« October 2021 | Main | December 2021 »

November 28, 2021

横谷の岩場にてクライミングの基礎講習

この週末は、顧問をしているワンダーフォーゲル部にクライミングの基礎講習を行った。場所は2週間前に下見を行った河内長野市の横谷の岩場である。目的は、本格的なクライミングを目指すためではなく、縦走登山などで遭遇する岩場を安全に登下降するための技術向上のためである。

Img_3161

ほとんどの部員がクライミングの未経験者ということもあり、前日に学内で基本的なロープの結び方について講習を行った。

Img_3168

当日は、初心者向けの易しい岩場であるゲートロックにて主な講習を行った。トップロープ確保の支点を作るためにリードしたが、五十肩の痛みを堪えながらのクライミングとなった。

Img_3167

ワンゲル部員には、三点確保と、細かなスタンスでの立ち方を意識してもらった。クライムダウンについても練習を行った。

Img_3165d

うまく登る部員もいるし、そうでない部員もいて、レベルは多様だった。樹林の斜面を使って懸垂下降の練習も行った。

Img_3169d

全員が一通りの練習を終えたら、実践編としてゴジラの背に移動。まずは徒渉あり。

Img_3170

ゴジラの背の一般ルートを登る。2週間前はゴジラの背でマルチピッチのクライミングをしたが、一般ルートはロープがフィックスされたていて、ノーロープで登れる。

Img_3172

ゴジラテラスから岩湧山を眺める。

Img_3174

最高地点である奥立山に到着。実は、翌日から立山での初滑りを計画していたのだが、あまりに大量の積雪があったため、雪崩リスクもが高く、アルペンルートの富山側が11月末日まで運休となったこともあり、中止とした。長野側からテントを担ぎ上げようとも思ったが、体は故障だらけで、1泊のためにそれを行うほどの意欲はわかなかった。10年前の自分だったら、行っていたとは思うが。とりあえず、大阪の立山に登ったことで、これで立山に行ったことに...今シーズンの初滑りはいつになるだろうか。

奥立山からは、そのまま一徳坊山への登山道まで踏み跡をたどり、日野に下山した。今回の講習で、ワンゲル部員たちは少しは岩場に慣れてくれただろうか。

| | Comments (0)

November 23, 2021

岩湧山でバリエーションルート講習:井関谷右岸尾根・権現尾根

先週末は、顧問をしているワンダーフォーゲル部への技術指導のため、岩湧山の地図に載っていないバリエーションルートをワンゲル部員たちと一緒に歩いてきた。目的は、急斜面や岩場の登下降の技術と、読図およびコンパスを使ったナビゲーション技術の向上のためであった。

【日程】2021年11月21日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【山名】岩湧山
【メンバー】ワンゲル部員2名、マメゾウムシ
【天候】晴れのち曇り
【コー スタイム】天見駅9:22〜流谷八幡神社9:35〜井関谷林道入口分岐9:52〜424m小ピーク10:03〜アシ谷登山道合流地点10:42〜根古峰11:06〜阿弥陀山前分岐11:33〜五ツ辻11:46〜岩湧山東峰12:05〜岩湧山12:15-26〜横谷・ネバシ谷方面分岐12:57〜梅の木峠13:43〜梨ノ木峠14:05〜横谷山14:24〜権現山14:58〜権現滝上15:21〜横谷の岩場ゲートロック偵察15:29-38〜滝尻バス停15:55

コロナ禍にあって、大学からは学生の課外活動に対して合宿禁止のお達しが出たままで、ワンダーフォーゲル部においては日帰り登山しかできない状況が続いている。ハイキング程度の経験だけでは、部員の登山技術を向上させることはなかなか難しい。そのような状況下では、できる範囲で効率の良いトレーニング方法を考える必要がある。今回は、大阪の裏山である岩湧山にて、急斜面や岩場の登下降の技術と、読図およびコンパスを使ったナビゲーション技術の向上を目的として、地形図に道が示されていないバリエーションルートを使って講習会を行ってみた。今年の5月に1回歩いたルートでもある(2021年5月の記録)。

