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October 27, 2021

久しぶりのテント泊山行にて、観音峯山・山上ヶ岳・大普賢岳

久しぶりにテン泊縦走をしてきた。行き先に選んだのは、大峰の山上ヶ岳・大普賢岳周辺である。当初はバリエーションルートも考えたが、アキレス腱痛のことを考慮して無難に一般ルートでの周回とした。

【日程】2021年10月23日(土)〜24日(日)
【山域】大峰
【山名】観音峯山・山上ヶ岳・大普賢岳
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】10/23 晴れ時々曇り、10/24 晴れ
【コー スタイム】10/23 観音峯登山口6:20〜観音峯展望台7:41-47〜観音峯山8:22〜三ツ塚8:53〜法力峠9:39〜山上辻11:00-11〜レンゲ辻12:06〜山上ヶ岳12:52-59〜小笹ノ宿13:49
10/24 小笹ノ宿7:02〜阿弥陀ヶ森分岐7:36〜明王ヶ岳7:56〜大普賢岳8:39-48〜阿弥陀ヶ森分岐9:44〜小笹ノ宿10:15-11:04〜山上ヶ岳11:50〜洞辻茶屋12:33-38〜一本松茶屋13:19〜清浄大橋13:54-14:05〜母公堂14:25〜洞川温泉バス停14:54〜観音峯登山口15:33

一時は正常に歩けないほど悪化したアキレス腱痛だったが、針を打ったり、電気や超音波を流したりする治療の効果か、ようやく快方に向かってきた。岩湧山ハイク高天谷沢登りとこなしても、特に悪化することはなかった。次は重荷を背負って歩いても大丈夫かを確認してみたいということで、久しぶりにテン泊縦走をすることにした。これで問題なければ、雪山ロングルートにも挑戦できる自信となるだろう。

行き先に選んだのは、大峰の山上ヶ岳・大普賢岳周辺である。当初はバリエーションルートも考えたが、アキレス腱痛のことを考慮して無難に一般ルートでの周回とした。駐車料金のかからない観音峯登山口を起点に、まずは観音峯に登り、山上辻を経て山上ヶ岳へ縦走し、水場のある小笹の宿でテン泊する。翌日は軽装にて大普賢岳を往復し、山上ヶ岳から洞辻茶屋経由で洞川温泉に下山する。1泊だけなので、夕食は豪勢に鍋を作り、熱燗を味わうことにした。テント泊は昨年の11月の立山初滑り以来で、大峰は2019年11月の弥山川双門コース以来のことであった。

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前夜に観音峯登山口駐車場に入り、晩酌をしてから就寝した。翌朝は5時に起床し、出発時まで1台も車は来なかったので、静かに過ごすことができた。朝食を食べてから出発の準備に入る。テン泊装備を背負って観音峯登山口駐車場を出発したのは、6時20分だった。この日は冬型の気圧配置となり、10月としては気温も低く、風も強い1日となった。

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観音の水を通過する。水は1.5Lをハイドレーションに入れてもっているので、ここで補充する必要はない。観音峯展望台までは、南朝ロマンの小径となっていて、奥吉野天川南朝物語の解説版が、この場所を含めて6カ所に置かれている。

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しばらくは植林の中の道を進む。ハイキングコースらしく、つづら折りは緩めにつけられている。気温が低く、汗をかかない分、爽やかに登れる。

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観音平に到着。東屋がある。ここから展望台まで急登になる。

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展望台の近くは草刈りが入ったのか、それともシカに食べられたのか、背丈の低いアザミが花を咲かせていた。

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観音峯展望台に到着。風があり、少々寒い。ここに来たのは、おそらく2011年11月の鏑木さんのトレラン講習会以来である。その時は洞川温泉を起点に、観音峯登山口から観音峯山に登り、法力峠を経由して洞川温泉へ周回した。今はアキレス腱痛でトレランはできないが、かってのことを思い出す。

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展望台というだけあって、ここは眺めが良い。弥山方面の眺め。

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これから向かう山上ヶ岳・稲村ヶ岳方面の眺め。左から山上ヶ岳、大日山、稲村ヶ岳、バリゴヤの頭である。

