから、これから向かう万物相までの景色。

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こんな花崗岩の岩場の中のアップダウンを進む。踏み跡が多数あって、迷いやすいが、方角が合っていれば、基本的に大丈夫である。

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A懸垂岩を振り返ると、クライミング中のパーティーがいた。

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B懸垂岩跡への登り。ステップがついているので、そこに足を置いていけば問題ない。

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B懸尾根のアップダウンを進む。踏み跡は多数あるが、尾根上を進めばよい。

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途中、大きな段差を木につかまりながら下りる所があり、それを通過すると万物相への分岐があった。下調べ不足のため、そのまま尾根を進んでしまい、万物相を省略してしまった。万物相は次に来るときの宿題だ。

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高座滝からの一般ルートと合流し、風吹岩に到着する。

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風吹岩の正面には鉄塔があり、そこからの神戸港の景色。

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登山道を少し戻って、高座谷への下降路に入る。

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高座谷に出る。

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堰堤上で休んでいたら、ネコがどこからかやって来た。

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奥高座の滝へ行ってみることにする。ここまでネコが一緒についてきた。

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奥高座の滝まではすぐであった。渇水のため迫力はない。

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奥高座の滝の右側。ここを登って行くと、どうやらブラックフェースに行けるらしい。

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戻って、キャッスルウォールへ。クライミングのルートが整備されている。

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また同じネコが現れた。こんな感じでハイカーやクライマーに餌をねだっているのか。

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キャッスルウォールの右奥にも行ってみた。ここもクライミングのルートになっている。

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キャッスルウォールの左端の階段状のところを直登した。技術的に問題はなかったが、高度があり、ノーロープだと緊張した。

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そのまま踏み跡をたどっていくと、登山道に出た。登山道を荒地山に向けて登る。

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岩梯子を登る。階段状なので問題ない。一応、右に迂回路はある。

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目の前に七右衛門嵒が現れる。ザックを下ろして七右衛門嵒の穴を通過した。

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大きな岩を越える。鎖があるので、それを頼ることもできる。

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次は、今にも壊れそうな木のハシゴが出てきた。なくても登れるとは思うが。

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急な岩場が終わると、トカゲ広場に出る。キャッスルウォールにいたのと同じ毛並みのネコが3匹いて、仲良くハイカーがあげたであろう餌を食べていた。ここら辺に居着いているネコは血縁関係があるみたいだ。

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トカゲ広場から10分ほどで,荒地山に到着する。本日の最高地点である。特に下りのルートを決めていなかったが、打越峠を経て、八幡谷を下りることにした。

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横池の雌池。

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紅葉は低い所へ移っている。

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八幡滝前には廃墟となった神社がある。

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渇水の八幡滝。水量が多ければ3条の滝となるようだ。

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八幡滝の下流部はゴルジュとなっている。

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沢沿いの道を下りていくと、住宅地に出た。あとは舗装路を阪急岡本駅まで歩くだけ。

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下山後は飲仲間のKさんと合流して、六甲道駅周辺にて一杯となった。今回は全体的に変化があり、面白いルートであった。六甲も捨てたものではない。

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