Img_3132

南海高野線の天見駅をスタートし、集落の中を流谷方向へ進み、井関谷林道入口まで歩く。ここで、やけに重荷をもった若者2名と出会う。後でSNSにて判明したのだが、歩荷訓練中の関西大ワンゲル部員であった。少し天見駅方面に戻った井関谷出合から右岸の尾根に取り付いた。

Img_3133d

井関谷右岸尾根は地形図に道は示されていないが、踏み跡はある。ただし、部分的に急斜面の直登が要求される。

Img_3134d

獣害被害の防護柵を越える。

Img_3136

スギの木の幹にナナフシの幼虫がいた。424m小ピークを越えて、620m小ピークは東から巻くが、その途中で、アシ谷からの登山道が合流する。この合流点からは道は明瞭になる。

Img_3139

道は九十九折りになり、それを登り切ると、根古峰の三角点に出る。そのまま踏み跡を南に進むとダイヤモンドトレイルに出る。さすがに週末のダイヤモンドトレイルはハイカーが多い。

Img_3140

一般ハイカーたちとすれ違いながら、岩湧山を目指す。

Img_3141

岩湧山の山頂はハイカーで賑わっていたが、ススキの死角になっている秘密のベンチは空いていた。おかげで落ち着いてランチを食べられた。

Img_3145

岩湧山からはダイヤモンドトレイルを横谷・ネバシ谷分岐まで進み、そこから地形図に道が示されていない権現尾根を下降する。最初は踏み跡もなく、急斜面の尾根は明瞭ではないので、読図とコンパスでのナビゲーション能力が要求される。ポイントは、横谷・ネバシ谷分岐から横谷への登山道を80mほど進むとトラバースに入るので、トラバースに入る地点からほぼ真北に下降すること。部員には、この下降地点でコンパスの方角を固定してもらい、コンパスでナビゲーションしながら下降してもらった。

Img_3146

急斜面を下りきると、木材運搬用のロープウェイと思われる土台の残骸がある。

Img_3147

権現尾根上の3つめの小ピーク482.8mは、コヤブ山というらしい。梨ノ木峠まで小ピークを4回通過するので、小ピークごとに位置と地形の確認を行った。地形図に示されない小ピークもあるので、標高差10mがどんなものかを体験してもらうことができた。また100mという距離がどれくらいかを把握していることも読図には重要になってくる。

Img_3148d

梨ノ木トンネルを越えて、最初のピークは梨ノ木山である。

Img_3153

横谷山451mに到着する。ここにはキノコベンチがある。

Img_3149

このあたりの標高の木々の葉の色づきがちょうどよい。

Img_3150

途中に奥立岩の展望台がある。左側が奥立岩で、右がゴジラの背と衝立岩。ゴジラの背は1週間前に登攀している。

Img_3151

学校峠(362m)と権現山の間はアルペンチックな様相になり、簡単な岩場の経験ができる。振り返ると岩湧山が見える。

Img_3152

権現尾根の最後のピークである権現山に到着する。

Img_3154

権現山からは権現滝方面に急な尾根を下降したが、岩場の下降もあり、部員にはいいトレーニングになった。やはりハイクだけだと岩場に慣れないこともあり、岩場の登下降は技術的な課題と思われた。

Img_3155 

権現滝上のゴルジュ部分に出る。

Img_3156

横谷川を徒渉して、林道に出る。バスの時刻まで時間があったので、すぐ近くにあるゲートロックの偵察に行った。ゲートロックは横谷の岩場にある初心者向けの岩場で、ワンダーフォーゲル部の岩登り練習の候補地として考えている。実は1週間前に試登もしている。

今回の講習会は直前の募集だったこともあり、部員は2名だけの参加だったのが残念だが、ぜひ他の部員にも内容を伝達してほしいものである。年内には、地図読み講習とクライミングの基礎講習も予定している。

| | Comments (0)