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10年前に来た時はなかったはずの林道が通っている。計2回、林道を横切った。

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観音峯山のピークに到着。展望はない。

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ブナの倒木にキノコが生えていた。ヌメリがなく、傘や柄の突起が針状なので、おそらくスギタケモドキだろう。

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観音峯山から法力峠まではアップダウンが繰り返される。途中の三ツ塚を通過する。このあたりの紅葉はまだ早い感じ。

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法力峠に着いて、ようやく本日初めての登山者と会う。ここからはメジャールートとなるので、登山者とすれ違うことが多くなる。

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稲村小屋のある山上辻に到着する。スタートしてからここまで4時間40分が経過していた。久しぶりの重荷担ぎの割には、そんなに悪くないペースであった。ここから稲村ヶ岳までは40分ほどではあるが、少なくとも3回は稲村ヶ岳のピークに立ったことがあるので、今回は省略することにした。ここから直接に山上ヶ岳を目指すことにする。

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サルノコシカケが生えたコメツガ。山上辻からレンゲ辻までは斜面のトラバースが続く。

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他の木にもキノコが生えていた。一瞬、ヤマブシタケかと思ったが、ちょっと雰囲気が違う。生えているのは広葉樹ではなくコメツガだ。帰宅してから調べたところ、サンゴハリタケモドキらしい。

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葉が赤く色付いて目立っていた木。同定はできていない。

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赤い実。

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標高の高い所では、そこそこ紅葉はしていたが、色づきのピークは2週間後ぐらいの感じだ。

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レンゲ辻からは女人結界の中に入る。

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岩場の登りになる。

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急登、そして重荷で失速する。

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山上ヶ岳の山頂部に到着する。失速したが、故障明け、そして久しぶりの重荷でこれだけ歩ければ充分だろう。

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山上ヶ岳の最高地点にある湧出岩(ゆうしゅついわ)。今から1300ほど前に、役行者が一千日の修行に入り、蔵王大権現を感得された聖地である。

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最高地点からちょっと下った所にある山上ヶ岳山頂の標識。

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重要文化財の大峯山寺本堂。ここからは2016年12月の奥駈道縦走以来の奥駈道に入る。

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山上ヶ岳から50分で、本日の幕営地である小笹ノ宿に到着した。避難小屋の扉は壊れていたので、テン泊で正解だった。

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行者堂前の護摩炉と不動明王像。

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聖宝理源大師像もある。

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渇水気味だが、湧き水の流れがある。早速、いつもの癖でビールと日本酒を冷水に浸すが、気温が低いこともあり、そんなことをする必要はなかった。

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小笹ノ宿にはテントを張る場所は結構ある。この日は他には幕営する人はいなそうなので、水場に近い一番良い場所に張った。久しぶりの重荷で疲れたので、夕食まではのんびりすることにする。小笹ノ宿は、ドコモの電波はかろうじて入る。誰も通らないかと思っていたが、登山者が3人ほど山上ヶ岳方面に向かって行った。

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今晩の夕食は鶏塩鍋である。1泊なので、豪勢に材料を担ぎ上げた。

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鍋ができあがり。熱燗とともに食す。寒いときは鍋に限る。

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今回はテン泊向きの新しい道具も試してみた。AnkerのモバイルバッテリーPowerCore 10000 PD Redux 25W。大容量10000mAhなのにコンパクトサイズ。USB-AとUSB-Cの2口。iPhoneとApple Watchに2回ずつは確実に充電できる。

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キャリー・ザ・サンのソーラーランタン(ミディアム)。軽量で明るいのが良い。明るさは、強/100ルーメン、中/20ルーメン、弱/10ルーメンの3段間で、点滅モードもある。ザックに外付けしていれば、自然に充電される。

小笹ノ宿では、たった1人のテン泊で、静かな夜を過ごすことができた。しかしながら、3シーズンシュラフと軽量マットでは少々寒く、熟睡はできなかった。夜中、シカの雄が求愛の鳴き声を上げていた。

