ヤマテンの猪熊さんと金剛山で「空の百名山」を探す旅
平日ではあるが、ヤマテンの猪熊隆之さんが朝日新聞信越版で連載中の「空の百名山」を探す旅の再開による第一弾「金剛山」にご一緒してきた。
行きのバスではワンゲル部OGでガイドで手話通訳者でもあるHさんと一緒になった。集合場所である金剛登山口バス停には、大阪府山岳連盟のお偉い方に加えて、なんと植村直己冒険賞を2020年に受賞した稲葉香さんまでも、猪熊さんにご挨拶のために来ていた。
金剛登山口からは千早城経由にて千早本道へ。
千早本道を登る猪熊さんとHさん。
金剛山の紅葉も捨てたものではない。今年はどの山域も紅葉がきれいなようだ。
山頂の国見城跡では、みんなで正午撮影のライブカメラに写り込む。猪熊さんは観天望気の宣伝のため後ろ姿にて。
大阪平野の眺め。曇りではあるが、ある程度の展望はある。
山頂では、猪熊さんに観天望気ミニ講座もやっていただき、たいへん勉強になった。観天望気というと、これまでの自分は西方向の雲や天気の状態ばかりに注目していたが、それだけではなく、雲の動く方向を見て、風上方向の天気と雲の状態がその後の天気の予測に重要であること、日本海側の山では日本海から天気が変わるため、日本海方向の天気と雲の状態を把握することが重要であることを学んだことは、今後の山でのリスク管理に役立てられることであった。
大阪府最高地点にも行ってみる。ちなみに、金剛山の山頂周辺は奈良県であり、大阪府の最高峰は大和葛城山とされている。
千早園地の展望台に行って、「天使の梯子」を観察。冷たい空気と暖かい空気の拮抗関係にて生じる現象とのこと。
風上方向には大峰山脈があり、そこでの降水により、紀伊半島西側の山地は天気がもっている。
岩湧山方面は雨が降っているようだ。晴天よりも、むしろ今回のようにパッとしない天気の方が観天望気の勉強にはよい。
下山中も空を観察しながら。
文珠尾を下山。このあたりのブナ林も悪くない。
紅葉も良い感じ。
わざわざ休暇を取得して参加する価値は充分にあった。もう少し詳しく観天望気について勉強してみたいとも思った。今回のルートについてはヤマレコの記録をご覧ください。
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