November 19, 2021

久しぶりにクライミング練習:横谷の岩場

先週末は立山に初滑りに行くには良いチャンスだったのですが、残念ながら所用ありでした。土曜日は、ワンゲル部OBのHくんと、現役部員の岩登り練習場所候補の下見に行ってきた。場所は河内長野市の滝畑ダムの近くにある横谷の岩場である。5月に下見に行ったところである。河内長野駅から滝畑ダム行きのコミュニティバスに乗り、滝尻バス停で下車する。

Img_3093

まずはゲートロックという岩に行ってみた。取り付きがわかりにくく、1回通り過ぎてしまった。ヨコタニ27番鉄柱が目印である。

Img_3094

ゲートロックは取り付きからすぐの所にある。初心者向けの易しい岩場であるので、ワンゲル部の岩場練習に使えないかと考えている。ただし、待機場所のスペースが狭いので、大人数には向いていない。ゲートロックは樹林帯の中にあって、日当たりが悪いので、冬は寒そうだ。

Img_3095 Img_3096

試登してみたが、手頃なレベルで使えそうだ。ゲートロックの左側は容易に登れたが、右側は少々難しかった。学生と来るときは、トップロープをかけて確保したらよいだろう。

Img_3102d

懸垂下降で下りてくるHくん。Hくんのリード練習も行った。

Img_3104

ゲートロックの試登を一通り終えたところで、ゴジラの背に行ってみた。

Img_3109

前回は背びれ岩沿いにあるハイカー向けの整備されたルートを登ったが、今回はクライミングで登るルートを試登してみた。マルチピッチルートだが、手頃なレベルで、なかなか展望の良いルートだった。

Img_3110

終了点にあるゴジラテラスで休憩。

Img_3111

岩湧山の眺めがよい。

Img_3112

クライミング装備を解除して、そのまま稜線に登っていくと、奥立山というピークに出る。初滑りではないが、これで立山に行ったことに。

Img_3114

紅葉がよい感じ。そのまま山越えして、三日市町駅まで徒歩で歩いた。

Img_3115

下山後はもちろん。ようやく時間を気にせずに飲めるようになったが、この状況が続いてほしいものである。

Img_3118

日曜日は、ワンダーフォーゲル部OBOG会の総会があった。私はワンゲル部顧問なので、オブザーバーとして現役部員と一緒に参加してきた。来年4月に公立2大学の統合があるのだが、両方の大学にワンゲル部があるため、統合後に2つのワンゲル部がどういう方向に進むかが、OBOGたちの大きな関心事である。しばらくは別団体として、活動は一緒にという方向で統合に向けて進んでいくことになると思われる。

初滑りの方は、アルペンルートの11月末日の営業終了までに、もう1回降雪の機会があるかである。天気予報では来週の前半に雪が降るらしい。とりあえず、いつでも滑りに行ける準備はしておいて、チャンスを窺うことにしたい。

| | Comments (0)

November 08, 2021

ヤマテンの猪熊さんと金剛山で「空の百名山」を探す旅

平日ではあるが、ヤマテンの猪熊隆之さんが朝日新聞信越版で連載中の「空の百名山」を探す旅の再開による第一弾「金剛山」にご一緒してきた。

Img_3064

行きのバスではワンゲル部OGでガイドで手話通訳者でもあるHさんと一緒になった。集合場所である金剛登山口バス停には、大阪府山岳連盟のお偉い方に加えて、なんと植村直己冒険賞を2020年に受賞した稲葉香さんまでも、猪熊さんにご挨拶のために来ていた。