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翌日は、軽装にて小笹ノ宿から大普賢岳を往復する。朝日に輝く奥駈道を歩くのは、実に爽やかで気持ちが良い。

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夜から朝の冷え込みで霜柱ができていた。

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阿弥陀ヶ森分岐で女人結界を出る。

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脇宿を通過。陽が上がると、前日とは一転して暖かい1日となった。

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大普賢岳への登りに入る。

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山頂が近づいてきた。和佐又からの道と合流すると、ハイカーも多くなる。

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大普賢岳に到着。直射日光の下は暑いぐらいであった。

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弥山方面の眺め。

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稲村ヶ岳から竜ヶ岳にかけての眺め。背後にはホームの金剛山や葛城山も見える。

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大台ヶ原方面の眺め。ハイカーが多いので、長居せずに小笹ノ宿に戻ることにする。

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行きは何気なく通過した小普賢岳。

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再び女人結界に戻る。

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小笹ノ宿に往復3時間ちょっとで戻る。やはり軽装だと軽やかに歩ける。コーヒーを入れてからテントを撤収した。食糧が減ったザックは軽い。

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山上ヶ岳に戻る。山上ヶ岳からは洞辻茶屋経由で清浄大橋に下る。

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参道を下る。宿坊は時期的に閉鎖されている。

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古い時代からの参拝道なので、登山道上に茶屋が3カ所ある。まずは陀羅尼介茶屋を通過する。営業は夏季の週末だけらしい。

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洞辻茶屋を通過。

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植林の中を下る。

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一本松茶を通過。

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女人結界を抜けて、清浄大橋に到着。

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駐車料金2,000円をケチったことで、最後は、清浄大橋から観音峯駐車場までは、6km、1時間半のキツい車道歩きとなった。

リハビリ山行のつもりだったが、終わってみたら、総距離34km、累積標高差2,100mと、そこそこのロングルートであった。今回は、故障明けでブランクもあって、スピードはなかったが、重荷を背負っても、ほぼコースタイム通りには歩くことはできた。行動中にアキレス腱に少し痛みは出たが、下山後に特に悪化することはなく、とりあえずは不安事項は払拭された。これで安心してこれからの山行にも臨めそうだ。雪山シーズンも例年通りに迎えたい。

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October 17, 2021

2021シーズン最後の沢登り:金剛山 高天谷左俣

2021シーズン最後の沢登りは、ホームの金剛山高天谷でした。アキレス腱痛による運動不足で、心拍数が上がりやすかったが、滝の登攀ではやけにムーブがうまく決まって、快適に登れた沢登りでシーズン最後を締めることができた。

【日程】2021年10月16日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 高天谷左俣
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】高天彦神社駐車場9:48~高天滝下10:00~10m大滝下10:12~二俣11:31~郵便道(920m地点)12:33-56~高天彦神社駐車場13:49

翌日から冬型になり寒くなるということで、沢登りに行くならばこの日が最後と思えた。行き先は、7月以来ではあるが(2021年7月4日の記録)、単独でも問題なさそうなホームの金剛山高天谷にした。今シーズン4回目の高天谷の遡行となった。

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正午からの遅いスタートであったが、高天彦神社の駐車場には空きがあった。5月に来た時は2回(2021年5月4日5月23日の記録)とも駐車場が満車状態だったが、前回の7月ぐらいから一時の観光客への人気は落ち着いたようだ。

高天滝への林道沿いには、植物が花を咲かせていて、チョウが舞っていた。

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テングチョウ

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フサフジウツギ

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ヤクシソウ

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アキチョウジ

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林道の終わりに高天滝7mがある。水量はやや少なめか。

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高天滝から入渓となるが、滝の左岸に取り付けられたハシゴを使って巻く。

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何回も来ている高天谷だが、今回初めて、ハシゴの右にお地蔵様が祀られているのに気がついた。

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3m滝と背後の堰堤は、いつも通りにワイヤーが設置されている右岸からまとめて巻いた。

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沢沿いにシラネセンキュウが花を咲かせていた。

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沢が開け、奥にかっての10m滝がかかる。

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10m滝は左岸から高巻くが、ここで新しい道具を試してみることにする。

