ワンゲル部山小屋の維持作業とキノコ狩り
先週末はワンゲル部山小屋の維持作業に現役部員と一緒に行ってきた。クマが出没したのは、この道中のことであった。コロナ感染者が減ったことで、ようやくワンゲル部も活動再開となり、宿泊を伴う山小屋の維持作業についても大学から許可が下りた。現役部員にとっては、ほぼ2年ぶりの山小屋なのだが、今回参加した5人のうち4名は新人かほぼ新人みたいなもので、初めての山小屋訪問であった。
今回は山小屋の維持作業が目的である。点検のために屋根に上がる現役部員。
屋根上に積もったカラマツの葉の清掃を行う。屋根に穴が開いていれば、それを埋める。最後にペンキ塗りを行う。
周辺の草刈り作業も行った。
山小屋周辺の散策も維持作業の一環である。食材到達のために、キノコ狩りにも行ってみた。
ムキタケ
クリタケ
採れたのは、これだけ。かっては採りきれないぐらいにナメコなどのキノコが採れたのだが、昨年から収穫量が激減し、今年はさらに減少した。理由は、ナラ枯れナメコの終息だ。詳細については昨年に書いた記事(奥美濃のナラ枯れナメコは終息か?:ワンゲル部キノコ狩りにて)を読んでもらえばと思う。ナラ枯れという樹木の病気によってナラ類が大量に枯死し、そこにナメコなどが発生した。それらの枯木も養分を吸い尽くされると、キノコは発生しなくなる。今はちょうどその時である。今後は自然に枯死した木を如何に見つけるかが重要となってくるだろう。
収穫したキノコはきのこ鍋として美味しくいただいた。キノコの収穫が期待できないことは予測していたので、市販のキノコを購入しておいたのは幸いだった。
Comments
数年前にキノコ狩りをした時には、20人分の鍋作れるぐらい沢山とれたのに、そんなにとれなくなりましたか。
そういえば、自分の周辺でアミタケとれなくなりました。異変ですかね。
それにしても、ワンゲル部の活動がようやく出来るようになって、よかったですね。
また、小屋の周辺で遊びたいです。
Posted by: CIMA | November 03, 2021 03:52 PM
関西方面もナメコが採れなくなりました。
全国的にナラ枯れによるナメコの発生は終息状態と思います。
ナラ枯れに関係しないキノコについては、温暖化などの気候変動が関係しているかもしれません。
とりあえず、山小屋の維持作業は許可が出ましたが、宿泊山行の許可が次の関門です。
雪が降れば小屋に行きますので、またやりましょう。
Posted by: マメゾウムシ | November 03, 2021 04:00 PM