Img_3066

金剛登山口からは千早城経由にて千早本道へ。

Img_3071

千早本道を登る猪熊さんとHさん。

Img_3073

金剛山の紅葉も捨てたものではない。今年はどの山域も紅葉がきれいなようだ。

Img_3086

山頂の国見城跡では、みんなで正午撮影のライブカメラに写り込む。猪熊さんは観天望気の宣伝のため後ろ姿にて。

Img_3091

大阪平野の眺め。曇りではあるが、ある程度の展望はある。

Img_3075

山頂では、猪熊さんに観天望気ミニ講座もやっていただき、たいへん勉強になった。観天望気というと、これまでの自分は西方向の雲や天気の状態ばかりに注目していたが、それだけではなく、雲の動く方向を見て、風上方向の天気と雲の状態がその後の天気の予測に重要であること、日本海側の山では日本海から天気が変わるため、日本海方向の天気と雲の状態を把握することが重要であることを学んだことは、今後の山でのリスク管理に役立てられることであった。

Img_3076

大阪府最高地点にも行ってみる。ちなみに、金剛山の山頂周辺は奈良県であり、大阪府の最高峰は大和葛城山とされている。

Img_3077

千早園地の展望台に行って、「天使の梯子」を観察。冷たい空気と暖かい空気の拮抗関係にて生じる現象とのこと。

Img_3089

風上方向には大峰山脈があり、そこでの降水により、紀伊半島西側の山地は天気がもっている。

Img_3079

岩湧山方面は雨が降っているようだ。晴天よりも、むしろ今回のようにパッとしない天気の方が観天望気の勉強にはよい。

Img_3082d

下山中も空を観察しながら。

Img_3083

文珠尾を下山。このあたりのブナ林も悪くない。

Img_3085

紅葉も良い感じ。

わざわざ休暇を取得して参加する価値は充分にあった。もう少し詳しく観天望気について勉強してみたいとも思った。今回のルートについてはヤマレコの記録をご覧ください。

| | Comments (0)

November 07, 2021

台高山脈北部縦走

平日を利用して、まだ行ったことのなかった台高山脈北部の縦走に行ってきた。初目は、大又からは薊岳を経由して明神岳へ登り、明神平でテン泊した。翌日は、高見山まで縦走し、平野に下山した。針葉樹が多いところでだったが、広葉樹林の紅葉はちょうど良い感じだった。

【日程】2021年11月4日(木)〜5日(金)
【山域】台高山脈
【山名】薊岳・明神岳・国見山・赤ゾレ山・伊勢辻山・高見山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】11/4 晴れ、11/5 曇り
【コー スタイム】
11/4 大又バス停(笹野神社)9:49〜古池辻11:05〜大鏡池12:08〜木屋ノ尾頭12:38〜薊岳(雌岳)13:03〜薊岳13:30-36〜1334m小ピーク13:52〜前山14:39〜三ツ塚14:44〜明神岳14:55〜三ツ塚15:06〜明神平15:16(泊)
11/5 明神平06:36〜水無山06:58〜ウシロ嵓07:14〜国見山07:21〜馬駈ヶ辻07:42〜赤ゾレ池07:48〜赤ゾレ山07:56〜伊勢辻山08:17〜伊勢辻08:21〜ハンシ山08:56〜ハッピのタワ09:12〜南タワ09:33〜雲ヶ瀬山09:59〜大峠(高見峠)10:36-44〜高見山11:34-11:47〜杉谷・平野分岐12:14〜高見杉12:41〜平野登山口13:17〜たかすみ温泉13:24

アキレス腱痛からの復活に向けて、徐々に山行のレベルを上げていっている。2週間前は久しぶりにテン泊にて大峰を歩いてみたが、特にアキレス腱痛が悪化することはなかった。雪山シーズンイン前にもう1回テン泊縦走を試してみたかったので、まだ行ったことがなかった台高山脈北部の縦走に行ってみることにした。有給休暇も余っているので、人の少ない平日に行くことにした。

縦走する場合、車の回収をどうするかが問題になるが、公共交通機関を使えれば、その不安はない。東吉野村は一部はオンデマンドであるが、村内にコミュニテイバスが走っていて、登山口までのアクセスに使える。近鉄大阪線の榛原駅から路線バスに乗車し、菟田野でコミュニテイバスに乗り換えると、登山口の大又まで行ける。なお、菟田野から乗車する場合、予約が必要である。菟田野から大又までの乗車賃は200円であり、なかなか良心的である。菟田野からの乗客は私1人だけだったが、途中で1名乗客が乗ってきて、途中で下車していった。