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モンベルのチェーンスパイクである。一般には雪上で使うものではあるが、沢ヤは沢での高巻きなどにも使う。

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チェーンスパイクを装着した沢靴。フエルトソールでは草付きや泥壁で滑ってしまうが、チェーンスパイクだと滑らずに楽に登れる。少々重めではあるが、脱着は簡単なので結構使えそうだ。

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高巻き後は崩壊地に出る。

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給水中のキイロスズメバチ。時期的によく見かけるが、巣に近づかない限りは刺されることはない。

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連瀑帯へ入る。

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連瀑帯の滝はすべてが直登できる。倒木がかかる5m滝は右から直登する。

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ゴルジュもあり。

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ここ最近は直登に苦労する滝は、水量が少ないためか、今回はあっさりと登れてしまう。

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倒木が結構横たわっている

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次のゴルジュ。

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トイ状5m滝はシャワーを浴びながら、水流の中のクラックに足をジャミングして登る。この日までは気温が高かったこともあり、水温はさほど低くなく、シャワーを浴びても寒さは感じなかった。

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落口から滝を見下ろす。

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2m滝も直登する。アキレス腱痛による運動不足で、心拍数が上がりやすかったが、体のキレは悪くなかった。今シーズン4回目の高天谷だが、それぞれの滝の登り方を覚えてしまっているのか、滝の登攀ではやけにムーブがうまく決まって楽に登れた。

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壊れた古い堰堤を通過する。

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ヨシノアザミ

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左岸から新しく崩れたか?

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二俣下は土砂が流れて、沢床のナメが露出している。

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二俣は相変わらず倒木で埋まったまま。

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倒木をかいくぐって左俣へ入ると、すぐに大滝が現れる。左側から直登する。

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大滝の上段。下段が15mで、その上が5m、5mの2段で、さらにその上に斜滝状の流れがあり、トータル的に30m以上の程度の高さを登る。高さがあるので、初心者同行の時はロープを出した方がよい。

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次の4m滝を直登する。その上も4mほど斜滝状になっている。

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最後の4m滝を登る。

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植林となり、穏やかな流れとなる。

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流れの中にサワガニがいた。

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郵便道に出て、遡行終了。

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下山では新しいトレランシューズを試す。イノヴェイトのX-TALON ULTRA 260。足首サポーターを装着して履くので、幅広タイプのこのシューズにした。ちょっと横方向が緩めだったが、下山には問題なかった。

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アキレス腱痛の対策に購入した足首サポーターのphiten(ファイテン) サポーター メタックス 足首用も試す。何もしないよりかは、多少のホールド感があり安心できる。サイズはLにしたが、もう少しきつめでもよさそうなので、Mでもよかったかもしれない。

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郵便道を下山する。途中で見えた奈良盆地。

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登山道上に崩れたところがあったためか、所々が新しく整備されていた。

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ケシロヨメナらしいが、イナカギクの可能性もある。

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高天滝下に戻ってきた。

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駐車場前の休耕田?にはコスモスが一面に咲いていた。

今シーズンはコロナ禍もあり、泊まりの沢登りはできなかったが、近場と奥美濃にあるワンゲル部山小屋の周辺でそこそこ楽しむことができた。これからはスキーシーズンに向けて体力を上げていかなければならないが、その前にアキレス腱痛をなんとかしたいところだ。

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October 11, 2021

iPhone 13 Proの購入とデータ移行、そして落下防止対策など

アップルストアで購入したiPhone 13 Proが自宅に届いた。

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歴代のiPhoneはキャリアであるNTTドコモで購入していたが、256GBモデルの価格を比較すると、アップルストアの方がドコモより3万円近く安い(参照ページ)。一方で、ドコモには、たまったdポイントをスマホの購入に使える、あるいは、36回の分割払いで購入した対象機種をドコモに返却した場合、その翌々月請求分以降の分割支払金(最大12回分)の支払いが不要になるという「スマホおかえしプログラム」を利用できるというメリットはある。しかしよく考えると、「スマホお返しプログラム」というのは、結局はキャリアに縛られるプログラムで、それまでの2年縛りとそんなに大差はないように思われる。iPhoneはメリカリやヤフオクで売れば、そこそこ高値で売れるので、分割払いの残額免除よりも得である。dポイントは普段のショッピングにも利用できるので、スマホの購入に限定することもない。そんな理由で、今回はアップルストアで一括払いにて、SIMフリー版のiPhone 13 Proを購入した。なお、現在ではどのキャリアもSIMロックが設定されていないスマホを売っている。