Pb040001

自宅の最寄り駅から大又バス停までは、片道3時間かかった。大又からは薊岳経由で登る。

Pb040002

大又バス停のほぼ正面にある笹野神社の門の右に、登山道の入口がある。

Pb040004

明神平にクマが出たとのこと。まあ、クマぐらいいるだろう。熊鈴を鳴らしながら歩き始める。

Pb040005

いったん車道に出る。案内に従って林道に入る。

Pb040006

林道を進む。林道の終点に軽トラが駐められていた。

Pb040007

林道の終点からは、トレイルを進む。

Pb040008

登山道が谷を横切る手前でスギの倒木が何本も道を塞ぐ。迂回が面倒な所は、ザックを下ろして、倒木の下を這いくぐった。

Pb040010

植林の中の歩きが続く。この日初めての登山者とすれ違うが、軽トラの持ち主だろう。

Pb040011

大鏡池までは植林の中の歩きで面白くなかったが、大鏡池を過ぎると、ようやく広葉樹が出てくる。ブナの紅葉がきれいだ。

Pb040013

木屋ノ尾頭を通過する。広葉樹林の中を歩くことが多くなり、美しいブナ林の紅葉を愛でながらで楽しい。

Pb040014

倒木にはキノコが出ていた。これはクリタケ。

Pb040015

木々の葉はいい色づきである。

Pb040016

薊岳が近づくと、痩せ尾根になる。

Pb040017

尖った薊岳の山容。

Pb040018

薊岳雌岳の案内板があったが、雌岳はすでに通り過ぎたこの手前のピークであろう。

Pb040020

痩せた稜線をいったん下って登り返す。

Pb040021

薊岳に到着。大峰方面の展望が良い。

Pb040022

これから向かう明神岳方面の眺め。正面に見える鞍部が今晩の幕営地となる明神平である。前山の近くで、男性登山者とすれ違う。

Pb040024

前山に到着。明神岳方面からやってきた女性登山者と出会う。女性は明神平へ下りていった。

Pb040025

明神岳に向かう稜線の左側は、シダの草原になっている。途中でシカが逃げていった。

Pb040027

初日の最後のピークである明神岳に到着。

Pb040028

紅葉がきれいだ。

Img_3055

明神岳からの展望はそれほどよくはないが、大峰方面が眺められる。

Img_3024

明神平に下りて、テントを張る。他にテントが2張あった。1つは前山で出会った女性のものだった。暗くなる前にその女性と少し話をする機会があり、私より一回り年齢が上であることがわかった。単独でテント泊とは畏れ入るとともに、登山は生涯スポーツとであることを実感する。ワンゲル部の学生にも、登山を生涯スポーツとして長い目で見てほしいと思う。もう1つのテントは前山の手前で会った男性のものだった。

Img_3026d

夕食は、食材を持ち上げて作ったキムチ鍋を、これまた苦労して持ち上げたビールと日本酒で味わった。翌朝には少なくとも2kgは装備が軽くなっていただろう。先々週の大峰では、マットが薄くて地面からの冷えで熟睡できなかったが、今回はエアマットを持参し、3シーズンシュラフでもしっかり眠ることができた。

Pb050030

翌朝は4時半に起床し、6時半過ぎに出発したが、周辺はガスっていた。ガスに覆われて放射冷却が起こらなかったのか、それほど寒くはなかった。

Pb050033

明神平から水無山までは急登で、朝一にはキツい。

Pb050034

ガスは8時ぐらいまで取れなかったが、ガスの中の稜線歩きは神秘的な感じがする。

Pb050035

水無山からは緩いアップダウンで国見山に到着した。

Pb050036

馬駈ヶ辻を通過する。

Pb050037

ガスに覆われたハート型の赤ゾレ池。ここから赤ゾレ山に登る道への分岐はわかりにくい。そのまま進むと赤ゾレ山を巻いてしまうことになる。

Pb050038

赤ゾレ山に到着。高見峠前までは、アップダウンを繰り返しながら徐々に高度を落としていく。

Pb050039

赤ゾレ山からはすぐに伊勢辻山に到着する。

Pb050040

伊勢辻山から下りた所の伊勢辻は、三度小屋辻への道が分岐しているが、案内板にある高見山方向へ進む。ようやくガスが晴れたが、天気は、下山するまでは陽が時折差すものの終始曇りであった。誰にも会わないだろうと思っていたら、男性登山者1名とすれ違った。大きなオスジカが目の前を横切っていった。

ハンシ山の手前で登山道は左へ下降していくが、そのまままっすぐ進むと別な尾根に入り込んでしまう。ちょっと進んでから方向がおかしいことに気がついたが、注意が必要である。

Pb050042

ハンシ山を過ぎると、これから向かう雲ヶ瀬山と高見山が見えるが、高見山の山頂は雲の中であった。

Pb050043

ススキの草原の中を進む。時折、シカが警戒音を発しながら逃げていく。

Pb050044

正面に雲ヶ瀬山が見える。

Pb050045

途中の急登がキツかったが、雲ヶ瀬山に到着する。

Pb050046

雲ヶ瀬山から高見峠まではアップダウンを繰り返しながら、標高を下げていく。

Pb050048

高見峠には、平日にもかかわらず、多くの車が停まっていた。ここからは急に登山者が多くなる。

Pb050050

高見峠からは高見山への最短ルートであることからも、ひたすら九十九折りの急な登りが山頂まで続いた。

Pb050051

高見山の山容。関西のマッターホルンと呼ばれているらしいが、私にはそこまでの迫力は感じられなかった。見る方向にもよるのかもしれないが、やはり岩場がほしい。

Img_3062

今回の縦走の最終ピークである高見山に到着する。写真は山頂の東側の眺め。雲は多かったが、山頂では展望があったのは幸いだった。

Pb050053

霊峰 高見山!

Img_3059

山頂にある避難小屋の屋根が展望台になっている。上の写真は北側の眺め。

Img_3060

南西方面の眺め。こちらからやってきたのだが、薊岳が遠く見える。

Img_3057

南東方向の眺め。

Pb050054

高見山からは西に伸びる尾根を下山する。

Pb050055

名前のついた岩が3つほどあった。

Pb050056

国見岩。

Pb050057

分岐を平野方向に進み、避難小屋のある高見杉を通過する。疲れもあり、長く感じる下山であった。

Img_3028

平野登山口に出るが、たかすみ温泉への沢沿いの道は進入禁止となっていたので、下平野バス停に出て、車道を歩いてたかすみ温泉に向った。バスの時刻まで1時間以上あったので、入浴して待つことにした。入浴料は500円。ゆっくりと2日間の汗を流すことができたが、ビールを売っていなかったのは残念だった。

Img_3029

たかすみ温泉からは東吉野村のコミュニテイバスに乗車し、ひよしの里マルシェで下車した。村内なので乗車賃は100円。乗客は私1人だけだった。この区間は平日は予約は必要ないが、土日・祝日は乗車の2時間以上前に予約が必要である。ひよしの里マルシェからは路線バスにて榛原駅に出た。

Img_3030

榛原駅のラーメン屋「こうや」にて、ようやくビールにありつけた!