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左は今回アップルストアで購入したiPhone 13 Proで、右は2年前にドコモオンラインショップで購入したiPhone 11 Proである。iPhone 13 Proは、11 Proよりもカメラのレンズが大きくなっていることからも、それだけカメラの性能が上がっていることが想像できる。

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まずは旧機種からのデータ移行を行う。これまで、iPhoneの移行作業では、いったんパソコンやiCloudにバックアップを行い、それを新しいiPhoneで復元する方法が一般的だったが、iOS 11からは旧機種の設定を利用して新iPhoneを設定する「クイックスタート」が登場した。さらに、iOS 12.4以降であれば、いちいちバックアップをせずとも、iPhone間で直接写真やアプリといったデータの移行が可能になっている。早速、その「クイックスタート」にてデータ移行を行った。移行手順自体はとても簡単であり、1時間もかからなかったが、データ移行の詳細については、参照ページを紹介するに留めておく。

データ移行が済んだ後は、SIMカードを旧機種から新機種に入れ替える。これで通話とデータ通信は一応可能となるが、このままでは最新の5G通信はできない。iPhone 13 Proは5G端末ではあるが、SIMカードは4G契約のままであるからだ。ドコモでは、5G端末と4G契約SIMの組み合わせは動作保証対象外としている。そのため5Gサービス契約への変更手続きが必要となる。この手続きはドコモショップに行かなくても、ドコモインフォメーションセンターに電話することで手続きできる。その際に事務手数料3,000円がかかる。なお、ドコモオンラインショップで端末購入と同時に手続きする場合は、この手数料が無料となる。iPhone 11 Proで使っていたSIMカードは、そのままiPhone 13 Proで利用できる。

旧機種のiPhone 11 Proは、「スマホおかえしプログラム」にてドコモに返却する。iPhone 13 Proが届くタイミングがちょっとズレて、36回分割払いの最大12回分の免除とはならなかったが、11回分は免除となりそうだ。ただし画面割れがあるので、その分の査定は低くなるかもしれないが、ケータイ補償サービスに加入していたので、2,000円の自己負担だけで済むと思われる。これで、端末については、ドコモの縛りから解放されることになる。

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私は、日常生活だけなく、登山においても常にiPhoneを持ち歩くが、これまで、雪山で紛失したり、沢登り中にボチャンと釜に落としたり、岩の上に落として画面割れなど、何度かトラブルに見舞われた。いずれも落下防止対策をしていたならば避けることができたことである。まずは本体と画面の保護のために、ケースとガラスフィルムを、iPhone 13 Proに取り付けた。

選んだケースは、ROOT CO.製のGRAVITY Shock Resist Case +Hold. for iPhone13Proである。このケースは、米国環境耐性試験「MIL-STD-810G 516.6Procedure Ⅳ」の耐衝撃試験に準拠しており、落下衝撃に強いだけでなく、持ちやすくスリムな形状の軽量構造である。カラビナループ搭載で、ザックなどへの装着も容易。一応、MagSafeにも対応となっている。アップルマークが見えるクリアな背面パネルにて、iPhoneのデザインが活かされている。アウトドアライクではあるが、カジュアルにも使えるタフケースである。

ガラスフィルムも、ケースとの互換性を考えて、ROOT CO.製のGRAVITY Tempered Glass Film (クリア)を貼った。

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落下防止の要であるカラビナとして、ROOT CO製のマグネット内蔵カラビナリール GRAVITY MAG REEL 360 (ブルー/グロス)も購入した。少々高価だが、伸縮自在なリールは登山や渓流釣りには使い勝手がよい。

盗難・紛失に備えて、AppleCare+盗難・紛失プランにも加入しておいた。2年間で26,800円で、月1,120円ほどと少々高いが、万が一の時の保険である。以前はAppleCareに盗難・紛失プランがなかったので、ドコモのケータイ補償サービスに入っていたが、雪山でiPhoneを紛失した際にはたいへん助かった。同様な保険制度がアップルにもできたので、迷わずに2年は入っておくことにした。

iPhone 13 Proとともに、日常生活、そして山にスキーを楽しみたい。

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October 10, 2021

岩湧山でリハビリハイク

久しぶりに岩湧山へハイクに行ってきた。山頂部はススキが見頃で、平地ではすっかり鳴き声を聞かなくなったキリギリスが至る所で鳴いていた。

【日程】2021年10月9日(土)
【山域】生駒・金剛・和泉
【山名】岩湧山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】滝畑ダムバス停11:48〜滝畑登山口11:57〜カキザコ12:19〜扇山・夕月橋分岐12:55〜岩湧山13:30〜岩湧山東峰13:39〜五ツ辻13:57〜根古峰14:22〜岩湧山三合目14:30〜紀見峠駅15:13

アキレス腱痛でしばらく山歩きは控えていたが、雪山に向けて体力作りもしないといけない。再発しない程度にソフトに、自然観察中心のハイクで、岩湧山に行くことにした。

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遅めの出発にて、河内長野駅11:02発のバスに乗り、滝畑ダムバス停に11:48に到着する。正午からの歩き出しとなった。緊急事態宣言中はクローズしていた滝畑の観光施設では、デイキャンプを楽しむ人たちで多少は賑やかさが戻っていた。

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登山道に入る。10月に入っても気温が高く、汗が噴き出す。

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コウヤボウキで吸蜜するアサギマダラ。アサギマダラは南に移動する最中。今回の山行中に5頭以上のアサギマダラを目撃した。

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山頂部はススキが見頃だった。

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ハバヤマボクチ

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ススキのトンネルを通って山頂へ。

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ハイカーで賑わう山頂部。

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平地ではすっかり鳴き声を聞かなくなったキリギリスだが、山頂部では至る所で鳴いていた。上の写真は、オスの鳴き声に誘引されたと思われるキリギリスのメス。

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岩湧山の山頂。

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シラヤマギク

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アキノキリンソウ

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ヨシノアザミ

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下山は岩湧山三合目を経由して、紀見峠駅へ。

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根古川は渇水気味だった。

紀見峠駅に到着すると、すぐに電車が来たので飛び乗った。久しぶりの山歩きの割には調子はよかった。アキレス腱の痛みは出たが、どうやら再発とはならなそうで一安心。来月には立山初滑りが待っている。それまでに体力を上げていかなければ。

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October 08, 2021

LAKE BIWA 100:6年ぶりのトレラン大会はボランティアスタッフにて!

アキレス腱痛にて走ることを控えている昨今だが、かってはトレラン大会にもよく出場したことは、だいぶ昔のことのように感じてしまう。調べてみると、最後に参加したトレラン大会は、2015年7月のThe 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉の駅伝であった。それ以来、トレラン大会には関わっていなかったわけだが、ひょんなことから、急遽、トレラン大会のボランティアスタッフをすることになった。今回は選手ではないが、私にとっては実に7年ぶりのトレラン大会であった。

もともと山屋である私がトレランを始めたきっかけは、四十肩になってしまい、沢登りやクライミングができなくなったからである。四十肩が治ってからも、沢登りやバックカントリースキーなどバリエーション登山の持久力とスピードの向上のためにトレランは続けた。元々、一度始めたらとことん突き詰めていく性格なので、レースにも参加するようになった。次第に参加するレースの距離も伸ばしていき、最終的には海外の100マイルレースであるUTMBも完走した。その後もレースに参加することはあったが、自分は山屋であり、競技よりも山をオールラウンドに楽しむことが好きであることを思い出し、次第にレースからは遠ざかっていった。一方で、アキレス腱痛が発症するまでは、登山のためのトレーニングとしてのトレランは続けていた。