Img_3031

こってり豚骨系ラーメンだったが、下山後ということもあり、まあまあ美味しかった。

やはり山行中にアキレス腱痛は出てしまう。完治していないことを感じてしまうが、下山後に悪化することはなくなったのは良い兆候と思われる。この感じならば、なんとか雪山シーズンインはできそうな気がする。

| | Comments (0)

November 03, 2021

毘沙門岳:ワンゲル部山小屋の裏山

山小屋の周辺散策も山小屋の維持作業の一環である。登山道に問題はないか、クマの形跡はないかなどを調査することも必要である。山小屋の裏山には大日ヶ岳と毘沙門岳があるが、今回は行程の短い毘沙門岳方面の調査に現役部員5名と行ってきた。

【日程】2021年10月31日(日)
【山域】奥美濃
【山名】毘沙門岳
【メンバー】ワンゲル部員5名、マメゾウムシ
【天候】曇り時々晴れ
【コー スタイム】桧峠8:10〜林道毘沙門岳登山口8:43〜1201m小ピーク9:27〜毘沙門岳10:03-18〜1201m小ピーク10:58〜林道毘沙門岳登山口11:33〜桧峠12:09

Img_2995

毘沙門岳は国土地理院の地形図には道が載っていないが、桧峠から整備された登山道がついている。桧峠からは大日ヶ岳への登山道もあり、登山口として駐車スペースがある。朝の桧峠には出発準備をする登山者が結構いたが、全員が大日ヶ岳方面に向かったようだ。毘沙門岳の往復では我々以外の登山者に会うことはなかった。桧峠周辺の広葉樹はきれいに色付いている。ここ数年では一番美しい紅葉ではないだろうか。

Img_2996

桧峠からの道は、しばらくは白鳥高原カントリークラブに向かう車道に沿ってつけられているが、無駄にアップダウンがある。旧桧峠への分岐と美濃禅定道との分岐を過ぎて、しばらく進むと、道は植林の中の下りになる。

Img_2997 

谷まで下りると、今度は谷に沿った植林の中の登りとなる。

Img_2998

突然林道に出る。その林道を右に進んだところに、毘沙門岳登山口の道標があり、そこから山頂への登山道に入る。実は、桧峠から白鳥高原カントリークラブへの車道を進むと、この林道に入ることができ、アップダウンなしにここまで来ることができる。なぜここまでの道に無駄なアップダウンがあったかというと、道が白鳥高原カントリークラブを迂回するようにつけられているからだ。白鳥高原カントリークラブが登山者の侵入を禁止していることが、その理由である。別に道を通らせてくれてもよいように思うのだが、カントリークラブは登山者が施設を汚すのを嫌っているようだ。地元との関係もあまりよくないようだ。白鳥高原カントリークラブは、冬はスノーウェーブパーク白鳥高原というスキー場になるが、そのような事情もあって、ワンゲル部のスキー練習ではウイングヒルズ白鳥スキー場の方を主に利用している。

Img_2999

白鳥高原のトップに出るまでは、登山道は主に針葉樹の中につけられているが、左右に広葉樹林もあり、きれいに紅葉していた。

Img_3002 

白鳥高原のトップに出る。カントリークラブと登山道の境には電気柵が張られている。

Img_3004 

1201m小ピークからいったん下る。

Img_3005

毘沙門岳の全容が見える。毘沙門岳の紅葉も美しく、捨てたものではない!

Img_3006

最後の登りに入るが、

Img_3007

なかなか山頂に着かない!

Img_3008

ようやく毘沙門岳の山頂に到着。山頂はさほど広くはない。雲は多かったが、展望はあった。

Img_3020

白山方面の眺めだが、白山の山頂部は雲に隠れていた。

Img_3021

小白山、野伏ヶ岳、薙刀山の眺め。

Img_3022

もう1つの裏山である大日ヶ岳の眺め。

Img_3009

ナナカマド

Img_3012 Img_3014

鮮やかに赤く色付いたカエデの紅葉は美しい。

途中で寄り道をしたこともあり、下山の方が時間がかかってしまった。現役部員たちは疲れも見せずに、午後は山小屋の維持作業に携わった。

次に山小屋を訪れるのは雪が積もってからだろうか。今シーズンは、毘沙門岳周辺の面白そうなバックカントリースキールートを開拓したいと思うが、どう白鳥高原のゲレンデを迂回するかが問題だ。その前にウイングヒルズの白鳥スキー場の人工雪を滑りに来るかもしれないが。

| | Comments (0)