トレラン大会に参加しなくなっても、トレイルランナーであるKaoriさんとの、テレマークスキーを中心とした交遊は続いていた。今回は予定していた山行計画が同行予定者と日程が合わず、その日程が空いてしまった時に、たまたま他の要件でKaoriさんから連絡があったことが、ボランティアスタッフとして7年ぶりにトレラン大会に関わるきっかけとなった。ちなみに予定していた山行は、湯俣川の遡行と伊藤新道の下降か、剱岳の北方稜線だったが、次年度に持ち越しとなった。

前置きが長くなったが、LAKE BIWA 100という大会は、そのKaoriさんがプロデュースする100マイルレースである。関西屈指の山岳エリアである鈴鹿山脈・比良山地等の1,200m級のテクニカルな稜線を縦走するため、海外の本格的な山岳100マイルレースと肩を並べる過酷なレベルのレースと言える。今回はコロナ禍ということもあり、参加者は100人に限定した。それに対してスタッフの人数は総勢およそ80名もいたが、3日間にわたる大会、そしてコロナ禍での大会のサポートという点を考えると、決してスタッフが多すぎるわけではなく、むしろ少ないぐらいとも思った。このブログでは、1スタッフの目線で、大会の主に裏側を振り返ってみたい。

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大会のスタート地点は、三重県の朝明渓谷有料駐車場で、スタートは平日である10月1日(金)の9時に切られる。100マイルレースはおよそ160kmになるので、制限時間も52時間と長く、最終ランナーのゴールまで3日間を要することになる。この初日が平日であるため、1日目のエイドスタッフが人数的に足りていなかったことが、直前に急遽私がスタッフを引き受けることになった理由である。スタッフは6時半に集合し、まずはスタート地点の設営作業を行った。

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スタートとなるゲート門を膨らます。台風の影響もあり、この日は朝から風が強かった。

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受付作業が始まる。一応、選手の受付案内役という役割だったが、選手の方もわかっているらしく、特にこれはという仕事はなかった。

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ゲートも無事に立って、スタートを待つばかり。

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スタートは5分ごと20人ずつのウェーブスタート。9時にトップランナー中心の最初のウェーブがスタートした。計5組100人のスタートを見送った後は、スタート地点の撤収作業を行った。

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手の空いているメンバーは、エイドで出すおにぎり作りも行った。人海戦術にて、大量のおにぎりが作られた。その後は各エイドなど、それぞれの役割分担に分かれて移動となった。

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私はスタートから45km地点に位置する第3エイドである余野公園へ移動した。第3エイドは、選手にとっては難所である鈴鹿山脈を終えた後の最初のエイドであり、最初の関門でもあるので、休憩箇所としては重要な位置づけとなる。すでに選手のデポバッグが届けられていた。デポバッグとは選手の着替えや行動食などの荷物が入ったバッグで、エイド間を選手とともに移動していく。

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公園の休憩舎をエイドとして利用する。最初のスタッフ3名にて、テーブルを配置して設営作業を行った。

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設営完了。この後、車にて少しばかり仮眠する。

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気がついたら、トップの選手がエイドに迫っているとのこと。予定より2時間も早い。17時にはトップ選手が到着し、長居することもなく、次のエイドへスタートしていった。

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スキー仲間であるTさんは3位で到着した。

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18時過ぎには後続のスタッフ5人が合流して、ようやくエイドスタッフ全員が揃う。暗くなると、続々と選手が到着してきたが、100人程度の参加者ということもあり、適度に間引かれていて、密になることはなかった。このエイドはスタッフが事前に作った特製カレーが目玉であり、次々とカレーが出ていった。スタッフも夕ご飯としてカレーをいただいたが、とても美味しかった。選手にはカレーはかなりの糧になったに違いない。他のエイドでも同様に特製メニューがあり、選手にとっては次のエイドに向かう励みになったにちがいない。