November 02, 2021

ワンゲル部山小屋の維持作業とキノコ狩り

先週末はワンゲル部山小屋の維持作業に現役部員と一緒に行ってきた。クマが出没したのは、この道中のことであった。コロナ感染者が減ったことで、ようやくワンゲル部も活動再開となり、宿泊を伴う山小屋の維持作業についても大学から許可が下りた。現役部員にとっては、ほぼ2年ぶりの山小屋なのだが、今回参加した5人のうち4名は新人かほぼ新人みたいなもので、初めての山小屋訪問であった。

Img_2985

今回は山小屋の維持作業が目的である。点検のために屋根に上がる現役部員。

Img_3018d

屋根上に積もったカラマツの葉の清掃を行う。屋根に穴が開いていれば、それを埋める。最後にペンキ塗りを行う。

Img_3015

周辺の草刈り作業も行った。

山小屋周辺の散策も維持作業の一環である。食材到達のために、キノコ狩りにも行ってみた。

Img_2980

ムキタケ

Img_2982

クリタケ

Img_2992

採れたのは、これだけ。かっては採りきれないぐらいにナメコなどのキノコが採れたのだが、昨年から収穫量が激減し、今年はさらに減少した。理由は、ナラ枯れナメコの終息だ。詳細については昨年に書いた記事(奥美濃のナラ枯れナメコは終息か?:ワンゲル部キノコ狩りにて)を読んでもらえばと思う。ナラ枯れという樹木の病気によってナラ類が大量に枯死し、そこにナメコなどが発生した。それらの枯木も養分を吸い尽くされると、キノコは発生しなくなる。今はちょうどその時である。今後は自然に枯死した木を如何に見つけるかが重要となってくるだろう。

Img_2993

収穫したキノコはきのこ鍋として美味しくいただいた。キノコの収穫が期待できないことは予測していたので、市販のキノコを購入しておいたのは幸いだった。

| | Comments (2)

大きなクマが出た!:岐阜県道314号石徹白前谷線

ワンダーフォーゲル部の山小屋が奥美濃にあり、その山小屋をベースにワンダーフォーゲル部の現役部員やOBOGなどと登山活動などをしている。山小屋に行くには、東海北陸道の白鳥ICで下りて、国道156号を走り、石徹白に向かう岐阜県道314号石徹白前谷線に入る。たいていは前夜に移動して山小屋入りするのだが、深夜の県道ではいろいろな動物に遭う。これまでもカモシカ、タヌキ、アナグマ、テン、キツネ、シカなどを目撃している。昨年は山小屋の近くでクマも目撃したが(2020年11月7日)、その時とほぼ同じ時期である今回、県道でもクマを目撃した。

7e5fb43eefc14d659ee61405fdb9a05f

2ed5a66d105449d5b57aed431ad84b23

日時は2021年10月30日に日付が変わった深夜の1時07分のことである。国道156号から岐阜県道314号に入ってしばらく進むと、トンネルを通過する。トンネルから出ると、ヘアピンがあるのだが、ちょうどヘアピンを曲がった所にクマがいた。クマは車のすぐ右隣ぐらいにいて、慌てて前方へ逃げていったが、一度こちらを振り返る。それからまた前方へ走って行き、車道からそれて茂みの中へ消えていった。

Cd5c98ee3b714ec784a6116ed082a077

サイズはツキノワグマとしてはかなり大きい方で、100kg以上はありそうな感じだ。毛並みも良く、よく肥えていた。車内にいたから気楽だったが、ハイク中に突然出会ったら、かなりの恐怖を感じたことだろう。

ドライブレコーダーに映っていたクマの映像は、編集してYouTubeにアップした。

奥美濃の前谷・石徹白地区には、クマをはじめとして多くの動物が棲息している。一見、植林だらけに見えるこの地区だが、歩いてみると広葉樹中心の自然林も結構残されている。クマとの遭遇事故は避けたいところだが、自然が豊かな環境は今後も維持されてほしいものだ。

| | Comments (2)

« October 2021 | Main | December 2021 »