関門時刻はスタートから20時間後である5時20分。結果として、このエイドでのリタイヤは2名、関門アウトは1名だけというのは、なかなか選手のレベルが高い。選手から聞いた話では、想定していた時間よりも早く第3エイドに到着できた人が多かったようだ。台風による影響で風が強かったが、むしろ追い風で涼しかったことが、タイムの短縮に貢献したのかもしれない。ただし、稜線上では部分的には爆風が吹いていて、危険な箇所はあったようだ。暗くなってから危険箇所を通過した選手もいたと思うが、事故がなくて何よりであった。

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エイドの撤収を終えて記念撮影。お疲れ様でした。深夜に3時間ほど仮眠はできた。私ともう1人は、次のゴール地点へ向かう。他のメンバーは、別のエイドで再びエイド業務とのこと。100マイルレースは、選手だけでなく、スタッフも耐久力が必要だ。

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80kmほどを移動して、ゴール地点である琵琶湖畔の比良レークハウスに到着した。まだ午前中ではあるが、これから明日の昼までゴールで作業を行う。私の主な役割はゴールテープ係であった。

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そんなにのんびりしている暇もなく、トップの土井選手が12時半前にはゴールした。記録は27時間28分と、実に驚異的な速さだった。

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主催であり選手でもあるKaoriさんは、女子3位でゴール。直前までスタッフ作業で多忙だったこともあり、優勝できなかったのは致し方ないことだろう。それでも3位は凄い。日中は、前日とは打って変わり、とても暑くなり、まだ走っている選手は暑さで苦しんでいることが想像できる。

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一般的な選手は、暗くなってから翌日の昼までにゴールしてくる。100マイルレースに参加したことがないとわからないと思うが、2晩目は幻覚を見たりして過酷な状況となることが想像される。

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日の出を迎える。深夜に3時間ほどの仮眠は取れた。まだまだ選手のゴールは続く。ゴールする選手は疲れてはいるが、100マイルを走りきったという充実した顔であり、実に感動的である。3日目も前日と同様に日中はどんどん暑くなっていった。選手が熱中症にならないか危惧するところであるが、医療スタッフが各エイドに配置されていて、万が一の時の体制は整っているのが安心だ。

正午近くにはだんだんとスタッフも増えていき、ゴールテープ係からバーベキューの準備へ移動した。バーベキュー用の野菜を切るなど裏方仕事である。

関門時刻の13時20分の前に最後の選手がゴールした。最終的に完走者は77人で、100マイルレースとして完走率が70%以上というのは、参加した選手のレベルがかなり高かったと思われる。

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バーベキューも終わり、一段落したところでお先に失礼した。

今回、第1回の大会となったBIWA LAKE 100だが、コロナ禍において実施できたことはひじょうに意義が大きい。それは徹底した感染対策がなされていたことによるだろう。参加者やスタッフには、ワクチンの接種証明かコロナウイルスの陰性証明が課されていた。また参加人数を制限し、密にならないようにウェーブスタートとしたり、エイドでサポートの仕方など、感染対策がしっかり考えられていた。そのような制約があったとしても、選手にとっては至れり尽くせりの温かみのある大会ではなかっただろうか。エイドのメニュー内容も充実していたし、各エイドでのデポバックの受け取りや医療体制など選手のサポート体制もしっかりしていた。スタッフの中にはほとんど寝ずにサポートした者もいた。それは完走率の高さにも多少は貢献しているかもしれない。参加した選手たちはきっと満足してくれたに違いない。私も足の調子が万全であるならば、出てみたいとも思ったが、それには他の大会に出てポイントの獲得も必要であるので十分な準備が要求される。私もテレマークスキーのイベントに関わっている立場からして、この大会の実施方法をぜひ参考にしたいと思う。コロナ禍はまだ続きそうだが、この冬は関西にてテレマークスキーのイベントをぜひ実施したい。

実に6年ぶりにトレラン大会に関わったが、やはり選手は山屋さんよりは、雰囲気的にランナー畑の人が多く、文化の違いを感じた。トレランを経験したことのある山屋としては、トレランをきっかけにトレイルランナーたちが登山の世界に入ってくるのは歓迎したい。そのためには、山のマナーを守り、地図読みやリスク管理ができるなど自立した登山者になってもらわねばならないが、すでに100マイルを走った彼らにはそんなに敷居は高くないことだろう。

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